JP2597741Y2 - 自転車用ブレーキレバー装置 - Google Patents
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L3/00—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
- B62L3/02—Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever
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- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
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- B62L5/10—Brakes, or actuating mechanisms therefor, controlled by back-pedalling the brakes being actuated through coacting cams and balls or rollers located in the rear wheel hub
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自転車用ブレーキレバ
ー装置、詳しくは、ブレーキレバーのレバーブラケット
に対する揺動復帰位置と、ブレーキワイヤに対するレバ
ー比とを変更できるブレーキレバー装置に関する。
ー装置、詳しくは、ブレーキレバーのレバーブラケット
に対する揺動復帰位置と、ブレーキワイヤに対するレバ
ー比とを変更できるブレーキレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記自転車用ブレーキレバー装置とし
て、従来、たとえば実公昭62−28547号公報に示
されるものがあった。すなわち、ブレーキレバーにワイ
ヤ係止具を介してブレーキワイヤを連結するように、か
つ、レバーブラケットとワイヤ係止具との当たりによっ
て、ブレーキレバーのレバーブラケットに対する揺動復
帰位置が決まるようになっている。そして、ブレーキレ
バーのワイヤ係止具連結位置を変更調節すると、ブレー
キレバーの揺動軸芯とワイヤ連結軸との間隔が変化する
ことによってブレーキワイヤに対するレバー比が変化し
て、ブレーキ操作の重さが変化し、かつ、レバーブラケ
ットのワイヤ係止具にストッパー作用する箇所が変化し
てブレーキレバーの揺動復帰位置が変化し、ブレーキレ
バーが非操作位置にある時のハンドルバーとの間隔、す
なわち、ブレーキレバーの開きが変化するのであり、た
とえば手が大きくて握力が強い人の場合には、握り巾を
大で、ブレーキ操作の重さを重く調節するなど、必要や
好みに応じてブレーキ操作がしやすいように調節するこ
とが可能になっていた。
て、従来、たとえば実公昭62−28547号公報に示
されるものがあった。すなわち、ブレーキレバーにワイ
ヤ係止具を介してブレーキワイヤを連結するように、か
つ、レバーブラケットとワイヤ係止具との当たりによっ
て、ブレーキレバーのレバーブラケットに対する揺動復
帰位置が決まるようになっている。そして、ブレーキレ
バーのワイヤ係止具連結位置を変更調節すると、ブレー
キレバーの揺動軸芯とワイヤ連結軸との間隔が変化する
ことによってブレーキワイヤに対するレバー比が変化し
て、ブレーキ操作の重さが変化し、かつ、レバーブラケ
ットのワイヤ係止具にストッパー作用する箇所が変化し
てブレーキレバーの揺動復帰位置が変化し、ブレーキレ
バーが非操作位置にある時のハンドルバーとの間隔、す
なわち、ブレーキレバーの開きが変化するのであり、た
とえば手が大きくて握力が強い人の場合には、握り巾を
大で、ブレーキ操作の重さを重く調節するなど、必要や
好みに応じてブレーキ操作がしやすいように調節するこ
とが可能になっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、ブレーキレバー
の揺動復帰位置やレバー比を変更調節すると、ブレーキ
レバーが揺動復帰に位置する時のブレーキワイヤの引き
長さが変更前の引き長さとは変化することから、変更調
節をすることによってブレーキ操作がしにくくなること
があった。すなわち、たとえばローラ式ハブブレーキの
場合、操作部材とブレーキーシューとの間にローラが存
在し、操作部材を入り側に揺動操作すると、操作部材の
操作カムがローラをシュー側に押圧移動させ、ローラが
ブレーキシューをブレーキドラムに圧接することから、
操作部材の作動ストロークが比較的小になる。この結
果、ブレーキレバーの開きと、ブレーキ操作の重さとを
変更調節するに伴って、ブレーキレバーが揺動復帰位置
に位置する時のブレーキワイヤの引き長さが変化する
と、調節後には、ブレーキレバーをわずかに操作するだ
けでブレーキが強く効くとか、ブレーキレバーの遊びが
多くなってブレーキ調節がしにくくなることがあった。
また、キャリパーブレーキの場合でも、ブレーキ操作を
するとシューがリムに早期に接触してブレーキが迅速に
効き始めるように、シュークリアランスを比較的小にす
ると、同様の操作不具合が発生することがあった。本考
案の目的は、ローラ式ハブブレーキを操作対象ブレーキ
とする場合でも、操作不具合が発生しないようにしなが
ら、ブレーキレバーの開きとブレーキ操作の重さとの変
更調節ができる自転車用ブレーキ操作装置を提供するこ
とにある。
の揺動復帰位置やレバー比を変更調節すると、ブレーキ
レバーが揺動復帰に位置する時のブレーキワイヤの引き
長さが変更前の引き長さとは変化することから、変更調
節をすることによってブレーキ操作がしにくくなること
があった。すなわち、たとえばローラ式ハブブレーキの
場合、操作部材とブレーキーシューとの間にローラが存
在し、操作部材を入り側に揺動操作すると、操作部材の
操作カムがローラをシュー側に押圧移動させ、ローラが
ブレーキシューをブレーキドラムに圧接することから、
操作部材の作動ストロークが比較的小になる。この結
果、ブレーキレバーの開きと、ブレーキ操作の重さとを
変更調節するに伴って、ブレーキレバーが揺動復帰位置
に位置する時のブレーキワイヤの引き長さが変化する
と、調節後には、ブレーキレバーをわずかに操作するだ
けでブレーキが強く効くとか、ブレーキレバーの遊びが
多くなってブレーキ調節がしにくくなることがあった。
また、キャリパーブレーキの場合でも、ブレーキ操作を
するとシューがリムに早期に接触してブレーキが迅速に
効き始めるように、シュークリアランスを比較的小にす
ると、同様の操作不具合が発生することがあった。本考
案の目的は、ローラ式ハブブレーキを操作対象ブレーキ
とする場合でも、操作不具合が発生しないようにしなが
ら、ブレーキレバーの開きとブレーキ操作の重さとの変
更調節ができる自転車用ブレーキ操作装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による自転車用ブ
レーキ操作装置は、目的達成のために、ブレーキレバー
のレバーブラケットに対する揺動復帰位置と前記ブレー
キレバーのブレーキワイヤに対するレバーを変更する調
節機構を備えるものであって、前記調節機構が、ブレー
キワイヤのインナーワイヤを前記ブレーキレバーに連結
する連結具と前記レバーブラケットに設けられ、前記ブ
レーキレバーが前記揺動復帰位置に位置する際に前記連
結具に対し接当位置において接当するストッパー部を有
し、前記ストッパー部上の前記接当位置が、前記調節機
構による前記揺動復帰位置と前記レバー比の変更にかか
わらず前記ブレーキレバーが前記揺動復帰位置に位置す
る時の、前記インナーワイヤの前記アウタ−ワイヤの先
端よりの突出量を一定に維持するような位置に配置され
ていることを特徴とする。
レーキ操作装置は、目的達成のために、ブレーキレバー
のレバーブラケットに対する揺動復帰位置と前記ブレー
キレバーのブレーキワイヤに対するレバーを変更する調
節機構を備えるものであって、前記調節機構が、ブレー
キワイヤのインナーワイヤを前記ブレーキレバーに連結
する連結具と前記レバーブラケットに設けられ、前記ブ
レーキレバーが前記揺動復帰位置に位置する際に前記連
結具に対し接当位置において接当するストッパー部を有
し、前記ストッパー部上の前記接当位置が、前記調節機
構による前記揺動復帰位置と前記レバー比の変更にかか
わらず前記ブレーキレバーが前記揺動復帰位置に位置す
る時の、前記インナーワイヤの前記アウタ−ワイヤの先
端よりの突出量を一定に維持するような位置に配置され
ていることを特徴とする。
【0005】
【作用】調節機構による調節により、ブレーキレバーの
レバーブラケットに対する揺動復帰位置が変化して、ブ
レーキレバーの開きが変化し、かつ、前記ブレーキレバ
ーのブレーキワイヤに対するレバー比が変化して、ブレ
ーキ操作の重さが変化する。この変化にかかわらず、前
記手段によりブレーキレバーが揺動復帰位置に位置する
時のブレーキワイヤの引き長さ(インナーワイヤの前記
アウタ−ワイヤの先端よりの突出量)を一定に維持し
て、ブレーキレバーが非操作位置に位置する際における
ブレーキシューのブレーキドラムからの離れ具合など、
ブレーキの状態を調節前と同じにできる。
レバーブラケットに対する揺動復帰位置が変化して、ブ
レーキレバーの開きが変化し、かつ、前記ブレーキレバ
ーのブレーキワイヤに対するレバー比が変化して、ブレ
ーキ操作の重さが変化する。この変化にかかわらず、前
記手段によりブレーキレバーが揺動復帰位置に位置する
時のブレーキワイヤの引き長さ(インナーワイヤの前記
アウタ−ワイヤの先端よりの突出量)を一定に維持し
て、ブレーキレバーが非操作位置に位置する際における
ブレーキシューのブレーキドラムからの離れ具合など、
ブレーキの状態を調節前と同じにできる。
【0006】
【考案の効果】手の大きさや強さが異なるとか、操作感
覚の好みが異なっても、ブレーキレバーの開きとブレー
キ操作の重さとを変更して容易にブレーキ操作できるよ
うになった。しかも、ローラ式ハブブレーキの場合や、
シュークリアランスが小さいブレーキのキャリパーブレ
ーキの場合でも、変更調節による影響がブレーキにでな
くて、この面からも容易にブレーキ操作できるものにな
った。
覚の好みが異なっても、ブレーキレバーの開きとブレー
キ操作の重さとを変更して容易にブレーキ操作できるよ
うになった。しかも、ローラ式ハブブレーキの場合や、
シュークリアランスが小さいブレーキのキャリパーブレ
ーキの場合でも、変更調節による影響がブレーキにでな
くて、この面からも容易にブレーキ操作できるものにな
った。
【0007】
【実施例】図1に示すように、自転車用ハブ1と一体に
回動するブレーキドラム2の内部に、ブレーキドラム2
の周方向に分散する複数個のブレーキシュー3およびロ
ーラ4、ローラケース5、操作カム6を設けるととも
に、ブレーキアーム7が回り止めピン8を介してローラ
ケース5を回動不能に支持し、かつ、ローラケース5が
ローラ4を介してブレーキシュー3をブレーキドラム2
に付いて動かないように係止するように構成して、操作
部材9をハブ軸10の軸芯まわりで揺動操作することに
よって自転車用ハブ2にブレーキが掛かるように、自転
車用のローラ式ハブブレーキを構成してある。すなわ
ち、同図に示すように、操作部材9が切り位置OFFに
あると、ブレーキシュー3をローラ4に当て付け付勢す
るシュー押さえばね11による付勢力のためにブレーキ
シュー3がブレーキドラム2から離れることにより、ブ
レーキ切りにある。図2に示すように、操作部材9を前
記切り位置OFFから入り位置ONに揺動操作すると、
操作カム9がハブ軸10の軸芯まわりで回動してローラ
4をブレーキドラム2の方に押圧移動させ、ローラ4が
ブレーキシュー3をブレーキドラム2に圧接操作するこ
とにより、ブレーキ入りになる。
回動するブレーキドラム2の内部に、ブレーキドラム2
の周方向に分散する複数個のブレーキシュー3およびロ
ーラ4、ローラケース5、操作カム6を設けるととも
に、ブレーキアーム7が回り止めピン8を介してローラ
ケース5を回動不能に支持し、かつ、ローラケース5が
ローラ4を介してブレーキシュー3をブレーキドラム2
に付いて動かないように係止するように構成して、操作
部材9をハブ軸10の軸芯まわりで揺動操作することに
よって自転車用ハブ2にブレーキが掛かるように、自転
車用のローラ式ハブブレーキを構成してある。すなわ
ち、同図に示すように、操作部材9が切り位置OFFに
あると、ブレーキシュー3をローラ4に当て付け付勢す
るシュー押さえばね11による付勢力のためにブレーキ
シュー3がブレーキドラム2から離れることにより、ブ
レーキ切りにある。図2に示すように、操作部材9を前
記切り位置OFFから入り位置ONに揺動操作すると、
操作カム9がハブ軸10の軸芯まわりで回動してローラ
4をブレーキドラム2の方に押圧移動させ、ローラ4が
ブレーキシュー3をブレーキドラム2に圧接操作するこ
とにより、ブレーキ入りになる。
【0008】前記操作部材9のワイヤ連結部9aにブレ
ーキワイヤ12を介して連動させたブレーキレバー13
をレバーブラケット14を介して自転車用のハンドルバ
ー15に取り付けて、ブレーキレバー13をハンドルバ
ー15の握り部側に握り操作したり、この握り操作を解
除することによって前記ハブブレーキを操作するよう
に、ブレーキ操作装置を構成してある。
ーキワイヤ12を介して連動させたブレーキレバー13
をレバーブラケット14を介して自転車用のハンドルバ
ー15に取り付けて、ブレーキレバー13をハンドルバ
ー15の握り部側に握り操作したり、この握り操作を解
除することによって前記ハブブレーキを操作するよう
に、ブレーキ操作装置を構成してある。
【0009】すなわち、図3および図4に示すように、
ブレーキワイヤ12のアウターワイヤ12aをアウター
ホルダー16を介してレバーブラケット14に連結し、
インナーワイヤ12bのワイヤニップル12cに係止す
るように構成したワイヤ係止具17を、このワイヤ係止
具17のブレーキレバー13による枢支を可能にする連
結具18を介してブレーキレバー13の基部13aに連
結してある。ブレーキレバー13の操作部13bを握り
操作すると、ブレーキレバー13がレバーブラケット1
4によって枢支されている軸芯Xまわりでハンドルバー
15の握り部側に揺動してインナーワイヤ12bを引っ
張り操作することにより、操作部材9がインナーワイヤ
12bによる引っ張り操作のために切り位置OFFから
入り位置ONに切り換わってハブブレーキが入りにな
る。そしてこの入り状態にあるブレーキレバー13に対
する握り操作を解除すると、ブレーキレバー13に作用
するリターばね19と、前記操作部材9のワイヤ連結部
9aに作用するリターばね20とによる復帰操作力によ
り、ブレーキレバー13がレバーブラケット14のスト
ッパー部14aに前記連結具18が当たる揺動復帰位置
Rに自動的に復帰してインナーワイヤ12bを緩め操作
することにより、操作部材9がリターばね20による操
作力のために入り位置ONから切り位置OFFに戻って
ハブブレーキが切りに戻る。
ブレーキワイヤ12のアウターワイヤ12aをアウター
ホルダー16を介してレバーブラケット14に連結し、
インナーワイヤ12bのワイヤニップル12cに係止す
るように構成したワイヤ係止具17を、このワイヤ係止
具17のブレーキレバー13による枢支を可能にする連
結具18を介してブレーキレバー13の基部13aに連
結してある。ブレーキレバー13の操作部13bを握り
操作すると、ブレーキレバー13がレバーブラケット1
4によって枢支されている軸芯Xまわりでハンドルバー
15の握り部側に揺動してインナーワイヤ12bを引っ
張り操作することにより、操作部材9がインナーワイヤ
12bによる引っ張り操作のために切り位置OFFから
入り位置ONに切り換わってハブブレーキが入りにな
る。そしてこの入り状態にあるブレーキレバー13に対
する握り操作を解除すると、ブレーキレバー13に作用
するリターばね19と、前記操作部材9のワイヤ連結部
9aに作用するリターばね20とによる復帰操作力によ
り、ブレーキレバー13がレバーブラケット14のスト
ッパー部14aに前記連結具18が当たる揺動復帰位置
Rに自動的に復帰してインナーワイヤ12bを緩め操作
することにより、操作部材9がリターばね20による操
作力のために入り位置ONから切り位置OFFに戻って
ハブブレーキが切りに戻る。
【0010】前記連結具18と、前記レバーブラケット
14のストッパー部14aとによって調節機構21を構
成し、この調節機構21により、ブレーキレバー13の
レバーブラケット14に対する揺動復帰位置Rの変更調
節と、ブレーキレバー13のインナーワイヤ12bに対
するレバー比Aの変更調節とがきるようにしてある。
尚、レバー比Aとは、つぎのことを示すものとする。図
8に示すように、ブレーキレバー13の先端から25m
mの位置を力点Pとし、揺動軸芯Xから力点Pまでの距
離をL1とし、揺動軸芯Xからインナーワイヤ12aの
連結点Fまでの距離をL2とし、レバー比A=距離L2
/距離L1とする。このレバー比Aが増大するほど、ブ
レーキレバー13の操作に必要な操作力すなわちブレー
キ操作の重さが重くなる。
14のストッパー部14aとによって調節機構21を構
成し、この調節機構21により、ブレーキレバー13の
レバーブラケット14に対する揺動復帰位置Rの変更調
節と、ブレーキレバー13のインナーワイヤ12bに対
するレバー比Aの変更調節とがきるようにしてある。
尚、レバー比Aとは、つぎのことを示すものとする。図
8に示すように、ブレーキレバー13の先端から25m
mの位置を力点Pとし、揺動軸芯Xから力点Pまでの距
離をL1とし、揺動軸芯Xからインナーワイヤ12aの
連結点Fまでの距離をL2とし、レバー比A=距離L2
/距離L1とする。このレバー比Aが増大するほど、ブ
レーキレバー13の操作に必要な操作力すなわちブレー
キ操作の重さが重くなる。
【0011】すなわち、連結具18は、図5および図7
に示す如く取り付け台部18a、この取り付け台部18
aに同芯状に位置する位置決め円盤部18b、取り付け
台部18aと位置決め円盤部18bとの締め付け連結を
しているとともに取り付け台部18aに対して偏心して
位置する左右一対の支軸部18c,18cのそれぞれに
よって形成し、前記取り付け台部18aと位置決め円盤
部18bとが図7に示す如くブレーキレバー13の組み
付け孔13cに入り込んでブレーキレバー13に組み付
くように構成してある。そして、左右一対の支軸部18
c,18cが前記ワイヤ係止具17の一対の側板部17
a,17bに各別に挿通して支持作用することにより、
連結具18がブレーキレバー13とインナーワイヤ12
bとの連結を可能にするように構成してある。また、こ
れにより、支軸部18cの軸芯Fがブレーキレバー13
のインナーワイヤ連結点Fになる。
に示す如く取り付け台部18a、この取り付け台部18
aに同芯状に位置する位置決め円盤部18b、取り付け
台部18aと位置決め円盤部18bとの締め付け連結を
しているとともに取り付け台部18aに対して偏心して
位置する左右一対の支軸部18c,18cのそれぞれに
よって形成し、前記取り付け台部18aと位置決め円盤
部18bとが図7に示す如くブレーキレバー13の組み
付け孔13cに入り込んでブレーキレバー13に組み付
くように構成してある。そして、左右一対の支軸部18
c,18cが前記ワイヤ係止具17の一対の側板部17
a,17bに各別に挿通して支持作用することにより、
連結具18がブレーキレバー13とインナーワイヤ12
bとの連結を可能にするように構成してある。また、こ
れにより、支軸部18cの軸芯Fがブレーキレバー13
のインナーワイヤ連結点Fになる。
【0012】図5に示す如く前記位置決め円盤部18b
の周部の2箇所に、取り付け台部18aの方に突出する
舌片部18dを折り曲げ形成してある。この2個の舌片
部18d,18dが、ブレーキレバー13の前記組み付
け孔13cのうちの前記位置決め円盤部18bの側面に
対応する箇所に位置する図6、図7の如き4個の位置決
め穴13d・・のいずれか2個に各別に入り込むと、連
結具18の位置決め円盤部18bと、前記ワイヤ係止具
17の側板部17aとの間に介在している連結具押さえ
ばね22が、連結具18をワイヤ係止具17の側板部1
7bに方に押圧付勢することによって舌片部18dを位
置決め穴13dに入り込み付勢するために、かつ、舌片
部18dが位置決め穴13dの内部でブレーキレバー1
3に係止するために、舌片部18dと連結具押さえばね
22とが連結具18のブレーキレバー13に対する回り
止めを行うことになり、ブレーキ操作をして支軸部18
cにインナーワイヤ12bの引っ張り力が作用したり、
レバーブラケット14のストッパー部14aとの接当力
が作用しても支軸部18cのブレーキレバー13に対す
る位置ずれが発生しなくなる。つまり、連結具18がブ
レーキ操作を可能にするための所定の取り付け位置にな
る。
の周部の2箇所に、取り付け台部18aの方に突出する
舌片部18dを折り曲げ形成してある。この2個の舌片
部18d,18dが、ブレーキレバー13の前記組み付
け孔13cのうちの前記位置決め円盤部18bの側面に
対応する箇所に位置する図6、図7の如き4個の位置決
め穴13d・・のいずれか2個に各別に入り込むと、連
結具18の位置決め円盤部18bと、前記ワイヤ係止具
17の側板部17aとの間に介在している連結具押さえ
ばね22が、連結具18をワイヤ係止具17の側板部1
7bに方に押圧付勢することによって舌片部18dを位
置決め穴13dに入り込み付勢するために、かつ、舌片
部18dが位置決め穴13dの内部でブレーキレバー1
3に係止するために、舌片部18dと連結具押さえばね
22とが連結具18のブレーキレバー13に対する回り
止めを行うことになり、ブレーキ操作をして支軸部18
cにインナーワイヤ12bの引っ張り力が作用したり、
レバーブラケット14のストッパー部14aとの接当力
が作用しても支軸部18cのブレーキレバー13に対す
る位置ずれが発生しなくなる。つまり、連結具18がブ
レーキ操作を可能にするための所定の取り付け位置にな
る。
【0013】位置決め円盤部18bの2個の舌片部18
dも、ブレーキレバー13の4個の位置決め穴13dも
位置決め円盤部18bの周方向に等間隔で分散してい
る。そして、連結具18の一対の支軸部18c,18c
の一方の端部に形成してある図5の如き操作具係合部1
8eに所定の回動操作具(図示せず)を作用させて、連
結具18を取り付け台部18aの軸芯Zまわりでブレー
キレバー13に対して図3、図5に示すB方向に回動操
作すると、前記突出部18dの傾斜側面18fによるカ
ム作用のために、連結具18が連結具押さえばね22を
圧縮変形させながらブレーキレバー13に対してワイヤ
係止具17の側板部17aの方に摺動し、位置決め円盤
部18bの舌片部18dが回動操作前に入り込んでいた
位置決め穴13dから抜け出してこの抜け出し位置決め
穴13dに隣接するつぎの位置決め穴13dの方に移動
する。この後、舌片部18dが隣接位置決め穴13dに
対応するに伴ってこの位置決め穴13dに連結具押さえ
ばね21のために入り込み、連結具18が回動操作前に
あったブレーキ操作用の取り付け位置からつぎのブレー
キ操作用の取り付け位置に切り換わる。つまり、連結具
18のブレーキレバー13に対する回動操作をすると、
位置決め円盤部18bの舌片部18dとブレーキレバー
13の位置決め穴13dとの合致によって決まる図8〜
図11の如き4種の第1取り付け位置S1〜第4取り付
け位置S4に順次に切り換わって行く。
dも、ブレーキレバー13の4個の位置決め穴13dも
位置決め円盤部18bの周方向に等間隔で分散してい
る。そして、連結具18の一対の支軸部18c,18c
の一方の端部に形成してある図5の如き操作具係合部1
8eに所定の回動操作具(図示せず)を作用させて、連
結具18を取り付け台部18aの軸芯Zまわりでブレー
キレバー13に対して図3、図5に示すB方向に回動操
作すると、前記突出部18dの傾斜側面18fによるカ
ム作用のために、連結具18が連結具押さえばね22を
圧縮変形させながらブレーキレバー13に対してワイヤ
係止具17の側板部17aの方に摺動し、位置決め円盤
部18bの舌片部18dが回動操作前に入り込んでいた
位置決め穴13dから抜け出してこの抜け出し位置決め
穴13dに隣接するつぎの位置決め穴13dの方に移動
する。この後、舌片部18dが隣接位置決め穴13dに
対応するに伴ってこの位置決め穴13dに連結具押さえ
ばね21のために入り込み、連結具18が回動操作前に
あったブレーキ操作用の取り付け位置からつぎのブレー
キ操作用の取り付け位置に切り換わる。つまり、連結具
18のブレーキレバー13に対する回動操作をすると、
位置決め円盤部18bの舌片部18dとブレーキレバー
13の位置決め穴13dとの合致によって決まる図8〜
図11の如き4種の第1取り付け位置S1〜第4取り付
け位置S4に順次に切り換わって行く。
【0014】連結具18の左右一対の支軸部18c,1
8cがレバーブラケット14の左右一対のストッパー部
14a,14aに当たることによって、ブレーキレバー
13が揺動復帰位置Rになるように構成するとともに、
前記ストッパー部14aの前記支軸部18cに接当作用
するストッパー面14bを、ブレーキレバー13の揺動
軸芯Xに沿う方向視において前記アウターホルダー16
のインナーワイヤ支持箇所Tを中心とする円弧に沿う円
弧面に形成してある。インナーワイヤ支持箇所Tとは、
ブレーキ操作に伴うブレーキレバー13の揺動に起因し
てインナーワイヤ12bが揺れ動く際、インナーワイヤ
12bの揺動支点となる箇所である。さらには、連結具
18の支軸部18cの軸芯Fと、連結具18のブレーキ
レバー13に対する回動軸芯Zとが図3、図4の如く位
置ずれしているとともに、連結具18が前記第1取り付
け位置S1〜第4取り付け位置S4に位置する時には支
軸部18c、詳しくは、連結具18の支軸部18cのス
トッパー部14aに対する 作用点18dがブレーキレバ
ー13に対して図8〜図11の如く相対的に変位可能で
あるように構成してある。ここで、前記作用点18dと
は、図3の側面視において、支軸部18cがストッパー
面14bに対して接当する点である。図8に示すよう
に、連結具18が前記第1取り付け位置S1になると、
この時のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハンド
ルバー15の握り部15aからの距離Wが最大となる最
大離間位置になり、図10に示すように、連結具18が
前記第3取り付け位置S3になると、この時の揺動復帰
位置Rはハンドルバー15の握り部15aからの距離W
が最小となる最小離間位置になり、図9または図11に
示すように、連結具18が前記第2取り付け位置S2ま
たは前記第4取り付け位置S4になると、この時の揺動
復帰位置Rは、ハンドルバー15の握り部15aからの
距離Wが前記最大より小で前記最小より大の中間離間位
置になる。また、連結具18が前記第4取り付け位置S
4になると、前記距離L2が最長距離になって前記レバ
ー比Aが大レバー比になり、連結具18が前記第2取り
付け位置S2になると、前記距離L2が最短距離になっ
て前記レバー比Aが小レバー比になり、連結具18が前
記第1取り付け位置S1または第3取り付け位置S3に
なると、前記距離L2が前記最長距離より短くて前記最
短距離より長い中間距離になって前記レバー比Aが前記
大レバー比と小レバー比との間の中レバー比になる。
8cがレバーブラケット14の左右一対のストッパー部
14a,14aに当たることによって、ブレーキレバー
13が揺動復帰位置Rになるように構成するとともに、
前記ストッパー部14aの前記支軸部18cに接当作用
するストッパー面14bを、ブレーキレバー13の揺動
軸芯Xに沿う方向視において前記アウターホルダー16
のインナーワイヤ支持箇所Tを中心とする円弧に沿う円
弧面に形成してある。インナーワイヤ支持箇所Tとは、
ブレーキ操作に伴うブレーキレバー13の揺動に起因し
てインナーワイヤ12bが揺れ動く際、インナーワイヤ
12bの揺動支点となる箇所である。さらには、連結具
18の支軸部18cの軸芯Fと、連結具18のブレーキ
レバー13に対する回動軸芯Zとが図3、図4の如く位
置ずれしているとともに、連結具18が前記第1取り付
け位置S1〜第4取り付け位置S4に位置する時には支
軸部18c、詳しくは、連結具18の支軸部18cのス
トッパー部14aに対する 作用点18dがブレーキレバ
ー13に対して図8〜図11の如く相対的に変位可能で
あるように構成してある。ここで、前記作用点18dと
は、図3の側面視において、支軸部18cがストッパー
面14bに対して接当する点である。図8に示すよう
に、連結具18が前記第1取り付け位置S1になると、
この時のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハンド
ルバー15の握り部15aからの距離Wが最大となる最
大離間位置になり、図10に示すように、連結具18が
前記第3取り付け位置S3になると、この時の揺動復帰
位置Rはハンドルバー15の握り部15aからの距離W
が最小となる最小離間位置になり、図9または図11に
示すように、連結具18が前記第2取り付け位置S2ま
たは前記第4取り付け位置S4になると、この時の揺動
復帰位置Rは、ハンドルバー15の握り部15aからの
距離Wが前記最大より小で前記最小より大の中間離間位
置になる。また、連結具18が前記第4取り付け位置S
4になると、前記距離L2が最長距離になって前記レバ
ー比Aが大レバー比になり、連結具18が前記第2取り
付け位置S2になると、前記距離L2が最短距離になっ
て前記レバー比Aが小レバー比になり、連結具18が前
記第1取り付け位置S1または第3取り付け位置S3に
なると、前記距離L2が前記最長距離より短くて前記最
短距離より長い中間距離になって前記レバー比Aが前記
大レバー比と小レバー比との間の中レバー比になる。
【0015】前記ストッパー面14bを前記円弧面に形
成してあることにより、連結具18を前記第1取り付け
位置S1〜第4取り付け位置S4のいずれに変更して
も、ブレーキレバー13が前記揺動復帰位置Rに位置す
る時のインナーワイヤ12aの前記支点箇所Tからの引
き長さが一定になる。すなわち、前記揺動復帰位置Rが
前記最大離間位置と中間離間位置および最小離間位置の
いずれに変化し、かつ、前記レバー比Aが前記大レバー
比と中レバー比および小レバー比のいずれに変化して
も、ハブブレーキとブレーキレバー13との連結作業を
する時に操作部材9を位置設定するものとして備えてあ
るセット用調整範囲内に操作部材9が位置するように構
成してある。
成してあることにより、連結具18を前記第1取り付け
位置S1〜第4取り付け位置S4のいずれに変更して
も、ブレーキレバー13が前記揺動復帰位置Rに位置す
る時のインナーワイヤ12aの前記支点箇所Tからの引
き長さが一定になる。すなわち、前記揺動復帰位置Rが
前記最大離間位置と中間離間位置および最小離間位置の
いずれに変化し、かつ、前記レバー比Aが前記大レバー
比と中レバー比および小レバー比のいずれに変化して
も、ハブブレーキとブレーキレバー13との連結作業を
する時に操作部材9を位置設定するものとして備えてあ
るセット用調整範囲内に操作部材9が位置するように構
成してある。
【0016】つまり、連結具18の回動操作による取り
付け位置変更操作を行うと、調節機構21が調節作動し
てブレーキレバー13の前記揺動復帰位置Rを前記最大
離間位置と中間離間位置および最小離間位置のいずれか
に変更操作し、かつ、この変更操作に連動してブレーキ
レバー13の前記レバー比Aを前記大レバー比と中レバ
ー比および小レバー比のいずれかに変更操作する。そし
て、図12に示すように、連結具18が前記第1取り付
け位置S1から前記第2取り付け位置S2に位置変更す
る際、および、前記第3取り付け位置S3から前記第4
取り付け位置S4に位置変更する際には、調節機構21
が第1調節作動形態になり、揺動復帰位置Rの握り部1
5aからの距離Wと、レバー比Aとが共に減少あるいは
増大する方向すなわち増減同方向に揺動復帰位置Rとレ
バー比Aとを連動させて変更し、連結具18が前記第2
取り付け位置S2から前記第3取り付け位置S3に位置
変更する際、および、前記第4取り付け位置S4から前
記第1取り付け位置S1に位置変更する際には、調節機
構21が第2調節作動形態になって、揺動復帰位置Rの
握り部15aからの距離Wと、レバー比Aとの一方が増
大し、他方が減少する方向すなわち増減逆方向に揺動復
帰位置Rとレバー比Aとを連動させて変更する。すなわ
ち、連結具18を前記第1取り付け位置S1に操作する
と、揺動復帰位置Rが前記最大離間位置でレバー比Aが
前記中レバー比になり、連結具18を前記第2取り付け
位置S2に操作すると、揺動復帰位置Rが前記中間離間
位置でレバー比Aが前記小レバー比になる。連結具18
を前記第3取り付け位置S3に操作すると、揺動復帰位
置Rが前記最小離間位置でレバー比Aが前記中レバー比
になり、連結具18を前記第4取り付け位置S4に操作
すると、揺動復帰位置Rが前記中間離間位置でレバー比
Aが前記大レバー比になる。
付け位置変更操作を行うと、調節機構21が調節作動し
てブレーキレバー13の前記揺動復帰位置Rを前記最大
離間位置と中間離間位置および最小離間位置のいずれか
に変更操作し、かつ、この変更操作に連動してブレーキ
レバー13の前記レバー比Aを前記大レバー比と中レバ
ー比および小レバー比のいずれかに変更操作する。そし
て、図12に示すように、連結具18が前記第1取り付
け位置S1から前記第2取り付け位置S2に位置変更す
る際、および、前記第3取り付け位置S3から前記第4
取り付け位置S4に位置変更する際には、調節機構21
が第1調節作動形態になり、揺動復帰位置Rの握り部1
5aからの距離Wと、レバー比Aとが共に減少あるいは
増大する方向すなわち増減同方向に揺動復帰位置Rとレ
バー比Aとを連動させて変更し、連結具18が前記第2
取り付け位置S2から前記第3取り付け位置S3に位置
変更する際、および、前記第4取り付け位置S4から前
記第1取り付け位置S1に位置変更する際には、調節機
構21が第2調節作動形態になって、揺動復帰位置Rの
握り部15aからの距離Wと、レバー比Aとの一方が増
大し、他方が減少する方向すなわち増減逆方向に揺動復
帰位置Rとレバー比Aとを連動させて変更する。すなわ
ち、連結具18を前記第1取り付け位置S1に操作する
と、揺動復帰位置Rが前記最大離間位置でレバー比Aが
前記中レバー比になり、連結具18を前記第2取り付け
位置S2に操作すると、揺動復帰位置Rが前記中間離間
位置でレバー比Aが前記小レバー比になる。連結具18
を前記第3取り付け位置S3に操作すると、揺動復帰位
置Rが前記最小離間位置でレバー比Aが前記中レバー比
になり、連結具18を前記第4取り付け位置S4に操作
すると、揺動復帰位置Rが前記中間離間位置でレバー比
Aが前記大レバー比になる。
【0017】つまり、運転者が替わって手の大きさや握
力が異なるとか、操作感覚の好みが異なっても、連結具
18の回動操作による調節機構21の調節操作を行うこ
とにより、ブレーキレバー13の前記間隔Wすなわち開
きが最大でブレーキ操作の重さが中である操作形態、ブ
レーキレバー13の開きが中でブレーキ操作の重さが小
である操作形態、ブレーキレバー13の開きが小でブレ
ーキ操作の重さが中である操作形態、ブレーキレバー1
3の開きが中でブレーキ操作の重さが大である操作形態
のうちから、手や握力あるいは操作感覚に極力適応した
操作形態を選択してブレーキ操作できるようにしてあ
る。しかも、いずれの操作形態を選択しても、ブレーキ
レバー13と操作部材9との連動具合が適切で、ブレー
キレバー13を揺動復帰位置Rからわずかに操作するだ
けでブレーキが強く効いてブレーキ調節がしにくいなど
の操作不具合が生じないで良好にブレーキ操作できるよ
うにしてある。尚、上記調節機構21にあっては、舌片
部18dの形状の関係から、連結具18はB方向にのみ
回動操作するようになっているが、たとえば、連結具に
位置決め用凹入部を形成し、この凹入部に係脱する位置
決め用ボールをスプリングによって位置決め凹入部に入
り込み付勢する状態でブレーキレバーに備えるなどの位
置決め構成を採用し、連結具を一方向のみならず、正回
転方向と逆回転方向のいずれにも回転操作できるように
構成して実施してもよい。また、連結具の回転操作が可
能な角度を360度以下とし、たとえば前記第1取り付
け位置S1〜第3取り付け位置S3の範囲内のみで回動
操作できるなど、前記第1取り付け位置S1〜第4取り
付け位置S4の一部の範囲内でのみ回動操作できるよう
に構成して実施してもよい。
力が異なるとか、操作感覚の好みが異なっても、連結具
18の回動操作による調節機構21の調節操作を行うこ
とにより、ブレーキレバー13の前記間隔Wすなわち開
きが最大でブレーキ操作の重さが中である操作形態、ブ
レーキレバー13の開きが中でブレーキ操作の重さが小
である操作形態、ブレーキレバー13の開きが小でブレ
ーキ操作の重さが中である操作形態、ブレーキレバー1
3の開きが中でブレーキ操作の重さが大である操作形態
のうちから、手や握力あるいは操作感覚に極力適応した
操作形態を選択してブレーキ操作できるようにしてあ
る。しかも、いずれの操作形態を選択しても、ブレーキ
レバー13と操作部材9との連動具合が適切で、ブレー
キレバー13を揺動復帰位置Rからわずかに操作するだ
けでブレーキが強く効いてブレーキ調節がしにくいなど
の操作不具合が生じないで良好にブレーキ操作できるよ
うにしてある。尚、上記調節機構21にあっては、舌片
部18dの形状の関係から、連結具18はB方向にのみ
回動操作するようになっているが、たとえば、連結具に
位置決め用凹入部を形成し、この凹入部に係脱する位置
決め用ボールをスプリングによって位置決め凹入部に入
り込み付勢する状態でブレーキレバーに備えるなどの位
置決め構成を採用し、連結具を一方向のみならず、正回
転方向と逆回転方向のいずれにも回転操作できるように
構成して実施してもよい。また、連結具の回転操作が可
能な角度を360度以下とし、たとえば前記第1取り付
け位置S1〜第3取り付け位置S3の範囲内のみで回動
操作できるなど、前記第1取り付け位置S1〜第4取り
付け位置S4の一部の範囲内でのみ回動操作できるよう
に構成して実施してもよい。
【0018】〔別実施例〕 図13は、別実施例のブレーキ操作装置を示し、図3に
示すブレーキ操作装置とは基本的には同じであるが、調
節機構21において相違している。調節機構21は、ワ
イヤ係止具17をブレーキレバー13に連結する連結具
23と、レバーブラケット14のストッパー部14aと
によって構成してある。
示すブレーキ操作装置とは基本的には同じであるが、調
節機構21において相違している。調節機構21は、ワ
イヤ係止具17をブレーキレバー13に連結する連結具
23と、レバーブラケット14のストッパー部14aと
によって構成してある。
【0019】すなわち、連結具23は、図14に示す如
く一端側に大径ピン部23aを備え、他端側に小径ピン
部23bを備える段付きピンでなり、ブレーキレバー1
3の長孔形のピン孔13eに挿通してブレーキレバー1
3に組み付くように構成してある。そして、大径ピン部
23aと小径ピン部23bとがワイヤ係止具17の一対
の側板部17a,17bに各別に挿通して支持作用する
ことにより、連結具23がブレーキレバー13とインナ
ーワイヤ12bとの連結を可能にするように構成してあ
る。また、これにより、連結具23の軸芯Fがブレーキ
レバー13のインナーワイヤ連結点Fになる。
く一端側に大径ピン部23aを備え、他端側に小径ピン
部23bを備える段付きピンでなり、ブレーキレバー1
3の長孔形のピン孔13eに挿通してブレーキレバー1
3に組み付くように構成してある。そして、大径ピン部
23aと小径ピン部23bとがワイヤ係止具17の一対
の側板部17a,17bに各別に挿通して支持作用する
ことにより、連結具23がブレーキレバー13とインナ
ーワイヤ12bとの連結を可能にするように構成してあ
る。また、これにより、連結具23の軸芯Fがブレーキ
レバー13のインナーワイヤ連結点Fになる。
【0020】図14に示すように、連結具23の小径ピ
ン部23bが備えるばね受け24と、ワイヤ係止具17
の側板部17aとの間に介在するセットばね25が連結
具23を摺動付勢することにより、連結具23の大径ピ
ン部23aの一部をブレーキレバー13のピン孔13e
が備える図13の如き位置決め凹入部13fに入り込み
付勢する。大径ピン部23aが前記位置決め凹入部13
fに入り込んでいると、ブレーキレバー13が位置決め
凹入部13fをして連結具23を係止支持することによ
り、ブレーキ操作をして大径ピン部23aおよび小径ピ
ン部23bにインナーワイヤ12bの引っ張り力が作用
したり、レバーブラケット14のストッパー部14aと
の接当衝撃が作用しても、連結具23がピン孔13eに
沿って動かない。つまり、連結具23がブレーキ操作を
可能にする所定の取り付け位置になる。連結具23の小
径ピン部23bの方の端部を押圧操作し、連結具23を
セットばね25に抗して摺動操作して大径ピン部23a
を位置決め凹入部13fから抜き出すことにより、連結
具23のブレーキレバー13による係止が解除する。連
結具23を前記係止解除状態に維持しながらブレーキレ
バー13のピン孔13eの内部で移動させ、連結具23
の大径ピン部23aを3つの位置決め凹入部13fから
選択した一つの位置決め凹入部13fに入り込ませるこ
とにより、連結具23のブレーキレバー13への取り付
け位置が変化する。つまり、連結具23の位置決め凹入
部13fに対する抜き差し操作と、ピン孔13eに沿わ
せての移動操作とをすることにより、連結具23を位置
決め凹入部13fの数によって決まる図15〜図17の
如き3つの第1取り付け位置S1〜第3取り付け位置S
3に取り付け変更できる。
ン部23bが備えるばね受け24と、ワイヤ係止具17
の側板部17aとの間に介在するセットばね25が連結
具23を摺動付勢することにより、連結具23の大径ピ
ン部23aの一部をブレーキレバー13のピン孔13e
が備える図13の如き位置決め凹入部13fに入り込み
付勢する。大径ピン部23aが前記位置決め凹入部13
fに入り込んでいると、ブレーキレバー13が位置決め
凹入部13fをして連結具23を係止支持することによ
り、ブレーキ操作をして大径ピン部23aおよび小径ピ
ン部23bにインナーワイヤ12bの引っ張り力が作用
したり、レバーブラケット14のストッパー部14aと
の接当衝撃が作用しても、連結具23がピン孔13eに
沿って動かない。つまり、連結具23がブレーキ操作を
可能にする所定の取り付け位置になる。連結具23の小
径ピン部23bの方の端部を押圧操作し、連結具23を
セットばね25に抗して摺動操作して大径ピン部23a
を位置決め凹入部13fから抜き出すことにより、連結
具23のブレーキレバー13による係止が解除する。連
結具23を前記係止解除状態に維持しながらブレーキレ
バー13のピン孔13eの内部で移動させ、連結具23
の大径ピン部23aを3つの位置決め凹入部13fから
選択した一つの位置決め凹入部13fに入り込ませるこ
とにより、連結具23のブレーキレバー13への取り付
け位置が変化する。つまり、連結具23の位置決め凹入
部13fに対する抜き差し操作と、ピン孔13eに沿わ
せての移動操作とをすることにより、連結具23を位置
決め凹入部13fの数によって決まる図15〜図17の
如き3つの第1取り付け位置S1〜第3取り付け位置S
3に取り付け変更できる。
【0021】連結具23の大径ピン部23a、小径ピン
部23bがレバーブラケット14の一対のストッパー部
14a,14aに各別に当たることによって、ブレーキ
レバー13が揺動復帰位置Rになるように構成する。前
記ストッパー部14aのうち、前記第1取り付け位置S
1に位置する連結具23の作用点23dに接当作用する
第1ストッパー箇所ST1、前記第2取り付け位置S2
に位置する連結具23の作用点23dに接当作用する第
2ストッパー箇所ST2、前記第3取り付け位置S3に
位置する連結具23の作用点23dに接当作用する第3
接当箇所ST3を、ブレーキレバー13の揺動軸芯Xに
沿う方向視においてアウターホルダー16のインナーワ
イヤ支点箇所Tを中心とする仮想円上に位置するように
配置してある。そして、前記ピン孔13eの形状および
ブレーキレバー揺動軸芯Xに対する位置関係を図13の
如く設定してあることにより、図15に示すように、連
結具23が前記第1取り付け位置S1になると、この時
のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハンドルバー
15の握り部15aからの距離Wが最大となる最大離間
位置になり、揺動軸芯Xからインナーワイヤ連結点Fま
での距離が最長距離になってレバー比Aは最大レバー比
になる。図17に示すように、連結具23が前記第3取
り付け位置S3になると、この時のブレーキレバー13
の揺動復帰位置Rはハンドルバー15の握り部15aか
らの距離Wが最小となる最小離間位置になり、揺動軸芯
Xからインナーワイヤ連結点Fまでの距離が最短距離に
なってレバー比Aは最小レバー比になる。図16に示す
ように、連結具23が前記第2取り付け位置S2になる
と、この時のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハ
ンドルバー15の握り部15aからの距離Wが前記最大
より小で前記最小より大の中間離間位置になり、揺動軸
芯Xからインナーワイヤ連結点Fまでの距離が前記最長
距離より短くて前記最短距離より長い中距離になって、
レバー比Aは前記最大レバー比と前記最小レバー比との
間の中レバー比になる。
部23bがレバーブラケット14の一対のストッパー部
14a,14aに各別に当たることによって、ブレーキ
レバー13が揺動復帰位置Rになるように構成する。前
記ストッパー部14aのうち、前記第1取り付け位置S
1に位置する連結具23の作用点23dに接当作用する
第1ストッパー箇所ST1、前記第2取り付け位置S2
に位置する連結具23の作用点23dに接当作用する第
2ストッパー箇所ST2、前記第3取り付け位置S3に
位置する連結具23の作用点23dに接当作用する第3
接当箇所ST3を、ブレーキレバー13の揺動軸芯Xに
沿う方向視においてアウターホルダー16のインナーワ
イヤ支点箇所Tを中心とする仮想円上に位置するように
配置してある。そして、前記ピン孔13eの形状および
ブレーキレバー揺動軸芯Xに対する位置関係を図13の
如く設定してあることにより、図15に示すように、連
結具23が前記第1取り付け位置S1になると、この時
のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハンドルバー
15の握り部15aからの距離Wが最大となる最大離間
位置になり、揺動軸芯Xからインナーワイヤ連結点Fま
での距離が最長距離になってレバー比Aは最大レバー比
になる。図17に示すように、連結具23が前記第3取
り付け位置S3になると、この時のブレーキレバー13
の揺動復帰位置Rはハンドルバー15の握り部15aか
らの距離Wが最小となる最小離間位置になり、揺動軸芯
Xからインナーワイヤ連結点Fまでの距離が最短距離に
なってレバー比Aは最小レバー比になる。図16に示す
ように、連結具23が前記第2取り付け位置S2になる
と、この時のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハ
ンドルバー15の握り部15aからの距離Wが前記最大
より小で前記最小より大の中間離間位置になり、揺動軸
芯Xからインナーワイヤ連結点Fまでの距離が前記最長
距離より短くて前記最短距離より長い中距離になって、
レバー比Aは前記最大レバー比と前記最小レバー比との
間の中レバー比になる。
【0022】前記ストッパー箇所ST1〜ST3が前記
仮想円上に位置することにより、連結具23を前記第1
取り付け位置S1〜第3取り付け位置S3のいずれに変
更しても、ブレーキレバー13が前記揺動復帰位置Rに
位置する時のインナーワイヤ12aの前記出口箇所Tか
らの引き長さが一定になる。すなわち、前記揺動復帰位
置Rが最大離間位置と中間離間位置および最小離間位置
のいずれに変化し、かつ、前記レバー比Aが大レバー比
と中レバー比および小レバー比のいずれに変化しても、
ブレーキレバー13が揺動復帰位置Rに位置すると、ハ
ブブレーキとブレーキレバー13との連結作業をする時
に操作部材9を位置設定するものとして備えてあるセッ
ト用調整範囲内に操作部材9が位置するように構成して
ある。
仮想円上に位置することにより、連結具23を前記第1
取り付け位置S1〜第3取り付け位置S3のいずれに変
更しても、ブレーキレバー13が前記揺動復帰位置Rに
位置する時のインナーワイヤ12aの前記出口箇所Tか
らの引き長さが一定になる。すなわち、前記揺動復帰位
置Rが最大離間位置と中間離間位置および最小離間位置
のいずれに変化し、かつ、前記レバー比Aが大レバー比
と中レバー比および小レバー比のいずれに変化しても、
ブレーキレバー13が揺動復帰位置Rに位置すると、ハ
ブブレーキとブレーキレバー13との連結作業をする時
に操作部材9を位置設定するものとして備えてあるセッ
ト用調整範囲内に操作部材9が位置するように構成して
ある。
【0023】つまり、 連結具23の取り付け位置変更
操作を行うことにより、調節機構21が調節作動し、ブ
レーキレバー13の揺動復帰位置Rを前記最大離間位置
と中間位置および最小離間位置のいずれかに変更操作
し、かつ、この変更操作に連動してブレーキレバー13
のレバー比Aを前記最大レバー比と中レバー比および最
小レバー比のいずれかに変更操作する。そして、図18
に示すように、揺動復帰位置Rの握り部15aからの距
離Wと、レバー比Aとが共に増大あるいは減少する方向
すなわち増減同方向に揺動復帰位置Rとレバー比Aとを
連動させて変更することにより、ブレーキレバー13の
開きが大でブレーキ操作の重さが大になる操作形態と、
ブレーキレバー13の開きが中でブレーキ操作の重さが
中になる操作形態と、ブレーキレバー13の開きが小で
ブレーキ操作の重さが小になる操作形態とを選択できる
ように、しかも、いずれの操作形態を選択しても、ブレ
ーキレバー13と操作部材9との連動不具合が発生しな
いようにしてある。
操作を行うことにより、調節機構21が調節作動し、ブ
レーキレバー13の揺動復帰位置Rを前記最大離間位置
と中間位置および最小離間位置のいずれかに変更操作
し、かつ、この変更操作に連動してブレーキレバー13
のレバー比Aを前記最大レバー比と中レバー比および最
小レバー比のいずれかに変更操作する。そして、図18
に示すように、揺動復帰位置Rの握り部15aからの距
離Wと、レバー比Aとが共に増大あるいは減少する方向
すなわち増減同方向に揺動復帰位置Rとレバー比Aとを
連動させて変更することにより、ブレーキレバー13の
開きが大でブレーキ操作の重さが大になる操作形態と、
ブレーキレバー13の開きが中でブレーキ操作の重さが
中になる操作形態と、ブレーキレバー13の開きが小で
ブレーキ操作の重さが小になる操作形態とを選択できる
ように、しかも、いずれの操作形態を選択しても、ブレ
ーキレバー13と操作部材9との連動不具合が発生しな
いようにしてある。
【0024】〔別実施例〕 図19は、さらに別実施例のブレーキ操作装置を示し、
図3および図13に示すブレーキ操作装置とは基本的に
は同じであるが、調節機構21において相違している。
調節機構21は、ワイヤ係止具17をブレーキレバー1
3に連結する連結具26と、レバーブラケット14のス
トッパー部14aとによって構成してある。
図3および図13に示すブレーキ操作装置とは基本的に
は同じであるが、調節機構21において相違している。
調節機構21は、ワイヤ係止具17をブレーキレバー1
3に連結する連結具26と、レバーブラケット14のス
トッパー部14aとによって構成してある。
【0025】すなわち、連結具26は、図20に示す如
く両端側に丸軸部26aを備え、丸軸部間に歯車軸部2
6bを備えるピン部材でなり、歯車軸部26bがブレー
キレバー13のピン孔13eに位置してブレーキレバー
13に組み付くように構成してある。そして、一対の丸
軸部26a,26aがワイヤ係止具17の一対の側板部
17a,17bに各別に挿通して支持作用することによ
り、連結具26がブレーキレバー13とインナーワイヤ
12bとの連結を可能にするように構成してある。ま
た、これにより、連結具26の軸芯Fがブレーキレバー
13のインナーワイヤ連結点Fになる。
く両端側に丸軸部26aを備え、丸軸部間に歯車軸部2
6bを備えるピン部材でなり、歯車軸部26bがブレー
キレバー13のピン孔13eに位置してブレーキレバー
13に組み付くように構成してある。そして、一対の丸
軸部26a,26aがワイヤ係止具17の一対の側板部
17a,17bに各別に挿通して支持作用することによ
り、連結具26がブレーキレバー13とインナーワイヤ
12bとの連結を可能にするように構成してある。ま
た、これにより、連結具26の軸芯Fがブレーキレバー
13のインナーワイヤ連結点Fになる。
【0026】図19に示すように、ブレーキレバー13
のピン孔内箇所に位置決めギヤ部13gを形成し、この
位置決めギヤ部13gに連結具26をリターばね19と
連結具押さえばね27とにより当て付け付勢して、連結
具26の歯車軸部26bと、ブレーキレバー13の位置
決めギヤ部13fとを噛み合わせ付勢し、ブレーキレバ
ー13が位置決めギヤ部13fをして連結具26を係止
支持するように構成することにより、ブレーキ操作をし
て丸軸部26aにインナーワイヤ12bの引っ張り力が
作用したり、レバーブラケット14のストッパー部14
aとの接当衝撃が作用しても、連結具26がブレーキレ
バー13に対して位置ずれしにくくなる。すなわち、連
結具26がブレーキ操作を可能にする所定の取り付け位
置になる。連結具26の一端部に備えてある係合部26
cに回動操作具(図示せず)を作用させて連結具26を
回動操作すると、連結具26が歯車軸部26bと前記位
置決めギヤ部13gとの噛み合いのために回転しながら
位置決めギヤ部13gに沿っ移動する。つまり、連結具
26の回動操作をすることにより、連結具26をブレー
キレバー13の位置決めギヤ部13gの歯数によって決
まる図21〜図23の如き3つの第1取り付け位置S1
〜第3取り付け位置S3に取り付け変更できる。
のピン孔内箇所に位置決めギヤ部13gを形成し、この
位置決めギヤ部13gに連結具26をリターばね19と
連結具押さえばね27とにより当て付け付勢して、連結
具26の歯車軸部26bと、ブレーキレバー13の位置
決めギヤ部13fとを噛み合わせ付勢し、ブレーキレバ
ー13が位置決めギヤ部13fをして連結具26を係止
支持するように構成することにより、ブレーキ操作をし
て丸軸部26aにインナーワイヤ12bの引っ張り力が
作用したり、レバーブラケット14のストッパー部14
aとの接当衝撃が作用しても、連結具26がブレーキレ
バー13に対して位置ずれしにくくなる。すなわち、連
結具26がブレーキ操作を可能にする所定の取り付け位
置になる。連結具26の一端部に備えてある係合部26
cに回動操作具(図示せず)を作用させて連結具26を
回動操作すると、連結具26が歯車軸部26bと前記位
置決めギヤ部13gとの噛み合いのために回転しながら
位置決めギヤ部13gに沿っ移動する。つまり、連結具
26の回動操作をすることにより、連結具26をブレー
キレバー13の位置決めギヤ部13gの歯数によって決
まる図21〜図23の如き3つの第1取り付け位置S1
〜第3取り付け位置S3に取り付け変更できる。
【0027】連結具26の一対の丸軸部26a,26a
がレバーブラケット14の一対のストッパー部14a,
14aに各別に当たることによって、ブレーキレバー1
3が揺動復帰位置Rになるように構成するとともに、前
記ストッパー部14aのうち、前記第1取り付け位置S
1に位置する連結具26の作用点26dに接当作用する
第1ストッパー箇所ST1、前記第2取り付け位置S2
に位置する連結具26の作用点26dに接当作用する第
2ストッパー箇所ST2、前記第3取り付け位置S3に
位置する連結具26の作用点26dに接当作用する第3
接当箇所ST3を、ブレーキレバー13の揺動軸芯Xに
沿う方向視においてアウターホルダー16のインナーワ
イヤ支点箇所Tを中心とする仮想円上に位置するように
配置してある。そして、前記位置決めギヤ部13gのブ
レーキレバー揺動軸芯Xに対する位置関係を図19の如
く設定してあることにより、図21に示すように、連結
具26が前記第1取り付け位置S1になると、この時の
ブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハンドルバー1
5の握り部15aからの距離Wが最小となる最小離間位
置になり、揺動軸芯Xからインナーワイヤ連結点Fまで
の距離が最長距離になってレバー比Aは最大レバー比に
なる。図23に示すように、連結具26が前記第3取り
付け位置S3になると、この時のブレーキレバー13の
揺動復帰位置Rはハンドルバー15の握り部15aから
の距離Wが最大となる最大離間位置になり、揺動軸芯X
からインナーワイヤ連結点Fまでの距離が最短距離にな
ってレバー比Aは最小レバー比になる。図22に示すよ
うに、連結具26が前記第2取り付け位置S2になる
と、この時のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハ
ンドルバー15の握り部15aからの距離Wが前記最大
より小で前記最小より大の中間離間位置になり、揺動軸
芯Xからインナーワイヤ連結点Fまでの距離が前記最長
距離より短くて前記最短距離より長い中距離になって、
レバー比Aは前記最大レバー比と前記最小レバー比との
間の中レバー比になる。
がレバーブラケット14の一対のストッパー部14a,
14aに各別に当たることによって、ブレーキレバー1
3が揺動復帰位置Rになるように構成するとともに、前
記ストッパー部14aのうち、前記第1取り付け位置S
1に位置する連結具26の作用点26dに接当作用する
第1ストッパー箇所ST1、前記第2取り付け位置S2
に位置する連結具26の作用点26dに接当作用する第
2ストッパー箇所ST2、前記第3取り付け位置S3に
位置する連結具26の作用点26dに接当作用する第3
接当箇所ST3を、ブレーキレバー13の揺動軸芯Xに
沿う方向視においてアウターホルダー16のインナーワ
イヤ支点箇所Tを中心とする仮想円上に位置するように
配置してある。そして、前記位置決めギヤ部13gのブ
レーキレバー揺動軸芯Xに対する位置関係を図19の如
く設定してあることにより、図21に示すように、連結
具26が前記第1取り付け位置S1になると、この時の
ブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハンドルバー1
5の握り部15aからの距離Wが最小となる最小離間位
置になり、揺動軸芯Xからインナーワイヤ連結点Fまで
の距離が最長距離になってレバー比Aは最大レバー比に
なる。図23に示すように、連結具26が前記第3取り
付け位置S3になると、この時のブレーキレバー13の
揺動復帰位置Rはハンドルバー15の握り部15aから
の距離Wが最大となる最大離間位置になり、揺動軸芯X
からインナーワイヤ連結点Fまでの距離が最短距離にな
ってレバー比Aは最小レバー比になる。図22に示すよ
うに、連結具26が前記第2取り付け位置S2になる
と、この時のブレーキレバー13の揺動復帰位置Rはハ
ンドルバー15の握り部15aからの距離Wが前記最大
より小で前記最小より大の中間離間位置になり、揺動軸
芯Xからインナーワイヤ連結点Fまでの距離が前記最長
距離より短くて前記最短距離より長い中距離になって、
レバー比Aは前記最大レバー比と前記最小レバー比との
間の中レバー比になる。
【0028】前記ストッパー箇所ST1〜ST3が前記
仮想円上に位置することにより、連結具26を前記第1
取り付け位置S1〜第3取り付け位置S3のいずれに変
更しても、ブレーキレバー13が前記揺動復帰位置Rに
位置する時のインナーワイヤ12aの前記出口箇所Tか
らの引き長さが一定になる。すなわち、前記揺動復帰位
置Rが最大離間位置と中間離間位置および最小離間位置
のいずれに変化し、かつ、前記レバー比Aが大レバー比
と中レバー比および小レバー比のいずれに変化しても、
ブレーキレバー13が揺動復帰位置Rに位置すると、ハ
ブブレーキとブレーキレバー13との連結作業をする時
に操作部材9を位置設定するものとして備えてあるセッ
ト用調整範囲内に操作部材9が位置するように構成して
ある。
仮想円上に位置することにより、連結具26を前記第1
取り付け位置S1〜第3取り付け位置S3のいずれに変
更しても、ブレーキレバー13が前記揺動復帰位置Rに
位置する時のインナーワイヤ12aの前記出口箇所Tか
らの引き長さが一定になる。すなわち、前記揺動復帰位
置Rが最大離間位置と中間離間位置および最小離間位置
のいずれに変化し、かつ、前記レバー比Aが大レバー比
と中レバー比および小レバー比のいずれに変化しても、
ブレーキレバー13が揺動復帰位置Rに位置すると、ハ
ブブレーキとブレーキレバー13との連結作業をする時
に操作部材9を位置設定するものとして備えてあるセッ
ト用調整範囲内に操作部材9が位置するように構成して
ある。
【0029】つまり、 連結具26の取り付け位置変更
操作を行うと、調節機構21が調節作動し、ブレーキレ
バー13の揺動復帰位置Rを前記最大離間位置と中間位
置および最小離間位置のいずれかに変更操作し、かつ、
この変更操作に連動してブレーキレバー13のレバー比
Aを前記最大レバー比と中レバー比および最小レバー比
のいずれかに変更操作する。そして、図24に示すよう
に、揺動復帰位置Rの握り部15aからの距離Wと、レ
バー比Aとの一方が増大し、他方が減少する方向すなわ
ち増減逆方向に揺動復帰位置Rとレバー比Aとを連動さ
せて変更することにより、ブレーキレバー13の開きが
大でブレーキ操作の重さが小になる操作形態と、ブレー
キレバー13の開きが中でブレーキ操作の重さが中にな
る操作形態と、ブレーキレバー13の開きが小でブレー
キ操作の重さが大になる操作形態とを選択できるよう
に、しかも、いずれの操作形態を選択しても、ブレーキ
レバー13と操作部材9との連動不具合が発生しないよ
うにしてある。
操作を行うと、調節機構21が調節作動し、ブレーキレ
バー13の揺動復帰位置Rを前記最大離間位置と中間位
置および最小離間位置のいずれかに変更操作し、かつ、
この変更操作に連動してブレーキレバー13のレバー比
Aを前記最大レバー比と中レバー比および最小レバー比
のいずれかに変更操作する。そして、図24に示すよう
に、揺動復帰位置Rの握り部15aからの距離Wと、レ
バー比Aとの一方が増大し、他方が減少する方向すなわ
ち増減逆方向に揺動復帰位置Rとレバー比Aとを連動さ
せて変更することにより、ブレーキレバー13の開きが
大でブレーキ操作の重さが小になる操作形態と、ブレー
キレバー13の開きが中でブレーキ操作の重さが中にな
る操作形態と、ブレーキレバー13の開きが小でブレー
キ操作の重さが大になる操作形態とを選択できるよう
に、しかも、いずれの操作形態を選択しても、ブレーキ
レバー13と操作部材9との連動不具合が発生しないよ
うにしてある。
【0030】尚、図19のブレーキ操作装置において
は、ブレーキレバー13のピン孔13eを、連結具26
に比して大きい孔に形成してある。すなわち、ブレーキ
レバー13が揺動復帰位置Rに衝撃的に復帰した場合、
連結具26がストッパー部14aからの接当反力によ
り、ばね19,27を弾性変形させながらブレーキレバ
ー13に対して位置ずれし、接当衝撃を緩和するように
構成してある。
は、ブレーキレバー13のピン孔13eを、連結具26
に比して大きい孔に形成してある。すなわち、ブレーキ
レバー13が揺動復帰位置Rに衝撃的に復帰した場合、
連結具26がストッパー部14aからの接当反力によ
り、ばね19,27を弾性変形させながらブレーキレバ
ー13に対して位置ずれし、接当衝撃を緩和するように
構成してある。
【0031】〔別実施例〕 上記各実施構造にあっては、ブレーキレバー13の揺動
復帰位置Rの変更操作に連動してレバー比Aの変更操作
をすることから、揺動復帰位置Rの変更調節をする手間
を掛けるだけでレバー比Aも一挙に変更調節できて、変
更調節が操作簡単にできて有利であるが、揺動復帰位置
を変更操作する調節機構と、レバー比を変更操作する調
節機構とを各別に備え、揺動復帰位置の変更調節とレバ
ー比の変更調節とを別々に専用の手間を掛けて変更調節
するように構成して実施してもよい。
復帰位置Rの変更操作に連動してレバー比Aの変更操作
をすることから、揺動復帰位置Rの変更調節をする手間
を掛けるだけでレバー比Aも一挙に変更調節できて、変
更調節が操作簡単にできて有利であるが、揺動復帰位置
を変更操作する調節機構と、レバー比を変更操作する調
節機構とを各別に備え、揺動復帰位置の変更調節とレバ
ー比の変更調節とを別々に専用の手間を掛けて変更調節
するように構成して実施してもよい。
【0032】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】自転車用のローラ式ハブブレーキとその操作構
造の概略図
造の概略図
【図2】自転車用のローラ式ハブブレーキの断面図
【図3】ブレーキレバー取り付け部の断面図
【図4】ブレーキレバーのワイヤ連結部を示す断面図
【図5】連結具の分解状態での斜視図
【図6】ブレーキレバーの連結具組み付け孔の側面図
【図7】ブレーキレバーの連結具組み付け部の断面図
【図8】ブレーキレバーの揺動復帰位置とレバー比とを
示す説明図
示す説明図
【図9】ブレーキレバーの揺動復帰位置とレバー比とを
示す説明図
示す説明図
【図10】ブレーキレバーの揺動復帰位置とレバー比と
を示す説明図
を示す説明図
【図11】ブレーキレバーの揺動復帰位置とレバー比と
を示す説明図
を示す説明図
【図12】ブレーキレバーの揺動復帰位置とレバー比と
の変化を示す説明図
の変化を示す説明図
【図13】別実施ブレーキ操作装置の一部の断面図
【図14】別実施ブレーキ操作装置におけるワイヤ連結
部の断面図
部の断面図
【図15】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
【図16】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
【図17】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
【図18】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比との変化を示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比との変化を示す説明図
【図19】別実施ブレーキ操作装置の一部の断面図
【図20】別実施ブレーキ操作装置におけるワイヤ連結
部の断面図
部の断面図
【図21】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
【図22】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
【図23】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比とを示す説明図
【図24】別実施ブレーキ操作装置におけるブレーキレ
バーの揺動復帰位置とレバー比との変化を示す説明図
バーの揺動復帰位置とレバー比との変化を示す説明図
13 ブレーキレバー 14 レバーブラケット 14a ストッパー部 14b,ST1〜ST3 手段 18,23,26 連結具 21 調節機構 A レバー比 R 揺動復帰位置
フロントページの続き (72)考案者 杉本 雅則 大阪府堺市老松町3丁77番地 株式会社 シマノ内 (56)参考文献 特開 昭58−183372(JP,A) 特開 平1−237282(JP,A) 特開 平1−127476(JP,A) 実開 昭59−24693(JP,U) 実開 昭58−142191(JP,U) 実開 昭55−146522(JP,U) 実開 平2−6694(JP,U) 実開 平5−26782(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62L 3/02
Claims (7)
- 【請求項1】ブレーキレバー(13)のレバーブラケッ
ト(14)に対する揺動復帰位置(R)と前記ブレーキ
レバー(13)のブレーキワイヤに対するレバー比
(A)を変更する調節機構(21)を備える自転車用ブ
レーキレバー装置であって、前記調節機構(21)が、ブレーキワイヤのインナーワ
イヤ(12b)を前記ブレーキレバー(13)に連結す
る連結具(18、23、26)と 前記レバーブラケット
に設けられ、前記ブレーキレバー(13)が前記揺動復
帰位置(R)に位置する際に前記連結具(18、23、
26)に対し接当位置において接当するストッパー部
(14a)を有し、 前記ストッパー部(14a)上の前記接当位置が、前記
調節機構(21)による前記揺動復帰位置と前記レバー
比の変更にかかわらず前記ブレーキレバー(13)が前
記揺動復帰位置(R)に位置する時の、前記インナーワ
イヤ(12b)の前記アウタ−ワイヤ(12a)の先端
よりの突出量を一定に維持するような位置に配置されて
いる 自転車用ブレーキレバー装置。 - 【請求項2】前記連結具(18、23、26)が前記ス
トッパー部(14a)に対して接当する際の前記連結具
(18、23、26)上の作用点の位置を前記ブレーキ
レバーに対して変位可能とするとともに、前記連結具
(18、23、26)上の前記インナーワイヤ(12
b)の前記ブレーキレバー(13)に対する連結点
(F)と前記ブレーキレバー(13)の揺動軸芯(X)
の間の距離が変化する構成であり、前記揺動復帰位置
(R)の変更操作を行うと、前記レバー比(A)を連動
して変更する機構である請求項1記載の自転車用ブレー
キレバー装置。 - 【請求項3】前記ブレーキレバー(13)の前記揺動復
帰位置(R)において前記連結点(F)と前記揺動軸芯
(X)の間の距離が大きくなると共に、前記作用点がブ
レーキレバー(13)の先端側に変位するよう構成され
ており、前記調節機構(21)が、前記揺動復帰位置
(R)と前記レバー比(A)とを増減同方向に変更する
機構である請求項2記載の自転車用ブレーキレバー装
置。 - 【請求項4】 前記ブレーキレバー(13)の前記揺動
復帰位置(R)において前記連結点(F)と前記揺動軸
芯(X)の間の距離が大きくなると共に、前記作用点が
ブレーキレバー(13)の先端とは反対方向に変位する
よう構成されており、前記調節機構(21)が、前記揺
動復帰位置(R)と前記レバー比(A)とを増減逆方向
に変更する機構である請求項2記載の自転車用ブレーキ
レバー装置。 - 【請求項5】 前記ブレーキレバー(13)の前記揺動
復帰位置(R)において前記連結点(F)と前記揺動軸
芯(X)の間の距離が大きくなると共に、前記作用点が
ブレーキレバー(13)の先端側に変位して、前記揺動
復帰位置(R)と前記レバー比(A)とが連動して増減
同方向に変化する第1調節形態と、前記揺動復帰位置
(R)において前記連結点(F)と前記揺動軸芯(X)
の間の距離が大きくなると共に、前記作用点がブレーキ
レバー(13)の先端とは反対方向に変位して、前記揺
動復帰位置(R)と前記レバー比(A)とが連動して増
減逆方向に変化する第2調節形態とを前記調節機構(2
1)が備えている請求項2の自転車用ブレーキレバー装
置。 - 【請求項6】前記接当位置が、ブレーキ操作に伴う前記
ブレーキレバー(13)の揺動に起因して前記インナー
ワイヤ(12b)が揺れ動く際の揺動支点となる個所を
中心とする円弧上に位置する請求項1から5のいずれか
に記載の自転車用ブレーキレバー装置。 - 【請求項7】前記接当位置は円弧状のストッパー面(1
4b)上の点である請求項1から5のいずれかに記載の
自転車用ブレーキレバー装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039573U JP2597741Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 自転車用ブレーキレバー装置 |
EP94305299A EP0639495B1 (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Bicycle brake lever mechanism |
US08/277,155 US5537891A (en) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Bicycle brake lever mechanism |
DE69427140T DE69427140T2 (de) | 1993-07-21 | 1994-07-19 | Fahrradbremshebelmechanismus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039573U JP2597741Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 自転車用ブレーキレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079693U JPH079693U (ja) | 1995-02-10 |
JP2597741Y2 true JP2597741Y2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=12556830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993039573U Expired - Fee Related JP2597741Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 自転車用ブレーキレバー装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5537891A (ja) |
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