JP2675585B2 - 自転車用変速レバー装置 - Google Patents
自転車用変速レバー装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K23/00—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
- B62K23/02—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
- B62K23/06—Levers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/02—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
- B62M25/04—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers hand actuated
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用変速レバー装置、詳しくは、操作レ
バーの操作により変速できるようにした自動車用変速レ
バー装置に関する。
バーの操作により変速できるようにした自動車用変速レ
バー装置に関する。
(従来の技術) 従来、此種装置として、特開昭61−143275号公報に見
られるように、固定部材に、操作ワイヤの一端を係止し
た巻取体を、所定の摩擦抵抗の基で回動可能に支持する
と共に、操作レバーを回動自由に支持し、前記巻取体の
外周に、複数個の送り歯及び複数個の戻し歯を並設する
と共に、前記レバーに、該レバーの往動操作時前記送り
歯と係合して前記巻取体を往動させる送り爪と、前記レ
バーの往動操作方向と逆方向への操作時前記戻し歯と係
合して前記巻取体を復動させる戻し爪とを出退自由に設
けると共に、前記レバーを、往動方向への操作位置及び
逆方向への操作位置から操作レバーの操作開始位置に復
帰させ、この復帰位置に保持するレバーばねを設けて、
前記レバーの往動操作により、前記送り爪及び送り歯を
介して巻取体を所定角度往動させた後、レバー操作を開
放すると、操作レバーがレバーばねの力で操作開始位置
に復動し、又、前記レバーの逆方向への回動操作によ
り、前記戻し爪及び戻し歯を介して巻取体を所定角度復
動させ、レバー操作の開放により操作レバーがレバーば
ねの力で操作開始位置に復動する如く構成したものが提
案されている。
られるように、固定部材に、操作ワイヤの一端を係止し
た巻取体を、所定の摩擦抵抗の基で回動可能に支持する
と共に、操作レバーを回動自由に支持し、前記巻取体の
外周に、複数個の送り歯及び複数個の戻し歯を並設する
と共に、前記レバーに、該レバーの往動操作時前記送り
歯と係合して前記巻取体を往動させる送り爪と、前記レ
バーの往動操作方向と逆方向への操作時前記戻し歯と係
合して前記巻取体を復動させる戻し爪とを出退自由に設
けると共に、前記レバーを、往動方向への操作位置及び
逆方向への操作位置から操作レバーの操作開始位置に復
帰させ、この復帰位置に保持するレバーばねを設けて、
前記レバーの往動操作により、前記送り爪及び送り歯を
介して巻取体を所定角度往動させた後、レバー操作を開
放すると、操作レバーがレバーばねの力で操作開始位置
に復動し、又、前記レバーの逆方向への回動操作によ
り、前記戻し爪及び戻し歯を介して巻取体を所定角度復
動させ、レバー操作の開放により操作レバーがレバーば
ねの力で操作開始位置に復動する如く構成したものが提
案されている。
(発明が解決しようとする課題) 以上の如く構成された変速レバー装置は、自転車にお
けるハンドルバーのグリップ近傍位置に取付けて、前記
グリップを把持する手の指で前記レバーを回動操作する
のであるが、前記した従来のものは、操作レバーを、操
作開始位置に対し往復方向と逆方向とにそれぞれ所定角
度回動操作して変速するものであるため、変速段位数が
例えば2段程度に少ない場合は、前記操作レバーを、前
記グリップを把持した手の主といて親指で操作開始位置
に対し往動方向と逆方向とに無理なく操作することがで
きるのであるが、変速段位数が例えば5〜6段程度に多
い場合で前記グリップを把持した手で複数段の変速を一
挙に行う場合は、操作レバーの回動角が大きくなって操
作レバーを同一指で往動方向と逆方向とに操作すること
ができなかったのである。
けるハンドルバーのグリップ近傍位置に取付けて、前記
グリップを把持する手の指で前記レバーを回動操作する
のであるが、前記した従来のものは、操作レバーを、操
作開始位置に対し往復方向と逆方向とにそれぞれ所定角
度回動操作して変速するものであるため、変速段位数が
例えば2段程度に少ない場合は、前記操作レバーを、前
記グリップを把持した手の主といて親指で操作開始位置
に対し往動方向と逆方向とに無理なく操作することがで
きるのであるが、変速段位数が例えば5〜6段程度に多
い場合で前記グリップを把持した手で複数段の変速を一
挙に行う場合は、操作レバーの回動角が大きくなって操
作レバーを同一指で往動方向と逆方向とに操作すること
ができなかったのである。
従って、この場合は、ハンドルを把持する手における
二つの指を使って操作レバーを操作することになるた
め、前記グリップの把持が疎かとなり、走行持における
安全性が低下する問題がある。即ち、前記グリップを把
持する場合、一般には、手のひらにおける親指側平手部
と親指を除く他の四つの指とでグリップを強く把持し、
親指はグリップの把持に多く寄与しないのが通常であ
る。所で、変速レバー装置を、ハンドルバーにおけるグ
リップの近傍位置に装着して、前記グリップを把持する
手の指で前記レバーを操作する場合、一般には、グリッ
プの把持には多く寄与しない親指を利用し、この親指で
前記レバーを操作するようにするのが好まいしのである
が、変速段位数が多い場合は、グリップを把持した状態
で親指だけで操作レバーを操作することができなくなる
ため、親指と人差し指とを使用し、操作開始位置に停止
している操作レバーを親指で往動操作し、操作開始位置
に停止している前記操作レバーを人差し指で逆方向に操
作する必要があり、従って、この場合、グリップの把持
に大きく寄与する人差し指をグリップから離すことにな
るため、グリップの把持が疎かとなって、走行時におけ
る安全性が問題となるのである。又、前記巻取体は、該
巻取体に付与された摩擦抵抗で回動位置が保持されるの
であるから、巻取体の回動位置を正確に位置決めするこ
とができないばかりか、複数段の変速を一挙に行う場
合、各段位毎に操作レバーを操作する手にクリック感を
感じさせることができず、運転者に何段位に変速したの
かを自覚させることができなかったのである。
二つの指を使って操作レバーを操作することになるた
め、前記グリップの把持が疎かとなり、走行持における
安全性が低下する問題がある。即ち、前記グリップを把
持する場合、一般には、手のひらにおける親指側平手部
と親指を除く他の四つの指とでグリップを強く把持し、
親指はグリップの把持に多く寄与しないのが通常であ
る。所で、変速レバー装置を、ハンドルバーにおけるグ
リップの近傍位置に装着して、前記グリップを把持する
手の指で前記レバーを操作する場合、一般には、グリッ
プの把持には多く寄与しない親指を利用し、この親指で
前記レバーを操作するようにするのが好まいしのである
が、変速段位数が多い場合は、グリップを把持した状態
で親指だけで操作レバーを操作することができなくなる
ため、親指と人差し指とを使用し、操作開始位置に停止
している操作レバーを親指で往動操作し、操作開始位置
に停止している前記操作レバーを人差し指で逆方向に操
作する必要があり、従って、この場合、グリップの把持
に大きく寄与する人差し指をグリップから離すことにな
るため、グリップの把持が疎かとなって、走行時におけ
る安全性が問題となるのである。又、前記巻取体は、該
巻取体に付与された摩擦抵抗で回動位置が保持されるの
であるから、巻取体の回動位置を正確に位置決めするこ
とができないばかりか、複数段の変速を一挙に行う場
合、各段位毎に操作レバーを操作する手にクリック感を
感じさせることができず、運転者に何段位に変速したの
かを自覚させることができなかったのである。
本発明は以上の問題点に鑑み発明したものであって、
目的は、操作レバーの操作位置を、変速段位数に関係な
く常に操作開始位置に位置させることができながら、変
速段位数が多い場合であっても前記レバーを、一つの同
一指で無理なく操作することができ、自転車走行持の安
全性を高めることができて、しかも各変速段位毎に前記
操作レバーの操作にクリック感を付与することができる
ようにするものである。
目的は、操作レバーの操作位置を、変速段位数に関係な
く常に操作開始位置に位置させることができながら、変
速段位数が多い場合であっても前記レバーを、一つの同
一指で無理なく操作することができ、自転車走行持の安
全性を高めることができて、しかも各変速段位毎に前記
操作レバーの操作にクリック感を付与することができる
ようにするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る自動車用変速レバー装置は、固定部材
と、ワイヤ巻取体と、位置保持兼クリック機構と、ばね
部材と、操作レバーと、レバーばねと、位置設定体と、
位置保持制御機構とを備えている。
と、ワイヤ巻取体と、位置保持兼クリック機構と、ばね
部材と、操作レバーと、レバーばねと、位置設定体と、
位置保持制御機構とを備えている。
固定部材は自動車用ハンドルに固定される。ワイヤ巻
取体は、固定部材に回動自在に支持され、操作ワイヤー
端が係止される。位置保持兼クリック機構は、ワイヤ巻
取体の回動位置を段階的に位置決めする機構であり、位
置決め体と係合体と押圧ばねとを有している。位置決め
体は、円周方向に所定の間隔で形成された複数の係合部
を有し、ワイヤ巻取体に相対回転不能に取り付けられて
いる。係合体は、固定部材に対して円周方向に固定され
ており、係合部に係合する。押圧ばねは係合体を係合部
へ押圧して係合体の係合部への係合を保持する。ばね部
材はワイヤ巻取体をワイヤ巻き戻し方向に付勢する。操
作レバーはワイヤ巻取体に対して回転可能でかつワイヤ
巻取体をワイヤ巻取方向に回動させる。レバーばねは操
作レバーを操作開始位置側に付勢する。位置設定体は操
作レバーのワイヤ巻き戻し方向への回動を操作開始位置
で停止させる。位置保持制御機構は係合体の係合部への
係合を解除してワイヤ巻取体のワイヤ巻き戻し方向への
回動を許す。
取体は、固定部材に回動自在に支持され、操作ワイヤー
端が係止される。位置保持兼クリック機構は、ワイヤ巻
取体の回動位置を段階的に位置決めする機構であり、位
置決め体と係合体と押圧ばねとを有している。位置決め
体は、円周方向に所定の間隔で形成された複数の係合部
を有し、ワイヤ巻取体に相対回転不能に取り付けられて
いる。係合体は、固定部材に対して円周方向に固定され
ており、係合部に係合する。押圧ばねは係合体を係合部
へ押圧して係合体の係合部への係合を保持する。ばね部
材はワイヤ巻取体をワイヤ巻き戻し方向に付勢する。操
作レバーはワイヤ巻取体に対して回転可能でかつワイヤ
巻取体をワイヤ巻取方向に回動させる。レバーばねは操
作レバーを操作開始位置側に付勢する。位置設定体は操
作レバーのワイヤ巻き戻し方向への回動を操作開始位置
で停止させる。位置保持制御機構は係合体の係合部への
係合を解除してワイヤ巻取体のワイヤ巻き戻し方向への
回動を許す。
(作用) 本発明に係る自動車用変速レバー装置では、操作レバ
ーを操作開始位置から所定のストローク、すなわち位置
決め体に形成された複数の係合部の間隔だけ回動させる
と、ワイヤ巻取体がワイヤ巻取方向に回動する。このワ
イヤ巻取体には操作ワイヤの一端が係止されているの
で、ワイヤ巻取体が回動することにより操作ワイヤが巻
きとられ、これに応じて変速装置が作動する。このよう
にして、一方向への変速操作が行われる。
ーを操作開始位置から所定のストローク、すなわち位置
決め体に形成された複数の係合部の間隔だけ回動させる
と、ワイヤ巻取体がワイヤ巻取方向に回動する。このワ
イヤ巻取体には操作ワイヤの一端が係止されているの
で、ワイヤ巻取体が回動することにより操作ワイヤが巻
きとられ、これに応じて変速装置が作動する。このよう
にして、一方向への変速操作が行われる。
ここで、ワイヤ巻取体が回動すると、これに伴って位
置決め体が回動し、その係合部に押圧ばねにより押圧さ
れた係合体が係合する。この係合によって位置決め体は
その回動位置が保持され、引いてはワイヤ巻取体の回動
位置が保持される。なお、操作レバーは、操作を解放す
ることによってレバーばねの力によって操作開始位置側
に回動し、位置設定体によって操作開始位置に位置させ
られる。
置決め体が回動し、その係合部に押圧ばねにより押圧さ
れた係合体が係合する。この係合によって位置決め体は
その回動位置が保持され、引いてはワイヤ巻取体の回動
位置が保持される。なお、操作レバーは、操作を解放す
ることによってレバーばねの力によって操作開始位置側
に回動し、位置設定体によって操作開始位置に位置させ
られる。
また、位置制御機構により係合体の係合を解除すれ
ば、ばね部材によってワイヤ巻取体をワイヤ巻き戻し方
向に回動し、これにより他方向への変速操作が行われ
る。
ば、ばね部材によってワイヤ巻取体をワイヤ巻き戻し方
向に回動し、これにより他方向への変速操作が行われ
る。
このような変速操作において、係合体の係合部への係
合が離脱した状態では、押圧ばねが係合時よりもより弾
性変形するので、操作力が比較的重い。そして、係合体
が隣接する係合部に係合すると、押圧ばねが弾性復元す
るために、操作レバーに作用する負荷が小さくなる。こ
のため、操作者に、変速段位毎にクリック感を与えるこ
とができる。
合が離脱した状態では、押圧ばねが係合時よりもより弾
性変形するので、操作力が比較的重い。そして、係合体
が隣接する係合部に係合すると、押圧ばねが弾性復元す
るために、操作レバーに作用する負荷が小さくなる。こ
のため、操作者に、変速段位毎にクリック感を与えるこ
とができる。
(実施例) 第1〜第7図に示した実施例では、自転車におけるハ
ンドルパー(H)のグリップ(G)近傍位置に固定する
固定部材(1)の支持軸(11)に、操作ワイヤの一端を
係止するワイヤ係止部(31)をもち、リターンばね
(2)の力でワイヤ巻戻し方向に復動する略円筒状の巻
取体(3)を回動自由に支持すると共に、前記巻取体
(3)の回動位置を段階的に位置決めする複数個の係合
部(41)をもった位置決め体(42)と、前記係合部(4
1)に係合して前記巻取体(3)の回動位置を保持する
係合体(43)及び該係合体(43)を前記係合部(41)方
向に押圧して前記係合体(43)の前記係合部(41)との
係合を保持する押圧ばね(44)とを備えた位置保持兼ク
リック機構(4)を設ける一方、前記支持軸(11)に、
前記巻取体(3)に対し回転可能で、この巻取体(3)
を伝動体(5)を介してワイヤ巻取方向に回動させる操
作レバー(6)を支持すると共に、この操作レバー
(6)の操作開始位置を設定する設定部(71)をもった
位置設定体(7)を回動不能に支持し、前記レバー
(6)と前記支持軸(11)との間に、前記レバー(6)
を前記操作開始位置に復帰させるレバーばね(8)を介
装し、前記位置保持兼クリック機構(4)における位置
決め体(42)と係合体(43)との一方を移動させる制御
レバー(91)を備え、この制御レバー(91)の操作で前
記係合体(43)と係合部(41)との係合を解除し、前記
巻取体(3)の位置保持を解除してこの巻取体(3)の
前記リターンばね(2)による復動を許す位置保持制御
機構(9)を設けたのである。
ンドルパー(H)のグリップ(G)近傍位置に固定する
固定部材(1)の支持軸(11)に、操作ワイヤの一端を
係止するワイヤ係止部(31)をもち、リターンばね
(2)の力でワイヤ巻戻し方向に復動する略円筒状の巻
取体(3)を回動自由に支持すると共に、前記巻取体
(3)の回動位置を段階的に位置決めする複数個の係合
部(41)をもった位置決め体(42)と、前記係合部(4
1)に係合して前記巻取体(3)の回動位置を保持する
係合体(43)及び該係合体(43)を前記係合部(41)方
向に押圧して前記係合体(43)の前記係合部(41)との
係合を保持する押圧ばね(44)とを備えた位置保持兼ク
リック機構(4)を設ける一方、前記支持軸(11)に、
前記巻取体(3)に対し回転可能で、この巻取体(3)
を伝動体(5)を介してワイヤ巻取方向に回動させる操
作レバー(6)を支持すると共に、この操作レバー
(6)の操作開始位置を設定する設定部(71)をもった
位置設定体(7)を回動不能に支持し、前記レバー
(6)と前記支持軸(11)との間に、前記レバー(6)
を前記操作開始位置に復帰させるレバーばね(8)を介
装し、前記位置保持兼クリック機構(4)における位置
決め体(42)と係合体(43)との一方を移動させる制御
レバー(91)を備え、この制御レバー(91)の操作で前
記係合体(43)と係合部(41)との係合を解除し、前記
巻取体(3)の位置保持を解除してこの巻取体(3)の
前記リターンばね(2)による復動を許す位置保持制御
機構(9)を設けたのである。
以上の構成において、前記固定部材(1)は、円筒状
の支持軸(11)と、該支持軸(11)を立設し前記ハンド
ルバー(H)に固定するベース体(12)とから成り、こ
れら支持軸(11)とベース体(12)とを、複数個の嵌合
突部と嵌合孔との嵌合により支持軸の周方向に位置変更
可能とし、締付ねじ(100)で結合するのであって、前
記支持軸(11)の先端部外周には、軸方向に延びる複数
個の凹条(13)とねじ溝とを設けて、このねじ溝に螺合
するナット(10)により前記巻取体(3)及び操作レバ
ー(6)を支持軸(11)に離脱不能に支持している。
又、前記支持軸(11)の凹条(13)部には、ばね受板
(14)を設けて、このばね受板(14)と前記巻取体
(3)との間に前記リターンばね(2)を介装してい
る。尚、前記ベース体(12)は、前記ハンドルバー
(H)にバンド部材を介して或は直付けにより直接固定
してもよいが、第7図では、前記ハンドルバーに固定す
るブレーキレバー装置(B)におけるブラケットを利用
し、このブラケットと一体に形成している。
の支持軸(11)と、該支持軸(11)を立設し前記ハンド
ルバー(H)に固定するベース体(12)とから成り、こ
れら支持軸(11)とベース体(12)とを、複数個の嵌合
突部と嵌合孔との嵌合により支持軸の周方向に位置変更
可能とし、締付ねじ(100)で結合するのであって、前
記支持軸(11)の先端部外周には、軸方向に延びる複数
個の凹条(13)とねじ溝とを設けて、このねじ溝に螺合
するナット(10)により前記巻取体(3)及び操作レバ
ー(6)を支持軸(11)に離脱不能に支持している。
又、前記支持軸(11)の凹条(13)部には、ばね受板
(14)を設けて、このばね受板(14)と前記巻取体
(3)との間に前記リターンばね(2)を介装してい
る。尚、前記ベース体(12)は、前記ハンドルバー
(H)にバンド部材を介して或は直付けにより直接固定
してもよいが、第7図では、前記ハンドルバーに固定す
るブレーキレバー装置(B)におけるブラケットを利用
し、このブラケットと一体に形成している。
又、前記巻取体(3)は、一側部にワイヤ係止部(3
1)をもった円筒状に形成して、その軸方向一端部外周
に周方向に所定間隔を置いて突設する嵌合突起をもった
嵌合部(32)を設けて、この嵌合部(32)に前記位置決
め体(42)を回転不能に支持しており、又、中間部外周
には、前記ワイヤ係止部(31)と連続するワイヤ案内溝
(33)を周方向に向かって凹設している。
1)をもった円筒状に形成して、その軸方向一端部外周
に周方向に所定間隔を置いて突設する嵌合突起をもった
嵌合部(32)を設けて、この嵌合部(32)に前記位置決
め体(42)を回転不能に支持しており、又、中間部外周
には、前記ワイヤ係止部(31)と連続するワイヤ案内溝
(33)を周方向に向かって凹設している。
又、操作レバー(6)は、中間部に前記支持軸(11)
に嵌合する軸孔(61)と操作開始位置で前記位置設定体
(7)の設定部(71)と当接する当接部(63)とをもっ
た金属板から成り、このレバー(6)の一端部に、爪形
状の前記伝動体(5)を枢支して、この伝動体(5)と
前記レバー(6)との間に、前記伝動体(5)を一方向
に付勢する付勢ばね(20)を設けている。又、前記レバ
ー(6)の他端部には、前記軸孔(61)の軸方向と同方
向に延びる一対の連結片(62)を突設して、この連結片
(62)に、前記軸孔(61)の軸心と直交する連結軸(2
1)を設け、この連結軸(21)に前記制御レバー(91)
を一定範囲回動自由に支持し、この制御レバー(91)と
前記操作レバー(6)との間に、前記制御レバー(91)
を復動方向に付勢する戻しばね(22)を介装して、各レ
バー(6)(91)を第1図の如く常時は水平状に保持す
るようにし、操作レバー(6)の回動操作時は、前記制
御レバー(91)の回動を防いで、この制御レバー(91)
を介して前記支持軸(11)を中心に往動させ、又、この
制御レバー(91)の回動操作時は、前記操作レバー
(6)の回動を防いで、制御レバー(91)のみを前記連
結軸(21)を中心に往動させ得るようにしている。尚、
前記制御レバー(91)は、その上端面を前記操作レバー
(6)の下端面に当接させて制御レバーの操作開始位置
を設定している。
に嵌合する軸孔(61)と操作開始位置で前記位置設定体
(7)の設定部(71)と当接する当接部(63)とをもっ
た金属板から成り、このレバー(6)の一端部に、爪形
状の前記伝動体(5)を枢支して、この伝動体(5)と
前記レバー(6)との間に、前記伝動体(5)を一方向
に付勢する付勢ばね(20)を設けている。又、前記レバ
ー(6)の他端部には、前記軸孔(61)の軸方向と同方
向に延びる一対の連結片(62)を突設して、この連結片
(62)に、前記軸孔(61)の軸心と直交する連結軸(2
1)を設け、この連結軸(21)に前記制御レバー(91)
を一定範囲回動自由に支持し、この制御レバー(91)と
前記操作レバー(6)との間に、前記制御レバー(91)
を復動方向に付勢する戻しばね(22)を介装して、各レ
バー(6)(91)を第1図の如く常時は水平状に保持す
るようにし、操作レバー(6)の回動操作時は、前記制
御レバー(91)の回動を防いで、この制御レバー(91)
を介して前記支持軸(11)を中心に往動させ、又、この
制御レバー(91)の回動操作時は、前記操作レバー
(6)の回動を防いで、制御レバー(91)のみを前記連
結軸(21)を中心に往動させ得るようにしている。尚、
前記制御レバー(91)は、その上端面を前記操作レバー
(6)の下端面に当接させて制御レバーの操作開始位置
を設定している。
又、前記位置保持兼クリック機構(4)における位置
決め体(42)は、中心部に前記嵌合部(32)に嵌合する
嵌合孔をもった円板状を呈し、その一側面に前記係合部
(41)を周方向に所定間隔を置いて設けると共に、外周
面一側に、前記操作レバー(6)の往動操作時前記伝動
体(5)と係合して前記操作レバー(6)の操作力を伝
達する受動部(45)を周方向に所定間隔を置いて設け、
又は、他側面には、前記各係合部(41)間位置から板厚
方向外方に向つて突出する複数個の規制片(46)を突設
しており、又、係合体(43)は、ボールから成り、又、
前記押圧ばね(44)は、前記支持軸(11)の凹条(13)
部に嵌合する嵌合孔と前記係合体(43)の一部を受け入
れる半球状の押圧部(44a)とをもつた板ばねから成
り、これら位置決め体(42)と係合体(43)と押圧ばね
(44)とを前記支持軸(11)の軸方向に対向させて、押
圧ばね(44)を、前記位置決め体(42)に対し前記支持
軸(11)の軸方向に弾性変形可能とし、前記制御レバー
(91)の操作により、該制御レバー(91)の先端に設け
た制御部(92)を前記押圧ばね(44)に当接させて、こ
の押圧ばね(44)を前記軸方向に弾性変形させ、前記係
合体(43)の押圧を弱くして、該係合体(43)を前記係
合部(41)に対し離反方向に移動可能とするのであっ
て、前記押圧ばね(44)には、前記嵌合孔と押圧部(44
a)との間の中間部に、周方向に向つて延びる長孔(44
b)と前記押圧部(44a)より更に半径方向外方に延びて
前記制御レバー(91)の制御部(92)と当接する当り部
(47)と、この当り部(47)と反対方向に向って突出
し、前記レバー(6)が操作開始位置に復動したとき前
記伝動体(5)の受動部(45)との係合を解除する解除
部(48)とを設けている。
決め体(42)は、中心部に前記嵌合部(32)に嵌合する
嵌合孔をもった円板状を呈し、その一側面に前記係合部
(41)を周方向に所定間隔を置いて設けると共に、外周
面一側に、前記操作レバー(6)の往動操作時前記伝動
体(5)と係合して前記操作レバー(6)の操作力を伝
達する受動部(45)を周方向に所定間隔を置いて設け、
又は、他側面には、前記各係合部(41)間位置から板厚
方向外方に向つて突出する複数個の規制片(46)を突設
しており、又、係合体(43)は、ボールから成り、又、
前記押圧ばね(44)は、前記支持軸(11)の凹条(13)
部に嵌合する嵌合孔と前記係合体(43)の一部を受け入
れる半球状の押圧部(44a)とをもつた板ばねから成
り、これら位置決め体(42)と係合体(43)と押圧ばね
(44)とを前記支持軸(11)の軸方向に対向させて、押
圧ばね(44)を、前記位置決め体(42)に対し前記支持
軸(11)の軸方向に弾性変形可能とし、前記制御レバー
(91)の操作により、該制御レバー(91)の先端に設け
た制御部(92)を前記押圧ばね(44)に当接させて、こ
の押圧ばね(44)を前記軸方向に弾性変形させ、前記係
合体(43)の押圧を弱くして、該係合体(43)を前記係
合部(41)に対し離反方向に移動可能とするのであっ
て、前記押圧ばね(44)には、前記嵌合孔と押圧部(44
a)との間の中間部に、周方向に向つて延びる長孔(44
b)と前記押圧部(44a)より更に半径方向外方に延びて
前記制御レバー(91)の制御部(92)と当接する当り部
(47)と、この当り部(47)と反対方向に向って突出
し、前記レバー(6)が操作開始位置に復動したとき前
記伝動体(5)の受動部(45)との係合を解除する解除
部(48)とを設けている。
又、前記位置決め体(42)と押圧ばね(44)との間に
は、板状に形成した前記位置設定体(7)を介装し、こ
の位置設定体(7)に、前記係合体(43)を受け入れて
該係合体(43)の位置ずれを防ぐ貫通孔(72)を設けて
いる。又、位置設定体(7)に設ける前記設定部(71)
は、位置設定体の一部を折り曲げて形成している。
は、板状に形成した前記位置設定体(7)を介装し、こ
の位置設定体(7)に、前記係合体(43)を受け入れて
該係合体(43)の位置ずれを防ぐ貫通孔(72)を設けて
いる。又、位置設定体(7)に設ける前記設定部(71)
は、位置設定体の一部を折り曲げて形成している。
又、前記位置決め制御機構(9)は、前記制御レバー
(91)と前記押圧ばね(44)に設ける当り部(47)とか
ら成り、前記制御レバー(91)には、該レバー(6)の
前記連結軸(21)を中心とする往動操作時前記当り部
(47)と当接して押圧ばね(44)を支持軸(11)の軸方
向に弾性変形させる前記制御部(92)を設け、前記押圧
ばね(44)の弾性変形により、前記係合体(43)の押圧
を弱くし、前記巻取体(3)に作用するリターンばね
(2)の力で、前記位置決め体(42)が前記巻取体
(3)とともに回転し、前記係合体(43)の係合部(4
1)との係合が離脱するようにしている。又、前記制御
レバー(91)には、該レバー(91)の往動操作時、位置
決め体(42)の前記規制片(46)と係合して位置決め体
(42)の復動量が前記係合部(41)間の間隔以上となる
のを防ぐ制限部(93)を設けている。
(91)と前記押圧ばね(44)に設ける当り部(47)とか
ら成り、前記制御レバー(91)には、該レバー(6)の
前記連結軸(21)を中心とする往動操作時前記当り部
(47)と当接して押圧ばね(44)を支持軸(11)の軸方
向に弾性変形させる前記制御部(92)を設け、前記押圧
ばね(44)の弾性変形により、前記係合体(43)の押圧
を弱くし、前記巻取体(3)に作用するリターンばね
(2)の力で、前記位置決め体(42)が前記巻取体
(3)とともに回転し、前記係合体(43)の係合部(4
1)との係合が離脱するようにしている。又、前記制御
レバー(91)には、該レバー(91)の往動操作時、位置
決め体(42)の前記規制片(46)と係合して位置決め体
(42)の復動量が前記係合部(41)間の間隔以上となる
のを防ぐ制限部(93)を設けている。
尚、図中(23)は、前記巻取体(2)及び操作レバー
(3)の基端側を覆う椀形カバーである。
(3)の基端側を覆う椀形カバーである。
以上の如く構成した変速レバー装置は、主として5〜
6段変速用リヤデイレーラーとともに用いるのであっ
て、主としてハンドルバー(H)におけるグリップ
(G)近傍位置に装着して、グリップを把持する手の親
指で操作レバー(6)を操作できるものである。しかし
て、第1図に示したものは、高速段位の状態であって、
操作レバー(6)は、レバーばね(8)により付勢され
て、このレバー(6)の当接部(63)が、位置設定体
(7)の設定部(71)と当接して操作開始位置に停止し
ている。そして、前記グリップを把持する手の親指を制
御レバー(91)の操作部に接触させて、該制御レバー
(91)を介して第1図の状態から反時計方向に往動操作
すると、伝動体(5)が位置決め体(42)の受動部(4
5)の一つと係合して操作レバー(6)の操作力が位置
決め体(42)を介して巻取体(3)に伝達され、この巻
取体(3)が反時計方向に往動して、操作ワイヤを牽引
し、前記レバー(6)の往動方向への回動が前記係合部
(21)の1ピッチのストロークに達すると一段変速で
き、又、2ピッチのストロークに達すると二段変速でき
るのであって、三段変速まで前記親指の一回の操作で一
段毎に、又は、複数段を一挙に変速操作することができ
るのである。又、四段以上の変速は、前記操作レバー
(6)を操作開始位置に一旦復帰させた後、改めて前記
操作レバー(6)を往動操作することにより一段毎に、
又は、複数段を一挙に変速することができるのである。
そして所望の低速段位に変速した状態で前記係合体(4
3)は第5図の如く所望の係合部(41)と係合し、巻取
体(3)の復動方向への回動が阻止され、低速側段位に
変速した変速状態を確実に保持できるのであり、又、前
記係合体(43)が係合部(41)と係合するとき押圧ばね
(44)が弾性復元して前記操作レバー(6)に作用する
負荷が急に小さくなるため、前記操作レバー(6)を操
作する手に各変速段位毎にクリック感を与えることがで
きるのである。従って、運転者は何段位に変速したのか
自覚できるのである。そして、以上の如く変速した後、
前記レバー(6)の操作を解放すると、該レバー(6)
は、レバーばね(8)の力で復動方向(第2図時計方
向)に復動し、前記当接部(63)の設定部(71)との当
接によって前記レバー(6)は第2図の如く操作開始位
置に復帰して停止し、次の操作に備えるのである。
6段変速用リヤデイレーラーとともに用いるのであっ
て、主としてハンドルバー(H)におけるグリップ
(G)近傍位置に装着して、グリップを把持する手の親
指で操作レバー(6)を操作できるものである。しかし
て、第1図に示したものは、高速段位の状態であって、
操作レバー(6)は、レバーばね(8)により付勢され
て、このレバー(6)の当接部(63)が、位置設定体
(7)の設定部(71)と当接して操作開始位置に停止し
ている。そして、前記グリップを把持する手の親指を制
御レバー(91)の操作部に接触させて、該制御レバー
(91)を介して第1図の状態から反時計方向に往動操作
すると、伝動体(5)が位置決め体(42)の受動部(4
5)の一つと係合して操作レバー(6)の操作力が位置
決め体(42)を介して巻取体(3)に伝達され、この巻
取体(3)が反時計方向に往動して、操作ワイヤを牽引
し、前記レバー(6)の往動方向への回動が前記係合部
(21)の1ピッチのストロークに達すると一段変速で
き、又、2ピッチのストロークに達すると二段変速でき
るのであって、三段変速まで前記親指の一回の操作で一
段毎に、又は、複数段を一挙に変速操作することができ
るのである。又、四段以上の変速は、前記操作レバー
(6)を操作開始位置に一旦復帰させた後、改めて前記
操作レバー(6)を往動操作することにより一段毎に、
又は、複数段を一挙に変速することができるのである。
そして所望の低速段位に変速した状態で前記係合体(4
3)は第5図の如く所望の係合部(41)と係合し、巻取
体(3)の復動方向への回動が阻止され、低速側段位に
変速した変速状態を確実に保持できるのであり、又、前
記係合体(43)が係合部(41)と係合するとき押圧ばね
(44)が弾性復元して前記操作レバー(6)に作用する
負荷が急に小さくなるため、前記操作レバー(6)を操
作する手に各変速段位毎にクリック感を与えることがで
きるのである。従って、運転者は何段位に変速したのか
自覚できるのである。そして、以上の如く変速した後、
前記レバー(6)の操作を解放すると、該レバー(6)
は、レバーばね(8)の力で復動方向(第2図時計方
向)に復動し、前記当接部(63)の設定部(71)との当
接によって前記レバー(6)は第2図の如く操作開始位
置に復帰して停止し、次の操作に備えるのである。
しかして、変速段位数が5〜6段である場合、前記操
作レバー(6)を親指の押し操作で2回往動操作するこ
とにより無理なく高速から低速に変速することができる
のである。
作レバー(6)を親指の押し操作で2回往動操作するこ
とにより無理なく高速から低速に変速することができる
のである。
次に、低速側段位に変速した第5図の状態から再び高
速側段位に変速するには、操作開始位置にある操作レバ
ー(6)に枢支した制御レバー(91)を支持軸(11)の
軸方向に押操作して、連結軸(21)を中心に操作レバー
(6)に対し往動させるのであって、この押操作により
制御レバー(91)に設けた制御部(92)が押圧ばね(4
4)の当り部(47)に当接して押圧ばね(44)が前記支
持軸(11)の軸方向に弾性変形するのであり、この押圧
ばね(44)の弾性変形で係合体(43)の付勢が解除さ
れ、巻取体(3)は、リターンばね(2)の力で所定量
復動するのである。このとき制御レバー(91)の制限部
(93)が、位置決め体(42)における一つの規制片(4
6)と当接して前記巻取体(3)のリターンばね(2)
による復動量が規制されるのであつて、前記制御レバー
(91)の操作解除により、該制御レバー(91)が戻しば
ね(22)の力で復動して前記制限部(93)の規制片(4
6)との係合が離脱すると共に押圧ばね(44)が弾性復
元して前記係合体(43)が係合部(41)方向に付勢され
るが、該係合体(43)が係合部(41)と係合するよりも
前に巻取体(3)が位置決め体(42)とともにリターン
ばね(2)の力で復動して、前記係合体(43)は、位置
決め体(42)における一段低速側の係合部(41)と係合
し、この係合により前記巻取体(3)のリターンばね
(2)による復動が阻止され、高速段位に変速した変速
状態を確実に保持できるのであり、又、前記係合体(4
3)が係合部(41)と係合するとき前記押圧ばね(44)
が弾性復元して前記制御レバー(91)に作用する負荷が
急に小さくなるため、前記制御レバー(91)を操作する
手にクリック感を与えることができるのである。又、復
帰した前記制御レバー(91)は、操作レバー(6)と当
接して第1図の如く操作開始位置に停止し、次の操作に
備えるのである。そして、操作開始位置に停止した前記
制御レバー(91)を新たに往動操作すると、前記した場
合と同様、係合体(43)の係合部(41)との係合が離脱
し、巻取体(3)がリターンばね(2)の力で復動し、
前記ワイヤを更に弛緩して更に一段高速側段位に変速す
ることができるのであり、又、前記係合体(43)は、押
圧ばね(44)により付勢されて隣接する低速側の係合部
(41)と係合し、巻取体(3)の復動位置を保持できる
のであり、又、復動した制御レバー(91)は、操作レバ
ー(6)と当接して操作開始位置に停止するのである。
この低速段位側から高速段位側への変速は、係合部(4
1)の1ピッチ毎に制御レバー(91)の制限部(93)が
規制片(46)と係合して巻取体(3)の復動量が規制さ
れるため、前記制御レバー(91)は、変速段位数に対応
した回数往動操作する必要がある。しかし、前記規制片
(46)をなくし、前記制御レバー(91)の操作加減で前
記係合体(43)の係合部(41)との係合量を制御し、前
記巻取体(3)を一段毎に或は複数段を一挙に回動させ
て変速してもよいのである。
速側段位に変速するには、操作開始位置にある操作レバ
ー(6)に枢支した制御レバー(91)を支持軸(11)の
軸方向に押操作して、連結軸(21)を中心に操作レバー
(6)に対し往動させるのであって、この押操作により
制御レバー(91)に設けた制御部(92)が押圧ばね(4
4)の当り部(47)に当接して押圧ばね(44)が前記支
持軸(11)の軸方向に弾性変形するのであり、この押圧
ばね(44)の弾性変形で係合体(43)の付勢が解除さ
れ、巻取体(3)は、リターンばね(2)の力で所定量
復動するのである。このとき制御レバー(91)の制限部
(93)が、位置決め体(42)における一つの規制片(4
6)と当接して前記巻取体(3)のリターンばね(2)
による復動量が規制されるのであつて、前記制御レバー
(91)の操作解除により、該制御レバー(91)が戻しば
ね(22)の力で復動して前記制限部(93)の規制片(4
6)との係合が離脱すると共に押圧ばね(44)が弾性復
元して前記係合体(43)が係合部(41)方向に付勢され
るが、該係合体(43)が係合部(41)と係合するよりも
前に巻取体(3)が位置決め体(42)とともにリターン
ばね(2)の力で復動して、前記係合体(43)は、位置
決め体(42)における一段低速側の係合部(41)と係合
し、この係合により前記巻取体(3)のリターンばね
(2)による復動が阻止され、高速段位に変速した変速
状態を確実に保持できるのであり、又、前記係合体(4
3)が係合部(41)と係合するとき前記押圧ばね(44)
が弾性復元して前記制御レバー(91)に作用する負荷が
急に小さくなるため、前記制御レバー(91)を操作する
手にクリック感を与えることができるのである。又、復
帰した前記制御レバー(91)は、操作レバー(6)と当
接して第1図の如く操作開始位置に停止し、次の操作に
備えるのである。そして、操作開始位置に停止した前記
制御レバー(91)を新たに往動操作すると、前記した場
合と同様、係合体(43)の係合部(41)との係合が離脱
し、巻取体(3)がリターンばね(2)の力で復動し、
前記ワイヤを更に弛緩して更に一段高速側段位に変速す
ることができるのであり、又、前記係合体(43)は、押
圧ばね(44)により付勢されて隣接する低速側の係合部
(41)と係合し、巻取体(3)の復動位置を保持できる
のであり、又、復動した制御レバー(91)は、操作レバ
ー(6)と当接して操作開始位置に停止するのである。
この低速段位側から高速段位側への変速は、係合部(4
1)の1ピッチ毎に制御レバー(91)の制限部(93)が
規制片(46)と係合して巻取体(3)の復動量が規制さ
れるため、前記制御レバー(91)は、変速段位数に対応
した回数往動操作する必要がある。しかし、前記規制片
(46)をなくし、前記制御レバー(91)の操作加減で前
記係合体(43)の係合部(41)との係合量を制御し、前
記巻取体(3)を一段毎に或は複数段を一挙に回動させ
て変速してもよいのである。
尚、以上説明した実施例では、リターンばね(2)を
設けて巻取体(3)を復動させるように構成したが、そ
の他、例えば、変速機におけるリターンばねを利用し、
このリターンばねの力で前記巻取体(3)を復動させる
ようにしてもよいのである。従って、前記巻取体(3)
と固定部材(1)に設けるばね受板(14)との間に設け
る前記リターンばね(2)は必らずしも必要でない。
設けて巻取体(3)を復動させるように構成したが、そ
の他、例えば、変速機におけるリターンばねを利用し、
このリターンばねの力で前記巻取体(3)を復動させる
ようにしてもよいのである。従って、前記巻取体(3)
と固定部材(1)に設けるばね受板(14)との間に設け
る前記リターンばね(2)は必らずしも必要でない。
又、位置保持兼クリック機構(4)の係合部(41)と
係合体(43)とは、支持軸(11)の軸方向に対向させる
他、該支持軸(11)の半径方向に対向させてもよいので
あり、又、位置決め体(42)を固定部材(1)側に固定
し、係合体(43)を前記巻取体(3)の回動に連動して
位置決め体(42)に対し回動可能に設けてもよいのであ
る。尚、これら位置決め体(42)と係合体(43)とのう
ち、固定側部材は前記固定部材(1)と一体に形成し、
回動側部材を前記巻取体(3)と一体に形成してもよ
い。又、係合体(43)は、ボールなどの転動体である
他、例えば第8図の如く前記押圧ばね(44)を利用し、
この押圧ばね(44)の前記押圧部(44a)を、前記係合
部(41)方向に膨出させてこの膨出部を前記係合体(4
3)としてもよい。又、前記押圧ばね(44)は、板ばね
を用いる他、第9図の如くコイルスプリングを用いても
よい。この場合、前記係合体(43)は、半球状の保持部
(24a)をもった円板状の保持体(24)の前記保持部(2
4a)に保持し、前記保持体(24)と前記支持軸(11)に
設けるばね受け(25)との間に前記押圧ばね(44)を介
装し、前記制御レバー(91)の操作により前記保持体
(24)を前記支持軸(11)の軸方向に移動させて前記押
圧ばね(44)を弾性変形させる如く構成するのである。
又、第9図の場合、例えば前記保持体(24)の外周部に
当り部(24b)を設けると共に、前記制御レバー(91)
に、前記当り部と当接可能なホーク状の制御部(94)を
設けるのである。又、前記押圧ばね(44)としてコイル
スプリングを用いる場合、第10図の如く前記支持軸(1
1)に、前記係合体(43)を受入る有底筒状の保持部(2
6a)をもった保持体(26)を支持し、前記保持部(26
a)に前記係合体(43)と前記押圧ばね(44)とを保持
すると共に、前記係合部(41)を貫通孔により形成し
て、前記制御レバー(91)に、前記制御部(92)及び制
限部(93)に代えて前記各係合部(41)内に突入可能な
複数個の突起状制御部(95)を設け、制御レバー(91)
の往動操作により前記各制御部(95)を前記各係合部
(41)内に突入させてこれら制御部のうち一つの制御部
により前記係合体(43)の係合部(41)との係合を解除
し、前記巻取体(3)を前記リターンばね(2)の力で
復動させる如く構成してもよい。
係合体(43)とは、支持軸(11)の軸方向に対向させる
他、該支持軸(11)の半径方向に対向させてもよいので
あり、又、位置決め体(42)を固定部材(1)側に固定
し、係合体(43)を前記巻取体(3)の回動に連動して
位置決め体(42)に対し回動可能に設けてもよいのであ
る。尚、これら位置決め体(42)と係合体(43)とのう
ち、固定側部材は前記固定部材(1)と一体に形成し、
回動側部材を前記巻取体(3)と一体に形成してもよ
い。又、係合体(43)は、ボールなどの転動体である
他、例えば第8図の如く前記押圧ばね(44)を利用し、
この押圧ばね(44)の前記押圧部(44a)を、前記係合
部(41)方向に膨出させてこの膨出部を前記係合体(4
3)としてもよい。又、前記押圧ばね(44)は、板ばね
を用いる他、第9図の如くコイルスプリングを用いても
よい。この場合、前記係合体(43)は、半球状の保持部
(24a)をもった円板状の保持体(24)の前記保持部(2
4a)に保持し、前記保持体(24)と前記支持軸(11)に
設けるばね受け(25)との間に前記押圧ばね(44)を介
装し、前記制御レバー(91)の操作により前記保持体
(24)を前記支持軸(11)の軸方向に移動させて前記押
圧ばね(44)を弾性変形させる如く構成するのである。
又、第9図の場合、例えば前記保持体(24)の外周部に
当り部(24b)を設けると共に、前記制御レバー(91)
に、前記当り部と当接可能なホーク状の制御部(94)を
設けるのである。又、前記押圧ばね(44)としてコイル
スプリングを用いる場合、第10図の如く前記支持軸(1
1)に、前記係合体(43)を受入る有底筒状の保持部(2
6a)をもった保持体(26)を支持し、前記保持部(26
a)に前記係合体(43)と前記押圧ばね(44)とを保持
すると共に、前記係合部(41)を貫通孔により形成し
て、前記制御レバー(91)に、前記制御部(92)及び制
限部(93)に代えて前記各係合部(41)内に突入可能な
複数個の突起状制御部(95)を設け、制御レバー(91)
の往動操作により前記各制御部(95)を前記各係合部
(41)内に突入させてこれら制御部のうち一つの制御部
により前記係合体(43)の係合部(41)との係合を解除
し、前記巻取体(3)を前記リターンばね(2)の力で
復動させる如く構成してもよい。
又、位置決め制御機構(9)における制御レバー(9
1)は、操作レバー(6)に枢支する構造である他、固
定部材(1)側部材に枢支する構造にしてもよいのであ
る。又、位置決め制御機構(9)は、前記制御レバー
(91)を備えた構造とする他、前記制御レバー(91)を
なくし、前記操作レバー(6)の軸孔(61)部分に前記
支持軸(11)に対し遊びを設けて、その軸方向(縦方
向)に傾動可能としてもよいし、その他例えば前記レバ
ー(6)にばねで復動方向に付勢された制御ピン或いは
制御レバーを支持し、この制御ピン又は制御レバーを操
作レバー(6)に対し作動させて前記ばね(44)を弾性
変形させ、前記係合体(43)を移動させて該係合体(4
3)と係合部(41)との係合を離脱させるようにしても
よいのであって、その構成は特に限定されるものではな
い。
1)は、操作レバー(6)に枢支する構造である他、固
定部材(1)側部材に枢支する構造にしてもよいのであ
る。又、位置決め制御機構(9)は、前記制御レバー
(91)を備えた構造とする他、前記制御レバー(91)を
なくし、前記操作レバー(6)の軸孔(61)部分に前記
支持軸(11)に対し遊びを設けて、その軸方向(縦方
向)に傾動可能としてもよいし、その他例えば前記レバ
ー(6)にばねで復動方向に付勢された制御ピン或いは
制御レバーを支持し、この制御ピン又は制御レバーを操
作レバー(6)に対し作動させて前記ばね(44)を弾性
変形させ、前記係合体(43)を移動させて該係合体(4
3)と係合部(41)との係合を離脱させるようにしても
よいのであって、その構成は特に限定されるものではな
い。
又、前記操作レバー(6)の操作開始位置を設定する
ための前記設定部(71)は、前記固定部材(1)と一体
に形成してもよいのである。
ための前記設定部(71)は、前記固定部材(1)と一体
に形成してもよいのである。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば、操作レバー(6)の操作
位置を、変速段位数に関係なく常に操作開始位置に位置
させることができて、この操作開始位置から位置させる
ことができて、この操作開始位置から操作レバー(6)
を操作して変速することができて、しかも、位置決め制
御機構(9)を作動させるための操作部を、ハンドルバ
ーにおけるグリップを把持した位置から操作可能となる
位置に配置することにより、前記操作レバー(6)を操
作する指と同一の一つの指で前記位置決め制御機構
(9)を作動させて変速することができるので、変速操
作時、前記グリップから該グリップの把持には多く寄与
しない親指のみを利用して多段変速を行うことができ、
親指と人差し指とを用いて変速操作を行う必要がある前
記した従来例に比べて自動車走行時の安全性を高めるこ
とができるのである。
位置を、変速段位数に関係なく常に操作開始位置に位置
させることができて、この操作開始位置から位置させる
ことができて、この操作開始位置から操作レバー(6)
を操作して変速することができて、しかも、位置決め制
御機構(9)を作動させるための操作部を、ハンドルバ
ーにおけるグリップを把持した位置から操作可能となる
位置に配置することにより、前記操作レバー(6)を操
作する指と同一の一つの指で前記位置決め制御機構
(9)を作動させて変速することができるので、変速操
作時、前記グリップから該グリップの把持には多く寄与
しない親指のみを利用して多段変速を行うことができ、
親指と人差し指とを用いて変速操作を行う必要がある前
記した従来例に比べて自動車走行時の安全性を高めるこ
とができるのである。
その上、操作レバー(6)の操作位置を、変速段位置
に関係なく常に操作開始位置に位置させることができ
て、この操作開始位置から操作レバー(6)を操作して
変速することができるのであるから、常に楽な姿勢で変
速操作でき、変速操作性が良いのである。
に関係なく常に操作開始位置に位置させることができ
て、この操作開始位置から操作レバー(6)を操作して
変速することができるのであるから、常に楽な姿勢で変
速操作でき、変速操作性が良いのである。
更に、操作レバーによる変速操作時、位置保持兼クリ
ック機構(4)の押圧ばね(44)が弾性変形して係合体
(43)の係合部(41)との係合が離脱した後、この係合
体(43)が、隣接する係合部(41)と係合するとき、前
記押圧ばね(44)が弾性復元して前記操作レバー(6)
に作用する負荷が小さくなるようにしているため、この
操作レバー(6)を操作する手に変速段位毎にクリック
感を与えることができ、運転者に何段位を変速したかを
自覚させることができるのである。
ック機構(4)の押圧ばね(44)が弾性変形して係合体
(43)の係合部(41)との係合が離脱した後、この係合
体(43)が、隣接する係合部(41)と係合するとき、前
記押圧ばね(44)が弾性復元して前記操作レバー(6)
に作用する負荷が小さくなるようにしているため、この
操作レバー(6)を操作する手に変速段位毎にクリック
感を与えることができ、運転者に何段位を変速したかを
自覚させることができるのである。
第1図は本発明変速レバー装置の一実施例を示す一部省
略拡大断面図、第2図は縮小した平面図、第3図は第1
図III−III線の一部を省略した縮小断面図、第4図は第
1図IV−IV線の一部を省略した縮小断面図、第5図及び
第6図は作動状態を示す説明図、第7図は自転車に装着
して使用する状態の説明図、第8〜第10図は別の実施例
を示す説明図である。 (1)……固定部材 (3)……ワイヤ巻取体 (4)……位置保持兼クリック機構 (41)……係合部 (43)……係合体 (44)……押圧ばね (6)……操作レバー (8)……レバーばね (9)……位置保持制御機構
略拡大断面図、第2図は縮小した平面図、第3図は第1
図III−III線の一部を省略した縮小断面図、第4図は第
1図IV−IV線の一部を省略した縮小断面図、第5図及び
第6図は作動状態を示す説明図、第7図は自転車に装着
して使用する状態の説明図、第8〜第10図は別の実施例
を示す説明図である。 (1)……固定部材 (3)……ワイヤ巻取体 (4)……位置保持兼クリック機構 (41)……係合部 (43)……係合体 (44)……押圧ばね (6)……操作レバー (8)……レバーばね (9)……位置保持制御機構
Claims (1)
- 【請求項1】自動車用ハンドルに固定される固定部材
と、 前記固定部材に回動自在に支持され、操作ワイヤの一端
が係止されるワイヤ巻取体と、 円周方向に所定の間隔で形成された複数の係合部を有し
前記ワイヤ巻取体に相対回転不能に取り付けられた位置
決め体と、前記固定部材に対して円周方向に固定され前
記係合部に係合する係合体と、前記係合体を前記係合部
へ押圧して前記係合体の前記係合部への係合を保持する
ための押圧ばねとを有し、前記ワイヤ巻取体の回動位置
を段階的に位置決めする位置保持兼クリック機構と、 前記ワイヤ巻取体をワイヤ巻き戻し方向に付勢するばね
部材と、 前記ワイヤ巻取体に対して回転可能でかつ前記ワイヤ巻
取体をワイヤ巻取方向に回動するための操作レバーと、 前記操作レバーを操作開始位置側に付勢するレバーばね
と、 前記操作レバーのワイヤ巻き戻し方向への回動を前記操
作開始位置で停止させる位置設定体と、 前記係合体の前記係合部への係合を解除して前記ワイヤ
巻取体のワイヤ巻き戻し方向への回動を許す位置保持制
御機構と、 を備えた自動車用変速レバー装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63190952A JP2675585B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 自転車用変速レバー装置 |
DE1989617546 DE68917546T2 (de) | 1988-07-29 | 1989-07-25 | Gangschaltungs-Betätigungshebel für Fahrrad. |
EP19890113692 EP0352733B1 (en) | 1988-07-29 | 1989-07-25 | Change-speed lever apparatus for use in bicycle |
EP89113691A EP0352732B1 (en) | 1988-07-29 | 1989-07-25 | Handlebar-mounted gear change lever |
DE68921110T DE68921110T2 (de) | 1988-07-29 | 1989-07-25 | An der Lenkstange montierte Gangschaltungshebel. |
US07/386,187 US5052241A (en) | 1988-07-29 | 1989-07-28 | Steering handle apparatus for use in bicycle |
US07/803,747 US5222412A (en) | 1988-07-29 | 1991-12-04 | Change speed lever apparatus for use in bicycle |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63190952A JP2675585B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 自転車用変速レバー装置 |
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---|---|---|---|
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---|---|
JPH0238199A JPH0238199A (ja) | 1990-02-07 |
JP2675585B2 true JP2675585B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=16266410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63190952A Expired - Fee Related JP2675585B2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 自転車用変速レバー装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3245188B2 (ja) * | 1991-04-19 | 2002-01-07 | 株式会社シマノ | 自転車用変速操作装置 |
US5189926A (en) * | 1991-06-14 | 1993-03-02 | Deere & Company | Throttle control |
US5361645A (en) * | 1993-08-24 | 1994-11-08 | Industrial Technology Research Institute | Shift lever apparatus for use in bicycle |
JP3636528B2 (ja) * | 1996-02-26 | 2005-04-06 | 株式会社シマノ | 自転車用変速操作装置 |
US5799542A (en) * | 1995-10-11 | 1998-09-01 | Shimano, Inc. | Bicycle shift control device |
DE19809113A1 (de) * | 1998-03-04 | 1999-09-09 | Sram De Gmbh | Schalter für Fahrradgetriebe |
DE19915336A1 (de) | 1999-04-03 | 2000-10-05 | Sram De Gmbh | Schalter für ein Fahrradgetriebe |
DE10055403A1 (de) * | 2000-11-09 | 2002-05-23 | Sram De Gmbh | Auslösemechanismus für getriggerte Fahrradschaltungen |
US8069749B2 (en) * | 2002-07-05 | 2011-12-06 | Shimano, Inc. | Shift control device for a bicycle transmission |
ITMO20040106A1 (it) * | 2004-05-06 | 2004-08-06 | L A M S R L | Comando per l'azionamento di un cambio per biciclette. |
CN100537343C (zh) * | 2005-02-23 | 2009-09-09 | 天心工业股份有限公司 | 有转链轮装置的脚踏车变速杆 |
EP1749738B1 (en) * | 2005-08-04 | 2010-11-03 | Campagnolo S.r.l. | Actuation method and device for a control cable for a bicycle gearshift |
US7392723B2 (en) * | 2005-09-07 | 2008-07-01 | Shimano Inc. | Bicycle shift control mechanism |
US8375823B2 (en) | 2006-07-26 | 2013-02-19 | Shimano Inc. | Bicycle shift control device |
CN113264147B (zh) * | 2021-07-01 | 2024-10-01 | 广东高标智能科技股份有限公司 | 一种自行车操作装置及自行车 |
CN113291406B (zh) * | 2021-07-01 | 2024-10-01 | 广东高标智能科技股份有限公司 | 一种自行车操作装置及自行车 |
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---|---|---|---|---|
DE3013771A1 (de) * | 1980-04-10 | 1981-10-22 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Schalthebel fuer kettenschaltung |
JPS5717894U (ja) * | 1980-07-05 | 1982-01-29 | ||
DE8020834U1 (de) * | 1980-08-02 | 1980-11-06 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Betaetigungseinrichtung fuer gangschaltung an fahrraedern o.dgl. |
JPS6144958Y2 (ja) * | 1981-06-15 | 1986-12-17 | ||
JPS58135392U (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-12 | 株式会社シマノ | 変速操作装置 |
GB2169065B (en) * | 1984-12-28 | 1987-12-23 | Sturmey Archer Ltd | Indexing mechanisms and controls embodying the same |
JPH0671917B2 (ja) * | 1985-03-07 | 1994-09-14 | 株式会社シマノ | 変速操作装置 |
US4699018A (en) * | 1986-02-14 | 1987-10-13 | Maeda Industries, Ltd. | Bicycle speed change lever assembly |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP63190952A patent/JP2675585B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-07-25 DE DE1989617546 patent/DE68917546T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-07-25 EP EP19890113692 patent/EP0352733B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE68917546T2 (de) | 1994-12-22 |
EP0352733B1 (en) | 1994-08-17 |
JPH0238199A (ja) | 1990-02-07 |
DE68917546D1 (de) | 1994-09-22 |
EP0352733A3 (en) | 1990-11-28 |
EP0352733A2 (en) | 1990-01-31 |
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