JP3060023B2 - 封筒自動封緘装置 - Google Patents

封筒自動封緘装置

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JP3060023B2 JP7343632A JP34363295A JP3060023B2 JP 3060023 B2 JP3060023 B2 JP 3060023B2 JP 7343632 A JP7343632 A JP 7343632A JP 34363295 A JP34363295 A JP 34363295A JP 3060023 B2 JP3060023 B2 JP 3060023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、封筒の封緘をロール粘着
テープを用いて行なう封筒自動封緘装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール粘着テープを用いた封筒の
封緘を手作業で行なうと、作業が煩わしいばかりでなく
発送に時間がかかるために、自動的に貼着する機器が提
案されている。例えば、特開平7−025197号公報
には、フラップを先頭にして挿入された封筒を送りロー
ラにより載置台に移送して所定位置で停止させ、ベンダ
ーにより封筒のフラップを折り曲げて保持し、その後粘
着テープを貼着して圧ローラにより封緘する装置が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置にあっ
ては、封筒のフラップを正しい折り曲げ位置で折り曲げ
るため、フラップの先端をセンサが検出して封筒を止め
たときに封筒が折り曲げ位置に停止するようにセンサの
位置を設定し、フラップの先端がセンサに達したときに
送りモータを止めて封筒を停止させるようにしている。
この場合、封筒の先端がセンサをよぎってから直ぐに送
りモータを止めるようにしているが、封筒が完全に停止
するまでには制動に要する距離があるので、この制動距
離を見込んでセンサの設置位置を設定している。また、
フラップの折り曲げ位置と封筒の先端までの長さ(距
離)は封筒によって様々であるため、フラップの先端が
センサをよぎってから封筒が完全に停止するまでの時間
(制動時間)をロータリーボリュウムを用いて使用時に
微調整するようにしている。しかしながら、同じボリウ
ム値であっても封筒の厚みによって送りモータへの負荷
に大小があるため、実際の停止位置にずれが生じるとい
う問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、封筒の挿入排出手段にかかる負荷が正
転時と逆転時とで同じように働くことに着目して、送り
込まれた封筒が折り曲げ位置に達したことがセンサによ
り検出されたときに、封筒の挿入排出手段を一旦停止さ
せ、そして封筒が制動距離を経て停止してから所定時間
だけ封筒を逆送りして所定の折り曲げ位置に止めること
としている。これにより、封筒の厚みにかかわらず正転
時の制動距離に対応した逆転時の送り量が得られるの
で、封筒を所定の折り曲げ位置で正確に折り曲げること
ができることになる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の封筒自動封緘装置は、封
筒をそのフラップを先頭にして装置内へ送り込みかつ排
出する挿入排出手段と、封筒のフラップを折り曲げ位置
で折り曲げる折り曲げ手段と、折り曲げられたフラップ
に粘着テープを貼着する貼着手段と、粘着テープが貼着
されたフラップをさらに折り曲げて粘着テープを封筒の
本体側に接着する封緘手段と、封筒が折り曲げ位置に達
したことを検出するセンサとを有し、このセンサにより
封筒が折り曲げ位置に達したことが検出されたときには
挿入排出手段を停止させることにより封筒を停止させ、
封筒が制動距離を経て停止したときに挿入排出手段を所
定時間逆転駆動して封筒を逆送りすることを特徴とす
る。
【0006】また、上記の挿入排出手段を逆転駆動させ
る逆転駆動時間は、挿入排出手段の正転時の定常速度の
絶対値に達しない時間に設定されることを特徴とする。
上記のように構成された封筒自動封緘装置では、最適の
逆転駆動時間を予め設定すれば、封筒の厚みにかかわら
ず常に所定の折り曲げ位置に封筒を停止させることがで
きる。
【0007】
【実施例】本発明の封筒自動封緘装置の一実施例を図面
を参照して説明する。この封筒自動封緘装置は、粘着テ
ープを用いて封筒の封緘を自動的に行う装置である。本
発明の封筒自動封緘装置の構成を説明すると図1,3に
おいて、封筒自動封緘装置には種々の大きさの封筒を挿
入可能な間隔をおいて側板1と側板2が互いに平行に設
けてある。側板1と側板2は対向方向に突出するボス1
a,2aにより接続固定されている。側板1と側板2の
前端部にはガイド板3が図示しない外枠に着脱可能に取
り付けられている。ガイド板3は、封筒4がこの封筒自
動封緘装置に挿入または排出される際のガイドの役目を
果たすものである。封筒4はガイド板3から挿入される
ときには、その先端部のフラップ4aを開いた状態にし
てフラップ4aを先頭にして挿入されるものである。
【0008】側板1と側板2の間には、側板1と側板2
のそれぞれの内側に突出する支持部2b上(図2参
照。)にガイド5が設けてある。ガイド5には封筒4が
挿入されたことを検出する検出レバー5aが上下に揺動
可能に設けてある。ガイド5の先には封筒の挿入・排出
を行う送りローラ6とこれに圧接された従動ローラ7と
が上下に対向して設けてある。送りローラ6と従動ロー
ラ7の下流側には、封筒4のフラップ4aを折り曲げる
折り曲げ手段の一部を構成するベンダーレバー8が揺動
可能に設けてある。ベンダーレバー8は図示しない輪列
を介してフラップ曲げモータ9により駆動される。
【0009】ベンダーレバー8の更に下流側には、ガイ
ド10が設けてあり、その下流側に封緘手段である駆動
ローラ11と駆動ローラ12が上下に対向して設けてあ
る。駆動ローラ11と駆動ローラ12の下流側にガイド
13が設けてある。ガイド13には、ガイド5の検出レ
バー5aと同様の検出レバー13aが設けてある。上流
側の送りローラ6、下流側の駆動ローラ11及び駆動ロ
ーラ12は図示しない輪列を介して封筒送りモータ14
によって駆動され、等速で回転するようになっている。
【0010】ベンダーレバー8の上方には受台15が設
けてある。図1に示すように受台15は、側板1と側板
2の間に配置されている。受台15には受面15aが形
成されている(図2参照)。受面15aには後記する粘
着テープの粘着面が容易に剥がれるようにするための小
突起が形成されている。また、受台15の下端部にはベ
ンダーレバー8の溝部8aとの間に封筒4を挟持するエ
ッジ部15bが形成されている。また、受台15には可
動ガイド16がその一端部16aを支点として揺動自在
に支持されている。可動ガイド16はバネ17によりそ
の先端部が下方向に付勢されている。可動ガイド16は
挿入された封筒4の先端部がエッジ部15bに当たらな
いようにガイドするためものである。
【0011】次に、封筒を所定の折り曲げ位置に停止さ
せるための手段について説明する。ガイド10には、セ
ンサ18が設けてある。ガイド10は側板2に一体に形
成された受部2cに取り付けてある。センサ18は、挿
入された封筒4のフラップ4aの先端が到達したことを
検出するセンサであり、図1,2に示すように回路基板
19を介してガイド10に形成された凹部内に配置され
ており、図示しない制御回路に接続されている。
【0012】図4はフラップ4aの先端がセンサ18に
達した状態で、フラップ4aの折り曲げ位置とセンサ1
8の位置関係を示している。センサ18は、フラップ4
aの先端がセンサ18の位置に重なる位置(図中点線
B)に到達したときに、封筒4の折り曲げ部4bが図2
に示すベンダーレバー8と対向するエッジ部15bの真
下に当たる折り曲げ位置(図中点線A)に来るようにそ
の位置を設定してある。つまり、送り込まれた封筒4の
折り曲げ部4bが折り曲げ位置に達したときにセンサ1
8によって検出されるようになっている。
【0013】この装置では、封筒4が折り曲げ位置に達
したことがセンサ18に検出されたときに送りローラ6
を駆動する封筒送りモータ14を停止させることにより
封筒4を一旦停止させ、封筒4が制動距離を経て停止し
たときに封筒送りモータ14を所定時間逆転駆動して封
筒4を逆送りすることにより封筒4を折り曲げ位置に停
止させるものである。図5(a)〜(e)はその過程と
状態とを示し、図において左側の列は薄い封筒を用いた
場合、右側の列は厚い封筒を用いた場合を示している。
【0014】図5(a)は図4と同様に封筒4の先端が
センサ18に達した状態を示している。センサ18によ
り封筒4が検出されると、送りローラ6を駆動する封筒
送りモータ14に制動パルスが送られブレーキをかけ始
めるが、封筒4が完全に停止するまでの間には制動に要
する時間があり、その間封筒4はなお移動してセンサ1
8を越えた位置で完全に停止する。この状態を図5
(b)に示している。図中b及びb´は封筒送りモータ
14の正転時における封筒4の制動距離を示す。このと
き薄い封筒4は厚い封筒4に比べて封筒送りモータ14
にかかる負荷が小さい。そのため同じ制動時間で同様に
ブレーキをかけても封筒4が停止するまでの距離、すな
わち制動距離は薄い封筒の方が長くなる(b>b´)。
【0015】そこで封筒4を正しい折り曲げ位置に戻す
必要があるが、この装置では上記のように封筒4を逆送
りするために封筒送りモータ14を所定時間だけ逆回転
駆動させ、再度ブレーキをかけて折り曲げ位置に戻すよ
うにしている。すなわちまず図5(c)に示すように、
封筒送りモータ14に駆動パルスを送って起動させ、モ
ータをt秒間逆転駆動させる。この逆転駆動時間tは後
記のように薄い封筒及び厚い封筒のいずれの場合も同じ
である。
【0016】そして、逆転駆動時間tは封筒送りモータ
14の正転時の定常速度の絶対値に達することのない時
間に設定する。なぜならば、この逆転駆動時に仮に正転
時の定常速度に達してからブレーキをかけ始めると、封
筒4の停止位置は図5(a)に示す折り曲げのための正
しい停止位置よりも手前(上流側)になってしまうから
である。そこで図5(d)に示すように、t秒経過後封
筒送りモータ14に再度ブレーキをかけ始める。なお、
上記の逆転駆動時間tにおいて、封筒送りモータ14の
起動時初期で定常速度に達するまでの間は、送り量に対
する負荷の影響が大きい。そのためブレーキ時と同様に
薄い封筒ほど送り量(移動距離)が大きくなる(図中d
>d´)。
【0017】次に図5(e)は、逆転駆動時間t経過後
に再度ブレーキをかけ始めてから、制動距離を経て封筒
4が折り曲げ位置に完全に停止した状態を示している。
図中e及びe´は、この逆転時の封筒4の制動距離を示
す。この制動距離も薄い封筒の方が停止するまでの距離
が長くなる(図中e>e´)。
【0018】上記の逆送りの場合に、次式に示すように
正転時の制動距離b,b´と、逆転時の駆動距離d,d
´及び制動距離e,e´の和が一致するように逆転駆動
時間tを設定すれば封筒4を正しい折り曲げ位置に停止
させて折り曲げることができる。 b−(d+e)=0 b´−(d´+´e)=0 この場合、薄い封筒又は厚い封筒のいずれについても、
正転時の負荷と逆転時の負荷は同じように働くので、ど
ちらの封筒も同じ逆転駆動時間でほぼ同じ位置に停止さ
せることができる。なお、上記の逆転駆動時間tは実験
的に最適の時間を求めればよい。
【0019】次に、粘着テープを保持し、張設し、貼着
する手段について説明する。図1において、側板1には
ボス20とボス21が形成してあり、側板2にも同様の
ボスが形成してある。側板1のボス20,21にはガイ
ド軸22が固定され、側板2のボスにも同様のガイド軸
23が固定されている。この2つのガイド軸22,23
にスライド板24が摺動自在に支持されている。図2に
示すように側板2の内側にはスライド板送りモータ25
が設けてあり、スライド板送りモータ25の回転軸は図
示しない輪列及びクランク機構を介してスライド板24
に連結されている。したがって、スライド板送りモータ
25を駆動させることにより、スライド板24は封筒4
の送り方向(図1上下方向、図2左右方向)に往復動す
るようになっている。
【0020】図1に示すように、スライド板24には、
このスライド板24上を封筒4の送り方向と直交する方
向(図1左右方向)に往復動自在なキャリア26が設け
てある。キャリア26はテープを引き出して張設する手
段を構成するものである。キャリア26の駆動機構を説
明すると、スライド板24の裏側には図示しないキャリ
ア送りモータが設けてあり、キャリア送りモータの軸2
7はスライド板24を貫通して表側に突出している。こ
の軸27にはピニオン28が形成され、歯車29を介し
て歯車30が回転するようになっている。歯車30には
歯車31が一体に形成してある。スライド板24の中央
部には歯車31と連動する歯車32が設けてあり、歯車
31と歯車32には歯形を形成したタイミングベルト3
3が掛け回されている。更に、タイミングベルト33に
近接してこれに張力を付与するテンションレバー34が
設けてある。テンションレバー34は軸35を支点とし
て揺動可能であり、その先端部にはテンションローラ3
6が回転自在に軸支されている。テンションレバー34
はバネ37により図1の上方に付勢されている。
【0021】一方、スライド板24にはガイド軸38が
設けてあり、その両端はスライド板24の支持部24
a,24bにより支持されている。キャリア26はガイ
ド軸38に摺動自在に支持されている。図2において、
キャリア26にはタイミングベルト33の歯形に係合す
る係合部26aが形成してあり、このためキャリア26
はタイミングベルト33の移動に連動するようになって
いる。また、キャリア26にはスライド板24の一部と
係合する係合部26bが形成してあり、この係合部26
bとガイド軸38によって平行に移動するようになって
いる。
【0022】キャリア26上にはソレノイド39が設け
てある。ソレノイド軸40には連結部41が軸42を介
して揺動自在に連結してある。連結部41にはクランパ
43が連結されており、軸44により揺動自在に支持さ
れている。また、クランパ43はバネ45により開く方
向に付勢されている。クランパ43にはクランプ用の爪
46が形成してある。そして、キャリア26には爪46
に対向してクランプ爪受26cが設けてある。
【0023】次に、テープを保持する手段を説明する
と、スライド板24にはテープカセット47が係止爪4
7aにより着脱自在に設けてある。テープカセット47
には中心軸47bが一体に設けてあり、テープホルダ4
8が回転自在に設けてある。テープホルダ48は中心軸
47bに対して着脱自在である。テープホルダ48には
市販のテープロール49が装着してあり、装着に際して
はロール芯50にテープホルダ48のリブ48aが圧入
されるようになっている。そして、テープTの引出し端
部はガイドピン51を介して一対のガイド板52,53
によって挟持されている。ガイド板52は図示しないバ
ネにより反時計方向に付勢され、ガイド板53は図示し
ないバネにより時計方向に付勢されている。そして、テ
ープTの先端がガイド板52,53のクランパ43側に
所定長さだけ突出している。
【0024】次に、テープを切断する手段を説明する
と、スライド板24にはカッタモータ54が設けてあ
り、そのモータ軸にはウォーム55が固着してある。ウ
ォーム55の回転は歯車56、歯車57に伝達される。
歯車57には偏心ピン57aが形成してあり、カッタホ
ルダ58のU字状アーム58aに嵌合している。そし
て、偏心ピン57aが回動するとそれに伴ってカッタホ
ルダ58がテープTの突出端と直交する方向に前進後退
するようになっている。カッタホルダ58には、カッタ
59が取り付けてある。更に、図2に示すように、スラ
イド板24には、封筒4のフラップ4aにテープTを押
しつけて貼着するための押え板60が受台15に対向す
る位置に設けてある。押え板60はゴム製であり、スラ
イド板24の裏面側に固定された押え板ホルダ61に取
り付けられている。
【0025】次に、この封筒自動封緘装置の一連の動作
について説明する。封筒4がガイド板3から挿入され、
封筒4のフラップ4aの先端がガイド5の検出レバー5
aに達したことが検出されると、封筒送りモータ14が
駆動し、これにより送りローラ6が時計方向に回転し、
これに連動して従動ローラ7が反時計方向に回転するこ
とによって封筒4は下流側に送られる。封筒4の先端が
ガイド10のセンサ18の位置に達した時、センサ18
からの信号によって封筒送りモータ14が停止し、それ
により封筒4も移動を停止する。そして上述したように
封筒4を逆送りして、フラップ4aの折り曲げ部が受け
台15のエッジ部15aの真下に当たる折り曲げ位置に
一致するように停止させる。
【0026】次に、フラップ曲げモータ9が駆動するこ
とによりベンダーレバー8の先端部が上方に揺動し、ベ
ンダーレバー8の溝部8aとエッジ部15bの間に封筒
4の折り目が挟まれた状態で、フラップ4aが受台15
の受面15aに対接する位置まで約90度折り曲げられ
る。この状態で封筒4は保持される。次いで、テープの
張設手段ではソレノイド39が駆動し、これによりクラ
ンパ43が揺動してガイド板52,53から突出してい
るテープTの突出端を爪46とクランプ爪受26cとの
間でクランプする。続いてキャリア送りモータが作動
し、キャリア26を図3に示すように右側に移動させ
る。これによりテープTが受台15と押え板60間の空
中に引き出される。その位置は引き出されたテープTの
下半部がベンダーレバー8で折り曲げられた封筒4のフ
ラップ4aの上端部に対向する位置である。一定長さま
でテープTが引き出されるとキャリア送りモータが停止
してテープが張設された状態となる。このときのテープ
Tはその上半部が封筒4のフラップ4aの上端部から更
に上方へ突出した位置である。
【0027】次いで、スライド板送りモータ25が駆動
し、図3に示すようにスライド板24が封筒挿入方向の
上流側に前進させられる。そのためテープTの上端部は
押え板60により受台15の受面15aに押しつけら
れ、同時にその下半部が折り曲げられたフラップ4aの
上端部に貼着される。ここでカッタモータ54が作動
し、カッタ59をテープ切断位置まで前進させてテープ
を切断すると同時に、ソレノイド39によるテープTの
先端部のクランプが解除される。
【0028】次に、スライド板送りモータ25が逆回転
駆動し、スライド板24が後退して押え板60がテープ
Tから離脱して図1へ戻ると同時に、フラップ曲げモー
タ9が逆回転し、ベンダーレバー8が下方へ揺動して封
筒4から離脱する。次に、キャリア送りモータを逆転し
てキャリア26を図1の元の位置に戻すと同時に、封筒
送りモータ14が再駆動し、送りローラ6及び従動ロー
ラ7が回転して封筒4を更に上流側に移動させる。封筒
4の折り目が駆動ローラ11,12まで達し、駆動ロー
ラ11,12間を通過すると、封筒4のフラップ4aが
閉じて、テープTの上半部が封筒4に貼着封緘される。
そして、封筒4の通過がガイド13の検出レバー13a
に検出されると、封筒送りモータ14は逆回転駆動さ
れ、封筒4を逆送りする。これによりフラップ4aは再
度駆動ローラ11,12間を通過する。このため、テー
プTの貼着が確実なものとなる。更に、封筒4は上流側
に逆送りされ、ガイド板3に排出されて装置が停止す
る。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の封筒自動
封緘装置では、送り込まれた封筒が折り曲げ位置に達し
たことがセンサにより検出されたときに、封筒の挿入排
出手段を一旦停止させて、封筒が制動距離を経て停止し
てから所定時間だけ封筒を逆送りするようにしているの
で、封筒の厚みにかかわらず封筒を所定の折り曲げ位置
で正確に折り曲げることができる。
【0030】また、挿入排出手段を逆転駆動させる逆転
駆動時間は、挿入排出手段の正転時の定常速度の絶対値
に達しない時間に設定するようにしているので、封筒を
正確に折り曲げ位置に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】封筒自動封緘装置の平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】粘着テープを貼着した状態の図1の平面図であ
る。
【図4】封筒が折り曲げ位置に達した状態を模式的に示
す平面図である。
【図5】封筒の停止位置を微調整する過程と状態を模式
的に示す説明図であり、(a)は封筒をセンサが検出し
た状態を示し、(b)は封筒が制動距離を経て停止した
状態を示し、(c)は封筒の逆送り開始状態を示し、
(d)は逆送り時の制動開始状態を示し、(e)は封筒
が折り曲げ位置に停止した状態を示すものである。
【符号の説明】
T 粘着テープ 4 封筒 4a 封筒のフラップ 4b 折り曲げ位置 6 送りローラ 14 封筒送りモータ 18 センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒をそのフラップを先頭にして装置内
    へ送り込みかつ排出する挿入排出手段と、 上記封筒のフラップを折り曲げ位置で折り曲げる折り曲
    げ手段と、 上記折り曲げられたフラップに粘着テープを貼着する貼
    着手段と、 上記粘着テープが貼着されたフラップをさらに折り曲げ
    て上記粘着テープを上記封筒の本体側に接着する封緘手
    段と、 上記封筒が上記折り曲げ位置に達したことを検出するセ
    ンサとを有し、 上記センサにより上記封筒が上記折り曲げ位置に達した
    ことが検出されたときには上記挿入排出手段を停止させ
    ることにより上記封筒を停止させ、 上記封筒が制動距離を経て停止したときに上記挿入排出
    手段を所定時間逆転駆動して上記封筒を逆送りすること
    を特徴とする封筒自動封緘装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記挿入排出手段を
    逆転駆動させる逆転駆動時間は、上記挿入排出手段の正
    転時の定常速度の絶対値に達しない時間に設定されるこ
    とを特徴とする封筒自動封緘装置。
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