JPH08216971A - バーハンドル車両用操作レバー - Google Patents

バーハンドル車両用操作レバー

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JPH08216971A
JPH08216971A JP2548695A JP2548695A JPH08216971A JP H08216971 A JPH08216971 A JP H08216971A JP 2548695 A JP2548695 A JP 2548695A JP 2548695 A JP2548695 A JP 2548695A JP H08216971 A JPH08216971 A JP H08216971A
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JP
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grip
operating member
lever
operating
operation member
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JP2548695A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Chiba
博之 千葉
Takao Ogiwara
隆雄 荻原
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】二分割型操作レバーに、握り代を調整するアジ
ャスト機構を持たせながら、部材点数と組付け工数を極
力削減して、低コストで容易に製作できるようにする。 【構成】ブレーキレバー7の作動部材10と握り操作部
材11とを、液圧マスタシリンダ6のレバーホルダ4
b,4cに、ピボット19にて回動可能に軸支する。握
り操作部材11に螺着したアジャストボルト16の係合
溝16dに、ばね部材17の他端17cを係合して、ア
ジャストボルト16の回転を阻止し、ブレーキレバー7
の握り代を設定間隔に保持する。ばね部材17の付勢力
をアジャストボルト16を介して握り操作部材11へ伝
達し、握り操作部材11を作動方向へ回動して、アジャ
ストボルト16の軸部16aの先端を、作動部材10の
球面状凹部10eに当接嵌合させ、握り操作部材11の
回動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二・三輪車や三・
四輪バギー車等のバーハンドル車両において、液圧式や
機械式のブレーキやクラッチを運転者の握り操作で作動
するバーハンドル車両用の操作レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等のブレーキやクラッチを握
り操作で作動する操作レバーは、非作動時の後退位置
を、バーハンドルのグリップとの間に適宜間隔の握り代
を以て規制されている。このため、操作レバーに反作動
方向の過大な外力が作用すると、操作レバーにダメージ
を生じる虞があるため、例えば特開昭60−10747
5号公報や、実開平4−13496号公報に示される二
分割型の操作レバーが提案されている。
【0003】前者の操作レバーは、バーハンドルの端部
に設けられたレバーホルダに、第1ピンにて軸支された
作動部材と、該作動部材に第2ピンにて回動自在に連結
される握り操作部材とからなり、握り操作部材が作動部
材に対して回動するのを阻止するストッパと、握り操作
部材を作動部材へ向けて付勢するばね部材とを備えてい
る。
【0004】また後者の操作レバーは、操作レバーを作
動部材と握り操作部材とに分割し、作動部材と握り操作
部材とを、反作動方向の外力がかかった時に握り操作部
材が反作動方向へ回動し得るように連結したとしてお
り、いずれの操作レバーも、握り操作部材を反作動方向
へ回動できるようにして、外力の軽減を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の操作レバーは、作動部材と握り操作部材のそれぞれを
レバーホルダに軸支するため、組付け工数と部品点数が
多くなり、製作性と経済性の面で不利であった。また、
操作レバーの握り操作部材とバーハンドルのグリップと
の間の握り代が一定であるため、握り代を運転者の体格
や好みに合わせて調整できないという不具合がある。
【0006】そこで本発明は、握り代を調整するための
アジャスト機構を具備しながら、部材点数と組付け工数
とを極力削減して、低コストで容易に製作することので
きるバーハンドル車両用の操作レバーを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、バーハンドル側のレバーホルダに回動可
能に軸支される操作レバーを、液圧マスタシリンダのピ
ストンやワイヤケーブル等の被作動部材と連係する作動
部材と、該作動部材を作動方向へ回動する握り操作部材
とに分割し、該握り操作部材をばね部材にて作動方向へ
付勢したバーハンドル車両用操作レバーにおいて、前記
レバーホルダに、前記作動部材と握り操作部材とを1本
のピボットにて軸支し、該握り操作部材にアジャストボ
ルトを螺着し、該アジャストボルトに前記ばね部材の握
り操作部材側の端部を係合してアジャストボルトの回転
を阻止すると共に、アジャストボルトの一端を前記作動
部材に当接させて、該アジャストボルトの回動にて握り
操作部材の後退位置を車体前後方向へ変更し、握り操作
部材とバーハンドル間の握り代を調整するアジャスト機
構を形成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】かかる構成によれば、二分割された操作レバー
の作動部材と握り操作部材の取付けが、1本のピボット
で兼用されるので、部品点数が少なくなる。また、ばね
部材の握り操作部材側の端部をアジャストボルトに係合
したことにより、ばね部材の弾発力がアジャストボルト
を介して握り操作部材に作用し、握り操作部材が作動方
向へガタ付きなく付勢されると共に、ばね部材がアジャ
ストボルトの回転を阻止するので、アジャストボルトに
専用の回り止め部材を用いることなく設定された握り代
を保持するようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の操作レバーをバーハンドル車
両のフロントブレーキ用のブレーキレバーに適用した第
1実施例を、図1乃至図3に基づいて説明する。バーハ
ンドル車両の車体前部で前輪を操舵するバーハンドル1
には、右端のアクセルグリップ2の内側位置に、フロン
トブレーキ用の液圧マスタシリンダ装置3が取付けられ
ている。
【0010】上記液圧マスタシリンダ装置3は、バーハ
ンドル1をシリンダボディ4の車体取付け腕4aとブラ
ケット5とで包持して、バーハンドル1の車体前部側に
ボルト止めされる液圧マスタシリンダ6と、シリンダボ
ディ4から突出する上下一対のレバーホルダ4b,4c
に回動可能に軸着されるブレーキレバー7とからなって
いる。
【0011】シリンダボディ4には、有底のシリンダ孔
8がバーハンドル1に沿って形成され、該シリンダ孔8
の開口側にピストン9が内挿されており、ピストン9
は、シリンダ孔底部の液圧室に縮設されたリターンスプ
リング(いずれも図示しない)にて、常時開口部方向へ
弾発されている。
【0012】ブレーキレバー7は、ピストン9の突出端
と連係する作動部材10と、該作動部材10を作動方向
へ回動する握り操作部材11とに分割された二分割型
で、握り操作部材11には、握り部11bとアクセルグ
リップ2との間の握り代を調整するためのアジャスト機
構12が設けられている。
【0013】作動部材10は、回動基部10aの一端側
に作用部10bが、他端側に回動規制片10cがそれぞ
れ設けられている。回動基部10aには、中央にピボッ
ト孔13が穿設され、回動規制片側に係止段部10dが
形成されると共に、作用部10bの一側面に押動ピン1
4が突設され、同じく作用部10bの他側面に球面状凹
部10eが設けられている。
【0014】握り操作部材11は、二股状の回動基部1
1aと、湾曲した腕状の握り部11bとからなってお
り、回動基部11aにはピボット孔15,15とストッ
パ片11cとが設けられている。また、握り部11bの
回動基部近傍には、めねじ孔11dと挿通孔11eとが
連続して貫通形成され、めねじ孔11dの中間部分と回
動基部11aの二股部分との間が連通孔11fにて連通
されており、めねじ孔11dには、アジャスト機構12
を構成するアジャストボルト16が螺着されている。
【0015】上記アジャストボルト16は、先端側の凡
そ半分に、おねじ16cと3条の軸方向の係合溝16d
とを形成した軸部16aと、該軸部16aの基端に螺着
される摘み16bとからなっており、アジャストボルト
16は、摘み16bを螺着する前の軸部16aの基端側
から、握り部11bのめねじ孔11dへ差し込んで、お
ねじ16cをめねじ孔11dに螺合し、挿通孔11eか
ら突出する軸部16aの基端に摘み16bを螺着して、
握り操作部材11に取付けされる。
【0016】握り操作部材11の二股状の回動基部11
aには、作動部材10の回動基部10aとばね部材17
のループ部17aとが差し込まれ、同軸上に位置合わせ
されたピボット孔13,15,15とループ部17aと
にカラー18を差し込んで、作動部材10と握り操作部
材11及びばね部材17とを一体に仮組みしたのち、回
動基部10a,11aとばね部材17とをレバーホルダ
4b,4cの間に差し込んで、ピボット19と固定ナッ
ト20とでレバーホルダ4b,4cに回動可能に軸支さ
れる。
【0017】上述の取付けにより、作動部材10が液圧
マスタシリンダ側に、また握り操作部材11が反液圧マ
スタシリンダ側にそれぞれ配設され、握り操作部材11
の握り部11bが、アクセルグリップ2の車体前方に配
設される。作動部材10の押動ピン14は、ピストン9
の突出端と当接し、ピストン9から前述のリターンスプ
リングの弾発力が作動部材10に作用して、該作動部材
10が反作動方向(図1の反時計方向)へ回動し、回動
規制片10cがシリンダボディ4の車体前部壁と当接し
て、ピストン9と作動部材10の双方の後退限が規制さ
れる。
【0018】ばね部材17は、線ばね材の中間部に上述
のループ部17aを形成して、線ばね材の一端17bと
他端17cとを交差させており、かね折りの一端17b
は、上述の仮組み時に予め作動部材10の回動基部10
aに係止され、V字形に折曲げした他端17cは、作動
部材10と握り操作部材11とをレバーホルダ4b,4
cに軸支した際に、握り操作部材11の連通孔11fを
通して、アジャストボルト16の係合溝16dのいずれ
か1つと選択的に係合させる。この状態において、ばね
部材17の他端17cには、前述した液圧室内のリター
ンスプリングよりも小さい弾発力が図1の時計方向に付
与され、係合溝16dとの係合によりアジャストボルト
16の回転を阻止すると同時に、該ボルト16を介して
握り操作部材11を作動方向(図1の時計方向)へ回動
し、アジャストボルト16の軸部16aの先端を作動部
材10の球面状凹部10eに当接嵌合させて、握り操作
部材11の回動を規制している。
【0019】前記アジャスト機構12は、作動部材10
の球面状凹部10eと、握り操作部材11のめねじ孔1
1d,挿通孔11e及び連通孔11fと、アジャストボ
ルト16及びばね部材17とで構成され、係合溝16d
とばね部材17の他端17cは常時係合していて、アジ
ャストボルト16の回転を阻止しており、アクセルグリ
ップ2と握り操作部材11の握り部11bとの間に設定
された握り代を保持している。
【0020】本実施例は以上のように構成されており、
非作動時のブレーキレバー7は、作動部材10の回動規
制片10cがシリンダボディ4の車体前部壁と当接し、
ばね部材17に付勢される握り操作部材11が、アジャ
ストボルト16の軸部16aの先端を作動部材10の球
面状凹部10eに当接させた図1の実線に示す後退位置
にある。
【0021】そして、運転者がブレーキレバー7の握り
部11bを握り操作すると、握り操作部材11が、ピボ
ット19を支点に作動方向(図1の時計方向)へ回動し
て、アジャストボルト16が作動部材10を押動し、作
動部材10が同じくピボット19を支点に作動方向へ回
動して、作用部10bの押動ピン14が、シリンダ孔底
部の液圧室と該室内のリターンスプリングとを縮小しな
がら、ピストン9をシリンダ孔8内へ押し込み、液圧室
に液圧を発生させてフロントブレーキへ供給する。
【0022】次に、上述の握り操作を解除すると、液圧
室内のリターンスプリングが伸長して、ピストン9をシ
リンダ孔8の開口部側へ押し戻し、作動部材10と握り
操作部材11とをピボット19を支点に反作動方向(図
1の反時計方向)へ一体に回動して、作動部材10と握
り操作部材11とを、図1の実線に示す後退位置へ復帰
させる。
【0023】また、アクセルグリップ2と握り操作部材
11の握り部11bとの間に設定された握り代を、運転
者の体格や好みに合わせて変更したい場合には、アジャ
ストボルト16に係合溝16dとばね部材17の他端1
7cとの係合力よりも大きな回転力を付与すると、アジ
ャストボルト16が、ばね部材17の他端17cと係合
溝16dとを係脱させながら回転して、握り操作部材1
1がピボット19を支点に回動し、握り部11bが車体
前後方向へ移動してアクセルグリップ2との間隔が拡縮
される。このようにして、握り部11bとアクセルグリ
ップ2との間に所望の握り代を設定したのち、ばね部材
17の他端17cを再び係合溝16dのいずれか1つに
係合させて、アジャストボルト16の回転を阻止する。
【0024】そして、図1の実線に示す後退限位置のブ
レーキレバー7に、反作動方向(図1の反時計方向)の
外力が作用した場合には、握り操作部材11が、ばね部
材17の付勢力に抗してループ部17aを拡径しなが
ら、作動部材10の係止段部10dへストッパ11cが
当接するまでの凡そ90度の範囲を反作動方向へ回動し
て、ブレーキレバー7のダメージを極力防止し、また反
作動方向の外力が解除されると、ばね部材17のループ
部17aが縮径して、握り操作部材11を所定の後退位
置へ復帰させる。
【0025】本実施例は、作動部材10と握り操作部材
11とを、レバーホルダ4b,4cに1本のピボット1
9で兼用して軸支し、またアクセルグリップ2と握り操
作部材11の握り部11b間の握り代を調整するアジャ
スト機構12を備えながらも、握り操作部材11を作動
方向へ付勢するばね部材17をアジャストボルト16の
回転規制に兼用した特徴的構成によって、ピボットやア
ジャストボルト用の回転規制部材等の各種部品や組付け
が不要となり、部品点数と組付け工数とを大幅に削減で
きるので、従来のこの種の二分型よりも付加価値の高い
ブレーキレバー7を、低コストで容易に製作することが
できる。
【0026】図4及び図5は本発明の第2実施例を示
し、ブレーキレバー7のアジャスト機構30は、アジャ
ストボルト31とばね部材32とを変更した点で、上述
の第1実施例と異なっている。
【0027】アジャストボルト31は、軸部31aと該
軸部31aの基端に螺着される摘み31bとからなって
おり、軸部31aには、先端側におねじ31cが、基端
側に外周を四面取りした平面部31dがそれぞれ形成さ
れている。ばね部材32には板ばね材が用いられてお
り、中間部には湾曲部32aが一側方へ膨出して設けら
れ、該湾曲部32aの両側に、一端32bと他端32c
とが折曲げ形成されており、ばね部材32は、レバーホ
ルダ4b,4cへ取付けする前の作動部材10に、一端
32bを作用部10bの上面へ開口する係止スリット1
0fに嵌合固定して取付けられる。
【0028】また、ばね部材32の他端32cは、作動
部材10と握り操作部材11とをレバーホルダ4b,4
cへ軸支した際に、握り操作部材11の連通孔11fを
通して、アジャストボルト31の平面部31dのいずれ
か1つと選択的に当接させることにより、アジャストボ
ルト31の回転を阻止して、ブレーキレバー7の握り代
を設定間隔に保持すると同時に、該ボルト31を介して
握り操作部材11を作動方向(図4の時計方向)へ回動
し、アジャストボルト31の軸部31aの先端を作動部
材10の球面状凹部10eに嵌合させて、握り操作部材
11の回動を規制する。
【0029】更に、図4の実線に示す後退限位置のブレ
ーキレバー7に、反作動方向(図4の反時計方向)の外
力が作用すると、握り操作部材11が反作動方向へ回動
するに連れて、ばね部材32の湾曲部32aが作動部材
10の回動基部10aの外周に沿って伸長しながら握り
操作部材11の回動を許容し、また反作動方向の外力が
解除されると、ばね部材32の湾曲部32aが一側方へ
膨らみながら縮小して、握り操作部材11を所定の後退
位置へ復帰させる。
【0030】図6及び図7は本発明の第3実施例を示す
もので、ブレーキレバー7のアジャスト機構40は、作
動部材10の球面状凹部10e及び挿通用スリット10
gと、握り操作部材11の回動基部近傍に連続するめね
じ孔11d,挿通孔11e及び係止段部11gと、第2
実施例と同一形状のアジャストボルト31と、ばね部材
41及びシリンダボディ4の係止スリット4dとから構
成されている。
【0031】係止スリット4dと挿通用スリット10g
は、シリンダボディ4の車体前部壁と作用部10bの上
面に開口して設けられている。このうち、シリンダボデ
ィ4の係止スリット4dは、ばね部材41の厚みと略同
一幅で形成され、また作動部材10の挿通用スリット1
0gは、ピボット19の中心を支点とする円弧面によっ
て、ばね部材41の厚みよりも幅広に形成されている。
【0032】ばね部材41は、板ばね材の中間部に、大
小の湾曲を連続させた湾曲部41aが形成され、板ばね
材の一端41bを側方へ小さく折曲げ、同じく板ばね材
の他端41cを側方へ折曲げながら大きく突出させた形
状となっている。湾曲部41aは、作動部材10の挿通
用スリット10gと略同一形状の大きな湾曲部分を持っ
ており、また他端41cには、アジャストボルト31の
軸部31aよりも大きな矩形の差し込み孔41dが穿設
されている。
【0033】上記ばね部材41は、アジャストボルト3
1を握り操作部材11へ取付けする際に、挿通孔11e
から突出する軸部31aの平面部31dを他端41cの
差し込み孔41dへ差し入れ、軸部31aの基端に摘み
31bを螺着してアジャストボルト31に仮組みされ
る。また、作動部材10と握り操作部材11とをピボッ
ト19でレバーホルダ4b,4cへ軸支した際には、ば
ね部材41の一端41bがシリンダボディ4の係止スリ
ット4dに嵌合固定され、湾曲部41aの大きな湾曲部
分が作動部材10の挿通用スリット10gに遊嵌され、
他端41cが弾発力を以て握り操作部材11の係止段部
11gへ圧接される。
【0034】上述の取付けにより、アジャストボルト3
1は、軸部31aの平面部31dにばね部材41の差し
込み孔41dの一側面が当接して回転が阻止され、また
握り操作部材11は、ばね部材41の他端41cが係止
段部11gを直接弾発して、アジャストボルト31の軸
部31aの先端を作動部材10の球面状凹部10eに当
接嵌合するよう作動方向に付勢される。
【0035】尚、本発明の操作レバーは、液圧マスタシ
リンダを用いた液圧式のブレーキやクラッチ以外に、機
械式のブレーキやクラッチをワイヤケーブルを牽引操作
するブレーキレバーやクラッチレバーとしても使用する
ことができる。また各実施例では、作動部材にアジャス
トボルトの先端側を当接させたが、アジャストボルトの
基端側を当接することもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上のように、二分割された作
動部材と握り操作部材の軸支を、車体側のレバーホルダ
に1本のピボットで兼用し、また握り代を調整するアジ
ャスト機構を備えながらも、握り操作部材を作動方向へ
付勢するばね部材をアジャストボルトの回転規制に兼用
した構成とすることによって、部品点数と組付け工数と
を大幅に削減できるので、従来の二分割型よりも付加価
値の高い操作レバーを、低コストでしかも容易に製作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す液圧マスタシリンダ
装置の平面図
【図2】図1のI−I断面図
【図3】本発明の第1実施例を示すブレーキレバーの分
解斜視図
【図4】本発明の第2実施例を示す液圧マスタシリンダ
装置の平面図
【図5】図4のV−V断面図
【図6】本発明の第3実施例を示す液圧マスタシリンダ
装置の平面図
【図7】図6のVII −VII 断面図
【符号の説明】 1…バーハンドル 2…アクセルグリップ 3…フロントブレーキ用の液圧マスタシリンダ装置 4…シリンダボディ 4b,4c…レバーホルダ 4d…係止スリット 6…液圧マスタシリンダ 7…作動部材10と握り操作部材11とに二分割された
ブレーキレバー 8…シリンダ孔 9…ピストン 10…ブレーキレバー7の作動部材 10a…回動基部 10b…作用部 10c…回動規制片 10d…係止段部 10e…球面状凹部 10f…挿通用スリット 10g…挿通用スリット 11…ブレーキレバー7の握り操作部材 11a…回動基部 11b…握り部 11c…ストッパ片 11d…めねじ孔 11e…挿通孔 11f…連通孔 11g…係止段部 12…握り代調整用のアジャスト機構 13,15…ピボット孔 14…押動ピン 16…アジャストボルト 16a…軸部 16b…摘み 16c…おねじ 16d…係合溝 17…ばね部材 17a…ループ部 17b…一端 17c…他端 18…カラー 19…ピボット 30…アジャスト機構 31…アジャストボルト 31a…軸部 31b…摘み 31c…おねじ 31d…軸部31aの平面部 32…ばね部材 32a…湾曲部 32b…一端 32c…他端 40…アジャスト機構 41…ばね部材 41a…湾曲部 41b…一端 41c…他端 41d…差し込み孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーハンドル側のレバーホルダに回動可
    能に軸支される操作レバーを、液圧マスタシリンダのピ
    ストンやワイヤケーブル等の被作動部材と連係する作動
    部材と、該作動部材を作動方向へ回動する握り操作部材
    とに分割し、該握り操作部材をばね部材にて作動方向へ
    付勢したバーハンドル車両用操作レバーにおいて、前記
    レバーホルダに、前記作動部材と握り操作部材とを1本
    のピボットにて軸支し、該握り操作部材にアジャストボ
    ルトを螺着し、該アジャストボルトに前記ばね部材の握
    り操作部材側の端部を係合してアジャストボルトの回転
    を阻止すると共に、アジャストボルトの一端を前記作動
    部材に当接させて、該アジャストボルトの回動にて握り
    操作部材の後退位置を車体前後方向へ変更し、握り操作
    部材とバーハンドル間の握り代を調整するアジャスト機
    構を形成したことを特徴とするバーハンドル車両用操作
    レバー。
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