JPH1170789A - 封筒自動封緘装置 - Google Patents

封筒自動封緘装置

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JPH1170789A
JPH1170789A JP23474897A JP23474897A JPH1170789A JP H1170789 A JPH1170789 A JP H1170789A JP 23474897 A JP23474897 A JP 23474897A JP 23474897 A JP23474897 A JP 23474897A JP H1170789 A JPH1170789 A JP H1170789A
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JP
Japan
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flap
envelope
bender
tape
receiving
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JP23474897A
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English (en)
Inventor
Masahiko Yamada
正彦 山田
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Seiko Precision Inc
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Seiko Precision Inc
Nichiban Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封筒のフラップを折り曲げ粘着テープをフラ
ップに貼着した後で、フラップを受台から離反させてそ
の後の進行を円滑にする。 【解決手段】 折り曲げ手段は、封筒のフラップに粘着
テープを接着する際にフラップを受ける受台15と、フラ
ップを受台との共働により折り曲げる揺動式ベンダー8
と、ベンダーがフラップの折り曲げを終了して受台15か
ら離れるときにフラップの一部と係合してフラップを受
台から離反させるセパレータ80とで構成する。セパレー
タ80は、ベンダー8の揺動に連動可能であり、押出し片
80d を一体的に形成し、押出し片の先端でフラップの一
部と係合してこれを離反させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封筒の封緘をロー
ル粘着テープを用いて行う封筒自動封緘装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール粘着テープを用いた封筒の
封緘を手作業で行うと、作業が煩わしいばかりでなく発
送に時間がかかるために、自動的に貼着する機器が提案
されている。例えば、特開平7−025197号公報に
は、鋭角に折り曲げたフラップ先端に粘着テープを横半
分を残して貼着し、フラップの折り目を先頭に圧ローラ
間に挿入圧着し、残る半分のテープでフラップを封筒本
体に接着する構成のものが示されている。この構成で
は、フラップを折曲げるために、テープをフラップに接
着する際の受側に配置された台盤の下辺の角部に、L字
状のベンダーを押圧してくせつけするようにしてある。
【0003】この装置にあっては、台盤はその上辺から
下辺の角部まで封筒の面に対して垂直面となっているの
で、L字状のベンダーが角部に押圧してフラップを垂直
に折り曲げても、ベンダーが角部から離れると、紙の持
つ復元力でスプリングバックし、フラップの曲げ角度が
垂直状態よりも開いた状態になってしまい、テープの接
着が正しい位置に行われない危険を生じる等の問題点が
あった。
【0004】これを解決するために、本願出願人は、先
に特願平7−343635号を出願し、ベンダーが嵌合
してフラップを折り曲げるための曲げエッジを、封筒の
挿入方向へ所定の角度傾斜させる構成にすることとし
て、折り曲げ時に垂直よりも深い角度に折り曲げること
によって、紙の持つ復元力でスプリングバックしても少
なくとも垂直の曲げ角度が得られるようにし、これによ
りその後の粘着テープの接着などが正しい位置に円滑に
できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の本願出願人に係
るものでは、封筒のフラップを十分な曲げ角度に曲げた
後で、封緘用の粘着テープが正しい位置に接着されるの
で、ベンダーが離れても、フラップがスプリングバック
しないでフラップの受台の面に接した状態のままとなり
がちで、このために粘着テープもフラップの受台の面に
接着した状態となり、次に封緘のために封筒を移動させ
る際に支障を来すことがあるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明では折り曲げ手段を、フラップに粘着テ
ープを接着する際にフラップを受ける受台と、フラップ
を受台との共働により折り曲げる揺動式ベンダーと、ベ
ンダーがフラップの折り曲げを終了して受台から離れる
ときにフラップの一部と係合してフラップを受台から離
反させるセパレータとで構成することとしている。そし
て、フラップを折り曲げ、テープを貼着切断し、ベンダ
ーを下降させたときに、同時にセパレータでフラップを
受台から離反させてフリーにすることができ、このため
にその後のテープによる封緘などが正しい位置に円滑に
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、封筒をそのフラップを
先頭として装置内へ送り込みかつ排出する挿入排出手段
と、封筒のフラップを折り曲げる折り曲げ手段と、折り
曲げられたフラップに粘着テープを貼着する貼着手段
と、粘着テープが貼着されたフラップをさらに折り曲げ
て粘着テープを封筒の本体に接着する封緘手段とを具備
する封筒自動封緘装置であって、上記の折り曲げ手段
は、フラップに粘着テープを接着する際にフラップを受
ける受台と、フラップを受台との共働により折り曲げる
揺動式ベンダーと、ベンダーがフラップの折り曲げを終
了して受台から離れるときにフラップの一部と係合して
フラップを受台から離反させるセパレータとで構成して
ある。
【0008】そして、上記のセパレータは、その揺動中
心穴が上記ベンダーの揺動中心軸の端部に嵌合し押上げ
ばねによりばね力が付勢してあり、セパレータの一端部
には受台から突出可能に押出し片を延伸形成してあり、
ベンダーが受台から離れるときに押出し片の先端が受台
から突出してフラップを受台から離反させるように構成
するのが好ましい。
【0009】上記のように構成された自動封緘装置で
は、フラップを封筒の本体に対して受台と揺動式ベンダ
ーとの共働によって折り曲げ、フラップを受台で受けた
状態でフラップに粘着テープを接着し、ベンダーが受台
から離れるときにセパレータによりフラップを受台から
離反させるようにしているので、フラップの折り曲げ及
び粘着テープの接着が終わってベンダーが離れた後に、
フラップが受台に接着したままであるような状態を生じ
ることが避けられる。従ってその後にフラップを更に折
り曲げて封筒の本体に粘着テープを接着する作業が円滑
に進んで正しい封緘ができる。
【0010】
【実施例】本発明の封筒自動封緘装置の一実施例を図面
を参照して説明する。この封筒自動封緘装置は、粘着テ
ープを用いて封筒の封緘を自動的に行う装置である。ま
ず、図1〜図3を参照して、本発明の封筒自動封緘装置
の全体構成を説明する。
【0011】図1及び図3において、封筒自動封緘装置
には種々の大きさの封筒を挿入可能な間隔をおいて側板
1と側板2が互いに平行に設けてある。側板1と側板2
は対向方向に突出するボス1a,2aにより接続固定さ
れている。側板1と側板2の前端部にはガイド板3が着
脱可能に取り付けられている。ガイド板3は、封筒4が
この封筒自動封緘装置に挿入または排出される際のガイ
ドの役目を果たすものである。封筒4はガイド板3から
挿入されるときには、その先端部のフラップ4aを開い
た状態にしてフラップ4aを先頭にして挿入されるもの
である。側板1と側板2の間には、側板1と側板2のそ
れぞれの内側に突出する支持部2b上(図2参照。)に
ガイド5が設けてある。ガイド5には封筒4が挿入され
たことを検出する検出レバー5aが上下に揺動可能に設
けてある。ガイド5の先には封筒の挿入・排出を行う挿
入排出手段を構成する送りローラ6とこれに圧接された
従動ローラ7とが上下に対向して設けてある。
【0012】送りローラ6と従動ローラ7の下流側に
は、封筒4のフラップ4aを折り曲げる折り曲げ手段が
位置している。折り曲げ手段は、図4及び図5(a)
(b)に詳細に示しているように、後述する貼着手段中
に位置してフラップ4aに粘着テープTを接着する際に
フラップ4aを受ける受台15と、上記の挿入排出手段
に連続して配置してあり、受台15との共働によりフラ
ップ4aを折り曲げる揺動式のベンダー8と、このベン
ダーがフラップ4aの折り曲げを終了して受台15から
離れるときにフラップ4aの一部と係合してフラップ4
aを受台15から離反させるセパレータ80とで構成し
てある。
【0013】図4及び図5(a)に示すように、ベンダ
ー8はその揺動中心軸8c,8dにより揺動可能に側板
1,2に設けてあり、図示しない輪列を介してフラップ
曲げモータ9(図2図示)により駆動される。ベンダー
8の先端部には、フラップ4aを封筒の本体に対して少
なくとも垂直に折り曲げるための溝部8aが形成してあ
る。この溝部に隣接する稜線部分8bは曲面に形成して
あり、フラップの折り目以外の個所がシャープに折り曲
がらないように配慮している。
【0014】図1に示すように、ベンダー8の上方の受
台15は、側板1と側板2の間に配置され、受面15a
が形成されている(図2,図5(a)参照)。受面15
aの下端辺から下方にエッジ部15bが延伸形成してあ
る。このエッジ部15bは挿入された封筒4の面の垂直
方向に対して封筒の挿入方向へ所定の角度だけ傾斜して
形成してあり、エッジ部15bの下端辺には、フラップ
4aと封筒4の本体との間の折り目をシャープにするた
めの歯部15c(図4図示)が形成してある。
【0015】図5(a)に示すように、ベンダー8の揺
動により溝部8aとエッジ部15bが咬合し、フラップ
4aを封筒の本体に対して少なくとも垂直に折り曲げる
ことができる。この折り曲げによって、封筒4にはエッ
ジ部15bと溝部8aとの咬合により生じた折り目に加
えて、曲面からなる稜線部分8bによる上記の折り目と
は反対方向へ屈曲する屈曲部が生じる。
【0016】図4に示すように、受面15aの右側には
粘着テープTの接着力を小さくするために多数の小突起
a…が形成されている。この部分はカッタ59がテープ
Tを切断するためにテープを強く押しつけてしまう部分
となっているが、この小突起a…があることによって、
粘着テープTは各小突起aの先端の極く狭い面積のみに
接触することになるので、接着力は小さなものとなり、
容易に剥がすことができる受面15aとなる。
【0017】セパレータ80は、図4及び図5(a)に
示すように、ベンダー8の一方の揺動中心軸8dにセパ
レータ80の揺動中心穴80aを嵌合することにより連
結してある。図5(b)に示すように、揺動中心軸8d
は周面に対向的に切欠面が形成してある。また揺動中心
穴80aは、揺動中心軸8dが回動可能な円形の穴であ
って、その一部に軸の一方の切欠面に対向して内方へ突
出する広角のV字状の突起80bが形成してある。この
ために揺動中心軸8dは揺動中心穴80a内にあって、
一方の切欠面が突起80bの一方の傾斜面に接する位置
から他方の傾斜面に接する位置までの、僅かな角度範囲
(例えば8°程度)での回動が許容されている。図5
(a)に示すように、セパレータ80の揺動中心穴80
aの近傍にばね掛け80cが一体的に設けてあると共
に、セパレータ80の一端部には押出し片80dが受面
15aから突出可能な長さに延伸形成してある。
【0018】揺動中心軸8dには押上げばね81が嵌合
してあり、押上げばね81の一端部81aは図示しない
固定のばね掛けに掛け止めてあり、他端部81bはセパ
レータ80のばね掛け80cに掛け止めてある。これに
よってセパレータ80の押出し片80dの先端がベンダ
ー8の先端から離れる方向のばね力がセパレータ80に
付勢されている。
【0019】更に、図2に示すように、受台15の背面
側には、可動ガイド16がその一端部16aを支点とし
て揺動自在に支持されている。可動ガイド16はバネ1
7によりその先端部が下方向に付勢されている。可動ガ
イド16は挿入された封筒4の先端部がエッジ部15b
に当たらないようにガイドするためものである。ベンダ
ー8の更に下流側には、ガイド10が設けてあり、その
下流側に封緘手段である駆動ローラ11と駆動ローラ1
2が上下に対向して設けてある。駆動ローラ11と駆動
ローラ12の下流側にガイド13が設けてある。ガイド
13には、ガイド5の検出レバー5aと同様の検出レバ
ー13aが設けてある。上流側の送りローラ6、下流側
の駆動ローラ11及び駆動ローラ12は図示しない輪列
を介して封筒送りモータ14によって駆動され、等速で
回転するようになっている。
【0020】ガイド10には、センサ18が設けてあ
る。すなわち、ガイド10は側板2に一体に形成された
受部2cに取り付けてあり、センサ18は回路基板19
を介してガイド10に形成された凹部内に配置されてい
る。センサ18は図示しない制御回路に接続され、挿入
された封筒4の先端が到達したことを検出する。そして
封筒4の先端がセンサ18の位置に到達したときに、封
筒4のフラップ4aの折り曲げ部がベンダー8と対向す
るエッジ部15bの真下に来るように、センサ18の位
置を設定してある。
【0021】次に、粘着テープを保持し、張設し、貼着
する手段について説明する。図1及び図3において、側
板1にはボス20とボス21が形成してあり、側板2に
も同様のボスが形成してある。側板1のボス20,21
にはガイド軸22が固定され、側板2のボスにも同様の
ガイド軸23が固定されている。この2つのガイド軸2
2,23にスライド板24が摺動自在に支持されてい
る。図2に示すように側板2の内側にはスライド板送り
モータ25が設けてあり、スライド板送りモータ25の
回転軸は図示しない輪列及びクランク機構を介してスラ
イド板24に連結されている。したがって、スライド板
送りモータ25を駆動させることにより、スライド板2
4は封筒4の送り方向(図1上下方向、図2左右方向)
に往復動するようになっている。
【0022】図1に示すように、スライド板24には、
このスライド板24上を封筒4の送り方向と直交する方
向(図1左右方向)に往復動自在なキャリア26が設け
てある。キャリア26はテープを引き出して張設する手
段を構成するものである。キャリア26の駆動機構を説
明すると、スライド板24の裏側には図示しないキャリ
ア送りモータが設けてあり、キャリア送りモータの軸2
7はスライド板24を貫通して表側に突出している。こ
の軸27にはピニオン28が形成され、歯車29を介し
て歯車30が回転するようになっている。歯車30には
歯車31が一体に形成してある。スライド板24の中央
部には歯車31と連動する歯車32が設けてあり、歯車
31と歯車32には歯形を形成したタイミングベルト3
3が掛け回されている。更に、タイミングベルト33に
近接してこれに張力を付与するテンションレバー34が
設けてある。テンションレバー34は軸35を支点とし
て揺動可能であり、その先端部にはテンションローラ3
6が回転自在に軸支されている。テンションレバー34
はバネ37により図1の上方に付勢されている。
【0023】一方、スライド板24にはガイド軸38が
設けてあり、その両端はスライド板24の支持部24
a,24bにより支持されている。キャリア26はガイ
ド軸38に摺動自在に支持されている。図2において、
キャリア26にはタイミングベルト33の歯形に係合す
る係合部26aが形成してあり、このためキャリア26
はタイミングベルト33の移動に連動するようになって
いる。また、キャリア26にはスライド板24の一部と
係合する係合部26bが形成してあり、この係合部26
bとガイド軸38によって平行に移動するようになって
いる。
【0024】キャリア26上にはソレノイド39が設け
てある。ソレノイド軸40には連結部41が軸42を介
して揺動自在に連結してある。連結部41にはクランパ
43が連結されており、軸44により揺動自在に支持さ
れている。また、クランパ43はバネ45により開く方
向に付勢されている。クランパ43にはクランプ用の爪
46が形成してある。そして、キャリア26には爪46
に対向してクランプ爪受26cが設けてある。
【0025】次に、テープを保持する手段を説明する
と、スライド板24にはテープカセット47が着脱自在
に設けてある。テープカセット47には中心軸47bが
一体に設けてあり、テープホルダ48が回転自在に設け
てある。テープホルダ48は中心軸47bに対して着脱
自在である。テープホルダ48には市販のテープロール
49が装着してあり、装着に際してはロール芯50にテ
ープホルダ48のリブ48aが圧入されるようになって
いる。そして、テープTの引出し端部はガイドピン51
を介して一対のガイド板52,53によって挟持されて
いる。ガイド板52は図示しないバネにより反時計方向
に付勢され、ガイド板53は図示しないバネにより時計
方向に付勢されている。そして、テープTの先端がガイ
ド板52,53のクランパ43側に所定長さだけ突出し
ている。
【0026】次に、テープを切断する手段を説明する
と、スライド板24にはカッタモータ54が設けてあ
り、そのモータ軸にはウォーム55が固着してある。ウ
ォーム55の回転は歯車56、歯車57に伝達される。
歯車57には偏心ピン57aが形成してあり、カッタホ
ルダ58のU字状アーム58aに嵌合している。そし
て、偏心ピン57aが回動するとそれに伴ってカッタホ
ルダ58がテープTの突出端と直交する方向に前進後退
するようになっている。カッタホルダ58には、カッタ
59が取り付けてある。更に、図2に示すように、スラ
イド板24には、封筒4のフラップ4aにテープTを押
しつけて貼着するための押え板60が受台15に対向す
る位置に設けてある。押え板60はゴム製であり、スラ
イド板24の裏面側に固定された押え板ホルダ61に取
り付けられている。
【0027】次に、上記構成の封筒自動封緘装置の動作
について説明する。まず、図2において封筒4がガイド
板3上を左から右へ挿入され、封筒4のフラップ4aの
先端がガイド5の検出レバー5aに達したことが検出さ
れると、封筒送りモータ14が駆動し、これにより送り
ローラ6が時計方向に回転し、これに連動して従動ロー
ラ7が反時計方向に回転することによって封筒4は下流
側に送られる。封筒4の先端がガイド10のセンサ18
の位置に達した時、センサ18からの信号によって封筒
送りモータ14が停止し、それにより封筒4も移動を停
止する。その停止位置は、上記のように封筒4の折り目
に当たる部位が受台15のエッジ部15bの真下に来た
位置に当たる。
【0028】次に、フラップ曲げモータ9が駆動するこ
とによりベンダー8の先端部が上方に揺動し、ベンダー
8の溝部8aとエッジ部15bの間に封筒4の折り目が
挟まれた状態で、図4及び図5(a)に示すように溝部
8aとエッジ部15bとが咬合する。これによりフラッ
プ4aが受台15の受面15aに対接する位置まで折り
曲げられ、この状態で封筒4は保持される。このときセ
パレータ80は、図5(a)(b)に示すように、ベン
ダー8の揺動中心軸8dの一方の切欠面が突起80bの
一方(下方)の傾斜面に接することによってベンダー8
の揺動に連動して揺動し、押出し片80dの先端が受台
15の下面に接してからは、もはやセパレータ80は揺
動し得ないので、ベンダー8のみが押上げばね81を圧
縮しつつ溝部8aがエッジ部15bに咬合するまで揺動
する。
【0029】次いで、テープTの張設手段では、図1に
おいてソレノイド39が駆動し、これによりクランパ4
3が揺動してガイド板52,53から突出しているテー
プTの突出端を爪46とクランプ爪受26cとの間でク
ランプする。続いてキャリア送りモータが作動し、キャ
リア26を図3に示すように右側に移動させる。これに
よりテープTが受台15と押え板60(図2図示)間の
空中に引き出される。その位置は引き出されたテープT
の下半部がベンダー8で折り曲げられた封筒4のフラッ
プ4aの上端部に対向する位置(図4図示)である。一
定長さまでテープTが引き出されるとキャリア送りモー
タが停止してテープが張設された状態となる。このとき
のテープTはその上半部が封筒4のフラップ4aの上端
部から更に上方へ突出した位置である。
【0030】次いで、スライド板送りモータ25が駆動
し、図3に示すようにスライド板24を下方に、即ち封
筒挿入方向の上流側(図2左方)に前進させられる。そ
のためテープTの上端部は押え板60により受台15の
受面15aに押しつけられ、同時にその下半部が折り曲
げられたフラップ4aの上端部に貼着される。これと同
時に、ソレノイド39によるテープTの先端部のクラン
プが解除される。ここで図3においてカッタモータ54
が作動し、カッタ59を前進させてテープTを切断す
る。このときテープTはカッタ59の押圧力により後方
へ逃げようとするが、図4に示しているように、受面の
右端部に突出部15dが設けてあるために逃げることが
できず、テープTはカッタ59によりきれいに切断され
る。
【0031】次に、スライド板送りモータ25が逆回転
駆動し、スライド板24が後退して押え板60がテープ
Tから離脱して図1へ戻ると同時に、フラップ曲げモー
タ9が逆回転し、ベンダー8が下方へ揺動して図6のよ
うに封筒4から離脱する。このときセパレータ80は、
図7(a)(b)に示すように、ベンダー8の揺動中心
軸8dの一方の切欠面が突起80bの他方(上方)の傾
斜面に接するまでは、押上げばね81のばね力により押
上げ片80dの先端が受台15の下面に接した状態のま
まに保たれるが、その後はベンダー8の揺動に連動して
揺動する。この揺動により押出し片80dの先端が受台
15の下面から離れて受面15aから突出し、フラップ
4aを封筒本体4との折り曲げ部近傍で押し出すので、
受面15aに軽く接着されていたテープTの上半分が受
面15aから離反し、フラップ4aは受面15aからフ
リーになる。突起80bの他方(上方)の傾斜面は、ベ
ンダー8の揺動中心軸8dの一方の切欠面がこの傾斜面
に接してセパレータ80をベンダー8の揺動に連動さ
せ、ベンダー8の揺動が停止したときに、丁度押出し片
80dの先端でフラップ4aを押し出して受面15aか
ら離反させるのに最適の角度に設定されている。
【0032】次に、キャリア送りモータを逆転してキャ
リア26を図1の元の位置に戻すと同時に、封筒送りモ
ータ14が再駆動し、送りローラ6及び従動ローラ7が
回転して、封筒4を更に下流側に移動させる。先に説明
したように、テープTを受面15aから離反させてある
ので、封筒4は円滑に送られる。そしてフラップ4aは
封筒4の本体に対して少なくとも垂直に折り曲げられた
状態であるので、図2において封筒4の折り目が駆動ロ
ーラ11,12まで達して駆動ローラ11,12間に引
き込まれる際には、フラップ4aは容易に折り目から更
に折り曲げられて、駆動ローラ11,12間を通過する
ことになり、封筒4のフラップ4aが閉じて、テープT
の上半部が封筒4の本体に貼着封緘される。そして封筒
4の通過がガイド13の検出レバー13aに検出される
と、封筒送りモータ14は逆回転駆動され、封筒4を逆
送りする。これによりフラップ4aは再度駆動ローラ1
1,12間を通過する。このため、テープTの貼着が確
実なものとなる。更に、封筒4は上流側に逆送りされ、
ガイド板3に排出されて装置が停止する。
【0033】
【発明の効果】折り曲げ手段を、フラップに粘着テープ
を接着する際にフラップを受ける受台と、フラップを受
台との共働により折り曲げる揺動式ベンダーと、ベンダ
ーがフラップの折り曲げを終了して受台から離れるとき
にフラップの一部と係合してフラップを受台から離反さ
せるセパレータとで構成しているので、フラップを折り
曲げ、テープを貼着切断し、ベンダーを下降させたとき
に、同時にセパレータでフラップを受面から離反させて
フリーにすることができ、このためにその後のテープに
よる封緘などが正しい位置に円滑にできる。また、セパ
レータに押出し片を設け、ベンダーが受台から離れると
きにこれに連動して押出し片が受台から突出するように
構成しているので、簡単な構成で確実にフラップを受台
から離反させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】封筒自動封緘装置の平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】粘着テープを貼着した状態の平面図である。
【図4】フラップの折り曲げ状態における折り曲げ手段
の拡大正面図である。
【図5】(a)は図4の一部拡大右側面で、(b)は揺
動中心部の形状を示す拡大側面図である。
【図6】フラップの折り曲げ後の状態における折り曲げ
手段の拡大正面図である。
【図7】(a)は図6の一部拡大右側面で、(b)は揺
動中心部の形状を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
T 粘着テープ 4 封筒 4a 封筒のフラップ 8 ベンダー 8d 揺動中心軸 15 受台 80 セパレータ 80a 揺動中心穴 80d 押出し片 81 押上げばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒をそのフラップを先頭として装置内
    へ送り込みかつ排出する挿入排出手段と、 上記封筒のフラップを折り曲げる折り曲げ手段と、 上記折り曲げられたフラップに粘着テープを貼着する貼
    着手段と、 上記粘着テープが貼着されたフラップをさらに折り曲げ
    て上記粘着テープを上記封筒の本体側に接着する封緘手
    段とを具備し、 上記折り曲げ手段は、上記フラップに上記粘着テープを
    接着する際に上記フラップを受ける受台と、上記フラッ
    プを上記受台との共働により折り曲げる揺動式ベンダー
    と、上記ベンダーが上記フラップの折り曲げを終了して
    上記受台から離れるときに上記フラップの一部と係合し
    て上記フラップを上記受台から離反させるセパレータと
    で構成してあることを特徴とする封筒自動封緘装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記セパレータは、
    その揺動中心穴が上記ベンダーの揺動中心軸の端部に嵌
    合し押上げばねによりばね力が付勢してあり、上記セパ
    レータの一端部には上記受台から突出可能に押出し片を
    延伸形成してあり、上記ベンダーが上記受台から離れる
    ときに上記押出し片の先端が上記受台から突出して上記
    フラップを上記受台から離反させることを特徴とする封
    筒自動封緘装置。
JP23474897A 1997-08-29 1997-08-29 封筒自動封緘装置 Pending JPH1170789A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020754A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Duplo Seiko Corp 封緘装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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