JPH08210063A - 電動ブラインドの制御装置 - Google Patents

電動ブラインドの制御装置

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JPH08210063A
JPH08210063A JP1376995A JP1376995A JPH08210063A JP H08210063 A JPH08210063 A JP H08210063A JP 1376995 A JP1376995 A JP 1376995A JP 1376995 A JP1376995 A JP 1376995A JP H08210063 A JPH08210063 A JP H08210063A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のブラインド本体21の下限高さ設定を
コントローラ1側の1個の下限設定スイッチ61のみで
行うことによりすべてのブラインド本体21の下限高さ
を同一とすることを可能としたものである。 【効果】 従来のように各ブラインド本体の下限スイッ
チの動作位置を複数個の、しかも高精度に調整しなくて
も高さセット操作時に複数ブラインドの降下高さを一致
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動ブラインド、電動
ロールスクリーンなどの電動開閉装置の制御装置に関
し、特に、電動機の回転に応じて電動開閉装置の昇降を
行う電動ブラインドの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より市販されている電動ブラインド
は、ブラインドの上昇、下降および停止を指令するため
のスイッチが設けられ、これらのスイッチ操作によって
ブラインドの昇降動作が行われるようになっている。し
かし、上述の昇降操作においては、上昇または下降を指
令した後、希望する降下高さになるまで待って、停止操
作する必要があり、また、目視によってほぼ同じ高さに
なったとき、停止スイッチを操作するので、毎回同じ降
下高さにすることは不可能に近いことであった。このよ
うな待ち時間の無駄や、精度よく希望する降下高さに設
定することができないという問題を解決した電動ブライ
ンドとして、特開平4−93484号公報および特開平
2−197688号公報に記載のものが提案されてい
る。
【0003】すなわち、特開平4−93484号公報に
記載の電動ブラインドはブラインドがとるべき降下高さ
を表す数値を入力することにより、例えば、数値設定キ
ーが“5”、“0”、“高さ”の順番で操作されると、
降下高さを50%すなわちブラインドの上限高さと下降
高さの半分の高さにすべく制御されるものである。
【0004】また、特開平2−197688号公報に記
載電動ブラインドはブラインドの上限高さと下限高さと
の間を等分割し、それぞれの高さにブラインドの降下高
さを制御する高さセット・スイッチを設け、いずれかの
高さセット・スイッチを操作することにより、該スイッ
チに設定されている降下高さにすべく制御されるもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの電
動ブラインドにおいては、降下高さの基準となる下限高
さは各ブラインドにおいて下限スイッチの動作点が調整
されることを前提としているため、複数のブラインドを
同時に操作して複数ブラインドの降下高さを揃える場
合、各ブラインドの下限高さをすなわち下限スイッチの
動作点を精度よく調節しなければならないという問題が
あった。
【0006】さらに下限高さの調整が下限スイッチをま
ず設定してから一度ブラインドを動作させて実際の動作
点を確認する、そして目標の降下高さからずれている場
合は再度下限スイッチを設定して実際の動作点を再確認
しなければならない、というようにその下限高さの調整
そのものが煩わしいという問題があった。
【0007】それゆえに、この発明の目的は、上述の高
さセット操作を行った場合でも、複数ブラインドの下限
高さ調整において高精度の調整を必要とせずに複数ブラ
インドの降下高さを揃えることができ、さらに容易な下
限高さ設定を行うことができる電動ブラインドの制御装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動ブライ
ンドの制御装置は上述のような問題を解決したもので、
請求項1記載の発明は、複数の電動ブラインドを通信制
御して駆動させる電動ブラインドの制御装置において、
ブラインド本体の降下高さを制御するための一つあるい
は複数の基準高さ値をコントローラ側に設け、前記基準
高さ値にもとづいた高さ信号をそれぞれのブラインド本
体に送信して、複数ブラインドの降下高さを制御するも
のである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明のコントローラが、ブラインド本体の下限高さ
を設定するための下限設定スイッチと、上限高さに降下
高さを操作するための上限高さ操作スイッチと、下限高
さに降下高さを操作するための下限高さ操作スイッチ
と、上限高さと下限高さの間を等間隔に割り振った降下
高さに操作するための一つまたは複数の高さ操作スイッ
チと、ブラインド本体を動作させるための指令信号を出
力するための送信手段と、前記操作スイッチが押された
ことにより該スイッチに対応する降下高さ値を前記下限
設定スイッチの設定値から算出し、該算出値を含む指令
信号を前記ブラインド本体に出力する制御手段とを備
え、前記ブラインド本体の各々は、前記コントローラか
らの指令信号を受信するための受信手段と、ブラインド
の上限位置を検出するための上限位置検出手段と、降下
高さを検出するための高さ検出手段と、前記高さ検出手
段の出力値が前記受信手段から受信した指令信号に含ま
れる高さ値となるように電動機を制御する制御手段とを
備えてなるものである。
【0010】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の発明のコントローラが、ブラインド本体を任意の
降下高さに昇降動作させるための上昇操作スイッチ、下
降操作スイッチおよび停止操作スイッチからなる昇降操
作スイッチと、ブラインド本体の降下高さ値をブライン
ド本体から取得するための記憶操作スイッチと、上限高
さに降下高さを操作するための上限高さ操作スイッチ
と、下限高さに降下高さを操作するための下限高さ操作
スイッチと、上限高さと下限高さの間を等間隔に割り振
った降下高さに操作するための一つまたは複数の高さ操
作スイッチと、前記ブラインド本体を動作させる、また
は前記ブラインド本体の降下高さ値を取得するための指
令信号を前記ブラインド本体に出力するための送信手段
と、前記ブラインド本体からの降下高さ値を信号を受信
するための受信手段と、該取得した降下高さ値を記憶し
ておくための記憶手段と、前記昇降操作スイッチまたは
前記記憶操作スイッチが押されたことにより該スイッチ
に対応する指令信号を、または前記高さ操作スイッチが
押されたことにより該スイッチに対応する降下高さ値を
前記記憶手段に記憶している降下高さ値から算出して該
算出値を含む指令信号を前記ブラインド本体に出力する
とともに、前記受信手段からの降下高さ値信号に含まれ
る降下高さ値を前記記憶手段に記憶する制御手段とを備
えてなるものである。
【0011】そしてまた、請求項4記載の発明は、請求
項3記載の発明のコントローラが、さらに記憶操作スイ
ッチの次に上限高さ操作スイッチが押された時に指令信
号を送信手段から送出し、該送出以降にブラインド本体
からの受信した高さ値を上限高さ値として記憶手段に記
憶することを追加した制御手段を備えてなるものであ
る。 更に、請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明のコ
ントローラが、記憶操作スイッチの次に任意の高さ操作
スイッチが押された時に指令信号を送信手段から送出
し、該送出以降にブラインド本体からの受信した高さ値
を任意の高さ操作スイッチの高さ値として記憶手段に記
憶することを追加した制御手段を備えてなるものであ
る。
【0012】
【作用】本発明の電動ブラインドの制御装置は上記構成
にて、請求項1記載の発明は複数の電動ブラインドを通
信制御して駆動させる電動ブラインドの制御装置におい
て、コントローラにてブラインド本体の降下高さを制御
するための一つあるいは複数の基準高さ値にもとづいた
高さ信号をそれぞれのブラインド本体に送信して、複数
ブラインドの降下高さを制御することができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、複数のブラ
インド本体の下限高さ設定をコントローラ側の1個の下
限設定スイッチのみで行うことによりすべてのブライン
ド本体の下限高さを同一とすることができ、従来のよう
に各ブラインド本体の下限スイッチの動作位置を複数個
の、しかも高精度に調整しなくても、高さセット操作時
に複数ブラインドの降下高さを一致させることができ
る。
【0014】そして、請求項3記載の発明は、複数のブ
ラインド本体の下限高さ設定を送信回路を持った1台の
ブラインド本体を調整予定の降下高さまで実際に降下さ
せての、すなわち動作位置を確認した上での記憶操作と
なるので、従来のようにブラインド本体の下限スイッチ
の動作位置を実際に確認しながらの繰り返し調整としな
くても容易に下限設定ができる。
【0015】そしてまた、請求項4記載の発明は、下限
高さだけでなく、上限高さについても最上限位置だけで
なく、任意の降下高さを上限高さと設定できることか
ら、昇降範囲を下限側だけでなく、上限側をも限定する
ことが可能となり、さらに中間の高さ操作スイッチ間の
操作高さ値を相対的に大きくすることができることか
ら、使い勝手の良いものとなる。
【0016】更に、請求項5記載の発明は、すべての高
さ操作スイッチの操作高さ値を任意の降下高さ値に設定
できることから上限側、下限側あるいは中間部分に一定
範囲において細かく設定可能となり、使い勝手の良いも
のとなる。
【0017】
【実施例】図1は、この発明の電動ブラインドの制御装
置の第1実施例の構成を示す概略ブロック図である。次
に、図1を参照して、この発明の電動ブラインドの制御
装置の第1実施例の構成について説明する。
【0018】電動ブラインドは、コントローラ1と、ブ
ラインド本体21、22と通信線3とを含む。
【0019】コントローラ1は、ブラインド本体21、
22の動作を操作するものであり、マイクロプロセッサ
(MPU)4を含む。なお、MPU4はメモリを内蔵し
ている。MPU4には、上限高さ操作スイッチ51、高
さA操作スイッチ52、高さB操作スイッチ53、高さ
C操作スイッチ54、下限高さ操作スイッチ55、およ
び下限設定スイッチ61と送信回路62が接続される。
【0020】下限設定スイッチ61はブラインド本体の
下限位置を設定するするであり、12ビットのディップ
スイッチにより構成され、0〜4095の値が設定でき
る。なお、値=「0」は基準値として最上限位置を示
し、設定値を大きくすれば最上限位置から離れていく。
【0021】上限高さ操作スイッチ51はブラインド本
体の降下高さを上限位置、すなわちブラインドを最上限
まで巻き上げる操作スイッチであり、下限高さ操作スイ
ッチ55は前記下限設定スイッチ61にて設定されてい
る下限高さの降下高さにする操作スイッチであり、高さ
A操作スイッチ52は上限高さと下限高さとの間の上限
側から1/4の降下高さにする操作スイッチであり、高
さB操作スイッチ53は同様に上限側から2/4すなわ
ち半分の降下高さにする操作スイッチであり、高さC操
作スイッチ54は同様に上限側から3/4の降下高さに
する操作スイッチである。
【0022】なお、これらに高さ操作スイッチは上限高
さ操作スイッチ51、高さA操作スイッチ52、高さB
操作スイッチ53、高さC操作スイッチ54、下限高さ
操作スイッチ55の順番にてコントローラ1に配置され
ている。
【0023】MPU4は操作スイッチ51、52、5
3、54または55から入力があれば、操作された操作
スイッチに対応する上述の降下高さ値を含む指令信号を
送信回路62から通信線3に送出するものである。な
お、該指令信号は通信線3を介してブラインド本体2
1、22に送られる。
【0024】ブラインド本体21、22は、マイクロプ
ロセッサ(MPU)7が設けられる。なお、MPU7メ
モリを内蔵している。MPU7には、受信回路81、上
限スイッチ82、高さ検知回路83およびモータ制御回
路84が接続される。受信回路81は通信線3を介して
コントローラ1の送信回路62に接続される。
【0025】受信回路81は、コントローラ1の送信回
路62から送信される指令信号を受信し、その信号をM
PU7に与えている。高さ検知回路83は、ブラインド
の降下高さを検知するものであり、ブラインドの高さに
応じてパルス信号を発生する高さエンコーダを含む。な
お、パルス信号1個は上述の下限設定スイッチ61の設
定値の1単位に対応している。
【0026】高さ検知回路83によって検知された高さ
値はMPU7に与えられる。上限スイッチ82はブライ
ンドの降下高さが最上限位置であることを検知するもの
であり、該検知信号はMPU7に与えられる。なお、上
限スイッチ82がオンすればブラインドの現在高さ値は
最上限位置の高さ値として基準値の「0」となる。モー
タ制御回路84は、ブラインドを昇降させるモータ(図
示せず)を制御する回路である。
【0027】MPU7は、受信回路81からの入力信号
を分析し、入力信号に含まれる高さ値が高さ検知回路8
3から得られている現在の高さ値よりも小さい時すなわ
ち上限側の時は上昇動作を、逆に大きい時すなわち下限
側の時は下降動作を行うために、モータ制御回路84を
介してモータ(図示せず)を動作させる。そして、高さ
検知回路からの高さ値が指令信号の高さ値と一致すれば
モータ制御回路84を介してモータ(図示せず)を停止
させブラインドの昇降を停止する。
【0028】図2は図1に示す第1実施例のコントロー
ラ1の動作を説明するためのフロー図であり、図3は同
様にブラインド本体21、22の動作を説明するための
フロー図である。次に、図1乃至図3を参照して、この
発明の第1実施例の具体的動作について説明する。
【0029】まず、ブラインド本体21、22を上限高
さにする上限高さセット動作について説明する。コント
ローラ1の上限高さ操作スイッチ51をオンにすると、
該オン信号はMPU4に入力される。MPU4はステッ
プS11において上限高さ操作ステップ51オンと判別
し、続いてステップS12において操作高さ値を基準値
の「0」とし、ステップS17において高さ操作信号
(高さ値は「0」)を送出セットする。
【0030】該高さ操作信号は信号送出処理ルーチン
(図示せず)により送出処理され、該信号は通信機3を
介してブラインド本体21、22の受信回路81に入力
され、そしてMPU7に入力する。MPU7は、ステッ
プS21により高さ操作信号を受信と判別し、ステップ
S22にて操作高さ値を「0」としてMPU7内蔵のメ
モリに記憶する。
【0031】ステップS23にて前記記憶した操作高さ
値(「0」)と現在高さ値とを比較し、現在高さ値が
「0」の上限位置である時は何もしないが、上限位置以
外の時は現在高さ値が大きいと判別されてステップS2
4にて上昇動作、すなわちモータ制御回路84を介して
モータ(図示せず)を上昇方向に駆動する。そして、ス
テップS26にて動作中と判別し、ステップS27にお
いて操作高さ値=「0」と判別され、ステップS28に
て上限スイッチ8282のオン/オフが判別される。
【0032】上限スイッチ82がオフの時はなにもしな
いが、オンの時あるいはオフ状態を経てオンとなった時
はステップS30にて停止動作、すなわちモータ制御回
路84を介してモータ(図示せず)を停止する。以上の
動作によりブラインド本体21、22は最上限の位置ま
で巻き上げられた状態となる。
【0033】次に、ブラインド本体21、22を下限高
さにする下限高さセット動作について説明する。コント
ローラ1の下限高さ操作スイッチ55をオンにすると、
上述の上限高さセット動作と同様にしてMPU4はステ
ップS11において下限高さ操作スイッチ55オンと判
別し、続いてステップS16において操作高さ値を下限
高さ設定スイッチ61の設定値そのものとし、ステップ
S17において高さ操作信号(高さ値は「下限高さ設定
スイッチの設定値そのもの」)を送出セットする。
【0034】上述の上限高さセット動作時と同様にして
該高さ操作信号はブラインド本体21、22のMPU7
に入力する。MPU7は、ステップS21にて高さ操作
信号受信と判別し、ステップS22にて受信信号に含ま
れる高さ値すなわち下限設定スイッチ61の設定値その
ものを操作高さ値としてMPU7内蔵のメモリに記憶す
る。
【0035】ステップS23にて操作高さ値と現在高さ
値とを比較し、下限位置である時は何もしないが、下限
位置以外の時は現在高さ値が小さいと判別されてステッ
プS25にて下降動作、すなわちモータ制御回路84を
介してモータ(図示せず)を下降方向に駆動する。そし
て、ステップS26にて動作中と判別し、そしてステッ
プS27において操作高さ値=「0」でないと判別さ
れ、ステップS29にて操作高さ値と現在高さ値とが比
較される。
【0036】不一致の時はなにもしないが、一致した時
はステップS30にて停止動作、すなわちモータ制御回
路84を介してモータ(図示せず)を停止する。以上の
動作によりブラインド本体21、22は下限設定スイッ
チ61の設定値高さまで巻き降ろされた状態となる。
【0037】次に、ブラインド本体21、22を上限高
さと下限高さの中間高さにする中間高さセット動作につ
いて説明する。コントローラ1の高さA操作スイッチ5
2、高さB操作スイッチ53または高さC操作スイッチ
54をオンにすると、上述の下限高さセット動作と同様
にしてMPU4はステップS11において高さA、B、
またはCは操作スイッチ・オンと判別し、続いてスイッ
チS13、S14またはS15において操作高さ値を、
高さAの時は下限設定スイッチ61の設定値の1/4、
高さBの時は2/4または高さCの時は3/4とし、ス
テップS17において高さ操作信号(高さ値は、上述の
下限設定スイッチ61の設定値の1/4、2/4または
3/4)を送出セットする。
【0038】上述の下限高さセット動作時と同様にして
該高さ操作信号はブラインド本体21、22のMPU7
に入力する。MPU7は、ステップS21にて高さ操作
信号受信と判別し、ステップS22にて受信信号に含ま
れる高さ値すなわち下限設定スイッチ61の設定値の1
/4、2/4または3/4を操作高さ値としてMPU7
内蔵のメモリに記憶する。
【0039】ステップS23にて操作高さ値と現在高さ
値とを比較し、一致する時は何もしないが、現在高さ値
側が小さいと判別された時は、ステップS25にて下降
動作を、逆に現在高さ値側が大きいと判別された時は、
ステップS24にて上昇動作を、すなわちモータ制御回
路84を介してモータ(図示せず)を下降方向または上
昇方向に駆動する。
【0040】そして、ステップS26にて動作中と判別
され、そしてステップS27において操作高さ値=
「0」でないと判別され、ステップS29にて操作高さ
値と現在高さ値とが比較される。不一致の時はなにもし
ないが、一致した時はステップS30にて停止動作、す
なわちモータ制御回路84を介してモータ(図示せず)
を停止する。以上の動作によりブラインド本体21、2
2は下限設定スイッチ61の設定値高さの1/4、2/
4または3/4の状態となる。
【0041】図4は、この発明の電動ブラインドの制御
装置の第2実施例の構成を示す構成図であり、図5は、
この発明の電動ブラインドの制御装置の第2実施例の構
成を示す概略ブロック図である。次に、図4および図5
を参照して、この発明の電動ブラインドの制御装置の第
2実施例の構成について説明する。ただし、上述の図1
に示す第1実施例と同一部分は同一符号を付してその説
明は省略し異なる部分のみについて説明する。電動ブラ
インドは、コントローラ11と、ブラインド本体21
1、221と通信線3、さらに31とを含む。
【0042】コントローラ11のMPU41には、図1
に示す上述のコントローラ1のMPU4に比し、上昇操
作スイッチ56、下降操作スイッチ58、停止操作スイ
ッチ57、記憶操作スイッチ59および受信回路63が
さらに接続され、下限設定スイッチ61は接続されてい
ない。
【0043】上昇操作スイッチ56、下降操作スイッチ
58、停止操作スイッチ57はブラインド本体211、
221を上昇動作、下降動作そして停止動作させる操作
スイッチであり、記憶操作スイッチ59はブラインド本
体211から現在高さ値を取得するための操作スイッチ
である。
【0044】なお、これらの操作スイッチ56〜59は
電源投入時にブラインド本体211から現在高さ値を取
得する操作が終了すれば必要ないスイッチであるため、
高さ値取得が終了すれば蓋をしてコントローラの操作面
から隠して誤操作を防ぐなど操作性を向上させている。
また、図4に示す構成図において、コントローラは蓋に
よりこれらの操作スイッチ56〜59が隠れた状態とな
っている。
【0045】受信回路63は、ブラインド本体211の
現在高さ値を含んだ高さ値信号を受信するためのもので
あり、通信線31によりブラインド本体211に接続さ
れている。MPU41はMPU4と同様に操作スイッチ
51、52、53、54、55からの入力処理の他に、
操作スイッチ56、58または57から入力があれば、
操作された操作スイッチに対応する上昇、下降または停
止の指令信号を送信回路62から通信線3に送出するも
のである。
【0046】また、記憶操作スイッチ59から入力があ
れば、次に高さ操作スイッチ51、52、53、54、
55のいずれかからの入力を待って、ブラインド本体2
11の現在高さ値を取得するための指令信号を送信回路
62から通信線に送出するとともに、通信線31を介し
て受信回路63から受信した高さ値信号に含まれる高さ
値を前記操作された高さ操作スイッチ51、52、5
3、54または55に対応する操作高さ値としてMPU
41内蔵のメモリに記憶する。
【0047】ブラインド本体211は、送信回路85が
さらにMPU71に接続される。送信回路85は現在高
さ値を含む高さ値信号をコントローラ11に送出するた
めのものであり、MPU71は通信線3を介して受信回
路81から記憶操作信号を受信した時、現在高さ値を含
む高さ値信号を送信回路85から通信線31を介してコ
ントローラ11に送出する。
【0048】さらにブラインド本体211および221
のMPU71は、上昇、下降または停止の操作信号を受
信回路81から受信した時、上昇、下降または停止動作
を行うために、モータ制御回路84を介してモータ(図
示せず)を動作あるいは停止させる。
【0049】図6および図7、図8は図4と図5に示す
第2実施例のコントローラ11の動作を説明するための
フロー図である。なお、上述の図3は第2実施例のブラ
インド本体211、221の動作を説明するためのフロ
ー図である。また、図7のX、Y、Zの動作は図8の動
作X、Y、Zの動作に続くものである。そして、図7の
Wの動作は枠外のWの動作である。次に、図3ないし図
7を参照して、この発明の第2実施例の具体的動作につ
いて説明する。
【0050】まず、ブラインド本体211、221を任
意の降下高さにする任意高さ動作について説明する。コ
ントローラ11の上昇操作スイッチ56または下降操作
スイッチ58をオンにすると、該オン信号はMPU41
に入力される。MPU41は、オンされた上昇または下
降の指令信号を送信回路62から通信線3に送出し、該
信号は通信線3を介してブラインド本体211、221
の受信回路81に、そしてMPU71に入力する。
【0051】MPU71は該信号が上昇指令信号ならば
モータ制御回路84を介してモータ(図示せず)を上昇
方向に駆動し、下降指令信号ならば同様にして下降方向
に駆動する。その結果、ブラインド本体211、221
は上昇または下降する。そして、任意の降下高さになっ
た時、停止操作スイッチ57をオンにする。
【0052】上述と同様にして停止指令信号がMPU4
1により送出され、ブラインド本体211、221のM
PU71に入力する。そして、MPU71はモータ制御
回路84を介してモータ(図示せず)を停止する。その
結果、ブラインド本体211、221は停止する。以上
の操作および動作により、ブラインド本体211、22
1は任意の降下高さになる。
【0053】次に、コントローラ11の下限高さ操作ス
イッチ55の操作高さ値すなわちブラインド本体21
1、221の下限高さを設定する下限高さ値設定動作に
ついて説明する。
【0054】まず、ブラインド本体211の降下高さを
設定したい降下高さへ上述の任意高さ動作によりもって
いく。そして、コントローラ11の記憶操作スイッチ5
9をオンにすると、該オン信号はMPU41に入力され
る。MPU41はステップS41において記憶操作スイ
ッチ59操作と判別する。しかし、次のステップS42
において、まだ高さ操作スイッチ51〜55のいずれも
オンされていないため処理は何も行われない。
【0055】ここで、記憶操作スイッチ59に続き下限
高さ操作スイッチ55をオンにすると、該オン信号はM
PU41に入力されMPU41はステップS42におい
て下限高さ操作スイッチ・オンと判別し、ステップS4
7にて記憶フラグ=「下限高さ」としてMPU41内蔵
のメモリに記憶する。
【0056】そして、ステップS48にて記憶操作信号
を送信回路62から通信線3へ送出する。該信号はブラ
インド本体211の受信回路81からMPU71へ入力
する。MPU71は、高さ値送信処理(フロー図は省
略)、すなわち前記記憶操作信号受信を判別し、現在の
降下高さ値を高さ値とする高さ値信号を送信回路85か
ら通信線31を介してコントローラ11へ送出する。コ
ントローラ11の受信回路63は該信号を受信し、MP
U41へ入力する。
【0057】MPU41は、ステップS49にて高さ値
信号受信と判別し、ステップS50にて記憶フラグ=
「下限高さ」と判別して、ステップS55にて受信した
前記高さ値信号に含まれる高さ値を下限高さ記憶値とし
MPU41内蔵のメモリに記憶する。なお、電源投入時
の下限高さ記憶値はMPU41の電源投入時初期化処理
(フロー図は省略)により「不定」値がメモリされてい
る。
【0058】次に、下限高さ操作スイッチ55以外の高
さ操作スイッチ51〜54の高さ値設定動作について説
明する。上述の下限高さ値設定動作と同様に、まずブラ
インド本体を任意高さ動作により、ブラインド本体21
1の降下高さを操作対象の高さ操作スイッチに対応する
設定したい降下高さへもっていき、そして、コントロー
ラ11の記憶操作スイッチ59をオンにする。次に、コ
ントローラ11の設定したい高さ操作スイッチをオンに
する。
【0059】上述の下限高さ値設定動作と同様にしてM
PU41はステップS43、S44、S45またはS4
6により記憶フラグに前記オンされた高さ操作スイッチ
の名前値、「上限高さ」「高さA」「高さB」または
「高さC」メモリする。そして、ステップS48により
記憶操作信号を送出する。
【0060】そして、上述の下限高さ値設定動作と同様
にしてブラインド本体211から送られてきたブライン
ド本体の現在高さ値を高さ値とする高さ値信号を受信
し、ステップS49、S50にて記憶フラグの名前値に
よりステップS51、S52、S53またはS54にて
MPU41内蔵のメモリに割り当てられている「上限高
さ記憶値」「高さA記憶値」「高さB記憶値」または
「高さC記憶値」に受信した前記高さ値信号に含まれる
高さ値を記憶する。
【0061】なお、上述の下限高さ値設定動作と同様
に、電源投入時の前記「上限高さ記憶値」等はMPU4
1の電源投入時初期化処理(フロー図は省略)により
「不定」値がメモリされている。また、電源投入後にブ
ラインドを使用する場合、下限高さ値設定動作以外の本
設定動作は基本的に行う必要はなく、その場合には次に
説明するように、上述の第1実施例と同様、「上限高
さ」は上限スイッチ82がオンする最上限位置となり、
「高さA」、「高さB」、「高さC」はそれぞれ設定さ
れている下限高さ値の1/4、2/4、3/4の値とな
る。
【0062】次に、ブラインド本体211、221を下
限高さにする下限高さセット動作について説明する。コ
ントローラ11の下限高さ操作スイッチ55をオンにす
ると、該オン信号はMPU41に入力される。MPU4
1はステップS61において上述の下限高さ値設定動作
が実施されているか判別する。もし、未実施ならば何も
処理されない。すなわち、動作しないこととなり、動作
させるためには上述の下限高さ値設定動作をまず行う必
要がある。実施済みならば、次のステップS62にて下
限高さ操作スイッチ55操作と判別されて、ステップS
89にて操作高さ値=「下限高さ記憶値」すなわち下限
高さ値設定動作にて設定された高さ値としてMPU41
内蔵のメモリに記憶する。
【0063】そして、ステップS90にて前記操作高さ
値すなわち下限高さ値を高さ値とする高さ値信号の送出
セットが行われ、信号送出処理ルーチン(図示せず)に
より送出処理され、該信号は通信線3を介してブライン
ド本体211、221の受信回路81に入力され、そし
てMPU71に入力する。
【0064】MPU71は、第1実施例と同様に下限高
さセット動作、すなわちステップS21〜S25にて昇
降方向を判別して必要な場合は下降動作をセットし、ス
テップS26〜S30にて現在高さ値が下限高さ値とな
れば停止する。その結果、ブラインド本体211、22
1は下限高さ値設定動作にて設定された下限高さまで巻
き降ろされた状態となる。
【0065】次に、ブラインド本体211、221を上
限高さにする上限高さセット動作について説明する。コ
ントローラ11の上限高さ操作スイッチ51をオンにす
ると、MPU41はステップS62にて上限高さ操作ス
イッチ51オンと判別し、ステップS63にて上限高さ
値設定動作実施をチェックする。
【0066】ここで、上限高さ値設定動作が未実施なら
ばステップS83にて第1実施例と同様に基準値「0」
が操作高さ値として記憶され、実施済みならばステップ
S84にて上限高さ値設定動作にて設定された上限高さ
値すなわち「上限高さ記憶値」が操作高さ値として記憶
される。
【0067】そして、ステップS90にて前記操作高さ
値を高さ値とする高さ操作信号が送出セットされる。本
信号は上述の下限高さセット動作と同様にしてMPU7
1に入力し、MPU71は第1実施例と同様な上限高さ
セット動作を行い、ブラインド本体211、221は最
上限位置または設定されている上限位置まで巻き上げら
れた状態となる。
【0068】次に、ブラインド本体211、221を上
限高さと下限高さの中間高さにする中間高さセット動作
について説明する。コントローラ11の上限高さ操作ス
イッチ51をオンにすると、MPU41はステップS6
2にて上限高さ操作スイッチ51オンと判別し、ステッ
プS63にて上限高さ値設定動作実施をチェックする。
【0069】ここで、上限高さ値設定動作が未実施なら
ばステップS83にて第1実施例と同様に基準値「0」
が操作高さ値として記憶され、実施済みならばステップ
S84にて上限高さ値設定動作にて設定された上限高さ
値すなわち「上限高さ記憶値」が操作高さ値として記憶
される。
【0070】そして、ステップS90にて前記操作高さ
値を高さ値とする高さ操作信号が送出セットされる。本
信号は上述の下限高さセット動作と同様にしてMPU7
1に入力し、MPU71は第1実施例と同様な上限高さ
セット動作を行い、ブラインド本体211、221は最
上限位置または設定されている上限位置まで巻き上げら
れた状態となる。
【0071】次に、ブラインド本体211、221を上
限高さと下限高さの中間高さにする中間高さセット動作
について説明する。コントローラ11の高さA操作スイ
ッチ52、高さB操作スイッチ53または高さC操作ス
イッチ54をオンにすると、MPU41はステップS6
2にて高さ操作スイッチ・オンと判別し、ステップS6
4、S70またはS77にて高さ値設定動作実施をチェ
ックする。ここで、高さ値設定動作が実施されておれば
ステップS85、S87またはS88にて「高さA記憶
値」、「高さB記憶値」または「高さC記憶値」の高さ
値が操作高さ値として記憶される。
【0072】そして、ステップS90にて前記操作高さ
値を高さ値とする高さ操作信号が送出セットされ、そし
て上述の上限高さセット動作と同様にして本信号はMP
U71に入力し、MPU71は第1実施例と同様な中間
高さセット動作を行い、ブラインド本体211、221
は設定された降下高さに降下した状態となる。
【0073】上述のステップS64、S70またはS7
7の高さ値設定動作実施チェックにおいて未実施の場合
の操作高さ値は、上限側および下限側の設定済み高さ操
作スイッチの設定値から算出される。すなわち、設定済
み上限側スイッチの設定高さ値と設定済み下限側スイッ
チの設定高さ値との間を、前記設定済み上限側スイッチ
と前記設定済み下限側スイッチの間に含まれる高さ操作
スイッチの個数にて、等間隔に分割して各高さ操作スイ
ッチに振り分けられる。
【0074】次に、高さB操作スイッチ53について具
体的に説明する。まず、高さA操作スイッチ52が高さ
値設定動作を実施しておれば、ステップS71にて上限
側設定済み高さ操作スイッチは高さA操作スイッチ52
と判別され、メモリに記憶されている「高さA記憶値」
が上限側高さ値としてMPU41内蔵のメモリに記憶さ
れる。
【0075】さらに、上限側スイッチも含む上限側スイ
ッチまでの高さ操作スイッチの個数を上限側個数とし
て、すなわち上限側個数=「1」としてMPU41内蔵
のメモリに記憶される。逆に、高さA操作スイッチ52
の高さ値設定動作が未実施であれば、高さAよりも上限
側スイッチの高さ値設定動作実施がチェックされる。
【0076】しかし、この場合の上限側スイッチは上限
高さ操作スイッチ51となるため、ステップS71にて
上限側設定済み高さ操作スイッチは上限高さ操作スイッ
チ51となり、上限側高さ値は、上限高さ記憶値が記憶
されておればその値、記憶されてなければ基準値「0」
となる。そして、上限側個数は「2」となる。
【0077】次に、同様にして下限側スイッチの高さ値
設定動作の実施がチェックされ、高さC操作スイッチ5
4が高さ値設定動作を実施しておれば、ステップS75
にて下限側高さ値=「高さC記憶値」、そして下限側ス
イッチも含む下限側スイッチまでの高さ操作スイッチの
個数を下限側個数として、すなわち下限側個数=「1」
としてMPU41内蔵のメモリに記憶される。逆に、高
さC操作スイッチ54の高さ値設定動作が未実施であれ
ば、高さCよりも下限側スイッチの高さ値設定動作実施
がチェックされる。
【0078】しかし、この場合の下限側スイッチは下限
高さ操作スイッチ55となるため、ステップS74にて
下限側設定済み高さ操作スイッチは下限高さ操スイッチ
55となり、下限側高さ値は「下限高さ記憶値」とな
る。そして、下限側個数は「2」となる。
【0079】このようにして、上限側および下限側の設
定状態を明らかにした後、ステップS86にて高さB操
作スイッチ53の操作高さ値を算出する。すなわち、上
限側高さ値+(下限側高さ値−上限側高さ値)×上限側
個数÷(上限側個数+下限側個数)として得られる。
【0080】この計算値を高さ値とした高さ操作信号を
ステップS90にて送出セットする。そして、上述の高
さ値設定動作が実施されている場合と同様にして、前記
信号はMPU71に入力し、MPU71は第1実施例と
同様な中間高さセット動作を行い、ブラインド本体21
1、221は前記算出された降下高さに降下した状態と
なる。
【0081】上述の高さB操作スイッチ53以外の高さ
A操作スイッチ52が高さ値設定動作を未実施の場合に
ついても、高さB操作時と同様に下限側の設定条件をス
テップS66〜と69にて、また高さC操作スイッチ5
4が高さ値設定動作を未実施の場合についても、上限側
の設定条件をステップS78〜S81にて明らかにす
る。
【0082】そして、高さA操作時の上限側スイッチは
上限高さ操作スイッチとなることからステップS65に
て上限側設定条件を、また高さC操作時の下限側スイッ
チは下限高さ操作スイッチとなることからステップS8
2にて下限側設定条件を明らかにして、上述の高さB操
作時と同様にステップS86にて高さA操作スイッチ5
2または高さC操作スイッチ54の操作高さ値を算出す
るとともに、ステップS90にて本操作高さ値を高さ値
とする高さ操作信号を送出セットし、そしてMPU71
は第1実施例と同様な中間高さセット動作を行い、ブラ
インド本体211、221は前記算出された降下高さに
降下した状態となる。
【0083】なお、本第2実施例においては、すべての
高さ操作スイッチの操作高さ値を設定可能としている
が、使いやすさの面から限定しても、それなりの利点が
ある。すなわち、下限高さ操作スイッチ55のみに限定
して実施すれば、第1実施例と同様にブラインド本体2
11、221の複数のブラインドを同一の高さ値にて制
御することから同一の降下高さ状態にできる。
【0084】また、下限高さ操作スイッチ55と上限高
さ操作スイッチ51のみに限定して実施すれば、昇降範
囲を下限側だけでなく上限側をも限定することが可能と
なり、さらに中間の高さ操作スイッチ間の操作高さ値を
相対的に大きくすることができることから、使い勝手の
良いものとなる。
【0085】なお、上述の限定実施例の具体化について
は本第2実施例において下限高さ操作スイッチ55ある
いは下限高さ操作スイッチ55と上限高さ操作スイッチ
51以外の高さ操作スイッチの高さ値設定処理を処理し
ないようにすれば容易に実現できる。なお、下限高さ操
作スイッチ55のみに限定した時は、記憶操作スイッチ
59の操作のみで記憶操作信号送出セット処理を行うよ
うにすれば、スイッチ操作回数が減り操作性は改善され
る。
【0086】また、本第2実施例では、上昇操作スイッ
チ56、下降操作スイッチ58、停止操作スイッチ57
を任意高さ動作の操作スイッチとして設けているが、任
意高さ動作そのものは電源投入時のみ必要な動作である
ため、他のスイッチを兼用使用しても問題はない。むし
ろ、コストダウンとなること、あるいはコントローラ1
1の操作面がすっきりして使いやすくなる等の利点が出
てくる。
【0087】実施例として、高さ操作スイッチ51〜5
5の複数同時押し操作、すなわち上限高さ操作スイッチ
51と高さC操作スイッチ54の同時押し操作を上昇操
作、下限高さ操作スイッチ55と高さA操作スイッチ5
2の同時押し操作を下降操作、そして高さA操作スイッ
チ52と高さB操作スイッチ53、および高さB操作ス
イッチ53と高さC操作スイッチ54の同時押し操作を
停止操作として処理することが考案される。なお、停止
操作については前記同時押しにより上昇または下降動作
中のいずれかのスイッチ入力を停止操作としてもよい。
【0088】なお、本実施例ではブラインド本体数を2
台としているが、それ以上の台数とすることはこれまで
の説明から理解できるように、ブラインド本体21、2
2あるいは221と同様に通信線3に追加するブライン
ド本体の受信回路81を接続すれば可能であり、動作は
ブラインド本体21、22または221と同様となる。
また、本実施例では中間高さの高さ操作スイッチを3個
としているが、3個に限定されず、任意の個数が可能で
ある。
【0089】そして、本実施例では下限設定スイッチ6
1あるいは下限高さ値設定動作の設定値を特に限定して
いないことから、下限高さとして基準値「0」から可能
となっているが、使い勝手を考慮してある値、例えば
「100」未満を無効とし、その時は「100」とする
ようにしてもよい。
【0090】さらに、第2実施例における高さ記憶値は
MPU71内蔵のメモリに記憶しているが、一般的には
電源をオフにすれば記憶値は不定となることから、再び
電源投入時にはこれらの高さ記憶値は「不定」とし、高
さ値設定動作を再び行うことを前提としている。しか
し、これでは使い勝手が悪いので不揮発性のメモリ、例
えばEEPROMなどを使用すれば、設置時に一回設定
するだけでよくなる。
【0091】そのうえ、本発明では、開閉動作は開閉専
用のモータおよびモータ制御回路であることを前提と
し、開閉動作には触れていないが、本発明の昇降動作は
開閉動作とは矛盾していない。
【0092】
【発明の効果】本発明の電動ブラインドの制御装置は上
記のような構成であるから、請求項1記載の発明におい
ては、複数の電動ブラインドを通信制御して駆動させる
電動ブラインドの制御装置において、コントローラにて
ブラインド本体の降下高さを制御するための一つあるい
は複数の基準高さ値にもとづいた高さ信号をそれぞれの
ブラインド本体に送信して、複数ブラインドの降下高さ
を確実に制御することができる。
【0093】また、請求項2記載の発明においては、複
数のブラインド本体の下限高さ設定をコントローラ側の
1個の下限設定スイッチのみで行うことによりすべての
ブラインド本体の下限高さを同一とすることができるの
で、従来のように各ブラインド本体の下限スイッチの動
作位置を複数個の、しかも高精度に調整しなくても、高
さセット操作時に複数ブラインドの降下高さを一致させ
ることができる。
【0094】また、請求項3記載の発明においては、複
数のブラインド本体の下限高さ設定を送信回路を持った
1台のブラインド本体を調整予定の降下高さまで実際に
降下させての、すなわち動作位置を確認した上での記憶
操作となるので、従来のようにブラインド本体の下限ス
イッチの動作位置を実際に確認しながらの繰り返し調整
としなくても容易に下限設定ができる。
【0095】そして、請求項4記載の発明においては、
下限高さだけでなく、上限高さについても最上限位置だ
けでなく、任意の降下高さを上限高さと設定できること
から、昇降範囲を下限側だけでなく、上限側をも限定す
ることが可能となり、さらに中間の高さ操作スイッチ間
の操作高さ値を相対的に大きくすることができることか
ら、使い勝手の良いものとなる。
【0096】さらに、請求項5記載の発明においては、
すべての高さ操作スイッチの操作高さ値を任意の降下高
さ値に設定できることから上限側、下限側あるいは中間
部分に一定範囲において細かく設定可能となり、使い勝
手のいいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動ブラインドの制御装置の第1の実
施例の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示すコントローラの動作を説明するため
のフロー図である。
【図3】図1に示すブラインド本体の動作を説明するた
めのフロー図である。
【図4】本発明の電動ブラインドの制御装置の第2の実
施例の構成を示す概略ブロック図である。
【図5】本発明の電動ブラインドの制御装置の第3の実
施例の構成を示す概略ブロック図である。
【図6】図4のコントローラの動作を説明するためのフ
ロー図である。
【図7】図5のコントローラの動作を説明するための第
1のフロー図である。
【図8】図5のコントローラの動作を説明するための第
2のフロー図である。
【符号の説明】
1,11 コントローラ 3,31 通信線 4,41 MPU 7,71 MPU 61 下限設定スイッチ 62,85 送信回路 63,81 受信回路 82 上限スイッチ 83 高さ検知回路 84 モータ制動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電動ブラインドを通信制御して駆
    動させる電動ブラインドの制御装置において、 ブラインド本体の降下高さを制御するための一つあるい
    は複数の基準高さ値をコントローラ側に設け、前記基準
    高さ値にもとづいた高さ信号をそれぞれのブラインド本
    体に送信して、複数ブラインドの降下高さを制御するこ
    とを特徴とする電動ブラインドの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、 ブラインド本体の下限高さを設定するための下限設定ス
    イッチと、 上限高さに降下高さを操作するための上限高さ操作スイ
    ッチと、 下限高さに降下高さを操作するための下限高さ操作スイ
    ッチと、 上限高さと下限高さの間を等間隔に割り振った降下高さ
    に操作するための一つまたは複数の高さ操作スイッチ
    と、 ブラインド本体を動作させるための指令信号を出力する
    ための送信手段と、 前記操作スイッチが押されたことにより該スイッチに対
    応する降下高さ値を前記下限設定スイッチの設定値から
    算出し、該算出値を含む指令信号を前記ブラインド本体
    に出力する制御手段とを備え、 前記ブラインド本体の各々は、 前記コントローラからの指令信号を受信するための受信
    手段と、 ブラインドの上限位置を検出するための上限位置検出手
    段と、 降下高さを検出するための高さ検出手段と、 前記高さ検出手段の出力値が前記受信手段から受信した
    指令信号に含まれる高さ値となるように電動機を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    電動ブラインドの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、 ブラインド本体を任意の降下高さに昇降動作させるため
    の上昇操作スイッチ、 下降操作スイッチおよび停止操作スイッチからなる昇降
    操作スイッチと、 ブラインド本体の降下高さ値をブラインド本体から取得
    するための記憶操作スイッチと、 上限高さに降下高さを操作するための上限高さ操作スイ
    ッチと、 下限高さに降下高さを操作するための下限高さ操作スイ
    ッチと、 上限高さと下限高さの間を等間隔に割り振った降下高さ
    に操作するための一つまたは複数の高さ操作スイッチ
    と、 前記ブラインド本体を動作させる、または前記ブライン
    ド本体の降下高さ値を取得するための指令信号を前記ブ
    ラインド本体に出力するための送信手段と、 前記ブラインド本体からの降下高さ値を信号を受信する
    ための受信手段と該取得した降下高さ値を記憶しておく
    ための記憶手段と、 前記昇降操作スイッチまたは前記記憶操作スイッチが押
    されたことにより該スイッチに対応する指令信号を、ま
    たは前記高さ操作スイッチが押されたことにより該スイ
    ッチに対応する降下高さ値を前記記憶手段に記憶してい
    る降下高さ値から算出して該算出値を含む指令信号を前
    記ブラインド本体に出力するとともに、前記受信手段か
    らの降下高さ値信号に含まれる降下高さ値を前記記憶手
    段に記憶する制御手段とを備え、 前記ブラインド本体の各々は、 前記コントローラからの指令信号を受信するための受信
    手段と、 上限位置を検出するための上限位置検出手段と、 降下高さを検出するための高さ検出手段と、 前記高さ検出手段の出力値が前記受信手段から受信した
    指令信号に含まれる高さ値となるように電動機を制御す
    る制御手段とを備え、 前記ブラインド本体の一つはさらに、 降下高さ値をコントローラに送信するための送信手段
    と、 前記コントローラからの指令信号に基づいて降下高さ値
    を前記送信手段から送出することを追加した制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電動ブライン
    ドの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、さらに記憶操作ス
    イッチの次に上限高さ操作スイッチが押された時に指令
    信号を送信手段から送出し、該送出以降にブラインド本
    体からの受信した高さ値を上限高さ値として記憶手段に
    記憶することを追加した制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項3記載の電動ブラインドの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記コントローラはさらに、記載操作ス
    イッチの次に任意の高さ操作スイッチが押された時に指
    令信号を送信手段から送出し、該送出以降にブラインド
    本体からの受信した高さ値を任意の高さ操作スイッチの
    高さ値として記憶手段に記憶することを追加した制御手
    段を備えたことを特徴とする請求項4記載の電動ブライ
    ンドの制御装置。
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