JPH08224978A - 印刷紙葉上に間隔用物質を塗り付ける方法と、その方法を実施する装備をした枚葉印刷機 - Google Patents

印刷紙葉上に間隔用物質を塗り付ける方法と、その方法を実施する装備をした枚葉印刷機

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JPH08224978A
JPH08224978A JP7332009A JP33200995A JPH08224978A JP H08224978 A JPH08224978 A JP H08224978A JP 7332009 A JP7332009 A JP 7332009A JP 33200995 A JP33200995 A JP 33200995A JP H08224978 A JPH08224978 A JP H08224978A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷された紙葉のパイルの良好で損傷なしの
揃いを可能にする。 【解決手段】 間隔用物質で形成されたワックス粒子2
がニス3と一緒になって紙葉1の表面上に全体にわたっ
て斑点状に塗り付けられ、定着させられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間隔用物質を印刷
紙葉上に塗り付ける方法と、その方法を実施する装備を
した枚葉印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】間隔用物質を印刷紙葉上に塗り付けるこ
とにより、特に印刷機の排紙装置において排紙パイルが
形成される際に起こり得る損傷がないように印刷絵柄を
保護するという目的が追求される。
【0003】このためには、従来技術においては、特
に、印刷された紙葉の表面にパウダースプレーをかける
ことが提案されている。このために適したパウダースプ
レー装置は、例えば刊行物 DE 38 19 203 A1によって公
知になっている。しかし、パウダー材料を用いるという
ことは、不利な結果をも招く。つまり、例えば、用いら
れたパウダーによって枚葉印刷機が汚染する。なぜなら
ば、パウダーは、例外なしに印刷紙葉の表面上に到達す
るのではなく、個々の紙葉を印刷装置からパイル装置へ
と搬送する紙葉搬送手段上にも沈積するからである。さ
らに、スプレーされたパウダーは、印刷の過程が繰り返
されるうちに印刷紙葉から再び脱離し、そのために、枚
葉印刷機の印刷装置の汚染、ひいては、損紙の割合の増
加を招くことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】刊行物、特開平 5-850
74号によって、印刷された紙葉を、ワックスとアルコー
ル脂肪酸エステルでできた水性懸濁液で被覆するという
ことが公知になっている。この懸濁液は、さきに印刷さ
れた紙葉の全体表面上に、均一かつ平面的に塗り付けら
れる。そこにおいては、特に大フォーマットの印刷紙葉
の場合には大量の前記懸濁液が必要になることと、その
ような平面的に被覆された印刷紙葉の積み重ねの際には
個々の紙葉の間に空気クッションが生じないことが不利
である。このことは、特に、縁が正確に揃ったパイル形
成を困難にする。
【0005】したがって、本発明の目的は、前述の欠点
が排除され、特に、印刷された紙葉のパイルの良好で損
傷なしの揃いを可能にする、冒頭に述べた種類の方法お
よびその方法を実施する装備をした印刷機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は、特許請求の
範囲の請求項1〜12に記載の方法、および特許請求の
範囲の請求項13から25の印刷機によって達成され
る。
【0007】本発明の方策の利点は、間隔用物質が、紙
葉の全体表面上に平面的に塗り付けられるのではなく、
斑点状にのみ塗り付けられることにある。これにより、
一方では、間隔用物質の節約が達成され、他方では、そ
の斑点状に塗り付けられた間隔用物質粒子が、紙葉の積
み重ねの際に、個々の紙葉の間に、各紙葉上の印刷絵柄
の損傷のない良好なパイルの揃いの可能性と紙葉の良好
な後処理の可能性を保証する空気クッションが形成され
るような働きをする。
【0008】間隔用物質粒子が、5〜30ミクロンの大
きさを有していて、紙葉上に、平均の相互間間隔を50
〜400ミクロンとして不規則に、ただし、紙葉の表面
の相互に同等な部分領域上では少なくともほぼ同数の間
隔用物質粒子が存在するように塗り付けられるというの
が望ましい。そこでは、上記の50〜400ミクロンと
いう範囲から選ばれる平均間隔は、間隔用物質粒子の所
望の載せ密度に従うが、それは、場合々々の絵柄、その
絵柄を作るために用いられたインキのコンシステンシ
ー、および用いられた被印刷体の出来上がり状態に従う
ことになる。
【0009】望ましい一つの実施態様においては、間隔
用物質粒子が、塗り付けの前に、印刷インキ、または、
印刷された紙葉表面の美化加工のために用いられる分散
型ニスと混合され、そして、それと一緒に紙葉上に塗り
付けられる。そうするならば、間隔用物質粒子の塗り付
けのための追加的な装置はなくてもよい。この場合、紙
葉上での間隔用物質粒子の定着は、印刷インキまたはニ
スによっての、その乾燥の後の自動的な接着によって達
成される。この場合、間隔用物質粒子の大きさがある尺
度を超えないならば、特にニスでの、何よりも光沢の向
上への寄与のような美化特性は損なわれない。そのため
には、その尺度の上限が約10ミクロンと決められてい
ればよい。
【0010】間隔用物質粒子が、インキまたはニスに、
1:10から1:100の割合で混合されるのが望まし
い。
【0011】他の一つの有利な方法の実施態様は、間隔
用物質に水と水溶性接着剤が混合されていて、その混合
物が、水と接着剤でできた包囲体を有する個別の間隔用
物質粒子の形で紙葉上に塗り付けられるということを特
徴としている。
【0012】本発明の方法のさらに他の実施態様は、間
隔用物質粒子が、間接的に少なくとも一つの印刷装置胴
を経て、または直接紙葉上に塗り付けられるということ
としている。
【0013】他の一つの望ましい実施態様は、間隔用物
質が、水溶性接着剤でできた包囲体を有する間隔用物質
粒子の形で準備され、それら間隔用物質粒子を塗り付け
るときには、間隔用物質粒子を紙葉上で定着させるため
に、接着剤が、湿分付与により活性化されるということ
を特徴としている。
【0014】さらに、間隔用物質としてワックスが用い
られて、そのワックスが、ワックス粒子の形で紙葉上に
塗り付けられるというのが望ましい。
【0015】これをベースにした一つの他の方法の実施
態様は、ワックス粒子が溶融体から得られていて、塗り
付けのために滴状体がそれから個別的に取り出され、ワ
ックス粒子の定着は、それら滴状体の紙葉の中への部分
的侵入または紙葉の表面上への固着と、引き続いての冷
却と固化によって達成されるということを特徴としてい
る。
【0016】この、ワックス粒子の定着に関して有利な
方法の実施態様においては、まだ完全に固化してはいな
いワックス粒子が部分的に紙葉に侵入し、そこで自動的
に固化が進んで定着する。この場合は、なお、取扱いが
容易であって容易に支配され得る単一の物質システムが
利用され得ることが有利である。
【0017】さらに他の一つの方法の実施態様は、ワッ
クス粒子の各々が、第1のワックスでできた中核体と、
その中核体を囲んでいる、第1のワックスよりも融点が
低い第2のワックスでできた包囲体という形に形成され
ていることを特徴としている。
【0018】この場合には、ワックス粒子の定着のため
には、中核体の剛性がまだ保たれている間に、先ず包囲
体が溶融する。この場合、前述の実施態様と比べるなら
ば、必要とする温度がより低くても類似の特別な利点を
もって方法が実施され得るということが有利である。
【0019】さらに他の一つの方法の実施態様において
は、ワックス粒子が粉末の形で準備され、定着は短時間
の熱的処理によって達せられるということとしており、
それが望ましい。
【0020】最後に、さらに他の一つの方法の実施態様
は、ワックス粒子を含んだ水性の懸濁液が準備され、ワ
ックス粒子は、短時間の熱的処理により紙葉上に定着さ
れるということを特徴としている。
【0021】方法の実施のためには、特にインキ装置
と、印刷装置胴、すなわち、版胴とゴム胴と圧胴の形で
の印刷装置胴を備え、紙葉に印刷する印刷機、すなわ
ち、間隔用物質で形成された間隔用物質粒子を紙葉上に
斑点状に塗り付ける塗り付け装置があって、その塗り付
け装置は、間隔用物質を貯留するための容器と、組みロ
ーラ、すなわち、間隔用物質を容器から取り出すための
取り出しローラとそれに付属している塗り付けローラの
形での組みローラを有しており、圧胴または塗り付けロ
ーラが、間隔用物質粒子を斑点状に塗り付けるために適
している複数の凹所で構成された表面構造の外套面を有
している印刷機が構成されている。
【0022】この印刷機の構成の代わりの一つの印刷機
の構成においては、間隔用物質で形成された間隔用物質
粒子を紙葉上に斑点状に塗り付ける塗り付け装置があっ
て、その塗り付け装置は、間隔用物質を貯留するための
容器と、組みローラ、すなわち、間隔用物質を容器から
取り出すための取り出しローラと、間隔用物質粒子をゴ
ム胴または圧胴に斑点状に塗り付けるための塗り付けロ
ーラと、取り出しローラと塗り付けローラの間に配置さ
れた中間ローラの形での組みローラを有しており、圧
胴、塗り付けローラ、および中間ローラの表面の少なく
とも一つのものが、間隔用物質粒子を斑点状に塗り付け
るために適している複数の凹所で構成された表面構造を
有していることとしている。
【0023】上記のどの場合も、塗り付けローラが圧胴
に付属していて、圧胴が前記の表面構造を有していると
いう望ましい構成になっている。
【0024】圧胴の外套面における複数の凹所の形成に
おいては、圧胴の表面構造が複数の半球状突起を有して
いて、それら半球状突起相互間にある凹所になった各低
位部分は、その中に少なくとも一つの間隔用物質粒子が
収容され得るような寸法になっているということとして
おり、それが望ましい。その一方で、別の一つの望まし
い構成においては、塗り付けローラが、圧胴またはゴム
胴に付属しており、複数の凹所が、塗り付けローラの外
套面に設けられていて、間隔用物質粒子の大きさに適合
するカップ状凹部、または、少なくとも実質的に外套面
の周方向に延びている多数の溝によって構成されている
ということとしている。
【0025】上記の中間ローラを有する塗り付け装置を
伴って構成された印刷機の望ましい構成においては、塗
り付けローラが、圧胴またはゴム胴に付属しており、塗
り付けローラまたは中間ローラの外套面にある複数の凹
所が、間隔用物質粒子の大きさに適合するカップ状凹
部,または、少なくとも実質的に外套面の周方向に延び
ている溝によって構成されている。
【0026】上記の、カップ状凹部を間隔用物質粒子の
大きさに適合させることは、特に好都合な方法として、
各カップ状凹部を、それが丁度一つの間隔用物質粒子を
収容し得るような寸法にすることによって達成される。
このような方法によれば、紙葉上に移行された間隔用物
質粒子の所望の分布が、カップ状凹部の分布によって直
接生ぜしめられ得る。
【0027】さらに、上記の印刷機が上記の塗り付け装
置のどちらのものを伴って構成されているかに関係なし
に、すべての凹所が親水性表面を有していて、疎水性の
外套面領域で囲まれているということとしており、それ
が望ましい。
【0028】他の一つの上記塗り付け装置の構成におい
ては、塗り付け装置は、取り出しローラが弾力性の外套
面を有していることを特徴としている。その一方で、特
に間隔用物質粒子の平均的相互間間隔の調整に関して有
利な他の一つの構成は、塗り付け装置の組みローラの周
速度に差異があるということを特徴としている。
【0029】本発明の一つの発展態様においては、特に
インキ装置と、印刷装置胴、すなわち、版胴とゴム胴と
圧胴の形での印刷装置胴を備え、紙葉に印刷する印刷機
が、間隔用物質で構成されたスプレー液を印刷装置胴の
いずれか一つのものまたは紙葉上にスプレーするスプレ
ー装置を有していて、そのスプレー装置は、スプレー液
のための貯留容器と、ノズルと、スプレー液を貯留容器
からノズルに供給するポンプと、互いに平行に配置され
て隙間を形成していてノズルから排出される円錐状スプ
レー流を制限する二つのローラと、それら両ローラに付
属していてローラに付着したスプレー液の残りをローラ
から除去して貯留容器に戻す清掃装置を有している。
【0030】この場合、さらに、ノズルが旋回可能であ
り、ノズルの旋回によってスプレー液の塗り付けが中断
され得るということとしており、それが望ましい。
【0031】他の一つの構成においては、スプレー装置
の両方のローラが、それら間にある隙間を閉じてそれに
よってスプレー液の塗り付けを中断することができるよ
うに、相互に平行に移動可能なように配置されていると
いうこととしている。
【0032】もう一つの、本発明の発展態様において
は、特にインキ装置と、印刷装置胴、すなわち、版胴と
ゴム胴と圧胴の形での印刷装置胴を備え、紙葉に印刷す
る印刷機が、印刷装置胴、特に圧胴に向けられたノズル
と、場合によっては接着剤との混合物を形成している間
隔用物質を貯留するための容器と、電気伝導性の板、す
なわち、ノズルの開口がその板と印刷装置胴の間の空間
内にあるように配置されているという電気伝導性の板を
有するスプレー装置を備えていて、印刷装置胴と板の間
には電場が形成され得て、その電場を働かせたときに
は、間隔用物質または混合物の粒子が、ノズルから印刷
装置胴へと引きつけられる。
【0033】
【発明の実施の形態】先ず、図1から3においては、間
隔用物質がどのようにして紙葉上に移行させられ、そこ
で定着され得るかの、種々の可能性が示されている。間
隔用物質としては、5〜30ミクロンの大きさを有する
球状または滴状のワックス粒子を用いるのが望ましい。
このような大きさの選択によれば、ワックス粒子が人間
の裸眼では見えないこと、つまり、印刷製品での、何ら
の色の変化、光沢の損失、またはその他の光学的特性の
変化も感知されないことが保証される。望ましく用いら
れる種類のワックスとしては、特にポリエチレンワック
スがあって、これは、今日のパウダー材料とは対照的
に、しかるべき面圧力の下では、ワックス粒子の表面に
あるワックスが液化して潤滑層を形成することによって
生成する良好な滑り性を有する。
【0034】図1の例においては、ワックス粒子2が、
紙葉1の表面の美化加工のために用いられる分散型ニス
3に混合されている。その混合は、例えば、1:10か
ら1:100の重量比で実現されるのが望ましい。そこ
では、ワックス粒子2の、さきにインキ5で印刷された
紙葉1上への塗り付けは、ニス引き装置によってしかる
べく行われる。この場合、美化のための紙の上に塗り付
けられるニス3は、ワックス粒子2に対しては、接着
剤、すなわち、ワックス粒子を紙葉1の表面上に固定
し、ニス3の乾燥後に紙葉1上に定着させる接着剤のよ
うに作用する。
【0035】図2を参照して、次に、紙葉1上でのワッ
クス粒子2の定着のもう一つの可能性を説明する。ワッ
クス粒子2は、図2(1)で示されているように、第1
のワックスでできた中核体2′と、中核体2′を取り囲
んでいる、第1のワックスよりも融点が低い第2のワッ
クスでできた包囲体4′である接着剤の水溶液4で形成
されている。この場合、溶解された接着剤は、ワックス
粒子2を、紙葉1上への塗り付けの後に紙1の上に定着
させるという役目を負っている。このことは、ワックス
粒子2の塗り付けの後に,概略的に図2(2)に示され
ているように、水溶液4が流動して部分的に紙葉1の中
に侵入するということによって実現される。したがっ
て、ワックス粒子2は、接着剤が光学的に不利な影響を
及ぼさないように、斑点状に紙葉1の上に定着される。
【0036】ワックス粒子2を、粉末の形で、または、
接着剤成分を含まない水性懸濁液の構成要素として用い
る場合には、本発明の範囲内で、ワックス粒子2を、紙
葉1上への塗り付けの後にその紙葉1上に定着させるこ
とが、紙葉1の短時間の加熱によって可能になる。その
加熱の結果として、ワックス粒子2を場合によっては包
囲している懸濁液で形成された液体層が蒸発し、なお、
ワックス粒子2が表面上で溶融されるので、各々のワッ
クス粒子2の一部分が紙葉1の中に突入し、ワックス粒
子2は、冷却が終わった後には紙葉1上に定着されてい
る。
【0037】上述の水性懸濁液は、そこでは、紙葉1上
への塗り付けのために準備されるか、または、粉末の形
で準備されたワックス粒子2が、ワックス粒子2の塗り
付けの間に、懸濁液の液体成分と混合されることにより
形成される。そこでは、いずれの場合も、塵の発生は回
避される。
【0038】ワックス粒子2の紙葉1の上への直接的な
塗り付けの代わりに、ワックス粒子2が先ずローラ上に
移行させられ、それから漸く紙葉1の上へと移行させら
れるという間接的な塗り付けも行われ得る。
【0039】本発明の範囲内での、例えば前述の水溶液
4でできた包囲体のような包囲体4′を伴ったワックス
粒子2の包囲のための種々の可能性については、後述に
おいて詳しく説明する。
【0040】図3においては、ワックス粒子2がどのよ
うにして紙葉1の上に塗り付けられ、そこで定着され得
るかの、他の一つの可能性が示されている。この図にお
いては、紙葉1の上に塗り付けられたワックス粒子2が
概略的に示されている。ワックス粒子2のワックスのあ
る部分は、図示のように紙の中に侵入しており、それに
より、必要な定着が達成されている。ワックス粒子2
が、周囲温度において剛性ある塊りの状態をなしてい
て、その故に紙葉1の中に侵入し得ないということの後
には、先ず、ワックス粒子の一部分を、その部分が紙葉
1の中に侵入し得るように、粘性的状態にしなければな
らない。このことは、一つとしては、ワックス粒子2の
塗り付けの後の熱的処理によって実現され得る。しか
し、他の一つとして、ワックス粒子2を、塗り付けの前
には溶融体として貯留するということも可能である。そ
のためには、約100〜300℃の温度が必要である。
この溶融体から、例えば図9または12のようなスプレ
ー装置によって、滴状ワックスが形成され、紙葉1上に
スプレーされる。最初はまだ溶融状態の滴状ワックス
も、スプレーの間に冷却され、次第に固化する。滴状ワ
ックスの、紙葉1との接触の際には、まだ完全には固化
していないワックスの一部分が紙葉1の中に侵入し、そ
して、さらに何がしかの冷却時間とそれに伴う固化の後
には、その滴状ワックスからワックス粒子2を形成させ
てそれを紙葉1上で定着させるような作用をする。
【0041】スプレー装置と紙葉1の間において滴状ワ
ックスが経て行く工程の設定においては、その工程が、
一つとしては、過度に長くないように注意しなければな
らない。つまり、そのような場合には、滴状ワックスが
過度に強く冷却され、したがって、定着のために必要な
十分に流動性のある溶融状ワックスがもはや存在しなく
なる。経て行く工程が、他の一つとして、過度に短いな
らば、滴状ワックスが十分には冷却されず、その結果、
紙葉1の上に突き当たった滴状ワックスが過度に強く流
れ去り、したがって、紙葉1の表面に対して、あまりに
も小さい高さしか有しないこととなる。
【0042】以上で説明された方法の一つの変形では、
紙上1での定着のために、やはり溶融状ワックスが用い
られるのではあるが、その溶融状ワックスの中には、少
なくともほぼ剛性的な塊りの状態にあるワックス粒子が
存在している。このことは、融点が相異なる2種類のワ
ックスが用いられ、定着させるワックスは低い方の融点
を有するということにより達成される。溶融体から個別
に取り出されたうえでより融点の低いワックスでできた
包囲体で囲まれたワックス粒子の定着は、さきに説明さ
れた例におけると同様に、溶融状態のワックスの、紙葉
1の中への侵入と、引き続いての固化によって達成され
る。
【0043】このことは、間隔用物質としての働きをす
る機械的に実質的に比較的強いはずであると共に比較的
に高い融点を有するワックス粒子を溶融する場合の温度
に比べるならば、より低い温度で処理が行われ得るとい
う利点を有する。
【0044】さらに他の一つの熱的定着の可能性とし
て、ワックス粒子2を溶融接着剤で包囲し、塗り付けら
れた、そのように包囲されたワックス粒子2を加熱する
ということがある。そのために適用される温度は、その
とき定着の役目を果たす溶融接着剤の融点に正に対応し
ていなければならない。しかし、ワックス粒子2の溶融
を避けるために、ワックス粒子2の融点は到達されない
でいるべきある。
【0045】そのためには、ワックス粒子2を溶融接着
剤で包囲する代わりに、水溶性の接着剤が用いられ得
る。そこで、この接着剤は、紙葉の表面上での目標を定
めた湿分付与によって活性化され得る。紙葉を形成して
いる紙の水分取入れ能力によって水が接着剤から再び取
り出され、そこで、ワックス粒子は紙葉の表面に定着さ
れる。
【0046】図4から12までに関して、以降におい
て、本発明の方法の実施のための種々の装置と、方法の
種々の実施の仕方を説明する。
【0047】図4は、紙葉1に印刷するための印刷機の
一部分の模式図である。特に、印刷装置25と、それに
接続され、チェン式くわえづめ装置を備えた排紙装置2
1が示されている。印刷装置25は、圧胴12、ゴム胴
15、および版胴16を含んでいて、版胴16の回りで
は、インキ装置18と、印刷機が湿式オフセットプロセ
スにおいて用いられる場合ならば、湿し装置17が、一
団となっている。各々の紙葉1は、紙葉渡し胴19によ
って圧胴12に供給される。圧胴12には、塗り付けロ
ーラ13と、貯留容器24からその中で準備された水と
接着剤と間隔用物質粒子2でできた懸濁液を取り出す取
り出しローラ14とを有する塗り付け装置11が付属し
ている。
【0048】間隔用物質粒子2を、本発明によって紙葉
1上に斑点状に塗り付けるために、外套面が平滑な塗り
付けローラ13を有する塗り付け装置11の第1の実施
形態においては、圧胴12は、図5(1)のように、多
数の半球状突起とそれら突起相互間にある凹所31にな
った低位部分を伴った外套面を有していて、それら凹所
31になった低位部分によって、懸濁液の中に含まれた
間隔用物質粒子2に、所望のそれの分布の仕方が強制さ
れる。圧胴12が紙と接触するときには、圧胴12の外
套面の凹んでいない領域にある水と接着剤の層厚さは、
あまりにも薄いので、接着剤が液分離によって紙の上へ
と言うに値するほどに移行することにはならない。凹所
31の中にある間隔用物質粒子2は、水溶性接着剤によ
って紙に粘着する。紙葉1が圧胴12から剥がれること
によって間隔用物質粒子2が凹所31から抜け出る際に
は、一般には、図5(2)に概略的に示されているよう
に、水と接着剤で形成された液体6の一部分だけが、間
隔用物質粒子2に、その包囲体の形で追従する。しか
し、液体6の凹所31の中に残留した部分からは、何ら
の処理技術的不利益も生じない。
【0049】塗り付けローラ13は、圧胴12の直径
と、圧胴12のくわえづめのための、対応する切り欠き
部分を有していてもよい。しかし、この塗り付けローラ
は、より小さい直径をもって作られて、そして、例えば
カムによって作動位置入れ/外しされて、その外された
状態で圧胴12のくわえづめを回避するのであってもよ
い。
【0050】以上で説明した、圧胴12に付属した塗り
付け装置11の作動によっては、間隔用物質粒子2は、
紙葉1の印刷された側ではなく、その裏側に移行させら
れる。このことは、しかし、間隔用物質粒子2の間隔保
持機能に何らの影響も及ぼさない。
【0051】図6(1)と6(2)は、どちらも、図4
に示されたものと実質的に対応している印刷機の一部分
の模式図である。しかし、図4に示された実施形態とは
異なって、塗り付け装置11は、圧胴12ではなくゴム
胴15に付属しており、そこでは、塗り付け装置11
は、ゴム胴15に対して、図6(1)のように、ゴム胴
15上に先ずインキそしてそれに続いて間隔用物質粒子
2が移行されるように、位置している。この順序は、図
6(2)の配置の場合では入れ替わっている。
【0052】図6(1)と6(2)の実施形態において
は、ゴム胴15は実質的に平滑な表面を有するので、塗
り付け装置11の塗り付けローラ13の外套面に、間隔
用物質粒子2をゴム胴15上に張り付けられたゴム布を
経て紙の上に斑点状そして前述した所望の分布で移行す
るために、特定の表面構造が設けられている。
【0053】有利な一つの構成においては、塗り付けロ
ーラ13の外套面には、多数のカップ状凹部27が設け
られている。これらカップ状凹部27は、丁度一つの、
何がしかの水溶性接着剤を伴った間隔用物質粒子2が収
容され得るように寸法を決められている。それらカップ
状凹部27の表面が親水性である一方で、ゴム胴15の
ゴム布に接触する塗り付けローラ13の外套面のその他
の面部分は、例えば特別な被覆によって優先的に疎水性
の特性を有しているというのが望ましい。図4との関係
で前述したように、間隔用物質粒子2または懸濁液は取
り出しローラ14によって貯留容器24から取り出さ
れ、塗り付けローラ13に供給される。塗り付けローラ
13の外套面の各領域の前述のような受け付け挙動によ
って支援されて、カップ状凹部27は間隔用物質粒子2
または懸濁液で充満される一方で、塗り付けローラ13
の凹んでいない外套面領域は、間隔用物質粒子2の移送
に関与しないでいる。この場合、間隔用物質粒子2の所
望の分布は、塗り付けローラ13の外套面における対応
するカップ状凹部27の分布によって定められる。
【0054】取り出しローラ14には、弾力性の外套面
が設けられているのが望ましい。この場合、塗り付けロ
ーラ13と取り出しローラ14の間の押圧力は、カップ
状凹部27が間隔用物質粒子2なしで充満されたとき
に、ほとんどの液体が再びそれらカップ状凹部27から
絞り出されるように設定されている。この過程は、図7
(1)と7(2)に概略的に示されている。図7(1)
は、カップ状凹部27が間隔用物質粒子2なしで充満さ
れた場合を示している。取り出しローラ14に弾力性の
外套面が選択されているので、取り出しローラ14の外
套面の、塗り付けローラ13のカップ状凹所27の上に
ある領域は、それらカップ状凹所27の中へと膨出す
る。この際、その膨出の程度は、一つには外套面の弾力
性に、他の一つには塗り付けローラ13と取り出しロー
ラ14の間の押圧力に関係している。この膨出は、カッ
プ状凹所27の中に間隔用物質粒子2が存在しないとき
に、場合によってはカップ状凹所27の中に存在する液
体、特に水溶性接着剤が絞り出されるような働きをす
る。したがって、水中に溶解した接着剤が間隔用物質粒
子2なしに移行させられてそれにより印刷製品が光学的
損傷を受けるということが回避される。
【0055】図7(2)は、上述とは異なり、一つの間
隔用物質粒子2が、塗り付けローラ13のカップ状凹所
27の一つのものの中に存在している場合を示してい
る。この場合、間隔用物質粒子2は、図において概略的
に示されているように、取り出しローラ14の弾力性の
外套面がその胴の軸線に向かって陥没するような作用を
する。押圧力、または、取り出しローラ14の弾力性外
套面形成のための材料の選択においては、ワックス粒子
の形での間隔用物質粒子2を優先的に用いる場合に、各
々の間隔用物質粒子2が、塗り付けローラ13と接触し
た際に過度に変形しないように配慮するべきである。
【0056】運転中にカップ状凹所27がそれぞれに一
つの間隔用物質粒子2で充満されることを容易にするた
めに、両方のローラ13,14の駆動は、望ましくは、
小さい相対速度がこれら両方のローラ13,14間を支
配していて、その相対速度が可変であるというように計
画されてよい。この場合の利点は、両方のローラ外套面
の間における擦りによって、間隔用物質粒子2が、より
容易にカップ状凹所27に到達することにある。
【0057】図8(2)に示された塗り付け装置11′
は、前述の塗り付け装置11に比べると、少し変形され
ている。ここでは、取り出しローラ14によって取り出
された懸濁液は、直接塗り付けローラ13に移行させら
れるのではなく、先ず中間ローラ30へ、そしてそれか
ら塗り付けローラ13へと、さらに移行が行われる。
【0058】中間ローラ30は、そのほか塗り付けロー
ラ13においてもそうであるように、カップ状凹所27
によって構成された表面構造の代わりに、図8(1)に
示されているような、外套面の周方向または周方向に対
して傾いた方向に延びた多数の溝32を有していてよ
い。この場合には、ワックス粒子2の受付けと、それを
塗り付けローラ13またはゴム胴15へさらに移送する
機能の仕方は、実質的に、カップ状凹所27が設けられ
た外套面の場合のそれに対応している。この場合には、
ワックス粒子2の所望の分布は、溝32の相互間間隔
と、場合によっては塗り付けローラの周速度からは離れ
た中間ローラ30の周速度の適切な選択によって達成さ
れる。例えば、塗り付けローラ13はゴム胴15の周速
度、中間ローラ30はより小さい周速度を有するなら
ば、中間ローラ30の個々の溝32の中にあるワックス
粒子2は、ある相互間間隔、すなわち、溝32の中にあ
るワックス粒子2相互間間隔に対しては拡大された間隔
の下で、塗り付けローラ13へと移行させられる。
【0059】前述したように、塗り付け装置11は、例
えば、版胴16の前にあってもよいし、圧胴12に付属
していてもよい。
【0060】ワックス粒子2の所望の分布の達成のため
には、半球状突起相互間の低位部分の形での凹所31、
カップ状凹部27、または溝32で構成された表面構造
は、基本的には、ワックス粒子2の移行に関与する複数
の外套面のうちの一つのものだけにおいて必要である。
しかし、貯留容器24から圧胴12またはゴム胴15の
外套面に至るワックス粒子2の経路上において、それぞ
れに表面構造を有する二つの外套面が相前後してあるな
らば絶対的に有利であり、それは、例えば、ゴム胴15
に至る経路上で、溝32が設けられた中間ローラ30の
外套面と、カップ状凹所27が設けられた塗り付けロー
ラ13の外套面、または、溝32が設けられた塗り付け
ローラ13の外套面があって、中間ローラ30の溝と塗
り付けローラ13の溝が、それぞれのローラ長手方向軸
に対する傾きを異にしているという場合、または例え
ば、圧胴12に至る経路上で、溝32が設けられた塗り
付けローラ13の外套面と、半球状突起相互間の低位部
分の形での凹所31が設けられた圧胴12の外套面があ
るという場合のことである。
【0061】前述したように、ワックス粒子2の塗り付
けは、塗り付け装置11または11′の塗り付けローラ
13による代わりに、スプレー装置40、すなわち、間
隔用物質で構成されたスプレー液をスプレーすることが
でき、印刷機の中に、紙葉1自体または紙葉と接触する
圧胴がスプレーされるように配置され得るスプレー装置
によっても行われ得る。この場合、スプレー液は、前述
したような、間隔用物質として用いられるワックスの溶
融体の形か、または、前述したような、ワックス粒子2
と水中に溶解された接着剤を含んだ水性懸濁液の形にな
っていればよい。
【0062】そのようなスプレー装置40は、一般に、
ノズル41を含んでいて、それらノズル41には、一方
では圧力空気がしかるべき圧力空気配管48を経て供給
され、他方ではスプレー液がスプレー物質配管49を経
て供給される。スプレー物質配管49を経て供給された
スプレー液は、貯留容器46からポンプ47によって吸
い出される。各々のノズル41で生成される円錐状のス
プレー流を制限するために、図9に示されているよう
に、望ましくは二つのローラ42,43で構成された制
限装置が設けられている。両方のローラ42,43の配
置は、それらローラ42,43間に隙間が形成されてそ
の隙間を通して円錐状のスプレー流の一部分が通過し得
るようになっている。ローラ42と43の外套面に沈着
したスプレー液の残りが隙間を閉塞させることを避ける
ために、両方のローラ42,43は、回転されられ,掻
き落とし作用を受ける。その場合、回転方向は、両方の
外套面が隙間の領域においてスプレーの方向とは逆の方
向に回転するように選択される。
【0063】ローラ42,43のための清掃装置、すな
わち、図9に示された構造においては掻き板44と45
で成っている清掃装置が、ローラ42,43を清掃して
スプレー液の残りを落とし、それを、貯留容器46の中
へと戻す。
【0064】ローラ42と43の間の隙間を通過するス
プレー液の量は、圧力空気の量やノズル41に供給され
たスプレー液の量のような、スプレーのパラメータの設
定のほか、上記の隙間の幅によって制御され得る。その
ために、両方のローラ42,43は、相互間で位置調節
され得るように配置されている。両方のローラ42と4
3の相互間の平行移動、すなわち、隙間の幅をローラ4
2と43の全長にわたって一定とする平行移動のほか
に、ローラ42と43のうちの一方のもののしかるべき
移動によって、印刷機の幅にわたって隙間の幅を変化付
きに設定することも考えられる。円錐状のスプレー流の
停止または中断のためには、ポンプ47または圧力空気
管48を停止することのほか、図10(1)に示された
可能性、すなわち、ノズル41を、それから排出される
円錐状のスプレー流が隙間に的中しないように旋回させ
るということが考えられる。しかし、この場合には、ス
プレー液が貯留容器46に到達することを確実にするの
が合目的的である。図9に示された例においては、この
ことは、ノズル41が貯留容器46の中にあって旋回の
後には例えばその側壁の方に向いているということで達
成されている。別の可能性として、両方のローラ42,
43で形成された隙間を、それらローラを相互に図10
(2)に概略的に示されているように移動させて閉じる
ということが考えられる。この場合には、ローラ42,
43のうちの一方のものの平行移動のほか、斜め上また
は斜め下方向の位置への移動も可能である。
【0065】円錐状のスプレー流のしかるべき中断によ
れば、特に、例えば紙葉1を搬送するためにあるくわえ
づめ装置にスプレーされることが防止される。
【0066】前述の塗り付け装置11を用いる場合にお
けると同様に、スプレー装置40を用いる場合にも、そ
れを印刷機の中で配置する種々の可能性がある。その二
つの可能性が図11(1)と11(2)に示されてい
る。図11(1)においては、スプレー装置40は、ス
プレー液が紙葉1の印刷された側に当たるように配置さ
れている。それとは対照的に、図11(2)において
は、スプレー装置40の機能原理に従ったスプレー装置
40′が、圧胴12の、それがさらに回転すると紙葉1
が載るところの領域に向けられている。それにより、ス
プレー液の塗り付けは、間接的に、圧胴12を経て紙葉
1の裏側に行われる。自明のこととして、他の考えられ
る配置も可能である。
【0067】図12は、スプレー装置の他の一つの構造
を概略的に示している。前述のスプレー装置40とは対
照的に、ここでは、スプレー液の引き出しのために、圧
力空気ではなく、電場が利用されている。
【0068】図12に示されているスプレー装置60
は、貯留容器55からスプレー液の供給を受けているノ
ズル51を含んでいる。ノズル51は、図示の例におい
ては、半径方向で圧胴12に向けられている。一方では
ノズル51が設けられている方向に対して垂直な板53
に、他方では圧胴12に、電場を形成する電圧が電源5
4によって印加されている。
【0069】貯留容器55に含まれたスプレー液は、接
着剤溶液の中にワックス粒子2が混ざっている混合物質
56であるのが望ましい。電場によって、ワックス粒子
2とそれに粘着した接着剤58が加速され、接着剤58
は、紙葉1の紙の上でのワックス粒子2の定着のための
最終的に必要な作用をする。
【0070】スプレー装置60は、印刷機の中の、前述
の塗り付け装置11,11′,40,40′の場合と同
様な場所に配置され得て、それが望ましい。紙葉搬送方
向に直角な方向に、ノズルの列が、紙葉1の全幅にわた
るように配置される。ワックス粒子2の斑点状の塗り付
けと、塗り付け量の制御は、印加される電圧のオン/オ
フによって行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の第1の実施形態を説明するため
の、印刷された紙葉1上のワックス粒子2を伴ったニス
層3を示す図である。
【図2】図2(1)は、水と接着剤の混合物で包囲され
たワックス粒子、または、第1のワックスでできた中核
体2′がより融点の低い第2のワックス4′でできた包
囲体を伴っているという形のワックス粒子2を示す図、
図2(2)は、図2(1)のワックス粒子2′が紙葉1
上で定着された後の状態を示す図である。
【図3】本発明の方法の他の一つの実施形態に対応する
ものとしての、溶融状ワックスから作られて紙葉1上に
塗り付けられたワックス粒子2を示す図である。
【図4】ワックス粒子の塗り付け装置11が圧胴12に
付属している、紙葉の印刷のための印刷機の一部分の模
式図である。
【図5】図5(1)は、圧胴12の表面構造を有する部
分を拡大して示す長さ方向断面図、図5(2)は、図5
(1)に対応する一部分の断面図である。
【図6】それぞれに相異なる様式で塗り付け装置11が
配置されている印刷機の一部分を概略的に示す図であ
る。
【図7】取り出しローラ14と塗り付けローラ13が組
み合って働く様子を示す図である。
【図8】図8(1)は、間隔用物質の塗り付け装置の、
多数の凹所が設けられたローラ30の一部分の拡大した
長さ方向断面図、図8(2)は、間隔用物質の塗り付け
装置11′の配置を説明する、印刷機の一部分の模式図
である。
【図9】間隔用物質を塗り付けるためのスプレー装置を
概略的に示す図である。
【図10】スプレー装置から排出される円錐状のスプレ
ー流の中断の仕方を説明するために図9のスプレー装置
を概略的に示す図である。
【図11】それぞれに相異なる様式で図9のスプレー装
置が配置されている印刷機の一部分の模式図である。
【図12】間隔用物質のための他の一つのスプレー装置
を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 紙葉 2 間隔用物質粒子、ワックス粒子 3 ニス 4 接着剤の水溶液 5 インキ 6 液体(水と接着剤) 11,11′ 塗り付け装置 12 圧胴 13 塗り付けローラ 14 取り出しローラ 15 ゴム胴 16 版胴 17 湿し装置 18 インキ装置 19 紙葉渡し胴 21 排紙装置 24 貯留容器 25 印刷装置 26 チェン式くわえづめ装置 27 カップ状凹部 30 中間ローラ 31 凹所(半球状突起相互間の) 32 溝 40,40′ スプレー装置 41 ノズル 42,43 ローラ 44,45 掻き板 46 貯留容器 47 ポンプ 48 圧力空気管 49 スプレー物質配管 51 ノズル 53 板 54 電源 55 貯留容器 56 混合物質 58 接着剤 60 スプレー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 ユルゲン ケルン ドイツ連邦共和国 69256 マウアー モ ーツアルトシュトラーセ 22 (72)発明者 ミハエル ミューラー ドイツ連邦共和国 68647 ビブリス ネ リー−ザックス−ヴェーク 9 (72)発明者 ハラルト シュバーン ドイツ連邦共和国 69120 ハイデルベル ク ツィーゲルホイザーラントシュトラー セ 7

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置の各胴を有して作動する印刷機
    によって印刷され、続いて積み重ねられる紙葉の上に間
    隔用物質を塗り付ける方法において、 少なくとも周囲温度において固体である間隔用物質を準
    備する段階と、その間隔用物質で形成された個別の間隔
    用物質粒子(2)を紙葉(1)の表面上に斑点状に塗り
    付ける段階と、塗り付けられたそれら間隔用物質粒子
    (2)を前記紙葉(1)上に定着させる段階を有するこ
    とを特徴とする、紙葉の上に間隔用物質を塗り付ける方
    法。
  2. 【請求項2】 前記間隔用物質粒子(2)が5〜30ミ
    クロンの大きさを有していて、前記紙葉(1)上に、平
    均の相互間間隔を50〜400ミクロンとして不規則
    に、ただし、前記紙葉(1)の表面の相互に同等な部分
    領域上では少なくともほぼ同数の前記間隔用物質粒子が
    存在するように塗り付けられる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記間隔用物質粒子(2)が、インキま
    たはニスと一緒になって前記紙葉(1)上に塗り付けら
    れ、引き続いて乾燥下で前記紙葉(1)上に定着され
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記間隔用物質粒子(2)が、インキま
    たはニスに、1:10から1:100の重量比で混合さ
    れる、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記間隔用物質に水と水溶性接着剤が混
    合されていて、その混合物が、水と接着剤でできた包囲
    体を有する個別の間隔用物質粒子(2)の形で前記紙葉
    (1)上に塗り付けられる、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記間隔用物質粒子(2)が、間接的に
    少なくとも一つの印刷装置胴(12,15)を経て、ま
    たは直接、前記紙葉(1)上に塗り付けられる、請求項
    1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記間隔用物質が、水溶性接着剤ででき
    た包囲体を有する間隔用物質粒子(2)の形で準備さ
    れ、それら間隔用物質粒子(2)を塗り付けるときに
    は、間隔用物質粒子を前記紙葉(1)上で定着させるた
    めに、前記接着剤が、湿分付与により活性化される、請
    求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記間隔用物質としてワックスが用いら
    れて、そのワックスが、ワックス粒子(2)の形で前記
    紙葉(1)上に塗り付けられる、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ワックス粒子(2)が溶融体から得
    られていて、塗り付けのために滴状体がそれから個別的
    に取り出され、前記ワックス粒子(2)の定着は、それ
    ら滴状体の前記紙葉(1)の中への部分的侵入または前
    記紙葉(1)の表面上への固着と、引き続いての冷却と
    固化によって達成される、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ワックス粒子(2)の各々が、第
    1のワックスでできた中核体(2′)と、その中核体
    (2′)を囲んでいる、第1のワックスよりも融点が低
    い第2のワックスでできた包囲体(4′)という形に形
    成されている、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ワックス粒子(2)が粉末の形で
    準備され、定着は短時間の熱的処理によって達せられ
    る、請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記ワックス粒子(2)を含んだ水性
    の懸濁液が準備され、前記ワックス粒子(2)は、短時
    間の熱的処理により前記紙葉(1)上に定着される、請
    求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】 特にインキ装置(18)と、印刷装置
    胴、すなわち、版胴(16)とゴム胴(15)と圧胴
    (12)の形での印刷装置胴を備え、紙葉(1)に印刷
    する印刷機において、 間隔用物質で形成された間隔用物質を貯留するための容
    器(24)と、組みローラ、すなわち、前記間隔用物質
    を前記容器(24)から取り出すための取り出しローラ
    (14)とそれに付属している塗り付けローラ(13)
    の形での組みローラを備えて、前記間隔用物質粒子
    (2)を紙葉(1)上に斑点状に塗り付けるための塗り
    付け装置(11)を有し、前記圧胴(12)または前記
    塗り付けローラ(13)が、前記間隔用物質粒子(2)
    を斑点状に塗り付けるために適している複数の凹所(3
    1,27,32)で構成された表面構造の外套面を有し
    ていることを特徴とする印刷機。
  14. 【請求項14】 特にインキ装置(18)と、印刷装置
    胴、すなわち、版胴(16)とゴム胴(15)と圧胴
    (12)の形での印刷装置胴を備え、紙葉(1)に印刷
    する印刷機において、 間隔用物質で形成された間隔用物質を貯留するための容
    器(24)と、組みローラ、すなわち、前記間隔用物質
    を前記容器(24)から取り出すための取り出しローラ
    (14)と、前記間隔用物質粒子(2)を前記ゴム胴
    (15)または前記圧胴(12)に斑点状に塗り付ける
    ための塗り付けローラ(13)と、前記取り出しローラ
    (14)と前記塗り付けローラ(13)の間に配置され
    た中間ローラ(30)の形での組みローラを備えて、前
    記間隔用物質粒子(2)を紙葉(1)上に斑点状に塗り
    付けるための塗り付け装置(11′)を有し、前記圧胴
    (12)、前記塗り付けローラ(13)、および前記中
    間ローラ(30)の表面の少なくとも一つのものが、前
    記間隔用物質粒子(2)を斑点状に塗り付けるために適
    している複数の凹所(31,27,32)で構成された
    表面構造を有していることを特徴とする印刷機。
  15. 【請求項15】 前記塗り付けローラ(13)が前記圧
    胴(12)に付属しており、前記圧胴(12)が前記表
    面構造を有している、請求項13または14に記載の印
    刷機。
  16. 【請求項16】 前記圧胴(12)の表面構造が複数の
    半球状突起を有していて、それら半球状突起相互間にあ
    る凹所(31)になった各低位部分は、その中に少なく
    とも一つの前記間隔用物質粒子(2)が収容され得るよ
    うな寸法になっている、請求項13または14に記載の
    印刷機。
  17. 【請求項17】 前記塗り付けローラ(13)が、前記
    圧胴(12)または前記ゴム胴(15)に付属してお
    り、複数の凹所が、前記塗り付けローラ(13)の外套
    面に設けられていて、前記間隔用物質粒子(2)の大き
    さに適合するカップ状凹部(27)、または、少なくと
    も実質的に前記外套面の周方向に延びている複数の溝
    (32)によって構成されている、請求項13または1
    4に記載の印刷機。
  18. 【請求項18】 前記塗り付けローラ(13)が、前記
    圧胴(12)または前記ゴム胴(15)に付属してお
    り、前記塗り付けローラ(13)または前記中間ローラ
    (30)の外套面にある複数の凹所が、前記間隔用物質
    粒子(2)の大きさに適合するカップ状凹部(27),
    または、少なくとも実質的に前記外套面の周方向に延び
    ている複数の溝(32)によって構成されている、請求
    項14に記載の印刷機。
  19. 【請求項19】 前記凹所(27,32)が親水性表面
    を有していて、疎水性の外套面領域で囲まれている、請
    求項13または14に記載の印刷機。
  20. 【請求項20】 前記取り出しローラ(14)が弾力性
    の外套面を有している、請求項13または14に記載の
    印刷機。
  21. 【請求項21】 前記塗り付け装置(11または1
    1′)の組みローラの周速度に差異がある、請求項13
    または14に記載の印刷機。
  22. 【請求項22】 特にインキ装置(18)と、印刷装置
    胴、すなわち、版胴(16)とゴム胴(15)と圧胴
    (12)の形での印刷装置胴を備え、紙葉(1)に印刷
    する印刷機において、 間隔用物質で構成されたスプレー液のための貯留容器
    (46)と、ノズル(41)と、前記スプレー液を前記
    貯留容器(46)から前記ノズル(41)に供給するポ
    ンプ(47)と、互いに平行に配置されて隙間を形成し
    ていて前記ノズル(41)から排出される円錐状スプレ
    ー流を制限する二つのローラ(42,43)と、それら
    ローラの両者(42,43)に付属していてローラ(4
    2,43)に付着した前記スプレー液の残りを前記ロー
    ラ(42,43)から除去して前記貯留容器(46)に
    戻す清掃装置(44,45)を備えて、前記スプレー液
    を、前記印刷装置胴のいずれか一つのもの(12,1
    5)または前記紙葉(1)上にスプレーするスプレー装
    置(40)を有することを特徴とする印刷機。
  23. 【請求項23】 前記ノズル(41)が旋回可能であ
    り、該ノズル(41)の旋回によって前記スプレー液の
    塗り付けが中断され得る、請求項22記載の印刷機。
  24. 【請求項24】 前記スプレー装置(40)の両方のロ
    ーラ(42,43)が、それら間にある隙間を閉じてそ
    れによって前記スプレー液の塗り付けを中断することが
    できるように、相互に平行に移動可能なように配置され
    ている、請求項22に記載の印刷機。
  25. 【請求項25】 特にインキ装置(18)と、印刷装置
    胴、すなわち、版胴(16)とゴム胴(15)と圧胴
    (12)の形での印刷装置胴を備え、紙葉(1)に印刷
    する印刷機において、 前記印刷装置胴、特に圧胴(12)に向けられたノズル
    (51)と、場合によっては接着剤との混合物を形成し
    ている間隔用物質を貯留するための容器(55)と、電
    気伝導性の板(53)、すなわち、前記ノズル(51)
    の開口がその板(53)と前記印刷装置胴(12)の間
    の空間内にあるように配置されている電気伝導性の板を
    有するスプレー装置を備え、前記印刷装置胴(12)と
    前記板(53)の間には電場が形成され得て、その電場
    を働かせたときには、間隔用物質または混合物の粒子
    が、前記ノズルから前記印刷装置胴(12)へと引きつ
    けられることを特徴とする印刷機。
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