JPH0821506B2 - チップ型コイル - Google Patents

チップ型コイル

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JPH0821506B2
JPH0821506B2 JP62124961A JP12496187A JPH0821506B2 JP H0821506 B2 JPH0821506 B2 JP H0821506B2 JP 62124961 A JP62124961 A JP 62124961A JP 12496187 A JP12496187 A JP 12496187A JP H0821506 B2 JPH0821506 B2 JP H0821506B2
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JP
Japan
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core
electrode
layer
coil
film thickness
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Expired - Lifetime
Application number
JP62124961A
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English (en)
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JPS63226010A (ja
Inventor
則夫 福井
恵造 山本
厚生 千田
美文 小木曽
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Publication of JPS63226010A publication Critical patent/JPS63226010A/ja
Publication of JPH0821506B2 publication Critical patent/JPH0821506B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • H01F2017/0053Printed inductances with means to reduce eddy currents

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チップ型コイルに関する。
(従来の技術) 第2図は従来のチップ型コイルの構成を模式的に示す
構成図である。この従来のチップ型コイルは、焼結によ
り形成されたフェライトコア1と、これの周部に巻きつ
けられたコイル2と、コイル2の端末が半田付けされる
一対の電極3,3を備える。
各電極3は通常、銀ペーストを焼き付けて形成した膜
厚10μ程度の銀ペースト層4と、この銀ペースト層4の
銀くわれ現象の発生を防止する膜厚2μ程度のニッケル
メッキ層5と、半田付け性を高めるための膜厚2μ程度
の錫メッキ層6とで構成される。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来のチップ型コイルでは、 コア1と銀ペースト層4との密着強度が小さい 銀ペースト層4の膜厚が大きいので、材料費が高価で
ある、 銀ペースト焼付時に、コア1が900℃程度の高温に加
熱されて、特性の劣化や強度の低下が起こる、 コア1が多孔質である時は、ニッケルメッキや錫メッ
キを施す段階で、電解液がコア1に浸潤し、コア1が化
学的な悪影響を受ける、 電極3全体の膜厚が厚いので、コイル2で発生した磁
束が電極3を横切ることにより、電極3に比較的強力な
渦電流が発生してQ値を低下させる、 電極3の膜厚に比較的大きなバラツキが生じ易く、寸
法精度が悪い、 等の問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明にかかるチップ型コイルは、コアの周部にコイ
ルを巻成するとともに、コアの端部に電極を形成してな
るものであり、前記電極が、イオンプレーティング、ス
パッタリングまたは蒸着等の薄膜形成法によって形成さ
れる層を複数層重ねてなるものであることを特徴とす
る。
(作用) 複数層重ねられる電極の各層をイオンプレーティン
グ、スパッタリングまたは蒸着等の薄膜形成法によって
形成するので、電極形成時にコアを例えば200℃程度以
下の低温に保持することができるうえ、電極の膜厚を例
えば0.5〜1μ程度に薄く形成でき、しかもコアへの密
着強度が大きい電極を形成できる。
また、コアを電解液等に浸漬させないので、コアへの
電解液の浸潤やこれによる化学的な悪影響が生じるおそ
れがなくなる。更に、上述のように電極の膜厚を薄くで
きるので、材料費を節約できるとともに、寸法精度を高
められ、しかも、渦電流の発生を減少させ、Q値の低下
を少なくすることができる。
そして、この際の電極構造におけるコア側の第1層に
はコアとの密着性が良好な材料、また、第2層には導電
性及び半田付け性の良好な材料を選定したうえで用いる
ことによって電極として必要な機能を満足することが可
能となる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図に基づいて説明すると、以
下の通りである。
第1図は本発明の一実施例に係るチップ型コイルの構
成を模式的に示す構成図であり、このチップ型コイル
は、焼結により形成された多孔質のフェライトコア1
と、これの周部に巻きつけられたコイル2と、コイル2
の端末が半田付けされる1対の電極7,7を備える。
各電極7は、コア1の端部の所定の領域にわたってス
パッタリングにより形成された膜厚1μ程度のニッケル
層8と、これに積層するようにしてスパッタリングによ
り形成された膜厚0.5μ程度の銀層9とからなる。両電
極7はコア1の端面において互いに対向している。
そして、両電極7,7が外部に露出する状態で、コア1
とコイル2の外面部がモールド樹脂により被覆される。
上記構成において、コイル2に通電すると、該コイル
2で発生した磁束の一部は、従来のチップ型コイルと同
様に、コア1端部の電極7を貫通することになるが、電
極7は極めて薄い膜体であるため、渦電流の発生量が少
なく、渦電流によるQ値の低下はほとんど発生しない。
なお、上記実施例では、電極7の各層をスパッタリン
グにより形成したが、電極7の各層をイオンプレーティ
ングや蒸着等の他の方法により形成してもよい。また、
電極7を構成する層の数は2層に限定されるものではな
く、3層以上の多層であってもよい。さらに電極7各層
の材料には、上記実施例以外の各種の金属を採用しう
る。たとえば、第1層にはコアとの密着性が良好なチタ
ニウム層、第2層には半田付け時の耐熱性が良好なニッ
ケルクロム層、第3層には導電性及び半田付け性の良好
な銀ないし錫層としてもよい。
(発明の効果) 以上述べた通り、本発明によれば、コアの端部に位置
する電極が、イオンプレーティング、スパッタリングま
たは蒸着等の薄膜形成法によって形成される複数の層か
らなるものであるから、電極形成時に、コアを200℃程
度以下の低温に保持することができ、コアの高温化によ
る特性劣化や強度の低下を防止できるうえ、電極の膜厚
を薄くすることができ、しかも、電極のコアへの密着強
度が高められる。
また、電極形成時にコアが電解液等の化学的影響力を
有する液に接触させることがないので、電解液等による
化学的悪影響を受けるおそれがなくなる。
更に、電極の膜厚を薄くできるので、材料費を節約し
てコストダウンを図れるうえ、比較的大きな膜厚のバラ
ツキが生じることがなく、寸法精度を高めることがで
き、しかも、磁束が電極を横切ることにより生じる渦電
流が減少し、渦電流によるQ値の低下をなくすことがで
きる。
さらにまた、電極が必要とする機能を各層によって分
担し、たとえば、第1層によってコアとの密着性、第2
層によって導電性及び半田付け性を満足することとした
ので、要求機能の最適化が実現できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るチップ型コイルの構成
を模式的に示す構成図、第2図は従来のチップ型コイル
の構成を模式的に示す構成図である。 7……電極、8……ニッケル層、9……銀層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 厚生 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 小木曽 美文 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−150606(JP,A) 特開 昭55−132061(JP,A) 実開 昭59−44002(JP,U) 実公 昭50−38751(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアの周部にコイルを巻成するとともに、
    コアの端部に電極を形成したチップ型コイルにおいて、 前記電極は、イオンプレーティング、スパッタリングま
    たは蒸着等の薄膜形成法によって形成される層を複数層
    重ねてなるものであることを特徴とするチップ型コイ
    ル。
JP62124961A 1986-10-13 1987-05-20 チップ型コイル Expired - Lifetime JPH0821506B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-242575 1986-10-13
JP24257586 1986-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63226010A JPS63226010A (ja) 1988-09-20
JPH0821506B2 true JPH0821506B2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=17091105

Family Applications (1)

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JP62124961A Expired - Lifetime JPH0821506B2 (ja) 1986-10-13 1987-05-20 チップ型コイル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026897A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Tdk Corp コイル部品
JP6034553B2 (ja) * 2011-08-25 2016-11-30 太陽誘電株式会社 電子部品の電極形成方法
JP6250125B2 (ja) * 2016-10-27 2017-12-20 太陽誘電株式会社 電子部品

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JPS5038751U (ja) * 1973-08-06 1975-04-21
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JPS60150606A (ja) * 1984-01-18 1985-08-08 Fujitsu Ltd 変成器の構造

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