JP4512332B2 - 圧縮空気製造設備 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の空気圧縮機と、これらの空気圧縮機で生成した圧縮空気の除湿を行なうエアドライヤとを備えた圧縮空気製造設備に関する。
一般に、圧縮空気製造設備は、複数の空気圧縮機と、これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の検出した圧力に基づき上記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御する制御手段とを有している。
このような構成の圧縮空気製造設備において、省エネルギ化を図るために、従来より、回転数制御を行う空気圧縮機を1台のみに限定し、その他の空気圧縮機については全負荷運転又は停止とする制御が行なわれている(例えば、特許文献1参照。)。ここでは、例えば供給先における使用空気量が減少する際には、その使用空気量の減少に合わせて回転数制御を行っている空気圧縮機の回転数を低下させ、使用空気量がその回転数制御された空気圧縮機分を要さない量まで減少したらその空気圧縮機を停止して、残りの空気圧縮機のうちのいずれか1台を回転数制御する。一方、供給先における使用空気量が増加する際には、その使用空気量の増加に合わせて回転数制御を行っている空気圧縮機の回転数を上昇させ、使用空気量が運転中の空気圧縮機のみでは足りない量まで増加したら、その空気圧縮機を全負荷運転とし、停止中の空気圧縮機のいずれか1台を起動して回転数制御する。このように空気圧縮機の運転台数制御を行なうことで、例えば複数の空気圧縮機の回転数を使用空気量に応じて同時に可変制御するような場合に比べて空気圧縮機の運転台数を少なくすることができるので、特に使用空気量が少ない領域において消費動力を小さくでき、省エネルギ化を図ることができる。
特開平11−343986号公報
しかしながら、上記従来技術では以下のような課題が存在する。
すなわち、一般に圧縮空気製造設備は、複数の空気圧縮機で生成した圧縮空気の除湿を行なうエアドライヤを空気圧縮機と空気槽との間に有している。このエアドライヤは、通常、停止直後には凝縮器内の冷媒が泡状となっており、この状態で再起動をかけると凝縮器モータが過負荷となって停止してしまうことから、一旦停止してしまうと所定の時間経過した後でなければ再運転することができない。このため、上記従来技術の圧縮空気製造設備では、特許文献1には明確には記載されていないが、制御手段により空気圧縮機については運転台数の制御を行なっているがエアドライヤについては行っておらず、空気圧縮機が自動停止してもその空気圧縮機に係るエアドライヤについては運転状態のままとなっていた。したがって、更なる省エネルギ化を図る余地があった。
本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、省エネルギ効果を向上することができる圧縮空気製造設備を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の圧縮空気製造設備は、圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動する電動機、及びこの電動機の回転数を制御するインバータを有する複数の空気圧縮機と、これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記複数の空気圧縮機にそれぞれ設けられ、少なくとも前記圧縮機本体、前記電動機、及び前記インバータ以外の機器である第1の補機と、
前記複数の空気圧縮機と前記空気槽との間に設けられ、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気に所定の処理を行う第2の補機と、前記圧力検出手段で検出した圧力に基づき、前記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、前記複数の空気圧縮機のうちの運転台数の制御で停止した空気圧縮機に設けられた前記第1の補機を停止することで、前記第1の補機の運転台数を制御する第1の制御手段とを備えるものとする。
本発明の圧縮空気製造設備においては、複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を空気槽で貯留しつつ、この空気槽内の圧力を圧力検出手段で検出し、この検出圧に基づいて第1の制御手段で複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御する。
このとき、本発明においては、複数の空気圧縮機にそれぞれ設けられ、少なくとも圧縮機本体、電動機、及びインバータ以外の機器である第1の補機と、複数の空気圧縮機と空気槽との間に設けられ、空気圧縮機から吐出された圧縮空気に所定の処理を行う第2の補機とのうち少なくともどちらかの補機についても第1の制御手段でその運転台数を制御する。すなわち、例えば圧縮空気の供給先における使用空気量が減少して空気圧縮機を停止した場合にはその空気圧縮機に係る第1及び第2の補機のうち少なくともどちらかを停止し、使用空気量が増加して停止中の空気圧縮機を起動した場合にはその空気圧縮機に係る第1及び第2の補機のうち停止した補機を起動するようにすることが可能である。
これにより、空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数制御のみ行なっていた前述した従来技術の圧縮空気製造設備に比べ、停止した補機の分だけ消費動力を低減することができる。したがって、本発明によれば省エネルギ効果を向上することができる。
(2)上記目的を達成するために、また本発明の圧縮空気製造設備は、圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動する電動機、及びこの電動機の回転数を制御するインバータを有する複数の空気圧縮機と、これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記複数の空気圧縮機と前記空気槽との間にそれぞれ設けられ、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気の除湿を行うエアドライヤと、前記圧力検出手段で検出した圧力に基づき、前記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、前記運転台数制御で停止した空気圧縮機からの圧縮空気の除湿を行う前記エアドライヤを停止することで、前記エアドライヤの運転台数を制御する第2の制御手段とを備えるものとする。
(3)上記目的を達成するために、更に、本発明の圧縮空気製造設備は、圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動する電動機、及びこの電動機の回転数を制御するインバータを有する複数の空気圧縮機と、これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記複数の空気圧縮機と前記空気槽との間にそれぞれ設けられ、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気の除湿を行うエアドライヤと、前記圧力検出手段で検出した圧力に基づき、前記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、前記運転台数制御で停止した空気圧縮機からの圧縮空気の除湿を行う前記エアドライヤを停止することで、前記エアドライヤの運転台数を制御する第2の制御手段とを備え、前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第1の圧力以上である場合に前記複数の空気圧縮機のうちの1台を停止し、この際に停止状態である前記空気圧縮機の台数が予め設定した所定の台数以上である場合には前記停止した空気圧縮機に係る前記エアドライヤを停止するものとする。
一般に、エアドライヤは停止直後には凝縮器内の冷媒が泡状となっており、この状態で再運転をかけると凝縮器モータが過負荷となって停止してしまうことから、一旦停止すると所定の時間経過した後でなければ再運転することができない。
本発明によれば、例えば圧縮空気の使用量が空気圧縮機1台分増減するのに要する時間が上記エアドライヤの再起動時間より短い場合等、使用空気量が急激に変化する場合に、エアドライヤを停止するための設定値(空気圧縮機の停止台数)を予め大きく設定しておくことで、エアドライヤを停止せずに空気圧縮機のみ運転・停止を行って運転台数を制御するようにすることができる。これにより、エアドライヤが停止状態のまま空気圧縮機が起動し、ドレンが供給先に流入してしまうといった事態を防止することができる。
(4)上記(3)において、さらに好ましくは、前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上である場合に、前記最も停止状態の長いエアドライヤ及びこのエアドライヤに係る前記空気圧縮機を起動するものとする。
上記(3)で述べたように、一般にエアドライヤは停止後所定の再起動時間(ここでは第1の時間)が経過した後でなければ再運転することができない。
本発明によれば、最も停止状態の長いエアドライヤの停止時間が第1の時間以上である場合に、そのエアドライヤ及びこのエアドライヤに係る空気圧縮機を起動するようにするので、エアドライヤの凝縮機モータが過負荷となって停止してしまうといったような事態を防止することができる。
(5)上記(3)において、また好ましくは、前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上である場合に前記最も停止状態の長いエアドライヤを起動し、且つ最も停止状態の長い前記空気圧縮機の停止時間が予め設定した第2の時間以上である場合に前記最も停止状態の長い空気圧縮機を起動するものとする。
(6)上記(3)において、また好ましくは、前記前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ、最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上及び最も停止状態の長い前記空気圧縮機の停止時間が予め設定した第2の時間以上である場合に、最も停止状態の長い前記エアドライヤ及びこのエアドライヤに係る前記空気圧縮機を起動するものとする。
(7)上記(3)において、また好ましくは、前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上である場合に前記最も停止状態の長いエアドライヤを起動し、このエアドライヤの起動後予め設定した第3の時間が経過した場合に前記起動したエアドライヤに係る空気圧縮機を起動するものとする。
通常、エアドライヤは起動してから除湿機能を発揮するまでに例えば3分程度の所定の時間を要する。
本発明によれば、エアドライヤを再起動した後第3の時間(例えば3分程度)経過した後に空気圧縮機を再起動することによって、エアドライヤが除湿機能を発揮し始めた後に空気圧縮機を起動することが可能である。したがって、空気圧縮機の起動と同時に除湿した圧縮空気を供給することができる。
本発明によれば、第1の制御手段で複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、第1の補機及び第2の補機のうち少なくともどちらかについても運転台数を制御する。これにより、使用空気量が減少した際に停止した補機の分だけ消費動力を低減することができ、省エネルギ効果を向上することができる。
以下、本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態を図1乃至図5を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態の全体構成を表す全体構成図である。なお、この図1において、実線の矢印は電気信号の流れ、破線の矢印は圧縮空気の流れ、1点鎖線の矢印はドレンの流れを示している。
この図1において、本実施の形態の圧縮空気製造設備は、5台の空気圧縮機ユニット1A,1B,1C,1D,1Eと、これら空気圧縮機ユニット1A乃至1Eから吐出された圧縮空気を貯留する空気槽2と、この空気槽2内の圧力を検出する圧力センサ3と、各空気圧縮機ユニット1A乃至1Eと空気槽2との間にそれぞれ設けられ、各空気圧縮機ユニット1A乃至1Eから吐出された圧縮空気の除湿をそれぞれ行うエアドライヤユニット4A乃至4Eと、上記圧力センサ3で検出した圧力に基づき、空気圧縮機ユニット1A乃至1Eの吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、エアドライヤユニット4A乃至4Eの運転台数を制御する制御装置5とを備えている。このように、本圧縮空気製造設備は空気圧縮機ユニット及びエアドライヤユニットからなる圧縮空気製造系統をA乃至Eの5系統有しているが、これら5系統は同様な構成であるため、以下、説明を簡単にするために、空気圧縮機ユニット1A乃至1Eを単に圧縮空気ユニット1、エアドライヤユニット4A乃至4Eを単にエアドライヤユニット4といったように適宜簡略化して説明する。
各空気圧縮機ユニット1は、空気を圧縮する圧縮機本体6(6A乃至6E)と、これら圧縮機本体6を駆動する電動機7(7A乃至7E)と、これら電動機7の回転数を制御するインバータを含む制御装置8(8A乃至8E)と、上記圧縮機本体6の吐出側に設けた逆止弁9(9A乃至9E)と、これら逆止弁9の下流側に設けられ、圧縮機本体6から吐出された圧縮空気の圧力を検出してその検出圧を上記インバータを含む制御装置8にそれぞれ出力する圧力センサ(圧力スイッチでもよい)10(10A乃至10E)とをそれぞれ備えている。
各エアドライヤユニット4は、空気圧縮機ユニット1から吐出される圧縮空気の除湿を行うエアクーラ13(13A乃至13E)と、これらエアクーラ13の運転・停止を行う制御装置14(14A乃至14E)とをそれぞれ備えている。上記エアクーラ13から摘出したドレンは、エアドライヤユニット4の外部へ排出されるようになっている。
各エアドライヤユニット4で除湿された圧縮空気は合流した後に空気槽2で貯留され、この空気槽2から圧縮空気使用ラインへと供給されるようになっている。また、空気槽2内の圧縮空気の圧力は圧力センサ3で検出され、その検出圧は制御装置5に出力されるようになっている。なお、この圧力センサ3を設けずに、各空気圧縮機ユニット1内に設けた圧力センサ10で検出した検出圧を制御装置5に入力するようにしてもよい。
制御装置5と各空気圧縮機ユニット1のインバータを含む制御装置8及び各エアドライヤユニット4の制御装置14とは、外部操作信号配線15,16(15a乃至15e,16a乃至16e)及び運転アンサー信号配線17,18(17a乃至17e,18a乃至18e)によって接続されている。すなわち、上記外部操作信号配線15を介して制御装置5から各空気圧縮機ユニット1のインバータを含む制御装置8に対し運転・停止及び回転数を制御するための操作信号がそれぞれ入出力されるようになっており、外部操作信号配線16を介して制御装置5から各エアドライヤユニット4の制御装置14に対し運転・停止するための操作信号がそれぞれ入出力されるようになっている。また、運転アンサー信号配線17を介して各空気圧縮機ユニット1のインバータを含む制御装置8から制御装置5に対しアンサーバック信号(すなわち運転したという電気信号)がそれぞれ入出力されるようになっており、運転アンサー信号配線18を介して各エアドライヤユニット4の制御装置14から制御装置5に対しアンサーバック信号がそれぞれ入出力されるようになっている。
なお、これら外部操作信号配線15,16と運転アンサー信号配線17,18の通信手段としては、例えばリレー等のON・OFF信号や、電圧や電流の変化で判断するアナログ信号、又はRS232CやRS485のようなデジタル信号等、どの手段を用いても構わない。また、上記では外部操作信号及びアンサーバック信号について入出力するようにしたが、これに限らず、例えば故障信号を入出力するための故障信号配線を設け、各空気圧縮機ユニット1及び各エアドライヤユニット4が故障した場合に制御装置5の盤面に故障表示をしたり、エアドライヤユニット4のうちいずれかが故障した場合にその故障したエアドライヤユニットに係る空気圧縮機ユニット1を停止するように制御し、ドレンが圧縮空気使用ラインに流れ込むのを防止できるようにしてもよい。またさらに、上記では制御装置5と、各空気圧縮機ユニット1のインバータを含む制御装置8と、各エアドライヤユニット4の制御装置14とを別体として設けているが、これらをまとめて1つの制御装置とし、上記電気信号の入出力を制御装置内で演算するようにしてもよい。
次に、制御装置5の制御内容について説明する。図2は制御装置5の制御機能のうちエアドライヤユニット4の運転台数の制御に係る制御内容を表すフローチャートである。なお、以下、制御内容を説明するにあたり、空気圧縮機ユニット1A乃至1Eを空気圧縮機1号機乃至5号機、エアドライヤユニット4A乃至4Eをエアドライヤ1号機乃至5号機と適宜記載する。
この図2において、まずステップ10では変数n1,n2の変更順の設定を行う。この変数n1,n2は、空気圧縮機ユニット1及びエアドライヤユニット4の自動停止を行う順番を号機で示すものであり、本実施の形態ではどちらも1号機から5号機の順となるように設定されている。
次のステップ20では、上記変数n1,n2の初期値、エアドライヤユニット4の停止時間T1、自動停止中の空気圧縮機ユニット1の台数N、及びエアドライヤユニット4の再起動後、空気圧縮機ユニット1を再起動するまでの時間T2の設定を行う。なお、上記T1はエアドライヤユニット4を一旦停止した後問題なく再起動するために必要な時間である。すなわち、通常、エアドライヤユニット4は停止直後には凝縮器(図示せず)内の冷媒が泡状となっており、この状態で再起動をかけると凝縮器モータ(図示せず)が過負荷となって停止してしまうことから、停止後T1経過した後に再起動するようにしたものである。また、Nはエアドライヤユニット4の自動停止を行うための条件として使用する設定値(自動停止状態の空気圧縮機ユニット1の台数)であり、T2はエアドライヤユニット4が再起動した後除湿機能を発揮するために必要な時間である。本実施の形態では、n1=1(空気圧縮機1号機)、n2=1(エアドライヤ1号機)、T1=5(分)、N=1(台)、T2=3(分)に設定されている。
なお、先のステップ10及びこのステップ20における設定項目(n1,n2,T1,N,T2)は、通常、圧縮空気製造設備起動前に予め操作者によって例えば制御装置5の盤面等から入力して行われるものであり、任意に変更することが可能である(運転中に変更できるようにしてもよい)。
次のステップ30では、空気圧縮機ユニット1が1台停止する条件が確立したかどうかを判定する。すなわち、供給先における圧縮空気使用量が減少して空気圧縮機ユニット1のうちの1台分の吐出量が必要なくなったかどうか、具体的には圧力センサ3で検出した空気槽2内の検出圧が予め設定したしきい値P以上であるかどうかを判定する。停止条件が確立した場合には次のステップ40に移り、確立しなければ後述のステップ140に移る。
ステップ40では、空気圧縮機n1号機のインバータを含む制御装置8に停止信号を出力し、空気圧縮機n1号機を自動停止して次のステップ50に移る。
ステップ50では、n1=n1+1として次のステップ60に移る。
ステップ60では、上記ステップ50で演算したn1の値が台数制御されている空気圧縮機ユニット1の全台数(本実施の形態では5)より大きいかどうかを判定する。n1>5であれば判定が満たされて次のステップ70に移る。n1≦5であれば判定が満たされずに後述のステップ80に移る。
ステップ70では、n1=1として次のステップ80に移る。
なお、上記のステップ50,60,70では、次に自動停止する空気圧縮機の号機を、前回自動停止させた空気圧縮機が1号機であれば2号機に、2号機であれば3号機に、3号機であれば4号機に、4号機であれば5号機に、また5号機であれば1号機に戻す演算を行うようになっている。
ステップ80では、自動停止中の空気圧縮機ユニット1の台数がN以上であるかどうかを判定する。N以上であれば判定が満たされて次のステップ90に移る。N未満であれば判定が満たされずに後述のステップ140に移る。
ステップ90では、エアドライヤn2号機の制御装置14に停止信号を出力し、エアドライヤn2号機を自動停止して次のステップ100に移る。
ステップ100では、上記ステップ90で自動停止したエアドライヤn2号機の停止時間のカウントを開始して次のステップ110に移る。
ステップ110では、n2=n2+1として次のステップ120に移る。
ステップ120では、上記ステップ110で演算したn2の値が台数制御されているエアドライヤユニット4の全台数(本実施の形態では5)より大きいかどうかを判定する。n2>5であれば判定が満たされて次のステップ130に移る。n2≦5であれば判定が満たされずに後述のステップ140に移る。
ステップ130では、n2=1として次のステップ140に移る。
なお、上記のステップ110,120,130では、次に自動停止するエアドライヤの号機を、前回自動停止させたエアドライヤが1号機であれば2号機に、2号機であれば3号機に、3号機であれば4号機に、4号機であれば5号機に、また5号機であれば1号機に戻す演算を行うようになっている。
ステップ140では、空気圧縮機ユニット1が1台運転(再起動)する条件が確立したかどうかを判定する。すなわち、供給先における圧縮空気使用量が増加して運転中の空気圧縮機ユニット1のみでは吐出量が足りなくなったかどうか、具体的には圧力センサ3で検出した空気槽2内の圧力が予め設定したしきい値P以下であるかどうかを判定する。運転条件が確立した場合には次のステップ150に移り、確立しなければ先のステップ30に戻る。
ステップ150では、自動停止中の空気圧縮機ユニット1のうち最も停止状態の長い空気圧縮機ユニット1に係る(すなわち、対となる、言い換えると同号機(同系統)である)エアードライヤユニット4が停止中であるかどうかを判定する。停止中であれば判定が満たされて後述のステップ170に移り、運転中であれば判定が満たされずに次のステップ160に移る。
ステップ160では、最も停止状態の長い空気圧縮機ユニット1のインバータを含む制御装置8に運転信号を出力し、その空気圧縮機ユニット1を自動再起動して先のステップ30に戻る。
ステップ170では、自動停止中のエアドライヤユニット4のうち最も停止状態の長いエアドライヤユニット4の停止時間がT1(ここでは5分)以上であるかどうかを判定する。なお、T1は先のステップ20で設定したエアドライヤユニット4を問題なく再起動するために必要な停止時間である。T1以上である場合は判定が満たされて次のステップ180に移る。T1未満である場合は判定が満たされずに先のステップ30に戻る。
ステップ180では、自動停止中のエアドライヤユニット4のうち最も停止状態の長いエアドライヤユニット4の制御装置14に運転信号を出力し、そのエアドライヤユニット4を自動再起動して次のステップ190に移る。
ステップ190では、上記ステップ180でエアドライヤユニット4を再起動してからの経過時間がT2(ここでは3分)以上であるかどうかを判定する。なお、T2は先のステップ20で設定したエアドライヤユニット4が再起動後除湿機能を発揮するために必要な時間である。T2以上である場合は判定が満たされて次のステップ200に移る。T2未満である場合はT2を経過するまでこのステップ190を繰り返す。
ステップ200では、先のステップ180で再起動したエアドライヤユニット4に係る空気圧縮機ユニット1のインバータを含む制御装置8に運転信号を出力し、その空気圧縮機ユニット1を自動再起動して先のステップ30に戻る。
なお、上記では空気圧縮機ユニット1の停止時間についての条件を設けていないが、例えば空気圧縮機の停止時間T3をステップ20で設定するようにしておき、エアドライヤ再起動後T2以上経過しており、且つ最も停止状態の長い空気圧縮機の停止時間がこのT3以上である場合に、その空気圧縮機を再起動するように制御してもよい(通常、空気圧縮機ユニット1は自動停止後1分程度経過すれば再起動可能である)。
以上において、空気圧縮機ユニット1A乃至1Eは特許請求の範囲各項記載の空気圧縮機を構成し、圧力センサ3は空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段を構成し、エアドライヤユニット4A乃至4Eは空気圧縮機から吐出された圧縮空気に所定の処理を行う第2の補機を構成すると共に、請求項2記載の空気圧縮機から吐出された圧縮空気の除湿を行うエアドライヤをも構成し、制御装置5は第1の補機及び第2の補機のうち少なくともどちらかの運転台数を制御する第1の制御手段を構成すると共に、請求項2記載のエアドライヤの運転台数を制御する第2の制御手段を構成する。
また、しきい値Pは請求項3記載の予め設定した第1の圧力に相当し、しきい値Pは請求項4記載の予め設定した第2の圧力に相当する。また、停止時間T1は請求項4乃至6記載の予め設定した第1の時間に相当し、停止時間T3は請求項5及び6記載の予め設定した第2の時間に相当し、時間T2は請求項7記載第3の時間に相当する。
次に、上記構成の本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態の動作及び作用を以下に説明する。なお、以下においては、供給先における圧縮空気の使用量を、空気圧縮機ユニット1台分の吐出量を100%として0%〜500%(空気圧縮機ユニット1A乃至1Eの5台分の吐出量)の使用空気量比で記載する。
圧縮空気の使用量が500%である場合、制御装置5による制御は図2中ステップ10〜ステップ30に進み、ステップ30及びステップ140の判定が満たされないため、その後はステップ30→ステップ140→ステップ30を繰り返す。
圧縮空気の使用量が400%に減少すると、ステップ30の判定が満たされてステップ40に移り、空気圧縮機1号機(空気圧縮機ユニット1A)が自動停止する。その後、ステップ50〜ステップ80に進み、空気圧縮機1号機が停止中であるのでステップ80の判定が満たされてステップ90に移り、エアドライヤ1号機(エアドライヤユニット4A)が自動停止する。その後、ステップ100〜ステップ140に進み、ステップ140の判定は満たされないのでステップ30に戻る。このようにして、空気圧縮機ユニット1A及びエアドライヤユニット4Aが停止した後、ステップ30→ステップ140→ステップ30を繰り返す。
その後、圧縮空気の使用量が300%から0%まで減少すると、上記と同様の動作により順次、空気圧縮機ユニット1及びエアドライヤユニット4が自動停止し、5系統全ての空気圧縮機ユニット1及びエアドライヤユニット4が停止状態となる。
次に、圧縮空気の使用量が0%から100%に増加すると、ステップ140の判定が満たされてステップ150に移る。このとき、最も長く停止している空気圧縮機1号機(空気圧縮機ユニット1A)と対となるエアドライヤ1号機(エアドライヤユニット4A)は自動停止中であるので、ステップ150の判定は満たされてステップ170に移る。エアドライヤ1号機が停止してから5分以上経過している場合にはステップ170の判定が満たされてステップ180でエアドライヤ1号機(エアドライヤユニット4A)が自動再起動する。この再起動後、3分経過するとステップ190の判定が満たされてステップ200に移り、空気圧縮機1号機(空気圧縮機ユニット1A)が自動再起動する。このようにして空気圧縮機ユニット1A及びエアドライヤユニット4Aが再起動した後、ステップ30に戻り、ステップ30→ステップ140→ステップ30を繰り返す。
その後、圧縮空気の使用量が100%から500%まで増加すると、上記と同様の動作により順次、エアドライヤユニット4及び空気圧縮機ユニット1が自動再起動し、5系統全ての空気圧縮機ユニット1及びエアドライヤユニット4が運転状態となる。
以上のような動作を行う本実施の形態の圧縮空気製造設備の消費電力低減効果を、エアドライヤユニット4については運転台数の制御を行わず、空気圧縮機ユニット1についてのみ吐出空気量及び運転台数の制御を行う前述した従来技術のような構造である比較例を用いて以下に説明する。図3はこの比較例における使用空気量と消費電力との関係を示した動力特性図であり、図4は本実施の形態の圧縮空気製造設備の動力特性図であり、図5はこれらを比較した動力特性図である。なお、これら図3乃至図5は、空気圧縮機及びエアドライヤの消費電力にのみ着目したものであり、その他の機器についての消費電力については考慮していない。
この図3に示すように、比較例ではエアドライヤユニット4については運転を継続した状態であるので、例えば圧縮空気の使用量が500%から400%に減少して空気圧縮機1号機が停止しても、消費電力は2〜5号機までの空気圧縮機及びエアドライヤの電力にエアドライヤ1号機分を足した電力となる。したがって、使用空気量が400%から0%まで減少して空気圧縮機2,3,4,5号機が順次停止し、全ての空気圧縮機が停止状態となっても、エアドライヤ1〜5号機は運転状態であるためエアドライヤ5台分の電力を消費することとなる。
これに対し、本実施の形態によれば、圧縮空気の使用量が例えば500%から400%に減少した場合には空気圧縮機1号機及びエアドライヤ1号機を共に自動停止するので、図4に示すように消費電力は2〜5号機までの空気圧縮機及びエアドライヤの電力のみとなる。したがって、使用空気量が400%から0%まで減少した場合には、空気圧縮機2,3,4,5号機及びエアドライヤ2,3,4,5号機が順次停止し、5系統全ての空気圧縮機及びエアドライヤを停止状態として消費電力を0にすることが可能である。
これにより、図5に示すように比較例よりも停止したエアドライヤの分だけ消費電力を低減することができる。したがって、本実施の形態によれば省エネルギ効果を向上することができ、特に圧縮空気の使用量が小さい領域においてその省エネルギ効果は大きくなる。
なお、供給先における圧縮空気の使用量が空気圧縮機1台分増減するのに要する時間が例えば1.5分程度といったように、エアドライヤの再起動時間(本実施の形態では5分)より短くなるような場合も考えられる。このように使用空気量が急激に変化する場合、使用空気量が減少後に増加するとエアドライヤが再起動できず、エアドライヤが停止状態のまま空気圧縮機が起動して、ドレンが圧縮空気使用ラインに流入してしまうといった事態が生じうる。このような場合には、Nの設定を大きくすることで対応することが可能である。
すなわち、例えば使用空気量が500%から300%の範囲内を急激に増減する場合でエアドライヤを停止したくないときには、Nを3以上に設定する。このときの制御装置5による制御内容は、次のようになる。使用空気量が500%から400%に減少すると、ステップ30の判定が満たされてステップ40で空気圧縮機1号機が自動停止し、ステップ50〜ステップ80に進む。このとき、自動停止中の空気圧縮機は1台であるのでステップ80の判定が満たされずにステップ140へ移り、ステップ30に戻る。その後、使用空気量が400%から300%に減少すると、再度ステップ30の判定が満たされてステップ40で空気圧縮機2号機が自動停止し、ステップ50〜ステップ80へと進むが、自動停止中の空気圧縮機が2台であるのでステップ80の判定は満たされずにステップ140に移り、ステップ140→ステップ30→ステップ140を繰り返す。このようにして、エアドライヤが停止せずに空気圧縮機についてのみ1,2号機が停止する。
そして、使用空気量が300%から400%に増加すると、ステップ140の判定が満たされてステップ150に移る。ここで、空気圧縮機1号機に係る(対となる)エアドライヤ1号機は運転中であるので、ステップ150の判定が満たされずにステップ160に移り、空気圧縮機1号機を再起動してステップ30に戻る。使用空気量が400%から500%に増加すると、同様にして空気圧縮機2号機が再起動する。
このように、本実施の形態によれば、Nを大きく設定しておくことで、エアドライヤユニット4の台数制御を行わずに空気圧縮機ユニット1のみ台数制御を行うようにすることができる。このようにすることで、上述したようなエアドライヤユニット4が停止状態のまま空気圧縮機ユニット1が起動してドレンが圧縮空気使用ラインに流入するといった事態を防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、エアドライヤユニット4が再起動してから時間T2(本実施の形態では3分)が経過した後に空気圧縮機ユニット1を再起動する。これは、通常、エアドライヤユニット4は起動してから除湿機能を発揮するまでに所定の時間を要するためであり、このように制御することで、エアドライヤユニット4が性能を発揮し始めた後に空気圧縮機ユニット1を起動することができる。したがって、空気圧縮機ユニット1の起動と同時に除湿した圧縮空気を供給先に供給することができる。
なお、上記本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態においては、補機としてエアドライヤユニット4の運転台数の制御を行うようにしたが、これに限らない。すなわち、空気圧縮機ユニット1の外部の補機としては、例えば低温の圧縮空気を供給する必要がある場合に、各空気圧縮機ユニット1から吐出された圧縮空気を冷却するために各空気圧縮機ユニット1と空気槽2との間にそれぞれ設けた冷却ユニット等の運転台数を制御するようにしてもよい。また、空気圧縮機ユニット1の内部の補機としては、例えば各空気圧縮機ユニット1内(電動機7等)を冷却するために設けた冷却ファン等の運転台数を制御するようにしてもよい。なお、この場合の冷却ファンは、請求項1記載の第1の補機を構成するものである。
本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態の全体構成を表す全体構成図である。 本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態を構成する制御装置の制御機能のうち、エアドライヤユニットの運転台数の制御に係る制御内容を表すフローチャートである。 エアドライヤユニットについては運転台数の制御を行わず、空気圧縮機ユニットについてのみ吐出空気量及び運転台数の制御を行う構造の比較例における、使用空気量と消費電力との関係を示した動力特性図である。 本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態の動力特性図である。 本発明の圧縮空気製造設備の一実施の形態と比較例との動力特性を比較した図である。
符号の説明
1A〜1E 空気圧縮機ユニット(空気圧縮機)
2 空気槽
3 圧力センサ(圧力検出手段)
4A〜4E エアドライヤユニット(第2の補機;エアドライヤ)
5 制御装置(第1の制御手段;第2の制御手段)
6A〜6E 圧縮機本体
7A〜7E 電動機
8A〜8E インバータを含む制御装置

Claims (7)

  1. 圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動する電動機、及びこの電動機の回転数を制御するインバータを有する複数の空気圧縮機と、
    これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、
    この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記複数の空気圧縮機にそれぞれ設けられ、少なくとも前記圧縮機本体、前記電動機、及び前記インバータ以外の機器である第1の補機と、
    前記複数の空気圧縮機と前記空気槽との間に設けられ、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気に所定の処理を行う第2の補機と、
    前記圧力検出手段で検出した圧力に基づき、前記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、前記複数の空気圧縮機のうちの運転台数の制御で停止した空気圧縮機に設けられた前記第1の補機を停止することで、前記第1の補機の運転台数を制御する第1の制御手段とを備えた
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
  2. 圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動する電動機、及びこの電動機の回転数を制御するインバータを有する複数の空気圧縮機と、
    これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、
    この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記複数の空気圧縮機と前記空気槽との間にそれぞれ設けられ、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気の除湿を行うエアドライヤと、
    前記圧力検出手段で検出した圧力に基づき、前記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、前記運転台数制御で停止した空気圧縮機からの圧縮空気の除湿を行う前記エアドライヤを停止することで、前記エアドライヤの運転台数を制御する第2の制御手段とを備えた
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
  3. 圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動する電動機、及びこの電動機の回転数を制御するインバータを有する複数の空気圧縮機と、
    これら複数の空気圧縮機から吐出された圧縮空気を貯留する空気槽と、
    この空気槽内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記複数の空気圧縮機と前記空気槽との間にそれぞれ設けられ、前記空気圧縮機から吐出された圧縮空気の除湿を行うエアドライヤと、
    前記圧力検出手段で検出した圧力に基づき、前記複数の空気圧縮機の吐出空気量及び運転台数を制御すると共に、前記運転台数制御で停止した空気圧縮機からの圧縮空気の除湿を行う前記エアドライヤを停止することで、前記エアドライヤの運転台数を制御する第2の制御手段とを備え、
    前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第1の圧力以上である場合に前記複数の空気圧縮機のうちの1台を停止し、この際に停止状態である前記空気圧縮機の台数が予め設定した所定の台数以上である場合には前記停止した空気圧縮機に係る前記エアドライヤを停止する
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
  4. 請求項3記載の圧縮空気製造設備において、
    前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上である場合に、前記最も停止状態の長いエアドライヤ及びこのエアドライヤに係る前記空気圧縮機を起動する
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
  5. 請求項3記載の圧縮空気製造設備において、
    前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上である場合に前記最も停止状態の長いエアドライヤを起動し、且つ最も停止状態の長い前記空気圧縮機の停止時間が予め設定した第2の時間以上である場合に前記最も停止状態の長い空気圧縮機を起動する
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
  6. 請求項3記載の圧縮空気製造設備において、
    前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ、最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上及び最も停止状態の長い前記空気圧縮機の停止時間が予め設定した第2の時間以上である場合に、最も停止状態の長い前記エアドライヤ及びこのエアドライヤに係る前記空気圧縮機を起動する
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
  7. 請求項3記載の圧縮空気製造設備において、
    前記第2の制御手段は、前記圧力検出手段で検出した圧力が予め設定した第2の圧力以下であり、且つ最も停止状態の長い前記エアドライヤの停止時間が予め設定した第1の時間以上である場合に前記最も停止状態の長いエアドライヤを起動し、このエアドライヤの起動後予め設定した第3の時間が経過した場合に前記起動したエアドライヤに係る空気圧縮機を起動する
    ことを特徴とする圧縮空気製造設備。
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