JP2002089456A - 鉄道車両における電動空気圧縮機の制御装置 - Google Patents

鉄道車両における電動空気圧縮機の制御装置

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JP2002089456A
JP2002089456A JP2000284738A JP2000284738A JP2002089456A JP 2002089456 A JP2002089456 A JP 2002089456A JP 2000284738 A JP2000284738 A JP 2000284738A JP 2000284738 A JP2000284738 A JP 2000284738A JP 2002089456 A JP2002089456 A JP 2002089456A
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air compressor
pressure
air
compressor
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JP2000284738A
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Ayumi Tanaka
歩 田中
Isao Suzumura
勲 鈴村
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストアップを招くことなく、元空気溜めの内
部圧力に影響を与えることなく、電動空気圧縮機の内部
温度を高温に保つ。 【解決手段】元空気溜め2A,2Bの内部圧力が鉄道車
両の通常使用空気圧力以下であるとON信号を発し、鉄
道車両の通常使用空気圧力を超える場合にOFF信号を
発する第1の圧力スイッチ6A,6Bを設ける。第1の
スイッチ6A,6Bよりの信号を空気圧縮機制御装置3
A,3Bが受け、第1の圧力スイッチ6A,6BよりO
N信号があると、最低限度の電動空気圧縮機1Aを稼働
させる一方、OFF信号があると、すべての電動空気圧
縮機1A,1Bを停止させる。第2の圧力スイッチ10
は、通常の運行継続するのに十分でないと判断できる程
度まで元空気溜め2の内部圧力が低下したことを検出す
ると、空気圧縮機制御装置3A,3Bは、すべての電動
空気圧縮機1A,1Bを稼働させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一編成に少なく
とも2台以上の電動空気圧縮機を有する鉄道車両におけ
る電動空気圧縮機の制御装置に関する。ここで、電動空
気圧縮機には、スクリュー式もレシプロ式も含まれる。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両では、空気ブレーキ装
置や戸閉め装置、空気バネ装置などの各種空気制御機器
を機能させるために、圧縮空気が用いられている。これ
らに使用される圧縮空気は、車両に搭載された電動空気
圧縮機によって生成され、生成された圧縮空気は、一旦
元空気溜めに蓄えられた後、各種空気制御機器に供給さ
れる。
【0003】通常、一編成の鉄道車両に搭載される電動
空気圧縮機の容量・搭載台数は、一部の電動空気圧縮機
が故障した場合においても正常に列車の運行を継続でき
ることを想定し、十分に余裕のある設計となっている。
そのため、全ての電動空気圧縮機が健全である通常の場
合には、各電動空気圧縮機の負担は低く、その稼働率は
かなり低くなっている。
【0004】ところで、電動空気圧縮機は、その構造
上、稼働中は空気の圧縮熱によって高温となるが、圧縮
空気の温度が露点より低いと、圧縮空気に含まれている
水分が凝縮して、その凝縮された水分が潤滑油中に含ま
れることになる。そして、潤滑油に多量の水分が混じっ
た場合には、潤滑油は乳化し、潤滑油としての性能は著
しく低下する。また、このような水分は、電動空気圧縮
機の内部に錆を発生させる原因にもなる。よって、短期
間においてのメンテナンスが必要となる。
【0005】これらを防ぐため、従来、電動空気圧縮機
の潤滑油の温度を常時監視し、圧縮空気の温度が露点を
下回らない温度以上に保たれるよう、例えば潤滑油の温
度が80℃より低くなると、強制的に電動空気圧縮機を
稼働させ、空気の圧縮熱によって温度を高める手法が実
施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の手法では、新たに、潤滑油の温度が露点以上
か否かを監視するための温度センサと、この温度センサ
からの信号に基づいて各電動空気圧縮機を制御するため
の手段が必要となり、新たなメンテナンス部品が増加
し、コストアップの原因になる。
【0007】また、元空気溜めの内部圧力とは関係な
く、電動空気圧縮機の温度条件によって電動空気圧縮機
を強制的に稼働させるため、元空気溜めの内部圧力が規
定値以上に高くならないように余分な圧縮空気を外部に
排出する機構も新たに必要となり、もしその機構が故障
した場合には、元空気溜めの内部圧力が高くなりすぎる
おそれもある。
【0008】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、コストアップを招くことなく、元空気溜めの内部
圧力に影響を与えることなく、電動空気圧縮機の内部温
度を高温に保つことができる鉄道車両における電動空気
圧縮機の制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、一編成に少なくとも2台
以上の電動空気圧縮機を有する鉄道車両における電動空
気圧縮機の制御装置において、前記電動空気圧縮機によ
り生成される圧縮空気を貯蔵する元空気溜めと、この元
空気溜めの内部圧力が、鉄道車両における各種の空気制
御機器を通常作動させるのに使用される圧縮空気圧力で
ある第1の規定値を超えるか否かを検出する第1の圧力
検出手段と、この第1の圧力検出手段よりの信号を受
け、前記元空気溜めの内部圧力が第1の規定値を超える
場合には前記電動空気圧縮機をすべて停止させる一方、
第1の規定値に足りない場合には最低限度の電動空気圧
縮機のみを稼働させる制御手段とを備えるものである。
ここで、第1の規定値は、単一の数値で規定してもよい
し、一定の数値範囲で規定してもよい。
【0010】すなわち、この発明は、予め稼働させる圧
縮機(最低限度の圧縮機)と稼働させない圧縮機とを定
めておき、通常時においては、必要最小限の圧縮機のみ
を稼働させることによって電動空気圧縮機の稼働率を上
昇させ、その結果、電動空気圧縮機の内部温度を、結露
を生じない高温に保つことができるようにしたものであ
る。稼働させる電動空気圧縮機(最低限度の圧縮機)の
台数は、例えば、通常運転時に車両が消費する空気量と
電動空気圧縮機の仕様から、最低限度必要な稼働台数を
算出して、決定される。
【0011】このようにすれば、元空気溜めの内部圧力
が、通常の使用に必要とされる圧縮空気圧力(鉄道車両
における各種の空気制御機器を通常作動させるのに使用
される圧縮空気圧力)である第1の規定値を超える場合
には、元空気溜めの内部圧力が、各種機器を作動させる
のに十分な圧力であるので、電動空気圧縮機を稼働させ
る必要はなく、電動空気圧縮機がすべて停止され、省エ
ネが図られる。
【0012】その一方、元空気溜めの内部圧力が第1の
規定値に足りない場合には、その内部圧力を高める必要
があるので、制御手段によって最低限度の圧縮機のみ稼
働せしめられる。このとき、最低限度の圧縮機のみ稼働
せしめられるだけであるため、稼働する圧縮機の稼働率
は高くなり、圧縮機本体も高温を維持することが可能と
なり、圧縮機の内部で水分が凝縮することはなくなり、
結露の発生を防止することができる。よって、新たな部
品を設ける必要がないので、コストアップを招くことが
なく、元空気溜めの内部圧力に影響を与えることもな
く、電動空気圧縮機の内部温度が、結露を発生しない高
温に保たれる。
【0013】請求項2に記載の発明のように、さらに、
前記元空気溜めの内部圧力が、前記第1の規定値よりも
小さく、鉄道車両における各種の空気制御機器を正常に
作動し得るのに少なくとも必要とされる圧縮空気圧力で
ある第2の規定値を超えるか否かを検出する第2の圧力
検出手段を備え、前記制御手段は、前記第2の圧力検出
手段よりの信号を受け、前記元空気溜めの内部圧力が第
2の規定値を超える場合には最低限度の電動空気圧縮機
を稼働させる一方、第2の規定値に足りない場合には前
記電動空気圧縮機をすべて稼働させるようにすることも
できる。ここで、第2の規定値も、第1の規定値の場合
と同様に、単一の数値で規定してもよいし、一定の数値
範囲で規定してもよい。
【0014】このようにすれば、第2の圧力検出手段に
よって元空気溜め圧力の内部圧力が、前記第1の規定値
よりも小さく、鉄道車両における各種の空気制御機器を
正常に作動し得るのに少なくとも必要とされる圧縮空気
圧力である第2の規定値に足りないことが検出される
と、制御手段は、電動空気圧縮機をすべて稼働させ、速
やかに、鉄道車両における各種の空気制御機器を正常に
作動し得るのに少なくとも必要とされる圧縮空気圧力を
超えるまで元空気溜めの内部圧力を復帰させ、各種の空
気制御機器が作動可能な状態とする。このような事態
は、例えば長時間車両を留置したことによって元空気溜
めの内部圧力が低下している場合や、運行中において空
気消費量が通常よりも多く元空気溜めの内部圧力が列車
の運行に差し支えるほど異常に低下した場合に起こり得
る。一方、第2の規定値を超える場合には、元空気溜め
の内部圧力が列車の運行に差し支えるほど低下しておら
ず、各種の空気制御機器は作動可能であるので、最低限
度の電動空気圧縮機を稼働させる。
【0015】請求項3に記載の発明のように、さらに、
前記電動空気圧縮機の故障又は異常を検出する故障・異
常検出手段を備え、前記制御手段は、前記故障・異常検
出手段よりの信号を受け、前記電動空気圧縮機に異常又
は故障がある場合には電動空気圧縮機をすべて稼働させ
る一方、前記電動空気圧縮機に異常又は故障がない場合
には最低限度の電動空気圧縮機を稼働させるようにする
ことが望ましい。
【0016】このようにすれば、故障・異常検出手段に
よって、一編成中において、電動空気圧縮機の故障・異
常が検知された場合においては、制御手段が、電動空気
圧縮機をすべて稼働させる。よって、少なくとも故障・
異常が検知された電動空気圧縮機以外の電動空気圧縮機
については通常通り稼働させることができるので、電動
空気圧縮機の一部に故障・異常なものがあっても、その
故障・異常による元空気溜めの内部圧力の低下が回避さ
れる。
【0017】また、請求項4に記載の発明のように、前
記制御手段が、前記最低限度の電動空気圧縮機を適宜切
り替えることが望ましい。
【0018】このようにすれば、切替条件としては、例
えば、車両の進行方向や、圧縮機の累計動作時間等を考
慮して最低限度の電動空気圧縮機を切り替えることがで
きるようになる。よって、メンテナンス性を考慮し、特
定の電動空気圧縮機の稼働率だけが高くならないよう順
次切り替えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に沿って説明する。
【0020】図1は本発明に係る鉄道車両における電動
空気圧縮機の制御装置の概略構成を示す説明図である。
【0021】図1に示すように、電動空気圧縮機1A,
1Bは、元空気溜め2A,2Bに圧縮空気を送り、元空
気溜め圧力を、列車の運行に差し支えない第1の規定値
に維持するものであり、複数車両からなる一編成(本例
では3つの車両)のうちの先頭車両と最後部車両とに設
けられている。そして、この電動空気圧縮機1A,1B
は、運転台条件に基づき空気圧縮機制御装置3A,3B
(制御手段)からの起動指令によって、起動し、回転駆
動される。電動空気圧縮機1A,1Bから吐出された圧
縮空気は、逆止弁4A,4Bを通過し、元空気溜め2
A,2Bに供給されて貯蔵される。元空気溜め2A,2
Bに貯蔵される圧縮空気は、元空気管5を経由して、各
車両の空気ブレーキ装置や戸閉め装置、空気バネ装置な
どの、圧縮空気を必要とする空気制御機器に対し、それ
らの駆動制御のために供給される。なお、本実施の形態
においては、2つの元空気溜め2A,2Bの間は、元空
気管5を通して相互に接続されており、どちらの電動空
気圧縮機1A,1Bが駆動しても、すべての空気制御機
器に対し圧縮空気が供給できるようになっている。
【0022】前記電動空気圧縮機1A,1Bが搭載され
た鉄道車両の元空気管5には、電動空気圧縮機1A,1
Bを起動あるいは停止させるために、第1の圧力スイッ
チ6A,6B(第1の圧力検出手段)が設けられてい
る。ここで、鉄道車両では、通常、使用空気圧力を78
0kPa〜880kPaに規定しているため、第1の圧
力スイッチ6A,6Bは、780kPa以下でON信号
を発する一方、880kPa以上でOFF信号を発する
ように設定されており、この第1の圧力スイッチ6A,
6BよりのON信号によって電動空気圧縮機1A,1B
を起動させ、OFF信号によって電動空気圧縮機1A,
1Bを停止させ、その電動空気圧縮機1A,1Bの起動
・停止の制御により、元空気溜め2A,2Bの内部圧力
を規定範囲に保持している。なお、第1の圧力スイッチ
6A,6B同士は引き通し線7によって並列に接続され
ており、いずれか一方の第1の圧力スイッチ6A,6B
が元空気溜め2A,2Bの内部圧力の低下を検知すれ
ば、空気圧縮機制御装置3A,3Bを介して2台の電動
空気圧縮機1A,1Bを同期運転させることができるよ
うに構成されている。
【0023】例えば、先頭車両側(図1においてF側)
の電動空気圧縮機1Aを、通常稼働する圧縮機として選
択したとする。この状況で、例えば元空気溜め2Aの内
部圧力が780kPa以下に、すなわち第1の規定範囲
に足りない状態になると、それを第1の圧力スイッチ6
Aが検知して、第1の圧力スイッチ6AよりON信号が
発せられ、そのON信号が空気圧縮機制御装置3Aに送
られる。その場合、先頭車両側の電動空気圧縮機1Aが
故障していたり異常が発生していたりしていないことを
条件に、先頭車両側の電動空気圧縮機1Aを起動し、同
時に後部車両(図1においてR側)の電動空気圧縮機1
Bに対し休止指令を引き通し線8を通じて指令する(こ
のとき、後述の開閉スイッチ11は閉成されている)。
【0024】この場合、後部車両側の電動空気圧縮機1
Bは、第1の圧力スイッチ6AよりON信号が発せられ
ていても、後部車両側の電動空気圧縮機1Bは選択され
ておらず、かつ先頭車両側の空気圧縮機制御装置3Aか
ら休止が指令されているという条件にて、起動すること
はない。ここで、各電動空気圧縮機1A,1Bの故障・
異常は、例えば、電動空気圧縮機1A,1Bに設けられ
た潤滑油温センサ9A,9Bによって、電動空気圧縮機
1A,1Bの潤滑油温度の異常上昇によって検知され
る。
【0025】前記第1の圧力スイッチ6A,6Bとは別
に、第2の圧力スイッチ10(第2の圧力検出手段)が
元空気管5に対して設けられている。この第2の圧力ス
イッチ10は、通常の運行を継続するのに十分でないと
判断できる程度まで元空気溜め2A,2Bの内部圧力が
低下したことを検出するものである。すなわち、元空気
溜め2A,2Bの内部圧力が490kPa以下に低下す
れば、各種空気制御機器が正常に動作しないおそれがあ
るとの観点から、第2の圧力スイッチ10は、元空気溜
め2の内部圧力が490kPa以下になるとOFF信号
を発し、610kPa以上になるとON信号を発するよ
うに設定されている。
【0026】この第2の圧力スイッチ10が、休止指令
の引通し線8の途中に介装された開閉スイッチ11に連
係されることで、空気圧縮機制御装置3A,3B同士の
連係を遮断することができるようになっている。よっ
て、元空気溜め2A,2Bの内部圧力が490kPa以
下の場合には、第2の圧力スイッチ10からの信号にて
開閉スイッチ11が開成されるので、先頭車両側から休
止指令信号が出力されたとしても、後部車両側の電動空
気圧縮機1Bの空気圧縮機制御装置3Bに入力されず、
結果として両方の電動空気圧縮機1A,1Bが起動する
ことになる。この第2の圧力スイッチ10を設けること
によって、速やかに正常な元空気溜め2A,2Bの内部
圧力が規定範囲の圧力まで回復することができる。な
お、第2の圧力スイッチ10は、本来の目的の通り、走
行を継続するのに危険と判断することができるまで、元
空気溜め1A,1Bの内部圧力が低下した場合には、そ
れを検知し、鉄道車両に非常ブレーキをかけるようにし
てもよい。
【0027】前記第2の圧力スイッチ10は、電動空気
圧縮機1A,1Bが搭載されている車両と同一の車両に
設けるようにしてもよいし、別の車両に設けるようにし
てもよい。また、第2の圧力スイッチ10の搭載数量
も、1個以上であればよく、複数個投けることも可能で
ある。
【0028】さらに、先頭車両側(F側)の電動空気圧
縮機1Aが故障したり、それの潤滑油温度が異常に上昇
した場合には、後部車両側(R側)の電動空気圧縮機1
に対して休止指令信号は出力されないので、後部車両側
の電動空気圧縮機1Bは起動することになる。
【0029】続いて、上記空気圧縮機制御装置3の制御
について、図2に沿って説明する。なお、次の説明にお
いて、通常の運転時において稼働させる電動空気圧縮機
は先頭車両側の電動空気圧縮機1Aに、稼働させないで
休止させる電動空気圧縮機は後部車両側の電動空気圧縮
機1Bに決定したものとする。
【0030】まず、予め、進行方向などの条件に基づい
て、通常の運転時において稼働させる電動空気圧縮機1
Aと、稼働させないで休止させる電動空気圧縮機1Bと
を定める(ステップS1)。ここで、稼働させる電動空
気圧縮機の台数は、通常運転時に車両が消費する空気量
と電動空気圧縮機の仕様から、最低限度必要な稼働台数
を算出して、決定される。また、どの電動空気圧縮機を
稼働させるかは、メンテナンス性を考慮し、特定の電動
空気圧縮機の稼働率だけが高くならないよう順次切り替
えることが望ましい。なお、切替条件としては、例え
ば、車両の進行方向や、圧縮機の累計動作時間から切替
えを行うことが考えられる。
【0031】それから、第1の圧力スイッチ6A,6B
により、元空気溜め2A,2Bの内部圧力が、通常の使
用空気圧力に相当する規定値(780kPa〜880k
Pa)以下であるか否かが判定される(ステップS
2)。すなわち、通常の使用空気圧力を規定値(780
kPa〜880kPa)に規定しているため、第1の圧
力スイッチ6A,6Bは、780kPa以下でON信号
を発し、880kPa以上でOFF信号を発するように
構成されており、規定値の範囲内にあるか否かを自動的
に検知できるようになっている。そして、第1の圧力ス
イッチ6A,6BがON信号を発する場合には、通常の
使用空気圧力よりも元空気溜め2A,2Bの内部圧力が
低下しているので、続いて、その元空気溜め2A,2B
の内部圧力が車両の運行に差し支える程度まで低下して
いないかを判断するために、第2の圧力スイッチ10に
より、元空気溜め2A,2Bの内部圧力が異常に低下し
ているか否かが判定される(ステップS3)。一方、第
1の圧力スイッチ6A,6BがOFF信号を発する場合
には、通常の使用空気圧力は確保されているので、すべ
ての電動空気圧縮機1A,1Bが停止され(ステップS
4)、ステップS2に戻る。
【0032】ステップS3における第2の圧力スイッチ
10での、元空気溜め2A,2Bの内部圧力の異常低下
の判定は、元空気溜め2A,2Bの内部圧力が490k
Pa以下であれば各種空気制御機器が正常に動作しない
おそれがあるとの観点から、第2の圧力スイッチ10
は、490kPa以下でOFF信号を発し、610kP
a以上でON信号を発生するように構成されている。
【0033】第2の圧力スイッチ10がOFF信号を発
する場合は、各種空気制御機器が正常に動作しないおそ
れがあるので、すべての電動空気圧縮機1A,1Bを稼
働して(ステップS5)、元空気溜め2A,2Bの内部
圧力が、速やかに、各種空気制御機器が正常に動作でき
る圧力まで復帰するようにし、ステップS2に戻る一
方、ON信号を発する場合には、一応各種空気制御機器
は正常に動作すると考えられるので、潤滑油温センサ6
A,6B及び故障検出手段(図示せず)よりの信号に基
づき、圧縮機1A,1Bに故障又は異常があるか否かが
判定される(ステップS6)。なお、前記故障検出手段
による故障の検出は、従来より用いられているもの、例
えば力行指令と実際の出力値との比較や出力値が規定値
を上回っていないかの監視などによって行われる。
【0034】そして、故障又は異常がある場合には、列
車の運行を重視するために、すべての電動空気圧縮機1
A,1Bを稼働して(ステップS5)、ステップS2に
戻る一方、故障又は異常がない場合は、最低限度の圧縮
機1Aのみを稼働し(ステップS7)、ステップS2に
戻る。
【0035】これにより、稼働する電動空気圧縮機1A
についての稼働率は高くなり、圧縮機本体も高温を維持
し、温度変化を小さくすることが可能となり、電動空気
圧縮機1Aの内部で水分が凝縮し、結露が発生するとい
うことはなくなる。
【0036】上記の実施の形態とは逆に、後部車両側の
電動空気圧縮機1Bを選択し、通常時において先頭車両
側の電動空気圧縮機1Aを休止させる制御としても同様
の効果を得ることができるのはもちろんである。
【0037】また、元空気管5に対して従来より設けら
れている第2の圧力スイッチ10を用いず、別に上記機
能を発揮し得る圧力スイッチを設けるようにしてもよ
い。その場合、その圧力スイッチの圧力設定値は、第1
の圧力スイッチ6A,6Bの設定値よりも低く、第2の
圧力スイッチ10の設定値よりも高くする必要がある。
【0038】さらに、前記実施の形態においては、前記
複数車両からなる一編成において、2台の電動空気圧縮
機1A,1Bが設けられているが、少なくとも2台以上
設けられていればよく、したがって、3台以上の電動空
気圧縮機を搭載した鉄道車両についても同様に適応する
ことができ、同様の効果を発揮させることが可能であ
る。
【0039】また、運転台等に、前述したところの最小
限度の電動空気圧縮機6A,6Bを稼働させる機能を止
めるためのスイッチを設けておくこともできる。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように実施
され、以下に述べるような効果を奏する。
【0041】請求項1の発明は、元空気溜めの内部圧力
が、鉄道車両における各種の空気制御機器を通常作動さ
せるのに使用される圧縮空気圧力である第1の規定値を
超える場合には電動空気圧縮機をすべて停止させる一
方、第1の規定値に足りない場合には最低限度の圧縮機
のみを稼働させるようにしているので、新たな検出手段
を追加せずとも、制御手段(例えば、簡単な構成の継電
器回路)の追加のみで、稼働する電動空気圧縮機につい
ての稼働率を高め、圧縮機本体も高温を維持することが
可能となり、電動空気圧縮機の内部で水分が凝縮しない
ようにすることが可能となる。また、従来の方式では、
元空気溜めの内部圧力が十分に高い場合においても、潤
滑油温度を一定温度以上に保つという目的のみで圧縮機
を稼働させ続ける必要があったのに対し、請求項1の発
明では、必要な時のみ電動空気圧縮機を稼働させる方式
であり、安全上においても、ランニングコスト的におい
ても有利となる。
【0042】請求項2の発明は、第2の圧力検出手段に
よって元空気溜めの内部圧力が、前記第1の規定値より
も小さく鉄道車両における各種の空気制御機器を正常に
作動し得るのに少なくとも必要とされる圧縮空気圧力で
ある第2の規定値に足りないことを検知した場合には、
すべての電動空気圧縮機を稼働させ、速やかに元空気溜
めの内部圧力を高めるようにしているので、列車の運行
機能を損なうことなく、電動空気圧縮機の稼働率を上昇
させ、電動空気圧縮機の内部温度を高温に保つことがで
きる。
【0043】請求項3に記載の発明のように、異常検出
手段によって一編成中に電動空気圧縮機の故障・異常が
検知された場合においては、すべての電動空気圧縮機を
稼働させるようにしているので、少なくとも故障・異常
が検知された以外の圧縮機については通常通り稼働する
ことができ、故障・異常による元空気溜めの内部圧力の
低下を回避することができる。
【0044】請求項4に記載の発明のように、前記制御
手段が、前記最低限度の電動空気圧縮機を適宜切り替え
るようにすれば、メンテナンス性を考慮し、特定の電動
空気圧縮機の稼働率だけが高くならないよう順次切り替
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両における電動空気圧縮機
の制御装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】同制御装置の制御の流れを示すフローチャート
図である。
【符号の説明】
1A,1B 電動空気圧縮機 2A,2B 元空気溜め 3A,3B 空気圧縮機制御装置 5 元空気管 6A,6B 第1の圧力スイッチ 9A,9B 潤滑油温センサ 10 第2の圧力スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA02 AA09 AA16 AA26 AA39 BA03 BA07 BA33 BA41 CA04 CA20 CA29 DA01 DA32 DA39 DA43 DA47 EA13 EA16 EA26 EA34 3H076 AA35 AA39 BB36 BB43 CC07 CC99

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一編成に少なくとも2台以上の電動空気
    圧縮機を有する鉄道車両における電動空気圧縮機の制御
    装置において、 前記電動空気圧縮機により生成される圧縮空気を貯蔵す
    る元空気溜めと、 この元空気溜めの内部圧力が、鉄道車両における各種の
    空気制御機器を通常作動させるのに使用される圧縮空気
    圧力である第1の規定値を超えるか否かを検出する第1
    の圧力検出手段と、 この第1の圧力検出手段よりの信号を受け、前記元空気
    溜めの内部圧力が第1の規定値を超える場合には前記電
    動空気圧縮機をすべて停止させる一方、第1の規定値に
    足りない場合には最低限度の電動空気圧縮機のみを稼働
    させる制御手段とを備えることを特徴とする鉄道車両に
    おける電動空気圧縮機の制御装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記元空気溜めの内部圧力が、
    前記第1の規定値よりも小さく、鉄道車両における各種
    の空気制御機器を正常に作動し得るのに少なくとも必要
    とされる圧縮空気圧力である第2の規定値を超えるか否
    かを検出する第2の圧力検出手段を備え、 前記制御手段は、前記第2の圧力検出手段よりの信号を
    受け、前記元空気溜めの内部圧力が第2の規定値を超え
    る場合には最低限度の電動空気圧縮機を稼働させる一
    方、第2の規定値に足りない場合には前記電動空気圧縮
    機をすべて稼働させるものである請求項1記載の鉄道車
    両における電動空気圧縮機の制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記電動空気圧縮機の故障又は
    異常を検出する故障・異常検出手段を備え、 前記制御手段は、前記故障・異常検出手段よりの信号を
    受け、前記電動空気圧縮機に異常又は故障がある場合に
    は電動空気圧縮機をすべて稼働させる一方、前記電動空
    気圧縮機に異常又は故障がない場合には最低限度の電動
    空気圧縮機を稼働させるものである請求項2記載の鉄道
    車両における電動空気圧縮機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記最低限度の電動空
    気圧縮機を適宜切り替えるものである請求項1〜3のい
    ずれかに記載の鉄道車両における電動空気圧縮機の制御
    装置。
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