JPH03292280A - 自転車用制動操作装置 - Google Patents

自転車用制動操作装置

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JPH03292280A
JPH03292280A JP40565190A JP40565190A JPH03292280A JP H03292280 A JPH03292280 A JP H03292280A JP 40565190 A JP40565190 A JP 40565190A JP 40565190 A JP40565190 A JP 40565190A JP H03292280 A JPH03292280 A JP H03292280A
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JP
Japan
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lever
operating
transmission ratio
wire
force transmission
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Application number
JP40565190A
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English (en)
Inventor
Masashi Nagano
正士 長野
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、自転車用制動操作装置に関する。さらに詳し
くは、操作レバーの操作に伴って、この操作レバーに連
動連結された操作ワイヤを牽引することの可能な自転車
用制動操作装置に関する。 [0002]
【従来の技術】
従来、上記の如き自転車用制動操作装置においては、操
作レバーをブラケットに枢支すると共に、操作ワイヤを
、前記操作レバーの基部に設けた孔に装着していた。し
たがって、前記操作レバーに対する前記操作ワイヤの連
結部は、前記操作レバーの枢支部からの位置が全く変わ
らないように構成されていた(例えば実公昭57−91
93号公報参照)。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】
ここで、用語の定義をしておくと、前記力伝達比とは、
操作レバーにその各レバー位置で入力として単位力を加
えた場合に対応して前記ワイヤ側に出力として生ずる操
作ワイヤに沿う方向の力を、前記操作レバーに加えた単
位力で除して得られる比のことをいうものとする。又、
例えば、操作レバー側に加えた仕事量が操作ワイヤ側に
伝達される仕事量にほぼ等しくなる場合があることを考
慮して、前記力伝達比に反比例する概念として、ワイヤ
牽引比を定義しておく。すなわちこのワイヤ牽引比とは
、操作レバーをその各レバー位置で単位操作量だけ操作
した場合に対応する操作ワイヤの牽引量を、操作レバー
の前記単位操作量で除して得られる比のことをいうもの
とする。尚、これらの比は、自転車用制動操作装置自体
において定められるものであって、ブレーキシューや操
作ワイヤ等の弾性係数によって直接的に影響されるもの
ではない。 [0004] したがって、前記力伝達比が小さな値をとる操作レバー
の行程中では、操作レバーを強い力で引く割には、リム
に対してブレーキシューを効率的に圧接しにくくなる。 又、操作レバー側に加えた仕事量がほぼそのまま操作ワ
イヤ側に伝達される場合を考えると、前記操作レバーを
少し操作しただけでも操作ワイヤが大きく牽引されてブ
レーキシューがリム側に大きく移動する。 [0005] しかし、上述の従来構成によれば、前記操作レバーの枢
支部から前記操作ワイヤの連結部までの距離が全く変わ
らないため、前記力伝達比の値は各レバー位置において
調整されず、一意的に定まっていた。しかも、前記操作
レバーの全操作ストロークが限られていることに加えて
、ブレーキシューがリムに接触する状態にある前記操作
レバーの制勤行程中において前記力伝達比が最小値をも
つように前記操作ワイヤを前記操作レバーに連結してあ
ったため、前記制勤行程中において前記操作レバー側に
加えた力の伝達の割合を全体的に高く維持することがで
きなかった。そして、この結果、前記操作レバーを強く
引いた割には、自転車をあまり強力に制動できないとい
う問題があった。又、これに加え、前記操作レバーを少
し動かしただけでブレーキシューが大きく移動するため
、微妙な操作レバータッチによる自転車の制動調整が困
難であった。 [0006] 本発明の目的は、小さな操作力でも強力に自転車を制動
できながら、その制動を微妙に調整することの可能な自
転車用制動操作装置を提供することにある。 [0007]
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明にかかる自転車用制動
操作装置の第1の特徴構成は、操作レバーの操作に伴っ
て、この操作レバーに連動連結された操作ワイヤを牽引
することの可能な構成において、前記操作レバーにその
各レバー位置で単位力を入力した場合に前記操作ワイヤ
側に生ずる出力を前記単位力で除して規定される力伝達
比の値を、前記操作レバーの操作に伴って調整する力伝
達比調整機構を設け、前記力伝達比の最大極大値を、前
記操作レバーの移動始端と移動終端との間の行程中であ
って前記移動始端側の空引き行程よりも前記移動終端側
の位置に設定したことにある。 [0008] 又、望ましくは、本発明の第2の特徴構成は、操作レバ
ーの操作に伴って、この操作レバーに連動連結された操
作ワイヤを牽引することの可能な構成において前記操作
レバーにその各レバー位置で単位力を入力した場合に前
記操作ワイヤ側に生ずる出力を前記単位力で除して規定
される力伝達比の値を、前記操作レバーの操作に伴って
調整する力伝達比調整機構を設け、前記力伝達比の最大
極大値を、前記操作レバーの移動始端と移動終端上の間
の行程中における、前記移動始端側の空引き行程よりも
前記移動終端側であって且つ前記移動終端側のスキツド
行程よりも前記移動始端側の位置に設定したことにある
。 [0009] さらに、望ましくは、本発明の第3の特徴構成は、前記
第2の特徴構成に加え前記空引き行程と前記スキッド行
程との間の制動行程中における前記力伝達比の平均値を
、前記空引き行程と前記スキッド行程との夫々における
前記力伝達比の平均値よりも大きく設定して前記力伝達
比調整機構を構成したことにある。 [0010] さらに、望ましくは、本発明の第4の特徴構成は、前記
第1乃至第3の特徴構成に加え、自転車における制動系
の遊びを相殺する行程であって前記空引き行程に連続す
る遷移行程よりも前記移動終端側の位置に、前記最大極
大値を設定したことにある。 [0011] さらに、望ましくは、本発明の第5の特徴構成は、前記
第1乃至第4の特徴構成に加え、前記操作レバーに、前
記各レバー位置での前記操作レバーの操作により前記操
作レバー側に作用するモーメントが前記操作ワイヤ側に
伝達されるように前記操作ワイヤを連動連結してあり、
前記力伝達比調整機構を、前記操作レバー側における前
記モーメントの腕の長さに対する前記操作ワイヤ側にお
ける前記モーメントの腕の長さの比を変動させて前記力
伝達比を調整する機構としたことにある。 [0012] さらに、望ましくは、本発明の第6の特徴構成は、前記
第5の特徴構成に加え、前記操作レバーをレバー軸を介
してブラケットに枢支すると共にワイヤ連結部を介して
前記操作ワイヤを前記操作レバーに連動連結し、前記モ
ーメントの腕の長さの比を変動させる機構を、前記操作
レバーの操作に伴って、前記ワイヤ連結部を揺動させる
と共にこのワイヤ連結部を前記レバー軸に近接及び離隔
移動させ且つ、前記力伝達比の最大極大値に対応する前
記レバー位置において前記ワイヤ連結部を前記レバー軸
に最も近接させるカム装置で構成したことにある。 [0013] さらに、望ましくは、本発明の第7の特徴構成は、前記
第6の特徴構成に加え前記操作レバーに前記ワイヤ連結
部の前記レバー軸に対する近接及び離隔移動を許容する
移動許容面を設け、且つ、前記ブラケットに前記操作レ
バーの操作に伴って前記ワイヤ連結部を前記レバー軸に
近接及び離隔移動させるカム面を設けて前記カム装置を
構成したことにある。 [0014]
【作用】
上記本発明の第1の特徴構成によれば、前記力伝達比の
値を前記操作レバーの操作に伴って調整する力伝達比調
整機構を設けたので、前記操作レバーをその各レバー位
置で単位力を入力した場合に操作ワイヤ側に生ずる出力
を、前記各レバー位置に対応させて自由に設定すること
ができる。そして、前記力伝達比の最大極大値を、前記
操作レバーの移動始端と移動終端との間の行程中であっ
て前記移動始端側の空引き行程よりも前記移動終端側の
位置に設定したので、ブレーキシューがリムに接触した
状態の前記操作レバーの制動行程中においては、前記力
伝達比の値が大きくなる。又、例えば、操作レバー側に
加えた仕事量が操作ワイヤ側に伝達される仕事量にほぼ
等しくなる場合を考慮すると、制動行程中においては、
前記力伝達比の値が大きいことに起因して、前記ワイヤ
牽引比が小さくなるしたがって、前記制動行程中におい
ては、前記力伝達比が大きいことに起因して、前記操作
レバーに加える力が小さくても自転車の制動を強力に行
うことができる。又、前記ワイヤ牽引比の値が小さいこ
とに起因して、前記操作レバーを大きく操作する割には
前記操作ワイヤの牽引量が少なくてブレーキシューがリ
ム側に少しずつ移動するので、自転車の制動調整を微妙
に行うことができる。 [0015] しかも、ブレーキシューがリムに接触するまでの空引き
行程の範囲内では、前記ワイヤ牽引比の値が大きくなっ
ているので、ブレーキシューとリムとの間隔を広く設定
しておいても、前記操作レバーを少し操作しただけです
ぐにリムに接触するようにブレーキシューを移動させる
ことができて、迅速な制動操作が可能となる。又、前記
空引き行程が減少するため、前記操作レバーの全操作行
程の内、その大部分の行程を前記制動行程とすることが
できるので、前記自転車の制動調整をより微妙に行うこ
とができる。 [0016] さらに、前記操作レバーの移動終端側においては、前記
力伝達比の最大値であると共に極大となっている値を前
記操作レバーの移動始端と移動終端との間の行程の範囲
内に設定したことにより、この力伝達比が小さくなる。 したがって、前記操作レバーの移動終端側においては、
操作レバーの操作力が前記操作ワイヤに伝わりにくくな
り、前記操作レバーを強く引きすぎても、ブレーキシュ
ーとリムとがブロックして自転車タイヤがスリップを起
こすいわゆるスキッドの発生する危険性が少なくなる。 [0017] 上記本発明の第2の特徴構成によれば、前記力伝達比の
最大極大値を、前記操作レバーの移動始端と移動終端と
の間の行程中における前記移動始端側の空引き行程より
も前記移動終端側であって且つ前記移動終端側のスキッ
ド行程よりも前記移動始端側の位置に設定しであるので
、前記スキッド行程における自転車の制動が上記本発明
の第1の特徴構成による場合よりもさらに行い難くなり
、前記操作レバーを強く引きすぎても、前記スキッドを
起こす危険性がより少なくなる。 [0018] 上記本発明の第3の特徴構成によれば、前記空引き行程
と前記スキッド行程との間の制勤行程中における前記力
伝達比の平均値を、前記空引き行程と前記スキッド行程
との夫々における前記力伝達比の平均値よりも大きく設
定しであるので巨視的にみれば、前記制勤行程中におい
ては他の行程中におけるよりも効率よく自転車の制動を
行うことができる。したがって、上記第2の特徴構成に
よる作用をより強く働かせることができる。 [0019] 上記本発明の第4の特徴構成によれば、前記遷移行程か
ら前記最大極大値が外れるので、本来有効に制動が行わ
れるべき行程において効率よく制動を行うことができ、
上記第1乃至第3の特徴構成による作用がさらに増強さ
れる。 [0020] 上記本発明の第5の特徴構成によれば、前記操作レバー
に、前記各レバー位置での前記操作レバーの操作により
前記操作レバー側に作用するモーメントが前記操作ワイ
ヤ側に伝達されるように前記操作ワイヤを連動連結しで
あるので、前記操作レバー側における前記モーメントと
、前記操作ワイヤ側における前記モーメントとは、はぼ
同じ値となる。そして、前記力伝達比調整機構を、前記
操作レバー側における前記モーメントの腕の長さに対す
る前記操作ワイヤ側における前記モーメントの腕の長さ
の比を変動させて前記力伝達比を調整する機構としたの
で前記モーメントの腕の長さ、の比のみに注目すればよ
く、設計の自由度が高くなる。しかも、前記モーメント
の腕の長さは、前記操作レバー側又は前記操作ワイヤ側
のいずれか一方を変更させれば足りるので、構成が簡素
化される。 [0021] 上記本発明の第6の特徴構成によれば、前記モーメント
の腕の長さの比を変動させる機構をカム装置で構成した
ので、前記操作レバーの移動とは独立して、前記カム装
置のカム線図を設計することができ、前記操作レバーの
操作量を変数とする前記力伝達比の関数が最大極大値を
とる前記レバー位置を簡単に且つ適切に設定することが
できる。しかも、前記操作レバーをレバー軸を介してブ
ラケットに枢支しであるので、前記操作レバーの転倒に
対する強度が低下することもない[0022] 上記本発明の第7の特徴構成によれば、前記操作レバー
に前記ワイヤ連結部の前記レバー軸に対する近接及び離
隔移動を許容する移動許容面を設け、且つ、前記ブラケ
ットに前記操作レバーの操作に伴って前記ワイヤ連結部
を前記レバー軸に近接及び離隔移動させるカム面を設け
て前記カム装置を構成しであるので、前記移動許容面に
おける前記ワイヤ連結部の移動軌跡と前記カム面におけ
る前記ワイヤ連結部の移動軌跡との交点をもって、前記
ワイヤ連結部を所望の通り前記レバー軸に近接及び離隔
移動させることができる。しかも、前記ワイヤの張力に
より強く引かれる前記ワイヤ連結部を前記移動許容面で
支持するので、前記カムが損傷しにくくなり、装置寿命
の低下を抑制することができる。 [0023]
【発明の効果】
このように、本発明によれば、小さな操作力でも強力に
自転車を制動できながら、その制動を微妙に調整するこ
との可能な自転車用制動操作装置を提供し得るに至った
。又、操作レバーを強く引きすぎても、ブレーキシュー
とリムとがブロックして自転車タイヤがスリップを起こ
す危険性が少なくなった。そして、頻繁に自転車の制動
を行う過酷な状況の基でも、手に対する負担が小さくて
、適切且つ確実に自転車の制動を行うことができた。そ
して、結局サイクリストが安全に走行を行えるようにな
った。 [0024]
【実施例】
次に、図1乃至図8を参照しながら本発明の第1の実施
例を示す。 [0025] 図1、図7及び図8に示すように、自転車用制動操作装
置1は、ハンドルバーHのグリップG近傍に取り付ける
ブラケット2と、このブラケット2にレバー軸3を介し
て揺動自在に支持された操作レバー4とを備えている。 前記レバー軸3周りには、レバーばね3aを介装してあ
り、このレバーばねのばね足を、前記ブラケット2側と
、操作レバー4とに夫々当接させて、前記操作レバー4
を移動始端側に付勢しである。又、前記ブラケット2は
、前記操作レバー4を支持する横断面矩形のブラケット
本体5と、このブラケット本体5をハンドルバーに取り
付ける取付体6とよりなり、その全体を樹脂で外包しで
ある。操作力を伝達するために設けたワイヤ構造体Wは
、操作ワイヤたるインナーワイヤ■とこのインナーワイ
ヤエを外包するアウター筒0よりなり、前記ブラケット
本体5の右上部には前記アウター筒0を支持すると共に
前記アウター筒○に対するインナーワイヤエの露出長さ
を調整可能なアウター受部7を設けである。したがって
、前記インナーワイヤIが牽引された場合には、静止状
態にあるアウター筒0に対してインナーワイヤ■が相対
移動することになる。すなわち、自転車用制動操作装置
1は前記操作レバー4の操作に伴って、この操作レバー
4に連動連結されたインナーワイヤ■をアウター筒0に
対して牽引するものであり、この牽引によって車輪側に
設けた制動装置(図示せず)のブレーキシューをリム圧
接して自転車を制動するために用いるものである。 [0026] 図1に示すように、前記操作レバー4は、前記レバー軸
3を挿通するための貫通孔8をその基部に備え、前記ハ
ンドルバーHへの取り付は時において前記グリップG側
に延出する操作部9の長手方向直交断面を略U字形に形
成しである。又前記操作レバー4の基部側には、このレ
バーの揺動時において前記ブラケット本体5の内部へ出
退可能な狭幅部10を形成しである。尚、前記貫通孔8
の下方には、後述する設定突起11を突出させである。 [0027] 図1に示すように、前記操作レバー4の全操作行程は、
前記ブラケット本体5に設けた始端設定体12により、
その移動始端Sを規定される一方、移動終端eを前記ア
ウター受は部7の調節による前記インナーワイヤエの引
出し量又はグリップGとの当接により規定されて一定量
に定められる。ここで、前記操作レバー4の移動始端S
は、前記ブラケット本体5内の前記レバー軸3下方に設
けた始端設定体12に、前記操作レバー4の設定突起1
1を当接させて規定しである。この始端設定体12は、
前記ブラケット本体5に調整ねじ12aを螺合してその
先端部12bを前記設定突起11に当接可能に配置し、
この調整ねじ12aにその回動を規制するためのコイル
ばね12cを外装してなる。すなわち、前記調整ねじ1
2aの回動量によって前記操作レバー4の移動始端Sの
微調整を可能としである。 [0028] 図1及び図5に示すように、前記カム装置Cは、前記イ
ンナーワイヤ■を前記操作レバー4に連動連結するため
のワイヤ連結部として機能するワイヤ連結具13と、前
記操作レバー4に形成した移動許容面たる長孔14と、
前記ブラケット本体5に形成したカム面たるカム溝15
とよりなる。 [0029] 図1及び図5に示すように、前記ワイヤ連結具13は、
前記長孔14及びカム溝15に摺接するカムフォロア1
6と、このカムフォロア16に前記インナーワイヤエを
連結するワイヤ係止具17とよりなる。前記カムフォロ
ア16は、段部を備えた金属製のワイヤ掛軸16aの中
央部に樹脂管16bと金属管16cとを順次外嵌する一
方、その両端部にフランジを備えた樹脂製の樹脂ローラ
ー16dを外嵌しである。尚、これら前記ワイヤ掛軸1
6aに外嵌される部材は、その全てが前記ワイヤ掛軸1
6aに対して回動自在に外嵌しであると共に、前記樹脂
管16b及び樹脂ローラー16dには、摩擦抵抗が小さ
く且つ耐摩性の強い樹脂を用いである。又、前記ワイヤ
係止具17は、門型に折り曲げた基材17aの画先端部
に前記ワイヤ掛軸16aを挿通させるための掛軸孔17
bを形成し、前記基材17aの一側に前記インナーワイ
ヤ■の膨大したニップル■1を挿通させるためのニップ
ル孔17cを形成し、前記基材17aの中央部に、イン
ナーワイヤ■を側方より挿通可能とすると共に前記ニッ
プル■1を係止するための挿通用長孔17dを前記ニッ
プル孔17cにつながるまで連続形成してなる。 [00301 図5及び図8に示すように、前記カム溝15は、前記ブ
ラケット本体5の両側に形成してあり、その詳細形状は
後述する。又、前記長孔14は、その長手方向を前記レ
バー軸3を中心とする放射方向に向けて前記操作レバー
4の狭幅部10に形成しである。そして、前記カムフォ
ロア16の前記金属管16cを前記長孔14に内装し、
且つ、前記樹脂ローラー16dを前記カム溝15に内装
しである。そして、さらに、前記ワイヤ係止具17にお
ける前記基材17aの両側部を前記長孔14の再検に位
置させると共に前記掛軸孔17bに前記ワイヤ掛軸16
aを挿通させて前記ワイヤ係止具17を前記カムフォロ
ア16に連結し、前記操作レバー4の揺動操作に伴って
、前記ワイヤ連結具13を揺動させると共にこのワイヤ
連結具13のカムフォロア16を前記レバー軸3に近接
及び離隔移動させるように構成しである。尚、前記各樹
脂ローラー16dの両フランジを前記カム溝15の両側
縁に当接させることによって、前記各樹脂ローラー16
dの前記レバー軸3方向に対する移動を規制してあり、
この状態で前記樹脂ローラー16dを前記ワイヤ掛軸1
6aの両段部に各別に当接させることによって、このワ
イヤ掛軸16aの抜けを防止している。 [0031] 上述の構成によれば、図4に示すように、前記各レバー
位置での操作により前記操作レバー4側に作用するモー
メントは、前記ワイヤ連結具13側に伝達されることと
なる。前記操作レバー4側に作用するモーメントは、前
記各レバー位置において加えられる入力Pと、前記レバ
ー軸3から前記入力方向に沿う入力方向線に下ろした垂
線の足の長さで規定される入力腕の長さしとの積で求め
られる。 この入力Pの値及び方向は、前記操作レバー4の操作に
伴って変化するものの、その変化量は微少とみなしても
よいため、前記各レバー位置に係わらず前記入力腕の長
さしは前記操作レバー4の全操作行程中はぼ一定となる
。一方、前記ワイヤ連結具13側のモーメントは、前記
操作レバー4への入力Pに起因して前記インナーワイヤ
■の延出方向に作用する出力Qと、前記レバー軸3から
前記インナーワイヤエの延出方向に沿う出力方向線に下
ろした垂線の足の長さで規定される出力腕の長さMとの
積により求められる。前記操作レバー4側のモーメント
と前記ワイヤ連結具13側のモーメントとの値は、はぼ
同一であるため、次式が成立する。 PxL  =  QXM        (a)Q  
=  (PxL)/M      (b)すなわち、前
記出力腕の長さMを変化させれば、前記出力Qを調整す
ることができる。 [0032] 本実施例においては、前記操作レバー4の移動始端Sと
移動終端eとの間の行程中であって前記移動始端S側の
空引き行程S1よりも前記移動終端e側の位置において
前記ワイヤ連結具13を前記レバー軸3に最も近接させ
て前記出力腕の長さMを短くするように、前記カム溝1
5を前記レバー軸3とは反対側に屈曲する形状に形成し
である。 [0033] さらに、図4を参照しながら、前記インナーワイヤ■側
の出力Q値、前記力伝達比PR及びワイヤ牽引比MR相
互間の関係について説明する。ここで、あるレバー位置
における前記操作レバー4側への単位人力Pにより前記
操作部9が移動する微少距離をdδpとし、この入力に
よって前記インナーワイヤ■が牽引された微少距離をd
δqとすれば、運動量保存の法則により、次式が成立す
る。 PXdδp   =   QXdδq  (c)[00
34] 上記(c)式を変形すると、次の通りとなり、前記操作
レバー4側に作用するモーメントの入力P値はほぼ一定
と考えると、前記ワイヤ牽引比MRは前記インナーワイ
ヤ■側の出力Q値に反比例することが理解される。 P/Q=dδq/dδp=MR(d) [0035] さらに上記(d)式を変形すると、次の通りとなり、前
記力伝達比PRは前記ワイヤ牽引比MRに反比例するこ
とが理解される。 PR=  1/MR(e) [0036] ここで、さらに、前記カム溝15の形状を、前記力伝達
比PR及びワイヤ牽引比MRのグラフを参照しながら説
明する。 図2に示す曲線f1は、前記インナーワイヤIの牽引量
を横軸とした前記力伝達比PRのグラフであり、図3に
示す曲線f2は、前記操作レバー4の操作量を横軸とし
た前記ワイヤ牽引比MRのグラフである。操作レバー4
の全牽引行程は移動始端Sより移動終端eに至るまで連
続する3つの行程、すなわち、ブレーキシューがリムに
接触するまでの空引き行程S1と、ブレーキシューがリ
ムに接触してから自転車の制動を行うことの可能な制動
行程S2と、ブレーキシューとリムとがブロックするこ
とにより自転車タイヤがスリップを起こしていわゆるス
キッド状態となるスキッド行程S3とよりなる。尚、制
動行程S1における移動始端S側範囲には、ブレーキシ
ューを含む制動装置や操作レバー4のがたつき、前記イ
ンナーワイヤエのたるみ等の自転車制動系における遊び
を相殺(off−5et)するように遷移する遷移行程
S4が空引き行程S1に連続して存在している。したが
って、本来的には、ブレーキが有効に作用するのは、遷
移行程S4よりも前記移動終端e側の位置である。 [0037] 本実施例においては、図2に示す如く前記力伝達比PR
が、前記制動行程S2の範囲内であって遷移行程S4よ
りも前記移動終端e側の位置において最大極大値MAX
をとるように、図6に示す如く前記制動行程S2に対応
する前記カム溝を前記レバー軸3に近接させである。す
ると、前記力伝達比PRに反比例する前記ワイヤ牽引比
MRは、図3に示すように、前記制動行程S2の範囲内
であって遷移行程S4よりも前記移動終端e側の位置に
おいて極小最小値MINをとることになる。したがって
、前記制動行程S2中においては、前記力伝達比PRが
大きいことに起因して、前記操作レバー4に加える力が
小さくても自転車の制動を強力に行うことができる。又
、同行程S2においては、前記ワイヤ牽引比MRの値が
小さいことに起因して、前記操作レバー4を大きく操作
する割には前記インナーワイヤIの牽引量が少なくてブ
レーキシューがリム側に少しずつ移動するので、自転車
の制動調整を微妙に行うことができる。 [0038] 又、前記空引き行程S1の範囲内では前記力伝達比PR
の値を小さくするように、図6に示す如く前記空引き行
程S1に対応する前記カム溝15を前記レバー軸3から
離隔させであるので、これに伴って、図3に示すように
、前記ワイヤ牽引比MRが小さくなる。したがって、ブ
レーキシューとリムとの間隔を広く設定しておいても、
前記操作レバー4を少し操作しただけですぐにリムに接
触するようにブレーキシューを移動させることができる
。そして、その結果、迅速な制動操作が可能となる。 [0039] さらに、前記スキッド行程S3の範囲内でも前記力伝達
比PRの値を小さくするように、図6に示す如く前記ス
キッド行程S3に対応する部分の前記カム溝15を前記
レバー軸3から離隔させである。したがって、前記スキ
ッド行程S3の範囲内においては、前記操作レバー4の
操作力が前記インナーワイヤIに伝わりにくくなり、前
記操作レバー4を強く引きすぎても、スキッドの発生す
る危険性が少なくなる。しかも、前記操作レバー4の操
作力が前記インナーワイヤIに伝わりにくくなると、サ
イクリストは操作レバー4の引きが急に重くなったよう
に感じるため、スキッドの発生を未然に察知することが
できる。又、前記操作レバー4の全操作行程の内の大部
分の行程を前記制動行程S2としであるので、前記自転
車の制動調整をより微妙に行うことができる。 [0040] 尚、図2及び図3に示す曲線fl、f2より明かなよう
に、前記制勤行程S2中における前記力伝達比PRの平
均値は、前記空引き行程S1と前記スキッド行程S3と
の夫々における前記力伝達比PRの平均値よりも充分に
大きく設定しであるので、上述の作用・効果を充分に奏
することができる。 [0041] ところで、図2に示す曲線g1は、上述の従来構造によ
る前記インナーワイヤエの牽引量を横軸とした前記力伝
達比PRのグラフを示し、図3に示す曲線g2は、上述
の従来構造による前記操作レバー4の操作量を横軸とし
た前記ワイヤ牽引比MRのグラフを示すものである。又
、図3に示す82“ は、上述の従来構造による制勤行
程を示すものである。本発明の制勤行程S2は、従来の
制勤行程82′ よりも広くなっており、且つ、図2に
示すように、この範囲内において前記力伝達比PRが従
来よりも大きくなっているので、従来よりも小さな操作
力で自転車の制動を強力に行うことができながら、その
微調整がし易くなっていることが理解される。 [0042] 尚、本実施例では、いわゆるマウンテンパイク等のフラ
ットハンドルに好適な自転車用制動操作装置を示したが
、本発明は、ドロップハンドル等のあらゆる形状のハン
ドルに対しても実施することができる。 [0043] 〔別実施例〕 上述の実施例においては、前記力伝達比調整機構Cをカ
ム装置で構成したが、この力伝達比調整機構Cはカム装
置に限らず種々の改変が可能であり、その改変例たる別
実施例を以下に示す。尚、上記第1の実施例と同様の構
成については、同番号を付しである。 [0044] まず、本発明の第2の実施例を、図9を参照しながら説
明する。同図におX/)で20は、前記操作レバー4の
回動に伴って前記レバー軸3周りに回動する前記インナ
ーワイヤIの巻取り体である。この巻取り体20は、そ
の外周部21の一部に前記ニップル■1の係止部22を
設けてあり、前記操作レバー4の引き操作に伴って前記
インナーワイヤ■をその外周部21に巻取り、これを牽
引するように構成しである。そして、前記レバー軸3か
ら前記外周部21に至る距離を前記各レバー位置に対応
させて異ならせ、前記ワイヤ側モーメントの腕の長さM
を変化させることによって、前記力伝達比PRを調整さ
せである。 [0045] 次に、本発明の第3の実施例を、図10を参照しながら
説明する。前記操作レバー4の基部−側に軸22を突設
すると共に、この軸22周りに回動自在な状態でワイヤ
係止具23を枢着しである。そして、前記操作レバー4
の引き操作時における回転方向前方に、前記インナーワ
イヤIと当接可能な当接ローラー24を前記ブラケット
本体5に枢着しである。すなわち、かかる構成によって
、前記操作レバー4の引き操作に伴って、前記インナー
ワイヤIが前記レバー軸3に近接し、これによって前記
出力腕の長さMが漸次短くなる。そしてさらに引き操作
を続けると、前記インナーワイヤエが前記当接ローラー
24に当接して、前記操作ワイヤ側モーメントの出力Q
の方向が変わり、これによって前記出力腕の長さMが再
び長くなり始める。前記前記レバー軸3に近接し、これ
によって前記出力腕の長さMが短くなる。本実施例では
、このようにして、前記力伝達比PRを調整させである
。 [0046] 次に、本発明のさらに別の実施例を列挙する。 (a)  上述の実施例においては、前記出力腕の長さ
Mを変化させて前記力伝達比PRを調整したが、前記入
力腕の長さしを変化させて前記力伝達比PRを調整する
ように構成してもよく、又、これら双方の腕の長さり、
Mを変化させてもよい。例えば、前記操作レバー4を2
本のリンクで前記ブラケット本体5に揺動可能に取り付
けて4連リンクを構成し、これらのリンクの枢支部間隔
を適当に設定することによって、前記入力腕の長さしを
変化させることができるため、上述の如く所望の値に前
記力伝達比PRを調整させることができる。 [0047] (b)  上述の実施例においては、前記操作レバー4
側に加えた仕事量が、直接的に操作ワイヤ■側へ伝達さ
れるように構成したが、同じ仕事量が間接的に伝達され
るように構成してもよい。例えば、前記操作レバー4の
引き操作に伴って、揺動する圧縮コイルばねを前記操作
レバー4と前記ブラケット本体5との間に介装し、前記
空引き行程S1内においては前記圧縮コイルばねを圧縮
させて前記仕事量を蓄させることにより前記力伝達比P
Rを低下させる一方、前記制勤行程S2内においては圧
縮コイルばねの押圧を開放して前記仕事量を放出させる
ことにより前記力伝達比PRを増大させるようにすれば
よい。又、前記操作レバー4の揺動量に対する前記圧縮
コイルばねの中心軸の向きを適当に設定することによっ
て前記スキッド行程S3内において前記力伝達比PRを
再び低下させることが可能である。これらの構成によっ
て、上述の如く所望の値に前記力伝達比PRを調整させ
ることができる。 [0048] (c)  本発明において、前記力伝達比PRの最大極
大値MAXとは、上述の図2に示す関数曲線f1のよう
に1点のみを意味するのではなく、図11に示す関数曲
線f3ように、一定の幅を有する場合も含むものとする
。又、これと同様に、前記ワイヤ牽引比MRの最小極小
値MINについても一定の幅を有する場合も含むものと
する。ところで、図11に示す関数曲線f3は最も本発
明に適した曲線であり、前記制勤行程S2内における前
記力伝達比PRの最大極大値MAXに一定の幅をもたせ
ておけば、同行程内における上述の作用・効果を安定し
て発揮させることができる。又、前記制勤行程S2とス
キッド行程S3との境界部付近で前記力伝達比PRが急
に小さくなる様にしておけば、操作レバー4の引き抵抗
が急に増大するため、サイクリストは、スキッドの危険
性をはっきりと認識することができる。尚、前記遷移行
程S4よりも前記移動終端e側の位置に前記最大極大値
MAXを設定すべく、前記関数曲線f3を、同図の鎖線
に示す経路を辿らせるように設定してもよい。 [0049] (d)  上述の実施例においては、前記移動許容面1
4を前記長孔として形成すると共に前記カム面15を前
記カム溝として形成し、そして、前記カムフォロア16
をこれらに内装したが、これらの構成は種々の改変が可
能である。例えば、2カムフォロアを突起に摺接させる
ように構成してもよい。 [00501 (e)  上述の実施例においては、アウター筒Oを持
ったワイヤ構造体Wを用いたが、前記インナーワイヤI
のみを用いることも可能である。 [0051] 尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかる縦断面図
【図2】 力伝達比のグラフ
【図3】 ワイヤ牽引比のグラフ
【図4】 原理図
【図5】 ブラケット本体及びワイヤ連続具の分解図
【図6】 ブラケット本体の側面図
【図7】 ブラケット本体のみの平面図 [図8] 図1のVIII −VIII線断面図
【図9】 第2実施例にかかるレバー軸近傍の要部を示す図
【図1
01 第3実施例にかかるレバー軸近傍の要部を示す図【図1
1】 力伝達比のさらに別の実施例を示すグラフ
【符号の説明】
4   操作レバー ■   操作ワイヤ P   単位力 Q   出力 PR力伝達比 C力伝達比調整機構 MAX  力伝達比の最大極大値 S   移動始端 e   移動終端 Sl  空引き行程 S3  スキッド行程
【書類名】
図面
【図1】
【図2】
【図31 【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図101 【図11】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバー(4)の操作に伴って、この操
    作レバー(4)に連動連結された操作ワイヤ(I)を牽
    引することの可能な自転車用制動操作装置において、前
    記操作レバー(4)にその各レバー位置で単位力(P)
    を入力した場合に前記操作ワイヤ(I)側に生ずる出力
    (Q)を前記単位力(P)で除して規定される力伝達比
    (PR)の値を、前記操作レバー(4)の操作に伴って
    調整する力伝達比調整機構(C)を設け、前記力伝達比
    (PR)の最大極大値(MAX)を、前記操作レバー(
    4)の移動始端(s)と移動終端(e)との間の行程中
    であって前記移動始端(s)側の空引き行程(S1)よ
    りも前記移動終端(e)側の位置に設定した自転車用制
    動操作装置。
  2. 【請求項2】操作レバー(4)の操作に伴って、この操
    作レバー(4)に連動連結された操作ワイヤ(I)を牽
    引することの可能な自転車用制動操作装置において、前
    記操作レバー(4)にその各レバー位置で単位力(P)
    を入力した場合に前記操作ワイヤ(I)側に生ずる出力
    (Q)を前記単位力(P)で除して規定される力伝達比
    (PR)の値を、前記操作レバー(4)の操作に伴って
    調整する力伝達比調整機構(C)を設け、前記力伝達比
    (PR)の最大極大値(MAX)を、前記操作レバー(
    4)の移動始端(s)と移動終端(e)との間の行程中
    における、前記移動始端(s)側の空引き行程(S1)
    よりも前記移動終端(e)側であって且つ前記移動終端
    (e)側のスキッド行程(S3)よりも前記移動始端(
    s)側の位置に設定した自転車用制動操作装置。
  3. 【請求項3】前記空引き行程(S1)と前記スキッド行
    程(S3)との間の制動行程(S2)中における前記力
    伝達比(PR)の平均値を、前記空引き行程(S1)と
    前記スキッド行程(S3)との夫々における前記力伝達
    比(PR)の平均値よりも大きく設定して前記力伝達比
    調整機構(C)を構成した請求項2記載の自転車用制動
    操作装置。
  4. 【請求項4】自転車における制動系の遊びを相殺する行
    程であって前記空引き行程(S1)に連続する遷移行程
    (S4)よりも前記移動終端(e)側の位置に、前記最
    大極大値(MAX)を設定してある請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の自転車用制動操作装置。
  5. 【請求項5】前記操作レバー(4)に、前記各レバー位
    置での前記操作レバー(4)の操作により前記操作レバ
    ー(4)側に作用するモーメントが前記操作ワイヤ(I
    )側に伝達されるように前記操作ワイヤ(I)を連動連
    結してあり、前記力伝達比調整機構(C)が、前記操作
    レバー(4)側における前記モーメントの腕の長さ(L
    )に対する前記操作ワイヤ(I)側における前記モーメ
    ントの腕の長さ(M)の比を変動させて前記力伝達比(
    PR)を調整する機構である請求項1乃至4のいずれか
    に記載の自転車用制動操作装置。
  6. 【請求項6】前記操作レバー(4)をレバー軸(3)を
    介してブラケット(2)に枢支すると共にワイヤ連結部
    (13)を介して前記操作ワイヤ(I)を前記操作レバ
    ー(4)に連動連結し、前記モーメントの腕の長さの比
    を変動させる機構を、前記操作レバー(4)の操作に伴
    って、前記ワイヤ連結部(13)を揺動させると共にこ
    のワイヤ連結部(13)を前記レバー軸(3)に近接及
    び離隔移動させ、且つ、前記力伝達比(PR)の最大極
    大値(MAX)に対応する前記レバー位置において前記
    ワイヤ連結部(13)を前記レバー軸(3)に最も近接
    させるカム装置(C)で構成した請求項5記載の自転車
    用制動操作装置。
  7. 【請求項7】前記操作レバー(4)に前記ワイヤ連結部
    (13)の前記レバー軸(3)に対する近接及び離隔移
    動を許容する移動許容面(14)を設け、且つ、前記ブ
    ラケット(2)に前記操作レバー(4)の操作に伴って
    前記ワイヤ連結部(13)を前記レバー軸(3)に近接
    及び離隔移動させるカム面(15)を設けて前記カム装
    置(C)を構成した請求項6記載の自転車用制動操作装
    置。
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