JPH08212112A - データの処理方法 - Google Patents

データの処理方法

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Publication number
JPH08212112A
JPH08212112A JP7098641A JP9864195A JPH08212112A JP H08212112 A JPH08212112 A JP H08212112A JP 7098641 A JP7098641 A JP 7098641A JP 9864195 A JP9864195 A JP 9864195A JP H08212112 A JPH08212112 A JP H08212112A
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JP
Japan
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main controller
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Application number
JP7098641A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Mase
篤 間瀬
Masayuki Taniguchi
雅幸 谷口
Shinko Hirata
真弘 平田
Teruyuki Harada
輝之 原田
Minako Shimada
水菜子 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to GB9523906A priority patent/GB2298502B/en
Priority to TW88108764A priority patent/TW416033B/zh
Priority to DE19545372A priority patent/DE19545372A1/de
Priority to US08/568,374 priority patent/US5761520A/en
Publication of JPH08212112A publication Critical patent/JPH08212112A/ja
Priority to HK98109238A priority patent/HK1008357A1/xx
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/05Programmable logic controllers, e.g. simulating logic interconnections of signals according to ladder diagrams or function charts
    • G05B19/052Linking several PLC's
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/10Plc systems
    • G05B2219/12Plc mp multi processor system
    • G05B2219/1208Communication, exchange of control, I-O data between different plc
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/10Plc systems
    • G05B2219/15Plc structure of the system
    • G05B2219/15025Before starting communication between modules, initialize modules

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリを有する制御機器のデータを収集する
ための条件を細かく記述したユーザ・アプリケーション
・プログラムを、システムの起動時にその都度走らせる
必要のないデータの処理方法を得ること。 【構成】 メインコントローラ10は、データを収集す
るPLC30のデータ収集条件として、PLC30の状
態を監視する監視間隔とデータ収集を開始するためのト
リガ条件を設定するためのPLC30の動作状態とを1
つのラベル名に対応させてテキスト形式のファイル43
に作成し、サブコントローラ20は、メインコントロー
ラ10からラベル名とそれに対応する前記データ収集条
件を受け取ったときにはデータ収集条件をラベル名に対
応させてメモリ22a上に展開した形で確保し、メイン
コントローラ10からラベル名だけを受け取ったときに
はメモリ22a上に展開した形で確保されたデータ収集
条件とPLC30のデータとを比較し、データ収集条件
が成立したときにはPLC30からデータを収集し、メ
インコントローラ10へそのデータを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のプログラマブ
ル・ロジック・コントローラ(以下、PLCという)等
の記憶装置を有する制御機器が保有するデータを通信回
線を介して収集、処理するデータの処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図22および図23は従来例を示し、図
22は従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図、
図23は従来のデータ処理方法を示すフローチャートで
ある。図において、1は後述のPLC4や入出力装置で
あるCRT2やキーボード3を制御するメインコントロ
ーラ、2はCRT、3はキーボード、4はPLC、5は
ユーザプログラムを実行するCPU、6はPLC4から
通信回線を介して収集したデータを格納したりやユーザ
・アプリケーション・プログラムを展開するメモリ、7
はユーザ・アプリケーション・プログラムを保存する補
助記憶装置、8aはCRT2とのインタフェース、8b
はキーボード3とのインタフェース、8cはPLC4と
のインタフェースである。
【0003】次に、図23のフローチャートに基づい
て、従来のデータ処理装置の動作を説明する。まずステ
ップS1001において、メインコントローラ1が起動
されると、メモリ6に展開されているユーザ・アプリケ
ーション・プログラムがスタートする。このユーザ・ア
プリケーション・プログラムは、ステップS1002に
おいて、PLC4のデータを収集するためのトリガ条件
すなわちPLC4のデータの内容がデータ収集条件に一
致したかどうかを判断するためのデータを収集する。ス
テップS1003において、トリガ条件が成立したかど
うかをチェックし、トリガ条件が成立していない場合
は、ステップS1002へ戻りトリガ条件の成立を判断
するためのデータ収集を続ける。またトリガ条件が成立
した場合は、ステップS1004において、PLC4か
ら収集対象のデータを収集する。ステップS1005に
おいて、メモリ6の記憶領域が充分残っているかどうか
をチェックし、もし記憶領域が充分残っているならば、
ステップS1006において、メモリ6に収集したデー
タを記憶し、再びステップS1004へ戻る。またもし
メモリ6の記憶領域が充分残っていないならば、ステッ
プS1007において、補助記憶装置7の記憶領域が充
分残っているかどうかをチェックし、もし記憶領域が充
分残っているならば、ステップS1008において、メ
モリ6に記憶されたデータを補助記憶装置7へ転送し、
再びステップS1005へ戻る。またもし補助記憶装置
7の記憶領域が充分残っていないならば、ステップS1
010へ飛んでデーターの収集を終了させる。ステップ
S1009においては、データ収集を終了させる信号が
キーボード3等より入力されたかどうかをチェックし、
もし信号が入力されていればステップS1010へ飛ん
でデーターの収集を終了させる。またもしデータ収集を
終了させる信号が入力されていなければ、ステップS1
002へ戻って最初から処理を繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータの処理方
法では、以下に示す問題点があった。まず、メモリを有
するデバイス(制御装置)のデータを収集するための条
件、例えばデバイスの種類、番号および状態、データの
サイズ等をユーザ・アプリケーション・プログラムで細
かく記述することが必要であり、またデータを収集する
デバイスの変更が生じた場合等にはユーザ・アプリケー
ション・プログラムの変更が必要となる等プログラムの
作成作業の負担が大きかった。また、データ収集システ
ムを含む大きなシステム全体を起動する場合には、その
都度ユーザの手作業により、デバイスのデータを収集す
るためのユーザ・アプリケーション・プログラムを起動
する必要があり面倒であった。さらに、デバイスから収
集したデータを記憶装置に蓄える場合、メモリ内の一時
格納用バッファ領域に一旦データを確保した後に、その
データを記憶装置に転送しているが、メモリや記憶装置
の記憶領域に空きが無い状態でデータを記憶させるとメ
モリや記憶装置内のデータが消えてしまうため、ユーザ
・アプリケーション・プログラムがそれらの記憶領域の
状態をいつもチェックしている必要があった。そして、
このことはユーザ・アプリケーション・プログラムの負
荷を重くし、システム全体の能率を低下させていた。そ
して、ユーザ・アプリケーション・プログラムによりメ
モリに記憶されたデータを記憶装置へ転送している場
合、データの転送中に新しく収集されたデータが入って
きても、これらを格納するための領域がないため収集精
度が低下してしまっていた。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、一度データ収集のためのプログラ
ムをメインコントローラで起動すれば、プログラムの内
容を展開した展開データが記憶装置に確保され、次回以
降のシステム起動時にはすぐにデータの収集が可能とな
るデータの処理方法を得ることを目的としている。
【0006】また、メインコントロール側でのデータを
収集するための条件の設定を、3つの画面を用いて対話
形式で行うデータの処理方法を得ることを目的としてい
る。
【0007】また、サブコントローラからメインコント
ローラへ収集データを転送する場合に、転送中に新しく
収集されたデータを蓄積するために必要な記憶領域のサ
イズを算出すると共に、これを最小限にするデータの処
理方法を得ることを目的としている。
【0008】また、データ収集のためのトリガ条件の成
立間隔に合わせてメモリ領域を監視する間隔を最適にし
て、システムの能率を向上させるデータの処理方法を得
ることを目的としている。
【0009】さらに、サブコントローラからメインコン
トローラへ収集データを転送する場合に、転送するデー
タを保有する記憶装置の記憶領域が最小限になるように
データを転送するデータの処理方法を得ることを目的と
している。
【0010】そして、サブコントローラから複数のメイ
ンコントローラへ収集データを転送する場合に、所定の
メインコントローラへ効率良く収集データを転送するデ
ータの処理方法を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるデータ
の処理方法においては、メインコントローラとサブコン
トローラとを備え、前記メインコントローラは、データ
を収集する特定の対象機器のデータ収集条件として、前
記特定の対象機器とそれに関連する複数の対象機器に対
して、対象機器の状態を監視する監視間隔とデータ収集
を開始するためのトリガ条件を設定するための対象機器
の動作状態とを1つのラベル名に対応させてテキスト形
式に作成し、前記サブコントローラは、前記メインコン
トローラから前記ラベル名とそれに対応する前記データ
収集条件を受け取ったときには前記データ収集条件を前
記ラベル名に対応させてメモリ上に展開した形で確保
し、前記メインコントローラから前記ラベル名だけを受
け取ったときには前記メモリ上に展開した形で確保され
たデータ収集条件と前記特定の対象機器およびそれに関
連する複数の対象機器のデータとを比較し、前記データ
収集条件が成立したときには前記特定の対象機器からデ
ータを収集し、前記メインコントローラへそのデータを
転送するものである。
【0012】また、メインコントローラは対話形式によ
りデータを入力設定するするものであって、第1の表示
画面においてラベル名、このラベル名に含まれる対象機
器の監視間隔、データ収集を開始するためのトリガ条件
の数、およびデータを収集する特定の対象機器の数を設
定し、前記第1の表示画面に続く第2の表示画面におい
て前記トリガ条件の数に対応する前記ラベル名に含まれ
る対象機器とその動作状態をトリガ条件として設定し、
前記第2の表示画面に続く第3の表示画面において前記
データを収集する特定の対象機器の収集データサイズを
設定するものである。
【0013】また、メインコントローラは、サブコント
ローラへ転送するラベル名に対応したテキスト形式のデ
ータ収集条件の転送開始部に転送開始伝文を付加すると
共に転送終了部に転送終了伝文を付加し、サブコントロ
ーラは、前記転送開始伝文を受けてから前記転送終了伝
文を受けるまでの転送時間と、前記転送開始伝文と前記
転送終了伝文との間に含まれるデータサイズとからデー
タの転送速度を算出し、このデータ転送速度とメモリ上
に展開した形で確保されたデータ収集条件のデータサイ
ズとから、サブコントローラからメインコントローラへ
収集したデータを転送する間にサブコントローラが新し
く収集するデータを格納するのに必要なメモリ領域を算
出するものである。
【0014】また、サブコントローラが収集したデータ
をメインコントローラへ転送する間に、サブコントロー
ラが新しく収集するデータを格納するのに必要なメモリ
領域は、各ラベル名の収集データサイズを対象機器を監
視する監視間隔で除した値を全てのラベル名の数だけ加
算し、この加算した値にメインコントローラへのデータ
の転送時間を乗じ、この乗じた値にメインコントローラ
へ転送するデータサイズを加算して算出するものであ
る。
【0015】また、サブコントローラは、データを収集
する特定の対象機器とそれに関連する複数の対象機器の
状態を所定の監視間隔で監視し、この所定の監視間隔内
で成立したデータ収集を開始するためのトリガ条件の発
生回数と各発生時刻の差とを求め、この各発生時刻の差
を加算したものを前記発生回数で除してトリガ条件成立
の発生時間の平均値を算出し、全ラベル名の数から1を
減じた値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記発
生時間の平均値を加算し、この加算した値を全ラベル名
の数で除したものを新しい監視間隔とするものである。
【0016】また、対象機器の状態を監視する所定の監
視間隔内にデータ収集を開始するためのトリガ条件が1
回も成立しないときには、前記トリガ条件が初めて成立
するまでの時間を測定し、全ラベル名の数から1を減じ
た値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記トリガ
条件が初めて成立するまでの時間を加算し、この加算し
た値を全ラベル名の数で除したものを新しい監視間隔と
するものである。
【0017】さらに、サブコントローラは、ラベル名に
対応して特定の対象機器から収集したデータを一時的に
メモリに格納し、収集された複数のラベル名に対応する
データをその容量の大きさに従ってメインコントローラ
に転送するものである。
【0018】そして、複数のメインコントローラとサブ
コントローラとを備え、前記複数のメインコントローラ
の各々は他のメインコントローラと区別するための識別
子を有し、データを収集する特定の対象機器のデータ収
集条件として、前記特定の対象機器とそれに関連する複
数の対象機器に対して、対象機器の状態を監視する監視
間隔とデータ収集を開始するためのトリガ条件を設定す
るための対象機器の動作状態とを1つのラベル名に対応
させてテキスト形式に作成し、前記サブコントローラ
は、前記メインコントローラから前記ラベル名とそれに
対応する前記データ収集条件を受け取ったときには前記
データ収集条件を前記ラベル名に対応させてメモリ上に
展開した形で確保し、前記複数のメインコントローラか
ら前記識別子と前記ラベル名だけを受け取ったときに
は、前記メモリ上に展開した形で確保されたデータ収集
条件と前記特定の対象機器およびそれに関連する複数の
対象機器のデータとを比較し、前記データ収集条件が成
立したときには前記特定の対象機器からデータを収集
し、このデータを前記ラベル名および前記識別子に対応
してメモリ上に一時的に格納し、前記収集されたデータ
に対応する識別子とデータの転送を要求する前記複数の
メインコントローラの識別子とを比較し、一致する識別
子を有するラベル名に対応するデータをデータ容量の大
きさに従って前記一致する識別子を有するメインコント
ローラへ転送するものである。
【0019】
【作用】この発明に係わるデータの処理方法において
は、メインコントローラとサブコントローラとを備え、
前記メインコントローラは、データを収集する特定の対
象機器のデータ収集条件として、前記特定の対象機器と
それに関連する複数の対象機器に対して、対象機器の状
態を監視する監視間隔とデータ収集を開始するためのト
リガ条件を設定するための対象機器の動作状態とを1つ
のラベル名に対応させてテキスト形式に作成し、前記サ
ブコントローラは、前記メインコントローラから前記ラ
ベル名とそれに対応する前記データ収集条件を受け取っ
たときには前記データ収集条件を前記ラベル名に対応さ
せてメモリ上に展開した形で確保し、前記メインコント
ローラから前記ラベル名だけを受け取ったときには前記
メモリ上に展開した形で確保されたデータ収集条件と前
記特定の対象機器およびそれに関連する複数の対象機器
のデータとを比較し、前記データ収集条件が成立したと
きには前記特定の対象機器からデータを収集し、前記メ
インコントローラへそのデータを転送するので、サブコ
ントローラはメインコントローラから受け取るデータの
内容に応じて、データ収集条件をメモリ上に展開して確
保したり、あるいはメモリ上に確保されたデータ収集条
件を参照してデータを収集しメインコントローラへ転送
したりする。
【0020】また、メインコントローラは対話形式によ
りデータを入力設定するものであって、第1の表示画面
においてラベル名、このラベル名に含まれる対象機器の
監視間隔、データ収集を開始するためのトリガ条件の
数、およびデータを収集する特定の対象機器の数を設定
し、前記第1の表示画面に続く第2の表示画面において
前記トリガ条件の数に対応する前記ラベル名に含まれる
対象機器とその動作状態をトリガ条件として設定し、前
記第2の表示画面に続く第3の表示画面において前記デ
ータを収集する特定の対象機器の収集データサイズを設
定するので、各ラベル名に対する設定条件、各トリガ条
件に対する設定条件、および各収集データに対する設定
条件の順番で、表示画面の指示に従ってデータを入力設
定することになる。
【0021】また、メインコントローラは、サブコント
ローラへ転送するラベル名に対応したテキスト形式のデ
ータ収集条件の転送開始部に転送開始伝文を付加すると
共に転送終了部に転送終了伝文を付加し、サブコントロ
ーラは、前記転送開始伝文を受けてから前記転送終了伝
文を受けるまでの転送時間と、前記転送開始伝文と前記
転送終了伝文との間に含まれるデータサイズとからデー
タの転送速度を算出し、このデータ転送速度とメモリ上
に展開した形で確保されたデータ収集条件のデータサイ
ズとから、サブコントローラからメインコントローラへ
収集したデータを転送する間にサブコントローラが新し
く収集するデータを格納するのに必要なメモリ領域を算
出するので、収集したデータの転送中に新しく収集した
データを失うことなく格納することができる。
【0022】また、サブコントローラが収集したデータ
をメインコントローラへ転送する間に、サブコントロー
ラが新しく収集するデータを格納するのに必要なメモリ
領域は、各ラベル名の収集データサイズを対象機器を監
視する監視間隔で除した値を全てのラベル名の数だけ加
算し、この加算した値にメインコントローラへのデータ
の転送時間を乗じ、この乗じた値にメインコントローラ
へ転送するデータサイズを加算して算出するので、収集
したデータの転送時間内に収集される全ラベル名の収集
データに転送するデータを加算したものとしてメモリ領
域を算出することになる。
【0023】また、サブコントローラは、データを収集
する特定の対象機器とそれに関連する複数の対象機器の
状態を所定の監視間隔で監視し、この所定の監視間隔内
で成立したデータ収集を開始するためのトリガ条件の発
生回数と各発生時刻の差とを求め、この各発生時刻の差
を加算したものを前記発生回数で除してトリガ条件成立
の発生時間の平均値を算出し、全ラベル名の数から1を
減じた値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記発
生時間の平均値を加算し、この加算した値を全ラベル名
の数で除したものを新しい監視間隔とするので、所定の
監視間隔内にトリガ条件が成立したときには、常に監視
間隔をトリガ条件成立の発生時間の平均値を用いて修正
することになる。
【0024】また、対象機器の状態を監視する所定の監
視間隔内にデータ収集を開始するためのトリガ条件が1
回も成立しないときには、前記トリガ条件が初めて成立
するまでの時間を測定し、全ラベル名の数から1を減じ
た値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記トリガ
条件が初めて成立するまでの時間を加算し、この加算し
た値を全ラベル名の数で除したものを新しい監視間隔と
するので、所定の監視間隔内にトリガ条件が1回も成立
しないときには、監視間隔を初めてトリガ条件が成立し
た時間を用いて修正することになる。
【0025】さらに、サブコントローラは、ラベル名に
対応して特定の対象機器から収集したデータを一時的に
メモリに格納し、収集された複数のラベル名に対応する
データをその容量の大きさに従ってメインコントローラ
に転送するので、収集されたデータを格納するのに必要
なメモリ容量を最小限にすることになる。
【0026】そして、複数のメインコントローラとサブ
コントローラとを備え、前記複数のメインコントローラ
の各々は他のメインコントローラと区別するための識別
子を有し、データを収集する特定の対象機器のデータ収
集条件として、前記特定の対象機器とそれに関連する複
数の対象機器に対して、対象機器の状態を監視する監視
間隔とデータ収集を開始するためのトリガ条件を設定す
るための対象機器の動作状態とを1つのラベル名に対応
させてテキスト形式に作成し、前記サブコントローラ
は、前記メインコントローラから前記ラベル名とそれに
対応する前記データ収集条件を受け取ったときには前記
データ収集条件を前記ラベル名に対応させてメモリ上に
展開した形で確保し、前記複数のメインコントローラか
ら前記識別子と前記ラベル名だけを受け取ったときに
は、前記メモリ上に展開した形で確保されたデータ収集
条件と前記特定の対象機器およびそれに関連する複数の
対象機器のデータとを比較し、前記データ収集条件が成
立したときには前記特定の対象機器からデータを収集
し、このデータを前記ラベル名および前記識別子に対応
してメモリ上に一時的に格納し、前記収集されたデータ
に対応する識別子とデータの転送を要求する前記複数の
メインコントローラの識別子とを比較し、一致する識別
子を有するラベル名に対応するデータをデータ容量の大
きさに従って前記一致する識別子を有するメインコント
ローラへ転送するので、複数のメインコントローラの内
で特定のメインコントローラに対して収集データを転送
すると共に、収集されたデータを格納するのに必要なメ
モリ容量を最小限にすることになる。
【0027】
【実施例】
実施例1.図1から図9を用いて、メモリを有するデバ
イスのデータを収集するための条件を、ユーザ・アプリ
ケーション・プログラムで細かく記述する必要がなく、
また一度データ収集のためのプログラムをメインコント
ローラで起動すれば、プログラムの内容を展開した展開
データがスタートアップデータとして記憶装置に確保さ
れ、次回以降のシステム起動時にはすぐにデータの収集
が可能となるデータの処理装置に関するこの発明の一実
施例を説明する。図1はデータの処理装置の概略のシス
テム構成を示すブロック図、図2はデータの処理装置の
機能を示す機能図、図3は後述のメインコントローラ1
0の収集条件及び収集データ設定・格納手段12aの動
作を示すフローチャート、図4は収集条件及び収集デー
タを設定する場合の表示画面の構成図、図5はテキスト
形式で記載されたラベルファイル、図6は後述のメイン
コントローラ10の設定データ取り出し・転送手段12
bの動作を示すフローチャート、図7は後述のサブコン
トローラ20の設定情報展開・起動手段22cの動作を
示すフローチャート、図8は後述のサブコントローラ2
0のデータの蓄積・転送手段22dの動作を示すフロー
チャート、図9は後述のテキスト形式のラベルファイル
43をメモリ上に展開した展開データである。図におい
て、従来例と同一符号は同一または相当部分を示す。
【0028】図1において、10は収集条件及びデータ
の定義付けおよび後述のサブコントローラ20からの収
集データを蓄積するメインコントローラ、11はメイン
コントローラ10のCPU、12はメインコントローラ
10のメモリ、13はメインコントローラ10の補助記
憶装置、14aはCRT2とのインターフェース、14
bはキーボード3とのインターフェース、14cは後述
のサブコントローラ20とのインターフェース、15a
はメインコントローラ10とのインターフェース、15
bは後述のPLC30とのインターフェース、16、1
6a、16b、16cはそれぞれ後述のPLC30、3
0a、30b、30cとのインターフェース、17aお
よび17bはローカルエリアネットワークなどの通信回
線、20は後述のPLC30のデータを収集するサブコ
ントローラ、21はサブコントローラ20のCPU、2
2はサブコントローラ20のメモリ、24はサブコント
ローラ20の補助記憶装置、30、30a、30b、3
0cはPLC、31、31a31b、31cはそれぞれ
PLC30、30a、30b、30cのCPU、32、
32a、32b、32cはそれぞれPLC30、30
a、30b、30cのメモリである。
【0029】また、図2、図4、図5および図9におい
て、12aはメモリ12内に設けられたプログラム等の
データ収集条件設定手段、ファイル作成手段およびファ
イル格納手段の機能を有する収集条件及び収集データ設
定・格納手段、12bはメモリ12内に設けられたプロ
グラム等のファイル転送手段および伝文付加転送手段の
機能を有する設定データ取り出し・転送手段、12cは
メモリ12内に設けられたプログラム等のデータ蓄積手
段、13aは補助記憶装置13内の収集条件及び収集デ
ータ設定のためのデータ格納領域、13bは補助記憶装
置13内のPLCからの収集データの蓄積領域、22a
はメモリ22内の収集条件及び収集データ設定のための
データの展開領域、22bはメモリ22内のPLCから
の収集データの一時格納領域、22cはメモリ22内に
設けられたプログラム等の展開データ作成手段の機能を
有する設定情報展開・起動手段、22dはメモリ22内
に設けられたプログラム等のデータ収集条件比較手段、
データ収集手段、収集データ蓄積手段、格納領域算出手
段、条件成立時刻格納手段、優先度情報格納手段、優先
度データ転送手段および要求元情報格納手段の機能を有
するデータの蓄積・転送手段、22eはメモリ22内に
設けられたプログラム等のPLCとの交信手段、24a
は不揮発性の記憶手段である補助記憶装置24内の収集
条件及び収集データ設定のための展開されたデータの格
納領域、40はメインコントローラ10に接続されたC
RT2上の収集条件及び収集データ設定をするための第
1の表示画面であるメイン表示画面、41はメインコン
トローラ10に接続されたCRT2上の第2の表示画面
であるトリガ条件を設定する画面、41a、41b、4
1cはそれぞれトリガ条件1、トリガ条件2、トリガ条
件3を設定する画面、42はメインコントローラ10に
接続されたCRT2上の第3の表示画面である収集デー
タを設定する画面、42a、42bはそれぞれ収集デー
タ1、収集データ2を設定する画面、43はテキスト形
式のラベルファイル、44はメモリ上に展開された展開
データである。
【0030】次に、動作について説明する。まず、図2
を参照して概略の動作を説明する。オペレータがキーボ
ード3より収集条件及び収集データ設定のためのデー
タ、例えば後で詳述する図4に示すデータ、を入力す
る。そしてメインコントローラ10の収集条件及び収集
データ設定・格納手段12aが、これらのデータをデー
タファイル、例えば後で詳述する図5に示すテキスト形
式のラベルファイル43、の形式で、収集条件及び収集
データ設定のためのデータ格納領域13aへ格納する。
次に設定データ取り出し・転送手段12bが、収集条件
及び収集データ設定のためのデータ格納領域13aから
テキスト形式のラベルファイル43を読みだし、サブコ
ントローラ20のメモリ22内の設定情報展開・起動手
段22cへ転送する。そして設定情報展開・起動手段2
2cはこれを使用時に参照し易い形式に並び換え、すな
わちメモリ上に展開し、例えば後で詳述する図9に示す
展開データ44に変換して、収集条件及び収集データ設
定のためのデータの展開領域22aに確保する。
【0031】その後、データの蓄積・転送手段22d
は、収集条件及び収集データ設定のためのデータの展開
領域22aに確保されている展開データ44を参照し、
PLCとの交信手段22eが入手した対応するPLC3
0のメモリ32のデータと比較することにより、トリガ
条件が成立したかどうかをチェックする。そして、トリ
ガ条件が成立した場合には、収集条件及び収集データ設
定のためのデータの展開領域22aに確保されている展
開データ44を参照しながら、PLCとの交信手段22
eを用いて、PLC30のメモリ32に確保されている
データを収集し、PLCからの収集データの一時格納領
域22bに蓄積する。この時、PLCからの収集データ
の一時格納領域22bへのデータの蓄積はその領域の先
頭から順番に行なうが、その領域が満杯になったとき
は、データの蓄積・転送手段22dはメインコントロー
ラ10のデータ蓄積手段12cへ満杯通知を出し、PL
Cからの収集データの一時格納領域22bに蓄積された
データをメインコントローラ10のPLCからの収集デ
ータの蓄積領域13bへ転送する。
【0032】次に、メインコントローラ10の収集条件
及び収集データ設定・格納手段12aの動作を、図3〜
図5を用いて詳細に説明する。図3に示すフローチャー
トのステップS100において、オペレータがキーボー
ド3からメインコントローラ10を起動する。ステップ
S101において、CRT2の画面には図4に示す収集
条件及び収集データを設定するためのメイン表示画面4
0が表示される。まず、ステップS102において、収
集条件及び収集データ設定・格納手段12aのキーとな
るラベル名を入力する。これは収集条件及び収集データ
設定を定義付ける看板の役割を果たすもので、図4のメ
イン表示画面40では「TOSOSAGYOU」であ
る。ステップS103において、トリガ監視間隔を入力
する。これは図4のメイン表示画面40では「100」
である。次にステップS104において、トリガ監視間
隔がゼロでないかどうかをチェックし、ゼロの場合はト
リガ条件はないものと判断して、ステップS106にお
いて、予め決められた間隔でデータの収集を行なうため
のインターバル間隔を設定し、ステップS115へ飛
ぶ。またゼロでない場合はステップS105において、
トリガ数を入力する。これは図4のメイン表示画面40
では、トリガ監視間隔が指定されたために、インターバ
ル間隔は「0」でトリガ数は「3」である。
【0033】トリガ条件がある場合は、ステップS10
7において、CRT2の画面にはメイン表示画面40に
代わって、まずトリガ条件1を設定する画面41aが表
示される。そしてステップS108において、データを
収集すべきPLCの局番を設定する。これは図4のトリ
ガ条件1を設定する画面41aでは「1」である。ステ
ップS109において、デバイスタイプを設定する。こ
れは図4のトリガ条件1を設定する画面41aでは
「D」である。ステップS110において、デバイスN
oを設定する。これは図4のトリガ条件1を設定する画
面41aでは「1」である。ステップS111におい
て、デバイス状態を設定する。これは図4のトリガ条件
1を設定する画面41aでは「=2」であり、このデバ
イスが「2」に等しくなったときにトリガ条件1が成立
することを意味している。そしてステップS112にお
いて、トリガ数を1つ減算し、ステップS113におい
て、図4のメイン表示画面40で設定したトリガ数がゼ
ロになったかどうかをチェックする。
【0034】ここで設定したトリガ数がゼロになってい
なければ、ステップS107に戻って第2番目のトリガ
条件2を設定する画面41bが表示され、トリガ条件2
についてトリガ条件1の場合と同様にステップS108
〜ステップS111まで設定を行なう。さらにトリガ条
件3についても同様である。ここで、トリガ条件1の意
味するところは、PLC局番1のデバイスタイプDの番
号1の値が2になったときにトリガ条件が成立するとい
うものである。また、トリガ条件2の意味するところは
PLC局番2のデバイスタイプWの番号0の値が5未満
になったときに、そしてトリガ条件3の意味するところ
はPLC局番3のデバイスタイプDの番号10の値が2
以上になったときに、それぞれトリガ条件が成立すると
いうものである。
【0035】またトリガ数がゼロになれば、CRT2の
画面は図4のメイン表示画面40に戻り、ステップS1
14において、トリガ条件の組合せを設定する。これは
図4のメイン表示画面40では「1and2、or3」
であり、トリガ条件1と2の両者が成立するかまたはト
リガ条件3が成立するときにトリガ条件が成立すること
を意味する。次にステップS115において、アクセス
データ数を設定する。これは図4のメイン表示画面40
では「2」である。
【0036】次に、ステップS116においてCRT2
上に収集データ1を設定する画面42aが表示され、ス
テップS117において、データを収集すべきPLCの
局番を設定する。これは図4の収集データ1を設定する
画面42aでは「1」である。そして、ステップS11
8において、デバイスタイプを設定する。これは図4の
収集データ1を設定する画面42aでは「W」である。
ステップS119において、このデバイスはデバイスタ
イプWの内で何番目のデバイスより始まるかを指定する
先頭デバイスNoを設定する。これは図4の収集データ
1を設定する画面42aでは「100」である。ステッ
プS120において、データのサイズを設定する。これ
は図4の収集データ1を設定する画面42aでは「2」
である。次にステップS121において、アクセスデー
タ数を1つ減算し、ステップS122において、図4の
メイン表示画面40で設定したアクセスデータ数がゼロ
になったかどうかをチェックする。
【0037】ここで設定したアクセスデータ数がゼロに
なっていなければ、ステップS116に戻って第2番目
の収集データ2を設定する画面42bが表示され、収集
データ2について収集データ1の場合と同様にステップ
S117〜ステップS120まで設定を行なう。ここ
で、収集データ1の意味するところはPLC局番1のデ
バイスタイプWの先頭デバイスNoが100のところか
ら2[byte]分のデータを収集するという意味であ
る。また、収集データ2の意味するところはPLC局番
2のデバイスタイプDの先頭デバイスNoが30のとこ
ろから4[byte]分のデータを収集するという意味
である。
【0038】また設定したアクセスデータ数がゼロにな
れば、収集条件及び収集データ設定・格納手段12a
は、ステップS123において、設定した収集条件及び
収集データ設定のためのデータを図5に示すテキスト形
式のラベルファイル43として、メインコントローラ1
0の補助記憶装置13内の収集条件及び収集データ設定
のためのデータ格納領域13aへ格納する。そしてステ
ップS124において、データの設定を終了し入力画面
が消去される。
【0039】ここで、図5に示すテキスト形式のラベル
ファイル43の内容は、図4に示す収集条件及び収集デ
ータを設定するための表示画面からの設定データと設定
順に一対一に対応している。また、テキスト形式のラベ
ルファイル43に記載された「USTART」は、図4
において、画面41cでトリガ条件3の設定が終了した
後にメイン表示画面40で組合せを設定するために、メ
イン表示画面40へ戻ることを意味する。そして、「U
END」はメイン表示画面40での設定が終了して収集
データを設定する画面42へ移ることを意味する。
【0040】次に、メインコントローラ10の設定デー
タ取り出し・転送手段12bの動作を図6に示すフロー
チャートを用いて詳細に説明する。まず、ステップS2
00において、オペレータがキーボード3からラベル名
だけを入力してメインコントローラ10を起動すると、
ステップS201において、設定データ取り出し・転送
手段12bは補助記憶装置13内の収集条件及び収集デ
ータ設定のためのデータ格納領域13aからテキスト形
式のラベルファイル43を取り出す。ステップS202
において、テキスト形式のラベルファイル43またはラ
ベル名だけを設定情報展開・起動手段22cへ転送す
る。そして、ステップS203において、設定情報展開
・起動手段22cを実行待機状態にし、ステップS20
4において、終了する。
【0041】一方、サブコントローラ20の設定情報展
開・起動手段22cの動作を図7に示すフローチャート
を用いて詳細に説明する。これはサブコントローラ20
が起動されるとステップS300において、自動起動さ
れ、メインコントローラ10の設定データ取り出し・転
送手段12bにより実行待機状態となっている。ステッ
プS301において、設定データ取り出し・転送手段1
2bから転送されてくるデータがテキスト形式のラベル
ファイル43かどうかをチェックする。
【0042】ここで、転送されてくるデータがテキスト
形式のラベルファイル43のときは、ステップS302
において、サブコントローラ20のメモリ22内に収集
条件及び収集データ設定のためのデータの展開領域22
aを確保する。次にステップS303において、収集条
件及び収集データ設定のためのデータの展開領域22a
上に、テキスト形式のラベルファイル43から図9に示
す展開データ44の形式に展開する。そしてステップS
301に戻り、次の転送データを待つ。このように、メ
インコントローラ10から転送されてくる複数のテキス
ト形式のラベルファイルに対して同様の処理を行ない、
ラベル名に対応した展開データを収集条件及び収集デー
タ設定のためのデータの展開領域22a上に複数確保す
る。
【0043】また、転送されてくるデータがテキスト形
式のラベルファイル43ではなくラベル名のときは、既
に展開データ44が収集条件及び収集データ設定のため
のデータの展開領域22aに存在することを意味するの
で、ステップS304において、設定情報展開・起動手
段22cはデータの蓄積・転送手段22dを起動し、さ
らにデータの蓄積・転送手段22dはPLCとの交信手
段22eを起動して、PLC30のメモリ32のデータ
を収集させる。そしてステップS301に戻り次の転送
データを待つ。
【0044】ところで、収集条件及び収集データ設定の
ためのデータの展開領域22a上に展開された展開デー
タ44について、図9を参照して、図5に示すテキスト
形式のラベルファイル43の内容と対応させながら詳細
に説明する。ラベル名は「TOSOSAGYOU」で、
その内容を示すデータが0〜3Cバイトの領域に展開さ
れている。すなわち0〜2バイトにはトリガ監視間隔
「100」、2〜4バイトにはインターバル間隔
「0」、4〜6バイトにはトリガ数「3」、6〜8バイ
トには局番「1」、8〜Aバイトにはデバイスタイプ
「D」、A〜CバイトにはデバイスNo「1」、C〜1
0バイトにはデバイス状態「=2」、10〜12バイト
には局番「2」、12〜14バイトにはデバイスタイプ
「W」、14〜16バイトにはデバイスNo「0」、1
6〜1Aバイトにはデバイス状態「<5」、1A〜1C
バイトには局番「3」、1C〜1Eバイトにはデバイス
タイプ「D」、1E〜20バイトにはデバイスNo「1
0」、20〜24バイトにはデバイス状態「>=2」、
24〜26バイトには組合せ数「2」、26〜2Aバイ
トには組合せ「1and2、or3」、2A〜2Cバイ
トにはアクセスデータ数「2」、2C〜2Eバイトには
局番「1」、2E〜30バイトにはデバイスタイプ
「W」、30〜32バイトには先頭デバイスNo「10
0」、32〜34バイトにはサイズ「2」、34〜36
バイトには局番「2」、36〜38バイトにはデバイス
タイプ「D」、38〜3Aバイトには先頭デバイスNo
「30」、3A〜3Cバイトにはサイズ「4」、がそれ
ぞれテキスト形式のラベルファイル43から展開されて
格納されている。
【0045】次に、サブコントローラ20のデータの蓄
積・転送手段22dの動作を、図8に示すフローチャー
トを用いて詳細に説明する。まずステップS400にお
いて、データの蓄積・転送手段22dは設定情報展開・
起動手段22cにより起動される。ステップS401に
おいて、データの蓄積・転送手段22dは設定情報展開
・起動手段22cからラベル名、例えば「TOSOSA
GYOU」、を受け取り、そのラベル名に対応した展開
データ44の内容をメモリ22内の収集条件及び収集デ
ータ設定のためのデータの展開領域22aから読み取
る。ステップS402において、展開データ44の内容
を参照してPLCからの収集データの一時格納領域22
bをメモリ22上へ確保する。ステップS403におい
て、図4に示した収集条件に従い、PLCとの交信手段
22eを用いてトリガ条件の成立をチェックするための
データをPLC30のメモリ32から収集する。そして
ステップS404において、トリガ条件が成立したかど
うかをチェックする。
【0046】ここで、トリガ条件が成立しない場合には
ステップS403へ戻る。また、トリガ条件が成立した
場合には、ステップS405において、PLCからの収
集データの一時格納領域22bに空き領域があるかどう
かをチェックする。空き領域がない場合には、ステップ
S406において、収集したデータをメインコントロー
ラ10のPLCからの収集データの蓄積領域13bへ転
送して空き領域を確保し、ステップS407において、
PLCから収集したデータをPLCからの収集データの
一時格納領域22bへ蓄積する。また、空き領域がある
場合には、ステップS407に飛んでPLCから収集し
たデータをPLCからの収集データの一時格納領域22
bへ蓄積する。そして、ステップS408において、設
定情報展開・起動手段22cから終了指令が来たかどう
かチェックし、終了指令が来ていなければステップS4
03へ戻る。また、終了指令が来ていればステップS4
09において、終了する。
【0047】次に、サブコントローラ20の補助記憶装
置24内に設けられた収集条件及び収集データ設定のた
めの展開されたデータの格納領域24aの機能について
説明する。まず、メインコントローラ10の設定データ
取り出し・転送手段12bが、テキスト形式のラベルフ
ァイル43をサブコントローラ20の設定情報展開・起
動手段22cへ転送する。そして、設定情報展開・起動
手段22cは、これをメモリ上で展開して展開データ4
4に変換し、収集条件及び収集データ設定のためのデー
タの展開領域22aに確保する。次に、データの蓄積・
転送手段22dは、収集条件及び収集データ設定のため
のデータの展開領域22aに確保された複数のラベル名
に対応した展開データ44を、収集条件及び収集データ
設定のための展開されたデータの格納領域24aに転送
し格納する。そしてこれらの展開データ44は、停電な
どで電源が遮断された場合においても、失われないよう
に記憶されている。
【0048】そこで、一度収集条件及び収集データ設定
のための展開されたデータの格納領域24aに複数のラ
ベル名に対応した展開データ44が確保された後に、シ
ステムを起動する場合について説明する。オペレータが
キーボード3からラベル名を入力すると、メインコント
ローラ10からそのラベル名がサブコントローラ20の
設定情報展開・起動手段22cへ送られ、設定情報展開
・起動手段22cはデータの蓄積・転送手段22dを起
動する。データの蓄積・転送手段22dは、収集条件及
び収集データ設定のためのデータの展開領域22aに対
応するラベル名の展開データ44が存在するかどうかを
チェックする。そして、存在しない場合には、収集条件
及び収集データ設定のための展開されたデータの格納領
域24aから、対応するラベル名の展開データ44を収
集条件及び収集データ設定のためのデータの展開領域2
2aに転送する。また、対応するラベル名の展開データ
44が存在する場合には、その展開データ44の内容を
そこから読み取る。
【0049】その後、データの蓄積・転送手段22d
は、展開データ44の内容を参照してPLCからの収集
データの一時格納領域22bをメモリ22上へ確保し、
図4に示した収集条件に従いPLCとの交信手段22e
を用いてトリガ条件の成立をチェックするためのデータ
をPLC30のメモリ32から収集する。そしてトリガ
条件が成立した場合には、PLCからの収集データの一
時格納領域22bに空き領域があるかどうかをチェック
し、空き領域がない場合には、収集したデータをメイン
コントローラ10のPLCからの収集データの蓄積領域
13bへ転送して空き領域を確保し、PLCから収集し
たデータをPLCからの収集データの一時格納領域22
bへ蓄積する。また、空き領域がある場合には、PLC
から収集したデータをPLCからの収集データの一時格
納領域22bへ蓄積する。
【0050】以上説明したように、データ収集の対象で
あるPLC30のメモリ32に蓄積されているデータを
収集する場合の収集条件および収集データの設定を定義
付けるデータを、ラベル名というキーワードでグループ
化し、予めテキスト形式のラベルファイル43としてメ
モリに複数記憶させておくために、実際にシステムを起
動してPLC30のメモリ32からデータを収集する際
には、ラベル名を指定するだけでデータを収集できる。
このように、従来例に比較して、システムが収集するデ
ータの対象を変更する毎に、収集条件および収集データ
の設定のためのデータをキーボード3から入力する必要
がなく、システムの可動能率を向上させることができ
る。
【0051】また、収集条件および収集データの設定の
ためのデータを変更する場合には、図4に示すデータの
設定表示画面の指示に従ってデータを入力すればよく、
簡単にトリガ条件および収集データ条件を変更できて、
開発工数やメンテナンス工数の低減が図れる。
【0052】さらに、収集条件および収集データの設定
を行なうメインコントローラ10とPLC30と交信し
てデータを収集するサブコントローラ20とを役割分担
させたために、メインコントローラ10の負荷が軽減で
き、さらに複数のサブコントローラ20を1つのメイン
コントローラ10が制御する大規模なシステムも簡単に
構築できる。
【0053】そして、サブコントローラ20の補助記憶
装置24内の収集条件及び収集データ設定のための展開
されたデータの格納領域24aにラベル名に対応した展
開データ44を蓄積しておき、システムの起動時には、
ラベル名を指定するだけでこれらの蓄積されたデータを
スタートアップデータとして、PLC30のメモリ32
からデータを収集するすることができるので、システム
の起動からデータ収集の開始までの時間を大幅に短縮す
ることができる。また、収集条件及び収集データ設定の
ための展開されたデータの格納領域24aに格納された
これらの展開データ44は、停電などで電源が遮断され
た場合においても失われない利点がある。
【0054】実施例2.図5、および図9から図13を
用いて、1つの記憶装置から他の記憶装置へ収集データ
を転送する場合に、転送するデータを保有する記憶装置
において、転送中に新しく収集されたデータを蓄積する
ための記憶領域のサイズを最小限にするデータの処理装
置に関するこの発明の一実施例を説明する。図10はデ
ータの処理装置の機能を示す機能図、図11は後述のデ
ータの転送速度測定手段22fの動作を示すフローチャ
ート、図12はPLCからの収集データの一時格納領域
22bにおける収集データの構成図、図13はデータの
蓄積・転送手段22dの収集データの蓄積動作を示すフ
ローチャートである。図において、同一符号は同一また
は相当部分を示し、22fはサブコントローラ20のメ
モリ22内に設けられたプログラム等のデータの転送速
度測定手段である。
【0055】次に、図10および図11を参照してデー
タの転送速度測定手段22fの動作を説明する。まず、
システムが起動されると、メインコントローラ10の設
定データ取り出し・転送手段12bは、補助記憶装置1
3内の収集条件及び収集データ設定のためのデータ格納
領域13aからテキスト形式のラベルファイル43を読
み出し、転送開始伝文と転送終了伝文との間にこのテキ
スト形式のラベルファイル43を挟んで、サブコントロ
ーラ20のメモリ22内のデータの転送速度測定手段2
2fへ転送する。
【0056】そこで、データの転送速度測定手段22f
は、図11に示すフローチャートに従って動作する。ま
ず、ステップS500において、データの転送速度測定
手段22fが起動されると、メインコントローラ10の
設定データ取り出し・転送手段12bからの転送データ
を待つ待機状態になる。ステップS501において、こ
の転送データが転送開始伝文かどうかをチェックする。
転送データが転送開始伝文の場合には、ステップS50
2において、転送開始の時刻を取得しステップS501
へ戻る。また、転送データが転送開始伝文でない場合に
は、ステップS503において、転送データがテキスト
形式のラベルファイル43かどうかをチェックし、転送
データがテキスト形式のラベルファイル43の場合は、
ステップS504において、これをメモリ22内のバッ
ファ領域(図示せず)に格納しステップS501へ戻
る。また、転送データがテキスト形式のラベルファイル
43でない場合は、ステップS505において、転送デ
ータが転送終了伝文かどうかをチェックする。
【0057】ここで、転送データが転送終了伝文の場合
には、ステップS506において、転送終了の時刻を取
得する。そして、ステップS507において、転送の開
始から終了の間に転送されたテキスト形式のラベルファ
イル43のデータのサイズを取得し、ステップS508
において、データのサイズと転送時間とから転送速度を
算出しステップS501へ戻る。また、転送データが転
送終了伝文でなくラベル名等のデータ収集開始指示の場
合は、設定情報展開・起動手段22cを用いて収集条件
及び収集データ設定のためのデータの展開領域22a上
に、テキスト形式のラベルファイル43を展開データ4
4の形式に展開する。そして、ステップS510におい
て、データの蓄積・転送手段22dを起動して終了す
る。
【0058】次に、上述のデータの転送速度測定手段2
2fが得たデータに基づいて、いま、データを蓄積する
ための記憶領域のサイズを算出する方法について説明す
る。データの転送速度測定手段22fで算出したデータ
の転送速度をV[バイト/秒]とすると、サブコントロ
ーラ20のメモリ22内のPLCからの収集データの一
時格納領域22bに必要なサイズは、PLCからの収集
データの一時格納領域22bに蓄積されたデータのサイ
ズS[バイト]に加えて、これを転送する間に収集され
るPLCのデータを蓄積する領域が必要となる。ここ
で、ラベル名の数をNとして、ラベルn(1≦n≦N)
に定義されているトリガ監視間隔をTn[秒]とする
と、S/V[秒]の間にラベルnのトリガ条件は最大で
(S/V)/Tn回成立する。そして、ラベルnに定義
されている収集データの情報から得られる収集データサ
イズをDn[バイト]、例えば図4に示す収集データ1
の2[バイト]と収集データ2の4[バイト]を合計し
た6[バイト]、とすると、ラベルnの収集データDn
[バイト]を蓄積するに必要なサイズは、最大でS・D
n/(V・Tn)[バイト]となる。従って、N個のラ
ベル名に対して必要なPLCからの収集データの一時格
納領域22bのサイズM[バイト]は、以下の(1)式
にて算出する。
【0059】
【数1】
【0060】そこで、データの蓄積・転送手段22d
は、収集条件及び収集データ設定のためのデータの展開
領域22aに展開された展開データ44より、トリガ監
視間隔Tn、収集データサイズDnを、またPLCから
の収集データの一時格納領域22bから、そこに蓄積さ
れているデータのサイズSを得る。そして、データの転
送速度測定手段22fよりデータの転送速度Vを得て、
上述の(1)式を用いて必要なサイズMを算出し、メモ
リ22内にPLCからの収集データの一時格納領域22
bとして必要なサイズMを確保する。
【0061】次に、データの蓄積・転送手段22dの収
集データの蓄積動作を図12および図13を参照して説
明する。図12において、(イ)点はデータの蓄積が開
始された位置、(ロ)点は現在の蓄積ポインターの位置
であり、(イ)点から(ロ)点までの間にデータサイズ
Sのデータが蓄積されている。また、全蓄積領域は上述
の方法で確保されたデータサイズMであり、Smaxは
データの蓄積に使用する領域の最大値である。
【0062】図13に示すフローチャートにおいて、デ
ータの蓄積・転送手段22dはステップS600で起動
されと、ステップS601において、PLCとの交信手
段22eを用いてPLC30のメモリ32からデータを
収集し、図12に示すように、新しく収集されたデータ
サイズS1のデータを(ロ)点から既に蓄積されている
データサイズSのデータに続けて蓄積する。ステップS
602において、データサイズSとデータサイズS1と
の合計がSmaxを越えるかどうかをチェックする。S
maxを越えていない場合は、ステップS605へ飛ん
で新しく収集されたデータを図12の(ロ)点から蓄積
する。また、Smaxを越える場合は、ステップS60
3において、メインコントローラ10のデータ蓄積手段
12cを用いて、補助記憶装置13内のPLCからの収
集データの蓄積領域13bにデータを転送する。そし
て、ステップS604において、ポインターを移動して
図12の(ロ)点をデータの蓄積開始位置に変更し、ス
テップS605において、新しく収集されたデータを図
12の(ロ)点から蓄積する。次に、ステップS606
において、新しく蓄積されたデータのサイズ分だけ蓄積
ポインターを移動させる。そして、ステップS607に
おいて、設定情報展開・起動手段22cから終了指令が
来たかどうかチェックして、終了指令が来ていなければ
ステップS601へ戻ってデータの収集を続け、また終
了指令が来れば、ステップS608においてデータの収
集を終了する。
【0063】以上説明したように、オペレータがPLC
30からのデータの収集を開始するときに、メインコン
トローラ10の設定データ取り出し・転送手段12bか
らサブコントローラ20に転送されるテキスト形式のラ
ベルファイル43の前後にそれぞれ転送開始伝文と転送
終了伝文を挿入して、データの転送速度測定手段22f
へ転送する。そして、このデータの転送速度測定手段2
2fが、これらのデータからデータの転送速度Vを算出
し、かつデータの蓄積・転送手段22dがこのデータの
転送速度Vと、展開データ44より得たトリガ監視間隔
Tn、収集データサイズDnと、さらにPLCからの収
集データの一時格納領域22bから得た蓄積されている
データのサイズSを用いて、(1)式からPLCからの
収集データの一時格納領域22bとして必要なサイズM
を算出して、メモリ22内にその領域を確保するので、
サブコントローラ20のPLCからの収集データの一時
格納領域22bのデータをメインコントローラ10のP
LCからの収集データの蓄積領域13bに転送している
最中に収集されたPLC30からのデータを失うことな
く、かつPLCからの収集データの一時格納領域22b
として必要十分な領域を確保することができる。
【0064】実施例3.図5、図9、図14および図1
5を用いて、データ収集のためのトリガ条件の成立間隔
に合わせてメモリ領域を監視する間隔を最適にして、シ
ステムの能率を向上させるデータの処理装置に関するこ
の発明の一実施例を説明する。特開平5ー205074
には、情報処理システムのデータ収集方式として、監視
対象機器より通信コントローラを介してあるデータ収集
間隔でデータを収集し、測定タイマーを用いてある一定
測定時間の間のデータの状態変化を計数し、この計数結
果とある一定測定時間をデータ収集間隔で割った値とを
比較する。この結果によりデータ収集間隔から任意の一
定時間を増減して、状態変化数とある一定測定時間をデ
ータ収集間隔で割った値とが等しくなるようにすること
が開示されている。しかし、この方式ではどれだけデー
タ収集間隔がずれたかを算出して、現在のデータ収集間
隔と大きくずれていれば大きく修正し、小さくずれてい
れば小さく修正するという最適なデータ収集間隔の修正
ができない欠点がある。
【0065】図14はデータ処理装置の機能を示す機能
図、図15は後述の収集データの蓄積領域監視手段22
gの動作を示すフローチャートである。図において、実
施例1の図2と同一符号は同一または相当部分を示し、
22gはPLCからの収集データの一時格納領域22b
を監視するプログラム等の監視手段および監視間隔算出
手段の機能を有する収集データの蓄積領域監視手段、1
22はトリガ条件成立時刻格納領域、122aは今回の
監視間隔内で最初に成立したトリガ条件の成立時刻を格
納する領域、122bは今回の監視間隔内で第2番目に
成立したトリガ条件の成立時刻を格納する領域、122
cは今回の監視間隔内で最後に成立したトリガ条件の成
立時刻を格納する領域であり、年、月、日、時、分、
秒、ミリ秒の値がそれぞれバイナリ形式で格納されてい
る。また、図14では格納領域として3つの領域だけが
記載されているが、実際には監視間隔中に成立したトリ
ガ数(m+1)個に対応する時刻を格納できる格納領域
を有している。
【0066】次に、動作について説明する。サブコント
ローラ20の設定情報展開・起動手段22cは、メイン
コントローラ10の設定データ取り出し・転送手段12
bからテキスト形式のラベルファイル43を得て、これ
を収集条件及び収集データ設定のためのデータの展開領
域22a上において展開データ44の形に展開する。そ
して、データの蓄積・転送手段22dは、この展開デー
タ44を参照し、PLCとの交信手段22eが収集した
PLC30のメモリ32のデータと比較することによ
り、トリガ条件が成立したかどうかをチェックする。こ
こで、トリガ条件が成立していれば、トリガ条件成立時
刻格納領域122へトリガ条件が成立した時刻を順次格
納する。
【0067】そこで、収集データの蓄積領域監視手段2
2gは、図15に示すフローチャートのステップS70
0において起動された後、一定時間間隔、例えば最初は
最小監視間隔とし100ms等、を選んで動作させる。
次に、ステップS701において、メモリ22内のPL
Cからの収集データの一時格納領域22bの残されてい
る領域に、メモリ22内に補助的に設けられたバッファ
領域(図示せず)に蓄積されているPLC30のメモリ
32からの収集データの内最大のデータサイズのデータ
が格納できるかどうかをチェックする。ここで、格納で
きる場合は、ステップS703に飛ぶ。また、格納でき
ない場合は、ステップS702において、データの蓄積
・転送手段22dを用いてPLCからの収集データの一
時格納領域22bの収集データをメインコントローラ1
0へ転送する。そして、ステップS703において、ト
リガ条件成立時刻格納領域122に格納されているデー
タを全てミリ秒単位に変換する。次に、ステップS70
4において、ミリ秒単位に変換されたトリガ条件成立時
刻データから、t1=2番目に成立したトリガ条件の成
立時刻ー最初に成立したトリガ条件の成立時刻、t2=
3番目に成立したトリガ条件の成立時刻ー2番目に成立
したトリガ条件の成立時刻、・・・、tm=(m+1)
番目に成立したトリガ条件の成立時刻ーm番目に成立し
たトリガ条件の成立時刻として各時間差を求め、それら
の平均の時間差として、(t1+t2+・・・+tm)
/tmを算出する。そして、ステップS705におい
て、後述する(2)式または(3)式により次の新しい
監視間隔を求め、ステップS701に戻って新しい監視
間隔で上述の動作を繰り返す。
【0068】さて、現在の監視間隔は現在実行中のデー
タ収集を行なっているラベル数個分の平均値であるとみ
なすと、トリガ条件の成立時刻の時間差を考慮に入れた
新しい監視間隔は次のように求められる。 (ア)現在の監視間隔(p)内にトリガ条件が1つでも
成立したとき、
【0069】
【数2】
【0070】(イ)現在の監視間隔(p)内にトリガ条
件が1つも成立しないとき、初めてトリガ条件が成立す
るまで監視を続け、そのトリガ条件が成立した時間をt
1として、
【0071】
【数3】
【0072】ここで、ti=i番目に成立した時刻と
(iー1)番目に成立した時刻との差、p=現在の監視
間隔、n=現在データ収集を行なっているラベル数、m
=監視間隔中に成立したトリガ数、pp=新しい監視間
隔である。
【0073】以上説明したように、上述の(2)式また
は(3)式により最適な監視間隔ppを求め、この監視
間隔ppでPLCからの収集データの一時格納領域22
bを監視することにより、トリガ条件の成立間隔が短い
ときには頻繁にメモリ領域のチェックを行ない、またト
リガ条件の成立間隔が長いときには監視間隔を長くして
チェックの頻度を減らすので、収集データの蓄積領域監
視手段22gがPLCからの収集データの一時格納領域
22bを余分にチェックするのを防止でき、収集データ
の蓄積領域監視手段22gの負担を最小限に抑えること
ができてシステム全体の効率を向上させることができ
る。
【0074】実施例4.図9および図16から図21を
用いて、1つの記憶装置から他の記憶装置へ収集したデ
ータを転送する場合に、転送するデータを保有する記憶
装置の記憶容量が最小限になるようにデータを転送する
データの処理装置に関するこの発明の一実施例を説明す
る。図16はデータの処理装置の概略のシステム構成を
示すブロック図、図17はデータの処理装置の機能を示
す機能図、図18は優先度情報テーブルの内容を示すテ
ーブル構成図、図19は要求元テーブルの内容を示すテ
ーブル構成図、図20はデータの蓄積・転送手段22d
のデータ収集の開始及び終了処理の動作を示すフローチ
ャート、図21はデータの蓄積・転送手段22dの収集
データの取得処理の動作を示すフローチャートである。
【0075】図において、実施例1の図1および図2と
同一符号は同一または相当部分を示し、110、110
a、110bは複数のメインコントローラ、120はサ
ブコントローラ、12dはデータ収集のためのユーザア
プリケーション・プログラム等の要求元情報転送手段の
機能を有するデータ収集ユーザアプリケーション手段、
22hは後述の優先度情報テーブル45のデータを蓄積
する優先度情報テーブルデータ格納領域、22iは後述
の要求元テーブル46のデータを蓄積する要求テーブル
データ格納領域、45は優先度情報テーブル、45aは
ラベル名を格納する領域、45bはデータを収集する要
求を出したメインコントローラ110の識別子を格納す
る領域、45cはサブコントローラ120のPLCから
の収集データの一時格納領域22bで蓄積した収集デー
タの容量を格納する領域、46は要求元テーブル、46
aはデータを収集する要求を出したメインコントローラ
110の識別子を格納する領域である。
【0076】次に、動作について説明する。オペレータ
からの要求手順は、一般に、まずデータ収集の開始要求
を出し、次に収集データの取得要求を出し、そしてデー
タ収集の終了要求を出すものである。そこで、まずデー
タの蓄積・転送手段22dのデータ収集の開始及び終了
処理の動作を、図20に示すフローチャートを参照して
説明する。まず、ステップS800において、メインコ
ントローラ110のデータ収集ユーザアプリケーション
手段12dが、データの収集を開始させるために、サブ
コントローラ120の設定情報展開・起動手段22cに
対してデータ収集を行ないたいラベル名を転送する。そ
して、設定情報展開・起動手段22cによって起動され
たデータの蓄積・転送手段22dは、引数としてデータ
収集の開始及び終了要求を出したメインコントローラ1
10の識別子、例えばメインコントローラ110aの場
合は、図18および図19の識別子を格納する領域45
bおよび46aに示す「A」など、およびラベル名、例
えば図18のラベル名を格納する領域45aに示す「T
OSOSAGYOU」などを受け取る。
【0077】次に、ステップS801において、データ
の蓄積・転送手段22dは、収集条件及び収集データ設
定のためのデータの展開領域22aに格納されている図
9に示す展開データ44の内容を参照して、優先度情報
テーブル45に1データ分すなわち1列分の領域を確保
し、既に格納されているデータの後に付け加える。そし
て、ステップS802において、優先度情報テーブル4
5のラベル名を格納する領域45aに引数として受け取
ったラベル名を、識別子を格納する領域45bに引数と
して受け取ったメインコントローラ110の識別子を格
納し、収集データの容量を格納する領域45cをクリア
する。次に、ステップS803において、PLCとの交
信手段22eを用いて、トリガ条件をチェックするため
のPLC30のメモリ32内のデータを収集する。そし
て、ステップS804においてトリガ条件が成立したか
どうかをチェックする。トリガ条件が成立しない場合に
は、ステップS803へ戻る。また、トリガ条件が成立
した場合には、展開データ44のデータの収集条件に従
って、PLCとの交信手段22eを用いてPLC30の
メモリ32内のデータを収集する。次に、ステップS8
06において、ラベル毎に蓄積した収集データの容量を
収集データの容量を格納する領域45cへ格納する。
【0078】次に、ステップS807において、PLC
から収集したデータをPLCからの収集データの一時格
納領域22bに確保する。そして、ステップS808に
おいて、設定情報展開・起動手段22cから終了指令が
来たかどうかチェックし、終了指令が来ていなければス
テップS803へ戻る。また、終了指令が来ていればス
テップS809において、終了する。
【0079】次に、データの蓄積・転送手段22dの収
集データの取得処理の動作を、図21に示すフローチャ
ートを参照して説明する。まず、ステップS900にお
いて、メインコントローラ110のデータ収集ユーザア
プリケーション手段12dが、サブコントローラ120
の設定情報展開・起動手段22cに対してデータ取得要
求を転送する。そして、設定情報展開・起動手段22c
によって起動されたデータの蓄積・転送手段22dは、
引数としてデータ取得要求を出したメインコントローラ
110の識別子、例えばメインコントローラ110aの
場合は、図18および図19の識別子を格納する領域4
5bおよび46aに示す「A」などを受け取る。
【0080】そして、ステップS901において、デー
タの蓄積・転送手段22dは、要求元テーブル46の識
別子を格納する領域46aに、引数として受け取ったメ
インコントローラ110の識別子を格納する。このと
き、複数のメインコントローラ110から収集データの
取得要求が同時にあった場合は、識別子を格納する領域
46aにはこれら全てのメインコントローラ110の識
別子を格納する。次に、ステップS902において、優
先度情報テーブル45の識別子を格納する領域45bに
格納されている要求元メインコントローラ110と同一
の識別子が要求元テーブル46の識別子を格納する領域
46aに格納されている要求元メインコントローラ11
0のデータだけを対象として優先順位を付ける。そし
て、優先順位は、優先度情報テーブル45の収集データ
の容量を格納する領域45cに格納されている収集デー
タの容量の大きい順として定め、まず収集データの容量
の一番大きいデータに対応するラベル名のPLCからの
収集データの一時格納領域22bに格納されている収集
データを、メインコントローラ110のデータ蓄積手段
12cを介して、補助記憶装置13内のPLCからの収
集データの蓄積領域13bへ転送する。
【0081】次に、ステップS903において、優先度
情報テーブル45から収集データの転送が完了したラベ
ル名に対応するデータを削除し、ステップS904にお
いて、要求元テーブル46の識別子を格納する領域46
aから対応する要求元メインコントローラ110の識別
子を削除する。さらに、ステップS905において、要
求元テーブル46の識別子を格納する領域46aのデー
タが全て無くなったかどうかをチェックする。ここで、
データが残っていれば、ステップS902へ戻って収集
データの転送処理を繰り返す。また、データが全て無く
なっていれば、ステップS906において、収集データ
の取得処理を終了する。
【0082】以上説明したように、収集データの容量の
大きいデータから優先してメインコントローラ110へ
データを転送するので、収集データを蓄積して転送する
サブコントローラ120のメモリ22の領域を効率良く
使用することができる。
【0083】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0084】メインコントローラとサブコントローラと
を備え、前記メインコントローラは、データを収集する
特定の対象機器のデータ収集条件として、前記特定の対
象機器とそれに関連する複数の対象機器に対して、対象
機器の状態を監視する監視間隔とデータ収集を開始する
ためのトリガ条件を設定するための対象機器の動作状態
とを1つのラベル名に対応させてテキスト形式に作成
し、前記サブコントローラは、前記メインコントローラ
から前記ラベル名とそれに対応する前記データ収集条件
を受け取ったときには前記データ収集条件を前記ラベル
名に対応させてメモリ上に展開した形で確保し、前記メ
インコントローラから前記ラベル名だけを受け取ったと
きには前記メモリ上に展開した形で確保されたデータ収
集条件と前記特定の対象機器およびそれに関連する複数
の対象機器のデータとを比較し、前記データ収集条件が
成立したときには前記特定の対象機器からデータを収集
し、前記メインコントローラへそのデータを転送するの
で、サブコントローラはメインコントローラから受け取
るデータの内容に応じて、データ収集条件をメモリ上に
展開して確保したり、あるいはメモリ上に確保されたデ
ータ収集条件を参照してデータを収集しメインコントロ
ーラへ転送したりすることになり、データを収集する際
にはラベル名を指定するだけでよく、システムの可働率
を向上させる効果がある。
【0085】また、メインコントローラは対話形式によ
りデータを入力設定するものであって、第1の表示画面
においてラベル名、このラベル名に含まれる対象機器の
監視間隔、データ収集を開始するためのトリガ条件の
数、およびデータを収集する特定の対象機器の数を設定
し、前記第1の表示画面に続く第2の表示画面において
前記トリガ条件の数に対応する前記ラベル名に含まれる
対象機器とその動作状態をトリガ条件として設定し、前
記第2の表示画面に続く第3の表示画面において前記デ
ータを収集する特定の対象機器の収集データサイズを設
定するので、各ラベル名に対する設定条件、各トリガ条
件に対する設定条件、および各収集データに対する設定
条件の順番で、表示画面の指示に従ってデータを入力設
定することになり、3つの表示画面で設定するデータの
種類を各表示画面に対応付けて割付ることができ、デー
タ入力の誤設定が少なくなるという効果がある。
【0086】また、メインコントローラは、サブコント
ローラへ転送するラベル名に対応したテキスト形式のデ
ータ収集条件の転送開始部に転送開始伝文を付加すると
共に転送終了部に転送終了伝文を付加し、サブコントロ
ーラは、前記転送開始伝文を受けてから前記転送終了伝
文を受けるまでの転送時間と、前記転送開始伝文と前記
転送終了伝文との間に含まれるデータサイズとからデー
タの転送速度を算出し、このデータ転送速度とメモリ上
に展開した形で確保されたデータ収集条件のデータサイ
ズとから、サブコントローラからメインコントローラへ
収集したデータを転送する間にサブコントローラが新し
く収集するデータを格納するのに必要なメモリ領域を算
出するので、収集したデータの転送中に新しく収集した
データを失うことなく格納することができることにな
り、必要でかつ十分なメモリ領域を確保することができ
る効果がある。
【0087】また、サブコントローラが収集したデータ
をメインコントローラへ転送する間に、サブコントロー
ラが新しく収集するデータを格納するのに必要なメモリ
領域は、各ラベル名の収集データサイズを対象機器を監
視する監視間隔で除した値を全てのラベル名の数だけ加
算し、この加算した値にメインコントローラへのデータ
の転送時間を乗じ、この乗じた値にメインコントローラ
へ転送するデータサイズを加算して算出するので、収集
したデータの転送時間内に収集される全ラベル名の収集
データに転送するデータを加算したものとしてメモリ領
域を算出することになり、データの転送時間やサイズ、
トリガ監視間隔、ラベル毎の収集データサイズ、および
ラベル数に関係づけて、必要でかつ十分なメモリ領域を
確保することができる効果がある。
【0088】また、サブコントローラは、データを収集
する特定の対象機器とそれに関連する複数の対象機器の
状態を所定の監視間隔で監視し、この所定の監視間隔内
で成立したデータ収集を開始するためのトリガ条件の発
生回数と各発生時刻の差とを求め、この各発生時刻の差
を加算したものを前記発生回数で除してトリガ条件成立
の発生時間の平均値を算出し、全ラベル名の数から1を
減じた値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記発
生時間の平均値を加算し、この加算した値を全ラベル名
の数で除したものを新しい監視間隔とするので、所定の
監視間隔内にトリガ条件が成立したときには、常に監視
間隔をトリガ条件成立の発生時間の平均値を用いて修正
することになり、所定の監視間隔内にトリガ条件が成立
したときにおいて、データ収集条件の成立間隔に合わせ
て監視間隔を変化できてシステムの効率を向上させる効
果がある。
【0089】また、対象機器の状態を監視する所定の監
視間隔内にデータ収集を開始するためのトリガ条件が1
回も成立しないときには、前記トリガ条件が初めて成立
するまでの時間を測定し、全ラベル名の数から1を減じ
た値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記トリガ
条件が初めて成立するまでの時間を加算し、この加算し
た値を全ラベル名の数で除したものを新しい監視間隔と
するので、所定の監視間隔内にトリガ条件が1回も成立
しないときには、監視間隔を初めてトリガ条件が成立し
た時間を用いて修正することになり、所定の監視間隔内
にデータ収集を開始するためのトリガ条件が1回も成立
しないときでも、データ収集条件の成立間隔に合わせて
監視間隔を変化できてシステムの効率を向上させる効果
がある。
【0090】さらに、サブコントローラは、ラベル名に
対応して特定の対象機器から収集したデータを一時的に
メモリに格納し、収集された複数のラベル名に対応する
データをその容量の大きさに従ってメインコントローラ
に転送するので、収集されたデータを格納するのに必要
なメモリ容量を最小限にすることになり、サブコントロ
ーラのメモリ領域を効率良く使用できる効果がある。
【0091】そして、複数のメインコントローラとサブ
コントローラとを備え、前記複数のメインコントローラ
の各々は他のメインコントローラと区別するための識別
子を有し、データを収集する特定の対象機器のデータ収
集条件として、前記特定の対象機器とそれに関連する複
数の対象機器に対して、対象機器の状態を監視する監視
間隔とデータ収集を開始するためのトリガ条件を設定す
るための対象機器の動作状態とを1つのラベル名に対応
させてテキスト形式に作成し、前記サブコントローラ
は、前記メインコントローラから前記ラベル名とそれに
対応する前記データ収集条件を受け取ったときには前記
データ収集条件を前記ラベル名に対応させてメモリ上に
展開した形で確保し、前記複数のメインコントローラか
ら前記識別子と前記ラベル名だけを受け取ったときに
は、前記メモリ上に展開した形で確保されたデータ収集
条件と前記特定の対象機器およびそれに関連する複数の
対象機器のデータとを比較し、前記データ収集条件が成
立したときには前記特定の対象機器からデータを収集
し、このデータを前記ラベル名および前記識別子に対応
してメモリ上に一時的に格納し、前記収集されたデータ
に対応する識別子とデータの転送を要求する前記複数の
メインコントローラの識別子とを比較し、一致する識別
子を有するラベル名に対応するデータをデータ容量の大
きさに従って前記一致する識別子を有するメインコント
ローラへ転送するので、複数のメインコントローラの内
で特定のメインコントローラに対して収集データを転送
すると共に、収集されたデータを格納するのに必要なメ
モリ容量を最小限にすることになり、サブコントローラ
のメモリ領域を効率良く使用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるデータの処理装置
の概略のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1によるデータの処理装置
の機能を示す機能図である。
【図3】 この発明の実施例1によるメインコントロー
ラ10の収集条件及び収集データ設定・格納手段12a
の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施例1による収集条件及び収集
データを設定する場合の表示画面の構成図である。
【図5】 この発明の実施例1、2、3によるテキスト
形式で記載されたラベルファイルである。
【図6】 この発明の実施例1によるメインコントロー
ラ10の設定データ取り出し・転送手段12bの動作を
示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施例1によるサブコントローラ
20の設定情報展開・起動手段22cの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 この発明の実施例1によるサブコントローラ
20のデータの蓄積・転送手段22dの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 この発明の実施例1、2、3、4によるテキ
スト形式のラベルファイル43をメモリ上に展開した展
開データである。
【図10】 この発明の実施例2によるデータの処理装
置の機能を示す機能図である。
【図11】 この発明の実施例2によるデータの転送速
度測定手段22fの動作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施例2によるPLCからの収
集データの一時格納領域22bにおける収集データの構
成図である。
【図13】 この発明の実施例2によるデータの蓄積・
転送手段22dの収集データの蓄積動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】 この発明の実施例3によるデータ処理装置
の機能を示す機能図である。
【図15】 この発明の実施例3による収集データの蓄
積領域監視手段22gの動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】 この発明の実施例4によるデータの処理装
置の概略のシステム構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施例4によるデータの処理装
置の機能を示す機能図である。
【図18】 この発明の実施例4による優先度情報テー
ブルの内容を示すテーブル構成図である。
【図19】 この発明の実施例4による要求元テーブル
の内容を示すテーブル構成図である。
【図20】 この発明の実施例4によるデータの蓄積・
転送手段22dのデータ収集の開始及び終了処理の動作
を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施例4によるデータの蓄積・
転送手段22dの収集データの取得処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図22】 従来のデータ処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】 従来のデータ処理方法を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10、110 メインコントローラ、12a データ収
集条件設定手段、12b 設定データ取り出し・転送手
段、12d データ収集ユーザアプリケーション手段、
20、120 サブコントローラ、22c 設定情報展
開・起動手段、22d データの蓄積・転送手段、24
補助記憶装置、22f データの転送速度測定手段、
22g 収集データの蓄積領域監視手段、30 PL
C、40メイン表示画面、41 トリガ条件を設定する
画面、42 収集データを設定する画面、43 テキス
ト形式のラベルファイル、44 展開データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 真弘 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機メカトロニクスソフトウエア株 式会社内 (72)発明者 原田 輝之 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機メカトロニクスソフトウエア株 式会社内 (72)発明者 島田 水菜子 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機メカトロニクスソフトウエア株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインコントローラとサブコントローラ
    とを備え、前記メインコントローラは、データを収集す
    る特定の対象機器のデータ収集条件として、前記特定の
    対象機器とそれに関連する複数の対象機器に対して、対
    象機器の状態を監視する監視間隔とデータ収集を開始す
    るためのトリガ条件を設定するための対象機器の動作状
    態とを1つのラベル名に対応させてテキスト形式に作成
    し、前記サブコントローラは、前記メインコントローラ
    から前記ラベル名とそれに対応する前記データ収集条件
    を受け取ったときには前記データ収集条件を前記ラベル
    名に対応させてメモリ上に展開した形で確保し、前記メ
    インコントローラから前記ラベル名だけを受け取ったと
    きには前記メモリ上に展開した形で確保されたデータ収
    集条件と前記特定の対象機器およびそれに関連する複数
    の対象機器のデータとを比較し、前記データ収集条件が
    成立したときには前記特定の対象機器からデータを収集
    し、前記メインコントローラへそのデータを転送するこ
    とを特徴とするデータの処理方法。
  2. 【請求項2】 メインコントローラは対話形式によりデ
    ータを入力設定するものであって、第1の表示画面にお
    いてラベル名、このラベル名に含まれる対象機器の監視
    間隔、データ収集を開始するためのトリガ条件の数、お
    よびデータを収集する特定の対象機器の数を設定し、前
    記第1の表示画面に続く第2の表示画面において前記ト
    リガ条件の数に対応する前記ラベル名に含まれる対象機
    器とその動作状態をトリガ条件として設定し、前記第2
    の表示画面に続く第3の表示画面において前記データを
    収集する特定の対象機器の収集データサイズを設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータの処理方法。
  3. 【請求項3】 メインコントローラは、サブコントロー
    ラへ転送するラベル名に対応したテキスト形式のデータ
    収集条件の転送開始部に転送開始伝文を付加すると共に
    転送終了部に転送終了伝文を付加し、サブコントローラ
    は、前記転送開始伝文を受けてから前記転送終了伝文を
    受けるまでの転送時間と、前記転送開始伝文と前記転送
    終了伝文との間に含まれるデータサイズとからデータの
    転送速度を算出し、このデータ転送速度とメモリ上に展
    開した形で確保されたデータ収集条件のデータサイズと
    から、サブコントローラからメインコントローラへ収集
    したデータを転送する間にサブコントローラが新しく収
    集するデータを格納するのに必要なメモリ領域を算出す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータの処理方法。
  4. 【請求項4】 サブコントローラが収集したデータをメ
    インコントローラへ転送する間に、サブコントローラが
    新しく収集するデータを格納するのに必要なメモリ領域
    は、各ラベル名の収集データサイズを対象機器を監視す
    る監視間隔で除した値を全てのラベル名の数だけ加算
    し、この加算した値にメインコントローラへのデータの
    転送時間を乗じ、この乗じた値にメインコントローラへ
    転送するデータサイズを加算して算出することを特徴と
    する請求項3記載のデータの処理方法。
  5. 【請求項5】 サブコントローラは、データを収集する
    特定の対象機器とそれに関連する複数の対象機器の状態
    を所定の監視間隔で監視し、この所定の監視間隔内で成
    立したデータ収集を開始するためのトリガ条件の発生回
    数と各発生時刻の差とを求め、この各発生時刻の差を加
    算したものを前記発生回数で除してトリガ条件成立の発
    生時間の平均値を算出し、全ラベル名の数から1を減じ
    た値を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記発生時
    間の平均値を加算し、この加算した値を全ラベル名の数
    で除したものを新しい監視間隔とすることを特徴とする
    請求項1記載のデータの処理方法。
  6. 【請求項6】 対象機器の状態を監視する所定の監視間
    隔内にデータ収集を開始するためのトリガ条件が1回も
    成立しないときには、前記トリガ条件が初めて成立する
    までの時間を測定し、全ラベル名の数から1を減じた値
    を前記所定の監視間隔に乗じ、この値に前記トリガ条件
    が初めて成立するまでの時間を加算し、この加算した値
    を全ラベル名の数で除したものを新しい監視間隔とする
    ことを特徴とする請求項1記載のデータの処理方法。
  7. 【請求項7】 サブコントローラは、ラベル名に対応し
    て特定の対象機器から収集したデータを一時的にメモリ
    に格納し、収集された複数のラベル名に対応するデータ
    をその容量の大きさに従ってメインコントローラに転送
    することを特徴とする請求項1記載のデータの処理方
    法。
  8. 【請求項8】 複数のメインコントローラとサブコント
    ローラとを備え、前記複数のメインコントローラの各々
    は他のメインコントローラと区別するための識別子を有
    し、データを収集する特定の対象機器のデータ収集条件
    として、前記特定の対象機器とそれに関連する複数の対
    象機器に対して、対象機器の状態を監視する監視間隔と
    データ収集を開始するためのトリガ条件を設定するため
    の対象機器の動作状態とを1つのラベル名に対応させて
    テキスト形式に作成し、前記サブコントローラは、前記
    メインコントローラから前記ラベル名とそれに対応する
    前記データ収集条件を受け取ったときには前記データ収
    集条件を前記ラベル名に対応させてメモリ上に展開した
    形で確保し、前記複数のメインコントローラから前記識
    別子と前記ラベル名だけを受け取ったときには、前記メ
    モリ上に展開した形で確保されたデータ収集条件と前記
    特定の対象機器およびそれに関連する複数の対象機器の
    データとを比較し、前記データ収集条件が成立したとき
    には前記特定の対象機器からデータを収集し、このデー
    タを前記ラベル名および前記識別子に対応してメモリ上
    に一時的に格納し、前記収集されたデータに対応する識
    別子とデータの転送を要求する前記複数のメインコント
    ローラの識別子とを比較し、一致する識別子を有するラ
    ベル名に対応するデータをデータ容量の大きさに従って
    前記一致する識別子を有するメインコントローラへ転送
    することを特徴とするデータの処理方法。
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