JP4738129B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ駆動される圧縮機を備えた空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置においてはマイコンを用いた制御が広く用いられている。マイコン制御の空気調和装置は、例えば、電流センサや温度センサ等の各種センサにより異常な値が検出された場合に、この異常に対応して圧縮機を停止させ、その後に異常部位や異常の程度を判定する機能を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−205118号公報
ところで、マイコン制御の空気調和装置において、マイコンの動作自体に異常が発生した場合には、空気調和装置の被制御部(例えば、圧縮機)の動作に異常が発生しても、この異常に対応することが困難になるという問題があった。マイコンの動作異常は極めて希であるものの、マイコンを動作させる制御プログラムのバグ等により発生する可能性が否定できない。このため、マイコンの動作に異常が発生した場合であっても、被制御部の異常に対応できるようにすることが望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、マイコン等により制御される空気調和装置において、制御に異常が発生していても、被制御部において発生した異常に対応できるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、インバータ駆動される圧縮機を備えた空気調和装置において、前記インバータに対してインバータ駆動波形信号を出力して制御するマイコンを備え、前記インバータを駆動するための電源供給ライン上に配設され、前記圧縮機の吐出側配管に配設された圧力スイッチの切り替わり動作に連動して変化する異常信号を前記インバータ制御マイコンに出力するとともに、前記圧力スイッチの切り替わり動作に連動して前記電源供給ラインを切断する電源切替手段を設け、前記マイコンは、前記異常信号の状態を監視し、前記異常信号の状態に基づいてインバータ駆動波形信号の出力を変化させることを特徴としている。
この構成によれば、圧縮機の吐出側配管に配設された圧力スイッチが、例えば所定の圧力を超える高圧を検出して切り替わった場合に、この切り替わり動作に連動してインバータの駆動電源が切断されるので、インバータを駆動するマイコン等による制御を経ることなく、インバータ自体を停止させて、圧縮機を安全かつ速やかに停止させることができる。また、圧縮機自体の電源でなくインバータの駆動電源を切断するので、低電圧の電源をスイッチングする回路として容易に実現可能である。
本発明において、前記圧力スイッチは、前記圧縮機の吐出側配管における圧力が所定の圧力を超えた場合にオフに切り替わるスイッチとしてもよい。
さらに、前記電源切替手段は、前記圧力スイッチの切り替わりから所定の時間が経過した後に、前記電源供給ラインを切断する構成としてもよい。
また、前記電源切替手段は、前記圧力スイッチが復帰した場合に、前記電源供給ラインを接続させる構成としてもよい。
本発明によれば、圧縮機の吐出側配管に配設された圧力スイッチが、例えば所定の圧力を超える高圧を検出して切り替わった場合に、マイコン等による制御を経ることなく、インバータ駆動の圧縮機を停止させることができるので、例えば空気調和装置を制御するマイコン等に動作の異常が生じた場合であっても、配管の圧力の異常に対応して圧縮機を確実に停止させることができ、高い信頼性を確保できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置1の回路図である。
この空気調和装置1は、ガス管5及び液管7を備えてなるユニット間配管9に、室外ユニット1A、1Bが並列に接続されると共に、室内ユニット3A、3Bが並列に接続されて構成される。
室外ユニット1Aは、能力一定型の圧縮機10Aと、インバータ駆動される能力可変型の圧縮機10Bとを備え、圧縮機10A、10Bは並列接続され、圧縮機10A、10Bの吸込側には吸込管20Aが接続され、この吸込管20Aにはアキュムレータ11Aが接続され、吐出側には吐出管21Aが接続され、この吐出管21Aにはオイルセパレータ12Aを介して四方弁13Aが接続される。さらに、四方弁13Aに接続された室外冷媒配管18Aには、室外熱交換器14A、室外膨張弁15A及びレシーバタンク16Aが順次接続される。
また、室外ユニット1Aは、吐出管21Aとレシーバタンク16Aの上部とを接続するバイパス管22Aを備え、このバイパス管22Aには制御弁25Aが設けられる。この制御弁25Aは、例えば、常閉型の電磁弁が適用される。室外熱交換器14Aには、この室外熱交換器14Aへ送風する室外ファン17Aが隣接して配置されている。
室外ユニット1Bは、能力一定型の圧縮機(AC圧縮機)10Cの吸込管20Bにアキュムレータ11Bが接続され、吐出管21Bにオイルセパレータ12Bを介して四方弁13Bが接続され、さらに、四方弁13Bに接続された室外冷媒配管18Bに、室外熱交換器14B、室外膨張弁15B及びレシーバタンク16Bが順次接続される。また、室外ユニット1Bは、吐出管21Bとレシーバタンク16Bの上部とを接続するバイパス管22Bを備え、このバイパス管22Bには制御弁25Bが設けられる。この制御弁25Bは、例えば、常閉型の電磁弁が適用される。室外熱交換器14Bには、この室外熱交換器14Bへ送風する室外ファン17Bが隣接して配置されている。
室内ユニット3Aは、室内冷媒配管39Aに室内膨張弁38A及び室内熱交換器34Aが順次接続され、この室内冷媒配管39Aの一端がガス管5に、他端が室内熱交換器34A、室内膨張弁38Aを介して液管7にそれぞれ接続される。室内熱交換器34Aには、この室内熱交換器34Aへ送風する室内ファン37Aが隣接して配置される。室内機3Bは、室内機3Aと同一の構成であるので、説明を省略する。
圧縮機10A、10B、10Cは、図2に示すように、圧縮機10Aが4馬力(ps)の能力一定定格圧縮機であり、圧縮機10Bが空調負荷に応じて能力(回転数)を可変に制御できる6馬力の能力可変インバータ圧縮機であり、圧縮機10Cが10馬力の能力一定定格圧縮機である。従って、室外ユニット1Aは10馬力の能力可変型の室外ユニットとなり、室外ユニット1Bは10馬力の能力一定型(定格)の室外ユニットとなっている。
そして、圧縮機10A、10Bの吐出側配管には高圧スイッチ51A(圧力スイッチ)が配設され、圧縮機10Cの吐出側配管には高圧スイッチ51Bが配設される。
これら高圧スイッチ51A、51Bは、平常時は設定がオンであり、当該吐出側配管における圧力が予め定められた圧力の基準を超えた場合に、接点がオフに切り替わるスイッチである。これら高圧スイッチ51A、51Bのオン/オフに応じて、圧縮機10A、10B、10Cの動作が制御される。
一方、室内ユニット3A、3Bは図1では2つしか示されていないものの、実際は多数の室内ユニットが設けられ、これらの室内ユニットの馬力の合計が20馬力となるようにしている。例えば、室内ユニット3Aは5馬力、室内ユニット3Bは4馬力、図示しない室内ユニットの合計馬力は11馬力とされる。
この空気調和装置1において、冷房運転時には、図1に示すように、四方弁13A、13Bが点線の位置(冷房運転時の位置)に切り替えられる。圧縮機10A、10B、10Cから吐出された冷媒は、点線矢印で示すように、オイルセパレータ12A、12B、四方弁13A、13Bを経た後、室外熱交換器14A、14Bに入り、ここで凝縮した後、室外膨張弁15A、15B及びレシーバタンク16A、16Bを経て、液管7を流れ、室内ユニット3A、3Bに流入する。
室内ユニット3A、3Bに流入した冷媒は、室内膨張弁38A、38B、室内熱交換器34A、34Bに入り、ここで蒸発した後、ガス管5を流れ、各室外ユニット1A、1Bに分流する。そして、その分流した冷媒は、四方弁13A、13B、アキュムレータ11A、11Bを経て、圧縮機10A、10B、10Cに戻される。
暖房運転時には、四方弁13A、13Bが実線の位置(暖房運転時の位置)に切り替えられる。圧縮機10A、10B、10Cから吐出された冷媒は、実線矢印で示すように、オイルセパレータ12A、12B、四方弁13A、13Bを経た後、ガス管5を流れ、各室内ユニット3A、3Bに流入する。
各室内ユニット3A、3Bに流入した冷媒は、室内熱交換器34A、34Bに入り、ここで凝縮した後、室内膨張弁38A、38Bを経て、液管7を流れ、各室外ユニット1A、1Bに分流する。そして、その分流した冷媒は、レシーバタンク16A、16B及び室外膨張弁15A、15Bを経て、室外熱交換器14A、14Bに入り、ここで蒸発した後、四方弁13A、13B、アキュムレータ11A、11Bを経て、圧縮機10A、10B、10Cに戻される。
空気調和装置1は、室内ユニット3A、3Bが配置された室内の温度(室内ユニット3A、3Bの吸込空気の温度)を測定する温度センサ40A、40Bと、室外温度(室外ユニット1A、1Bの吸込空気の温度)を測定する温度センサ41A、41Bと、室内ユニット3A、3Bの吹出空気の温度を測定する温度センサ42A、42B等を備え、これらセンサの信号はコントローラ100に出力される。
コントローラ100は、上記センサからの信号等に基づいて室外ユニット1A、1B及び室内ユニット3A、3Bの運転制御を行う。具体的には、コントローラ100は、室外ユニット1A、1Bの合計出力を1〜6psの範囲で制御するには、図2を参照して、室外ユニット1Aの能力可変圧縮機10Bを運転して、その可変範囲内で制御する。
また、コントローラ100は、合計出力を7〜10psの範囲で制御するには、室外ユニット1Aの能力一定の圧縮機10A(4ps)を運転させた上、残りの3〜6psを能力可変圧縮機10Bの運転により制御する。
また、コントローラ100は、合計出力を11〜16psの範囲で制御するには、室外ユニット1Bの能力一定の圧縮機10C(10ps)を運転しっ放しにして、残りの1〜6psを室外ユニット1Aの能力可変圧縮機10Bの運転により制御する。
さらに、コントローラ100は、合計出力を17〜20psの範囲で制御するには、室外ユニット1Bの能力一定の圧縮機10C(10ps)、及び室外ユニット1Aの能力一定の圧縮機10A(4ps)を運転しっ放しにして、残りの3〜6psを室外ユニット1Aの能力可変圧縮機10Bの運転により制御する。
ところで、室内ユニット3A、3Bにおける負荷が急峻に増大した場合や、圧縮機10A、10B、10Cの動作に異常が生じた場合等に、圧縮機10A、10B、10Cの吐出側圧力が増大することがある。この吐出側圧力が上記基準を超えた場合、上述した高圧スイッチ51A、51Bがオフに切り替わる。空気調和装置1は、高圧スイッチ51A、51Bの切り替わりに応じて、圧縮機10A、10B、10Cを停止させる動作を行う。
具体的に説明すると、能力一定型の圧縮機10A、10Cは、後述するコントローラ100の制御に従って電源装置(図示略)からの電源電流がオン/オフされることにより、駆動/停止する。ここで、圧縮機10A、10Cに対する電源供給ラインにはマグネットスイッチ(図示略)が配設されており、このマグネットスイッチは高圧スイッチ51A、51Bがオフに切り替わる際に、高圧スイッチ51A、51Bに連動して切断される機構を有する。従って、高圧スイッチ51A、51Bがオフに切り替わった場合、上記マグネットスイッチの動作によって圧縮機10A、10Cに対する電源供給が停止するので、圧縮機10A、10Cが停止する。
これに対し、圧縮機10Bは、コントローラ100の制御に従ってインバータにより駆動される。
図2は、圧縮機10Bを駆動するための構成を示す図であり、特に、圧縮機駆動制御部50の機能的構成を示す図である。
圧縮機10Bを駆動するインバータ53はマイコン52(制御手段)に接続されている。マイコン52は、コントローラ100の制御に従って、インバータ53に対してインバータ駆動波形信号DSを出力し、このインバータ駆動波形信号DSに従ってインバータ53が動作する。インバータ53は、電源回路54から供給されるインバータ駆動電圧が供給される。電源回路54は、圧縮機10Bを含む空気調和装置1の各部に電源(例えば、交流200ボルト)を供給する電源装置(図示略)とは異なり、例えば5ボルトの直流電圧を供給する。
そして、マイコン52には、スイッチ応答回路55(電源切替手段)を介して高圧スイッチ51Aが接続されており、高圧スイッチ51Aが基準を超えた圧力を検出してオフに切り替わった場合、これに応答してスイッチ応答回路55から異常信号FS(制御信号)がマイコン52に入力される。マイコン52は、この異常信号FSが入力されたことを検出すると、インバータ53に対して出力するインバータ駆動波形信号DSを変化させて、圧縮機10Bを停止させる。
さらに、スイッチ応答回路55は、電源回路54からインバータ53に達するインバータ駆動電圧の供給ライン上に配設され、高圧スイッチ51Aがオフに切り替わると、この供給ラインを切断して、インバータ53へのインバータ駆動電圧の供給を強制的に切断する。
図3は、スイッチ応答回路55の具体的な構成例を示す回路図である。なお、図3には、理解の便宜を図るため、マイコン52およびインバータ53を図示する。
図3に示すように、スイッチ応答回路55は、高圧スイッチ51Aのオン/オフに応じてオン/オフされるフォトカプラPC1、フォトカプラPC1のオン/オフに応じてマイコン52に出力する異常信号FSのレベルを切り替えるトランジスタTR1、インバータ53に対して供給されるインバータ駆動電圧Vccのオン/オフを切り替えるトランジスタTR2、トランジスタTR1の状態に応じて、トランジスタTR2をオン/オフさせる抵抗内蔵型のトランジスタBRT1、BRT2等の各部を備える。
詳細に説明すると、スイッチ応答回路55は、高圧スイッチ51Aに抵抗R1を介して接続されたフォトカプラPC1を備え、このフォトカプラPC1を介して、高圧スイッチ51Aを含む交流200ボルトの回路と、スイッチ応答回路55の他の各部を含む直流5ボルトの回路とが連結される。
フォトカプラPC1の発光ダイオードは、逆向きのダイオードD1および抵抗R2と並列に接続され、高圧スイッチ51Aがオンのとき発光する。
一方、フォトカプラPC1の受光側の一端には5ボルトの直流電圧が印加され、他端には抵抗R3を介してコンデンサC1の一端が直列接続される。コンデンサC1の他端は接地される。フォトカプラPC1の発光ダイオードが発光している間はフォトカプラPC1の受光側に電流が流れ、コンデンサC1が充電される。
また、コンデンサC1の一端には、抵抗R4を介して、NPN型のトランジスタTR1のベースが接続される。このトランジスタTR1のコレクタには抵抗R6を介して5ボルトの直流電圧が印加され、ベース−エミッタは外部の抵抗R5を介して接続され、エミッタは接地される。
さらに、トランジスタTR1のコレクタには、インバータ53に繋がる信号ラインが接続されている。この信号ラインの電圧は、異常信号FSとしてマイコン52に入力され、当該信号ラインの電圧すなわち異常信号FSがLowレベルのとき、マイコン52は正常運転中と判別し、異常信号FSがHighレベルのとき、マイコン52は高圧スイッチ51Aが、基準を超える圧力を検出してオフになったと判別する。
また、トランジスタTR1のコレクタには、抵抗R7を介して、NPN型のトランジスタBRT1のベースが接続される。トランジスタBRT1のエミッタは接地され、コレクタには抵抗R8を介して5ボルトの直流電圧が印加される。
トランジスタBRT1のコレクタには、ダイオードD2のカソード側が接続され、ダイオードD2のアノード側は、PNP型のトランジスタBRT2のベースに接続される。
トランジスタBRT2のエミッタには5ボルトの直流電圧が印加され、コレクタは抵抗R9を介して接地される。
さらに、トランジスタBRT2のコレクタは、抵抗R10を介してトランジスタTR2のベースに接続される。トランジスタTR2のエミッタには5ボルトの直流電圧が印加され、エミッタ−ベース間は外部の抵抗R11を介して接続される。そして、トランジスタTR2のコレクタはインバータ53に接続され、この接続ラインを介して、インバータ53にインバータ駆動電圧Vccが供給される。この接続ラインは抵抗R12を介して接地される。
このスイッチ応答回路55の動作は、次の通りである。
高圧スイッチ51Aがオンの状態では、フォトカプラPC1が内蔵する発光ダイオードが発光し、フォトカプラPC1の受光側がオンとなる。これによりコンデンサC1が充電されるとともに、トランジスタTR1がオンとなってコレクタ−エミッタ電流が流れる。
この状態では、トランジスタTR1のコレクタの電位に一致する異常信号FSはLowレベルになり、マイコン52に対してはLowレベルの異常信号FSが出力される。
ここで、フォトカプラPC1の発光ダイオードには交流電圧が印加されるので、その発光は間欠的になる。この間欠的な発光中の非発光時間においては、フォトカプラPC1の受光側に電流が流れないが、非発光時間が短時間であれば、コンデンサC1からトランジスタTR1のベースに電圧が供給されるので、トランジスタTR1はオンの状態を保つ。
また、トランジスタTR1がオンの状態では、トランジスタBRT1のベース−エミッタ間の電圧が低く、トランジスタBRT1はオフである。これに伴い、トランジスタBRT1のコレクタに接続されたトランジスタBRT2のベースの電位が高いので、トランジスタBRT2においてはエミッタ−ベース間の電圧が低く、トランジスタBRT2もオフである。
このため、トランジスタTR2においてはベースの電位が低く、エミッタ−ベース間の電圧が十分に高いので、トランジスタTR2はオンとなる。これにより、トランジスタTR2のコレクタからインバータ53に対して、インバータ駆動電圧Vccが供給される。
まとめると、高圧スイッチ51Aがオンの状態では、マイコン52に対してLowレベルの異常信号FSが出力され、また、インバータ53に対して、ほぼ5ボルトのインバータ駆動電圧Vccが供給される。
ここで、高圧スイッチ51Aが基準を超える圧力を検出してオフに切り替わると、フォトカプラPC1の発光ダイオードが発光を停止し、フォトカプラPC1の受光側がオフに切り替わる。これに伴い、トランジスタTR1はベースの電位が降下することでオフになり、トランジスタTR1のコレクタの電位が高くなる。
このため、マイコン52に出力される異常信号FSがHighレベルに切り替わる。
マイコン52は、異常信号FSがHighレベルに切り替わったことを検知して、高圧スイッチ51Aが基準を超える圧力を検出したと判別し、圧縮機10Bを停止させる等の異常制御を行う。
また、トランジスタTR1がオフに切り替わることで、トランジスタBRT1のベースの電位が高くなるので、トランジスタBRT1がオンに切り替わる。これに伴い、トランジスタBRT1のコレクタに接続されたダイオードD2に順方向電流が流れ、トランジスタBRT2のベースの電位が下がるので、トランジスタBRT2がオンに切り替わる。
そして、トランジスタBRT2のコレクタの電位が高くなることで、トランジスタTR2がオフに切り替わり、インバータ53へ出力されるインバータ駆動電圧Vccの供給がオフにされる。
このように、高圧スイッチ51Aがオフに切り替わることで、インバータ53に対するインバータ駆動電圧Vccの供給が停止されるので、インバータ53の動作が停止し、圧縮機10Bが停止する。
上述のように、高圧スイッチ51Aがオフになった場合には、マイコン52に対して出力される異常信号FSがLowレベルからHighレベルに切り替わるので、これをマイコン52が検知してインバータ53を制御し、圧縮機10Bを停止させる。
しかしながら、空気調和装置1においては、マイコン52の制御プログラムのバグ等に起因して、マイコン52が正常に動作しない可能性がある。さらに、マイコン52が正常に動作できない状況において、圧縮機10Bの吐出側配管における圧力が上記基準を超える可能性は、極めて低いものの、完全には否定できない。
本実施形態の空気調和装置1においては、高圧スイッチ51Aが基準を超える圧力を検出してオフに切り替わった場合に、インバータ53に供給されるインバータ駆動電圧Vccがオフにされ、インバータ53が自動的かつ強制的に停止され、圧縮機10Bが停止する。このため、マイコン52が正常に動作中であるか否かを問わず、圧縮機10Bの吐出側圧力の異常に速やかに対応して、圧縮機10Bを停止させることができ、高い信頼性を確保できる。
さらに、スイッチ応答回路55は、圧縮機10Bを駆動する電源(本実施の形態では、交流200ボルト)を切断するものではなく、インバータ53を駆動するための、より低電圧の電源(本実施の形態では、直流5ボルト)をスイッチングする回路として容易に実現可能である。
また、マイコン52の制御プログラムのバグ等により、万が一マイコン52が正常に動作していなかったとしても、インバータ53へのインバータ駆動電圧Vccの供給が停止されるので、圧縮機10Bを確実に停止させることができる。
さらに、スイッチ応答回路55は、高圧スイッチ51Aの切り替わり動作に応じてマイコン52に異常信号FSを出力する回路に、インバータ53へのインバータ駆動電圧Vccの供給をオン/オフする回路を加えたものであり、これらの回路を一体とすることで効率的な回路構成となり、低コスト化が図れる。
また、高圧スイッチ51Aがオフに切り替わった後、高圧スイッチ51Aが配設された配管内の圧力が上記基準以下となり、高圧スイッチ51Aがオンに復帰した場合には、フォトカプラPC1、トランジスタTR1、TR2、BRT1、BRT2の各部の動作は、いずれも元の状態に復帰する。
このため、スイッチ応答回路55からインバータ53に対するインバータ駆動電圧Vccの供給も復帰するので、インバータ53および圧縮機10Bが動作可能な状態となる。
この状態において、インバータ53は、マイコン52の制御に従って動作を開始し、或いは停止した状態を保つので、自動的に運転を再開するとは限らない。例えば、マイコン52は、異常信号FSがHighレベルからLowレベルに切り替わるまでの時間や空気調和装置1の各部の動作状態、或いは、室内ユニット3A、3Bにおいて検出された温度等に基づいて、インバータ53および圧縮機10Bの運転を再開すべきか否かを判別することで、最適な異常制御を行う。
そして、マイコン52がインバータ53および圧縮機10Bを動作させるか、停止させたままとするか、いずれの判別を行ったとしても、インバータ53に対するインバータ駆動電圧Vccの供給が復帰しているので、マイコン52による制御には何ら支障を生じない。
このように、スイッチ応答回路55は、高圧スイッチ51Aのオフ動作に対応してインバータ53に対するインバータ駆動電圧Vccの供給を停止させるとともに、高圧スイッチ51Aが復帰した場合には、マイコン52の制御を妨げないようにインバータ駆動電圧Vccの供給を速やかに復帰させる。
なお、上述した実施形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用可能であることは勿論である。例えば、本実施形態の空気調和装置1では2台の室外ユニット1A、1Bと、2台の室内ユニット3A、3Bを備えるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、室外ユニットおよび室内ユニットの数は任意である。また、コントローラ100とマイコン52との機能を一つのマイコンにより実現することも可能である。さらに、本実施形態の空気調和装置1では、室外ユニット1Aが圧縮機10A、10Bの2台の圧縮機を備え、そのうち1台がインバータ駆動の圧縮機10Bである構成について説明したが、本発明は、少なくとも1台のインバータ駆動の圧縮機を備え、その吐出側配管に高圧スイッチが配設された構成であれば適用可能であり、他の圧縮機の数等は任意である。また、図3に示したスイッチ応答回路55の具体的な実装態様についても任意であり、IC(集積回路)を用いてもよく、その他の細部構成についても適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成を示す図である。 圧縮機をインバータにより駆動する構成を示す図である。 スイッチ応答回路部の具体的な構成例を示す回路図である。
符号の説明
1 空気調和装置
1A、1B 室外ユニット
3A、3B 室内ユニット
10A、10B、10C 圧縮機
50 圧縮機駆動制御部
51A 高圧スイッチ(圧力スイッチ)
51B 高圧スイッチ
52 マイコン(制御手段)
53 インバータ
54 電源回路
55 スイッチ応答回路(電源切替回路)
100 コントローラ

Claims (4)

  1. インバータ駆動される圧縮機を備えた空気調和装置において、
    前記インバータに対してインバータ駆動波形信号を出力して制御するマイコンを備え、
    前記インバータを駆動するための電源供給ライン上に配設され、前記圧縮機の吐出側配管に配設された圧力スイッチの切り替わり動作に連動して変化する異常信号を前記インバータ制御マイコンに出力するとともに、前記圧力スイッチの切り替わり動作に連動して前記電源供給ラインを切断する電源切替手段を設け
    前記マイコンは、前記異常信号の状態を監視し、前記異常信号の状態に基づいてインバータ駆動波形信号の出力を変化させることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記圧力スイッチは、前記圧縮機の吐出側配管における圧力が所定の圧力を超えた場合にオフに切り替わるスイッチであることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記電源切替手段は、前記圧力スイッチの切り替わりから所定の時間が経過した後に、前記電源供給ラインを切断することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記電源切替手段は、前記圧力スイッチが復帰した場合に、前記電源供給ラインを接続させることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の空気調和装置。
JP2005297710A 2005-10-12 2005-10-12 空気調和装置 Expired - Fee Related JP4738129B2 (ja)

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