JPH0140805Y2 - - Google Patents

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JPH0140805Y2
JPH0140805Y2 JP1983112633U JP11263383U JPH0140805Y2 JP H0140805 Y2 JPH0140805 Y2 JP H0140805Y2 JP 1983112633 U JP1983112633 U JP 1983112633U JP 11263383 U JP11263383 U JP 11263383U JP H0140805 Y2 JPH0140805 Y2 JP H0140805Y2
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tape holding
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roller
swinging
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、被結束物に結束テープを巻回して、
被結束物の結束を行う結束装置に関する。
(従来技術) この種の装置は、一般に、基台に起倒自在に枢
着された結束腕と、基台等に回転自在に保持され
たテープリールと、結束腕の倒伏時にその先端部
と衝合する位置に設けられたテープ保持機構とを
備えており、テープリールから引き出されたテー
プは結束腕の長手方向沿いに張設され、その先端
部はテープの保持機構に保持されるようになつて
いる。このテープ保持機構は、通常、同保持機構
と結束腕の先端部との間の被結束物挿入口方向に
バネ等により弾発付勢されたテープ保持部材を備
えており、テープの粘着面がテープ保持部材に接
着するようになつている。
このテープの接着は、結束腕の先端部に回転自
在に設けられた押圧ロールによつて行われる。即
ち、巻回結束時、押圧ロールはテープ保持部材に
押し付けられるようになつており、この際同ロー
ルにはテープが巻回状態で当てがわれているか
ら、テープはテープ保持部材に押し付けられ同部
材に接着させられることになる。この押圧ロール
の動きをさらに詳細に述べると、結束腕の傾倒に
よつて押圧ロールはテープ保持部材に当接し、さ
らに結束腕を倒伏させると、同ロールは結束腕の
傾倒方向に移動し、テープ保持部材と協働してテ
ープを引き出し、同保持部材に接着させる。また
結束後は、上記と反対方向に移動し、テープ保持
部材から離間することになる。
ところで、後述するように、テープ保持部材と
しては、一般に回転体或いは板状部材が使用され
る。回転体の場合には、結束腕の傾倒動作に伴つ
て押圧ロールが回転体に当接し、弾発付勢力に抗
して回転体を受圧台と反対方向に移動させようと
する。この状態からさらに結束腕が傾倒すると、
回転体と押圧ロールとは相互に圧接状態にあるか
ら、回転体と押圧ロールとは回転することにな
り、押圧ロールは回転体の周面沿いを転動する。
前述したように回転体と押圧ロールとの間には、
テープが挾持されているから、押圧ロールの転動
に伴つてテープの粘着面が回転体の周面に接着す
ることになる。
このようにして結束腕がさらに傾倒し、テープ
の切断が終ると、結束腕は起立動作に入り、押圧
ロールは上記と逆方向に回転体上を転動する。こ
の際、通常回転体には、上記と逆方向の回転を阻
止する一方向制動手段が設けられているから、回
転体は回転しない。
またテープ保持部材が、板状部材である場合、
上記回転体が回転しない点を除いてその他の動作
は上記と同じである。
ところで上記押圧ロールの材質であるが、従来
硬質のプラスチツク樹脂や金属が用いられていた
ため、往々にしてテープとの間にすべりが生じる
ことがあり、従つて結束時にテープの巻回端部に
充分な緊張力を与えることができず、このため被
結束物と巻回端部との〓間が大きい状態で結束さ
れ、テープの結束代の長さが充分に確保できない
場合があつた。
またたとえ充分な長さの結束代が得られたにし
ても、テープ保持部材に、被結束物に随伴する水
分やほこり等が付着している場合、テープがテー
プ保持部材に充分に接着しないことになる。しか
も押圧ロールとテープとの間にすべりが生じてい
る場合、結束腕の起立時に押圧ロールは回転しな
いことになり、この結果テープ保持部材沿いのテ
ープは、同部材沿いに滑動する押圧ロールによつ
てずり上げられることになつてテープがテープ保
持部材から外れるため、テープはテープ保持部材
に保持されないことになるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点に鑑み、押圧ロールに弾
力性を有する弾力部材を使用することによつてテ
ープとの間のすべりを解消しようというものであ
る。
(考案を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、 基台と、 該基台に回転自在に支持されたテープリール
と、 該基台に設けられ該テープリールから引き出さ
れたテープの端部を保持するテープ保持機構と、 該基台に基端部が回動自在に取り付けられた結
束腕とを有し、該結束腕は前記テープ保持機構と
該結束腕の先端部との間でのびるテープに当てが
われて該結束腕の基端部方向に押し込まれた被結
束物に傾倒動作によりテープを巻回して該テープ
の巻回端部を前記テープ保持機構に保持されたテ
ープの端部に圧着させて結束する結束装置におい
て、 前記テープ保持機構は、前記テープの巻回端部
が押圧される受圧台を支持するとともにテープ保
持面を形成する側板と、該テープ保持面に向けて
弾発付勢されかつ該テープ保持面に当接して前記
テープの端部を保持する揺動テープ保持ローラと
を有し、 前記結束腕の先端部には、結束時に前記揺動テ
ープ保持ローラに、該テープ保持ローラの回転中
心の直上よりも前記受圧台側に位置して当接する
ことにより前記テープを該テープ保持ローラに押
圧するとともに前記揺動テープ保持ローラを弾発
付勢力に抗して前記テープ保持面から離間させる
押圧ロールと、該押圧ロールの当接後に前記揺動
テープ保持ローラに当接するテープ押え補助ロー
ラと、前記押圧ローラが前記揺動テープ保持ロー
ラに当接した後に前記巻回端部を前記受圧台で圧
着する圧着杆と、該圧着杆よりも前記結束腕の基
端部側に位置し前記巻回端部の一方のテープを他
方のテープに押し付けて前記被結束物と該巻回端
部との〓間を潰す〓間潰し杆とを設け、 前記押圧ロールの外周面に弾力性を有する複数
の弾力部材を互いに任意の間隔をおいて突設し
た。
(作用) 結束腕の先端部とテープ保持機構との間でのび
るテープに被結束物を当てがつて押し込んだ後、
結束腕を傾倒させると、押圧ロールが揺動テープ
保持ローラに当接してテープをテープ保持ローラ
に押し付ける。さらに結束腕を傾倒させると、押
圧ロールはテープ保持ローラにテープを押し付け
た状態で回転しつつ結束腕の傾倒にともなつて揺
動テープ保持ローラの外周面上を受圧台方向に移
動する。この押圧ロールの回転とともに揺動テー
プ保持ローラも回転するため、テープは押圧ロー
ルと揺動テープ保持ローラとに挾持されて受圧台
から遠ざかる方向の張力を与えられる。一方でこ
の揺動テープ保持ローラは押圧ローラからの押圧
力を受け弾発付勢力に抗してテープ保持面から離
間する方向に移動して押圧ロールに対する押圧力
を増大させる。
結束腕がさらに傾倒すると、テープ押え補助ロ
ーラが揺動テープ保持ローラに当接してテープを
揺動テープ保持ローラに押し付ける。
他方圧着杆は、押圧ロールと揺動テープ保持ロ
ーラとの協働によりテープに充分な緊張力が得ら
れた時点でテープの巻回端部を受圧台に押圧して
巻回端部の一方のテープを他方に圧着する。
また〓間潰し杆は、圧着杆による巻回端部の圧
着完了以前に巻回端部の一方のテープに当接して
この一方のテープを他方のテープに押し付けるべ
く移動し、圧着完了時には一方のテープは他方に
接着されている。
ところでこの〓間潰し杆による〓間潰しの動作
時に、被結束物と受圧台との間のテープは、押圧
ロールと揺動テープ保持ローラとの協働により押
圧ロール方向に引かれ、この間のテープには充分
な緊張力が与えられているので、被結束物の周面
と前記一方および他方のテープとの〓間は、圧着
杆の動作と相まつて極力小さくされ、〓間のこの
小さくなつた分だけ逆にテープ接着部分が増加す
るため、テープ巻回端部における結束代が増大し
充分な緊締力を有する巻回結束が達成される。
また押圧ロールの外周には弾力部材が設けられ
ているので、移動テープ保持ロールに対してテー
プを押し付ける力がさらに増大する。しかもこの
弾力部材は押圧ロールの全外周に設けられること
なく、部分的にかつ突設させられているので、揺
動テープ保持ロールに対する接触面積が小さく、
逆に面圧力は大きいため、押圧ロールは揺動テー
プ保持ロールに対してすべることなく確実に転動
することになり、したがつて結束後、結束腕を起
立させる際、揺動テープ保持ロールに接着したテ
ープをすべりによりはがすことがなく、このた
め、揺動テープ保持ロールに接着したテープは確
実に保持される。
(考案の効果) 前記のごとく、本考案では押圧ロールが揺動テ
ープ保持ローラの回転中心の直上よりも受圧側に
位置して揺動テープ保持ローラに当接するので、
揺動テープ保持ローラは押圧ロールのみによつて
テープ保持面から離間させられ、揺動テープ保持
ローラをこのように動作させる他の特別の部材を
要しないので構成が簡素になる。
さらに巻回端部におけるテープの緊張は、押圧
ロールが揺動テープ保持ローラに当接すると同時
に開始され、かつこのテープ緊張動作はテープ保
持ローラをテープ保持面から離間させる動作と同
時に行われるので、結束直前における結束腕の傾
倒動作に無駄がなく、したがつて結束が円滑に行
われかつ結束に要する操作力が軽減されることに
なる。
さらに揺動テープ保持ローラは弾発付勢されか
つテープ保持面から離間する方向は押圧ロールの
移動方向と反対方向であるから、結束腕の傾倒が
進むにつれて押圧ロールに対する押圧力は増大す
ることになり、したがつて押圧ロールが弾力部材
を有することと相まつて押圧ロールと揺動テープ
保持ローラとの間のすべりの防止はより完全にな
り、この結果テープの押圧ロール方向への引き出
しがより確実になる。
さらに押圧ロールは弾力部材を有するので、揺
動テープ保持ローラ上ですべることなく確実に転
動する。このため結束腕の傾倒時には確実にテー
プを引き出し、また結束腕の起立時にはすべるこ
とによつて揺動テープ保持ローラからテープをは
がすことがないので結束後におけるテープの保持
が確実に行われることになる。
さらにテープ押え補助ローラが設けられている
ので、テープは押圧ロールとテープ押え補助ロー
ラとにより2点で押圧されることになり、したが
つてテープの切断後、テープの巻戻し力によつて
テープが揺動テープ保持ローラから外れることが
極力防止される。
(実施例) 以下図面に示す実施例を参照しながら本考案を
説明すると、1は基台であつて、この基台1の右
側端部には、テープ巻戻し機構2が設けられ、基
台1の左側端部にはテープ保持機構3が設けられ
ている。テープ巻戻し機構2とテープ保持機構3
との間には、被結束物4を載置するための載置台
5が設けられている。基台1には、巻戻し機構2
に近い側に、基台1に対して起倒動可能に結束腕
6が枢着され、この結束腕6の腕端部には、テー
プ圧着切断機構7が設けられている。このテープ
圧着切断機構7は、結束腕6を傾倒動させること
により、テープ保持機構3と協働して被結束物4
の周囲に巻回された結束テープ8の両巻回端部同
士を圧着すると共に切断する機能を有する。
以下、上記各機構2,7,3を順を追つて詳し
く説明する。
最初にテープ巻戻し機構2の構成を説明する。
9は、支持枠で、この支持枠9にはテープリー
ル10がリール支持軸11に回動可能に軸支さ
れ、テープリール10には結束テープ8が装着さ
れている。支持枠9には、結束腕6が結束腕支持
軸12を支点にして起倒動可能に設けられてい
る。13は、結束腕6を起立方向に付勢するスプ
リング、14,14はスプリング13を懸架する
ためのピンであつて、ピン14は結束腕6に取り
付けられ、ピン15は支持枠9に取り付けられて
いる。15aは、ピン15を係止させる係止孔、
また16は、ピン14を案内する案内孔であつ
て、該両孔15a,16は支持枠9に設けられて
いる。なお、スプリング13の装着に際しては、
その上、下端にピン14,15を掛止し、まず、
ピン14を案内孔16に係合し、ついでスプリン
グ13にスプリング力が加わらない状態でピン1
5を係止孔15aに係合させ、これを係止孔15
a下部左端部まで徐々に案内させることにより、
スプリング13の装着を容易にしている。
17は扇形歯車、18は扇形歯車17に噛合連
結された中間小歯車、19はこの中間小歯車18
に従動して回転する中間大歯車、20はこの中間
大歯車19にかみ合つて回転する歯車で、テープ
リール10はこれらの各歯車によつてテープ巻戻
し方向に回転されるようになつている。21,2
2は結束腕に設けられたガイドローラで、結束テ
ープ8の先方部分はこのガイドローラ21,22
に案内されてテープ圧着切断機構7に向かつて延
びている。なお、このガイドローラ21,22は
必らずしも結束腕6に取り付ける構成とするもの
に限られない。また同ローラ21,22は、その
中央部が周辺部よりも径大となつていることが好
ましく、こうすることによりテープ8の蛇行が防
止されることになる。
次に、テープ圧着切断機構7の構成について説
明する。
23は〓間潰し杆であつて、この〓間潰し杆2
3は圧縮コイルバネ24によつてバネ付勢され、
その先端部は結束腕6から突出している。この〓
間潰し杆23は被結束物4とこの被結束物4に巻
き付けられた結束テープ8の両巻回端部近傍に生
ずる隙間を潰す機能を有する。25は圧着杆であ
つて、圧着杆25は圧縮コイルバネ26によつて
バネ付勢されている。圧着杆25は被結束物4に
巻き付けられた結束テープ8の両巻回端部同士を
圧着する機能を有する。27は切断刃であつて、
この切断刃27は切断刃取付具28に取付け取外
し可能に設けられている。29は揺動板であり、
これについては後述する。切断刃27は、揺動板
29を第1図中左方に揺動させることにより、ペ
ンチ等の工具(図示略)を用いて、容易に交換を
行なうことができるようになつている。30は揺
動板29の揺動支点となる揺動軸であり、結束腕
6に固定されている。揺動板29は略L字形とさ
れ、その揺動端部には押圧ロール31が取付けら
れている。
この押圧ロール31は、第6図aに示すよう
に、揺動板29に軸支された剛性を有する軸31
aと、この軸31aに回転自在に嵌挿されたテー
プ押えローラ32と、同ローラ32の外周に取付
けられたゴム等からなる複数のO−リングによる
弾力部材32aとから構成されており、従つて同
ロール31の表面はO−リングによる突条部の存
在により凹凸状になつている。上記テープ押えロ
ーラ32の材質としては、金属或いは硬質のプラ
スチツク樹脂等が使用される。
かかる押圧ロール31としては、同図bに示す
ように、上記テープ押えローラ32に、径方向に
伸長する複数の挿入孔31′を形成し、該挿入孔
31′にゴム、スポンジ、発泡スチロール或いは
コイル状のバネ等からなる弾力部材32cを挿入
し、同部材32cの一部を挿入孔31′から僅か
に突出させるようにしたものでもよい。
尚上記挿入孔31′は、テープ押えローラ32
の長手方向沿いに1列に配列させ、かつこのよう
な挿入孔31′の列を同ローラ32の周方向にわ
たつて複数列設けることが好ましい。
このように弾力部材を用いる場合、長期の使用
のうちには、摩耗が生じることになるが、この場
合には、軸35を補助揺動板34から取外し、O
−リング或いは円筒状の弾力部材を交換すればよ
い。
上記揺動板29には係合部29aが設けられ、
この係合部29aは係止ピン33に当接して、反
時計方向回りの揺動が規制されている。押圧ロー
ル31は結束腕6を傾倒動させたとき、後述する
揺動テープ保持ローラ43と協働して結束テープ
8を挾持する機能と、揺動テープ保持ローラ43
によるテープ保持部材を後述するテープ保持面4
6から離反させる機能とを有している。
揺動軸30には、補助揺動板34が設けられて
いる。この補助揺動板34には、軸35が固定さ
れ、軸35にはテープ押え補助ローラ36が回転
可能に設けられている。補助揺動板34は、ネジ
リコイルバネ37によつて揺動軸30を支点にし
て反時計方向に常時バネ付勢されており、その軸
35が揺動板29の一側部29bに当接して、反
時計方向の回動停止がなされている。テープ押え
補助ローラ36は、結束テープ8をテープ保持機
構3に向かつて案内する機能の他に、結束腕6の
傾倒時において、押圧ロール31と協働して結束
テープ8を揺動テープ保持ローラ43の外周面に
密着させることにより、揺動テープ保持ローラ4
3外周上を該揺動テープ保持ローラ43に対して
相対的に転がる(以下、相対的を略す。)押圧ロ
ール31の摺接回転の円滑化を図る機能を有して
おり、さらには押圧ロール31と揺動テープ保持
ローラ43とによる結束テープ8の挾持を補佐す
る機能も有する。
次にテープ保持機構3の構成について説明す
る。
38a,38bは外側板であつて、この外側板
38a,38bの間には、揺動板39が設けら
れ、揺動板39は揺動軸40に軸支され、ネジリ
コイルバネ41によつて時計方向にバネ付勢され
ている。揺動板39の上部には、回転軸42が設
けられ、この回転軸42には揺動テープ保持ロー
ラ43が時計方向にのみ回転可能に設けられてい
る。44は、揺動テープ保持ローラ43の逆転防
止用ストツパ、45は、揺動テープ保持ローラ4
3に突設されてストツパ44と係合するラチエツ
トである。
揺動テープ保持ローラ43とテープ保持面46
との間には、結束テープ8の切断端部が存在す
る。押圧ロール31は、回転軸42の中心と揺動
軸40の中心とを結ぶ直線を境にして、常時、後
述の受圧台50側(第1図中右側)において揺動
テープ保持ローラ43外周上を転がるようにされ
ている一方、テープ押え補助ローラ36は前記押
圧ロール31とは反対に前記直線を境にして受圧
台50よりも遠い側において揺動テープ保持ロー
ラ43外周上を転がるようにされている。
47はテープ押上げ杆、48は係止ピンであつ
て、テープ押上げ杆47下端部と係止ピン48と
の間には引張コイルバネ49が張架され、この引
張コイルバネ49によつてテープ押上げ杆47は
常時下方にバネ付勢されている。テープ押上げ杆
47の下端面は前述した揺動板39下部のL字状
に形成された水平上面39aに所定量間隔をあけ
て対面している。テープ押上げ杆47の上端面は
テープ保持面46の上面より若干上方に突出して
いる。なお、テープ押上げ杆47の下端面を揺動
板39下部の前記水平上面39aに当接させるよ
うにしても勿論よい。このようにテープ押上げ杆
47は結束腕6の起倒動に関連してテープ保持面
46の上面に出没動可能とされており、その突出
動によりテープ押上げ杆47上端が結束テープ8
に当接してこれに緊張力を生起せしめ、切断刃2
7による結束テープ8の切断作業を補助する機能
を有する。すなわち、結束腕6を押し下げたと
き、結束腕6に設けた押圧ロール31が結束テー
プ8を介して揺動テープ保持ローラ43に当接
し、以後該揺動テープ保持ローラ43外周上をテ
ープ保持面46側に転動すると共に、これと同時
に揺動板39全体が押圧ロール31を介して左方
に揺動変位し、もつて、揺動テープ保持ローラ4
3がテープ保持面46から離反する一方、引張コ
イルバネ49によつて常時下方にバネ付勢されて
いたテープ押上げ杆47が前記水平上面39aを
介して引張コイルバネ49のバネ力に抗して上方
に突出して結束テープ8に緊張力を生起せしめる
ようになつている。
50は受圧台であつて、上方に突出するように
弾発付勢されて受圧台50の上面は前述したテー
プ保持面46の上面およびテープ押上げ杆47の
上端面より若干高くなつている。受圧台50は結
束腕6に設けた圧着杆25と協働して被結束物4
の周りに巻き付けられた両巻回端部同士を圧着す
る機能を有する。51は葉よけ板であつて、ここ
では結束テープ8の幅方向両側に2枚1対として
設けられ、結束テープ8の規格に応じて間隔を調
整できるようになつている。この葉よけ板51は
被結束物4たる野菜等の葉が結束の際中に傷つく
のを防止する機能を有する。
その他、52は被結束物4に巻回された結束テ
ープ8の新たな切断端部を一時的に係止するため
のテープ切断端部係止部材であつて、本実施例で
はテープ押上げ杆47が結束テープ8の下側から
切断刃27側の方向に結束テープ8を押し上げる
ので、とりわけ粘着性テープを使用する場合は、
結束テープ8の切断端部が切断刃27の刃面にく
つついて保持されるために必ずしも設けなくても
よい。
次に上記構成装置の作用について説明する。
まず、被結束物4を第1図中矢印A方向に押込
むように、換言すれば、結束腕6側のテープ圧着
切断機構7と基台1側のテープ保持装置3との間
に張設されている結束テープ4を押し込むように
して載置台5に載置する。このとき、テープリー
ル10が回動して結束テープ8が引き出される。
被結束物4を載置台5に載置したのち、結束腕支
持軸12を中心として結束腕6を傾倒動させる。
このとき生じる結束テープ8の弛み分は前述した
ように結束腕6の傾倒動に関連してテープリール
10によつて結束テープ8が急速に巻き戻され、
結束テープ8は緊張状態を維持したまま被結束物
4に巻き付けられる。
そして、結束腕6が傾倒動するに伴なつて、ま
ず、第3図に示されるように、隙間潰し杆23が
被結束物4と該被結束物4の周りに巻き付けられ
た結束テープ8の両巻回端部近傍に生ずる隙間を
潰しつつ、該結束テープ8の両巻回端部同士を圧
着杆25と受圧台50とで協働して圧着しはじめ
る。他方、押圧ロール31が結束テープ8を介し
て揺動テープ保持ローラ43の外周上に最初に当
接する。すなわち、結束テープ8は押圧ロール3
1と揺動テープ保持ローラ43とで協働して挾持
されることとなる。
ついで、押圧ロール31が揺動テープ保持ロー
ラ43の外周上に最初に当接した状態からさらに
結束腕6を傾倒動させると、押圧ロール31は結
束テープ8を介して揺動テープ保持ローラ43の
外周上をテープ保持面46側に転がつていく。こ
の場合、押圧ロール31は軸31を中心として時
計方向に回動しつつ転がるので、該押圧ロール3
1と圧着杆25との間に掛け渡された結束テープ
8は左方、すなわち、テープ押え補助ローラ36
の方に適度な力で引かれ、結束テープ8は次第に
緊張力を有するようになる。その一方で、これと
同時に揺動板39全体が押圧ロール31からの反
作用力により、揺動軸40を中心として反時計方
向回りに揺動するため、揺動テープ保持ローラ4
3がテープ保持面46から離反する。なお、揺動
テープ保持ローラ43がテープ保持面46から離
反するに伴ない、ネジリコイルバネ41のバネ力
が増大していくので、揺動テープ保持ローラ43
と押圧ロール31とによる結束テープ8の挾持力
も適度に増大するようになる。また、揺動板39
全体が揺動軸40を中心として反時計方向回りに
揺動するに伴なつて、引張コイルバネ49によつ
て常時下方にバネ付勢されていたテープ押上げ杆
47が揺動板39下部の水平上面39aを介して
引張コイルバネ49のバネ力に抗して上方に突出
動し、テープ押上げ杆47上端が結束テープ8に
その下方より接近しはじめる。この場合、テープ
押上げ杆47下端面と揺動板39下部の水平上面
39aとの間には所定量間隔をあけていたので、
順序としては、揺動テープ保持ローラ43とテー
プ保持面46とによる結束テープ8の挾持が解放
された後、テープ押上げ杆47が上方に突出動す
るようになる。
その後、押圧ロール31が揺動テープ保持ロー
ラ43の外周上を所定距離だけ転動すると、テー
プ押え補助ローラ36が揺動テープ保持ローラ4
3の外周上に結束テープ8を介して最初に当接す
る。したがつて、結束テープ8は押圧ロール31
とテープ押え補助ローラ36との間で揺動テープ
保持ローラ43の外周面に密着されることとな
る。その間に、隙間潰し杆23による結束テープ
8の両巻回端部近傍に生ずる隙間潰しと、圧着杆
25と受圧台50による結束テープ8の両巻回端
部同士の圧着とが完了され、そののち結束テープ
8の切断が行なわれることとなる。すなわち、テ
ープ押上げ杆47が結束テープ8を押し上げて結
束テープ8に所要の緊張力を生起せしめるに至
り、結束テープ8上面に切断刃27の刃先が当接
し、第4図に示すように、結束テープ8を切断す
る寸前にある。なお、第4図において、テープ押
え補助ローラ36は揺動テープ保持ローラ43に
よる反作用力を受けて揺動軸30を中心として時
計方向回りに若干揺動変位している。
そして、テープ押上げ杆47によつて所要の緊
張力を有するに至つた結束テープ8は切断刃27
により終に切断されることになる。第5図は結束
テープ8切断直後、すなわち、結束腕6の傾倒動
作が完了する直前の状態を示している。第5図で
も明らかなように、この状態において押圧ロール
31の中心の高さは、テープ保持面46上面の高
さとほぼ同一の高さに位置し、揺動テープ保持ロ
ーラ43に対してはその中心より若干上方の高さ
に位置する。また、テープ押え補助ローラ36の
中心は揺動テープ保持ローラ43の中心と揺動軸
40の中心とを結んだ線の延長線より若干左方に
位置する。結束テープ8の新たな切断端部の左側
の部分はテープ押えローラ32と揺動テープ保持
ローラ43とで協働して挾持され、その先端は揺
動テープ保持ローラ43の中心の高さより若干下
方の位置に垂れ下がる。また、被結束物4に巻回
された結束テープ8の両巻回端部はテープ押上げ
杆47によつてテープ切断端部係止部材52に一
時的に保持され、再び誤挾持されることはない。
然る後、結束腕6を元のように起立動させる
と、今後は上述したことと反対の作用が行われ
る。すなわち、押圧ロール31は結束テープ8を
介して揺動テープ保持ローラ43の外周上を結束
腕6の傾倒動のときとは逆にテープ保持面43と
反対側に上方に転がつていく。その一方で、これ
と同時に揺動板39全体は、押圧ロール31から
受ける反作用力が次第に小となるに伴なつて、揺
動軸40を中心として時計方向回りに揺動変位す
るため、揺動テープ保持ローラ43がテープ保持
面46に接近すると共にテープ押上げ杆47が下
動し、その後、結束テープ8の新たな切断端部の
一方は揺動テープ保持ローラ43とテープ保持面
46とで協働して再び挾持され、テープ押上げ杆
は元の最下位の位置に戻ることとなる。このとき
の状態は第3図に図示した状態と同じである。た
だし、結束テープ8については無論異なつた状態
にある。なお、テープ押えローラ32が揺動テー
プ保持ローラ43の外周上を上方に転がる過程に
おいて、テープ押え補助ローラ36と協働して結
束テープ8が揺動テープ保持ローラ43の外周面
に密着されているため、押圧ロール31の転がり
運動に支障はなく円滑に転がつていく。ここで、
押圧ロール31よりテープ押え補助ローラ36の
方が揺動テープ保持ローラ43から早く離反する
が、その位置は押圧ロール31が揺動テープ保持
ローラ43から離反する位置の近傍であるので、
押圧ロール31の転がりには殆んど支障を与え
ず、また結束テープ8が皺寄る等の不具合は無論
生じないようになつている。
その後、すなわち揺動テープ保持ローラ43が
結束テープ8の新たな切断端部を介してテープ保
持面46に弾接し、これに若干遅れあ押圧ロール
31が揺動テープ保持ローラ43から離反した
後、結束腕6の起立動が止まるに及んで再び第1
図に示したような起立状態に戻ることとなる。こ
れで、結束テープ8に巻回された被結束物4を取
り出すことにより、後続する被結束物4の結束作
業に備えることができるようになる。このように
以上述べてきた操作が繰り返されることにより、
被結束物4の円滑な結束作業を繰り返し行なうこ
とができる。
第7図は本発明の第2実施例を示すものであつ
て、図において、前記実施例と同一の符号を符し
たものには、前記実施例と同一の構成要素を示
す。本実施例は前記実施例の構成とは基本的には
相違はなく、その特徴とするところは、テープ押
え補助ローラ36を結束腕6に対して上下動可能
に設けたところにある。すなわち、テープ押え補
助ローラ36は上下動板53に固設された軸35
に回動自在に設けられ、上下動板53は圧縮コイ
ルバネ54によつて常時下方にバネ付勢されてい
る。また、押圧ロール31は前記実施例とは異な
り結束腕6に固設された軸31′に回動自在に設
けられている。
一方、テープ保持機構3については、揺動板3
9下部の平面形状は略矩形に形成され、ネジリコ
イルバネ41の一端がテープ押上げ杆47下端部
に係合されており、ネジリコイルバネ41は結束
腕6を一番下まで押し下げたとき、図中想像線で
示した位置まで上動できるようになつている。
なお、上記構成装置の作用について特徴的なと
ころのみ簡単に説明しておくと、結束腕6を押し
下げると、まずテープ押えローラ32が第6図に
図示するように、結束テープ8を介して揺動テー
プ保持ローラ43の外周面に最初に当接するが、
このときの当接位置は揺動テープ保持ローラ43
の中心と揺動軸40の中心とを結んだ線の延長線
より若干右方の位置にある。また、これに遅れて
テープ押え補助ローラ36が結束テープ8を介し
て揺動テープ保持ローラ43に当接するが、この
ときの当接位置は前記押圧ロール31とは反対に
揺動テープ保持ローラ43の中心と揺動軸40の
中心とを結んだ線の延長線より若干左方の位置に
ある。その後、結束腕8の傾倒動に伴なつてテー
プ押え補助ローラ36は揺動テープ保持ローラ4
3の外周上をテープ保持面46側に向かつて転が
るが、その最も右方の終端位置は前記両軸心を結
んだ線の延長線より若干右方の位置にある。した
がつて、本実施例においては、テープ押え補助ロ
ール31に対して相対的に近づく方向に転がつて
いくので、前記実施例に比して押圧ロール31の
転がり運動が円滑になると共に結束テープ8の押
圧ロール31と圧着杆25との間の部分はより効
果的に緊張力を有するようになる。
第8図は保持機構の他の例を示すもので、この
テープ保持機構3は、一対の起立板54を有して
いる。図には、一対の起立板54のうち片方のみ
を取りはずした状態が示されており、この一対の
起立板54には1本の軸55が固定されている。
56は揺動板である。この揺動板56は、一対の
起立板54の対向空間に配設されており、軸55
を支点にして揺動可能とされている。揺動板56
は、起立板54の対向方向側に、一対の屈曲部5
7を有している。揺動板56は、その尾部58と
基台1との間にスプリング59′が掛け渡されて、
軸55を支点にして、第1図中、矢印A方向に回
動付勢されている。一対の屈曲部57の先端部分
には、軸59が掛け渡して固着されており、この
軸59に円柱形状の回転体60が回動可能に装着
されている。この回転体60の軸方向一端部に
は、回転体60の周囲り方向に、等間隔をおいて
複数個の係合溝61が形成されており、この回転
体60の軸方向中央には、その周囲り方向に円形
の溝が形成されており、この円形の溝にゴムリン
グ等の弾性リング(図示を略す。)が装着されて
いる。
軸55には、爪部材62が回転可能に設けられ
ている。この爪部材62は、係合爪63とブラケ
ツト64とから概略構成されている。屈曲部57
には、ピン65が設けられ、このピン65とブラ
ケツト64との間には、スプリング66が掛け渡
されて、爪部材62は、第1図中、矢印A方向と
反対方向に回動付勢され、係合爪63が回転体6
0の周面に当接するようにされていると共に、回
転体60の係合溝61が係合爪63と対向する位
置に臨んだときには、係合爪63の先端部が係合
溝61に進入するようにされている。この係合爪
61は、回転体60の逆転防止機能を果たす。
起立板54には、回転体60と協働して、結束
テープの切断端部Xを挾持する挾持部材7が設け
られている。この挾持部材67は、下から上に向
かつて延びる平板形状とされ、その上部は、テー
プ保持体60の側に湾曲されて湾曲部67aとな
つており、この湾曲部67aのテープ保持体60
に臨む面が切断端部Xを挾持する挾持面となつて
いる。この挾持部材67には、結束テープに傷損
を極力与えない材質のもの、たとえば、プラスチ
ツクス製のものを使用することが好ましい。起立
板54には、挾持部材7を境にして、回転体60
とは反対側の位置に、被結束物Bに巻回された結
束テープの両巻回端部Yを圧着する受圧板68が
設けられている。この受圧板68には、ここでは
ゴム部材製のものが使用されており、テープ圧着
板69と協働して両巻回端部Yを確実に圧着する
ようになつている。
起立板14には、上下方向に長く延びる案内孔
69が形成されている。70は回転体60を回転
させるための回転駆動部材である。この回転駆動
部材70は、案内孔69と係合する係合突起70
a,70bを有している。基台1と回転駆動部材
70との間には、スプリング71が設けられ、回
転駆動部材70は、このスプリング71によつて
上昇付勢され、係合突起70aが案内孔69の上
部周壁に当接することにより上昇停止している。
回転駆動部材70の上端部は屈曲部72となつて
いる。この屈曲部72は、係合溝61に進入する
構成とされている。
第9図はテープ保持機構3のさらなる他の例を
示すもので、このテープ保持機構3は、一対の起
立板73を有している。この起立板73は、ここ
では、基台1に固定されている。この起立板73
は、基台1の幅方向に間隔をあけて設けられてお
り、ここでは、片方の起立板73のみが示されて
いる。一対の起立板73の間には、軸74が掛け
渡されている。この軸74には、揺動板75が回
動可能に設けられており、この揺動板75の自由
端部には、軸76が固定され、この軸76に回転
体77が回転可能に設けられている。軸74には
ねじりコイルスプリング78が装着され、ねじり
コイルスプリング78の一端部は起立板73に当
接され、他端部は揺動板75に掛け渡された軸7
9に当接されて、揺動板75は、図中、矢印D方
向に弾発付勢されている。起立板73には、テー
プ圧着杆25と協働して被結束物Aに巻回された
結束テープの両巻回端部Yを圧着する受圧板80
と、回転体77と協働して結束テープの切断端部
Xを挾持する挾持部材81とが設けられている。
挾持部材81の上端部は屈曲されて屈曲部81a
とされている。挾持部材81と受圧板80との間
は、テープ逃がし板82が上下動する空間となつ
ており、テープ逃がし板82の一端部は湾曲され
て係止棒83に装着されている。係止棒83は、
揺動板75に装着されており、テープ逃がし板8
2は、揺動板75が揺動することによつて上下動
するようになつている。
回転体77は、その外周に複数個の突設部84
を有している。この突設部84は、回転体77の
周囲り方向に等角度毎に形成されており、ここで
は、突設部84は約40度毎に形成されている。こ
の突設部84の頂面を含む近傍は、結束テープの
切断端部Xを挾持するテープ挾持面84aとされ
ており、挾持部材81の屈曲部81aはこのテー
プ挾持面84aに沿つて延びる形状とされてい
る。この回転体77の突設部84と突設部84と
の間の凹面には、押圧ロール31が当接するよう
にされており、回転体77は、このロール31の
下降作用によつて、図中、矢印E方向に回転され
るようになつている。ローラ31と回転体77と
は、協働して切断直後の結束テープを挾持する機
能を有している。
揺動板75には、結束テープを繰り出す方向と
反対方向の回転体77の回転を防止する逆転防止
手段と、回転体77の結束テープの繰り出し方向
の回転角度を規制する回転角度規制手段とが設け
られている。逆転防止手段は、爪板85と逆転防
止板86とから概略構成されている。逆転防止板
86は、軸76に固定されて回転体77と一体回
転するようにされており、係合部86aを有して
いる。この係合部86aの個数は回転体77の突
設部84の個数と同数個とされている。爪板85
は軸79に揺動可能に設けられており、軸79に
装着されたねじりコイルスプリング87によつ
て、その先端部85aが係合部86aに当接する
方向に付勢されている。この逆転防止手段によつ
て、回転体77は、図中、矢印E方向と反対方向
の回転が防止されることとなる。
回転角度規制手段は、弧状爪88と角度規板8
9とから概略構成されている。この角度規制板8
9は、軸76に固定されており、逆転防止板86
と同一形状の構成とされている。角度規制板89
と逆転防止板86とは回転体77の両端部に密着
して取り付けられており、その係合部86aと係
合部89aとは、互いに反対方向を向いている。
弧状爪88は、軸79に揺動可能に設けられてお
り、その一端部88aには爪90が形成されてい
る。軸79には、ねじりコイルスプリング91が
装着され、その一端部91aは、弧状爪88の他
端部88bに形成された切り起こし部92に当接
され、他端部91bは軸74に当接されている。
弧状爪88は、ねじりコイルスプリング91によ
つて、その爪90が角度規制板89の係合部89
aに当接するように付勢されており、回転体77
が結合テープを繰り出す間に、その繰り出し方向
に回転体77が回転できるようにするため、弧状
爪88の一端部88aが、挾持部材81に当接し
て、爪90が係合部89aに当接しないようにさ
れている。
上記においては、テープ保持部材として何れも
回転体が用いられているが、これに限らず板状部
材を用いることも可能である。例えば、板状部材
の基端部を基台の支持枠に固定すると共に先端部
を、受圧台方向に弾発付勢しかつ先端部を受圧台
から遠ざかる方向に屈曲させることにより板状部
材を略くの字状に構成したもの、或いは基台の支
持枠から起立する起立部と起立部の先端から受圧
台方向に伸長する水平部と水平部の先端を受圧台
から遠ざかる方向に屈曲させた傾斜部とからなる
板状部材でもよい。
またテープ保持機構としては、実開昭58−
84904号(第13図ないし第16図)に記載のも
のも採用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の第1実施例を示す
もので、第1図は全体正面図、第2図は第1図に
おける要部左側面図、第3図と第4図と第5図は
結束状態をこの順序で経時的に示した要部拡大正
面図、第6図a,bは押圧ロールの正面図、第7
図は本考案の第2実施例を示す要部拡大正面図、
第8図及び第9図はテープ保持機構の他の例を示
す正面図である。 1……基台、3……テープ保持機構、4……被
結束物、6……結束腕、8……結束テープ、23
……〓間潰し杆、31……押圧ロール、32b…
…弾力部材、43……揺動テープ保持ローラ(テ
ープ保持部材)、46……テープ保持面、50…
…受圧台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台と、 該基台に回転自在に支持されたテープリール
    と、 該基台に設けられ該テープリールから引き出さ
    れたテープの端部を保持するテープ保持機構と、 該基台に基端部が回動自在に取り付けられた結
    束腕とを有し、該結束腕は前記テープ保持機構と
    該結束腕の先端部との間でのびるテープに当てが
    われて該結束腕の基端部方向に押し込まれた被結
    束物に傾倒動作によりテープを巻回して該テープ
    の巻回端部を前記テープ保持機構に保持されたテ
    ープの端部に圧着させて結束する結束装置におい
    て、 前記テープ保持機構は、前記テープの巻回端部
    が押圧される受圧台を支持するとともにテープ保
    持面を形成する側板と、該テープ保持面に向けて
    弾発付勢されかつ該テープ保持面に当接して前記
    テープの端部を保持する揺動テープ保持ローラと
    を有し、 前記結束腕の先端部には、結束時に前記揺動テ
    ープ保持ローラに、該テープ保持ローラの回転中
    心の直上よりも前記受圧台側に位置して当接する
    ことにより前記テープを該テープ保持ローラに押
    圧するとともに前記揺動テープ保持ローラを弾発
    付勢力に抗して前記テープ保持面から離間させる
    押圧ロールと、該押圧ロールの当接後に前記揺動
    テープ保持ローラに当接するテープ押え補助ロー
    ラと、前記押圧ローラが前記揺動テープ保持ロー
    ラに当接した後に前記巻回端部を前記受圧台で圧
    着する圧着杆と、該圧着杆よりも前記結束腕の基
    端部側に位置し前記巻回端部の一方のテープを他
    方のテープに押し付けて前記被結束物と該巻回端
    部との〓間を潰す〓間潰し杆とを設け、 前記押圧ロールの外周面に弾力性を有する複数
    の弾力部材を互いに任意の間隔をおいて突設した
    ことを特徴とする結束装置。
JP11263383U 1983-07-20 1983-07-20 結束装置 Granted JPS6021409U (ja)

Priority Applications (1)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623413A (en) * 1979-07-17 1981-03-05 Max Co Ltd Tape tightening mechanism for bundling device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623413A (en) * 1979-07-17 1981-03-05 Max Co Ltd Tape tightening mechanism for bundling device

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