JP2779837B2 - フットレストの位置変更装置 - Google Patents
フットレストの位置変更装置Info
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- JP2779837B2 JP2779837B2 JP1135586A JP13558689A JP2779837B2 JP 2779837 B2 JP2779837 B2 JP 2779837B2 JP 1135586 A JP1135586 A JP 1135586A JP 13558689 A JP13558689 A JP 13558689A JP 2779837 B2 JP2779837 B2 JP 2779837B2
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- Japan
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- footrest
- holder
- bolt
- moving member
- bracket
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両本体に対するフットレストの取付け位
置を変更させる装置に関する。
置を変更させる装置に関する。
昨今の自動二輪車には、車両本体に対するフットレス
トの取付け位置を変更させる装置を備えるものがある。
トの取付け位置を変更させる装置を備えるものがある。
この種の自動二輪車では、フットレストを保持するフ
ットレストホルダがフレーム等の車両本体に固定された
ホルダブラケットに対して移動可能に設けられていると
ともに、上記ホルダブラケットに回動可能、かつ軸方向
への移動を規制されて配設されたアジャストボルトが上
記フットレストホルダに螺合されており、該アジャスト
ボルトを適宜回動させることにより上記フットレストホ
ルダを介してフットレストを車両本体に対して移動さ
せ、運転者が常に最適な運転姿勢をとれるようにしてい
る。
ットレストホルダがフレーム等の車両本体に固定された
ホルダブラケットに対して移動可能に設けられていると
ともに、上記ホルダブラケットに回動可能、かつ軸方向
への移動を規制されて配設されたアジャストボルトが上
記フットレストホルダに螺合されており、該アジャスト
ボルトを適宜回動させることにより上記フットレストホ
ルダを介してフットレストを車両本体に対して移動さ
せ、運転者が常に最適な運転姿勢をとれるようにしてい
る。
ところで、上記にような位置変更装置においては、フ
ットレストの移動がアジャストボルトにおけるねじのピ
ッチづつしかできないため、その移動量が大きい場合に
は作業時間が膨大なものになり、調整作業の煩雑化を招
来する。
ットレストの移動がアジャストボルトにおけるねじのピ
ッチづつしかできないため、その移動量が大きい場合に
は作業時間が膨大なものになり、調整作業の煩雑化を招
来する。
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、車両本体に対す
るフットレストの位置を大きく移動させる場合にも、そ
の作業を容易に行うことのできるフットレストの位置変
更装置を提供することにある。
るフットレストの位置を大きく移動させる場合にも、そ
の作業を容易に行うことのできるフットレストの位置変
更装置を提供することにある。
本発明に係るフットレストの位置変更装置では、車両
本体に固定されたホルダブラケットと、このホルダブラ
ケットに回動可能、かつ軸方向への移動を規制した状態
で配設したアジャストボルトと、前記ホルダブラケット
に移動可能に配設したフットレストホルダと、このフッ
トレストホルダとの間に前記アジャストボルトの一部を
介在させた状態で該フットレストホルダの外側部に移動
可能に配設し、前記アジャストボルトに対して近接移動
した場合に前記フットレストホルダとの間に前記アジャ
ストボルトを嵌合させる一方、前記アジャストボルトに
対して離隔移動した場合に前記アジャストボルトを解放
する移動部材と、ピンを介して互いに揺動可能に接続
し、かつ常態において互いの長手方向軸線が平行となる
ステップ部および軸部を有して成り、互いに揺動させた
状態で前記ステップ部を前記軸部の長手方向軸線回りに
回転させることにより、該軸部に形成したねじの作用に
よって前記移動部材の前記アジャストボルトからの隔離
移動を規制した状態で前記フットレストホルダに保持さ
せたフットレストと、前記フットレストおよび前記フッ
トレストホルダの間に形成し、前記ステップ部および前
記軸部の長手方向軸心が互いに平行にある場合に前記フ
ットレストホルダに対する前記フットレストの長手方向
軸線まわりの回転を規制する回転規制手段とを備え、前
記フットレストホルダと前記移動部材との間に前記アジ
ャストボルトを嵌合させた状態で該アジャストボルトを
回動することにより、前記フットレストホルダを前記ホ
ルダブラケットに対して移動させるようにしている。
本体に固定されたホルダブラケットと、このホルダブラ
ケットに回動可能、かつ軸方向への移動を規制した状態
で配設したアジャストボルトと、前記ホルダブラケット
に移動可能に配設したフットレストホルダと、このフッ
トレストホルダとの間に前記アジャストボルトの一部を
介在させた状態で該フットレストホルダの外側部に移動
可能に配設し、前記アジャストボルトに対して近接移動
した場合に前記フットレストホルダとの間に前記アジャ
ストボルトを嵌合させる一方、前記アジャストボルトに
対して離隔移動した場合に前記アジャストボルトを解放
する移動部材と、ピンを介して互いに揺動可能に接続
し、かつ常態において互いの長手方向軸線が平行となる
ステップ部および軸部を有して成り、互いに揺動させた
状態で前記ステップ部を前記軸部の長手方向軸線回りに
回転させることにより、該軸部に形成したねじの作用に
よって前記移動部材の前記アジャストボルトからの隔離
移動を規制した状態で前記フットレストホルダに保持さ
せたフットレストと、前記フットレストおよび前記フッ
トレストホルダの間に形成し、前記ステップ部および前
記軸部の長手方向軸心が互いに平行にある場合に前記フ
ットレストホルダに対する前記フットレストの長手方向
軸線まわりの回転を規制する回転規制手段とを備え、前
記フットレストホルダと前記移動部材との間に前記アジ
ャストボルトを嵌合させた状態で該アジャストボルトを
回動することにより、前記フットレストホルダを前記ホ
ルダブラケットに対して移動させるようにしている。
本発明に係るフットレストの位置変更装置によれば、
軸部に対してステップ部を揺動させた状態でフットレス
トを適宜方向に回転させれば、移動部材をアジャストボ
ルトから離隔移動させてフットレストホルダをホルダブ
ラケットに対して自由に移動させることが可能となる。
軸部に対してステップ部を揺動させた状態でフットレス
トを適宜方向に回転させれば、移動部材をアジャストボ
ルトから離隔移動させてフットレストホルダをホルダブ
ラケットに対して自由に移動させることが可能となる。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説
明する。
明する。
第１図乃至第４図は、本発明に係るフットレストの位
置変更装置を概念的に示したものである。ここで例示す
る位置変更装置は自動二輪車のフットレストに適用され
るもので、左右が対称に構成されているため、以下には
一方についてのみ説明する。
置変更装置を概念的に示したものである。ここで例示す
る位置変更装置は自動二輪車のフットレストに適用され
るもので、左右が対称に構成されているため、以下には
一方についてのみ説明する。
この位置変更装置では、第２図に示すように、フレー
ム（車両本体）１にホルダブラケット２が配設されてい
る。ホルダブラケット２は、その両側面に開口する案内
溝2aを有しており、前端一側面を介してねじ3,3……等
の締結手段により移動不可能に固定されている。
ム（車両本体）１にホルダブラケット２が配設されてい
る。ホルダブラケット２は、その両側面に開口する案内
溝2aを有しており、前端一側面を介してねじ3,3……等
の締結手段により移動不可能に固定されている。
案内溝2aは、車両の前方側（第２図における左方側）
から後方に向けて上方に湾曲する略円弧状を成してお
り、その後端縁を構成する溝周壁には、ねじ挿通孔2bが
開口している。ねじ挿通孔2bは、上記ホルダブラケット
２の外周壁後端から貫設され、かつ上下方向（第２図に
おける上下方向）に長い楕円形状を成しており、そこに
はアジャストボルト４が配設されている。
から後方に向けて上方に湾曲する略円弧状を成してお
り、その後端縁を構成する溝周壁には、ねじ挿通孔2bが
開口している。ねじ挿通孔2bは、上記ホルダブラケット
２の外周壁後端から貫設され、かつ上下方向（第２図に
おける上下方向）に長い楕円形状を成しており、そこに
はアジャストボルト４が配設されている。
アジャストボルト４は、先端部外周面にねじ溝4aが刻
設され、上記ねじ挿通孔2bよりもわずかに細径に形成さ
れた軸部4bと、該軸部4bよりも太径に形成された頭部4c
とを有し、さらに上記軸部4bの基端部には上記ねじ挿通
孔2bよりも太径のＥリング５およびワッシャ６がそれぞ
れ嵌着されており、上記軸部4bのねじ溝4aを上記ホルダ
ブラケット２の案内溝2a内に位置させ、かつ上記頭部4c
およびワッシャ６によって軸方向への移動が規制された
状態で上記ねじ挿通孔2bに回動可能に貫挿されている。
設され、上記ねじ挿通孔2bよりもわずかに細径に形成さ
れた軸部4bと、該軸部4bよりも太径に形成された頭部4c
とを有し、さらに上記軸部4bの基端部には上記ねじ挿通
孔2bよりも太径のＥリング５およびワッシャ６がそれぞ
れ嵌着されており、上記軸部4bのねじ溝4aを上記ホルダ
ブラケット２の案内溝2a内に位置させ、かつ上記頭部4c
およびワッシャ６によって軸方向への移動が規制された
状態で上記ねじ挿通孔2bに回動可能に貫挿されている。
一方、上記位置変更装置は、フットレストホルダ７を
備えている。フットレストホルダ７は、側面視が略Ｌ字
状を成すカバー部7aと、第１図に示すように、このカバ
ー部7aの基端部一側面から側方に突出する摺動部7bとを
有しており、該摺動部7bを介して上記案内溝2aにその長
手方向に摺動自在に嵌合されている。
備えている。フットレストホルダ７は、側面視が略Ｌ字
状を成すカバー部7aと、第１図に示すように、このカバ
ー部7aの基端部一側面から側方に突出する摺動部7bとを
有しており、該摺動部7bを介して上記案内溝2aにその長
手方向に摺動自在に嵌合されている。
このフットレストホルダ７は、第３図に示すように、
上記摺動部7bにねじ挿通孔7cとフットレスト取付孔7dと
を有している。ねじ挿通孔7cは、上記案内溝2a内に位置
する部位に該溝2aの長手方向に沿って直線状に貫設さ
れ、一方、フットレスト取付孔7dは、上記ねじ挿通孔7c
の上方に配置され、案内溝2aの開口方向に沿って貫設さ
れている。
上記摺動部7bにねじ挿通孔7cとフットレスト取付孔7dと
を有している。ねじ挿通孔7cは、上記案内溝2a内に位置
する部位に該溝2aの長手方向に沿って直線状に貫設さ
れ、一方、フットレスト取付孔7dは、上記ねじ挿通孔7c
の上方に配置され、案内溝2aの開口方向に沿って貫設さ
れている。
また、上記フットレストホルダ７は、第１図に示すよ
うに、上記摺動部7bに移動部材収容凹部7eを有してい
る。移動部材収容凹部7eは、上記フットレストホルダ７
の外側面から上記ねじ挿通孔7cにおける軸方向の一部を
半割りにする態様で形成された第１の部分7e1およびこ
の第１の部分7e1の上下に配置され、それぞれの内部に
スプリング8,8を収容する一対の第２の部分7e2,7e2とか
ら構成されており、ここには移動部材９が着脱可能に収
容されている。
うに、上記摺動部7bに移動部材収容凹部7eを有してい
る。移動部材収容凹部7eは、上記フットレストホルダ７
の外側面から上記ねじ挿通孔7cにおける軸方向の一部を
半割りにする態様で形成された第１の部分7e1およびこ
の第１の部分7e1の上下に配置され、それぞれの内部に
スプリング8,8を収容する一対の第２の部分7e2,7e2とか
ら構成されており、ここには移動部材９が着脱可能に収
容されている。
移動部材９は、第４図に示すように、上記移動部材収
容凹部7eにおける第１の部分7e1に嵌合する嵌合部分9a
と上記一対の第２の部分7e2,7e2のそれぞれに嵌合する
一対の押圧部分9b,9bとを有しており、上記スプリング
8,8によって上記移動部材収容凹部7eから離反する方向
に常時押圧されている。
容凹部7eにおける第１の部分7e1に嵌合する嵌合部分9a
と上記一対の第２の部分7e2,7e2のそれぞれに嵌合する
一対の押圧部分9b,9bとを有しており、上記スプリング
8,8によって上記移動部材収容凹部7eから離反する方向
に常時押圧されている。
また、上記移動部材９は、上記嵌合部分9aに凹部9cを
有している。凹部9cは、断面が略半円状を成し、その内
周面には図示していないねじ溝が刻設されており、上記
フットレストホルダ７におけるねじ挿通孔7cに対向する
部位に配置されている。
有している。凹部9cは、断面が略半円状を成し、その内
周面には図示していないねじ溝が刻設されており、上記
フットレストホルダ７におけるねじ挿通孔7cに対向する
部位に配置されている。
一方、第３図に示すように、この位置変更装置に取り
付けられるフットレスト10は、その軸部10aとステップ
部10bとがピン11によって互いに揺動自在に枢支され、
かつ図示せぬスプリングによって軸部10aとステップ部1
0bとが互いの長手方向軸線を合致させた状態に付勢され
ている。また、上記ステップ部10bの基端部には、軸部1
0aとステップ部10bとが直線上に位置した状態で回動し
た際に、上記フットレストホルダ７に突設されたロック
溝（回転規制手段）7fおよびカバー部（回転規制手段）
7aに突設された段部7gに係合するフック部（回転規制手
段）10cを備えている。
付けられるフットレスト10は、その軸部10aとステップ
部10bとがピン11によって互いに揺動自在に枢支され、
かつ図示せぬスプリングによって軸部10aとステップ部1
0bとが互いの長手方向軸線を合致させた状態に付勢され
ている。また、上記ステップ部10bの基端部には、軸部1
0aとステップ部10bとが直線上に位置した状態で回動し
た際に、上記フットレストホルダ７に突設されたロック
溝（回転規制手段）7fおよびカバー部（回転規制手段）
7aに突設された段部7gに係合するフック部（回転規制手
段）10cを備えている。
このフットレスト10は、上記フットレスト取付孔7dに
ワッシャ12を介してその軸部10aを貫挿させるととも
に、アジャストボルト４の軸部4bを上記ねじ挿通孔7cに
収容させ、さらに押え板13および皿バネ14を介して上記
軸部10aのねじ溝10dにナット15を螺合締結させることに
よってフットレストホルダ７に取り付けられる。
ワッシャ12を介してその軸部10aを貫挿させるととも
に、アジャストボルト４の軸部4bを上記ねじ挿通孔7cに
収容させ、さらに押え板13および皿バネ14を介して上記
軸部10aのねじ溝10dにナット15を螺合締結させることに
よってフットレストホルダ７に取り付けられる。
このとき、第２図に示すように、フットレスト10の軸
部10aに貫挿させるワッシャ12は、上記移動部材９の外
側面に当接する大きさのものを採用する。
部10aに貫挿させるワッシャ12は、上記移動部材９の外
側面に当接する大きさのものを採用する。
この状態においては、第１図に示すように、上記ナッ
ト15による締結力がワッシャ12によって移動部材９に伝
達され、該移動部材９がスプリング8,8の押圧力に抗し
てフットレストホルダ７の移動部材収容凹部7e内方に移
動されており、この移動部材９の凹部9cにおけるねじ溝
とアジャストボルト４のねじ溝4aとが互いに螺合するこ
とによってホルダブラケット２に対する上記フットレス
トホルダ７の移動が規制されている。
ト15による締結力がワッシャ12によって移動部材９に伝
達され、該移動部材９がスプリング8,8の押圧力に抗し
てフットレストホルダ７の移動部材収容凹部7e内方に移
動されており、この移動部材９の凹部9cにおけるねじ溝
とアジャストボルト４のねじ溝4aとが互いに螺合するこ
とによってホルダブラケット２に対する上記フットレス
トホルダ７の移動が規制されている。
したがって、上記フットレスト10、あるいはフットレ
ストホルダ７に該フットレスト10をフレーム１に対して
移動させる向きに外力が作用した場合にも、フレーム１
に対するフットレスト10の位置が変更されるようなこと
はない。
ストホルダ７に該フットレスト10をフレーム１に対して
移動させる向きに外力が作用した場合にも、フレーム１
に対するフットレスト10の位置が変更されるようなこと
はない。
一方、上記のような状態から頭部4cを介してアジャス
トボルト４を回動させると、該アジャストボルト４と移
動部材９との間のねじの作用によって上記フットレスト
ホルダ７がホルダブラケット２の案内溝2aに沿って移動
され、フレーム１に対するフットレスト10の位置が変更
される。
トボルト４を回動させると、該アジャストボルト４と移
動部材９との間のねじの作用によって上記フットレスト
ホルダ７がホルダブラケット２の案内溝2aに沿って移動
され、フレーム１に対するフットレスト10の位置が変更
される。
さらに、上記のような状態から、フットレスト10のス
テップ部10bをピン11回りに揺動させ、該ステップ部10b
を操作してフットレスト10を軸部10aの長手方向軸線回
りに回転させると、工具を何等用いることなくフットレ
スト10のねじ溝10dに螺合するナット15が弛緩されるこ
とになり、第４図に示すように、上記スプリング8,8の
押圧力によって移動部材９およびワッシャ12が図中の右
方に移動され、上記移動部材９の凹部9aにおけるねじ溝
とアジャストボルト４のねじ溝4aとの螺合が解除され
る。
テップ部10bをピン11回りに揺動させ、該ステップ部10b
を操作してフットレスト10を軸部10aの長手方向軸線回
りに回転させると、工具を何等用いることなくフットレ
スト10のねじ溝10dに螺合するナット15が弛緩されるこ
とになり、第４図に示すように、上記スプリング8,8の
押圧力によって移動部材９およびワッシャ12が図中の右
方に移動され、上記移動部材９の凹部9aにおけるねじ溝
とアジャストボルト４のねじ溝4aとの螺合が解除され
る。
この状態においては、上記フットレストホルダ７をホ
ルダブラケット２に対して自由に移動させることができ
るため、フットレスト10の位置を一時に大きく移動させ
ることができる。
ルダブラケット２に対して自由に移動させることができ
るため、フットレスト10の位置を一時に大きく移動させ
ることができる。
上記のようにしてフットレスト10を移動させた後は、
フットレスト10のステップ部10bをピン11回りに揺動さ
せ、該ステップ部10bを操作してフットレスト10を軸部1
0aの長手方向軸線回りに先とは逆方向に回転させると、
工具を何等用いることなくフットレスト10のねじ溝10d
にナット15を締結させることができ、再びホルダブラケ
ット２に対する上記フットレストホルダ７の移動を規制
することができる。
フットレスト10のステップ部10bをピン11回りに揺動さ
せ、該ステップ部10bを操作してフットレスト10を軸部1
0aの長手方向軸線回りに先とは逆方向に回転させると、
工具を何等用いることなくフットレスト10のねじ溝10d
にナット15を締結させることができ、再びホルダブラケ
ット２に対する上記フットレストホルダ７の移動を規制
することができる。
ここで、上記実施例に採用したフットレスト10では、
軸部10aとステップ部10bとが互いの長手方向軸線を合致
させた状態に付勢され、かつ第３図に示すように、この
状態においてその軸心回りに回動させると、フック部10
cがロック溝7fあるいは段部7gに係合してしまうため、
ステップ部10bを故意に揺動させないかぎり一回転以上
回動することができない。
軸部10aとステップ部10bとが互いの長手方向軸線を合致
させた状態に付勢され、かつ第３図に示すように、この
状態においてその軸心回りに回動させると、フック部10
cがロック溝7fあるいは段部7gに係合してしまうため、
ステップ部10bを故意に揺動させないかぎり一回転以上
回動することができない。
したがって、上記移動部材９が移動して該移動部材９
の凹部9aにおけるねじ溝とアジャストボルト４のねじ溝
4aとの螺合が解除されるまでの距離を、フットレスト10
におけるねじ溝10dのピッチよりも大きく設定しておけ
ば、通常の使用状態におけるフットレスト10の不用意な
移動を防止することができる。
の凹部9aにおけるねじ溝とアジャストボルト４のねじ溝
4aとの螺合が解除されるまでの距離を、フットレスト10
におけるねじ溝10dのピッチよりも大きく設定しておけ
ば、通常の使用状態におけるフットレスト10の不用意な
移動を防止することができる。
なお、上記実施例では、移動部材９にアジャストボル
ト４のねじ溝4aに螺合するねじ溝を設けているが、本発
明では、フットレストホルダ７側に設けてもよいし、ま
た両者に設けても構わない。
ト４のねじ溝4aに螺合するねじ溝を設けているが、本発
明では、フットレストホルダ７側に設けてもよいし、ま
た両者に設けても構わない。
また、上記実施例では、フットレスト10を取り付ける
ことにより、ワッシャ12を介して移動部材９の移動を規
制するようにしているが、本発明ではこれに限定され
ず、フットレスト10によって直接移動部材９のアジャス
トボルト４からの離隔移動を規制するようにしても構わ
ない。
ことにより、ワッシャ12を介して移動部材９の移動を規
制するようにしているが、本発明ではこれに限定され
ず、フットレスト10によって直接移動部材９のアジャス
トボルト４からの離隔移動を規制するようにしても構わ
ない。
上記したように、本発明に係るフットレストの位置変
更装置によれば、移動部材をアジャストボルトから離隔
移動させることにより、フットレストホルダをホルダブ
ラケットに対して自由に移動させることができるため、
フットレストを車両本体に対して大きく移動させる場合
にもその作業を容易に行うことができる。しかも、本発
明によれば、工具を何等要することなく軸部に対してス
テップ部を揺動させた状態でフットレストを適宜方向に
回転させれば、上述した操作を行うことができるため、
時と場所を選ばずにフットレストの位置を容易に変更す
ることができる。さらに、常態にある場合に回転規制手
段によってフットレストの回転が規制されているため、
該フットレストの位置が不用意に変更されることもな
い。
更装置によれば、移動部材をアジャストボルトから離隔
移動させることにより、フットレストホルダをホルダブ
ラケットに対して自由に移動させることができるため、
フットレストを車両本体に対して大きく移動させる場合
にもその作業を容易に行うことができる。しかも、本発
明によれば、工具を何等要することなく軸部に対してス
テップ部を揺動させた状態でフットレストを適宜方向に
回転させれば、上述した操作を行うことができるため、
時と場所を選ばずにフットレストの位置を容易に変更す
ることができる。さらに、常態にある場合に回転規制手
段によってフットレストの回転が規制されているため、
該フットレストの位置が不用意に変更されることもな
い。
第１図は、本発明に係るフットレストの位置変更装置を
概念的に示した要部断面図、第２図は、本発明に係るフ
ットレストの位置変更装置を概念的に示した断面側面
図、第３図は、第２図におけるIII−III線断面図、第４
図は、第２図におけるIV−IV線断面図である。 １……車両本体、 ２……ホルダブラケット、 ４……アジャストボルト、 ７……フットレストホルダ、 7a……カバー部、7c……ねじ挿通孔、7f……ロック溝、
９……移動部材、9c……凹部、10……フットレスト、10
a……軸部、10b……ステップ部、10c……フック部、11
……ピン。
概念的に示した要部断面図、第２図は、本発明に係るフ
ットレストの位置変更装置を概念的に示した断面側面
図、第３図は、第２図におけるIII−III線断面図、第４
図は、第２図におけるIV−IV線断面図である。 １……車両本体、 ２……ホルダブラケット、 ４……アジャストボルト、 ７……フットレストホルダ、 7a……カバー部、7c……ねじ挿通孔、7f……ロック溝、
９……移動部材、9c……凹部、10……フットレスト、10
a……軸部、10b……ステップ部、10c……フック部、11
……ピン。
Claims (1)
- 【請求項１】車両本体に固定したホルダブラケットと、 このホルダブラケットに回動可能、かつ軸方向への移動
を規制した状態で配設したアジャストボルトと、 前記ホルダブラケットに移動可能に配設したフットレス
トホルダと、 このフットレストホルダとの間に前記アジャストボルト
の一部を介在させた状態で該フットレストホルダの外側
部に移動可能に配設し、前記アジャストボルトに対して
近接移動した場合に前記フットレストホルダとの間に前
記アジャストボルトを嵌合させる一方、前記アジャスト
ボルトに対して離隔移動した場合に前記アジャストボル
トを解放する移動部材と、 ピンを介して互いに揺動可能に接続し、かつ常態におい
て互いの長手方向軸線が平行となるステップ部および軸
部を有して成り、互いに揺動させた状態で前記ステップ
部を前記軸部の長手方向軸線回りに回転させることによ
り、該軸部に形成したねじの作用によって前記移動部材
の前記アジャストボルトからの離隔移動を規制した状態
で前記フットレストホルダに保持させたフットレスト
と、 前記フットレストおよび前記フットレストホルダの間に
形成し、前記ステップ部および前記軸部の長手方向軸心
が互いに平行である場合に前記フットレストホルダに対
する前記フットレストの長手方向軸線まわりの回転を規
制する回転規制手段と を備え、前記フットレストホルダと前記移動部材との間
に前記アジャストボルトを嵌合させた状態で該アジャス
トボルトを回動することにより、前記フットレストホル
ダを前記ホルダブラケットに対して移動させるようにし
たことを特徴とするフットレストの位置変更装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1135586A JP2779837B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | フットレストの位置変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1135586A JP2779837B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | フットレストの位置変更装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03583A JPH03583A (ja) | 1991-01-07 |
| JP2779837B2 true JP2779837B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=15155288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1135586A Expired - Lifetime JP2779837B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | フットレストの位置変更装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779837B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5720359A (en) * | 1995-10-18 | 1998-02-24 | Attenello; Pasquale J. | Adjustable floorboard |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60150186U (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-05 | 株式会社 日本ビ−ト工業 | 自動二輪車のステツプ取付け構造 |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1135586A patent/JP2779837B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03583A (ja) | 1991-01-07 |
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