JP3060025B2 - 封筒自動封緘装置 - Google Patents

封筒自動封緘装置

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JP3060025B2
JP3060025B2 JP7343634A JP34363495A JP3060025B2 JP 3060025 B2 JP3060025 B2 JP 3060025B2 JP 7343634 A JP7343634 A JP 7343634A JP 34363495 A JP34363495 A JP 34363495A JP 3060025 B2 JP3060025 B2 JP 3060025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、封筒の封緘をロール粘着
テープを用いて行う封筒自動封緘装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール粘着テープを用いた封筒の
封緘を手作業で行うと、作業が煩わしいばかりでなく発
送に時間がかかるために、自動的に貼着する機器が提案
されている。例えば、特開平7−025197号公報に
は、鋭角に折り曲げたフラップ先端に粘着テープを横半
分を残して貼着し、その折り目を先頭に圧ローラ間に挿
入圧着し、残る半分のテープで重ね部に接着する構成の
ものが示されている。この構成では、フラップを折り曲
げてテープを貼着する際に、台盤を受側に配置し、弾性
材を付けた圧板を押圧側に配置し、台盤の上辺とフラッ
プの上辺とを一致させ、空中に引出し張設したテープの
上部の横半分が台盤に接しない状態に保って、テープの
下部の横半分をフラップに貼着するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の装置にあ
っては、フラップの折り曲げの際に台盤の上辺とフラッ
プの上辺とが正確に一致しない状態になると、例えば、
フラップの上辺が台盤の上辺よりも下方にある状態で
は、テープがフラップのみでなく台盤にも接着してしま
うことになるので、台盤から剥がすのが円滑になされ
ず、スムーズな折り曲げ及び貼着に支障を来す危険があ
る等の問題点があった。テープを台盤から剥し易くする
ために、台盤に離型表面処理を施したり、特殊材料を用
いて台盤を製造したり、シール等を貼るなどの試みがあ
るが、いずれもコストの上昇を招くという問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、テープが押し付けられる側の受台の
受面に、テープの接触面積を減少する手段を設けること
とし、コストの上昇を招くことなく受面に接着したテー
プの剥離を容易かつ円滑に為し得るようにし、これによ
りスムーズなフラップの折り曲げ及び貼着ができるよう
にする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、封筒をそのフラップを
先頭として装置内へ送り込みかつ排出する挿入排出手段
と、封筒のフラップを折り曲げる折り曲げ手段と、折り
曲げられたフラップに粘着テープを貼着する貼着手段
と、粘着テープが貼着されたフラップをさらに折り曲げ
て粘着テープを封筒の本体に接着する封緘手段とを具備
する封筒自動封緘装置であって、上記の貼着手段には、
粘着テープをフラップに押圧して接着する際にフラップ
を受ける受台が備わっており、この受台には、その受面
に粘着テープの接触面積減少手段が設けてある。
【0006】上記の接触面積減少手段としては、多数の
小突起で構成してもよく、多数の小孔で構成してもよ
く、また、溝で構成してもよい。上記のように構成され
た自動封緘装置では、受面と粘着テープとの接触面積が
少ないので、それだけ粘着テープが受面に接着する接着
力が小さくなり、受面に接着したテープを受面から容易
に剥離ができる。
【0007】
【実施例】本発明の封筒自動封緘装置の一実施例を図面
を参照して説明する。この封筒自動封緘装置は、粘着テ
ープを用いて封筒の封緘を自動的に行う装置である。ま
ず、図1〜図3を参照して、本発明の封筒自動封緘装置
の全体構成を説明する。
【0008】図1,3において、封筒自動封緘装置には
種々の大きさの封筒を挿入可能な間隔をおいて側板1と
側板2が互いに平行に設けてある。側板1と側板2は対
向方向に突出するボス1a,2aにより接続固定されて
いる。側板1と側板2の前端部にはガイド板3が図示さ
れない外枠に着脱可能に取り付けられている。ガイド板
3は、封筒4がこの封筒自動封緘装置に挿入または排出
される際のガイドの役目を果たすものである。封筒4は
ガイド板3から挿入されるときには、その先端部のフラ
ップ4aを開いた状態にしてフラップ4aを先頭にして
挿入されるものである。
【0009】側板1と側板2の間には、側板1と側板2
のそれぞれの内側に突出する支持部2b上(図2参
照。)にガイド5が設けてある。ガイド5には封筒4が
挿入されたことを検出する検出レバー5aが上下に揺動
可能に設けてある。ガイド5の先には封筒の挿入・排出
を行う送りローラ6とこれに圧接された従動ローラ7と
が上下に対向して設けてある。送りローラ6と従動ロー
ラ7の下流側には、封筒4のフラップ4aを折り曲げる
折り曲げ手段の一部を構成するベンダーレバー8が揺動
可能に設けてある。ベンダーレバー8は図示しない輪列
を介してフラップ曲げモータ9により駆動される。ベン
ダーレバー8の更に下流側には、ガイド10が設けてあ
り、その下流側に封緘手段である駆動ローラ11と駆動
ローラ12が上下に対向して設けてある。駆動ローラ1
1と駆動ローラ12の下流側にガイド13が設けてあ
る。ガイド13には、ガイド5の検出レバー5aと同様
の検出レバー13aが設けてある。上流側の送りローラ
6、下流側の駆動ローラ11及び駆動ローラ12は図示
しない輪列を介して封筒送りモータ14によって駆動さ
れ、等速で回転するようになっている。
【0010】ベンダーレバー8の上方には受台15が設
けてある。図1に示すように受台15は、側板1と側板
2の間に配置されている。受台15には受面15aが形
成されている(図2参照)。また、受台15の下端部に
はベンダーレバー8の溝部8aとの間に封筒4を挟持す
るエッジ部15bが形成されている。
【0011】ここで、受台15の構成について図4,5
を参照してさらに詳細に説明する。受台15は固定受台
15Aと補助受台15Bとからなっている。固定受台1
5Aには小幅の封筒に対応する幅の第1受面15a1 を
設け、補助受台15Bには第1受面15a1 と同一平面
で隣接する第2受面15a2 を設けている。補助受台1
5Bは固定受台15Aに着脱自在であり、封筒の幅に応
じて適宜装着しまたは離脱させる。第1受面15a1 の
幅は上に述べたように小幅の封筒の幅に対応するもので
あるが、フラップ4aに粘着テープを貼着する際には、
後述するテープを引き出すためのクランプ手段や、テー
プをカットするカッタのための必要な空間を第1受面1
5a1 の両側に設けておく必要がある。従って第1受面
15a1の幅は、小幅の封筒の幅よりも更に狭く設定し
てある。固定受台15Aに補助受台15Bを装着するこ
とにより第1受面15a1 と第2受面15a2 とによる
幅も、上記の理由により大きい幅の封筒の幅より狭く設
定されるものである。
【0012】固定受台15Aには、第1受面15a1 に
隣接して補助受台15Bを取付け可能な取付け凹部15
cが設けてある。補助受台をこの取付け凹部内に取り付
ける手段として、補助受台15Bには、先端に係止爪1
5dを有する弾性脚15eが少なくとも2本後方へ突出
させてあり、取付け凹部15cには、この係止爪と係合
する係止孔15fが設けてある。さらに補助受台15B
の取付け位置を正確に保つために、補助受台15Bから
位置決めピン15gが後方へ突出させてあり、取付け凹
部15cには、この位置決めピンが嵌合する位置決め孔
15hが設けてある。位置決め孔15hと一方の係止孔
15fとの間には、後述する更に幅の狭い補助受台15
Cのための係止孔15iが設けてある。
【0013】固定受台15Aの右端部(後述のテープを
カットする側)の上辺から、第1受面15a1 と同一平
面で上方へ延伸する突出部15jが形成してあり、この
突出部の背面には補強リブ15kが形成してある。図6
には補助受台15Bよりも幅を狭く形成した補助受台1
5Cが示されている。これは封筒の幅に対応するように
適宜選択して使用されるもので、同様な第2受面15a
3 と、係止爪15mを有する弾性脚15nと、位置決め
ピン15pとが突出形成してあり、先の場合と同様に、
係止孔15f,15iに係合すると共に、位置決め孔1
5hに嵌合して取り付けられる。なお図示しないが、幅
を異にする複数の補助受台を更に用意しておいてもよ
い。
【0014】受面15aである第1受面15a1 、第2
受面15a2 、第3受面15a3 には、いずれも粘着テ
ープの接触面積減少手段として多数の小突起a…が形成
されている。この小突起a…があることによって、粘着
テープの粘着面は各小突起の先端の極狭い面積のみに接
触することになるので、接着力は小さなものとなり、容
易に剥がすことができる。なお、粘着テープの接触面積
減少手段としては、図示しないが上記の小突起に限られ
ず、多数の小孔を明けたり、多数の溝部を形成すること
によっても、同一の作用効果を発揮するものを構成でき
る。このように受台15は、その受面15aによって粘
着テープを貼着する貼着手段の一部を構成していると共
に、そのエッジ部15bによって封筒のフラップを折り
曲げる折り曲げ手段の一部を構成している。
【0015】また、図2に示すように、受台15の背面
側には、可動ガイド16がその一端部16aを支点とし
て揺動自在に支持されている。可動ガイド16はバネ1
7によりその先端部が下方向に付勢されている。可動ガ
イド16は挿入された封筒4の先端部がエッジ部15b
に当たらないようにガイドするためものである。
【0016】ガイド10には、センサ18が設けてあ
る。すなわち、ガイド10は側板2に一体に形成された
受部2cに取り付けてあり、センサ18は回路基板19
を介してガイド10に形成された凹部内に配置されてい
る。センサ18は図示しない制御回路に接続され、挿入
された封筒4の先端が到達したことを検出する。そし
て、封筒4の先端がセンサ18の位置に到達したとき
に、封筒4のフラップ4aの折り曲げ部がベンダーレバ
ー8と対向するエッジ部15bの真下に来るように、セ
ンサ18の位置を設定してある。
【0017】次に、粘着テープを保持し、張設し、貼着
する手段について次に説明する。図1において、側板1
にはボス20とボス21が形成してあり、側板2にも同
様のボスが形成してある。側板1のボス20,21には
ガイド軸22が固定され、側板2のボスにも同様のガイ
ド軸23が固定されている。この2つのガイド軸22,
23にスライド板24が摺動自在に支持されている。図
2に示すように側板2の内側にはスライド板送りモータ
25が設けてあり、スライド板送りモータ25の回転軸
は図示しない輪列及びクランク機構を介してスライド板
24に連結されている。したがって、スライド板送りモ
ータ25を駆動させることにより、スライド板24は封
筒4の送り方向(図1上下方向、図2左右方向)に往復
動するようになっている。
【0018】図1に示すように、スライド板24には、
このスライド板24上を封筒4の送り方向と直交する方
向(図1左右方向)に往復動自在なキャリア26が設け
てある。キャリア26はテープを引き出して張設する手
段を構成するものである。キャリア26の駆動機構を説
明すると、スライド板24の裏側には図示しないキャリ
ア送りモータが設けてあり、キャリア送りモータの軸2
7はスライド板24を貫通して表側に突出している。こ
の軸27にはピニオン28が形成され、歯車29を介し
て歯車30が回転するようになっている。歯車30には
歯車31が一体に形成してある。スライド板24の中央
部には歯車31と連動する歯車32が設けてあり、歯車
31と歯車32には歯形を形成したタイミングベルト3
3が掛け回されている。更に、タイミングベルト33に
近接してこれに張力を付与するテンションレバー34が
設けてある。テンションレバー34は軸35を支点とし
て揺動可能であり、その先端部にはテンションローラ3
6が回転自在に軸支されている。テンションレバー34
はバネ37により図1の上方に付勢されている。
【0019】一方、スライド板24にはガイド軸38が
設けてあり、その両端はスライド板24の支持部24
a,24bにより支持されている。キャリア26はガイ
ド軸38に摺動自在に支持されている。図2において、
キャリア26にはタイミングベルト33の歯形に係合す
る係合部26aが形成してあり、このためキャリア26
はタイミングベルト33の移動に連動するようになって
いる。また、キャリア26にはスライド板24の一部と
係合する係合部26bが形成してあり、この係合部26
bとガイド軸38によって平行に移動するようになって
いる。
【0020】キャリア26上にはソレノイド39が設け
てある。ソレノイド軸40には連結部41が軸42を介
して揺動自在に連結してある。連結部41にはクランパ
43が連結されており、軸44により揺動自在に支持さ
れている。また、クランパ43はバネ45により開く方
向に付勢されている。クランパ43にはクランプ用の爪
46が形成してある。そして、キャリア26には爪46
に対向してクランプ爪受26cが設けてある。
【0021】次に、テープを保持する手段を説明する
と、スライド板24にはテープカセット47が係止爪4
7aにより着脱自在に設けてある。テープカセット47
には中心軸47bが一体に設けてあり、テープホルダ4
8が回転自在に設けてある。テープホルダ48は中心軸
47bに対して着脱自在である。テープホルダ48には
市販のテープロール49が装着してあり、装着に際して
はロール芯50にテープホルダ48のリブ48aが圧入
されるようになっている。そして、テープTの引出し端
部はガイドピン51を介して一対のガイド板52,53
によって挟持されている。ガイド板52は図示しないバ
ネにより反時計方向に付勢され、ガイド板53は図示し
ないバネにより時計方向に付勢されている。そして、テ
ープTの先端がガイド板52,53のクランパ43側に
所定長さだけ突出している。
【0022】次に、テープを切断する手段を説明する
と、スライド板24にはカッタモータ54が設けてあ
り、そのモータ軸にはウォーム55が固着してある。ウ
ォーム55の回転は歯車56、歯車57に伝達される。
歯車57には偏心ピン57aが形成してあり、カッタホ
ルダ58のU字状アーム58aに嵌合している。そし
て、偏心ピン57aが回動するとそれに伴ってカッタホ
ルダ58がテープTの突出端と直交する方向に前進後退
するようになっている。カッタホルダ58には、カッタ
59が取り付けてある。
【0023】更に、図2に示すように、スライド板24
には、封筒4のフラップ4aにテープTを押しつけて貼
着するための押え板60が受台15に対向する位置に設
けてある。押え板60はゴム製であり、スライド板24
の裏面側に固定された押え板ホルダ61に取り付けられ
ている。
【0024】次に、上記構成の封筒自動封緘装置の動作
について説明する。まず、封筒4の幅に対応するように
受面15aの幅を設定する。即ち、封緘すべき封筒4の
幅が小さいときには、図7に示すように補助受台15B
を取り付けないで、固定受台15Aの第1受面15a1
のみを用いてテープの貼着封緘作業が為される。また、
封緘すべき封筒4の幅が大きいときには、図8に示すよ
うに補助受台15Bを取り付けて、受面としては第1受
面15a1 と第2受面15a2 とを用いてテープの貼着
作業が為される。
【0025】そこで封筒4がガイド板3から挿入され、
封筒4のフラップ4aの先端がガイド5の検出レバー5
aに達したことが検出されると、封筒送りモータ14が
駆動し、これにより送りローラ6が時計方向に回転し、
これに連動して従動ローラ7が反時計方向に回転するこ
とによって封筒4は下流側に送られる。封筒4の先端が
ガイド10のセンサ18の位置に達した時、センサ18
からの信号によって封筒送りモータ14が停止し、それ
により封筒4も移動を停止する。その停止位置は、上記
のように封筒4の折り目に当たる部位が受台15のエッ
ジ部15bの真下に来た位置に当たる。
【0026】次に、フラップ曲げモータ9が駆動するこ
とによりベンダーレバー8の先端部が上方に揺動し、ベ
ンダーレバー8の溝部8aとエッジ部15bの間に封筒
4の折り目が挟まれた状態で、フラップ4aが受台15
の受面15aに対接する位置まで約90度折り曲げられ
る。この状態は幅が小さい封筒の場合を図7,9に、ま
た幅の大きい封筒の場合を図8,10に示されており、
この状態で封筒4は保持される。
【0027】次いで、テープの張設手段ではソレノイド
39が駆動し、これによりクランパ43が揺動してガイ
ド板52,53から突出しているテープTの突出端を爪
46とクランプ爪受26cとの間でクランプする。続い
てキャリア送りモータが作動し、キャリア26を図3に
示すように右側に移動させる。これによりテープTが受
台15と押え板60間の空中に引き出される。その位置
は引き出されたテープTの下半部がベンダーレバー8で
折り曲げられた封筒4のフラップ4aの上端部に対向す
る位置である。一定長さまでテープTが引き出されると
キャリア送りモータが停止してテープが張設された状態
となる。このときのテープTはその上半部が封筒4のフ
ラップ4aの上端部から更に上方へ突出した位置であ
る。
【0028】次いで、スライド板送りモータ25が駆動
し、図3に示すようにスライド板24が封筒挿入方向の
上流側に前進させられる。そのためテープTの上端部は
押え板60により受台15の受面15aに押しつけら
れ、同時にその下半部が折り曲げられたフラップ4aの
上端部に貼着される。ここでカッタモータ54が作動
し、カッタ59を前進させてテープを切断する。このと
きテープにはカッタ59の押圧力によりテープが後方へ
逃げようとするが、図10に示しているように突出部1
5jが設けてあるために逃げることができず、テープT
はカッタ59によりきれいに切断される。これと同時
に、ソレノイド39によるテープTの先端部のクランプ
が解除される。
【0029】次に、スライド板送りモータ25が逆回転
駆動し、スライド板24が後退して押え板60がテープ
Tから離脱して図1へ戻ると同時に、フラップ曲げモー
タ9が逆回転し、ベンダーレバー8が下方へ揺動して封
筒4から離脱する。次に、キャリア送りモータを逆転し
てキャリア26を図1の元の位置に戻すと同時に、封筒
送りモータ14が再駆動し、送りローラ6及び従動ロー
ラ7が回転して、封筒4を更に上流側に移動させる。
【0030】この時フラップ4aに貼着された粘着テー
プTは、受面15aにも接着しているが、先に説明した
ように受面には接触面積減少手段である小突起a…が多
数形成してあるので、粘着テープは容易に受面から剥が
され、送りローラ6及び従動ローラ7により封筒4が上
流側に移動駆動されるときには、円滑に送られる。封筒
4の折り目が駆動ローラ11,12まで達し、駆動ロー
ラ11,12間を通過すると、封筒4のフラップ4aが
閉じて、テープTの上半部が封筒4に貼着封緘される。
そして封筒4の通過がガイド13の検出レバー13aに
検出されると、封筒送りモータ14は逆回転駆動され、
封筒4を逆送りする。これによりフラップ4aは再度駆
動ローラ11,12間を通過する。このため、テープT
の貼着が確実なものとなる。更に、封筒4は上流側に逆
送りされ、ガイド板3に排出されて装置が停止する。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。封筒の
フラップに粘着テープを貼着する貼着手段の一部を構成
する受台に、粘着テープの接触面積減少手段が設けてあ
る受面が形成されているので、受面に接着したテープの
剥離が容易かつ円滑にでき、これによりスムーズなフラ
ップの折り曲げ及び貼着ができる。この接触面積減少手
段は、多数の小突起や多数の小孔や溝などで形成できる
ので、何等コストの上昇を招くことなく設けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】封筒自動封緘装置の平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】粘着テープを張設した状態の図1の平面図であ
る。
【図4】(a)は図1の受台の拡大断面図で、(b)は
同上の正面図である。
【図5】(a)は図4の固定受台の断面図で、(b)は
同上の正面図である。
【図6】(a)は補助受台の他の例を示す断面図で、
(b)は同上の正面図である。
【図7】補助受台を装着しないで固定受台のみを用いて
封筒のフラップに粘着テープを貼着する状態の正面図で
ある。
【図8】補助受台を装着した受台を用いて封筒のフラッ
プに粘着テープを貼着する状態の正面図である。
【図9】図7の右側面図である。
【図10】図8の左側面図である。
【符号の説明】
T 粘着テープ a 接触面積減少手段(小突起) 4 封筒 4a 封筒のフラップ 15 受台 15a 受面 15a1 受面(第1受面) 15a2 受面(第2受面) 15a3 受面(第2受面)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒をそのフラップを先頭として装置内
    へ送り込みかつ排出する挿入排出手段と、 上記封筒のフラップを折り曲げる折り曲げ手段と、 上記折り曲げられたフラップに粘着テープを貼着する貼
    着手段と、 上記粘着テープが貼着されたフラップをさらに折り曲げ
    て上記粘着テープを上記封筒の本体に接着する封緘手段
    とを具備し、 上記貼着手段には、上記粘着テープを上記フラップに押
    圧して接着する際に上記フラップを受ける受台が備わっ
    ており、 上記受台には、その受面に上記粘着テープの接触面積減
    少手段が設けてあることを特徴とする封筒自動封緘装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記接触面積減少手
    段は、多数の小突起または多数の小孔または溝のいずれ
    かであることを特徴とする封筒自動封緘装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記受台の
    上辺の上記粘着テープをカットする側には、上記受面と
    同一平面上で上方へ延伸する突出部が設けてあり、上記
    突出部の背面には補強リブが形成してあることを特徴と
    する封筒自動封緘装置。
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JPH09175090A (ja) 1997-07-08

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