JPH08239079A - 自転車用制動操作装置 - Google Patents

自転車用制動操作装置

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JPH08239079A
JPH08239079A JP4749595A JP4749595A JPH08239079A JP H08239079 A JPH08239079 A JP H08239079A JP 4749595 A JP4749595 A JP 4749595A JP 4749595 A JP4749595 A JP 4749595A JP H08239079 A JPH08239079 A JP H08239079A
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    • B62K23/00Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
    • B62K23/02Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
    • B62K23/06Levers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/02Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever

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  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ操作過程においてレバー比が変化す
る装置において、操作者の好み等に応じてレバー比の変
化の程度を変更でき、ブレーキワイヤの引き代、操作力
を調整できるようにする。 【構成】 この装置は、ハンドルバー1に取付可能なブ
ラケット2と、操作レバー3と、ワイヤ係止部材11
と、調整機構とを備えている。操作レバー3は、ブラケ
ット2に回動自在に支持された支持部3aと支持部3a
から一方向に延びる操作部3bとを有し、支持部3aに
回動中心に向かって延びる長溝10が形成されている。
ワイヤ係止部材11は、操作レバー3の操作過程におい
て長溝10に沿って移動可能なように長溝10に係止さ
れ、ワイヤ5が係止される部材である。調整機構はビス
16を有し、ワイヤ係止部材11の移動範囲を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用制動操作装
置、特に、自転車のハンドルバーに装着され、制動装置
を駆動するためのワイヤを操作するための自転車用制動
操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車用ブレーキ装置を操作するための
制動操作装置は、自転車のハンドルバーに装着されてい
る。この制動操作装置は、一般に、ハンドルバーに取付
可能なブラケットと、一端がブラケットに回動自在に支
持された操作レバーとを有している。操作レバーには、
係止部材を介してブレーキ駆動用のワイヤが係止されて
いる。
【0003】このような制動操作装置において、操作者
の好みに応じて操作力及び操作ストロークを変更できる
ようにした装置がすでに提案されている。この装置で
は、例えば操作レバーの回動中心とワイヤの係止部分と
の距離を変更することによりレバー比を変更するように
している。ここで、レバー比とは、操作レバーの回動中
心と操作点(実際に操作者が操作レバーを握って操作力
を加える点)との間の距離Lを、回動中心とワイヤ係止
点との間の距離hで除した比L/hである。
【0004】ところで、軽い操作力で強い制動力、すな
わちワイヤの引き力を得ようとすると、レバー比を大き
くする必要がある。レバー比を大きくするには、操作レ
バーの回動中心とワイヤ係止点との間の距離が小さくな
るようにワイヤ係止点の位置を変更するが、この場合に
は、レバー比の小さい場合に比較してワイヤの引き代
(操作レバーの操作角度に対するワイヤの移動量)が少
なくなる。レバーの引き代が少なくなると、ブレーキが
十分に効くまでに操作レバーがハンドルバーに当たって
しまう場合がある。
【0005】そこで、特開平3−292280号公報に
示されるように、ブレーキの操作過程でワイヤの係止点
が変化するようにした装置も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に示された装
置では、操作レバーの操作に伴ってレバー比が変化す
る。このため、ワイヤの引き代を確保しつつ小さな操作
力で大きな制動力を得ることができる。しかし、前記装
置では、ブレーキレバー操作過程におけるブレーキ操作
力の変化の度合いあるいは最終ブレーキ操作力が一義的
に決まってしまう。このため、操作者の好みに応じたブ
レーキ操作フィーリングが得られない。
【0007】本発明の目的は、ブレーキ操作過程におい
てレバー比が変化する装置において、操作者の好み等に
応じてレバー比の変化の程度を変更でき、ブレーキワイ
ヤの引き代あるいは操作力を調整できるようにすること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用制
動操作装置は、自転車のハンドルバーに装着され、制動
装置を駆動するためのワイヤを操作するための装置であ
り、ハンドルバーに取付可能なブラケットと、操作レバ
ーと、ワイヤ係止部材と、調整機構とを備えている。操
作レバーは、ブラケットに回動自在に支持された支持部
と支持部から一方向に延びる操作部とを有し、支持部に
回動中心に向かって延びる長溝が形成されている。ワイ
ヤ係止部材は、操作レバーの操作過程において長溝に沿
って移動可能なように長溝に係止され、ワイヤが係止さ
れる部材である。調整機構はワイヤ係止部材の長溝内に
おける移動範囲を調整するための機構である。
【0009】発明2に係る自転車用制動操作装置は、発
明1の装置において、前記調整機構は、前記操作レバー
の支持部に長溝の一端から回動中心に向かって形成され
たねじ孔と、ねじ孔に螺合し長溝への突出量を調整可能
なビスとを有している。発明3に係る自転車用制動操作
装置は、発明1の装置において、前記調整機構は、前記
長溝を外方から覆うように前記支持部に装着されるとと
もに長溝に沿う方向に複数の位置決め部を有する位置決
め用の溝が形成されたカバー部材と、カバー部材の位置
決め用の溝に移動可能にかつ係止部材に当接可能に挿入
され位置決め部で位置決め可能なピンとを有している。
【0010】発明4に係る自転車用制動操作装置は、発
明1の装置において、前記調整機構は、前記長溝の一部
に着脱自在なストッパ部材である。発明5に係る自転車
用制動操作装置は、発明4の装置において、前記ストッ
パ部材は、複数の弾性部材からなるものである。発明6
に係る自転車用制動操作装置は、発明1〜5のいずれか
の装置において、前記長溝は、溝幅の中心線が前記回動
中心に向かうように形成されており、前記ワイヤがワイ
ヤ係止部材に係止され制動装置側に引張力を受けた状態
で前記長溝の中心線とワイヤとがなす角度は、操作レバ
ーを操作していない状態では鈍角であり、操作レバーを
操作可能範囲終端まで操作した状態では鋭角となる。
【0011】
【作用】発明1に係る自転車用制動操作装置では、ハン
ドルバーにブラケットを介して操作レバーが装着され
る。操作レバーの一端はブラケットに回動自在に支持さ
れており、他端側に操作部が設けられている。この操作
部を握ることにより操作レバーは支持部の回動中心の周
りに回動し、これによりワイヤ係止部材に係止されたワ
イヤが引かれ、制動装置が駆動される。
【0012】このとき、ワイヤ係止部材は操作レバーに
形成された長溝内を移動可能であり、この移動によりレ
バー比が変化する。すなわち、ブレーキ操作の初期にお
いて、ワイヤ係止部材が長溝内において回動中心から最
も離れた位置に在るときは、レバー比は比較的小さく、
ワイヤの引き代は多いが大きな操作力が必要になる。一
方、操作レバーが回動させられてその作動角がある角度
を超えると、ワイヤ係止部材は長溝の他方側(回動中心
に近い側)に移動する。この状態では、レバー比は比較
的大きくなり、小さな操作力で大きな制動力が得られ
る。
【0013】また、ワイヤ係止部材の移動範囲は調整機
構によって調整される。したがって、レバー比の変化の
度合いがこの調整機構によって調整されることとなり、
ワイヤの引き代、操作力を操作者の好み等に応じて変更
できる。発明2に係る自転車用制動操作装置では、操作
レバーの一部に形成されたねじ孔にビスが螺合してお
り、このビスの長溝への突出量を調整することにより、
ワイヤ係止部材の移動範囲、すなわちレバー比の変化の
度合いの調整が行える。ここでは、調整を無段階で行う
ことができる。
【0014】発明3に係る自転車用制動操作装置では、
カバー部材の位置決め用の溝内をピンが移動可能であ
り、このピンを移動して所定の位置決め部で位置決めす
ることにより、レバー比の調整が行える。ここでは、ピ
ンを移動させるだけで複数段階で調整が行え、調整が容
易である。発明4に係る自転車用制動操作装置では、長
溝の一部にストッパ部材を着脱することによりレバー比
の調整が行える。ここでは、調整機構を簡単な構成で安
価に実現できる。
【0015】発明5に係る自転車用制動操作装置では、
ストッパ部材が弾性部材で構成されており、ブレーキ操
作の操作終端部におけるフィーリングを向上できる。ま
た、ワイヤ係止部材の損傷が少なくなる。発明6に係る
自転車用制動操作装置では、長溝の中心線とワイヤとが
なす角度は、初期状態では鈍角であり、操作レバーを操
作可能範囲終端まで操作した状態では鋭角となる。すな
わち、操作過程で、操作レバーのある操作角度を境に、
ワイヤ係止部材が長溝の一端側から他端側に移動する。
これにより、操作過程でレバー比を変化させることがで
きる。
【0016】
【実施例】実施例1 図1に示す自転車用制動操作装置は、自転車のハンドル
バー1に取り付けられるブラケット2と、一端がブラケ
ット2に回動自在に支持された操作レバー3とを有して
いる。
【0017】ブラケット2は、逆L字状に形成されてお
り、一端にはハンドルバー1に挿入される円筒部2a
が、他端にはブレーキワイヤ5を支持するためのワイヤ
支持部材6が装着されたワイヤ取付部2bがそれぞれ形
成されている。また、円筒部2aの近傍には、操作レバ
ー3を支持するためのレバー支持部2cが形成されてい
る。
【0018】操作レバー3は、一端がブラケット2のレ
バー支持部2cに回動自在に支持された支持部3aと、
支持部3aの他端側から側方に延びて設けられた操作部
3bとを有している。支持部3aはピン7によりブラケ
ット2に取り付けられている。支持部3aには、この操
作レバー3の回動中心Cに向かって延びる長溝10が形
成されている。長溝10の溝幅の中心線Sは回動中心C
と交差している。
【0019】操作レバー3の長溝10にはワイヤ係止部
材11が係止ピン12を介して係止されており、ワイヤ
係止部材11は長溝10内で移動可能である。ワイヤ係
止部材11にはブレーキ用ワイヤ5の終端が係止されて
いる。また、長溝10の一端から回動中心Cに向かって
ねじ孔15が形成されており、このねじ孔15にはビス
16が螺合している。ビス16の頭部は長溝10内に突
出している。このように、ねじ孔15及びビス16によ
り調整機構が形成されており、ビス16の長溝10内へ
の突出量を調整することによりワイヤ係止部材11の長
溝10内での移動範囲を調整することが可能である。
【0020】なお、操作レバー3の回動中心の周りには
リターンスプリング17が配置されている。リターンス
プリング17の一端はブラケット2に、他端は操作レバ
ー3にそれぞれ係止されており、操作レバー3を常に初
期姿勢(図1の実線で示す姿勢)側に付勢している。次
に動作について説明する。
【0021】ここで、図2に示すように、ブレーキワイ
ヤ5の中心線をW、長溝10の溝幅の中心線をS、中心
線WとSとのなす角度をθとする。操作レバー3を操作
していない状態では、図1及び図2の実線で示すよう
に、ワイヤ係止部材11のピン12(以下、単にワイヤ
係止部材11と記す)は長溝10内において最も回動中
心Cから離れた位置に位置している。この状態では、図
1に示すように、操作レバー3に対する操作位置を回動
中心CからLとし、ワイヤ係止部材11の位置を回動中
心Cからh0とすると、レバー比は(L/h0)であ
る。このレバー比(L/h0)は、この装置が取り得る
レバー比のうちで最小のものである。また、中心線Wと
中心線Sとのなす角度θは鈍角である。
【0022】操作レバー3をハンドルバー1側に引いて
いくと、ブレーキワイヤ5が引っ張られ、ブレーキシュ
ーがリムに近づく。このとき、図2におけるθが90゜
に近づいていく。θが90゜になるまでは、ワイヤ係止
部材11は長溝10の一端側に位置したままであり、し
たがって、レバー比は小さいがブレーキワイヤの引き代
は多い。
【0023】操作レバー3を操作し続けると、θは90
゜になり、さらにθが90゜を越えると、ワイヤ係止部
材11は長溝10に沿って回動中心C側に移動する。そ
して、ワイヤ係止部材11がビス16の先端に当接した
ところでその移動は停止する。このときのワイヤ係止部
材11と回動中心Cとの距離を、図1に示すようにhと
すると、この状態でのレバー比は(L/h)となる。h
<h0であるので、初期のレバー比と比較してブレーキ
操作後半におけるレバー比は大きくなる。したがって、
この後半では、小さい力で大きな制動力が得られる。
【0024】次に操作力を変更したい場合は、ビス16
を調整し、長溝10内への突出量を変更する。この調整
により、図1におけるhを調整することができ、操作過
程における最終のレバー比(以下、最終レバー比と記
す)を操作者の好み等に応じて自由に変えることができ
る。すなわち、ビス16の長溝10への突出量を多くす
れば、hが比較的大きくなり、最終レバー比は比較的小
さい。この場合は、ワイヤの引き代は比較的多くなる
が、操作力は重くなる。逆に、ビス16の長溝10への
突出量を少なくすれば、hが比較的小さくなり、最終レ
バー比は比較的大きい。この場合は、小さな操作力で大
きな制動力が得られる。
【0025】ここで、ブレーキワイヤの引き代について
図3を用いて説明する。図3では、操作レバーの全操作
角度をθ0としている。このとき、ブレーキ操作におい
てワイヤ係止部材11が移動してh(ワイヤ係止部材1
1と回動中心Cとの間の距離)の位置で停止するとする
と、ブレーキワイヤ5の支持部材6からの最終突出量は
Bである。そして、ブレーキ操作を開始する前の初期状
態でのブレーキワイヤの支持部材6からの突出量はA0
である。この場合、ブレーキワイヤの引き代は、(B−
A0)である。
【0026】このことから明らかなように、ブレーキワ
イヤの引き代を多く確保するには、初期状態でのワイヤ
の突出量A0を極力小さくすればよいことがわかる。す
なわち、初期状態では、ワイヤ係止部材11の長溝10
内における位置を回動中心Cから遠ざけ、理想的には、
図2における中心線Wと中心線Sとが直交するように各
部材を配置すればよい。
【0027】実施例2 第2実施例を図4及び図5に示す。この実施例は、ワイ
ヤ係止部材の移動範囲を調整する調整機構のみが異な
り、他の構成は前述の第1実施例と同様である。したが
って、調整機構の構成についてのみ以下に説明する。こ
の実施例における調整機構は、操作レバー3の支持部3
aに長溝10を外方から覆うように装着されたカバー部
材20と、ピン21とを有している。カバー部材20
は、操作レバー3の支持部3aを両側方から挟み込むよ
うに断面U字状である。このカバー部材20の両側面に
はそれぞれm字状の位置決め用の溝が20aが形成され
ている。溝20aの各端部は位置決め部となっている。
ピン21は、カバー部材20の両側面のm字状の溝20
a及び長溝10を貫通するように装着されており、m字
状の溝20aを移動可能である。また、ピン21を溝2
0aの各端部の位置決め部に維持するために、固定用ば
ね22が設けられている。
【0028】この実施例では、ピン21を溝20a内で
移動し、各端部で位置決めすることにより、ワイヤ係止
部材11の長溝10内での移動範囲を3段階で調整する
ことが可能である。すなわち、ピン21をm字状溝20
aの各端部のうち最も回動中心Cから遠い位置に固定す
ると、前記第1実施例におけるhが最も大きくなり、最
終レバー比は調整範囲のうちで最小となる。また、ピン
21を最も回動中心に近づけると、hが最も小さくな
り、最終レバー比は最も大きくなる。
【0029】このように、ピン21を移動するだけで、
簡単に最終レバー比の調整を行うことができる。また、
カバー部材20を異なる溝を有するものに取り替えれ
ば、さらに異なる態様でレバー比の調整を行うことがで
きる。実施例3 図6に第3実施例を示す。この実施例は、第1実施例と
調整機構のみ異なり、他の構成は同様である。
【0030】この実施例における調整機構は、操作レバ
ー3の長溝10内に挿入された2つの樹脂部材25,2
6から構成されている。これらの樹脂部材25,26
は、弾性を有しており、長溝10内に挿入される前の状
態では長溝10の幅よりも大きい幅を有している。そし
て、この樹脂部材25,26を長溝10内に押し込むこ
とにより長溝10内の所定位置に固定され、ワイヤ係止
部材11の長溝10内における移動範囲を調整してい
る。
【0031】ここでは、2つの樹脂部材25,26の両
方を長溝10内に挿入すれば、ワイヤ係止部材11の移
動は非常に制限される。そしてその移動範囲は、ワイヤ
係止部材11と樹脂部材25との間に存在するわずかな
隙間と、ワイヤ係止部材11が両樹脂部材25,26に
当接した際の両樹脂部材25,26の弾性変形量とを合
わせたものとなる。この場合は、前記実施例におけるh
が大きいので、最終レバー比は小さくなり、ワイヤの引
き代を十分に確保できる。
【0032】また、樹脂部材25を取り除けば、ワイヤ
係止部材11の移動範囲は広くなり、最終レバー比は比
較的小さくなる。この場合は、小さな操作力で大きな制
動力を得ることが可能となる。このような実施例では、
簡単な部材で調整機構を実現できる。また、各種の樹脂
部材を用意することにより、簡単かつ安価に操作力、ス
トローク等を変更できる。
【0033】〔他の実施例〕前記実施例では、ブレーキ
の操作過程におけるワイヤ係止部材の最終位置を調整機
構により調整するようにしたが、初期位置を調整するよ
うにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】発明1に係る自転車用制動操作装置で
は、ワイヤ係止部材の係止位置を移動させてレバー比を
変化させるようにしたものにおいて、ワイヤ係止部材の
移動範囲を調整できるようにしたので、これによりレバ
ー比の変化の度合いを調整でき、ワイヤの引き代、操作
力を操作者の好み等に応じて変更できる。
【0035】発明2に係る自転車用制動操作装置では、
ビスの長溝への突出量を調整することによりワイヤ係止
部材の移動範囲を調整できるようにしたので、調整を無
段階で行うことができる。発明3に係る自転車用制動操
作装置では、カバー部材を設けるとともに、このカバー
部材に位置決め用の溝及び複数の位置決め部を設け、ピ
ンをそれぞれの位置決め部で位置決めしてワイヤ係止部
材の移動範囲を調整できるようにしたので、ピンを移動
させるだけで複数段階で容易に調整が行える。
【0036】発明4に係る自転車用制動操作装置では、
長溝の一部にストッパ部材を着脱することによりレバー
比の調整が行えるので、調整機構を簡単な構成で安価に
実現できる。発明5に係る自転車用制動操作装置では、
ストッパ部材が弾性部材で構成されているので、ブレー
キ操作の操作終端部におけるフィーリングを向上でき、
また、ワイヤ係止部材の損傷が少なくなる。
【0037】発明6に係る自転車用制動操作装置では、
操作レバーの操作過程で、操作レバーのある操作角度を
境に、ワイヤ係止部材が長溝の一端側から他端側に移動
するように各部材が配置されているので、操作過程でレ
バー比を変化させることができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の第1実施例による制動操作装置の平面
図。
【0040】
【図2】第1実施例の各部材の配置を示す模式図。
【0041】
【図3】ワイヤの引き代を説明するための模式図。
【0042】
【図4】本発明の第2実施例の図1に相当する図。
【0043】
【図5】第2実施例の正面断面図。
【0044】
【図6】本発明の第3実施例の図1に相当する図。
【0045】
【符号の説明】
1 ハンドルバー 2 ブラケット 3 操作レバー 3a 支持部 3b 操作部 5 ブレーキワイヤ 10 長溝 11 ワイヤ係止部材 15 ねじ孔 16 ビス 20 カバー部材 20a 位置決め用溝 21 ピン 25,26 樹脂部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車のハンドルバーに装着され、制動装
    置を駆動するためのワイヤを操作するための自転車用制
    動操作装置であって、 前記ハンドルバーに取付可能なブラケットと、 前記ブラケットに回動自在に支持された支持部と前記支
    持部から一方向に延びる操作部とを有し、前記支持部に
    回動中心に向かって延びる長溝が形成された操作レバー
    と、 前記操作レバーの操作過程において前記長溝に沿って移
    動可能なように前記長溝に係止され、前記ワイヤが係止
    されるワイヤ係止部材と、 前記ワイヤ係止部材の前記長溝内における移動範囲を調
    整するための調整機構と、を備えた自転車用制動操作装
    置。
  2. 【請求項2】前記調整機構は、前記操作レバーの支持部
    に前記長溝の一端から前記回動中心に向かって形成され
    たねじ孔と、前記ねじ孔に螺合し前記長溝への突出量を
    調整可能なビスとを有している、請求項1に記載の自転
    車用制動操作装置。
  3. 【請求項3】前記調整機構は、前記長溝を外方から覆う
    ように前記支持部に装着されるとともに前記長溝に沿う
    方向に複数の位置決め部を有する位置決め用の溝が形成
    されたカバー部材と、前記カバー部材の位置決め用の溝
    に移動可能にかつ前記係止部材に当接可能に挿入され前
    記位置決め部で位置決め可能なピンとを有している、請
    求項1に記載の自転車用制動操作装置。
  4. 【請求項4】前記調整機構は、前記長溝の一部に着脱自
    在なストッパ部材である、請求項1に記載の自転車用制
    動操作装置。
  5. 【請求項5】前記ストッパ部材は、複数の弾性部材から
    なるものである、請求項4に記載の自転車用制動操作装
    置。
  6. 【請求項6】前記長溝は、溝幅の中心線が前記回動中心
    に向かうように形成されており、 前記ワイヤがワイヤ係止部材に係止され制動装置側に引
    張力を受けた状態で前記長溝の中心線とワイヤとがなす
    角度は、操作レバーを操作していない状態では鈍角であ
    り、操作レバーを操作可能範囲終端まで操作した状態で
    は鋭角となる、請求項1〜5のいずれかに記載の自転車
    用制動操作装置。
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