JP3393311B2 - 車両用液圧マスタシリンダ装置 - Google Patents
車両用液圧マスタシリンダ装置Info
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Description
ンドル車両のクラッチやブレーキを液圧作動する液圧マ
スタシリンダ装置に係り、特に液圧マスタシリンダと操
作レバーとの間にプッシュロッドを備えた構造の液圧マ
スタシリンダ装置に関する。
タシリンダ装置として、例えば実公平4−34157号
公報に示されるものがある。この技術は、液圧マスタシ
リンダのシリンダボディに穿設されたシリンダ孔にピス
トンを内挿し、該シリンダボディに操作レバーをピボッ
トにて枢支し、該操作レバーと前記ピストンとの間にプ
ッシュロッドを介装しており、ピストンとシリンダ孔の
底部との間に画成される液圧室にはリターンスプリング
が縮設され、ピストンとプッシュロッドと操作レバー
は、このリターンスプリングによって非作動方向へ付勢
されている。
ては、操作レバーに交換の必要を生じた場合に、ピボッ
トを引抜いて操作レバーを取外すと、プッシュロッドが
脱落するほか、シリンダ孔の内部に収容されるピストン
やリターンスプリングの構成部材が、リターンスプリン
グの弾発力で飛出して紛失や損傷の虞があり、また新規
の操作レバーを組付けする場合には、上述の構成部材を
リターンスプリングの弾発力に抗して組付けしなければ
ならない煩わしいものであった。更に、ピストンがシリ
ンダ孔から抜き差しされると、ピストンに嵌着したカッ
プシールをシリンダ孔の開口部等に引掛けて損傷し、カ
ップシールの寿命を早めたり交換を余儀なくされること
がある。
となる操作レバーのグリップ部とバーハンドルのグリッ
プとの間隔や、操作レバーからピストンへの押圧力とな
るレバー比を変更することができなかった。
や操作レバーのレバー比を変更できるようにしつつ、操
作レバーの交換を短時間で簡便に行なうことのできる液
圧マスタシリンダ装置を提供することを目的としてい
る。
め、第1発明では、液圧マスタシリンダのシリンダ孔に
内挿されるピストンと、前記液圧マスタシリンダにピボ
ットにて枢支される操作レバーと、該操作レバーの操作
にて前記ピストンを押動するプッシュロッドとを備え、
該プッシュロッドを前記シリンダ孔の中心軸線上に配設
した車両用液圧マスタシリンダ装置において、前記操作
レバーとプッシュロッドとを交差方向に配設すると共
に、操作レバーの全体をプッシュロッドの上方位置また
は下方位置にオフセットし、該プッシュロッドの先端
を、前記シリンダ孔の開口部に装着したロッド支持部材
の係止孔に係着して、プッシュロッドをロッド支持部材
に揺動可能に保持すると共に、前記シリンダ孔から外部
へ突出するプッシュロッドの軸部のおねじに円柱状のカ
ラーを螺着し、該プッシュロッドとカラーとの螺合状態
を固定手段にて保持し、前記操作レバーに上下方向へ貫
通形成した円形の差込み孔に前記カラーの上半部または
下半部を回動可能に挿通することにより、前記操作レバ
ーを前記プッシュロッドに係脱可能に連結する。
ダのシリンダ孔に内挿されるピストンと、前記液圧マス
タシリンダにピボットにて枢支される操作レバーと、該
操作レバーの操作にて前記ピストンを押動するプッシュ
ロッドとを備え、該プッシュロッドを前記シリンダ孔の
中心軸線上に配設した車両用液圧マスタシリンダ装置に
おいて、前記操作レバーとプッシュロッドとを交差方向
に配設すると共に、操作レバーの全体をプッシュロッド
の上方位置または下方位置にオフセットし、該プッシュ
ロッドの先端を、前記シリンダ孔の開口部に装着したロ
ッド支持部材の係止孔に係着して、プッシュロッドをロ
ッド支持部材に揺動可能に保持すると共に、前記シリン
ダ孔から外部へ突出するプッシュロッドの軸部のおねじ
に円柱状のカラーを螺着し、且つプッシュロッドとカラ
ーとの螺合状態を固定手段にて保持し、前記操作レバー
のシリンダ孔開口側に円弧状に切り欠いた係合凹部に前
記カラーを回動可能に係合し、前記操作レバーと前記液
圧マスタシリンダとの間に戻しばねを張設し、該戻しば
ねの付勢力にて前記カラーと係合凹部との係合状態を保
持することにより、前記操作レバーを前記プッシュロッ
ドに係脱可能に連結する。
または係合凹部を複数個形成し、該差込み孔または係合
凹部と前記ピボットとの距離を、それぞれ異ならせる。
操作レバーを液圧マスタシリンダのレバー支持腕と係合
しない位置へカラーを支点に回動し、操作レバーをプッ
シュロッドと反対方向へ移動して、カラーの上半部また
は下半部を差込み孔から引き抜くことにより、操作レバ
ーが取外される。第2発明の構成では、ピボットを引抜
くと共に戻しばねを取外し、操作レバーをシリンダ孔と
反対方向へ移動して、係合凹部とカラーとの係合を解除
し、さらに操作レバーをプッシュロッドと反対方向へ移
動することによって、操作レバーが取外される。また上
記両発明では、プッシュロッドとカラーとが螺合状態の
ままロッド支持部材に残される。
着したカラーを、操作レバーの複数の差込み孔または係
合凹部のいずれか1つに選択的に収容することにより、
回動支点となるピボットから力点となる操作レバーのグ
リップ部までの距離に対して、ピボットからピストンへ
の作用点となるカラーまでの距離、即ちレバー比が変更
される。
ブレーキ用に適用した一実施例を図1乃至図3に基づい
て説明する。液圧マスタシリンダ装置1は、バーハンド
ル2の右端に配設されたアクセルグリップ3に近接して
取付けられる液圧マスタシリンダ4と、該液圧マスタシ
リンダ4のシリンダボディ5にピボット6にて枢支され
る操作レバー7と、該操作レバー7と液圧マスタシリン
ダ4との間に介装されるアジャスト機構8とからなって
いる。
てバーハンドル2に固定される上述のシリンダボディ5
を、バーハンドル2から車体前方へ突出配置した縦置き
型で、シリンダボデイ5に前端へ開口して設けられたシ
リンダ孔10には、ピストン11が液密且つ移動可能に
内挿され、該ピストン11とシリンダ孔10の底部との
間に液圧室12が画成される。
ス13の端部に固着された連結プラグ14が抑え板15
にて固定されており、シリンダ孔10は、この連結ホー
ス13と上壁5aに穿設されたリリーフポート16a及
びサプライポート16bとを通して、別途に配設された
図示しないリザーバと連通している。またシリンダ孔1
0の上壁5aには、アウトレットポート17が液圧室1
2に連通して設けられており、液圧室12で昇圧した作
動液を、このアウトレットポート17から、ブレーキホ
ースを介してフロントブレーキ(いずれも図示せず)へ
供給するようになっている。
1の後退限規制を兼ねたロッド支持部材18が止め輪1
9にて装着されており、ロッド支持部材18の中央部に
は、シリンダ孔10の内側に拡がる球面状凹部20a
と、シリンダ孔10の外側に拡径するテーパ孔20bと
を連ねた係止孔20が設けられている。
ル21a,21bが嵌着され、該ピストン11の前面に
スプリング収容凹部11aが形成されると共に、後面に
球面座11bが凹設されている。シリンダ孔10の底壁
5bとピストン11のスプリング収容凹部11aとの間
には、リターンスプリング22が縮設されており、ピス
トン11は、リターンスプリング22の弾発力にてシリ
ンダ孔10の開口部方向へ付勢され、その後退限をロッ
ド支持部材18との当接にて規制される。
一対のレバー支持腕5c,5cが、シリンダボディ5の
やや下側から前方へ向けて突設されており、前記操作レ
バー7は、基端7aをレバー支持腕5c,5cの間に挟
み込み、先端側のグリップ部7bをアクセルグリップ3
の前方に対向させながら、両支持腕5c,5cのボルト
挿通孔5d,5dにねじ止めされるピボット6を、基端
7aの軸孔7cに挿通して回動可能に枢支される。レバ
ー支持腕5c,5cは、上述のようにシリンダボディ5
の下側にずれているため、操作レバー7は、シリンダ孔
10の中心軸線L1と、該中心軸線L1上に位置する後
述のプッシュロッド24よりも下方位置に、長さP1分
オフセットして取付けられ、操作レバー7の全体がプッ
シュロッド24の下側に位置する。
作レバー7の基端7a近傍には、2つの差込み孔7d,
7eが、ピボット6から異なる距離に上下方向へ貫通し
て設けられており、これら差込み孔7d,7eに、前記
アジャスト機構8のカラー23を選択的に収容するよう
にしている。
び差込み孔7d,7eと、カラー23にねじ螺合するプ
ッシュロッド24と、カラー23及びプッシュロッド2
4のねじ螺合状態を保持する固定手段25とで構成され
る。また固定手段25は、鋼球等の球体26と弾発用の
コイルばね27とを組合わせしたボールプランジャ28
と、該ボールプランジャ28を抜け止めする止め栓29
と、プッシュロッド24に形成される4条の係合溝24
cとからなっている。
孔7d,7eと同径の円柱体で形成されており、円柱体
の略中央部には半径方向のめねじ孔23aが貫通形成さ
れ、また上半部の中心軸上には、上記めねじ孔23aに
連通する小径の装着孔23bと、円柱体の上面に開口す
る大径のめねじ孔23cとが連設されている。プッシュ
ロッド24には、先端に大径の球状頭部24aが一体形
成され、基端側外周におねじ24bと上述の係合溝24
cとが設けられている。係合溝24cは断面V字状に形
成され、プッシュロッド24の外周に90度間隔で、お
ねじ24bと略同一長さに設けられている。
部材18の係止孔20に球面状凹部20a側から差込
み、先端の球状頭部24aを球面状凹部20aに係止す
ると共に、該球状頭部24aの前部をピストン11の球
面座11bに収容することにより、シリンダ孔10の中
心軸線L1上に揺動可能に保持される。
ロッド24のおねじ24bに螺着してプッシュロッド2
4に取り付けられ、該カラー23から突出するプッシュ
ロッド24の先端に、回転用のつまみ30が螺着され
る。前記操作レバー7は、このようにして取り付けられ
たプッシュロッド24の下側に位置しており、プッシュ
ロッド24に螺着したカラー23の円柱体の下半部を操
作レバー7の一方の差込み孔7dに挿通することによ
り、操作レバー7とプッシュロッド24とが上下方向へ
係脱可能に連結される。
カラー23の装着孔23bに収容され、該カラー23の
めねじ孔23cに止め栓29が螺着される。ボールプラ
ンジャ28の球体26は、コイルばね27にてめねじ孔
23a方向へ弾発され、プッシュロッド24の上部に回
動したいずれかの係合溝24cに嵌合してプッシュロッ
ド24を回り止めし、プッシュロッド24とカラー23
との螺合状態を保持する。
の回転操作によって、ボールプランジャ28の球体26
と係合溝24cとを係脱しながら回転し、該プッシュロ
ッド24の回転により、カラー23と操作レバー7とが
ピボット6を支点に一体に回動して、操作レバー7のグ
リップ部7bとアクセルグリップ3との間隔である握り
代が拡縮される。またカラー23を、ピボット6寄りの
差込み孔7dからその外側の差込み孔7eへ差し替える
ことにより、操作レバー7の回動支点となるピボット6
から力点となるグリップ部7bまでの距離に対して、同
じくピボット6からピストン11への作用点となるカラ
ー23までの距離、即ちレバー比が小さく変更される。
操作レバー7を図2に示す非作動状態から握り操作する
と、操作レバー7がピボット6を支点に回動し、プッシ
ュロッド24が、カラー23を差込み孔7d内で旋回さ
せながら、操作レバー7の回動に合わせてピストン11
に対する向きを変えつつ、ピストン11をシリンダ孔1
0の底部方向へ押動して行く。ピストン11は、液圧室
12のリターンスプリング22を圧縮しながらシリンダ
孔10を前進し、前部側のカップシール21aがリリー
フポート16aを通過すると、液圧室12に収容される
作動液が徐々に昇圧されて行く。液圧室12で昇圧され
た作動液は、前述の如くアウトレットポート17からフ
ロントブレーキへ送られて、前輪の制動作用を行なう。
と、リターンスプリング22がその復元力によってピス
トン11とプッシュロッド24とを非作動方向へ押し戻
し、更にプッシュロッド24が操作レバー7を握り操作
と反対方向に回動させ、該ロッド24の球状頭部24a
がロッド支持部材18の球面状凹部20aに係合して、
図2に示す非作動位置へ復帰する。
バー比の変更を行なうには、まずピボット6を引抜き、
操作レバー7の基端7aが、その上下方向においてレバ
ー支持腕5c,5cと係合しない位置までカラー23を
支点に操作レバー7を回動し、該操作レバー7を下方へ
移動して、カラー23の円柱体の下半部を差込み孔7d
から引き抜くことにより操作レバー7が取外される。プ
ッシュロッド24は、カラー23や固定手段25を現状
のまま装着した状態で液圧マスタシリンダ4側に残さ
れ、液圧マスタシリンダ装置1から分解される部材は、
交換部品である操作レバー7とピボット6の二物品のみ
となる。
の手順で取付けられ、またレバー比の変更では、カラー
23を外側の差込み孔7eに移し替えて嵌合し、同じく
取外しと逆の手順で操作レバー7を再組付けする。
交換やレバー比を変更するために、液圧マスタシリンダ
装置1から分解される部材は、交換部品である操作レバ
ー7と該レバー7を枢支するピボット6の二物品のみ
で、プッシュロッド24とカラー23と固定手段25と
が、現状のまま液圧シリンダ4側に残される。この結
果、操作レバー7を交換するたびにシリンダ孔10内の
構成部材を着脱しなければならなかった従来に較べる
と、これらの作業を頗る短時間で簡便に行なうことがで
き、しかも部品を紛失する虞も殆どなくなる。特に、シ
リンダ孔10のピストン11を着脱しなくて済むので、
ピストン11のカップシール21a,21bを、シリン
ダ孔10の開口部等に引掛けて損傷することがなくな
り、カップシール21a,21bの耐久性をよく保つこ
とができる。
本実施例ではカラー23を収容する操作レバー7の係合
凹部7f,7gの形状と位置とを変更し、また操作レバ
ー7の基端7aとレバー支持腕5cとの間にコイル状の
戻しばね31を追加した点で、上述の実施例と異なって
いる。
開口部と対向する操作レバー7の車体側面の部分を、ピ
ボット6から異なる距離で切欠いたもので、係合凹部7
f,7gのそれぞれはカラー23と同一径の円弧状に形
成されており、一方の係合凹部7fには、プッシュロッ
ド24に螺着したカラー23の円柱体の下半部が係合し
ている。
ピボット6に外挿し、一端31bを上側のレバー支持腕
5cに係止し、他端31cを操作レバー7の基端7aに
係止して図4の如く取付けられる。戻しばね31のセッ
ト荷重は、液圧室12のリターンスプリング22よりも
低く設定されており、また一端31bと他端31cは、
取付け前の自由状態において図4に示す取付け状態より
も内向き近づいている。
端31cのいずれか一方を先に係止しておき、他方をコ
イル部31aが拡径するように外側へ開きながら係止さ
れる。このため、操作レバー7には、戻しばね31から
作動方向の付勢力が、ピストン11をシリンダ孔10内
へ押込まない範囲で作用し、プッシュロッド24と螺合
するカラー23が係合凹部7fの内部と常に隙間なく当
接して、操作レバー7とプッシュロッド24とが上下方
向へ係脱可能に連結される。戻しばね31の付勢力は、
カラー23と係合凹部7fとの当接による操作レバー7
とプッシュロッド24との連結状態を安定して保持す
る。
換やレバー比の変更を行なうには、ピボット6と戻しば
ね31とを取外し、操作レバー7をシリンダ孔10とは
反対側の車体前方へ移動させることによって、カラー2
3と係合凹部7fとの係合が解除され、さらに操作レバ
ー7をシリンダ孔10とは反対側の車体前方へ移動する
ことによって、操作レバー7が取外される。なお、戻し
ばね31は、一端31bと他端31cのいずれか一方
を、レバー支持腕5cか操作レバー7へ係着しておけ
ば、液圧マスタシリンダ装置1からの取外しは操作レバ
ー7のみとなり、レバー交換やレバー比の変更作業で構
成部品を紛失したり損傷する虞が解消される。
交換やレバー比を変更する際には、プッシュロッドとカ
ラーとが液圧マスタシリンダ側に残され、これらの作業
のために取外される部品点数が少なくなるので、操作レ
バーを交換するたびにシリンダ孔内の構成部材を着脱し
なければならなかった従来に較べると、これらの作業を
短時間で頗る簡便に行なうことができ、紛失や損傷の虞
も減少する。特に、シリンダ孔のピストンを着脱しなく
て済むので、ピストンのカップシールを、シリンダ孔の
開口部等に引掛けて損傷することがなくなり、カップシ
ールの耐久性をよく保つことができる。また、プッシュ
ロッドとカラーとを分解したりねじ螺合をいじる必要が
ないので、操作レバーを交換したのちには、交換前の握
り代を自動的に設定することができ、再調整をする必要
がない。
置をバーハンドルへ取付けた一部断面平面図
装置をバーハンドルへ取付けた一部断面平面図
アクセルグリップ、4…液圧マスタシリンダ、5…シリ
ンダボディ、5a…シリンダ孔10の上壁、5b…シリ
ンダ孔10の底壁、5c…レバー支持腕、6…操作レバ
ー7の回動支点となるピボット、7…操作レバー、7a
…操作レバー7の基端、7b…グリップ部、7c…ピボ
ット6を差込む軸孔、7d,7e…差込み孔、7f,7
g…係合凹部、8…アジャスト機構、10…シリンダ
孔、11…ピストン、11b…球面座、12…液圧室、
16a…リリーフポート、16b…サプライポート、1
7…アウトレットポート、18…ロッド支持部材、20
…係止孔、20a…球面状凹部、20b…テーパ孔、2
1a,21b…カップシール、22…リターンスプリン
グ、23…カラー、23a…めねじ孔、23b…装着
孔、23c…めねじ孔、24…プッシュロッド、24a
…球状頭部、24b…おねじ、24c…係合溝、25…
固定手段、26…球体、27…コイルばね、28…ボー
ルプランジャ、29…止め栓、30…つまみ、31…戻
しばね、31a…戻しばね31のコイル部、31b…戻
しばね31の一端、31c…戻しばね31の他端、L1
…シリンダ孔10の中心軸線、P1…シリンダ中心軸線
L1からの操作レバー7のオフセット長さ
Claims (3)
- 【請求項1】 液圧マスタシリンダのシリンダ孔に内挿
されるピストンと、前記液圧マスタシリンダにピボット
にて枢支される操作レバーと、該操作レバーの操作にて
前記ピストンを押動するプッシュロッドとを備え、該プ
ッシュロッドを前記シリンダ孔の中心軸線上に配設した
車両用液圧マスタシリンダ装置において、前記操作レバ
ーとプッシュロッドとを交差方向に配設すると共に、操
作レバーの全体をプッシュロッドの上方位置または下方
位置にオフセットし、該プッシュロッドの先端を、前記
シリンダ孔の開口部に装着したロッド支持部材の係止孔
に係着して、プッシュロッドをロッド支持部材に揺動可
能に保持すると共に、前記シリンダ孔から外部へ突出す
るプッシュロッドの軸部のおねじに円柱状のカラーを螺
着し、該プッシュロッドとカラーとの螺合状態を固定手
段にて保持し、前記操作レバーに上下方向へ貫通形成し
た円形の差込み孔に前記カラーの上半部または下半部を
回動可能に挿通することにより、前記操作レバーを前記
プッシュロッドに係脱可能に連結したことを特徴とする
車両用液圧マスタシリンダ装置。 - 【請求項2】 液圧マスタシリンダのシリンダ孔に内挿
されるピストンと、前記液圧マスタシリンダにピボット
にて枢支される操作レバーと、該操作レバーの操作にて
前記ピストンを押動するプッシュロッドとを備え、該プ
ッシュロッドを前記シリンダ孔の中心軸線上に配設した
車両用液圧マスタシリンダ装置において、前記操作レバ
ーとプッシュロッドとを交差方向に配設すると共に、操
作レバーの全体をプッシュロッドの上方位置または下方
位置にオフセットし、該プッシュロッドの先端を、前記
シリンダ孔の開口部に装着したロッド支持部材の係止孔
に係着して、プッシュロッドをロッド支持部材に揺動可
能に保持すると共に、前記シリンダ孔から外部へ突出す
るプッシュロッドの軸部のおねじに円柱状のカラーを螺
着し、且つプッシュロッドとカラーとの螺合状態を固定
手段にて保持し、前記操作レバーのシリンダ孔開口側に
円弧状に切り欠いた係合凹部に前記カラーを回動可能に
係合し、前記操作レバーと前記液圧マスタシリンダとの
間に戻しばねを張設し、該戻しばねの付勢力にて前記カ
ラーと係合凹部との係合状態を保持することにより、前
記操作レバーを前記プッシュロッドに係脱可能に連結し
たことを特徴とする車両用液圧マスタシリンダ装置。 - 【請求項3】 前記差込み孔または係合凹部を複数個形
成し、該差込み孔または係合凹部と前記ピボットとの距
離をそれぞれ異ならしめることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の車両用液圧マスタシリンダ装置。
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JP33111593A JP3393311B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用液圧マスタシリンダ装置 |
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JPH07187047A JPH07187047A (ja) | 1995-07-25 |
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Publication number | Publication date |
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JPH07187047A (ja) | 1995-07-25 |
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