JPH08222340A - ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 - Google Patents

ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置

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Publication number
JPH08222340A
JPH08222340A JP7191763A JP19176395A JPH08222340A JP H08222340 A JPH08222340 A JP H08222340A JP 7191763 A JP7191763 A JP 7191763A JP 19176395 A JP19176395 A JP 19176395A JP H08222340 A JPH08222340 A JP H08222340A
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fixed
semi
steering column
rotating body
steering wheel
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Application number
JP7191763A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ishikawa
聡 石川
Hidehiro Ichikawa
秀弘 市川
Nobuyuki Tsujino
伸之 辻野
Hiroaki Iizuka
弘晃 飯塚
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH08222340A publication Critical patent/JPH08222340A/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/04Turnable line connectors with limited rotation angle with frictional contact members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルの操作性向上と異音の発生抑制とを
両立して図る。 【解決手段】 ステアリングコラムに固定された固定体
5と、固定体5に対して回転自在に設けられ固定体5と
の間に環状空間を形成する回転体3と、環状空間に収容
され一端7aが回転体3に固定され他端7bが固定体5
に固定された可撓性のフラットケーブル7と、フラット
ケーブル7の幅方向下端と対向する固定体5の底面43
aに付着された半流動性物質9とを備え、フラットケー
ブル7は、回転体3の正逆方向P,Qへの回転に追従し
て移動し、回転体3と固定体5とを電気的に導通させる
電気的接続装置1において、半流動性物質9が付着され
た内面43aに、半流動性物質9が収容される溝状の溜
り部57を、回転体3の回転方向P,Qと交叉する方向
に沿って形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用操舵装置に
おけるハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進むにつ
れ、自動車の操舵装置におけるハンドル(ステアリング
ホイール)にも、電子制御のための各種スイッチが設け
られるようになっており、このスイッチを電気配線によ
ってステアリングコラム側に接続する必要がある。自動
車のハンドルは、複数回左右に回転可能なように設定さ
れているため、ハンドルの回転軸とステアリングコラム
とを電気的に接続するためには、一般に複数の導線を備
えた可撓性のフレキシブル・フラット・ケーブル(FF
C)を、ハンドル軸に固定された回転体とステアリング
コラム側に固定された固定体との間に渦巻き状態で、あ
るいは途中で折り返された反転渦巻き状態で設けるよう
なハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置が
用いられている。
【0003】図13は従来のこの種の電気的接続装置の
断面図、図14は図13の平面図を示している(実開昭
60−153490号公報参照)。
【0004】図13に示すように、この電気的接続装置
101は、回転体103と、固定体としてのハウジング
105と、FFC107と、グリース等の半流動性物質
109とを備えたもので、FFC107を、ハンドル軸
に固定された回転体103とステアリングコラム側に固
定されたハウジング105との間に渦巻き状態で設けて
いる。
【0005】回転体103は、板体状のアッパーカバー
部111と、アッパーカバー部111の略中央から立設
された円筒状の内側筒体部113とからなり、内側筒体
部113の内径には自動車のステアリング・シャフト
(図示外)が挿入固定される。ハウジング105は、ス
テアリングコラム(図示外)側に固定される板体状のア
ンダーカバー部117と、アンダーカバー部117の外
縁から立設された外側筒体部119とからなり、回転体
103とハウジング105とは、同心状で回転自在に組
み付けられている。
【0006】回転体103とハウジング105の間には
環状空間125が形成され、この環状空間125内に、
ハンドル側とステアリングコラム側とを電気的に接続す
るFFC107が渦巻き状態で収容されている。図14
に示すように、回転体103の内側筒体部113には挿
入孔121が形成され、この挿入孔121にFFC10
7の内端107aが挿入固定されている。また、ハウジ
ング105の外側筒体部119には貫通孔123が形成
され、この貫通孔123にFFC107の外端107b
が挿通され外部に引出されている。これにより、FFC
107は、ハンドルの正逆回転に伴った回転体103の
回転に追従して移動し、回転体103とハウジング10
5とを電気的に導通させる。
【0007】図13に示すように、半流動性物質109
は、FFC107の幅方向下端と対向するハウジング1
05のアンダーカバー部117の内面に付着されてい
る。
【0008】ハンドル(図示外)を一方側に回転させる
と、FFC107は回転体103側(内側)に巻締めら
れ、反対にハンドルを他方側に回転させると、FFC1
07はハウジング105側(外側)に巻拡げられ、いず
れの状態においても、回転体103とハウジング105
の電気的接続はFFC107を介して維持されるように
なっている。そして、かかる半流動性物質109によっ
て、アッパカバー111又はアンダーカバー部117の
内面とFFC107の幅方向下端との摺動による異音の
発生を抑えることができる。
【0009】図15は従来の他の電気的接続装置の断面
図を示している(特開平4−333473号公報参
照)。
【0010】この電気的接続装置131は、FFC10
7が挿通される開口135を有する移動体133を、環
状空間125に設けたものである。移動体133は、環
状空間125内に位置するハウジング105の摺接面1
37上を、回転体103の回転方向に沿って摺動自在に
設けられ、移動体133の外面には、滑性シート139
が貼付けられている。FFC107は、移動体133の
開口135で反転し、移動体133の内側と外側とで逆
向きに巻回され、回転体103の正逆方向への回転に追
従して移動して、回転体103とハウジング105とを
電気的に導通させている。
【0011】このように、移動体133を設けてFFC
107を反転状態で巻回しているので、渦巻き状態とす
る場合に比してFFC107の長さを短く抑えることが
できる。また、移動体133の周面には滑性シート13
9が貼付けられているので、移動体133と摺接面13
7との摩擦抵抗が小さく抑えられ、移動体133及びF
FC107を円滑に移動させることができる。
【0012】しかしながら、かかる高滑性シート139
は比較的高価であるため、コストの上昇が否めない。
【0013】このため、高滑性シート139に代えて、
移動体133と摺接面137との間に、図13に示す電
気的接続装置101と同様の半流動性物質109を付着
させる構造も提案されている。かかる構造によれば、コ
ストの上昇を抑えつつ、移動体133及びFFC107
の円滑な移動を図ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図13に示す
電気的接続装置101のように、半流動性物質109を
付着させる場合、ハンドルの操作性を良好に維持させる
には、比較的粘性の低い半流動性物質109を使用し、
半流動性物質109による抵抗をできるだけ低く抑え
て、FFC107を移動し易くする必要がある。
【0015】ところが、かかる従来の電気的接続装置1
01にあっては、粘性の低い半流動性物質109を使用
すると、FFC107の巻締め時及び巻拡がり時に、F
FC107によって半流動性物質109がアンダーカバ
ー部117の内面から掻き取られ、内面全域に付着させ
ておいた半流動性物質109が環状空間125の内側又
は外側に除々に掻き集められてしまうため、電気的接続
装置101を長期間使用した場合に、半流動性物質10
9による異音の抑制効果が低下してしまう可能性があっ
た。
【0016】かかる不都合は、半流動性物質109の粘
性を高めることである程度回避可能であるが、粘性の高
い半流動性物質109では抵抗が増大してFFC107
が移動し難くなり、回転体103の回転トルクが増大す
るため、ハンドルの操作性の低下が否めなかった。
【0017】また、このような不都合は、図15に示す
電気的接続装置131において、前述のように高滑性シ
ート139に代えて半流動性物質109を付着する場合
にも同様に生じ得る。
【0018】すなわち、移動体133及び摺接面137
が共に平面状であるため、移動体133の摺動を繰返す
と、電気的接続装置101を長期間使用した場合に、図
16に示すように、半流動性物質109が移動体133
と摺接面137との間から外部に押出されてしまう恐れ
がある。このため、移動体133と摺接面137との間
で異音の発生を招いたり、移動体133及びFFC10
7の円滑な移動が阻害され、回転体103の回転トルク
が増大して、ハンドルの操作性の低下を招いてしまう可
能性があった。
【0019】そこで、本発明は、上記事情を考慮し、ハ
ンドルの操作性向上と異音の発生抑制とを両立して図る
ことを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ステアリングコラムに固定された固定体と、該固定
体に対して回転自在に設けられ該固定体との間に環状空
間を形成する回転体と、前記環状空間に収容され一端が
前記回転体に固定され他端が前記固定体に固定された可
撓性のフラットケーブルと、該フラットケーブルの幅方
向両端と対向する前記固定体及び回転体の少なくとも一
方の内面に付着された半流動性物質とを備え、前記フラ
ットケーブルは、前記回転体の正逆方向への回転に追従
して移動し、前記回転体と固定体とを電気的に導通させ
るハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置に
おいて、前記半流動性物質が付着された内面に、該半流
動性物質が収容される溝状の溜り部を、前記回転体の回
転方向と交叉する方向に沿って形成したことを特徴とす
るものである。
【0021】このように、流動性物質が付着された内面
に溝状の溜り部を回転体の回転方向と交叉する方向に沿
って形成したので、フラットケーブルの巻締め時及び巻
拡がり時に、半流動性物質が内面から掻き取られても、
すぐに溜り部に収容されて逐次再び供給される。すなわ
ち、半流動性物質は回転方向と交叉する径方向への移動
が抑えられた状態となるので、比較的粘性の低い半流動
性物質を使用しても、半流動物質が環状空間の内側又は
外側の掻き集められることなく、半流動性物質が内面全
域に付着された状態が維持される。また、溜り部は回転
方向と交叉する方向に沿って設けたので、回転方向に沿
って移動するフラットケーブルの幅方向端部が溜り部に
引掛かることがなく、フラットケーブルの円滑な移動が
維持される。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置で
あって、前記溜り部は、前記回転体の回転軸を略中心と
して放射状に複数設けたことを特徴とするものである。
【0023】このように、複数の溜り部を回転体の回転
軸を略中心とした放射状に設けたので、内面全域に渡っ
てほぼ均等に半流動性物質の径方向への移動を抑えるこ
とができる。
【0024】請求項3に記載の発明は、ステアリングコ
ラムに固定された固定体と、該固定体に対して回転自在
に設けられ該固定体との間に環状空間を形成する回転体
と、前記環状空間に収容され一端が前記回転体に固定さ
れ他端が前記固定体に固定された可撓性のフラットケー
ブルと、前記環状空間に配設され前記フラットケーブル
が挿通される挿通部を有する移動体とを備え、該移動体
は、前記環状空間内の摺接面に前記回転体の回転方向に
沿って摺動自在に設けられ、前記フラットケーブルは、
前記移動体の挿通部で反転し、該移動体の内側と外側と
で逆向きに巻回され、前記回転体の正逆方向への回転に
追従して移動して前記回転体と固定体とを電気的に導通
させるハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装
置において、前記摺接面、又は該摺接面と接する移動体
の摺動面の少なくとも一方に、該移動体の摺動抵抗を低
減する溝部を設けたことを特徴とするものである。
【0025】このように、摺接面又は摺動面の少なくと
もに一方に、移動体の摺動抵抗を低減する溝部を設けた
ので、簡単かつ安価な構造によって、移動体を円滑に摺
動させて、フラットケーブルに加えられる負担を軽減す
ることができる。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置で
あって、前記摺接面と摺動面との間には、半流動性物質
が付着され、前記溝部には、前記半流動性物質が収容さ
れることを特徴とするものである。
【0027】このように、移動体をより円滑に摺動させ
るべく半流動性物質を付着した場合に、移動体の摺動が
繰返し行われた後であっても、半流動性物質は、外部に
押出されることなく溝部に収容されて、摺動面と摺接面
との間に保持されるので、長期間使用した場合でも、移
動体の円滑な摺動を確保して、フラットケーブルに加え
られる負担を軽減することができる。
【0028】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載のハンドルとステアリングコラム間の電気
的接続装置であって、前記溝部は、前記回転体の回転方
向に沿って形成したことを特徴とするものである。
【0029】このように、溝部を回転体の回転方向に沿
って形成したので、移動体の摺動抵抗を効果的に低減さ
せることができ、フラットケーブルに加えられる負担が
さらに軽減される。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置で
あって、前記溝部は、前記摺接面又は摺動面のほぼ全域
に渡って設けたことを特徴とするものである。
【0031】このように、摺動面又は摺動面のほぼ全域
に渡って溝部を設けたので、摺接面と摺動面との間に半
流動性物質が付着されている場合、両者の接する領域の
ほぼ全域において、半流動性物質の外部への移動が抑え
られ、その付着状態が略均一に保持される。従って、移
動体を一段と円滑に摺動させることができ、フラットケ
ーブルに加えられる負担が軽減される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0033】図1は本発明の第1の実施の形態に係る電
気的接続装置の分解斜視図、図2は図1の組立状態の側
断面図、図3は図1のハウジングの平面図、図4は図3
のA部拡大斜視図である。
【0034】この電気的接続装置1は、回転体3と、固
定体としてのハウジング5と、ハンドルとステアリング
コラム側とを電気的に接続するフレキシブル・フラット
・ケーブル(FFC)7と、半流動性物質9とを備え、
FFC7は、回転体3とハウジング5との間に渦巻き状
態で設けられている。
【0035】回転体3は、略ドーナツ盤状のアッパーカ
バー13と、略円筒状の内側筒体部15を有するロテー
タ17と、ロテータ17の内側筒体部15に外嵌される
略円筒状のエンドサポート19とから構成されている。
アッパーカバー13の中央孔21の周縁にはFFC7の
一端7aが導出される凹部23が形成され、中央孔21
の周囲には、3本の組付ボルト25が挿通される3箇所
のボルト挿通孔27と、FFC7の一端7aに設けられ
たコネクタ29を支持するコネクタ支持部31が設けら
れている。
【0036】ロテータ17の内側筒体部15の内径に
は、自動車のステアリング・シャフト(図示外)が挿入
され、該ステアリング・シャフトにロテータ17が固定
される。ロテータ17の内側筒体部15の一端15aに
は前記組付ボルト25と螺合するボルト穴33が形成さ
れ、他端15bの外周面にはフランジ部35が突設され
ている。ロテータ17の内側筒体部15の外周面とエン
ドサポート19の内周面には、相互に嵌合する嵌合凹部
37と嵌合凸部39とが形成され、エンドサポート19
の外周面には舌状部41が突設されている。
【0037】ハウジング5は、円盤状のアンダーカバー
部43と、アンダーカバー部43の外縁から立設された
外側筒体部45とからなり、外側筒体部45の外周に
は、ステアリング・コラム(図示外)側に固定される4
箇所の固定フランジ部47と、FFC7の他端7bに設
けられたコネクタ49を支持するコネクタ支持部51が
突設されている。外側筒体部45には、FFC7の他端
7bを挿通するスリット52が形成され、アンダーカバ
ー部43の略中央には、ロテータ17の内側筒体部15
が回転自在に挿通される中心孔53が形成されている。
【0038】ハウジング5の中心孔53にロテータ17
の内側筒体部15を一端15a側から挿通し、嵌合凹部
37に嵌合凸部39を合わせてエンドサポート19を内
側筒体部15に外嵌し、その上方からアッパーカバー1
3を被せ、組付ボルト25によってアッパーカバー13
をロテータ17に固定することにより、ハウジング5が
アッパカバー13とロテータ17のフランジ部35との
間で正逆回転自在となり、回転体3がハウジング5に対
して回転自在な状態で組上げられると共に、図2に示す
ように、回転体3とハウジング5の間に環状空間55が
形成される。そして、回転体3を組上げるときに、前記
環状空間55内に、FFC7を渦巻き状態で収容する。
収容の際には、図1に示すように、FFC7の一端7a
をアッパーカバー13の凹部23から導出し、該一端7
aのコネクタ29をアッパーカバー13のコネクタ支持
部31に支持させ、FFC7の他端7bをハウジング4
5の穴部(図示外)から導出し、該他端7bのコネクタ
49をハウジング5のコネクタ支持部51に支持させ
る。
【0039】前記半流動性物質9はグリース等であり、
FFC7の幅方向下端と対向するハウジング5のアンダ
ーカバー部43の内面としての底面43aに付着されて
いる。底面43aには、半流動性物質9が収容される直
線溝状の溜り部57が、回転体3の回転方向と交叉する
方向に沿って形成されている。図3に示すように、溜り
部57は、中心孔53から放射状となるように、ほぼ等
間隔に16本形成されている。図4に示すように、溜り
部57は、回転体3(図1参照)の正回転方向(図中矢
印P方向)前方側に位置する内側壁57aと、逆回転方
向(図中矢印Q方向)前方側に位置する内側壁57bと
に区画された断面円弧状であり、溜り部57の幅Dは2
mm〜3mm程度、深さdは0.5mm〜1mm程度に設定され
ている。なお、本実施の形態では、アンダーカバー部4
3の底面43aに半流動性物質9を付着させ、その底面
43aに溜り部57を設けたが、FFC7の幅方向上端
と対向するアッパーカバー13の内面13aに半流動性
物質9を付着させ、その内面13aに溜り部(図示外)
を設けることもできる。
【0040】組上げた電気的接続装置1は、ロテータ1
7の内側筒体部15の内径を自動車のステアリング・シ
ャフト(図示外)に挿入固定すると共に、ハウジング5
の固定フランジ部47をステアリングコラム(図示外)
側に固定することにより、車体に取付けられる。かかる
状態で、ハンドル(図示外)を正方向(時計回り方向)
に回転させると、回転体3も正方向(図中矢印P方向)
に回転して、FFC7がエンドサポート19に一方向か
ら巻絞められ、反対にハンドルを逆方向(半時計回り方
向)に回転させると、回転体3も逆方向(図中矢印Q方
向)に回転して、エンドサポート19からFFC7がほ
ぐされて巻拡げられた後、今度は反対方向からエンドサ
ポート19に巻絞められる。このようにFFC7は、ハ
ンドルの正逆回転に伴った回転体3の回転に追従して移
動するので、回転体3とハウジング5の電気的接続はF
FC7を介して常時維持されるようになっている。な
お、前記反対方向への巻付け限界では、FFC7がエン
ドサポート19の舌状部41に押付けられ、舌状部41
によってFFC7が保護されるように構成されている。
【0041】かかる構造の電気的接続装置1によれば、
半流動性物質9が付着されたアンダーカバー部43の底
面43aには、溝状の溜り部57が、回転体3の回転方
向と交叉する方向に沿って形成されているので、FFC
7の巻締め時及び巻拡がり時に、半流動性物質9が底面
43aから掻き取られても、すぐに隣接する溜り部57
に収容される。例えば、掻き取られた半流動性物質9
は、回転体3が正回転のときは正回転方向(図中矢印P
方向)前方側に位置する内側壁57aに当って溜り部5
7に収容され、逆回転のときは逆回転方向(図中矢印Q
P方向)前方側に位置する内側壁57aに当って溜り部
57に収容される。溜り部57に収容された半流動性物
質9は、底面43a上の半流動物質9の減少に応じて、
逐次再び底面43a上に供給される。
【0042】すなわち、半流動性物質9は、FFC7の
巻絞め及び巻拡がり時において、回転方向への移動が許
容されつつ、回転方向と交叉する径方向への移動が抑え
られた状態となるので、FFC7に対する抵抗を増大さ
せることなく、半流動物質9が環状空間55の内側又は
外側の掻き集められるのを抑制することができる。この
ため、粘性の比較的低い半流動性物質9を使用しても、
底面43a全域に半流動性物質9が付着された状態が良
好に維持され、電気的接続装置1を長期間使用した場合
でも、FFC7に対する抵抗を増大させることなく、底
面43a全域に半流動性物質9が付着された状態を良好
に維持することができ、ハンドルの操作性向上と、FF
C7と底面43aとの摺動による異音の発生抑制とを両
立して図ることができる。
【0043】また、溜り部57を回転方向(図中矢印
P,Q)と交叉する方向に沿って設けたので、回転方向
に沿って移動するFFC7の幅方向端部が溜り部57に
引掛かることがなく、FFC7の円滑な移動を維持する
ことができる。
【0044】さらに、複数の溜り部57を回転体3の回
転軸を略中心とした放射状に設けたので、底面43aの
全域に渡ってほぼ均一に半流動性物質9の径方向へ移動
を抑えることができる。従って、半流動性物質9の付着
状態を底面43a全域において略均一に維持させること
ができ、ハンドルの操作性向上と異音の発生抑制とをよ
り効果的に図ることができる。
【0045】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0046】図5は本発明の第2の実施の形態を示すハ
ウジングの平面図であり、第1の実施の形態と同じ構成
部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0047】第2の実施の形態は、第1の実施の形態で
設けた直線状の溜り部57に代えて、図5に示すよう
に、両側の内側壁61a,61bに膨出部S,Tを有す
る波形溝状の溜り部61を、放射状に複数設けたもので
ある。かかる膨出部S,Tは、回転体3(図1参照)の
正回転方向(図中矢印P方向)前方側に位置する内側壁
61aと、逆回転方向(図中矢印Q方向)前方側に位置
する内側壁61bとに、それぞれ溝外側に膨らむように
設けられている。内側壁61a,61bのうち各膨出部
S,Tと対向する部分は、膨出部S,Tの膨出形状に沿
って溝内側に脹らんでいる。なお、本実施の形態では、
膨出部S,Tを曲線的に膨出させたが、直線的に膨出さ
せることもできる。
【0048】第2の実施の形態によれば、第1の実施の
形態の作用効果に加えて、溜り部61の内側壁61a,
61bに溝外側に膨らむ膨出部S,Tを設けたので、溜
り部61に収容された半流動性物質9が膨出部S,Tに
停溜し易くなる。例えば、回転体3(図1参照)が正回
転しているときは、FFC7(図1参照)は正回転方向
(図中矢印P方向)に移動するため、正回転前方側に位
置する内側壁61aの膨出部Sに半流動性物質9が停溜
し易く、逆回転しているときは、FFC7は逆回転方向
(図中矢印Q方向)に移動するため、逆回転前方側に位
置する内側壁61bの膨出部Qに停溜し易くなる。これ
により、FFC7の巻絞め及び巻拡がり時において、溜
り部61内に収容された半流動性物質9の径方向への移
動を的確に抑えることができ、半流動性物質9の環状空
間55(図2参照)の内側又は外側への集中をさらに抑
制することができる。
【0049】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0050】図6は本発明の第3の実施の形態を示すハ
ウジングの平面図であり、第1の実施の形態と同じ構成
部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0051】第3の実施の形態は、膨出部S,Tを設け
た点で第2の実施の形態と同様であるが、膨出部S,T
の位置を、図6に示すように、溜り部63の両側の内側
壁63a,63bに相対向して対称的に設けた点で相違
するものである。すなわち、溜り部63は瓢箪を連ねた
形状を呈しており、溜り部63の溝幅は、膨出部S,T
の中央63cで広く、端部63dで狭くなっている。
【0052】第3の実施の形態によれば、第2の実施の
形態の作用効果に加えて、FFC7(図1参照)の巻絞
め時及び巻拡がり時において、溝幅の広い膨出部S,T
の中央63cで半流動性物質9がより停溜し易くなると
共に、溝幅の狭い膨出部S,Tの端部63dで半流動性
物質9の径方向への移動が的確に抑制される。従って、
半流動性物質9の環状空間55(図2参照)の内側又は
外側への集中をさらに的確に抑制することができる。
【0053】また、前記第1〜第3の実施の形態は、F
FC7を渦巻き状態で設けたいわゆる渦巻き方式の電気
的接続装置1について説明したが、FFC7を途中で折
り返した反転渦巻き状態で設けるいわゆる反転方式の電
気的接続装置に対しても、前記構成を適用することがで
きる。すなわち、反転方式の電気的接続装置であって
も、半流動性物質の付着した内面に溜り部57,61,
63を設けることによって、前記実施の形態と同様の作
用効果を得ることができる。
【0054】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0055】図7は本発明の第4の実施の形態に係る電
気的接続装置の分解斜視図、図8は図7のキャリアを示
す斜視図、図9は図7のハウジングの内面とキャリアの
下面とを示す断面図であり、(a)は半流動性物質が付
着されていない状態を示し、(b)は半流動性物質が付
着された状態を示す。なお、第1の実施の形態と同じ構
成部分には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0056】図7に示すように、第4の実施の形態に係
る電気的接続装置71は、ハウジング5の環状空間55
にFFC7を反転巻付け状態で収容するための移動体と
してのキャリア73を備え、キャリア73の摺動面とし
ての上面75及び下面77に、溝部79を形成したもの
である。
【0057】ハウジング5には、環状空間55の上方
(アッパーカバー13側)を覆うハウジングカバー81
が取付けられ、ハウジングカバー81の上面81aに
は、アッパーカバー13が回転自在に載置されている。
【0058】キャリア73は、一部に挿通部としての開
口83を有する平面視略C字状に形成され、ロテータ1
7及びハウジング5に対して回転自在に配設されてい
る。キャリア73の回転方向は、回転体3の回転方向に
沿った方向であり、キャリア73はロテータ17の内側
筒体部15の周りを回転する。FFC7は、一端側7a
からロテータ17の内側筒体部15に沿って巻かれ、反
転部7cで開口83を挿通して反転し、キャリア73の
内側と外側とで逆向きに巻回されるように、他端側7b
に向かってキャリア73の外周面73aに沿って巻かれ
ている。アッパーカバー13が正方向(図中矢印P方
向)へ回転すると、FFC7の反転部7cはアッパーカ
バー13よりも少ない回転量だけ同方向(図中矢印P方
向)へ移動し、該移動量に等しい長さのFFC7が開口
83から送出されて、キャリア73の外周面73aに巻
付けられる。反対に、アッパーカバー13が逆方向(図
中矢印Q方向)へ回転すると、FFC7の反転部7cは
アッパーカバー13よりも少ない回転量だけ同方向(図
中矢印Q方向)へ移動し、該移動量に等しい長さのFF
C7がロテータ17側に巻戻されて、ロテータ17の内
側筒体部15に巻付けられる。そして、FFC7の送出
し又は巻戻しに伴って、反転部7cの移動を許容するよ
うにキャリア73が回転する。
【0059】キャリア73の上面75及び下面77は、
摺接面としてのハウジングカバー81の下面(図示外)
及びハウジング5の底面43aと対向し、キャリア73
の回転時にこれら相対向する面同士が相対的に摺動す
る。
【0060】前記溝部79は、図9(a)に示すよう
に、キャリア73の上面75及び下面77とハウジング
カバー81の下面(図示外)及びハウジング5の底面4
3aとの接触面積を減少させて、両者の摺動抵抗を低減
するものであり、図8に示すように、キャリア77の回
転方向(回転体3の回転方向)に沿った略C字円弧状
で、上面75及び下面77のほぼ全域に渡るように、上
面75及び下面77の幅方向に複数形成されている。な
お、上面75側の溝部は図示を省略している。
【0061】第4の実施の形態によれば、キャリア73
の上面75及び下面77に、キャリア73の摺動抵抗を
低減する溝部79を設けたので、簡単かつ安価な構造に
よって、キャリア73の円滑な摺動を図ることができ
る。従って、キャリア73からFFC7への負担が軽減
され、回転体3の回転トルクの増大を抑えることがで
き、ハンドルの操作性向上と異音の発生抑制とを両立し
て図ることができる。
【0062】また、溝部79をキャリア73の回転方向
に沿って形成したので、キャリア73の摺動抵抗を効果
的に低減させることができ、FFC7に加えられる負担
がさらに軽減され、ハンドルの操作性向上と異音の発生
抑制とをさらに効果的に達成することができる。
【0063】さらに、図9(b)に示すように、キャリ
ア73をより円滑に摺動させるべく、キャリア73の上
面75及び下面77と、ハウジングカバー81の下面及
びハウジング5の底面43aとの間に、第1の実施の形
態と同様の半流動性物質9を付着した場合、キャリア7
3の摺動が繰返し行われた後であっても、半流動性物質
9は、外部に押出されることなく溝部79に収容され
て、キャリア73とハウジングカバー81又はハウジン
グ5との間に保持される。従って、長期間使用した場合
でも、半流動性物質9によるキャリア73の円滑な摺動
が維持され、FFC7に加えられる負担を軽減すること
ができ、ハンドルの操作性向上と異音の発生抑制とをよ
り効果的に達成することができる。
【0064】また、溝部79は、キャリア73の上面7
5及び下面77のほぼ全域に渡って設けられているの
で、キャリア73とハウジングカバー81又はハウジン
グ5とが接する領域のほぼ全域において、半流動性物質
9の外部への移動が抑えられ、その付着状態が略均一に
保持される。従って、キャリア73を一段と円滑に摺動
し、FFC7に加えられる負担が軽減されて、ハンドル
の操作性向上と異音の発生抑制とを一段と効果的に達成
することができる。
【0065】図10は、図7のキャリア73の変形例を
示す斜視図である。
【0066】この変形例は、図7に示す溝部73に代え
て、個々の溝長を短く分割した溝部85を設けたもので
ある。かかる変形例によれば、溝部85の溝長を短くし
たことによって、半流動性物質9の回転方向への移動を
も抑えることができ、その付着状態をさらに均一に保持
することができる。
【0067】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0068】図11は本発明の第5の実施の形態に係る
ハウジングを示す斜視図、図12は図11のハウジング
の内面とキャリアの下面とを示す断面図であり、(a)
は半流動性物質が付着されていない状態を示し、(b)
は半流動性物質が付着された状態を示す。なお、第4の
実施の形態と同じ構成部分には、同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0069】図11に示すように、第5の実施の形態
は、第4の実施の形態においてキャリア73の上面73
及び下面77に設けた溝部73に代えて、ハウジングカ
バー81の下面(図示外)及びハウジング5の底面43
aに、図10に示す溝部85とほぼ同様の形状を有する
溝部87を設けたものである。
【0070】第5の実施の形態によれば、第4の実施の
形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0071】すなわち、ハウジングカバー81の下面
(図示外)及びハウジング5の底面43aに、図12
(a)に示すように、接触面積を減少させてキャリア7
3の摺動抵抗を低減する溝部87を、キャリア73の回
転方向に沿って形成したので、簡単かつ安価な構造によ
って、キャリア73の円滑な摺動を図ることができる。
また、図12(b)に示すように、半流動性物質9を付
着した場合は、溝部85に収容されるので、長期間使用
した場合でも、半流動性物質9によるキャリア73の円
滑な摺動が維持される。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、溜り部が半流動性物質の環状空間の内側
又は外側への移動を抑制するので、粘性の比較的低い半
流動性物質を使用しても、内面全域に半流動性物質が付
着された状態を良好に維持することができる。すなわ
ち、長期間使用した場合でも、フラットケーブルに対す
る抵抗を増大させることなく、内面全域に半流動性物質
が付着された状態を良好に維持することができ、ハンド
ルの操作性向上と異音の発生抑制とを両立して図ること
ができる。
【0073】また、溜り部は回転方向と交叉する方向に
沿って設けたので、回転方向に沿って移動するフラット
ケーブルの幅方向端部が溜り部に引掛かることがなく、
フラットケーブルの円滑な移動を維持することができ
る。
【0074】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、複数の溜り部を回転体の
回転軸を略中心とした放射状に設けたので、内面全域に
渡ってほぼ均等に半流動性物質の径方向への移動を抑え
ることができる。従って、半流動性物質の付着状態を内
面全域において略均一に維持させることができ、ハンド
ルの操作性向上と異音の発生抑制とをより効果的に図る
ことができる。
【0075】請求項3に記載の発明によれば、移動体の
摺動抵抗を低減する溝部を設けるという簡単かつ安価な
構造によって、移動体を円滑に摺動させて、フラットケ
ーブルに加えられる負担を軽減することができ、ハンド
ルの操作性向上と異音の発生抑制とを両立して図ること
ができる。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、半流動性物質を付着した
場合に、移動体の摺動が繰返し行われた後であっても、
半流動性物質は、外部に押出されることなく溝部に収容
されて、摺動面と摺接面との間に保持されるので、長期
間使用した場合でも、移動体の円滑な摺動を維持させる
ことができ、ハンドルの操作性向上と異音の発生抑制と
をより効果的に達成することができる。
【0077】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
又は請求項4に記載の発明の効果に加えて、溝部を回転
体の回転方向に沿って形成したので、移動体の摺動抵抗
が効果的に低減され、ハンドルの操作性向上と異音の発
生抑制とをさらに効果的に達成することができる。
【0078】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の効果に加えて、摺接面と摺動面との間に
半流動性物質が付着されている場合、両者の接する領域
のほぼ全域において、半流動性物質の外部への移動が抑
えられ付着状態が略均一に保持されるので、移動体をさ
らに円滑に摺動させることができ、ハンドルの操作性向
上と異音の発生抑制とを一段と効果的に達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電気的接続装
置の分解斜視図である。
【図2】図1の組立状態の側断面図である。
【図3】図1のハウジングの平面図である。
【図4】図3のA部拡大斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るハウジングの
平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るハウジングの
平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る電気的接続装
置の分解斜視図である。
【図8】図7のキャリアを示す斜視図である。
【図9】図7のハウジングの内面とキャリアの下面とを
示す断面図であり、(a)は半流動性物質が付着されて
いない状態を示し、(b)は半流動性物質が付着された
状態を示す。
【図10】図7のキャリアの変形例を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係るハウジング
の斜視図である。
【図12】図7のハウジングの内面とキャリアの底面と
を示す断面図であり、(a)は半流動性物質が付着され
ていない状態を示し、(b)は半流動性物質が付着され
た状態を示す。
【図13】従来例を示す断面図である。
【図14】従来例を示す平面図である。
【図15】他の従来例を示す平面図である。
【図16】他の従来例の課題を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電気的接続装置 3 回転体 5 ハウジング(固定体) 7 FFC(フラットケーブル) 7a 一端 7b 他端 9 半流動性物質 13 アッパーカバー(回転体) 13a 内面 17 ロテータ(回転体) 19 エンドサポート(回転体) 43a 底面(内面,摺接面) 55 環状空間 57 溜り部 61 溜り部 61a 内側壁 61b 内側壁 63 溜り部 63a 内側壁 63b 内側壁 71 電気的接続装置 73 キャリア(移動体) 75 上面(摺動面) 77 下面(摺動面) 79 溝部 81 ハウジングカバー(固定体) 83 挿通部 85 溝部 87 溝部 P 正回転方向 Q 逆回転方向 S 膨出部 T 膨出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 弘晃 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムに固定された固定体
    と、該固定体に対して回転自在に設けられ該固定体との
    間に環状空間を形成する回転体と、前記環状空間に収容
    され一端が前記回転体に固定され他端が前記固定体に固
    定された可撓性のフラットケーブルと、該フラットケー
    ブルの幅方向両端と対向する前記固定体及び回転体の少
    なくとも一方の内面に付着された半流動性物質とを備
    え、前記フラットケーブルは、前記回転体の正逆方向へ
    の回転に追従して移動し、前記回転体と固定体とを電気
    的に導通させるハンドルとステアリングコラム間の電気
    的接続装置において、 前記半流動性物質が付着された内面に、該半流動性物質
    が収容される溝状の溜り部を、前記回転体の回転方向と
    交叉する方向に沿って形成したことを特徴とするハンド
    ルとステアリングコラム間の電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハンドルとステアリン
    グコラム間の電気的接続装置であって、 前記溜り部は、前記回転体の回転軸を略中心として放射
    状に複数設けたことを特徴とするハンドルとステアリン
    グコラム間の電気的接続装置。
  3. 【請求項3】 ステアリングコラムに固定された固定体
    と、該固定体に対して回転自在に設けられ該固定体との
    間に環状空間を形成する回転体と、前記環状空間に収容
    され一端が前記回転体に固定され他端が前記固定体に固
    定された可撓性のフラットケーブルと、前記環状空間に
    配設され前記フラットケーブルが挿通される挿通部を有
    する移動体とを備え、該移動体は、前記環状空間内の摺
    接面に前記回転体の回転方向に沿って摺動自在に設けら
    れ、前記フラットケーブルは、前記移動体の挿通部で反
    転し、該移動体の内側と外側とで逆向きに巻回され、前
    記回転体の正逆方向への回転に追従して移動して前記回
    転体と固定体とを電気的に導通させるハンドルとステア
    リングコラム間の電気的接続装置において、 前記摺接面、又は該摺接面と接する移動体の摺動面の少
    なくとも一方に、該移動体の摺動抵抗を低減する溝部を
    設けたことを特徴とするハンドルとステアリングコラム
    間の電気的接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のハンドルとステアリン
    グコラム間の電気的接続装置であって、 前記摺接面と摺動面との間には、半流動性物質が付着さ
    れ、 前記溝部には、前記半流動性物質が収容されることを特
    徴とするハンドルとステアリングコラム間の電気的接続
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載のハンドル
    とステアリングコラム間の電気的接続装置であって、 前記溝部は、前記回転体の回転方向に沿って形成したこ
    とを特徴とするハンドルとステアリングコラム間の電気
    的接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のハンドルとステアリン
    グコラム間の電気的接続装置であって、 前記溝部は、前記摺接面又は摺動面のほぼ全域に渡って
    設けたことを特徴とするハンドルとステアリングコラム
    間の電気的接続装置。
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