JPH08219521A - 天井用換気扇 - Google Patents

天井用換気扇

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JPH08219521A
JPH08219521A JP2652295A JP2652295A JPH08219521A JP H08219521 A JPH08219521 A JP H08219521A JP 2652295 A JP2652295 A JP 2652295A JP 2652295 A JP2652295 A JP 2652295A JP H08219521 A JPH08219521 A JP H08219521A
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lid
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electrical
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electric
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Yoshimasa Ito
義政 伊藤
Yuji Tsukitari
裕二 月足
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、電装ボックスに収納した電気部品が
発火したときの溶融物の落下を防止できるようにし、第
2に、電装ボックスの蓋を開けたときの電気部品の落下
を面倒なねじ止めを要することなく防止できるようにす
る。 【構成】 第1に、電装ボックス19の下面の開口部を
閉鎖するプラスチック製の蓋23の内面部に不燃板28
を装着し、電装ボックス19に収納した電気部品20,
21,22が発火して溶融物が滴下したとしても、それ
を不燃板28が受けて、蓋23の溶融を防止するように
した。第2に、電装ボックス19を、電気部品20,2
1を上下に重ねて収納するように形成すると共に、その
うちの下方に収納する電気部品21について長さの異な
る二つのもの21a,21bが角度を変えて択一収納可
能なようにほゞ直交する二つの収納部38a,38bを
有する形態に形成し、且つ、蓋23の内面部に、開蓋時
の上記電気部品20,21の落下をそのうちの下方の電
気部品21を係止して阻止するストッパ25を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電装ボックスを有する天
井用換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井用換気扇においては、図
13に示すように、本体枠1の内部に送風機2を配設す
ると共に、電装ボックス3を配設したものが供されてい
る。この電装ボックス3は、更に図14に示すように、
送風機2のモータ(一般には誘導電動機)4に必要なコ
ンデンサ5や速結端子(電線を挿入するだけでチャック
し保持する構造のもので、SL端子ともいう)6といっ
た電気部品を収納するようになっており、その収納口で
ある電装ボックス3の下面(図14状態では上面)の開
口部にはこれを閉鎖するプラスチック製の蓋7が具えら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述ものの場合、電装
ボックス3に収納した電気部品(中でもコンデンサ5)
が万一とはいえ発火した場合、プラスチック製の部品外
殻が溶けて図14の二点鎖線で囲った領域Mで示すよう
に電装ボックス3の蓋7上に滴下することが考えられ
る。この場合、溶融物は通常では蓋7によって受け止め
られ落下することはないが、万一蓋7が溶けた場合を想
定すると、溶融物が落下して火傷や火災の原因となるこ
とが危惧される。
【0004】又、取付工事の折りには、電装ボックス3
の蓋7を開けて速結端子6に電源電線(図示せず)を挿
入接続するが、そのときに、速結端子6とコンデンサ5
が落下する可能性があるため、これら速結端子6とコン
デンサ5は電装ボックス3に収納した状態でねじ止め
(図示せず)して固定するようにしており、そのねじ止
めのため、組立作業が面倒になっていた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、電装ボックスに
収納した電気部品が発火したときの溶融物の落下を防止
し得る二重安全構造を具えた天井用換気扇を提供すると
共に、電装ボックスの蓋を開けたときの電気部品の落下
を面倒なねじ止めを要することなく防止できる天井用換
気扇を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の天井用換気扇においては、第1に、本体枠
の内部に送風機を配設すると共に、他の電気部品を収納
する電装ボックスを配設したものにあって、その電装ボ
ックスの下面の開口部を閉鎖するプラスチック製の蓋の
内面部に不燃板を装着したことを特徴とする。この場
合、電気部品が速結端子であれば、これの電線挿入口と
対応する検査用の孔を電装ボックスの蓋及び不燃板に形
成すると良い。又、電装ボックスの蓋あるいは不燃板の
少なくともいずれか一方の検査用の孔の大きさは電源電
線の芯線の径より小さく定めると良い。
【0007】本発明の天井用換気扇においては、第2
に、本体枠の内部に送風機を配設すると共に、他の電気
部品を複数個収納する電装ボックスを配設したものにあ
って、その電装ボックスを、上記複数個の電気部品を上
下に重ねて収納するように形成すると共に、そのうちの
下方に収納する電気部品について長さの異なる二つのも
のが角度を変えて択一収納可能なようにほゞ直交する二
つの収納部を有する形態に形成し、且つ、この電装ボッ
クスの下面の開口部を閉鎖する蓋の内面部に、開蓋時の
上記複数個の電気部品の落下をそのうちの下方の電気部
品を係止して阻止するストッパを設けたことを特徴とす
る。
【0008】この場合、電装ボックスが、収納部の一つ
を形成するための突出部を送風機のケーシングと電装ボ
ックスとの間の電源電線が挿通されるスペースに面する
ように有するものでは、この突出部の電源電線挿通元側
の部分に斜面部を形成すると良い。又、電装ボックス
は、下方に収納する電気部品の一つのものの位置決めと
更に他の収納電気部品の位置決めを兼ねるリブを内部に
有すると良い。更に、送風機のケーシングと電装ボック
スの蓋との間で、送風機のモータに接続したリード線の
余剰分を収納するコードボックス部を形成するのも良
い。
【0009】
【作用】上記第1の手段によれば、電装ボックスに収納
した電気部品が発火して溶融物が滴下したとしても、そ
れを蓋の内面部に装着した不燃板が受けて、蓋の溶融を
防止する。又、その場合に、電気部品が速結端子で、こ
れの電線挿入口と対応する検査用の孔を電装ボックスの
蓋及び不燃板に形成したものでは、蓋を開けることなく
必要な検査ができる。
【0010】更に、電装ボックスの蓋あるいは不燃板の
少なくともいずれか一方の検査用の孔の大きさを電源電
線の芯線の径より小さく定めたものでは、蓋を開けずに
電源電線の芯線を挿入接続してしまって、浴室での使用
の折りに蓋の表面に付着する水気で電源電線間が短絡し
てしまったりするのを防止することができる。
【0011】一方、第2の手段によれば、電装ボックス
の蓋に設けたストッパ一つで、開蓋時の収納電気部品の
落下を防止することができると共に、電装ボックスの横
方向の占有スペースを小さくでき、併せて、電装ボック
スの部品管理も容易になすことができる。
【0012】又、その場合に、電装ボックスが、収納部
の一つを形成するための突出部を送風機のケーシングと
電装ボックスとの間の電源電線が挿通されるスペースに
面するように有し、この突出部の電源電線挿通元側の部
分に斜面部を形成したものでは、電源電線の挿通を電装
ボックスの突出部に邪魔されることなく行なうことがで
きる。
【0013】更に、電装ボックスが、下方に収納する電
気部品の一つのものの位置決めと更に他の収納電気部品
の位置決めを兼ねるリブを内部に有するものでは、それ
らの位置決めが一つのリブでできる。そして、送風機の
ケーシングと電装ボックスの蓋との間で、送風機のモー
タに接続したリード線の余剰分を収納するコードボック
ス部を形成したものでは、そのリード線の余剰分がはみ
出て取付工事の折りに切断されたり、傷付けられたりす
るのを防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図1ないし
図12を参照して説明する。まず図2には天井用換気扇
全体の構成を示しており、室11の天井12上面に木枠
13を介して本体枠14を取付けている。本体枠14の
内部には、モータ15と、これにより回転駆動される送
風羽根16、及びこの送風羽根16を囲繞するケーシン
グ17から成る送風機18を配設すると共に、電装ボッ
クス19を配設している。
【0015】上記電装ボックス19は、詳細にはプラス
チック製で、図1及び図3に示すようにコンデンサ20
と、速結端子21、及び電流ヒューズ22を電気部品と
して収納するようになっており、その収納口である下面
の開口部には蓋23をセルフヒンジ部24により連ねて
一体に形成している。
【0016】蓋23には、一つのストッパ25と、二つ
の検査用の孔26、及び二つの突起27を形成してお
り、これに対して、電装ボックス19の下面の開口部よ
り一回り大きな不燃板28には、ストッパ25と対応す
る一か所に長孔29を形成し、孔26と対応する二か所
に検査用の孔30を形成し、突起27と対応する二か所
に孔31を形成していて、そのうちの長孔29をストッ
パ25に嵌合し、孔30を孔26に合わせて、孔31を
突起27に嵌着することにより、蓋23の内面部に不燃
板28を装着している。なお、不燃板28はマイカやセ
ラミックあるいは金属等の不燃材から成っている。又、
ストッパ25は板状であるが、ボス状であっても良い。
【0017】蓋23には、そのほか、フック部32を形
成すると共に、このフック部32近くに取付孔33を有
する取付片部34を形成し、更に、電装ボックス19の
下面の開口部より大きく外側に位置する延長部35をも
形成している。これに対して、電装ボックス19の前記
セルフヒンジ部24とは反対側の縁部には突起36を形
成しており、この突起36に図4に示すようにフック部
32を係合させて蓋23を閉鎖状態に保持するようにし
ている。
【0018】ここで、電装ボックス19は、上部にコン
デンサ収納部37を有し、下部に速結端子収納部38を
有しており、これによって、前記コンデンサ20と速結
端子21とを上下に重ねて収納するようになっている。
又、それらの片側部には電流ヒューズ収納部39を有し
ており、ここに前記電流ヒューズ22を収納するように
なっている。
【0019】しかして、速結端子21には、図5に示す
ように、モータ16がオンオフされるだけの機種に使用
される2極用の二つの電線挿入口40を有する第1の速
結端子21aと、モータ16がオンオフのほかに強弱切
換えもされる機種に使用される3極用の三つの電線挿入
口41を有する第2の速結端子21bとが存在する。こ
のうち、第2の速結端子21bの長さL2 は第1の速結
端子21aの長さL1より大きく(L1 <L2 )、この
長さの異なる二つの速結端子21a,21bが角度をほ
ゞ90°変えて択一収納可能なように、上記速結端子収
納部38はほゞ直交する二つの収納部(第1の速結端子
収納部38a,第2の速結端子収納部38b)を有して
いる。
【0020】電装ボックス19は、そのほか、下縁部に
リード線導出部42と電源電線導入部43とを形成し、
内部に第2の速結端子21bの位置決めと電流ヒューズ
22の位置決め並びにこれの半田接続部からの曲がり防
止を兼ねるリブ44を形成している。又、電装ボックス
19は上記第1の速結端子収納部38aを形成するため
に突出部45,46を両側に有しており、そのうち取付
状態で前記送風機18のケーシング17側に位置する突
出部45の上面部には図3に示す斜面部47を形成して
いる。
【0021】更に、第1の速結端子収納部38aに収納
された第1の速結端子21aに対して、前記蓋23及び
不燃板28の各孔26,30は電線挿入口40に対応す
るもので、図6に示す検査用の電線(ピン)48を挿入
して通電してみることにより、送風機28が動くか、あ
るいは何処からか異常音が出ていないか等の検査をする
ための、要するに検査用の孔であり、その検査用の電線
48の径(一般的には直径1.2[mm])より大き
く、図7に示す通常使用用の電源電線49の芯線49a
の径(一般的には「電気技術規程」の「内線規程」に一
般家庭用として定められている直径1.6[mm]又は
2.0[mm])よりは小さく定めている。
【0022】加えて、前記送風機18のケーシング17
の外下面部の電装ボックス19取付部分には、図8に示
すように、取付ボス50を形成すると共に、L字状のリ
ブ51を形成しており、このリブ51に蓋23の前記延
長部35を当てて、これらケーシング17と蓋23との
間で、図9及び図10に示すように、前記モータ15に
接続したリード線52の余剰分52aを収納するコード
ボックス部53を形成するようにしている。
【0023】さて、上述のごとく構成したものの場合、
電装ボックス19内には、コンデンサ収納部37にコン
デンサ20を収納し、速結端子収納部38に第1の速結
端子21a又は第2の速結端子21bを、第1の速結端
子収納部38a及び第2の速結端子収納部38bのいず
れか合う方を選択して収納し、電流ヒューズ収納部39
に電流ヒューズ22を収納する。又、それらの電気部品
を接続したリード線54は電装ボックス19内のその他
のスペースに収納し、モータ15に接続したリード線5
2をリード線導出部42に通す。そして、蓋23を閉鎖
して、フック部32を突起36に係合させ、更に、取付
片部34の取付孔33を通したねじ55(図9及び図1
0参照)を取付ボス50に螺挿して締付けることによ
り、電装ボックス19を取付ける。
【0024】この状態で、検査をする場合には、電装ボ
ックス19内に第1の速結端子21aを収納した機種に
おいては、検査用の電線48を蓋23及び不燃板28の
各孔26,30から第1の速結端子21aの電線挿入口
40に挿入して通電してみる。又、取付工事の折りに
は、ねじ55を外して蓋23を開け、本体枠11上部の
コードブッシング56(図10参照)から送風機18の
ケーシング17と電装ボックス19との間のスペース5
7に挿通した電源電線49の芯線49aを、第1の速結
端子21aの電線挿入口40又は第2の速結端子21b
の電線挿入口41に挿入する。そしてその後、電源電線
49を電源電線導入部43に通し、蓋23を閉鎖して、
フック部32を突起36に係合させ、更に、取付片部3
4の取付孔33を通したねじ55を取付ボス50に螺挿
して締付けることにより、電装ボックス19を取付け
る。
【0025】図1はこの取付工事を終えて使用するとき
の状態を示しており、コンデンサ20と速結端子21及
び電流ヒューズ22を収納した電装ボックス19の下面
の開口部を蓋23が閉鎖し、その内面部に装着した不燃
板28がそれらの電気部品の下方に位置して蓋23の内
面部(上面部)を覆っている。このため、それらの電気
部品(中でもコンデンサ20)が発火してそのプラスチ
ック製ケース等の溶融物が滴下したとしても、それを不
燃板23が受けて、蓋23の溶融を防止するから、溶融
物はその不燃板23上に止められて、それ以上の落下が
防止される。よって、従来のもののような下方に位置し
た人の火傷や火災の原因となる危惧もなくすことがで
き、いわゆる二重安全構造を構成できる。
【0026】又、上記蓋23には第1の速結端子21a
の電線挿入口40と対応する検査用の孔26を形成して
おり、この孔26から第1の速結端子21aの電線挿入
口40に検査用の電線48を挿入することにより、蓋2
3を開けることなく必要な検査ができるので、その作業
性を良くすることができる。
【0027】更に、この場合、電装ボックス19及び不
燃板28の各検査用の孔26,30の大きさを電源電線
49の芯線49aの径より小さく定めており、それによ
って、取付工事時に蓋23を開けずに電源電線49の芯
線49aを挿入してしまうのを防止することができる。
ことに、室11が浴室であった場合、蓋23の表面には
図7に示すような水気Wが付着して、それに電源電線4
9の芯線49aが触れることにより、電源電線49の芯
線49a間が短絡してしまうおそれがある。又、電源電
線49を皮剥きし過ぎて芯線49aの露出長さが大き過
ぎた場合、その芯線49aが蓋23外に露出したままと
なって、これに人が触れ、感電するおそれがある。
【0028】これらに対して、本構成のものでは、蓋2
3を開けてからでないと、第1の速結端子21aの電線
挿入口40及び第2の速結端子21bの電線挿入口41
には電源電線49の芯線49aを挿入できず、その挿入
後に蓋23を閉じれば、電源電線49の芯線49aが蓋
23外に露出することがないので、上記短絡及び感電と
いった事故の発生を防ぐことができる。なお、検査用の
孔26,30はその少なくともいずれか一方が電源電線
49の芯線49aの径より小さく定められていれば良い
ものである。
【0029】一方、電装ボックス19は、コンデンサ2
0と速結端子21という複数個の電気部品を上下に重ね
て収納するもので、更にそのうちの下方に収納する電気
部品である速結端子21については、長さの異なる第1
の速結端子21aと第2の速結端子21bとが角度を変
えて択一収納可能なようにほゞ直交する二つの収納部
(第1の速結端子収納部38a,第2の速結端子収納部
38b)を有し、そして、それらに対し、蓋23の内面
部にはストッパ25を設けている。
【0030】このストッパ25は上記第1の速結端子収
納部38a及び第2の速結端子収納部38bの交差部に
対応するもので、蓋23を開けたときに、図11に示す
ように、第1の速結端子21a又は第2の速結端子21
bを係止して、上方のコンデンサ20の落下も阻止する
ものであり、従って、取付工事の折りに、電源電線49
の芯線49aを第1の速結端子21aの電線挿入口40
又は第2の速結端子21bの電線挿入口41に挿入すべ
く、蓋23を開けたときにも、第1の速結端子21a又
は第2の速結端子21bとコンデンサ20とが落下する
ことはなく、しかも、それが蓋23に設けたストッパ2
5一つででき、従来のもののねじ止めのような面倒な作
業を要しないから、組立性を良くすることができる。
【0031】加えて、この場合、電装ボックス19が、
コンデンサ20と第1の速結端子21a又は第2の速結
端子21bとを上下に重ねて収納することにより、横方
向の占有スペースを小さくでき、併せて、不燃板23の
大きさも小さく済ませることができる。又、電装ボック
ス19が、長さの異なる第1の速結端子21aと第2の
速結端子21bとが角度を変えて択一収納可能なように
ほゞ直交する第1の速結端子収納部38aと第2の速結
端子収納部38bとを有することで、一種類の電装ボッ
クス19でその両方の速結端子21a,21bに対応で
き、部品管理を容易になすことができる。なお、ストッ
パ25は、図1に示すように、電装ボックス19内にお
ける第1の速結端子21a又は第2の速結端子21bの
降下止めとしても有効に機能するものである。
【0032】又、電装ボックス19の上記第1の速結端
子収納部38aを形成するための突出部45は、送風機
18のケーシング17と電装ボックス19との間の電源
電線49が挿通されるスペース57に面しており、そし
て、それの電源電線挿通元側の部分である上面部には斜
面部47を形成しているから、電源電線49の挿通をそ
の斜面部47をすべらせて突出部45に邪魔されること
なくスムーズに行なうことができる。
【0033】更に、電装ボックス19は、第2の速結端
子21bの位置決めと電流ヒューズ22の位置決めを兼
ねるリブ44を内部に有しており、その両位置決めが一
つのリブ44でできることから、電装ボックス19内に
それぞれ専用のリブを設ける必要がなく、電装ボックス
19の内部構成を簡単にでき、成形型の簡素化ができ
る。
【0034】そして、送風機18のケーシング17と電
装ボックス19の蓋23との間で、送風機17のモータ
16に接続したリード線52の余剰分52aを収納する
コードボックス部53を形成するようにしており、これ
によって、そのリード線52の余剰分52aがはみ出る
ことをなくし得るから、図12に切断部58で示すよう
に、本体枠14を天井12上面に取付けて後、天井12
を本体枠14に合わせて刃物で切断するとき、リード線
52の余剰分52aまで切断してしまったり、傷付けて
しまったりするのを防止することができる。
【0035】そのほか、特に上記構成のものにおいて
は、下記の効果を奏する。蓋23に対する不燃板28の
装着を、蓋23に設けた突起27に対する、不燃板28
に設けた孔31の嵌着によって行なうようにしたことに
より、不燃板28の装着が簡単な作業でできる。
【0036】蓋23の閉鎖状態の保持を、電装ボックス
19に設けた突起36に対する、蓋23に設けたフック
部32の係合によって行なうようにしたことにより、簡
単にその保持ができ、しかも、電装ボックス19をケー
シング17に取付け終わるまで内部収納品の脱落を防止
することができ、従って、電装ボックス19の取付けも
内部収納品の脱落を気にすることなく容易に行なうこと
ができる。
【0037】蓋23の上記フック部32近くに取付片部
34を形成したことにより、この取付片部34を持って
蓋23を引張ることにより、突起36に対するフック部
32の係合をはずし、蓋23を容易に開放させることが
できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の天井用換気扇は以上説明したと
おりのもので、下記の効果を奏する。第1に、本体枠の
内部に送風機を配設すると共に、他の電気部品を収納す
る電装ボックスを配設したものにおいて、その電装ボッ
クスの下面の開口部を閉鎖するプラスチック製の蓋の内
面部に不燃板を装着したことにより、電装ボックスに収
納した電気部品が発火したときの溶融物の落下を防止し
得て、下方に位置した人の火傷や火災の発生の危惧をな
くすことができる。
【0039】第2に、上記電気部品を速結端子とし、こ
れの電線挿入口と対応する検査用の孔を電装ボックスの
蓋及び不燃板に形成したことにより、蓋を開けることな
く必要な検査ができる。第3に、上記電装ボックスの蓋
あるいは不燃板の少なくともいずれか一方の検査用の孔
の大きさを電源電線の芯線の径より小さく定めたことに
より、蓋を開けずに電源電線の芯線を挿入接続してしま
うのを防止できて、短絡及び感電といった事故の発生を
防ぐことができる。
【0040】第4に、本体枠の内部に送風機を配設する
と共に、他の電気部品を複数個収納する電装ボックスを
配設したものにおいて、その電装ボックスを、前記複数
個の電気部品を上下に重ねて収納するように形成すると
共に、そのうちの下方に収納する電気部品について長さ
の異なる二つのものが角度を変えて択一収納可能なよう
にほゞ直交する二つの収納部を有する形態に形成し、且
つ、この電装ボックスの下面の開口部を閉鎖する蓋の内
面部に、開蓋時の前記複数個の電気部品の落下をそのう
ちの下方の電気部品を係止して阻止するストッパを設け
たことにより、電装ボックスの蓋に設けたストッパ一つ
で、開蓋時の収納電気部品の落下を防止することがで
き、加えて、電装ボックスの横方向の占有スペースを小
さくできると共に、電装ボックスの部品管理を容易にな
すことができる。
【0041】第5に、上記電装ボックスを、収納部の一
つを形成するための突出部を送風機のケーシングと電装
ボックスとの間の電源電線が挿通されるスペースに面す
るように有するものとし、この突出部の電源電線挿通元
側の部分に斜面部を形成したことにより、電源電線の挿
通を電装ボックスの突出部に邪魔されることなくスムー
ズに行なうことができる。
【0042】第6に、上記電装ボックスを、下方に収納
する電気部品の一つのものの位置決めと更に他の収納電
気部品の位置決めを兼ねるリブを内部に有するものとし
たことにより、それらの位置決めが一つのリブででき、
電装ボックスの内部構成を簡単になすことができる。
【0043】第7に、上記送風機のケーシングと電装ボ
ックスの蓋との間で、送風機のモータに接続したリード
線の余剰分を収納するコードボックス部を形成するよう
にしたことにより、そのリード線の余剰分がはみ出て取
付工事の折りに切断されたり、傷付けられたりするのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電装ボックス部分の図
5A−A線に沿う縦断面図
【図2】全体の縦断面図
【図3】電装ボックス部分の開蓋状態での斜視図
【図4】電装ボックス部分の閉蓋状態での斜視図
【図5】電装ボックス部分の下面図
【図6】電装ボックス部分の検査段階での破断正面図
【図7】電装ボックス部分の電源接続段階での破断正面
【図8】電装ボックス及びこれの取付部分の斜視図
【図9】電装ボックス及びこれの取付部分の電装ボック
ス取付状態での斜視図
【図10】全体の下面図
【図11】電装ボックス及びこれの取付部分の電源接続
段階での縦断面図
【図12】換気扇取付部分の工事段階での斜視図
【図13】従来例を示す図2相当図
【図14】電装ボックス部分の斜視図
【符号の説明】
14は本体枠、17はケーシング、18は送風機、19
は電装ボックス、20はコンデンサ(電気部品)、21
は速結端子(電気部品)、21aは第1の速結端子(電
気部品)、21bは第2の速結端子(電気部品)、22
は電流ヒューズ(電気部品)、23は蓋、25はストッ
パ、26は検査用の孔、28は不燃板、38は速結端子
収納部、38aは第1の速結端子収納部、38bは第2
の速結端子収納部、44はリブ、45は突出部、47は
斜面部、48は検査用の電線、49は電源電線、49a
は芯線、51はリブ、52はリード線、52aは余剰
分、53はコードボックス部、57は送風機のケーシン
グと電装ボックスとの間のスペースを示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠の内部に送風機を配設すると共
    に、他の電気部品を収納する電装ボックスを配設したも
    のにおいて、その電装ボックスの下面の開口部を閉鎖す
    るプラスチック製の蓋の内面部に不燃板を装着したこと
    を特徴とする天井用換気扇。
  2. 【請求項2】 電気部品が速結端子で、これの電線挿入
    口と対応する検査用の孔を電装ボックスの蓋及び不燃板
    に形成したことを特徴とする請求項1記載の天井用換気
    扇。
  3. 【請求項3】 電装ボックスの蓋あるいは不燃板の少な
    くともいずれか一方の検査用の孔の大きさを電源電線の
    芯線の径より小さく定めたことを特徴とする請求項2記
    載の天井用換気扇。
  4. 【請求項4】 本体枠の内部に送風機を配設すると共
    に、他の電気部品を複数個収納する電装ボックスを配設
    したものにおいて、その電装ボックスを、前記複数個の
    電気部品を上下に重ねて収納するように形成すると共
    に、そのうちの下方に収納する電気部品について長さの
    異なる二つのものが角度を変えて択一収納可能なように
    ほゞ直交する二つの収納部を有する形態に形成し、且
    つ、この電装ボックスの下面の開口部を閉鎖する蓋の内
    面部に、開蓋時の前記複数個の電気部品の落下をそのう
    ちの下方の電気部品を係止して阻止するストッパを設け
    たことを特徴とする天井用換気扇。
  5. 【請求項5】 電装ボックスが、収納部の一つを形成す
    るための突出部を送風機のケーシングと電装ボックスと
    の間の電源電線が挿通されるスペースに面するように有
    し、この突出部の電源電線挿通元側の部分に斜面部を形
    成したことを特徴とする請求項4記載の天井用換気扇。
  6. 【請求項6】 電装ボックスが、下方に収納する電気部
    品の一つのものの位置決めと更に他の収納電気部品の位
    置決めを兼ねるリブを内部に有することを特徴とする請
    求項4記載の天井用換気扇。
  7. 【請求項7】 送風機のケーシングと電装ボックスの蓋
    との間で、送風機のモータに接続したリード線の余剰分
    を収納するコードボックス部を形成するようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は4記載の天井用換気扇。
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