JPS637567Y2 - - Google Patents

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JPS637567Y2
JPS637567Y2 JP1986173500U JP17350086U JPS637567Y2 JP S637567 Y2 JPS637567 Y2 JP S637567Y2 JP 1986173500 U JP1986173500 U JP 1986173500U JP 17350086 U JP17350086 U JP 17350086U JP S637567 Y2 JPS637567 Y2 JP S637567Y2
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chamber
air
spring
vehicle
auxiliary
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JP1986173500U
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JPS6295906U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄道車両において使用される空気ば
ね装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の空気ばね装置の従来例を第2図にもと
づいて以下に説明する。
第2図において、4は空気ばね、5は高さ調整
弁、6は圧力空気源である。空気ばね4は、可撓
性材料から成る隔膜7内に形成されたばね室8
と、該ばね室8に隣接して形成され通路9を介し
てばね室8に接続する補助室10とを備える。高
さ調整弁5は、圧力空気源6に接続する一次口5
aと、ばね室8に接続する二次口5bと、大気に
開放する排気口5cとを備える。
運行中の車両が駅に停車し、乗客の降車により
車両荷重が減少すると、高さ調整弁5が排気作動
し、ばね室8および補助室10の圧力空気をその
二次口5b、排気口5cを経て大気中へ排出し、
この空気ばね4内の空気圧力がそのときの車両荷
重に応じた値まで低下すると、その排気を停止す
る。
この後、他の乗客の乗車により車両荷重が増大
すると、高さ調整弁5が給気作動し、圧力空気源
6の圧力空気をその一次口5a、二次口5bを経
てばね室8および補助室10へ供給し、この空気
ばね4内の空気圧力がそのときの車両荷重に応じ
た値まで上昇すると、その給気を停止する。
この高さ調整弁5の給排気作動およびその停止
によつて、空気ばね4の高さ即ち車体の高さをほ
ぼ一定に調整し、車両停車中プラツトホームに対
する乗降口の高さをほぼ一定に維持すると共に、
車両走行時の乗心地を良くしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この空気ばね装置を備えた車両が駅に停車し、
乗客の降車およびその後の乗客の乗車の際、この
空気ばね装置においては、まず、乗客の降車によ
り、空気ばね4内の圧力空気を高さ調整弁5から
一旦排出してその圧力を低下させ、次いで、他の
乗客の乗車により、高さ調整弁5から空気ばね4
に圧力空気を供給してその圧力を上昇させる。こ
の圧力空気の排出および供給は、ばね室8のみな
らず補助室10に対しても行なわれるため、車両
荷重の変動中における圧力空気の消費量が多くな
り、乗客の乗降が激しい場合にはその消費量が著
しい。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、上記問題を解決する本考案の技術的手
段は、上記従来の車両用空気ばね装置において、
車両の乗降口扉の開信号によつて2ポート間を遮
断するブロツク位置と、前記扉の閉信号によつて
前記2ポート間を連通する連通位置と、を備えた
2ポート2位置の切換弁を設け、この切換弁の2
ポートの内の一方を上記ばね室に接続すると共に
他方を上記補助室に接続したことである。
〔作用〕
この技術的手段によれば、車両が駅に停車して
乗降口扉が開かれると、その開信号によつて切換
弁がブロツク位置に切換わるため、この切換弁の
2ポート間すなわち空気ばねのばね室と補助室と
の間が遮断され、しかも、この遮断状態は前記乗
降口扉の閉信号が出されるまで保持される。
したがつて、乗客の降車およびその後の他の乗
客の乗車すなわち車両荷重の変動中に、圧力空気
の排出および供給が行なわれるのはばね室のみで
あつて、補助室に対する給排気は行われない。
そして、乗客の乗降が終了して乗降口扉が閉じ
られると、その閉信号によつて切換弁が連通位置
に復帰するため、この切換弁の2ポート間すなわ
ち上記補助室とばね室とが連通し、乗降の終了後
すなわち車両荷重が確定した後に、補助室に対し
ても給排気が行われる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図にもとづいて説
明する。なお、従来と同一構成部分については、
第2図と同一符号を付してその説明を省略する。
第1図において、11は2ポート2位置の切換
弁を具体的にした電磁弁であり、ばね室8と補助
室10とを接続する通路9に設けている。すなわ
ち、この電磁弁11は、2ポート間を遮断するブ
ロツク位置11aと2ポート間を連通する連通位
置11bとを有し、2ポートの内の一方がばね室
8に接続し他方が補助室10に接続する。また、
この電磁弁11は、扉スイツチ12のON、OFF
によつ切換わるようになつている。扉スイツチ1
2は、車両の運転室に設けられ車掌扱いとされる
既存のスイツチである。この扉スイツチ12の
ONが乗降口扉の開信号であり、同スイツチ12
のOFFが乗降口扉の閉信号である。
運行中の車両が駅に停車し、乗降口扉を開ける
ために、扉スイツチ12がON操作されると、す
なわち扉開信号が出されると、電磁弁11が励磁
されてブロツク位置11aに切換わり、補助室1
0がばね室8と遮断される。
この遮断状態において、乗客が降車して車両荷
重が減少すると、高さ調整弁5が排気作動し、ば
ね室8内のみの排気が行なわれ、ばね室8の空気
圧力がそのときの車両荷重に対応する値まで低下
すると、その排気を停止する。
このあと、他の乗客が乗車して車両荷重が増大
すると、高さ調整弁5が給気作動して、ばね室8
に対してのみ給気し、ばね室8の空気圧力がその
ときの車両荷重に対応した値まで上昇すると、そ
の給気を停止する。このとき、電磁弁11はブロ
ツク位置11aを保持している。
以上のばね室8に対する給排気により、空気ば
ね4の高さがほぼ一定とされ、停車中のプラツト
ホームに対する乗降口の高さがほぼ一定に維持さ
れる。
そして、乗降が終了して乗降口扉を閉じるため
に、扉スイツチ12をOFF操作すると、すなわ
ち、扉閉信号が出されると、電磁弁11が消磁し
て連通位置11bに復帰し、補助室10が再びば
ね室8に連通する。したがつて、その車両荷重が
確定した後に、再度、高さ調整弁5がその確定し
た車両荷重に応じて給気または排気作動し、空気
ばね4は正常なばね特性に戻り、車両走行中の空
気ばね特性が確保される。
なお、上記実施例においては、乗降口扉の開信
号および閉信号を、車掌扱いの扉スイツチ12の
ON,OFF操作によつて得るものとしたが、乗降
口扉を開閉駆動する開閉装置に設けられ実際に該
扉が開いていることおよび閉じていることを検知
するリミツトスイツチ等の検知スイツチのON,
OFF作動によつて得るようにしても良い。いず
れにしても、乗降口扉の開閉信号は、編成車両の
各々の車両に引通されており、どの車両において
も容易に利用できる。
〔効果〕 以上の説明の通り、本考案によれば、乗降口扉
の開信号にもとづいて切換弁により補助室をばね
室と遮断し、この遮断状態は乗降口扉の閉信号が
出されるまで保持されるため、乗客の降車および
その後の乗客の乗車中、すなわち、車両荷重の変
動中において、補助室に対しては給排気が行なわ
れず、そのあと、乗降口扉の閉信号にもとづいて
切換弁が補助室をばね室に連通し、乗客の乗降終
了後すなわち車両荷重の確定後において、補助室
に対しても給排気が行なわれるため、補助室が常
時ばね室に連通している従来例に比べて、空気ば
ねの有する本来の長所を損うことなく、圧力空気
の消費量が少なくなる。この消費量の低下は、小
型で吐出容量の少ない圧力空気源の使用にもつな
がり、また、大気中に排出される空気量が少ない
ため、排気時の騒音低下にもつながる。
さらに、本考案によれば、以下に述べる特有の
効果が得られる。
本考案の技術的手段に以た別のものとして、実
開昭58−45111号(実願昭56−141768号)に開示
されたものがある。ただし、これは、本考案の原
出願日前に出願され、且つ、本考案の原出願日後
に公開されたもの、すなわち、本考案の原出願日
後に公知となつた先願である。
これは、主空気室(ばね室)と副空気室(補助
室)との間に、主空気室の圧力が所定値以下のと
き副空気室を主空気室と遮断し、主空気室の圧力
が所定値より大きいとき副空気室を主空気室に連
通する開閉弁(切換弁)を設けたものである。こ
の別のものの本来の目的とする技術思想は、主空
気室が低圧であると、副空気室を遮断して空気ば
ね室としての内容積を小さくすると共に、主空気
室が高圧であると、副空気室をも連通して空気ば
ね室としての内容積を大きくすることによつて、
車両荷重変動中の空気ばね特性の一定化を行なう
ものである。
この別のものを、仮に、鉄道車両に用いて本考
案と同様に空気消費量を低下させる別の手段とし
て考えたならば、車両が駅に停車した場合、まず
乗客の降車によつて車両荷重が減少しても、その
減少量が小さいと主空気室の圧力が所定値より大
きい状態もあつて、このとき、開閉弁は開位置で
副空気室を主空気室にに連通しているため、主空
気室のみならず副空気室までが排気されることに
なり、この排気により主空気室の圧力が所定値以
下に低下して初めて開閉弁が閉じるのである。ま
た、その後の、別の乗客の乗車によつて車両荷重
が増大すると、主空気室に対して給気するが、少
しの給気量で主空気室の圧力が所定値を超えるこ
ともあり、所定値を超えると開閉弁が開いて副空
気室を主空気室に連通する。
すなわち、この別の手段によれば、開閉弁によ
つて副空気室を主空気室に連通するか遮断するか
は、主空気室の圧力が所定値より大きいか所定値
以下かであるため、乗客の降車および乗車中つま
り車両荷重変動中であつても、副空気室が主空気
室に連通している状態が生じる。また、この別の
手段による場合、開閉弁を開閉させる要素として
主空気室の圧力値を利用しているため、この主空
気室の圧力を測定する手段(圧力センサ)が必要
であり、鉄道車両にこの別の手段を適用すれば、
編成車両の各車両に新たに圧力センサを設けなけ
ればならない。
これに対し、本考案によれば、補助室をばね室
に連通するか遮断するかは、乗降口扉の閉信号、
開信号にもとづいており、つまり、乗降口扉の開
信号により切換弁が補助室をばね室と遮断し、こ
の遮断状態は乗降口扉の閉信号が出されるまで保
持されるため、乗客の乗降中(車両荷重の変動
中)において、補助室がばね室に連通されること
が全くなく、このため、本考案は、上記別の手段
に比べて、圧力空気の消費量の減少効果が大き
い。
また、本考案は、切換弁を連通位置、ブロツク
位置のいずれに切換えるかの要素として、乗降口
扉の開閉信号を使用しており、この開閉信号は
元々編成車両のどの車両にも備わつているため、
これを利用することが容易であり、上記別の手段
のように圧力センサを新たに各車両に付設するこ
とは不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は
従来例の説明図である。 4……空気ばね、5……高さ調整弁、8……ば
ね室、9……通路、10……補助室、11……切
換弁(電磁弁)、12……扉スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ばね室および該ばね室に接続する補助室を有す
    る空気ばねと、 該空気ばねのばね室に接続し、車両荷重が増大
    するとばね室に圧力空気を供給し、車両荷重が減
    少するとばね室の圧力空気を排出する高さ調整弁
    と、 を備えた車両用空気ばね装置において、 車両の乗降口扉の開信号によつて2ポート間を
    遮断するブロツク位置と、前記扉の閉信号によつ
    て前記2ポート間を連通する連通位置と、を備え
    た2ポート2位置の切換弁を設け、 この切換弁の2ポートの内の一方を上記ばね室
    に接続すると共に他方を上記補助室に接続した ことを特徴とする車両用空気ばね装置。
JP1986173500U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPS637567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986173500U JPS637567Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986173500U JPS637567Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6295906U JPS6295906U (ja) 1987-06-18
JPS637567Y2 true JPS637567Y2 (ja) 1988-03-04

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ID=31111015

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JP1986173500U Expired JPS637567Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3392757B2 (ja) * 1998-07-29 2003-03-31 株式会社東芝 機関車の空気バネ装置
JP2008100614A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Railway Technical Res Inst 鉄道車両の車体傾斜装置及び車体傾斜方法

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JPS5845111B2 (ja) * 1977-03-02 1983-10-07 株式会社日立製作所 磁気ヘッド位置ぎめ装置

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JPS5845111U (ja) * 1981-09-22 1983-03-26 トヨタ自動車株式会社 車輌用懸架装置

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JPS6295906U (ja) 1987-06-18

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