JPH08216872A - 車両用圧縮機制御装置 - Google Patents

車両用圧縮機制御装置

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JPH08216872A
JPH08216872A JP2807995A JP2807995A JPH08216872A JP H08216872 A JPH08216872 A JP H08216872A JP 2807995 A JP2807995 A JP 2807995A JP 2807995 A JP2807995 A JP 2807995A JP H08216872 A JPH08216872 A JP H08216872A
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JP
Japan
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pressure
compressor
limit value
tank
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JP2807995A
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Inventor
Tsuyoshi Hajikano
強 初鹿野
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Publication date
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安全性を確保しながら低騒音化を図る。 【構成】圧縮機とそれを別々に駆動する電動機を2組設
ける。そして、圧縮機からの圧縮空気を蓄えるタンク内
の圧力を検出し、圧力が所定の下限値以下となったとき
には圧縮機を圧力が所定の上限値となるまで運転させる
第1,第2調圧器34,36を設ける。また、タンク内
の圧力が下限値以下となったときには、上限値となるま
で一方の電動機を運転させ、次に下限値以下となったと
きには切換継電器54の接点56,58を切り換えて他
方の電動機を運転させ交互に切り換えて運転させる。更
に、電源投入時には、第1〜第3補助継電器94,10
2,110により、両電動機をタンク内圧力が上限値と
なるまで運転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両に搭載され、
ドアの開閉駆動やブレーキの駆動等に用いられる圧縮空
気を供給する圧縮機の運転を制御する車両用圧縮機制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道車両のドアの開閉やブレ
ーキの駆動等には圧縮空気が用いられており、圧縮機か
らの圧縮空気をタンクに蓄え、タンクから圧縮空気を供
給できるようにしている。そして、タンク内の圧力を検
出して、圧力が下限値以下となったときには圧縮機を圧
力が上限値となるまで運転させる調圧器を設け、消費さ
れた圧縮空気を補充できるようにしている。また、車両
運行中の圧縮機の稼動率が、約15%程度になるよう
に、圧縮機の容量が選定されている。
【0003】圧縮機が1台であると、圧縮機の故障や圧
縮機を駆動する電動機の故障が生じた場合、タンクに圧
縮空気を蓄えることができなくなる。そこで、万一の故
障の場合の安全性の向上を図るため、前記1台の場合の
圧縮機の容量と同程度となるように2台の圧縮機を設け
て、圧力が下限値以下となった場合には2台の圧縮機を
運転するように構成することも考えられている。これに
より、一方が故障した場合には、他方の圧縮機のみを運
転して取りあえず安全に運転できるようにすることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧縮機
の騒音は乗客の乗心地を悪化させるばかりでなく、沿線
の環境にも大きな影響を与える。いわゆる新交通システ
ムと呼ばれるものの場合、市街地に敷設され、特にビル
の谷間を建物に接近して走行する場合があり、騒音が沿
線の住民やビル内の職場環境に大きな影響を与えるとい
う問題があった。
【0005】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、安全性を確保しながら低騒音化を図った車
両用圧縮機制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、圧縮機からの圧縮空気を蓄えるタンク
内の圧力を検出し、該圧力が所定の下限値以下となった
ときには前記圧縮機を前記圧力が所定の上限値となるま
で運転させる調圧器を備えた車両用圧縮機制御装置にお
いて、前記圧縮機を2台設けると共に、それぞれの前記
圧縮機を別々に駆動する第1電動機及び第2電動機を設
け、前記タンク内の圧力が前記下限値以下となったとき
には、前記上限値となるまで一方の前記電動機を運転さ
せ、次に前記下限値以下となったときには他方の前記電
動機を運転させ交互に切り換えて運転させる切換制御手
段を備えたことを特徴とする車両用圧縮機制御装置の構
成がそれである。
【0007】また、電源投入時には、前記切換制御手段
にかかわらず、前記両電動機を前記タンク内圧力が前記
上限値となるまで運転させる初動時制御手段を備えた構
成としてもよく、あるいは、前記調圧器を2組設け、少
なくとも一方が前記下限値以下となったことを検出した
ときには、前記切換制御手段に応じていずれか一方の前
記電動機を運転させる構成としてもよい。更には、前記
切換制御手段にかかわらず、一方の前記電動機のみを運
転させる解除手段を設けた構成としてもよい。
【0008】
【作用】前記構成を有する車両用圧縮機制御装置は、切
換制御手段が、調圧器によりタンク内圧力が下限値以下
となったことが検出されたときに、上限値となるまで一
方の電動機を運転させて、圧縮空気をタンクに蓄える。
そして、次にタンク内圧力が下限値以下となったことが
検出されたときには、他方の電動機を運転させて、圧縮
空気をタンクに蓄える。
【0009】初動時制御手段を備えたものでは、初動時
制御手段が、電源投入時に切換制御手段にかかわらず、
両電動機をタンク内圧力が上限値となるまで運転させ
て、速やかにタンクに圧縮空気を蓄える。また、調圧器
を2台備えたものでは、少なくとも一方が下限値となっ
たことを検出したときには、切換制御手段に応じていず
れか一方の電動機を運転させて、圧縮空気を蓄える。よ
って、一方の調圧器が故障しても運転を継続できる。
【0010】更に、解除手段を設けたものでは、1台の
圧縮機あるいは電動機が故障した場合には、切換制御手
段にかかわらず、故障していない一方の圧縮機、電動機
により運転を継続することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図2に示すように、第1、第2圧縮機1,2
を備え、第1圧縮機1が第1電動機4により、第2圧縮
機2が第2電動機6によりそれぞれ駆動されるように接
続されている。第1,第2圧縮機1,2の容量は、どち
らか一方で車両の運転に十分な容量とされているのでは
なく、2台の圧縮機1,2を同時に運転したときに十分
な容量となるように選定されている。
【0012】本実施例では、両電動機4,6は三相交流
誘導電動機で、両電動機4,6はそれぞれ第1,第2圧
縮機用接触器8,10と第1,第2圧縮機用遮断器1
2,14とを介して図示しない三相電源回路に接続され
ている。また、それぞれ第1,第2電動機4,6に対応
して、架線電圧の有無を検出する低電圧検出器16,1
8が設けられている。
【0013】両第1,第2圧縮機1,2は、それぞれ冷
却器20,22、除湿装置24,26を介してタンク2
8に接続されている。タンク28内は、第1,第2室2
8a,28bの2つに仕切られており、それぞれの第
1,第2室28a,28bに第1,第2圧縮機1,2が
接続されている。
【0014】また、第1,第2室28a,28b毎に安
全弁30,32が取り付けられると共に、第1,第2調
圧器34,36が取り付けられている。両第1,第2室
28a,28bは、それぞれコック38,39が介装さ
れた接続流路40,41を介して主流路42に接続され
ており、両第1,第2室28a,28bは接続流路4
0,41、主流路42により互いに連通されている。主
流路42には、戸開閉装置44、ブレーキ装置46、空
気ばね装置48が接続されて、タンク28内の圧縮空気
を供給できるように構成されている。
【0015】前記第1,第2調圧器34,36は、第
1,第2室28a,28bの圧力を検出し、第1,第2
室28a,28b内の圧力が所定の下限値(例えば、7
Kg/cm2 )以下となったときには、図1に示すよう
に、接点34a,36aを閉じ、圧力が所定の上限値
(例えば、8.2Kg/cm2 )を超えたときには、接
点34a,36aを開く構成のものである。
【0016】接点34a,36aの一方は、図1に示す
ように、それぞれ図示しない直流電源と第1,第2制御
用遮断器50,52を介して接続されており、接点34
a,36aの他方は、切換制御手段としての切換継電器
54の第1接点56及び第2接点58の一方にそれぞれ
接続されている。切換継電器54は、コイル60が励磁
される毎に、交互に一方の接点を閉じ他方の接点を開く
構成のものである。このコイル60は第1調圧器34の
接点34aの他方とアース側との間に介装されている。
【0017】切換継電器54の第1接点56及び第2接
点58の他方は、それぞれ第1解除スイッチ62及び第
2解除スイッチ64を介して、第1継電器66及び第2
継電器68のa接点70,72の一方に接続されてい
る。第1,第2継電器66,68のa接点70,72の
他方は、それぞれ第1,第2圧縮機用接触器8,10の
コイル74,76に接続されている。
【0018】解除手段としての第1解除スイッチ62及
び第2解除スイッチ64は、それぞれa接点62a,6
4aとb接点62b,64bとを備え、両a接点62
a,64aを介して、切換継電器54の第1接点56及
び第2接点58の他方と、第1継電器66及び第2継電
器68のa接点70,72の一方とが接続されている。
【0019】また、第1解除スイッチ62のb接点62
bを介して、切換継電器54の第1接点56を迂回し、
第1調圧器34の接点34aと第2解除スイッチ64の
a接点64aとを接続している。第2解除スイッチ64
のb接点64bを介して、切換継電器54の第2接点5
8を迂回し、第2調圧器36の接点36aと第1解除ス
イッチ62のa接点62aとを接続している。
【0020】一方、第1継電器66及び第2継電器68
のコイル78,80は、それぞれ低電圧検出器16,1
8のa接点16a,18a及び第1,第2時限継電器8
2,84と直列に接続され、それぞれ第1,第2継電器
66,68のa接点70,72及び第1,第2圧縮機用
接触器8,10のコイル74,76と並列に接続されて
いる。また、両調圧器34,36の接点34a,36a
の他方同士が、直列に接続された第1,第2同期開放ス
イッチ86,88の接点90,92を介して接続されて
いる。
【0021】切換継電器54の第1接点56及び第2接
点58と並列に、それぞれ第1補助継電器94の第1a
接点96及び第2a接点98が接続されており、第1補
助継電器94のコイル100の一方は、第1調圧器34
の接点34aの他方に、第2補助継電器102のb接点
104を介して接続されている。
【0022】第2補助継電器102のコイル106は、
第1制御用遮断器50とアース側との間に、第1補助継
電器94のb接点108及び第3補助継電器110の第
1a接点112と直列に接続されている。また、第3補
助継電器110のコイル114は、第1制御用遮断器5
0とアース側との間に、第1補助継電器94の第3a接
点116と直列に接続されている。また、この第1補助
継電器94の第3a接点116には、第3補助継電器1
10の第2a接点118が並列に接続されている。尚、
第1〜第3補助継電器94,102,110が初動時制
御手段を形成している。
【0023】次に、前述した本実施例の車両用圧縮機制
御装置の作動について説明する。まず、架線等から電力
が供給されると、低電圧検出器16,18により検出さ
れて、低電圧検出器16,18のa接点16a,18a
が閉じる。また、制御用の直流電力も供給される。
【0024】車両を車庫から出場させる等の長時間運転
を停止していたような後の初動時には、タンク28内の
圧力はほぼ零近くにまで低下している。よって、第1,
第2調圧器34,36によりタンク28内の圧力が下限
値以下であることが検出され、接点34a,36aを閉
じる。
【0025】よって、接点34a、第2補助継電器10
2のb接点104を介して第1補助継電器94のコイル
100が励磁される。従って、第1,第2a接点96,
98が閉じ、第1,第2制御用遮断器50,52、第
1,第2調圧器34,36の接点34a,36a、第1
補助継電器94の第1,第2a接点96,98、第1,
第2解除スイッチ62,64のa接点62a,64a、
低電圧検出器16,18のa接点16a,18aを介し
て、第1,第2時限継電器82,84に電圧が印加され
る。
【0026】これにより、第1,第2時限継電器82,
84が作動を開始し、予め設定された時間が経過する
と、第1,第2時限継電器82,84の図示しない接点
が閉じて第1,第2継電器66,68のコイル78,8
0が励磁される。よって、第1,第2継電器66,68
のa接点70,72が閉じて、第1,第2圧縮機用接触
器8,10のコイル74,76が励磁され、接点が閉じ
て第1電動機4及び第2電動機6の両方が駆動される。
【0027】よって、第1圧縮機1、第2圧縮機2が運
転されて、圧縮空気が冷却器20,22、除湿装置2
4,26を介してタンク28の第1,第2室28a,2
8bに供給され、圧縮空気が蓄えられる。両圧縮機1,
2が運転されるので、室28a,28bの圧力は速やか
に上昇する。
【0028】圧力が所定の上限値になると、第1,第2
調圧器34,36が圧力上昇を検出して、接点34a,
36aを開き、第1電動機4及び第2電動機6の駆動を
停止する。尚、本実施例では、両室28a,28bは、
接続流路40,41、主流路42を介して互いに連通し
ており、両第1,第2室28a,28bの圧力は等しい
が、第1,第2同期開放スイッチ86,88を介して接
点34a,36a間が導通されているので、第1,第2
調圧器34,36が共に上限値になったことを検出する
まで、第1電動機4及び第2電動機6の駆動は継続され
る。
【0029】両接点34a,36aが開くことにより、
第1補助継電器94のコイル100は消磁され、第1,
第2,第3a接点96,98,116が開き、b接点1
08は閉じる。また、第3補助継電器110は、第2a
接点118により自己保持されるので、第1a接点11
2は閉じており、第1補助継電器94のb接点108が
閉じることから、第2補助継電器102のコイル106
が励磁されて、b接点104が開く。よって、以後は、
改めて電源が投入されるまで、第1補助継電器94のコ
イル100は励磁されなくなる。
【0030】車両の走行に伴って、戸開閉装置44、ブ
レーキ装置46、空気ばね装置48等によりタンク28
内の圧縮空気が消費される。これにより、タンク28内
の圧力が下限値以下となり、少なくとも一方の調圧器3
4,36が、例えば調圧器34が室28aの圧力が下限
値以下となったことを検出すると、接点34aが閉じ
る。尚、他方の接点36aが閉じても、あるいは両接点
34a,36aが同時に閉じても作動は同じである。
【0031】これにより、切換継電器54のコイル60
が励磁されて、接点56,58が切り換えられる。例え
ば、第1接点56が閉じ、第2接点58が開くように切
り換えられると、第1調圧器34の接点34a、切換継
電器54の接点56、第1解除スイッチ62の接点62
a、低電圧検出器16のa接点16aを介して第1時限
継電器82に電圧が印加される。
【0032】よって、設定時間経過後、第1継電器66
のコイル78が励磁されてa接点70が閉じ、圧縮機用
継電器8のコイル74が励磁されて第1電動機4が駆動
される。従って、第1圧縮機1が運転されて、第1室2
8aに圧縮空気が供給される。第1室28aに供給され
る圧縮空気により第2室28bの圧力も上昇するが、1
台の第1圧縮機1からの供給のみなので、2台の圧縮機
1,2によるときよりも、圧力上昇に要する時間は倍に
なる。しかし、容量の小さい圧縮機1の運転であるの
で、騒音や振動が少なくなり乗心地の向上が図れると共
に、沿線の環境に及ぼす影響も小さくなる。
【0033】圧縮空気の供給により、第1室28a内の
圧力が上昇し、上限値となると、第1調圧器34の接点
34aが開き、第1圧縮機用接触器8のコイル74が消
磁されて、第1電動機4の駆動が停止される。尚、本実
施例では、第1,第2時限継電器82,84を設けて、
第1,第2調圧器34,36の接点34a,36aが閉
じ、所定時間経過した後に、第1電動機4、第2電動機
6を駆動するように構成している。これにより、一度停
電して第1,第2圧縮機1,2の運転を停止した後、送
電が再開されたときに、一定時間を経てから第1,第2
圧縮機1,2を運転して、第1,第2圧縮機1,2を保
護するので、瞬間的な停電時等に有効である。
【0034】一方、圧縮空気の消費により、再び圧力が
下限値以下となったときには、第1,第2調圧器34,
36の接点34a,36aが閉じ、切換継電器54のコ
イル60が励磁される。これにより、第1,第2接点5
6,58が切り換えられ、例えば、前記とは逆に第1接
点56を開き、第2接点58を閉じる。従って、第2調
圧器36の接点36a、切換継電器54の第2接点5
8、第2解除スイッチ64のa接点64a、低電圧検出
器18のa接点18aを介して第2時限継電器84に電
圧が印加される。
【0035】よって、設定時間経過後、第2継電器68
のコイル80が励磁されてa接点72が閉じ、第2圧縮
機用接触器10のコイル76が励磁されて第2電動機6
が駆動される。従って、第2圧縮機2が運転されて、第
2室28bに圧縮空気が供給され、第1,第2室28
a,28b内の圧力が上昇し、上限値となると、第1,
第2調圧器34,36の接点34a,36aが開き、第
2圧縮機用接触器10のコイル76が消磁されて、第2
電動機6の駆動が停止される。
【0036】このように、圧力が下限値以下となると、
第1圧縮機1と第2圧縮機2とが交互に運転される。よ
って第1,第2圧縮機1,2、第1,第2電動機4,6
等の運転時間がそれぞれ等しくなり、圧縮機1,2や電
動機4,6を2台設けても、定期的な保守・点検を同時
に行うことができるので、保守・点検が容易である。
【0037】一方、何等かの原因により故障が発生した
場合、例えば、第1圧縮機1が故障した場合には、第1
解除スイッチ62を切換操作する。これにより、第1解
除スイッチ62のa接点62aが開きb接点62bが閉
じる。従って、図1に示すように、切換継電器54の第
1接点56が閉じ第2接点58が開いた状態であって
も、切換継電器54にかからわず、第1,第2調圧器3
4,36の接点34a,36aの一方が、あるいは両方
が閉じたときには、第1,第2同期開放スイッチ86,
88の接点90,92、第1解除スイッチ62のb接点
62b、第2解除スイッチ64のa接点64a、低電圧
検出器18のa接点18aを介して時限継電器84に電
圧が印加される。
【0038】これにより、同様に設定時間経過後、第2
圧縮機用接触器10のコイル76が励磁されて第2電動
機6が駆動され、第2圧縮機2の運転により、第2室2
8bに圧縮空気が供給され、安全に車両の走行を継続す
ることができる。尚、このとき、第1室28aのコック
38は閉じてもよい。
【0039】また、本実施例では、第1,第2調圧器3
4,36を備えているが、どちらか一方のみでも、実施
可能である。2台備えることにより、他方が故障した場
合でも、残りの一方で運転を継続することができ、安全
性が向上する。以上本発明はこの様な実施例に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の車両用圧縮
機制御装置は、容量の小さい2台の圧縮機を交互に運転
するので、騒音や振動が少なくなり乗心地の向上が図れ
ると共に、沿線の環境に及ぼす影響も小さくなるという
効果を奏する。また、2台備えているので、一方が故障
しても、残った他方の圧縮機で運転を継続することがで
きるので安全性が確保される。
【0041】また、初動時制御手段を備えることによ
り、初動時には2台の圧縮機を同時に運転して速やかに
タンクに圧縮空気を蓄えることができる。更に、調圧器
を2組設けることにより、一方が故障しても他方により
運転を継続することができ、安全性が向上すると共に、
解除手段を設けることにより、故障した圧縮機の運転を
停止して、残った他方の圧縮機の運転のみに容易に切り
換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車両用圧縮機制御装
置の電気系統の回路図である。
【図2】本実施例の車両用圧縮機制御装置の空気圧系統
の回路図である。
【符号の説明】
1…第1圧縮機 2…第2圧縮機 4…第1電動機 6…第2電動機 28…タンク 34…第1調圧器 36…第2調圧器 54…切換継電器 62…第1解除スイッチ 64…第2解除スイッチ 94…第1補助継電器 102…第2補助継電器 110…第3補助継電器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機からの圧縮空気を蓄えるタンク内
    の圧力を検出し、該圧力が所定の下限値以下となったと
    きには前記圧縮機を前記圧力が所定の上限値となるまで
    運転させる調圧器を備えた車両用圧縮機制御装置におい
    て、 前記圧縮機を2台設けると共に、それぞれの前記圧縮機
    を別々に駆動する第1電動機及び第2電動機を設け、 前記タンク内の圧力が前記下限値以下となったときに
    は、前記上限値となるまで一方の前記電動機を運転さ
    せ、次に前記下限値以下となったときには他方の前記電
    動機を運転させ交互に切り換えて運転させる切換制御手
    段を備えたことを特徴とする車両用圧縮機制御装置。
  2. 【請求項2】 電源投入時には、前記切換制御手段にか
    かわらず、前記両電動機を前記タンク内圧力が前記上限
    値となるまで運転させる初動時制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の車両用圧縮機制御装置。
  3. 【請求項3】 前記調圧器を2組設け、少なくとも一方
    が前記下限値以下となったことを検出したときには、前
    記切換制御手段に応じていずれか一方の前記電動機を運
    転させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    車両用圧縮機制御装置。
  4. 【請求項4】 前記切換制御手段にかかわらず、一方の
    前記電動機のみを運転させる解除手段を設けたことを特
    徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の車両用
    圧縮機制御装置。
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