JP2004513281A - レール車両における圧力媒体の制御方法および制御装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、1つの列車編成内で機械的にかつ圧力媒体が連通するよう互いに結合された複数のレール車両における圧力媒体供給制御方法に関する。この場合、圧力媒体供給はすべてのレール車両を通って延在する1つの共通の主空気タンク管路を介して行われ、実質的に各レール車両内に個別に設けられた複数のコンプレッサを介して主空気タンク管路に圧力媒体が供給される。このような制御方法において、列車編成内で使用可能なコンプレッサをできるかぎりバランスよく利用できるようにする目的で、列車編成内で使用可能なコンプレッサの総数に応じて、入れ替わりのある優先順序または固定された優先順序を各コンプレッサについて規定し、目下の圧力媒体要求に依存してその時点での圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサだけをそれらの優先順序に従い作動させる。
Description
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載のレール車両における圧力媒体供給制御方法ならびに該方法に係わる請求項13の上位概念に記載の装置に関する。
【0002】
本出願人の DE 198 48 995 A1 によれば、規格に従い1つの列車編成におけるすべてのレール車両を通って延在し連結個所で接続可能な主空気タンク管路が開示されている。この共通の圧力媒体管路は主空気タンクに接続されており、これらのタンクはそれぞれ1つのレール車両に割り当てられている。主空気タンクは、制動装置ならびにドア開閉装置など他の圧力媒体駆動式装置に必要な圧力媒体を圧縮空気の形態で蓄える。主空気タンク管路のほか、たいていは第2のいわゆる主空気管路も1つの列車編成を通って延在している。しかし列車制動弁を介して供給される主空気管路は1つの列車編成の制動装置を制御するためだけにしか用いられず、つまり制動信号を伝送するためだけにしか用いられない。この点では、主空気管路を介して制御される装置は1つの列車編成内での圧力媒体消費にたいして寄与しない。
【0003】
主空気タンク管路において圧力媒体要求の点で重要なシステムに圧力媒体を供給するためには通常、コンプレッサが用いられる。コンプレッサは周知のように、機械的な駆動エネルギにより大気から吸い込まれた空気を圧縮により正圧状態にする。列車編成の個々のレール車両各々に分散して設けられたコンプレッサは、共通の主空気タンク管路によって圧力媒体が連通するよう互いに結合されている。
【0004】
列車編成内のこのような圧力媒体供給の制御は、一般に知られているように独立した分散形圧力調整によって行うことができる。この場合、ローカルのコンプレッサ各々に割り当てられたローカルな圧力センサを介して、列車編成内の圧力媒体要求状態を求めることができる。圧力媒体要求が発生するのは、主空気タンク管路内の圧力が所定の限界圧力よりも下に下がったときである。この場合、圧力媒体要求を満たす目的で、ローカルな圧力センサの入力側と接続されている切替手段がローカルなコンプレッサをスイッチオンする。場合によってはまえもって定められている最大圧力に達したことが圧力センサによって通報されると、切替手段はコンプレッサを再びスイッチオフする。したがってこのようないわゆる圧力監視機構は2点制御方式に基づいている。
【0005】
公知の分散形2点制御の重大な欠点は、列車編成内で各コンプレッサの共働が互いに調整されないことである。分散形であるため各レール車両ごとに自給自足的に圧力供給が行われており、たしかにこのことでレール車両を相互に任意に選択可能に連結できるようになるが、それにもかかわらず共働が調整されない現象が発生することからコンプレッサの消耗ないし摩耗も高まってしまい、保守の手間が非常にかかってしまうし、コンプレッサの寿命が短くなってしまう。つまりたとえば列車編成の基準システムにおいて各圧力センサに許容偏差の相違があると、稼働中に発生する僅かな圧力媒体要求を満たそうとしてただ1つのコンプレッサだけが常に働かされ、そのコンプレッサに割り当てられた圧力監視機構はまだ許容偏差領域内にあるのに最小限界圧力値に応答してトリガしてしまう可能性がある。そしてこのコンプレッサはその寿命全体にわたり他の残りのコンプレッサよりも比較的頻繁に働かされてしまう。このように1つのコンプレッサがかたよって酷使されることでそのコンプレッサにおいて摩耗が激しくなり、その結果、そのコンプレッサをやはりかなり短い間隔で保守しなければならなくなってしまう。
【0006】
他方、限界圧力を下回るいっそう大きい圧力降下が生じると、発生した圧力媒体要求を満たす目的ですべてのコンプレッサが一斉にスイッチオンされる。とはいえたいていの事例ではすべてのコンプレッサを動作する必要はない。なぜならば、いくつかの僅かなコンプレッサだけで短い期間内に最大圧力を生じさせることができるからである。すべてのコンプレッサを一斉にスイッチオンするとそれらの始動フェーズによってエネルギー消費が高まり、しかも列車編成のエネルギーシステムにおいて不必要なピーク負荷が生じてしまう。
【0007】
したがって本発明の課題はレール車両における圧力媒体供給制御を改善して、たとえばコンプレッサの摩耗やエネルギー消費を最小限に抑えるため列車編成内に設けられたコンプレッサをできるかぎりバランスよく利用できるようにすることにある。
【0008】
この課題は請求項1記載の方法により解決される。さらに装置に関してこの課題は請求項13記載の構成により解決される。各従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0009】
本発明の方法によれば、列車編成内で使用可能なコンプレッサの総数に応じて、入れ替わりのある優先順序または固定された優先順序を各コンプレッサについて規定し、目下の圧力媒体要求すなわち現時点での圧力媒体要求に依存してその時点での圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサだけをそれらの優先順序に従い作動させるように構成されている。
【0010】
列車編成におけるコンプレッサのための本発明による制御方法の利点は、必要とされるコンプレッサが要求に即してスイッチオンおよびスイッチオフされることであって、これは優先順序に依存して設定されてはいるが選択的に任意に変更可能な順序に従い行われる。優先順序の変更は引き起こされた特定の条件のもとで行うことができ、それらについてはあとで詳しく説明する。もはやすべてのコンプレッサが同等の権利で圧力媒体供給に寄与するわけではないので、スイッチオン/オフの頻度を著しく低減することができ、このことによって摩耗が最低限に抑えられるしエネルギーが節約されるようになる。たとえば一定の圧力媒体消費を取り扱うため、最高優先度のコンプレッサがほぼコンスタントにそれらの最適動作温度で作動し、そのときには摩耗は僅かである。この場合、動作に起因して圧力変動が生じたとき、次に優先度の高いコンプレッサを介して付加的に僅かな圧力バランス調整を行うことができるが、これは必要があったときにしか付加的にスイッチオンされない。
【0011】
有利には、動作に起因する圧力変動をこのようにバランス調整するため主空気タンク管路内において圧力が規定の下限圧力を下回って降下したとき、すでにスイッチオンされているコンプレッサに加えて次に優先度の高いコンプレッサが作動状態におかれる。そして最大圧力に到達したならば同様に、スイッチオンされたコンプレッサのうちまずは次に優先度の低いコンプレッサが再び非作動状態におかれる。したがって2つの圧力限界値に基づくこのような制御コンセプトは2点制御方式に準拠している。
【0012】
本発明をいっそう改善する別の構成によれば、列車編成において圧力媒体供給を開始する際、各コンプレッサがそれぞれ異なる時間だけ遅らされてスイッチオンされる。最大圧力に到達すれば、それらのコンプレッサはやはりそれぞれ異なる時間だけ遅らされてスイッチオフされ、この場合、スイッチオンおよびスイッチオフは各コンプレッサの優先度に依存して決められた期間の経過後に行われる。スイッチオフを時間的に遅らせることでエネルギー消費の好ましくないパワーピークが回避され、それによってたとえば個々のレール車両をまとめて列車編成を形成した後に圧力媒体供給動作を開始したときなど、停止状態からのコンプレッサの始動をいっそう確実に行えるようになる。
【0013】
コンプレッサの優先順序を定めるため、それらは有利には個々に異なる下限圧力のときにスイッチオンされ、個々に異なる上方最大圧力のときに再びスイッチオフされる。この場合、基本的に最高優先度のコンプレッサが一番小さく最も低いところにある下限圧力に基づき最初にスイッチオンされ、一番小さく最も低いところにある最大圧力に基づき再び最初にスイッチオフされる、その際、優先度がそれに続くコンプレッサがそれぞれ次に高い差分圧力値だけずらされてスイッチオンもしくはスイッチオフされる。本発明によればこのような圧力の段階づけの結果、各コンプレッサに対する優先順位が簡単に得られるようになり、圧力媒体供給の最大圧力に対し負荷に関して最適なかたちで漸次に近づけることができる。このほか、コンプレッサの優先順序を別のやり方で規定することもでき、たとえば上位の電子制御装置によって規定することもできる。この場合に電子制御装置を、列車編成を通して延在するデータバスを介してすべてのコンプレッサの制御用切替手段と接続することができる。したがって列車編成内の圧力媒体供給の制御を上位の電子制御装置から集中的に行うこともできるし、あるいは各コンプレッサに配属された制御ユニットによって分散型で行うこともできるが、後者の場合には互いに整合させて調整を行う必要がある。最も簡単な事例では制御ユニットを慣用の圧力監視機構として、優先度設定のために調整可能なコンプレッサのところに形成することができる。この場合には1つの共通のバスを介して有利にはマスタ/スレーブの対応づけを行うことができ、つまりは制御を集中的に行うことができる。優先順序を分散型で設定するための手段として簡単な事例では、じかにコンプレッサのところに形成された電気的または機械的な手動選択スイッチなども適している。
【0014】
コンプレッサの優先順序はレール車両を連結して1つの列車編成にした後、変更せず規定したままにしておくことができる。ただし非常に有利であるのは、優先順序を入れ替えるようにすることである。このような優先順位変更は一定のやり方でまたはランダムなやり方で偶発的に時間によって制御することで行うこともできるし、圧力や温度または湿度あるいは他の適切なやり方で制御することで行ってもよい。コンプレッサの優先順位の入れ替えによって、摩耗が均等に分散するという利点が得られ、ひいては利用可能なすべてのコンプレッサを格別バランスよく利用できるようになる。この点で、レール車両のコンプレッサ設備に対する保守インターバルに極端な差が出るのを回避することができる。つまり優先順序の入れ替えによって、列車編成におけるコンプレッサの利用頻度に関して均等なローテンションが行われる。これにより各コンプレッサの停止状態の長期化つまりは完全な冷却が回避されるので、摩耗の要因となり暖機運転フェーズで発生するコンプレッサからの湿気の放出も効果的に阻止できるようになる。
【0015】
有利には優先順序を時間により制御して入れ替えるために圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサは連続した規定の動作期間に達すると最低優先度に移し替えられそれとともにスイッチオフされ、このコンプレッサは次に高い優先度をもつコンプレッサと置き換えられる。このほか、時間により制御される他の入れ替え方式も考えられる。つまり優先順序の入れ替えを、トリガイベントとして一定の時間または日付の変更とリンクさせることもできる。
【0016】
択一的に優先順序を圧力により制御して入れ替える場合には圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサを主空気タンク管路内が規定の切替圧力値に達したときに最低優先度に移し替えることができそれとともにスイッチオフすることができ、この場合もコンプレッサはまだスイッチオフされている次に高い優先度のコンプレッサと置き換えられる。最も簡単な事例では優先順序の入れ替えをトリガする切替圧力値をたとえば、列車編成が停止状態まで制動されることにより著しく圧力が降下した後ににはたらかせることができる。
【0017】
さらに考えられるように優先順位を温度により制御して入れ替えるために圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサを動作温度に到達して規定の保持時間が経過した後に最低優先度に移し替えそれとともにスイッチオフすることができ、この場合、コンプレッサはやはりまだスイッチオフされている次に高い優先度をもつコンプレッサと置き換えられる。つまり温度によって制御する入れ替えは、できるかぎり乾燥したコンプレッサの動作最適化に向けられた措置である。
【0018】
さらに択一的に優先順序を湿度により制御して入れ替えるために圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサは乾燥した動作状態に到達したとき最低優先度に移し替えられそれとともにスイッチオフされ、この場合、コンプレッサはまだスイッチオフされている優先度の次に高い湿ったコンプレッサと置き換えられる。つまり適切なセンサにより達成可能である湿度によるこのような制御は、できるかぎり乾燥したコンプレッサの動作最適化に向けられた措置である。
【0019】
このほか優先順序入れ替えに関して、圧力媒体供給において摩耗の要因を導出できる適切なパラメータを利用するさらに別の制御方式も考えられる。また、複数の制御方式を互いに組み合わせることもできる。
【0020】
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。次に、図面を参照しながら実施例に基づき本発明について説明する。
【0021】
図1は、本発明による圧力媒体供給手段を備えた列車編成を示す図である。
【0022】
図2は、動作に起因して圧力媒体消費が一定である場合の本発明による圧力媒体供給の消費ダイアグラムである。
【0023】
図3は、圧力値の段階づけにより優先順序を設ける様子を示すダイアグラムである。
【0024】
図4は、コンプレッサのスイッチオンおよびスイッチオフにあたり時間的にずらして遅延させる様子を示す図である。
【0025】
図5は、コンプレッサの典型的な乾燥動作経過ダイアグラムである。
【0026】
1つの列車編成は図1に示されているように複数のレール車両から成り、それらのうちここではレール車両1a〜1cだけが例示されており、それらのレール車両はレール2上で動かされ、機械的に互いに結合されている。たとえば制動装置の動作に必要とされる列車編成の圧力媒体供給は、すべてのレール車両1a〜1cを通って列車編成全体にわたり延在する主空気タンク管路3を介して行われる。主空気タンク管路3はセクションごとに互いに隣り合うレール車両1aと1bまたは1bと1cの連結個所で、圧力媒体結合部4aまたは4bによって圧力が連通するようつなぎ合わせられている。主空気タンク管路3に対する圧縮空気の供給はコンプレッサ5a〜5cによって行われ、これらのコンプレッサはそれぞれ1つのレール車両1a〜1cに属しており、それらのタンクは主空気タンク管路3と接続されている。この点ではコンプレッサ5a〜5cの各タンクは共通の主空気タンク管路3を介して短絡されており、したがってこのシステム内で同じ圧力レベルにおかれている。この実施例では各コンプレッサ5a〜5cの入力側に固有の制御ユニット6a〜6cが設けられており、この場合には分散配置されたコンプレッサ5a〜5cの制御が行われることになる。制御ユニット6a〜6cは、コンプレッサ5a〜5cをスイッチオンおよびスイッチオフするための詳しくは示されていない切替手段およびこれと共働して列車編成内のコンプレッサ5a〜5cに対する優先順序を定める手段を有しており、ここではこの設定はたとえば手動で設定可能な自動圧力監視機構によって行われる。
【0027】
この手段によって、優先順序に従い図2に示されているよう制御が可能となる。この場合、列車編成の各コンプレッサに対し、優先順序を表す識別子(消費ダイアグラムの縦軸)として優先度1〜5が与えられている。目下の圧力媒体要求すなわち目下の圧力媒体要求に依存してコンプレッサの優先度1〜5の順序に従い、目下の圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサが動作状態におかれる。この実施例の場合、圧力媒体消費は時間が経過しても一定であるものとし、この圧力媒体要求を満たすために3つから4つのコンプレッサのパワーが必要であるものとする。優先順序をベースとする圧力媒体供給制御によればこの要求は、優先順序1〜3のコンプレッサを100%作動させることにより満たされる。したがって最初の3つのコンプレッサは連続動作状態となる。残りの40%の要求は次に優先度の高い優先順序4のコンプレッサによって満たされ、このコンプレッサは時間(消費ダイアグラムの横軸)に関してみると交互にスイッチオンおよびスイッチオフすることで40%の動作状態におかれる。最も低い優先度5をもつ残りのコンプレッサはここでは使用する必要がない。(ここでは一定である)動作に起因する圧力媒体消費を再補充するため、具体的にはそれによって規定の下限値を下回る圧力降下が生じると、すでにスイッチオンされている優先度1〜3のコンプレッサに加えて、まずは優先度4をもつコンプレッサが動作状態におかれる。最大圧力に到達すると、同じようにしてこのときスイッチオンされている優先度1〜4のコンプレッサのうちまずは最も低い優先度4のコンプレッサが非動作状態におかれる。
【0028】
図3によれば優先順序1〜5(縦軸)を定めるため、コンプレッサは値ΔPon(ダイアグラムの横軸)だけ異なる個々の圧力下限値において、動作中に再び補充するためにスイッチオンされる。スイッチオンと同様、値ΔPoffだけ異なる種々の個々の最大上限圧力に達したときにコンプレッサはスイッチオフされる。しかし圧力なく作動開始された場合にはさしあたりすべてのコンプレッサを使用しながら最も大きい最大圧力まで補充が行われ、これは優先度5をもつコンプレッサにより行われる。各コンプレッサは、値ΔPoffだけ異なるそれらの最大圧力値に基づき段階的にスイッチオフされる。まずはじめに優先度1のコンプレッサがスイッチオフされる。動作中に再び補充する際にはまずはじめに優先度5をもつコンプレッサが再びスイッチオンされる。優先度4〜1まで続く各コンプレッサは、圧力媒体の再補充のために必要とされるならば、値ΔPonをもつ次に高い差分圧力値段階だけずらされてスイッチオンされる。
【0029】
圧力媒体供給動作開始にあたり、図4に示されているように列車編成のコンプレッサがそれぞれ異なる時間だけ遅延されてスイッチオンされ、これによってコンプレッサエネルギー供給におけるパワーピークが回避され、このことは(ダイアグラムの縦軸の隣りに示す)スイッチオン時間遅延値xが個々にそれぞれ異なっていることからわかる。これと同様にコンプレッサは最大圧力に達すると、個々にそれぞれ異なるスイッチオフ時間遅延値yだけ遅延されてスイッチオフされる。
【0030】
この場合、スイッチオンおよびスイッチオフは、各コンプレッサの優先度1〜5に依存して決められた個々の期間の経過後に行われ、このようにして優先度に依存する段階づけが行われる。
【0031】
なかでも高い方の優先度1,2をもつコンプレッサにかたよった負担が加わるのを避ける目的で、コンプレッサ優先順序のローテーションが付加的に行われる。圧力媒体供給動作中の優先順序を時間ごとに制御して入れ替えるために、最高優先度1をもつコンプレッサを中断のない規定の動作期間が経過したときに最低優先度5に移し替えることができ、必要な状況でなければスイッチオフすることもできる。他のコンプレッサの優先度はそれに応じて繰り上げられる。
【0032】
図5に示されているように、時間により制御される優先順序の入れ替えにあたりコンプレッサの動作期間を少なくとも、湿気のある加熱フェーズ「ウェット」から暖機フェーズ「ウォーム」を経て乾燥した状態「ドライ」に到達させるのに必要とされる時間に基づき設定することができる。これにより列車編成内のすべてのコンプレッサを乾燥状態に保持することができ、このことにより湿気に起因する圧力供給システムの摩耗が阻止される。コンプレッサの湿気放出(ハッチング)は加熱フェーズ「ウェット」と暖機フェーズ「ウォーム」にわたり行われる。
【0033】
本発明はこれまで説明してきた有利な実施例に限定されるものではなく、それらの変形も多種多様に考えられ、それらは異なる形態であろうが特許請求の範囲に規定された保護範囲に入るものである。たとえば本発明は時間で制御される優先順序の入れ替えに限定されるものではない。これを圧力による制御や温度による制御、湿度による制御によって行うこともできるし、他の適切なやり方で実現することもできる。さらに優先順序設定のため、様々な集中制御形式や分散制御形式も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による圧力媒体供給手段を備えた列車編成を示す図である。
【図2】
動作に起因して圧力媒体消費が一定である場合の本発明による圧力媒体供給の消費ダイアグラムである。
【図3】
圧力値の段階づけにより優先順序を設ける様子を示すダイアグラムである。
【図4】
コンプレッサのスイッチオンおよびスイッチオフにあたり時間的にずらして遅延させる様子を示す図である。
【図5】
コンプレッサの典型的な乾燥動作経過ダイアグラムである。
本発明は、請求項1の上位概念に記載のレール車両における圧力媒体供給制御方法ならびに該方法に係わる請求項13の上位概念に記載の装置に関する。
【0002】
本出願人の DE 198 48 995 A1 によれば、規格に従い1つの列車編成におけるすべてのレール車両を通って延在し連結個所で接続可能な主空気タンク管路が開示されている。この共通の圧力媒体管路は主空気タンクに接続されており、これらのタンクはそれぞれ1つのレール車両に割り当てられている。主空気タンクは、制動装置ならびにドア開閉装置など他の圧力媒体駆動式装置に必要な圧力媒体を圧縮空気の形態で蓄える。主空気タンク管路のほか、たいていは第2のいわゆる主空気管路も1つの列車編成を通って延在している。しかし列車制動弁を介して供給される主空気管路は1つの列車編成の制動装置を制御するためだけにしか用いられず、つまり制動信号を伝送するためだけにしか用いられない。この点では、主空気管路を介して制御される装置は1つの列車編成内での圧力媒体消費にたいして寄与しない。
【0003】
主空気タンク管路において圧力媒体要求の点で重要なシステムに圧力媒体を供給するためには通常、コンプレッサが用いられる。コンプレッサは周知のように、機械的な駆動エネルギにより大気から吸い込まれた空気を圧縮により正圧状態にする。列車編成の個々のレール車両各々に分散して設けられたコンプレッサは、共通の主空気タンク管路によって圧力媒体が連通するよう互いに結合されている。
【0004】
列車編成内のこのような圧力媒体供給の制御は、一般に知られているように独立した分散形圧力調整によって行うことができる。この場合、ローカルのコンプレッサ各々に割り当てられたローカルな圧力センサを介して、列車編成内の圧力媒体要求状態を求めることができる。圧力媒体要求が発生するのは、主空気タンク管路内の圧力が所定の限界圧力よりも下に下がったときである。この場合、圧力媒体要求を満たす目的で、ローカルな圧力センサの入力側と接続されている切替手段がローカルなコンプレッサをスイッチオンする。場合によってはまえもって定められている最大圧力に達したことが圧力センサによって通報されると、切替手段はコンプレッサを再びスイッチオフする。したがってこのようないわゆる圧力監視機構は2点制御方式に基づいている。
【0005】
公知の分散形2点制御の重大な欠点は、列車編成内で各コンプレッサの共働が互いに調整されないことである。分散形であるため各レール車両ごとに自給自足的に圧力供給が行われており、たしかにこのことでレール車両を相互に任意に選択可能に連結できるようになるが、それにもかかわらず共働が調整されない現象が発生することからコンプレッサの消耗ないし摩耗も高まってしまい、保守の手間が非常にかかってしまうし、コンプレッサの寿命が短くなってしまう。つまりたとえば列車編成の基準システムにおいて各圧力センサに許容偏差の相違があると、稼働中に発生する僅かな圧力媒体要求を満たそうとしてただ1つのコンプレッサだけが常に働かされ、そのコンプレッサに割り当てられた圧力監視機構はまだ許容偏差領域内にあるのに最小限界圧力値に応答してトリガしてしまう可能性がある。そしてこのコンプレッサはその寿命全体にわたり他の残りのコンプレッサよりも比較的頻繁に働かされてしまう。このように1つのコンプレッサがかたよって酷使されることでそのコンプレッサにおいて摩耗が激しくなり、その結果、そのコンプレッサをやはりかなり短い間隔で保守しなければならなくなってしまう。
【0006】
他方、限界圧力を下回るいっそう大きい圧力降下が生じると、発生した圧力媒体要求を満たす目的ですべてのコンプレッサが一斉にスイッチオンされる。とはいえたいていの事例ではすべてのコンプレッサを動作する必要はない。なぜならば、いくつかの僅かなコンプレッサだけで短い期間内に最大圧力を生じさせることができるからである。すべてのコンプレッサを一斉にスイッチオンするとそれらの始動フェーズによってエネルギー消費が高まり、しかも列車編成のエネルギーシステムにおいて不必要なピーク負荷が生じてしまう。
【0007】
したがって本発明の課題はレール車両における圧力媒体供給制御を改善して、たとえばコンプレッサの摩耗やエネルギー消費を最小限に抑えるため列車編成内に設けられたコンプレッサをできるかぎりバランスよく利用できるようにすることにある。
【0008】
この課題は請求項1記載の方法により解決される。さらに装置に関してこの課題は請求項13記載の構成により解決される。各従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0009】
本発明の方法によれば、列車編成内で使用可能なコンプレッサの総数に応じて、入れ替わりのある優先順序または固定された優先順序を各コンプレッサについて規定し、目下の圧力媒体要求すなわち現時点での圧力媒体要求に依存してその時点での圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサだけをそれらの優先順序に従い作動させるように構成されている。
【0010】
列車編成におけるコンプレッサのための本発明による制御方法の利点は、必要とされるコンプレッサが要求に即してスイッチオンおよびスイッチオフされることであって、これは優先順序に依存して設定されてはいるが選択的に任意に変更可能な順序に従い行われる。優先順序の変更は引き起こされた特定の条件のもとで行うことができ、それらについてはあとで詳しく説明する。もはやすべてのコンプレッサが同等の権利で圧力媒体供給に寄与するわけではないので、スイッチオン/オフの頻度を著しく低減することができ、このことによって摩耗が最低限に抑えられるしエネルギーが節約されるようになる。たとえば一定の圧力媒体消費を取り扱うため、最高優先度のコンプレッサがほぼコンスタントにそれらの最適動作温度で作動し、そのときには摩耗は僅かである。この場合、動作に起因して圧力変動が生じたとき、次に優先度の高いコンプレッサを介して付加的に僅かな圧力バランス調整を行うことができるが、これは必要があったときにしか付加的にスイッチオンされない。
【0011】
有利には、動作に起因する圧力変動をこのようにバランス調整するため主空気タンク管路内において圧力が規定の下限圧力を下回って降下したとき、すでにスイッチオンされているコンプレッサに加えて次に優先度の高いコンプレッサが作動状態におかれる。そして最大圧力に到達したならば同様に、スイッチオンされたコンプレッサのうちまずは次に優先度の低いコンプレッサが再び非作動状態におかれる。したがって2つの圧力限界値に基づくこのような制御コンセプトは2点制御方式に準拠している。
【0012】
本発明をいっそう改善する別の構成によれば、列車編成において圧力媒体供給を開始する際、各コンプレッサがそれぞれ異なる時間だけ遅らされてスイッチオンされる。最大圧力に到達すれば、それらのコンプレッサはやはりそれぞれ異なる時間だけ遅らされてスイッチオフされ、この場合、スイッチオンおよびスイッチオフは各コンプレッサの優先度に依存して決められた期間の経過後に行われる。スイッチオフを時間的に遅らせることでエネルギー消費の好ましくないパワーピークが回避され、それによってたとえば個々のレール車両をまとめて列車編成を形成した後に圧力媒体供給動作を開始したときなど、停止状態からのコンプレッサの始動をいっそう確実に行えるようになる。
【0013】
コンプレッサの優先順序を定めるため、それらは有利には個々に異なる下限圧力のときにスイッチオンされ、個々に異なる上方最大圧力のときに再びスイッチオフされる。この場合、基本的に最高優先度のコンプレッサが一番小さく最も低いところにある下限圧力に基づき最初にスイッチオンされ、一番小さく最も低いところにある最大圧力に基づき再び最初にスイッチオフされる、その際、優先度がそれに続くコンプレッサがそれぞれ次に高い差分圧力値だけずらされてスイッチオンもしくはスイッチオフされる。本発明によればこのような圧力の段階づけの結果、各コンプレッサに対する優先順位が簡単に得られるようになり、圧力媒体供給の最大圧力に対し負荷に関して最適なかたちで漸次に近づけることができる。このほか、コンプレッサの優先順序を別のやり方で規定することもでき、たとえば上位の電子制御装置によって規定することもできる。この場合に電子制御装置を、列車編成を通して延在するデータバスを介してすべてのコンプレッサの制御用切替手段と接続することができる。したがって列車編成内の圧力媒体供給の制御を上位の電子制御装置から集中的に行うこともできるし、あるいは各コンプレッサに配属された制御ユニットによって分散型で行うこともできるが、後者の場合には互いに整合させて調整を行う必要がある。最も簡単な事例では制御ユニットを慣用の圧力監視機構として、優先度設定のために調整可能なコンプレッサのところに形成することができる。この場合には1つの共通のバスを介して有利にはマスタ/スレーブの対応づけを行うことができ、つまりは制御を集中的に行うことができる。優先順序を分散型で設定するための手段として簡単な事例では、じかにコンプレッサのところに形成された電気的または機械的な手動選択スイッチなども適している。
【0014】
コンプレッサの優先順序はレール車両を連結して1つの列車編成にした後、変更せず規定したままにしておくことができる。ただし非常に有利であるのは、優先順序を入れ替えるようにすることである。このような優先順位変更は一定のやり方でまたはランダムなやり方で偶発的に時間によって制御することで行うこともできるし、圧力や温度または湿度あるいは他の適切なやり方で制御することで行ってもよい。コンプレッサの優先順位の入れ替えによって、摩耗が均等に分散するという利点が得られ、ひいては利用可能なすべてのコンプレッサを格別バランスよく利用できるようになる。この点で、レール車両のコンプレッサ設備に対する保守インターバルに極端な差が出るのを回避することができる。つまり優先順序の入れ替えによって、列車編成におけるコンプレッサの利用頻度に関して均等なローテンションが行われる。これにより各コンプレッサの停止状態の長期化つまりは完全な冷却が回避されるので、摩耗の要因となり暖機運転フェーズで発生するコンプレッサからの湿気の放出も効果的に阻止できるようになる。
【0015】
有利には優先順序を時間により制御して入れ替えるために圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサは連続した規定の動作期間に達すると最低優先度に移し替えられそれとともにスイッチオフされ、このコンプレッサは次に高い優先度をもつコンプレッサと置き換えられる。このほか、時間により制御される他の入れ替え方式も考えられる。つまり優先順序の入れ替えを、トリガイベントとして一定の時間または日付の変更とリンクさせることもできる。
【0016】
択一的に優先順序を圧力により制御して入れ替える場合には圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサを主空気タンク管路内が規定の切替圧力値に達したときに最低優先度に移し替えることができそれとともにスイッチオフすることができ、この場合もコンプレッサはまだスイッチオフされている次に高い優先度のコンプレッサと置き換えられる。最も簡単な事例では優先順序の入れ替えをトリガする切替圧力値をたとえば、列車編成が停止状態まで制動されることにより著しく圧力が降下した後ににはたらかせることができる。
【0017】
さらに考えられるように優先順位を温度により制御して入れ替えるために圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサを動作温度に到達して規定の保持時間が経過した後に最低優先度に移し替えそれとともにスイッチオフすることができ、この場合、コンプレッサはやはりまだスイッチオフされている次に高い優先度をもつコンプレッサと置き換えられる。つまり温度によって制御する入れ替えは、できるかぎり乾燥したコンプレッサの動作最適化に向けられた措置である。
【0018】
さらに択一的に優先順序を湿度により制御して入れ替えるために圧力媒体供給動作中、最高優先度をもつコンプレッサは乾燥した動作状態に到達したとき最低優先度に移し替えられそれとともにスイッチオフされ、この場合、コンプレッサはまだスイッチオフされている優先度の次に高い湿ったコンプレッサと置き換えられる。つまり適切なセンサにより達成可能である湿度によるこのような制御は、できるかぎり乾燥したコンプレッサの動作最適化に向けられた措置である。
【0019】
このほか優先順序入れ替えに関して、圧力媒体供給において摩耗の要因を導出できる適切なパラメータを利用するさらに別の制御方式も考えられる。また、複数の制御方式を互いに組み合わせることもできる。
【0020】
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。次に、図面を参照しながら実施例に基づき本発明について説明する。
【0021】
図1は、本発明による圧力媒体供給手段を備えた列車編成を示す図である。
【0022】
図2は、動作に起因して圧力媒体消費が一定である場合の本発明による圧力媒体供給の消費ダイアグラムである。
【0023】
図3は、圧力値の段階づけにより優先順序を設ける様子を示すダイアグラムである。
【0024】
図4は、コンプレッサのスイッチオンおよびスイッチオフにあたり時間的にずらして遅延させる様子を示す図である。
【0025】
図5は、コンプレッサの典型的な乾燥動作経過ダイアグラムである。
【0026】
1つの列車編成は図1に示されているように複数のレール車両から成り、それらのうちここではレール車両1a〜1cだけが例示されており、それらのレール車両はレール2上で動かされ、機械的に互いに結合されている。たとえば制動装置の動作に必要とされる列車編成の圧力媒体供給は、すべてのレール車両1a〜1cを通って列車編成全体にわたり延在する主空気タンク管路3を介して行われる。主空気タンク管路3はセクションごとに互いに隣り合うレール車両1aと1bまたは1bと1cの連結個所で、圧力媒体結合部4aまたは4bによって圧力が連通するようつなぎ合わせられている。主空気タンク管路3に対する圧縮空気の供給はコンプレッサ5a〜5cによって行われ、これらのコンプレッサはそれぞれ1つのレール車両1a〜1cに属しており、それらのタンクは主空気タンク管路3と接続されている。この点ではコンプレッサ5a〜5cの各タンクは共通の主空気タンク管路3を介して短絡されており、したがってこのシステム内で同じ圧力レベルにおかれている。この実施例では各コンプレッサ5a〜5cの入力側に固有の制御ユニット6a〜6cが設けられており、この場合には分散配置されたコンプレッサ5a〜5cの制御が行われることになる。制御ユニット6a〜6cは、コンプレッサ5a〜5cをスイッチオンおよびスイッチオフするための詳しくは示されていない切替手段およびこれと共働して列車編成内のコンプレッサ5a〜5cに対する優先順序を定める手段を有しており、ここではこの設定はたとえば手動で設定可能な自動圧力監視機構によって行われる。
【0027】
この手段によって、優先順序に従い図2に示されているよう制御が可能となる。この場合、列車編成の各コンプレッサに対し、優先順序を表す識別子(消費ダイアグラムの縦軸)として優先度1〜5が与えられている。目下の圧力媒体要求すなわち目下の圧力媒体要求に依存してコンプレッサの優先度1〜5の順序に従い、目下の圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサが動作状態におかれる。この実施例の場合、圧力媒体消費は時間が経過しても一定であるものとし、この圧力媒体要求を満たすために3つから4つのコンプレッサのパワーが必要であるものとする。優先順序をベースとする圧力媒体供給制御によればこの要求は、優先順序1〜3のコンプレッサを100%作動させることにより満たされる。したがって最初の3つのコンプレッサは連続動作状態となる。残りの40%の要求は次に優先度の高い優先順序4のコンプレッサによって満たされ、このコンプレッサは時間(消費ダイアグラムの横軸)に関してみると交互にスイッチオンおよびスイッチオフすることで40%の動作状態におかれる。最も低い優先度5をもつ残りのコンプレッサはここでは使用する必要がない。(ここでは一定である)動作に起因する圧力媒体消費を再補充するため、具体的にはそれによって規定の下限値を下回る圧力降下が生じると、すでにスイッチオンされている優先度1〜3のコンプレッサに加えて、まずは優先度4をもつコンプレッサが動作状態におかれる。最大圧力に到達すると、同じようにしてこのときスイッチオンされている優先度1〜4のコンプレッサのうちまずは最も低い優先度4のコンプレッサが非動作状態におかれる。
【0028】
図3によれば優先順序1〜5(縦軸)を定めるため、コンプレッサは値ΔPon(ダイアグラムの横軸)だけ異なる個々の圧力下限値において、動作中に再び補充するためにスイッチオンされる。スイッチオンと同様、値ΔPoffだけ異なる種々の個々の最大上限圧力に達したときにコンプレッサはスイッチオフされる。しかし圧力なく作動開始された場合にはさしあたりすべてのコンプレッサを使用しながら最も大きい最大圧力まで補充が行われ、これは優先度5をもつコンプレッサにより行われる。各コンプレッサは、値ΔPoffだけ異なるそれらの最大圧力値に基づき段階的にスイッチオフされる。まずはじめに優先度1のコンプレッサがスイッチオフされる。動作中に再び補充する際にはまずはじめに優先度5をもつコンプレッサが再びスイッチオンされる。優先度4〜1まで続く各コンプレッサは、圧力媒体の再補充のために必要とされるならば、値ΔPonをもつ次に高い差分圧力値段階だけずらされてスイッチオンされる。
【0029】
圧力媒体供給動作開始にあたり、図4に示されているように列車編成のコンプレッサがそれぞれ異なる時間だけ遅延されてスイッチオンされ、これによってコンプレッサエネルギー供給におけるパワーピークが回避され、このことは(ダイアグラムの縦軸の隣りに示す)スイッチオン時間遅延値xが個々にそれぞれ異なっていることからわかる。これと同様にコンプレッサは最大圧力に達すると、個々にそれぞれ異なるスイッチオフ時間遅延値yだけ遅延されてスイッチオフされる。
【0030】
この場合、スイッチオンおよびスイッチオフは、各コンプレッサの優先度1〜5に依存して決められた個々の期間の経過後に行われ、このようにして優先度に依存する段階づけが行われる。
【0031】
なかでも高い方の優先度1,2をもつコンプレッサにかたよった負担が加わるのを避ける目的で、コンプレッサ優先順序のローテーションが付加的に行われる。圧力媒体供給動作中の優先順序を時間ごとに制御して入れ替えるために、最高優先度1をもつコンプレッサを中断のない規定の動作期間が経過したときに最低優先度5に移し替えることができ、必要な状況でなければスイッチオフすることもできる。他のコンプレッサの優先度はそれに応じて繰り上げられる。
【0032】
図5に示されているように、時間により制御される優先順序の入れ替えにあたりコンプレッサの動作期間を少なくとも、湿気のある加熱フェーズ「ウェット」から暖機フェーズ「ウォーム」を経て乾燥した状態「ドライ」に到達させるのに必要とされる時間に基づき設定することができる。これにより列車編成内のすべてのコンプレッサを乾燥状態に保持することができ、このことにより湿気に起因する圧力供給システムの摩耗が阻止される。コンプレッサの湿気放出(ハッチング)は加熱フェーズ「ウェット」と暖機フェーズ「ウォーム」にわたり行われる。
【0033】
本発明はこれまで説明してきた有利な実施例に限定されるものではなく、それらの変形も多種多様に考えられ、それらは異なる形態であろうが特許請求の範囲に規定された保護範囲に入るものである。たとえば本発明は時間で制御される優先順序の入れ替えに限定されるものではない。これを圧力による制御や温度による制御、湿度による制御によって行うこともできるし、他の適切なやり方で実現することもできる。さらに優先順序設定のため、様々な集中制御形式や分散制御形式も考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明による圧力媒体供給手段を備えた列車編成を示す図である。
【図2】
動作に起因して圧力媒体消費が一定である場合の本発明による圧力媒体供給の消費ダイアグラムである。
【図3】
圧力値の段階づけにより優先順序を設ける様子を示すダイアグラムである。
【図4】
コンプレッサのスイッチオンおよびスイッチオフにあたり時間的にずらして遅延させる様子を示す図である。
【図5】
コンプレッサの典型的な乾燥動作経過ダイアグラムである。
Claims (18)
- 1つの列車編成内で機械的にかつ圧力媒体が連通するよう互いに結合された複数のレール車両における圧力媒体供給制御方法であって、
該圧力媒体供給はすべてのレール車両(1a〜1c)を通って延在する1つの共通の主空気タンク管路(3)を介して行われ、実質的に各レール車両(1a〜1c)内に個別に設けられた複数のコンプレッサ(5a〜5c)を介して前記主空気タンク管路(3)に圧力媒体が供給されるものにおいて、
前記列車編成内で使用可能なコンプレッサ(5a〜5c)の総数に応じて、入れ替わりのある優先順序または固定された優先順序を各コンプレッサ(5a〜5c)について規定し、
目下の圧力媒体要求に依存して該目下の圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサ(5a〜5c)だけをそれらの優先順序に従い作動させることを特徴とする、
レール車両における圧力媒体供給制御方法。 - 動作に起因する圧力媒体消費を再び満たすため該圧力媒体要求に付随して主空気タンク管路(3)内の圧力が規定の下限値を下回ったとき、すでにスイッチオンされているコンプレッサ(5a,5b)に加えてまずはじめに次に高い優先度をもつコンプレッサ(5c)を作動させ、最大圧力に達すれば同様に、スイッチオンされたコンプレッサ(5a〜5c)のうちまずは次に低い優先度をもつコンプレッサ(5c)を再び非作動状態にする、請求項1記載の方法。
- 列車編成の圧力媒体供給動作開始にあたり各コンプレッサ(5a〜5c)をそれぞれ異なる時間だけ遅らせてスイッチオンし、最大圧力に達したときにやはりそれぞれ異なる時間だけ遅らせてスイッチオフし、該スイッチオンおよびスイッチオフを各コンプレッサ(5a〜5c)の優先度に依存して決められた期間の経過後に行う、請求項1または2記載の方法。
- コンプレッサ(5a〜5c)の優先順序を定めるため、それぞれ異なる固有の下限圧力のところで各コンプレッサ(5a〜5c)をスイッチオンし、それぞれ異なる固有の上方最大圧力のところでスイッチオフし、最小下限圧力に基づき最高優先度をもつコンプレッサ(5a)を最後にスイッチオンし、これに続き優先度の高いコンプレッサ(5b〜5c)を次に大きい差分圧力値だけずらして早めにスイッチオンする、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
- 1つの列車編成内の圧力供給制御を上位の制御装置から集中的に行うかまたは、各コンプレッサ(5a〜5c)に配分された制御ユニット(6a〜6c)により分散型で行う、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
- 列車編成における目下の圧力媒体要求を、すべてのレール車両(1a〜1c)を通して共通に引き延ばされた主空気タンク管路(3)内の圧力に基づき求める、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
- 複数のレール車両(1a〜1c)をまとめて1つの列車編成にした後、コンプレッサ(5a〜5c)の一定の優先順序を変更することなく規定する、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
- コンプレッサ(5a〜5c)の優先順序の入れ替えを一定のやり方でまたはランダムに、時間により制御、圧力により制御、温度により制御、または湿度により制御して行う、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
- 圧力媒体供給動作中、時間により制御して優先順序を入れ替えるために、最高優先度をもつコンプレッサ(5a)を連続した規定の動作期間に達すると最低優先度に移し替えてそれとともにスイッチオフし、該コンプレッサ(5a)を次に高い優先度をもつまだスイッチオフされているコンプレッサ(5b)と置き換える、請求項8記載の方法。
- 圧力媒体供給動作中、圧力により制御して優先順序を入れ替えるために、最高優先度をもつコンプレッサ(5a)を主空気タンク管路(3)内が規定の切替圧力値に達すると最低優先度に移し替えてそれとともにスイッチオフし、該コンプレッサ(5a)を次に高い優先度をもつまだスイッチオフされているコンプレッサ(5b)と置き換える、請求項8記載の方法。
- 圧力媒体供給動作中、温度により制御して優先順序を入れ替えるために、最高優先度をもつコンプレッサ(5a)を動作温度に到達し規定の保持時間が経過したあとで最低優先度に移し替えてそれとともにスイッチオフし、該コンプレッサ(5a)を次に高い優先度をもつまだスイッチオフされているコンプレッサ(5b)と置き換える、請求項8記載の方法。
- 圧力媒体供給動作中、湿度により制御して優先順序を入れ替えるために、最高優先度をもつコンプレッサ(5a)を乾燥した動作状態に達すると最低優先度に移し替えてそれとともにスイッチオフし、該コンプレッサ(5a)をまだスイッチオフされている湿ったコンプレッサ(5c)と置き換える、請求項8記載の方法。
- 1つの列車編成内で機械的にかつ圧力媒体が連通するよう互いに結合された複数のレール車両における圧力媒体供給制御装置であって、
該圧力媒体供給はすべてのレール車両(1a〜1c)を通って延在する1つの共通の主空気タンク管路(3)を介して行われ、
該主空気タンク管路(3)は前記レール車両(1a〜1c)の連結個所で圧力媒体結合部(4a,4b)を介してセクションごとに接続されており、
該主空気タンク管路(3)に対し複数のコンプレッサ(5a〜5c)を介して圧力媒体が供給され、実質的に各レール車両(1a〜1c)ごとに1つのコンプレッサ(5a〜5c)が配属されているものにおいて、
列車編成内で使用可能なコンプレッサ(5a〜5c)の総数に基づき各コンプレッサ(5a〜5c)に対する優先順序を定める手段が設けられており、
切替手段が設けられており、該切替手段により目下の圧力媒体要求に依存して、該目下の圧力媒体要求を満たすのに必要とされる個数のコンプレッサ(5a〜5c)だけがそれらの優先度に従い作動されることを特徴とする、
レール車両における圧力媒体供給制御装置。 - 列車編成の目下の圧力媒体要求を求めるため、ただ1つのまたは安全用二重構成を備えた圧力センサが設けられており、該圧力センサは、すべてのレール車両(1a〜1c)を通って引き延ばされている主空気タンク管路(3)内またはコンプレッサ(5a〜5c)のタンクに配置されている、請求項13記載の装置。
- 優先順序を定める前記手段は、集中型または分散型の電気的または機械的な手動選択スイッチとして構成されている、請求項13記載の装置。
- 優先順序を定める前記手段は、集中型または分散型の電子制御ユニット(6a〜6c)として構成されている、請求項13記載の装置。
- 前記電子制御ユニット(6a〜6c)は、列車編成を通して延在するデータバスを介してすべてのコンプレッサ(5a〜5c)の制御用切替手段と接続されている、請求項16記載の装置。
- コンプレッサ(5a〜5c)の前記切替手段は設定可能な自動監視機構として構成されている、請求項13記載の装置。
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