JP2000003269A - プラント制御装置 - Google Patents

プラント制御装置

Info

Publication number
JP2000003269A
JP2000003269A JP16799298A JP16799298A JP2000003269A JP 2000003269 A JP2000003269 A JP 2000003269A JP 16799298 A JP16799298 A JP 16799298A JP 16799298 A JP16799298 A JP 16799298A JP 2000003269 A JP2000003269 A JP 2000003269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
plant
processing
application program
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16799298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Takenaka
信吾 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16799298A priority Critical patent/JP2000003269A/ja
Publication of JP2000003269A publication Critical patent/JP2000003269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント毎に運用方法の違いや制御対象機器
の違いがあっても、制御アプリケーションのプログラム
の変更を少なくする。 【解決手段】 制御アプリケーションで使用する各種デ
ータのデータ構造及びデータの関連性(リンク情報)を
データ定義情報109として定義し、起動管理情報12
0の指示に基づいて制御アプリケーションによる演算処
理A、演算処理B等の処理を実行する。実行の際、演算
処理に用いるデータをデータ定義情報109を参照して
データベース107に格納のデータをデータサーバ10
6により取得して演算処理を実行する。プラントが異な
る場合、データ定義情報109を変更することにより演
算に必要なデータを変更し、制御アプリケーションの変
更を少なくする。よって、制御ソフトウェアの新規開発
量が減少して流用率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は浄水処理場、下水
処理場などの水処理プラント、換気制御を必要とする長
大トンネル設備、その他各種プラントの制御装置に関す
るもので、特に制御動作のソフトウエア構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、運用制御の分野では、運用方法や
制御対象機器の違いにより、同種のプラントでさえ、プ
ラント毎のカスタマイズを行う要素が多く、そのため、
各プラント向けに運用制御のソフトウェアも大部分を作
り替える必要があり効率が悪かった。
【0003】例えば、各ソフトウェアはデータファイ
ル、メモリー等を共有し同期を取りながら入出力を繰り
返し処理を進めていくが、どのデータを読み込み、処理
の結果をどこに書き込むかは、プログラム内で直接コー
ディングされていたり、個々の定義ファイルとして定義
されている場合が多く、これらのデータファイル、メモ
リーのデータ構造の変更が必要になった場合、変更箇所
に直接関係無い処理も含め、共有を行う全ての処理に影
響が及ぼす事になり、プログラムの改修が発生する。
【0004】また、特開平5−216730号公報に示
されるような、データ間の関連(リンク)情報を管理す
る計算機支援設計システムはあったが、計測値や制御指
令値などの実際のプラントのデータとの関連は定義でき
なかった。各定義についてもそれを視覚的に設定する機
能はなく、データを利用するアプリケーションを定義・
管理する機能もなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに構成されているので、以下のような問題点があっ
た。 (1)処理と処理との間で共有するデータの構造は、互
いの処理で意識する必要があり、構造が定義されている
データの追加/削除のような変更が発生した場合に、共
有する全ての処理に影響が及ぶ。 (2)また、プラントの更新工事等によりプラントデー
タの追加/削除が行われた場合に些細な変更であっても
プログラムの改修が発生してしまう。
【0006】(3)各機能のまとまりを1つのプロセ
ス、あるいはシステムとして管理しており、プロセス単
位(処理機能単位)の流用はよく行われるが、個々の機
能を部品として独立させ流用する事が困難である。 (4)データの構造体の数が多く、関連(リンク)情報
が多岐にわたると、関連を定義する際に多重に定義して
しまったり、関連情報を持ったデータが存在するかが把
握しにくい。 (5)データの構造体を変更する際、データベース自体
の構造の変更とそのデータを利用する全てのプログラム
上での定義の変更を同時に行う必要があり、漏れがあっ
た場合には正常に動作しない。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、処理と処理との間で共有するデ
ータの構造は、互いの処理で意識する必要とせず、プラ
ントデータの追加/削除が行われた場合にプログラムの
改訂がなく、プログラムの処理機能単位での流用が容易
にでき、また、データの構造体を簡易化すると共に、デ
ータの構造体を変更する場合に、簡単で間違いのない変
更を行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係るプ
ラント制御装置は、プラント制御用のアプリケーション
プログラムと、このアプリケーションプログラムで使用
するデータを格納したデータベースと、上記アプリケー
ションプログラムで使用するデータのデータ構造および
データ間の関連を示すリンク情報を定義するデータ定義
情報とを備え、上記アプリケーションプログラムを実行
する際に必要なデータを上記データ定義情報を参照して
プラントおよび上記データベースから授受し、上記アプ
リケーションプログラムを実行するようにしたものであ
る。
【0009】(2)また、複数個の処理関数に分割され
たプラント制御用のアプリケーションプログラムと、上
記処理関数の起動順序・起動周期・起動条件等を設定し
た起動管理情報と、上記アプリケーションプログラムで
使用するデータを格納したデータベースと、上記アプリ
ケーションプログラムで使用するデータのデータ構造お
よびデータ間の関連を示すリンク情報を定義するデータ
定義情報とを備え、上記アプリケーションプログラムを
実行する際に必要なデータを上記データ定義情報を参照
してプラントおよび上記データベースから授受し、上記
アプリケーションプログラムを実行するものである。
【0010】(3)また、上記(1)または(2)にお
いて、アプリケーションプログラムを実行する処理動作
とは別に、データ定義情報を参照して、プラントおよび
データベースからのデータを授受する処理動作を行うデ
ータサーバを設け、上記プログラムの処理とデータの処
理とを別々に実行するようにしたものである。
【0011】(4)また、上記(1)〜(3)のいずれ
か1項において、画面上でグラフィック表示画面、パラ
メータ等の設定事項を設定する画面等の画像データを保
有したGUI(Graphical User Interface)機能を設
け、このGUI機能により画面上でプラントの入出力デ
ータおよびデータベースのデータから所望のグラフィッ
ク表示・設定動作を行うようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を図について説明する。図1はプラント制御シス
テムのハードウエア構成図である。図において、1はプ
ラント制御装置、2はプラント入出力装置で、LAN3
によりプラント制御装置1と接続されている。4はデー
タウエイ、5はコントローラ、6はセンサ、7はプラン
トを制御する制御機器である。
【0013】図2はプラント制御装置の機能構成を示す
図である。図において、10はデータ定義機能でアプリ
ケーションプログラム群で使用するデータとそのデータ
構造を定義する。11はプラント入出力を処理するプラ
ント入出力機能、12はデータサーバ機能、13は演算
処理機能、14は起動管理機能である。
【0014】図3は図2の機能構成を更に詳細にした機
能構成図である。図において、101はデータ定義処理
で、演算処理A102、演算処理B103で使用するデ
ータの定義をデータ定義情報109に出力すると共に、
データ名とアドレスとの関係をインデックスインデック
スファイルに出力する。また、変数の定義情報を変数定
義ファイル108として出力を行う。104はインデッ
クスファイルであり、データサーバ106がデータベー
ス107のデータをリードまたはライトする際に、その
データ名とデータベース107に格納するアドレスとを
定義したファイルである。図6にこのファイルの内容を
示す。
【0015】108は変数定義ファイルで、図7に例示
するように、プログラムを実行する際の変数を定義した
ファイルである。この変数定義ファイル108の変数の
定義情報は、演算処理A102、演算処理B103によ
り制御アプリケーションプログラムと共にコンパイル/
リンクされ実行形式のプログラムとなる。
【0016】なお、図7の変数定義ファイル108の内
容は、C言語を例にとり、その構造体の定義を示したも
のである。109はデータ定義情報で、後述するデータ
の定義情報が格納されている。
【0017】102,103は演算処理AおよびBで、
起動管理処理105より起動要求を受けデータサーバ1
06を介しデータの入出力を行い所定の処理を実行す
る。106はデータサーバで、演算処理からの要求に応
じ、要求されたデータをインデックスファイル104の
情報に基づきデータのアドレスを算出し演算処理にデー
タを返したり、データベース107の中身を更新したり
する。
【0018】105は起動管理処理で、起動管理情報1
20を用いて起動し、所定の演算処理を行うよう指示す
る。110は制御の演算にてプラントデータが必要な際
に、プラントとのデータの入出力を行うプラント入出力
処理である。111は収集したプラントデータを格納す
るプラントデータテーブルである。プラントデータテー
ブル111はプラント入出力処理110により周期的に
更新される。
【0019】図4は制御アプリケーションと起動管理情
報の一例を示すものである。制御アプリケーション21
は、複数個の処理関数22(関数A,B,C,・・・)
からなり、変数定義ファイル108に格納された変数の
定義情報とともにコンパイルされ実行形式となる。この
処理関数22は加・減・乗・除の各々の演算処理、積算
処理、平滑処理(平均値や移動平均を求める処理)など
の各種の処理である。
【0020】起動管理情報120は、演算処理Aが関数
A,関数B,関数Cと実行する場合は、図のように順次
関数を指定する。また、演算処理Bが関数M,関数Kと
実行する場合は、図のよう関数を指定する。起動管理情
報120に基づき起動すると、この起動管理情報で指定
した制御アプリケーション21の関数が実行される。
【0021】つまり、制御アプリケーションとしては、
これらの処理関数群をどういうタイミングでどういう順
番で実行するかを起動管理機能14で管理する。従っ
て、制御アプリケーションの演算処理(メイン処理)
は、起動管理情報に従い、各関数を実行する。(起動管
理情報の具体例は図8で後述する。)
【0022】図5は、データ定義処理101で定義され
たデータ定義情報109の内容である。データは、機能
ブロック、識別子203、メンバ204の3階層より構
成し、機能ブロックはデータの構造体名で、機能単位に
使用するデータ全体を表し、制御アプリケーションプロ
グラムの各処理関数(関数A,B,C,・・・)と1:
1で対応する。
【0023】識別子203は構造体を適用する実体で、
自動車の通行量を「1」、自動車の排気量を「2」など
として実体を表す。例えば、制御プログラムの関数Aが
X・Y=Zの乗算処理の場合、識別子「1」では、Xを
単位時間当たりの通行台数、Yが時間とすると、Zは予
測された通行量となる。また、識別子「2」では、Xを
1台当たりの自動車の排気量、Yを自動車の通行量とす
ると、Zは排気の総量となる。
【0024】メンバ204は構造体を構成する変数を意
味し、各データ毎にA1,A2,A3等を付与したもの
である。
【0025】図5では、演算処理Aで使用するデータを
機能ブロックA201、演算処理Bで使用するデータを
機能ブロックB202とし、それぞれの識別子203、
メンバ204を定義している。また、各メンバにはI:
入力、P:パラメータ、U:更新、O:出力といった種
別205を属性として定義する。
【0026】なお、機能ブロック・メンバの定義は、C
言語の場合はstructureの定義として、ファイ
ルに出力しアプリケーションプログラムで使用される。
【0027】例えば、X・kY=Zの乗算の場合、X,
Yは入力「I」であり、kは定数でパラメータ「P」で
あり、Zは出力「O」となる。また、更新「U」はカウ
ンタで、「n←n+1」のように演算や処理が循環する
場合のカウンタとして使用される。上記の乗算する場合
のように、「入力元リンク」「出力先リンク」の指定を
必要としない場合は、これらのリンク欄は空白のままで
ある。
【0028】しかし、図5のリンク例のように、データ
名B_1_B1(206)はデータ名A_1_A4(2
07)を入力としてリンクしている場合は、データ名B
_1_B1(206)の入力元リンク欄に「A_1_A
4」と定義する。このように定義すると、データ名B_
1_B1(206)が指定されるとリンク先であるデー
タ名A_1_A4(207)のデータが取得される。
【0029】なお、上記のデータの構造について説明す
ると、データ名が「A_1_A4」の場合、「A」は機
能ブロック、「1」は識別子、「A4」はメンバであ
る。
【0030】例えば、前述の自動車の通行量と、自動車
の排気量とを演算する場合、X・Y=Zの乗算処理で、
自動車の通行量Zは、X(単位時間当たりの通行台数)
とY(監視時間)との乗算であり、排気の総量Zは、X
(1台当たりの自動車の排気量)とY(自動車の通行
量)との乗算であるので、自動車の通行量ZとY(自動
車の通行量)とをリンクすることによりデータの流用が
可能になる。
【0031】このように、2つのデータブロック(機能
ブロックAとB)で入出力の関連を定義する際には、入
力側で入力元のデータ名を定義するだけでよい。なお、
リンクは常に、入力の属性(I)を持つメンバと出力の
属性(O)を持つメンバとの間で行う。また、機能ブロ
ックと制御アプリケーションの処理関数とは基本的に
1:1で対応しており、データの入出力の関係はリンク
に依存しているため、個々の処理関数は自分以外の処理
関数との関連を意識する必要がなくなる。
【0032】種別(属性)が「I」の場合は入力元のデ
ータ名を、「O」の場合は出力先のデータ名を指定する
ことができる。プラントからの入力データを指定する場
合は、種別「I」で「入力元リンク」欄に入力データの
データ名(タグ)を記入する。また、データをプラント
へ出力(制御出力・表示出力等)する場合は、種別
「O」で「出力先リンク」欄に出力データのデータ名
(タグ)を記入する。(入出力データの事例については
図12で後述する。)
【0033】図9は演算処理の動作を示すフローチャー
トである。 (1)起動管理処理105から渡された起動情報を解析
する(S1)。 (2)解析結果により、データサーバ106を介して、
データベース107から所定のデータを読み込みリクエ
ストして、そのデータを読み込む(S2)。 (3)読み込んだデータを元に演算処理を実行する(S
3)。 (4)演算結果(演算したデータ)をデータサーバ10
6に更新要求して、データベース107へ書き込む(S
4)。
【0034】図8はデータサーバの動作を示すフローチ
ャートである。 (1)クライアント(演算処理)からのリクエストを受
け取る(T1)。 (2)リクエストの内容(データのリード/ライト等)
を解析する(T2)。 (3)データリードの要求の場合、指定された「機能ブ
ロック名称_識別子_メンバ」のデータ名をインデック
スファイル104のアドレス情報を参照してデータベー
ス107から検索し、検索したデータ名のデータをクラ
イアントに返す(T3)。また、該当データにリンク情
報が定義されている場合は、リンク元のデータ名を検索
する。
【0035】(4)また、一括リード要求の場合は、指
定された「機能ブロック名称_識別子」の全メンバのデ
ータをインデックスファイル104のアドレス情報を参
照してデータベース107から検索し、検索してデータ
名のデータをクライアントに返す(T5)。また、該当
データ名にリンク情報が定義されている場合は、リンク
元のデータ名を検索する。
【0036】(5)データライトの要求の場合、指定さ
れた「機能ブロック名称_識別子_メンバ」のデータに
対応するインデックスファイル104のアドレス情報を
参照してデータベース107から検索し、そのデータの
更新を行う(T4)。 (6)また、一括ライト要求の場合は、指定された「機
能ブロック名称_識別子」のメンバのうち指定された種
別(U,O等)のデータに対応するインデックスファイ
ル104のアドレス情報を参照してデータベース107
から検索し、そのデータの更新を行う。
【0037】(7)上記ステップT4〜T6の処理を行
うと、次のリクエストを受け付ける(T1)。 (8)ステップT2のリクエスト判定で処理が「終了」
であると、終了処理をする(T7)。
【0038】なお、インデックスファイル104では、
データ名(タグ)をキーとし、公知のハッシュ式に基づ
きアドレスを付したもので、その並びはデータベース1
07上のデータの並びと対応させている。データの格納
にハッシュを用いる事により、データベース107のサ
イズの最適化、検索速度の向上が実現できる。但し、こ
の発明ではハッシュ式以外の通常のデータ格納方式を用
いてもよい。
【0039】データサーバ機能12の機能をまとめて説
明すると、データサーバ機能12は制御アプリケーショ
ンからのリクエストに応じ以下のサービスを提供する。 (1)タグリード/ライトサービス 1つ1つのタグ(データ名)を指定してデータのリード
/ライトを行う。但し、属性が入力「I」のタグについ
てはライトを行わない。 (2)一括リード/ライトサービス 機能ブロック・識別子を指定し、構成するメンバ一括で
のリード/ライトを行う。但し、属性が入力「I」のタ
グはライトを行わない。また、属性がパラメータ「P」
のタグについては、ライトする/しないをリクエスト時
に指定する。 (3)プラントデータの入出力 データサーバではプラント入出力機能11を経由し、常
時、定周期でプラントのデータを収集し、入力元がプラ
ントデータであるタグ(データ名)のリード要求があっ
た場合には、これを返す。また、出力先がプラントデー
タとして定義されていタグのライト要求があった場合に
はプラント入出力機能11を経由しプラントに対し制御
信号などとして出力を行う。
【0040】図11は演算処理Bを実行する場合の演算
処理およびデータサーバの動作を含めた全体のフローチ
ャートである。 (1)起動管理処理から渡された起動情報を解析する
(U1)。 (2)解析結果により、データサーバ106へ「B_
1」のデータ読み込みをリクエストする(U2)。 (3)データサーバ106は、データ定義情報109お
よびインデックスファイル104を参照して、データベ
ースより「B_1」のデータを一括リードし、演算処理
Bに渡す(U3)。この場合、図5に示すデータ名「B
_1_B1」については、「入力元リンク」のデータ名
「A_1_A4」のデータを読み込む。
【0041】(4)読み込んだデータを元に演算処理B
を実行する(U4)。 (5)演算処理Bはデータサーバ106へ演算結果(デ
ータ「B_1」)一括書き込みをリクエストする(U
5)。 (6)データサーバ106は、データ定義情報109お
よびインデックスファイル104を参照して、演算結果
をデータベースに書き込む(U6)。
【0042】以上説明したように、演算処理Bが演算処
理Aの演算結果を使用して演算を行う場合、演算処理A
の使用するデータの構造を意識する事なく、演算処理B
の使用するデータのみを意識する事で演算を実行するこ
とができる。また、入力元が演算処理A以外の演算結果
を用いる事となっても同様に、演算処理Bは自己のデー
タ構造のみを意識すればよいので、システムの変更の影
響を受けにくく、且つ、別システムへの流用も容易とな
る。
【0043】また、各演算処理(プログラム)で使用す
るデータを一括管理するデータサーバを置き、そのサー
バで演算処理間で共有するデータの関連性を、データ定
義機能によるデータの定義により解決し、演算処理にデ
ータを供給する事により、データ構造の変更に伴う、処
理の影響範囲を最小限に止めるようにしている。また、
演算処理とデータ処理とを別に行うようにしたので、全
体の処理を効率的に行うことができる。
【0044】次にプラント制御の起動について説明す
る。機能構成図は図3を用いる。起動管理処理105で
は、定周期で演算処理A102を起動すると共に、火災
などのプラントの変化(状変)に連動し、演算処理B1
03を起動する場合について説明する。起動管理情報1
20はデータ定義機能10で定義し、起動管理処理10
5はこの予め定義された起動管理情報120に従い起動
を行う。
【0045】図8は、演算の起動管理情報120の定義
例である。ここでは演算処理Aと演算処理Bとは同一の
演算処理X121に所属し、それぞれ識別子が「1」で
ある定義を示す。また、演算処理Aは5秒の定周期、演
算処理Bはプラントデータ「DI0001」が変化した
際(状変時)に起動される。
【0046】(1)演算起動処理105は計算機内部の
時刻を元に、周期を確認し演算処理A102に起動要求
をかける。 (2)また、起動管理情報120の中に「イベント」起
動の種別があるので、プラント入出力処理110に対し
プラントデータの状態変化の通知を依頼する。
【0047】(3)プラント入出力処理110は該当プ
ラントデータの監視を行い、0→1、1→0の変化(運
転/停止、故障発生/回復等のようにON/OFF信号
の変化)があった場合に、要求元である演算起動処理1
05に対し通知を行う。 (4)演算起動処理105はこれを受け演算処理B10
3の起動を行う。
【0048】このように起動管理情報120はデータ定
義機能10で以下の事項を設定している。 (1)プロセス名 (2)起動イベント ・プラント状変(火災、機器故障等のプラントの状態) ・定周期(5秒周期等) ・定時刻(毎月15日の0:00等) (3)イベント毎の登録関数・順序 ・関数名、識別子(機能ブロックは関数と1:1で対応
しているため定義不要)
【0049】制御アプリケーションのメイン処理は、上
記で設定した起動管理情報にしたがい各関数を実行す
る。各関数は、起動要因となったイベント情報と、識別
子をメイン処理から受け取り、データサーバより起動イ
ベントが定周期・状変等の場合は、オンラインの関連デ
ータを読み込み処理を実行、実行結果をデータサーバ1
06を介してデータベース107へ格納する。また、起
動イベントがシミュレーションの場合は、オフラインの
関連データを読み込み処理を実行、実行結果をデータサ
ーバ106を介してデータベース107へ格納する。
【0050】以上に示す通り起動管理機能により、演算
のプログラムは、周期やプラントの状態変化などの起動
条件を意識する事なくプログラムを開発することがで
き、プログラム開発の効率化が図れる。
【0051】次にプラントの入出力データの処理につい
て説明する。データの入出力のリンクの指定は、プラン
ト制御装置内の処理関数で使用するデータに適用した
が、プラントデータにも適用可能とする。プラントデー
タを入力とした場合、プラントの計測値情報や機器の故
障・運転状態等を運用制御の演算に使用できる。また、
プラントデータを出力とした場合には、運用制御のガイ
ダンス情報や自動制御の制御指令値を、プラントデータ
ウェイに接続された各装置に送る事ができる。
【0052】処理動作を図3,図12を用いて説明す
る。 (1)制御の演算で、プラントの計測値や故障の発生/
回復、運転/停止といった情報が必要な場合は、データ
定義処理101で入力元や出力先といったリンク情報に
プラントデータのデータ名(タグ)を定義する。図12
は、プラントデータをリンクした場合の定義内容であ
り、データ「A_1_A1」(112)はタグ「AI0
001」のプロセス入力データ(113)を入力とす
る。
【0053】(2)データサーバ106は、データ定義
情報109内で入力元となっているプラントデータを検
索し、プラント入出力処理110に読み込みを要求す
る。 (3)プラント入出力処理110では、この依頼を受け
定周期で図1のデータウェイ4より該当データを読み込
みプラントデータテーブル111を更新する。これによ
り、プラントデータテーブル111には、制御演算で必
要とするプラントデータが常に最新の値で更新される。
【0054】(4)データサーバ106は、演算処理A
102や演算処理B103のデータが、図12のように
プラントデータにリンクされている場合には、プラント
データテーブル111より値を読み込みその値を返す。 (5)また、演算処理A102や演算処理B103から
のライト要求されたデータに出力先が、図12のように
プラントデータ「AO0012」となっているデータが
あった場合は、データサーバ106は、プラント入出力
処理110に対し、プロセスデータのタグと出力値とを
指定し出力を要求する。 (6)プラント入出力処理110は、要求に従い図1の
データウェイ4に出力を行い、コントローラ5を介して
制御機器7を制御する。 (7)状変イベントについては、あらかじめ制御アプリ
ケーションより監視の必要なプラントデータをプラント
入出力機能11に通知しておき、プラントデータの定周
期収集を行う入出力機能において状変を検出し、制御ア
プリケーションへ通知を行う。
【0055】以上に示す通り演算プログラムは、プラン
トからのデータ入力や出力という事を、全く意識する必
要がなく、プログラミングできるためS/Wの開発効率
が向上する。また、データの入出力先の変更について
も、演算プログラムの変更を一切行わず実現する事がで
きる。
【0056】また、異なった通信プロトコルをもつプラ
ントデータウェイにおいても、プラント入出力処理11
0のプロコトル変更だけで演算処理の適用が可能となり
流用が容易となる。
【0057】プラントデータを処理する場合の事例を図
13,図14を用いて説明する。図13に示すプラント
からの計測値P1,P2をそのまま取り込み処理を行っ
ていた処理A31に対し、図14のように、平滑処理
(移動平均値、平均値等の信号を平滑にする処理)を行
う処理B32を間に挟む変更が発生した場合、プロセス
データP2を平滑にして、平滑データP2’とし処理A
の入力とする。この場合、データ定義情報をP2からP
2’に変更するのみでよく、処理Aはプログラム上では
何の変更もなく対応可能となる。
【0058】実施の形態2.この発明の実施の形態2は
GUI(Graphical User Interface)機能を備えたもの
である。図15は実施の形態2におけるプラント制御装
置の構成を示すブロック図である。122は運用制御の
演算で使用する各データの監視/設定を行うGUI機能
であり、この機能はデータのシンボル表示やバーグラ
フ、トレンドグラフの可変画データや、設定データを表
示する情報をデータベース(不図示)を備えている。
【0059】データサーバ106は、演算処理をクライ
アントの対象としている以外に、GUI機能122から
のデータのリード要求やライト要求に対してもクライア
ントとして処理を行う。GUI機能122では、運転員
からのマウス/キーボード等で画面やボタンの選択によ
り、データのシンボル表示やバーグラフ、トレンドグラ
フの可変画データの表示、画面上でのパラメータの設定
/変更を行う。
【0060】以上に示す通りこの実施の形態では、演算
のプログラムの実行状況を、グラフィカルに監視できる
と共に、パラメータの設定/変更も画面表示により容易
にできるため、オンラインでのプラント運用状況の解析
や、パラメータのチューニングの効率化が図れる。
【0061】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、制御ア
プリケーションは処理関数単位で独立して扱えるため、
プラント間での流用・移植が容易になる。また、データ
定義情報でデータを定義することにより、制御アプリケ
ーションのプログラムを変更せずに各種データを取り扱
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプラント制御
装置のH/W構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるプラント制御
装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるプラント制御
装置の機能構成の詳細を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による制御アプリケ
ーションと起動管理情報を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるデータ定義情
報の定義例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるインデックス
ファイルの内容を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による変数定義ファ
イルの内容を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による起動管理情報
の定義例を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による演算処理の動
作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態1によるデータサー
バの動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態1による演算処理全
体の動作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態1によるプラント入
出力データのデータ定義情報を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態1によるプラントデ
ータの処理を示す図である。
【図14】 図13にプラントデータの処理を追加した
場合の図である。
【図15】 この発明の実施の形態2によるプラント制
御装置の機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プラント制御装置 2 プラント入出
力装置 3 LAN 4 データウエイ 5 コントローラ 7 センサ 8 制御機器 10 データ定義機
能 11 プラント入出力機能 12 データサー
バ機能 13 演算処理機能 14 起動管理機
能 21 制御アプリケーション 22 処理関数 31 処理A 32 処理B 101 データ定義処理 102 演算処理
A 103 演算処理B 104 インデッ
クスファイル 105 起動管理処理 106 データサ
ーバ 107 データベース 108 変数定義
ファイル 109 データ定義情報 110 プラント
入出力処理 111 プラントデータテーブル 112 データ 113 プラント入力データ 114 プラント
出力データ 120 起動管理情報 120 起動管理
情報 201 機能ブロックA 202 機能ブロ
ックB 203 識別子(実体) 204 メンバ 205 種別(属性) 206,207 データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント制御用のアプリケーションプロ
    グラムと、このアプリケーションプログラムで使用する
    データを格納したデータベースと、上記アプリケーショ
    ンプログラムで使用するデータのデータ構造およびデー
    タ間の関連を示すリンク情報を定義するデータ定義情報
    とを備え、上記アプリケーションプログラムを実行する
    際に必要なデータを上記データ定義情報を参照してプラ
    ントおよび上記データベースから授受し、上記アプリケ
    ーションプログラムを実行することを特徴とするプラン
    ト制御装置。
  2. 【請求項2】 複数個の処理関数に分割されたプラント
    制御用のアプリケーションプログラムと、上記処理関数
    の起動順序・起動周期・起動条件等を設定した起動管理
    情報と、上記アプリケーションプログラムで使用するデ
    ータを格納したデータベースと、上記アプリケーション
    プログラムで使用するデータのデータ構造およびデータ
    間の関連を示すリンク情報を定義するデータ定義情報と
    を備え、上記アプリケーションプログラムを実行する際
    に必要なデータを上記データ定義情報を参照してプラン
    トおよび上記データベースから授受し、上記アプリケー
    ションプログラムを実行することを特徴とするプラント
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のプラント
    制御装置において、アプリケーションプログラムを実行
    する処理動作とは別に、データ定義情報を参照して、プ
    ラントおよびデータベースからのデータを授受する処理
    動作を行うデータサーバを設け、上記プログラムの処理
    とデータの処理とを別々に実行するようにしたことを特
    徴とするプラント制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のプラ
    ント制御装置において、画面上でグラフィック表示画
    面、パラメータ等の設定事項を設定する画面等の画像デ
    ータを保有したGUI(Graphical User Interface)機
    能を設け、このGUI機能により画面上でプラントの入
    出力データおよびデータベースのデータから所望のグラ
    フィック表示・設定動作を行うようにしたことを特徴と
    するプラント制御装置。
JP16799298A 1998-06-16 1998-06-16 プラント制御装置 Pending JP2000003269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16799298A JP2000003269A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 プラント制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16799298A JP2000003269A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 プラント制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000003269A true JP2000003269A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15859802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16799298A Pending JP2000003269A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 プラント制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000003269A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269581A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Hitachi Ltd コントローラの制御アルゴリズム構成方法およびこれを用いたコントローラ
JP2010282466A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Hitachi Ltd プラント情報制御システムおよび紐付けプログラム
JP6618642B1 (ja) * 2018-06-19 2019-12-11 三菱電機株式会社 プログラム実行支援装置、プログラム実行支援方法、およびプログラム実行支援プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269581A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Hitachi Ltd コントローラの制御アルゴリズム構成方法およびこれを用いたコントローラ
JP2010282466A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Hitachi Ltd プラント情報制御システムおよび紐付けプログラム
JP6618642B1 (ja) * 2018-06-19 2019-12-11 三菱電機株式会社 プログラム実行支援装置、プログラム実行支援方法、およびプログラム実行支援プログラム
WO2019244226A1 (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 三菱電機株式会社 プログラム実行支援装置、プログラム実行支援方法、およびプログラム実行支援プログラム
CN112384868A (zh) * 2018-06-19 2021-02-19 三菱电机株式会社 程序执行辅助装置、程序执行辅助方法及程序执行辅助程序
TWI728273B (zh) * 2018-06-19 2021-05-21 日商三菱電機股份有限公司 程式執行支援裝置、程式執行支援方法以及程式執行支援程式產品
CN112384868B (zh) * 2018-06-19 2024-04-02 三菱电机株式会社 程序执行辅助装置、程序执行辅助方法及计算机可读取的存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7275236B1 (en) Method for programming a multiple device control system using object sharing
JP5851610B2 (ja) 計算機、ガイド情報提供方法及び記録媒体
KR100984580B1 (ko) 스케줄링 서비스의 사용자-지정 구성
WO2014181475A1 (ja) 複数バージョンのデータを格納するデータベースサーバ、及び、データベース管理方法
KR100500622B1 (ko) 작업 관리 시스템 및 작업 관리 방법
CN113544601B (zh) 控制系统、设定装置以及记录介质
CN112988862A (zh) 一种可配置化的数据可视化方法和装置
JPH11109933A (ja) 監視制御システム
EP3316197A1 (en) Data provision apparatus and data provision method
JP2000003269A (ja) プラント制御装置
EP4184343A1 (en) Information processing system, information processing method and information processing program
JP2001125784A (ja) システム性能見積システム及びシステム性能見積方法
JP5424965B2 (ja) 監視制御システム及び監視制御プログラム
JPH11238027A (ja) 画面更新方法及び画面更新端末装置
JPH10105540A (ja) 作業手順管理システム
JP2005267501A (ja) ストレージ管理方法及びシステム
JP2007026122A (ja) プラント監視制御システム
JPH10143231A (ja) 加工情報管理システム
JPH1185264A (ja) 状態データ収集方法及び制御装置
JP2004046585A (ja) 分散型制御装置
JPH1063312A (ja) プラント制御用プログラムの管理装置
TW201439699A (zh) 可程式化控制器系統、該可程式化顯示器、支援裝置、程式
KR102207907B1 (ko) 건물에너지 사용량 및 절감율 분석을 위한 수식 생성 관리 시스템
JP2022015056A (ja) エンジニアリング装置及びエンジニアリング方法
JPH11265306A (ja) 処理能力概算装置、処理能力概算方法及び記録媒体