JPH11206014A - 店舗用設備機器管理システム - Google Patents

店舗用設備機器管理システム

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Publication number
JPH11206014A
JPH11206014A JP344998A JP344998A JPH11206014A JP H11206014 A JPH11206014 A JP H11206014A JP 344998 A JP344998 A JP 344998A JP 344998 A JP344998 A JP 344998A JP H11206014 A JPH11206014 A JP H11206014A
Authority
JP
Japan
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showcase
air conditioner
store
equipment
refrigerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP344998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Suzuki
一雄 鈴木
Masayoshi Hara
正誉 原
Akiyoshi Sugiyama
明由 杉山
Hiroaki Sugiura
廣陽 杉浦
Shiro Setoguchi
四郎 瀬戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP344998A priority Critical patent/JPH11206014A/ja
Publication of JPH11206014A publication Critical patent/JPH11206014A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店舗用設備機器を総合的に管理・制御し、店
舗内の快適性を維持すると共に、設備機器システムを構
成する各電気機器の総消費電力を低減する。 【解決手段】 管理・制御部1は、通信ポート10を介
して空調機2、冷凍機3、ショーケース4、換気扇5、
照明6、制御盤7を管理・制御すると共に、モデムaを
介して電話網に接続され、サービスセンタからモデムs
cを介して制御データの送受を行う。冷凍機3、ショー
ケース4、換気扇5、照明6は、それぞれ対応する状態
量を検出するセンサ3b,4b,5b,6bを有し、そ
の検出信号をインターフェイス3a,4a,5a,6a
を介して通信ポート10と送受し、それぞれの設定状態
を制御する。制御盤7は、電力系統から交流電力を受電
し、(受電)電流センサ7bにて受電部の電流値を検出
して、インターフェイス7aを介して通信ポート10と
データの送受を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗用設備機器を
総合的に管理・制御し、快適かつ電力効率の良い店舗用
設備機器管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンビニエンスストアやファミリ
ーレストランなどの店舗で用いられる、店舗用設備機器
では、各設備機器単独で電力制御が行われており、各種
状態量センサからの検出信号を用いて、運転制御が行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、設備機
器システムを構成する各電気機器の総消費電力が、省エ
ネルギーの観点から総合的に管理されているわけではな
かった。また、店舗内の快適性を維持しながら省エネル
ギー化を図った制御が行われていなかった。
【0004】例えば、冷凍機とショーケースの運転およ
び停止は、それぞれ別個に制御されていた。まず、ショ
ーケースが一定の温度に達したら、冷凍サイクルの電磁
弁を閉じる。複数のショーケースが全て一定の温度に達
し、電磁弁が全て閉じると、冷媒が戻らず、圧力が下が
り低圧となる。そして、低圧カットによって、冷凍機が
停止する。このため、電磁弁が全て閉じ、冷凍機が止ま
るまで、無駄な電力を消費する。また、再運転(再起
動)時も圧力がバランスしていないため、負荷が大きく
無駄な電力を消費する。
【0005】本発明は、店舗用設備機器を総合的に管理
・制御し、店舗内の快適性を維持すると共に、設備機器
システムを構成する各電気機器の総消費電力を低減し
て、省エネルギー化を達成する店舗用設備機器管理シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の店舗用設備機器管理シス
テムは、電力系統から電力の供給を受けて空調機、冷蔵
庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル用の圧縮
機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む店舗用設
備において、各電気機器に対応した状態量を検出する各
センサと、これらの各センサからの検出信号を受けて、
対応する電気機器の設定状態をあらかじめ設定された優
先度に従った順序で管理・制御する制御信号を通信ポー
トから出力する管理・制御手段とを具備することを特徴
とする構成を有する。
【0007】以上の構成によって、各電気機器に対応し
た状態量を検出して、対応する電気機器の設定状態をあ
らかじめ設定された優先度に従った順序で管理・制御す
るので、店舗用設備を効率良く最適に運転制御できる。
【0008】本発明の請求項2に記載の店舗用設備機器
管理システムは、求項1に記載の店舗用設備機器管理シ
ステムを構成する手段に加え、前記管理・制御手段が電
話回線を介して制御データを送受する通信手段を具備す
ることを特徴とする。
【0009】以上の構成によって、電話回線を介して制
御データを送受するので、サービスセンタから店舗用設
備の運転状況を監視できる。
【0010】本発明の請求項3に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から電力の供給を受けて空調
機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
店舗用設備において、電力系統からの受電部の電流を検
出する受電電流センサと、この受電電流センサからの検
出信号を受けて、その電流検出値があらかじめ設定され
た電流値ゾーンにある場合、あらかじめ設定された優先
度に従った順序で各電気機器の運転能力を低減する電力
低減指示を通信ポートから出力するデマンド制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0011】以上の構成によって、電力系統から受電し
た電流検出値があらかじめ設定された電流値ゾーンにあ
る場合、あらかじめ設定された優先度に従った順序で各
電気機器の運転能力を低減するので、適切な順番で効率
良く運転できる。
【0012】本発明の請求項4に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から電力の供給を受けて空調
機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
店舗用設備において、店舗内の空調を行う空調機と、店
舗内に外気を導入する外気導入ファンと、店舗の室内温
度を検出する室温センサと、外気の温度を検出する外気
温センサと、この外気温センサと室温センサからの検出
信号を受けて、前記空調機が冷房運転を行っていると
き、外気温と室温との差が一定値以上になった場合、通
信ポートから前記空調機に冷房運転停止指示を出力する
と共に、前記外気導入ファンに外気導入指示を出力する
外気冷房制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】以上の構成によって、空調機が冷房運転を
行っているとき、外気温と室温との差が一定値以上にな
った場合、空調機が冷房運転を停止すると共に、外気導
入ファンにて外気導入するので、消費電力を削減した冷
房運転ができる。
【0014】本発明の請求項5に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から電力の供給を受けて空調
機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
店舗用設備において、食料品を冷蔵・冷凍するショーケ
ースと、このショーケースに冷媒を循環させる冷凍機
と、この冷凍機と前記ショーケースとの運転または停止
指示を通信ポートから出力する運転制御手段とを備え、
この運転制御手段が、ショーケースの運転停止指示を出
力後、前記冷凍機の運転停止指示を出力することを特徴
とする。
【0015】以上の構成によって、ショーケースの運転
を停止した後、冷凍機の運転を停止するので、冷凍機と
ショーケースによる冷凍システムを最適な状態で運転停
止できると共に、再起動時には、圧力バランスした状態
で運転できる。
【0016】本発明の請求項6に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から電力の供給を受けて空調
機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
店舗用設備において、食料品を冷蔵・冷凍するショーケ
ースと、このショーケースの結露を防止する防露ヒータ
と、前期ショーケースの扉付近に取り付けられた結露セ
ンサと、この結露センサからの結露信号に基づき前期防
露ヒータのオンまたはオフを制御する防露制御手段とを
具備することを特徴とする。
【0017】以上の構成によって、結露センサからの結
露信号に基づきショーケースの防露ヒータのオンまたは
オフを制御するので、無駄な電力を消費せずに、結露を
防止できる。
【0018】本発明の請求項7に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から電力の供給を受けて空調
機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
店舗用設備において、店舗内の空調を行う空調機と、店
舗内の空気を換気する換気扇と、においを検出する雑ガ
スセンサと、この雑ガスセンサからの検出信号に応じ
て、前記換気扇および空調機をオンまたはオフ制御する
換気制御手段とを具備することを特徴とする。
【0019】以上の構成によって、雑ガスセンサからの
検出信号に応じて、換気扇および空調機をオンまたはオ
フ制御するので、室内のにおいの充満度によって、換気
扇と空調機とを連携して最適制御可能となる。
【0020】本発明の請求項8に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から電力の供給を受けて稼働
する複数の電気機器を有する店舗用設備において、室内
の照度を検出して照度信号を出力する照度センサと、こ
の照度信号を受けて、あらかじめ設定された所定の照明
器具の照度を低下させる照度制御信号を通信ポートから
出力する照明制御手段とを具備することを特徴とする。
【0021】以上の構成によって、照度センサからの照
度信号を受けて、あらかじめ設定された所定の照明器具
の照度を低下させるので、最適照明が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の店舗用設備機器管理シス
テムの構成図である。本システムは、店舗A〜Nが、電
話網を介して、サービスセンタと制御データの送受を行
い、設備機器の管理・制御を行う。
【0024】次に店舗Aを例に、設備機器の構成につい
て、詳細に説明する。管理・制御部1は、通信ポート1
0を介して空調機2、冷凍機3、ショーケース4、換気
扇5、照明6、制御盤7を管理・制御する。通信ポート
10は、RS485などのデジタル通信ポートを用い
る。空調機2は、通信ポート10からデータを送受し
て、自らの空調能力を制御する。冷凍機3、ショーケー
ス4、換気扇5、照明6は、それぞれ対応する状態量を
検出するセンサ3b,4b,5b,6bを有し、その検
出信号をインターフェイス3a,4a,5a,6aを介
して通信ポート10と送受し、それぞれの設定状態を制
御する。各機器の設定状態は、あらかじめ設定された優
先度に従った順序で管理・制御される。制御盤7は、電
力系統から交流電力を受電し、所定の許容電力(例え
ば、50kVA)を越えたか否かを監視する。そして制
御盤7に取り付けられた(受電)電流センサ7bにて受
電部の電流値を検出して、インターフェイス7aを介し
て通信ポート10とデータの送受を行う。
【0025】また、店舗の室内温度を検出する室温セン
サ8と、外気の温度を検出する外気温センサ9とが、イ
ンターフェイス8aを介して通信ポート10に接続され
て検出信号の送受を行う。
【0026】店舗Aでは、管理・制御部1が、モデムa
を介して電話網に接続され、サービスセンタからモデム
scを介して制御データの送受を行う。同様に店舗Bが
モデムbを介して、店舗Nがモデムnを介して電話網に
接続され、サービスセンタとデータの送受を行う。サー
ビスセンタは、各店舗から受けたデータによって、異常
を検出した場合は、修理などの迅速な対応を行うことが
できる。
【0027】各電気機器は、管理・制御部1からの指示
に応じて運転または停止する。空調機2では、冷房・暖
房などの運転モードや風量(強、弱、微風など)を設定
可能であり、リモコン(図示せず)にて、使用者の好み
に応じて、温度設定を変更して、快適な空調が行われ
る。そのリモコンによる温度変更は、管理・制御部1へ
も送られる。また、逆に管理・制御部1から温度変更指
示を行うと、リモコンにもその温度が表示される。
【0028】冷凍機3は、通常連続運転を行うが、管理
・制御部1から運転または停止指示を行える。ショーケ
ース4は、冷蔵用ウォークイン・ショーケース、冷蔵用
リーチイン・ショーケースあるいは冷凍用リーチイン・
ショーケースなどで構成される。これらの冷蔵用ショー
ケースは、0〜20℃に設定でき、冷凍用ショーケース
は、−15〜−30℃に設定できる。
【0029】換気扇5は、室内の局所的なにおいを排出
する局所換気扇であり、対応する雑ガスセンサ5bから
の検出信号に応じて、管理・制御部1から運転または停
止指示を行える。また、管理・制御部1は、室内の照度
を検出する照明センサ6bからの照度信号を受けて、照
明6のオン・オフおよび照度を制御できる。
【0030】管理・制御部1には、以上の各電気機器の
運転状態が表示される。また、異常が生じた場合は、表
示が点滅して異常状態を示す。あるいはその異常を表示
する。
【0031】次に本実施の形態の店舗用設備機器管理シ
ステムの各管理・制御動作について説明する。
【0032】通常の空調機制御では、管理・制御部1
は、外気温センサ9からの検出信号に応じて、空調機2
の設定室内温度を変更する。例えば、冷房時に外気温度
が低いと、設定室内温度を上げる。冷蔵用ウォークイン
・ショーケース、冷蔵用リーチイン・ショーケースも同
様に温度を上げる。暖房時に外気温度が高い場合は、設
定室内温度を下げる。この設定室内温度の変更に応じ
て、空調機2は、その能力を可変する。または能力を可
変できない空調機の場合は、図2に示す間欠運転制御を
行う。すなわち、外気温センサ9の示す設定外気温度に
応じて、toffの間は空調機の運転を停止し、tonの間
は空調機の運転を行う。
【0033】次に図3を参照してデマンド制御を説明す
る。本デマンド制御は、優先度の低いものから順番に行
われる。例えば空調機は、その温度制御が0.5度位変
動しても影響度が低いので、優先度を一番低くする。次
にショーケースでもビン、カン類が入っているものは少
々停止しても影響がでないので優先度を次に低くする。
このように優先度をあらかじめ設定しておく。
【0034】まず、制御盤7の電流センサ7bの示す電
流値が上昇する場合を説明する。電流値がA1を越える
と(AゾーンからBゾーンへ移行)、空調機2の設定温
度を変える()。暖房であれば、温度を下げ、冷房で
あれば、温度を上げる。これによって、空調機2の消費
電力が下がる。電流値がA2を越え(BゾーンからCゾ
ーンへ移行)、さらに消費電力を減らす必要があれば、
冷蔵用ウォークイン・ショーケース、冷蔵用リーチイン
・ショーケースの設定温度を変更する()。電流値が
A3を越えた場合は(CゾーンからDゾーンへ移行)、
空調機2を停止する()。電流値がA4を越えた場合
は(DゾーンからEゾーンへ移行)、冷蔵用ウォークイ
ン・ショーケース、冷蔵用リーチイン・ショーケースを
停止する()。このように、優先順位を決め、必要度
に応じてデマンド制御を行う。
【0035】電流センサ7bの示す電流値が下降する場
合は、A4+(−Δa4)より低下すると(Eゾーンか
らDゾーンへ移行)、上記の制御を解除する。さらに
A3+(−Δa3)より低下すると(DゾーンからCゾ
ーンへ移行)、上記の制御を解除する。さらにA2+
(−Δa2)より低下すると(CゾーンからBゾーンへ
移行)、上記の制御を解除する。さらにA1+(−Δ
a1)より低下すると(BゾーンからAゾーンへ移
行)、上記の制御を解除する。このように上昇時と下
降時の温度制御にヒステリシスを持たせることによっ
て、デマンド制御を安定させる。
【0036】さらに冷房運転時には、店舗内に外気を導
入する外気導入ファン(図示せず)にて外気を取り入れ
ることによって、空調機2の消費電力を低減する。これ
は、空調機2が、圧縮機を駆動するため、消費電力が多
いが、それに比べ、外気導入ファンはファンを回転させ
るだけなので消費電力が少く、空調電力を低減できるか
らである。
【0037】次に図4を参照してこの外気冷房制御を説
明する。例えば、設定室内温度25℃、設定外気温度2
0℃とする。外気温が高い場合は、空調機2にて通常の
冷房運転を行う。時刻t1にて、外気温と室内温度との
差が設定値以上になると、空調機2の運転を停止、ある
いは送風のみとし、外気導入ファンにて外気を取り入れ
る。時刻t2にて、室温が設定室内温度+ΔTになる
と、外気導入を停止し、空調機2による空調運転に切り
換える。時刻t3にて、室温が設定室内温度−ΔTにな
ると、空調機2による空調運転を停止する。そして、時
刻t4にて、外気温と室内温度との差が再び設定値以上
になると、空調機2による空調運転を停止して、外気冷
房を行う。
【0038】外気導入のみでは、室内の熱負荷が多いた
め、室温が高くなる場合がある。その場合は、再び空調
機2による冷房運転を行う。また、室内の熱負荷が小さ
い、あるいは外気温が低くてさらに室温が下がる場合
は、外気導入を停止すると共に、空調機2の運転も停
止、あるいは送風のみとする。
【0039】ショーケース4の温度センサ4bが一定の
温度に達したら、管理・制御部1は、ショーケース4の
運転停止指示を行い、冷凍サイクルの電磁弁を閉じる。
そして冷凍機3の運転停止指示を行う。これによって、
従来のように冷凍機3が低圧カットまで運転しないの
で、電力を削減できる。さらに、再起動時も冷凍サイク
ルに圧力差の無い状態で起動できるので、無駄な電力を
使用しない。また、冷凍サイクルに冷媒圧力を検出する
圧力センサを備えており、圧力差がある場合は、まず電
磁弁を開けて、圧力差を無くした状態で、冷凍機3の運
転を行う。これによって、起動電力を少なくすることが
できる。
【0040】ショーケース4の扉付近には、結露センサ
(図示せず)が取り付けられ、扉付近の湿度を検出す
る。管理・制御部1は、この結露センサからの結露信号
に基づき防露ヒータ(図示せず)のオンまたはオフを制
御する。すなわち湿度が低いときは、防露ヒータをオフ
とし、湿度が高くなったら、防露ヒータをオン(通電)
する。この防露制御によって、扉が結露し、中の商品が
見えなくなることが無くなると共に、消費電力量を抑え
ることができる。
【0041】次に図5を参照して換気扇5の換気制御を
説明する。雑ガスセンサ5bが、おでんなどの室内の局
所的なにおいである雑ガスを検出して、その濃度がG1
を越えると、管理・制御部1は、換気扇5を運転し、換
気を行う。換気が不十分で、さらに雑ガスの濃度がG2
を越えると、他の換気扇(図示せず)も運転して換気を
行う。さらに雑ガスの濃度がG3を越えると、空調機2
を停止する。空調機を停止することによって、空調機の
風に妨げられずに換気できるので、室内に充満したにお
いが減少する。
【0042】換気が進んで、雑ガスの濃度がG3+(−
Δg3)より低下すると、空調機2による空調を行う。
さらに雑ガスの濃度がG2+(−Δg2)より低下する
と、他の換気扇を停止する。そして雑ガスの濃度がG1
+(−Δg1)より低下すると、換気扇5を停止する。
このように雑ガスの増加時と減少時の換気制御にヒステ
リシスを持たせることによって、換気制御を安定させ
る。
【0043】一般に店舗では、大きめの換気扇が設置さ
れていることが多い。これは、空調機が風を送っている
と、その風によって換気が妨げられ、換気効果が減少す
るためである。上記の空調機と連動した換気制御を行う
ことによって、小さな換気扇でも十分な換気量を得ら
れ、設備投資額を減らすことができ、また消費電力量も
減らすことができる。
【0044】日中に室外が一定以上に明るい場合は、管
理・制御部1は、照明センサ6bからの照度信号によっ
て、インバーター電源によって照明6の照度を低下し、
消費電力を下げる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の請求項1に
記載の店舗用設備機器管理システムは、各電気機器に対
応した状態量を検出して、対応する電気機器の設定状態
をあらかじめ設定された優先度に従った順序で管理・制
御するので、店舗用設備を効率良く最適に運転制御し、
管理人がいなくても適切な管理ができる。
【0046】本発明の請求項2に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電話回線を介して制御データを送受す
るので、遠隔地にあるサービスセンタから店舗用設備の
運転状況を監視でき、異常などが発生した場合、修理な
どの迅速な対応ができる。
【0047】本発明の請求項3に記載の店舗用設備機器
管理システムは、電力系統から受電した電流検出値があ
らかじめ設定された電流値ゾーンにある場合、あらかじ
め設定された優先度に従った順序で各電気機器の運転能
力を低減するので、適切な順番で効率良く運転でき、効
率の良い電力制御によって、電力消費を削減できる。
【0048】本発明の請求項4に記載の店舗用設備機器
管理システムは、空調機が冷房運転を行っているとき、
外気温と室温との差が一定値以上になった場合、空調機
が冷房運転を停止すると共に、外気導入ファンにて外気
導入するので、消費電力を削減した冷房運転ができる。
【0049】本発明の請求項5に記載の店舗用設備機器
管理システムは、ショーケースの運転を停止した後、冷
凍機の運転を停止するので、冷凍機とショーケースによ
る冷凍システムを最適な状態で運転停止できると共に、
再起動時には、圧力バランスした状態で運転でき、無駄
な電力を消費しない。
【0050】本発明の請求項6に記載の店舗用設備機器
管理システムは、結露センサからの結露信号に基づきシ
ョーケースの防露ヒータのオンまたはオフを制御するの
で、無駄な電力を消費せずに、結露を防止できる。
【0051】本発明の請求項7に記載の店舗用設備機器
管理システムは、雑ガスセンサからの検出信号に応じ
て、換気扇および空調機をオンまたはオフ制御するの
で、室内のにおいの充満度によって、換気扇と空調機と
を連携して最適制御可能となり、消費電力を増やさずに
最適な換気ができる。
【0052】本発明の請求項8に記載の店舗用設備機器
管理システムは、照度センサからの照度信号を受けて、
あらかじめ設定された所定の照明器具の照度を低下させ
るので、窓側の照明を落とすなどの最適照明が可能とな
り、無駄な電力を消費しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の店舗用設備機器管理システムの構成図
である。
【図2】空調機の間欠運転制御を示す図である。
【図3】受電電流センサによるデマンド制御を説明する
図である。
【図4】外気冷房制御を説明する図である。
【図5】雑ガスセンサによる換気扇制御を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1…管理・制御部,2…空調機,3…冷凍機,4…ショ
ーケース,5…換気扇,6…照明,7…制御盤,8…室
温センサ,9…外気温センサ,10…通信ポート,3a
〜8a…インターフェイス,2b〜6b…センサ,7b
…電流センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 廣陽 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内 (72)発明者 瀬戸口 四郎 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統から電力の供給を受けて空調
    機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
    用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
    店舗用設備において、 各電気機器に対応した状態量を検出する各センサと、 これらの各センサからの検出信号を受けて、対応する電
    気機器の設定状態をあらかじめ設定された優先度に従っ
    た順序で管理・制御する制御信号を通信ポートから出力
    する管理・制御手段とを具備することを特徴とする店舗
    用設備機器管理システム。
  2. 【請求項2】 前記管理・制御手段が電話回線を介して
    制御データを送受する通信手段を具備することを特徴と
    する請求項1に記載の店舗用設備機器管理システム。
  3. 【請求項3】 電力系統から電力の供給を受けて空調
    機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
    用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
    店舗用設備において、 電力系統からの受電部の電流を検出する受電電流センサ
    と、 この受電電流センサからの検出信号を受けて、その電流
    検出値があらかじめ設定された電流値ゾーンにある場
    合、あらかじめ設定された優先度に従った順序で各電気
    機器の運転能力を低減する電力低減指示を通信ポートか
    ら出力するデマンド制御手段とを具備することを特徴と
    する店舗用設備機器管理システム。
  4. 【請求項4】 電力系統から電力の供給を受けて空調
    機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
    用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
    店舗用設備において、 店舗内の空調を行う空調機と、 店舗内に外気を導入する外気導入ファンと、 店舗の室内温度を検出する室温センサと、 外気の温度を検出する外気温センサと、 この外気温センサと室温センサからの検出信号を受け
    て、前記空調機が冷房運転を行っているとき、外気温と
    室温との差が一定値以上になった場合、通信ポートから
    前記空調機に冷房運転停止指示を出力すると共に、前記
    外気導入ファンに外気導入指示を出力する外気冷房制御
    手段とを具備することを特徴とする店舗用設備機器管理
    システム。
  5. 【請求項5】 電力系統から電力の供給を受けて空調
    機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
    用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
    店舗用設備において、 食料品を冷蔵・冷凍するショーケースと、 このショーケースに冷媒を循環させる冷凍機と、 この冷凍機と前記ショーケースとの運転または停止指示
    を通信ポートから出力する運転制御手段とを備え、 この運転制御手段が、ショーケースの運転停止指示を出
    力後、前記冷凍機の運転停止指示を出力することを特徴
    とする店舗用設備機器管理システム。
  6. 【請求項6】 電力系統から電力の供給を受けて空調
    機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
    用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
    店舗用設備において、 食料品を冷蔵・冷凍するショーケースと、 このショーケースの結露を防止する防露ヒータと、 前期ショーケースの扉付近に取り付けられた結露センサ
    と、 この結露センサからの結露信号に基づき前期防露ヒータ
    のオンまたはオフを制御する防露制御手段とを具備する
    ことを特徴とする店舗用設備機器管理システム。
  7. 【請求項7】 電力系統から電力の供給を受けて空調
    機、冷蔵庫、冷凍庫、ショーケースなどの冷凍サイクル
    用の圧縮機を駆動する電気機器と他の電気機器とを含む
    店舗用設備において、 店舗内の空調を行う空調機と、 店舗内の空気を換気する換気扇と、 においを検出する雑ガスセンサと、 この雑ガスセンサからの検出信号に応じて、前記換気扇
    および空調機をオンまたはオフ制御する換気制御手段と
    を具備することを特徴とする店舗用設備機器管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 電力系統から電力の供給を受けて稼働す
    る複数の電気機器を有する店舗用設備において、 室内の照度を検出して照度信号を出力する照度センサ
    と、 この照度信号を受けて、あらかじめ設定された所定の照
    明器具の照度を低下させる照度制御信号を通信ポートか
    ら出力する照明制御手段とを具備することを特徴とする
    店舗用設備機器管理システム。
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