JPH06137048A - 電動開閉装置 - Google Patents

電動開閉装置

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Publication number
JPH06137048A
JPH06137048A JP28560092A JP28560092A JPH06137048A JP H06137048 A JPH06137048 A JP H06137048A JP 28560092 A JP28560092 A JP 28560092A JP 28560092 A JP28560092 A JP 28560092A JP H06137048 A JPH06137048 A JP H06137048A
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JP
Japan
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blind
unit
slave
master
height
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Application number
JP28560092A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yamamoto
収 山本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台のコントローラによって集中制御される
複数の電動ブラインド等の上限停止位置或いは下限停止
位置の設定がバラバラになっていたり、大きさが違って
いても、同じ位置で停止するようにコントロールして、
エネルギーの節約だけでなく、建物全体の美観を向上さ
せる。 【構成】 電動ブラインドは、コントローラ1と、親機
ブラインド2と、子機ブラインド3と通信線41,42
とから構成され、上記コントローラ1は、送信回路5
と、各種指令を入力するための入力手段とを備え、上記
親機ブラインド2は、マイクロコンピュータ7、受信回
路8、送信回路9、高さ検知部10、上限スイッチ1
1、下限スイッチ12およびモータ制御回路13を備
え、上記子機は、受信回路8a、高さ検知部10a、上
限スイッチ11a、下限スイッチ12a、モータ制御回
路13a、マイクロコンピュータ14と親機管理データ
回路15を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動開閉装置に関
し、特に、ブラインド、ロールスクリーンおよびシャッ
タなどの複数の開閉装置と、これら複数の開閉装置の動
作を一括制御するコントローラとを有する電動開閉装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の電動ブラインドを1台のコ
ントローラにより集中制御することにより、複数のブラ
インドの高さおよび羽根の角度を、採光と冷暖房効率の
両面から適正な値にし、またブラインドを揃えることに
より、冷暖房費用の節約とともに建物全体の美観を維持
するのに役立つ電動ブラインドシステムが市販されてい
る。
【0003】このような電動ブラインドシステムの一例
が、特開平1−192986号公報に開示されている。
次に、上記公報に記載された電動ブラインドについて説
明する。この電動ブラインドでは、複数のゾーンのそれ
ぞれに複数のブラインドが設けられている。
【0004】各ゾーン内の複数のブラインドのうち1つ
が親機として定められ、残りが子機として定められてい
る。各ゾーン内では、親機のブラインドは信号線を介し
て1つの子機のブラインドに接続され、この子機のブラ
インドは別の信号線を介して次の子機のブラインドに接
続される。このようにして、親機のブラインドと子機の
ブラインドは信号線によって直列に接続されている。各
ゾーンの各親機のブラインドは、各ブラインドを個別的
にまたは一括的に制御可能な集中コントローラに接続さ
れている。
【0005】上記のように構成された電動ブラインド
は、ゾーン別または全てのゾーンを対象として集中コン
トローラから一括的または個別的に親機および子機のブ
ラインドに対して昇降および羽根の開閉が指令される
と、まず、親機が指令信号を受信する。その指令信号が
親機の属するゾーンにおいて一括的または個別的に昇降
および開閉を指令するものであれば、親機は親機のブラ
インドを昇降させるとともに羽根を開閉させる。
【0006】指令信号がその親機の属するゾーン内の子
機に対する一括的または個別的な昇降および開閉の指令
であれば、親機はその指令信号を子機に対して出力す
る。各子機は、その子機に対するブラインドの昇降およ
び開閉の指令であれば子機のブラインドを昇降させると
ともに、羽根を開閉させる。
【0007】全ゾーンを対象としてブラインドの昇降お
よび羽根の開閉を指令する信号が集中コントローラから
出されると、各ゾーンが上述の一括的動作すなわち連動
動作を行う。そして、全ブラインドが同一の高さおよび
角度にセットされることになる。
【0008】上記一括的動作すなわち連動動作には、ブ
ラインドの昇降高さおよび開閉角度の値を指令して全ブ
ラインドを同一の高さおよび角度にセットするものと、
「上昇」「下降」「停止」の組み合わせ操作にて全ブラ
インドを同時に動作または停止させることにより結果的
に同一の高さおよび角度にセットする方法がある。な
お、後者の場合、「上昇」操作のみ時は、ブラインドの
下端を上限位置にて、「下降」操作のみ時は、ブライン
ドの下端を下限位置にて、各ブラインドの上限スイッチ
または下限スイッチにより停止し、同一の高さ、すなわ
ち上限位置あるいは下限位置にセットされる。
【0009】太陽に対し同一の方向を向くブラインドに
上記電動ブラインドの制御方法を適用すれば、上記のよ
うに連動動作にて全ブラインドを適正な状態に操作する
ことによって、冷暖房費用の節約および建物全体の美観
を維持することができる。
【0010】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記の
ゾーンを対象とした連動動作において「下降」操作のみ
により下限位置による高さ合わせを行った場合、下限ス
イッチの下限位置調整のばらつきにより各ブラインド間
での高さがずれることになり、その状態から「上昇」操
作し任意の位置にて「停止」操作させた場合、各ブライ
ンドは高さがずれたまま上昇を開始し、そして、高さが
ずれたまま停止することになる。各ブラインドの高さを
同一に戻すには、昇降高さを指定した「セット」操作に
よるか、「上昇」操作により一度上限位置まで上昇させ
なければならない。
【0011】また、上記のゾーンを対象とした連動動作
は、ゾーンの各ブラインドが同一の大きさのブラインド
であることを前提にしている。すなわち、親機の下限位
置よりも上の高さに下限位置があるような小さな子機ブ
ラインドであれば、「下降」操作のみによる連動動作で
は停止時のブラインド高さが大きくずれることになり、
あるいは親機の上限位置よりもさらに上の高さに上限位
置があるような大きな子機ブラインドであれば、「上
昇」操作のみによる連動動作では停止時のブラインド高
さが大きくずれることになる。
【0012】すなわち、「上昇」「下降」「停止」の組
み合わせ操作による連動動作は、ゾーン内に大きさが異
なるブラインドを含んでいる場合はもちろん同一の大き
さのブラインドで構成されていても確実な連動動作を行
い、建物全体の美観を維持するためには、ブラインド高
さを揃えるために個別的動作を含む修正操作が必要であ
るという問題があった。
【0013】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、同一大きさのブラインドでな
るゾーンの各ブラインドの下限スイッチの下限位置調整
がずれていても、ブラインド高さのずれを発生させずに
連動動作を行うことができる電動ブラインドを提供する
ことを目的とする。
【0014】また、ゾーンが大きさの異なるブラインド
で構成されていても、ブラインド高さのずれを発生させ
ずに連動動作を行うことができる電動ブラインドを提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、親機と子機とからなる複数のブラインド
と、前記複数のブラインドの動作を一括制御するための
コントローラとを有し、前記コントローラと上記親機ブ
ラインド間および上記親機ブラインドと子機ブラインド
間を伝送路により接続された電動開閉装置であって、上
記コントローラは、上記伝送路を介して親機ブラインド
に対する、親機ブラインドおよび子機ブラインドの「上
昇」、「下降」、「停止」および基準高さ設定の各指令
を入力するための入力手段と、上記各入力手段によって
入力された指令信号を送信するための第1送信手段とを
備え、一方、上記親機ブラインドは、上記伝送路を介し
て上記コントローラから伝送される指令信号を受信する
ための親機受信手段と、親機ブラインド下端が上限位置
に達したことを報知させるための親機上限位置報知手段
と、親機ブラインド下端が下限位置に達したことを報知
させるための親機下限位置報知手段と、親機ブラインド
下端の高さを検知するための親機高さ検知部と、上記指
令信号中の基準高さ設定指令により、親機ブラインドの
下端位置を上記親機高さ検知部によって検知し、基準値
として設定するための親機基準高さ設定部と、親機ブラ
インドの駆動用モータの制御を行うための親機モータ制
御回路と、上記伝送路を介して子機ブラインドに、上記
親機受信手段が受信した上記指令信号並びに上記各報知
手段および検知部等からの親機データ信号を送信するた
めの親機送信手段と、上記親機ブラインドが備える各種
手段、検知部、回路等の制御手段および親機ブラインド
が昇降中の定速度運転の制御手段並びにデータを記憶す
るための記憶手段を設けたマイクロコンピュータと、を
備え、上記子機ブラインドは、上記伝送路を介して親機
ブラインドから伝送される上記指令信号および親機デー
タ信号を受信するための子機受信手段と、子機ブライン
ド下端が上限位置にあることを報知させるための子機上
限位置報知手段と、子機ブラインド下端が下限位置にあ
ることを報知させるための子機下限位置報知手段と、子
機ブラインド下端の高さを検知するための子機高さ検知
部と、上記指令信号中の基準高さ設定指令により、子機
ブラインドの下端位置を上記子機高さ検知部によって検
知し、基準値として設定するための子機基準高さ設定部
と、子機ブラインドの駆動用モータの制御を行うための
子機モータ制御回路と、上記子機受信手段から受信され
る上記指令信号および上記親機データ信号から親機の動
作モードおよび高さデータを管理する親機管理手段と、
上記子機ブラインドが備える各種手段、検知部、回路お
よび子機ブラインドの昇降中の定速度運転を制御するた
めのマイクロコンピュータと、を備えたことを特徴とす
る。
【0016】また、親機と子機とからなる複数のブライ
ンドと、前記複数のブラインドの動作を一括制御するた
めのコントローラとを有し、前記コントローラと上記親
機ブラインド間および上記親機ブラインドと子機ブライ
ンド間を伝送路により接続された電動開閉装置であっ
て、上記コントローラは、上記伝送路を介して親機ブラ
インドに対する、親機ブラインドおよび子機ブラインド
の「上昇」、「下降」、「停止」および基準高さ設定の
各指令を入力するための入力手段と、上記各入力手段に
よって入力された指令信号を送信するための第1送信手
段とを備え、一方、上記親機ブラインドは、上記伝送路
を介して上記コントローラから伝送される指令信号を受
信するための親機受信手段と、親機ブラインド下端が下
限位置に達したことを報知させるための親機下限位置報
知手段と、親機ブラインド下端が上限位置に達したこと
を報知させるための親機上限位置報知手段と、親機ブラ
インド下端の高さを検知するための親機高さ検知部と、
上記指令信号中の基準高さ設定指令により、親機ブライ
ンドの下端位置を上記親機高さ検知部によって検知し、
基準値として設定するための親機基準高さ設定部と、親
機ブラインドの駆動用モータの制御を行うための親機モ
ータ制御回路と、上記伝送路を介して子機ブラインド
に、上記親機受信手段が受信した上記指令信号並びに上
記各報知手段および検知部等からの親機データ信号を送
信するための親機送信手段と、上記親機ブラインドが備
える各種手段、検知部、回路等の制御手段および親機ブ
ラインドが昇降中の定速度運転の制御手段並びにデータ
を記憶するための記憶手段を設けたマイクロコンピュー
タと、を備え、上記子機ブラインドは、上記伝送路を介
して親機ブラインドから伝送される上記指令信号および
親機データ信号を受信するための子機受信手段と、子機
ブラインド下端が下限位置にあることを報知させるため
の子機下限位置報知手段と、子機ブラインド下端が上限
位置にあることを報知させるための子機上限位置報知手
段と、子機ブラインド下端の高さを検知するための子機
高さ検知部と、上記指令信号中の基準高さ設定指令によ
り、子機ブラインドの下端位置を上記子機高さ検知部に
よって検知し、基準値として設定するための子機基準高
さ設定部と、子機ブラインドの駆動用モータの制御を行
うための子機モータ制御回路と、上記伝送路を介して親
機ブラインドに、上記子機下限位置報知手段および子機
上限位置報知手段による子機ブラインドの上昇または下
降動作終了時に高さデータ信号を送信する子機送信手段
と、上記子機ブラインドが備える各種手段、検知部およ
び回路を制御するためのマイクロコンピュータと、を備
えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】本第1発明によれば、コントローラの送信手段
から送信される指令信号が例えば、「下降」指令信号で
あれば、伝送路を介して親機ブラインドに「下降」指令
信号が送信される。その親機ブラインドでは、信号は受
信手段によって受信され、そして制御手段により解読さ
れて送信手段から子機ブラインドに「下降」指令信号を
送信するとともに定速度昇降制御された下降動作を開始
する。ブラインドが下限位置まで下降すると下限報知手
段により下限位置であることが制御手段に報知され、送
信手段から子機ブラインドに「停止」指令信号を送信す
るとともに停止動作を行う。子機ブラインドでは、上記
の「下降」指令信号が受信手段によって受信され、そし
て制御手段により解読されて定速度昇降制御された下降
動作を開始、すなわち親機ブラインドと同一タイミング
にて下降動作を開始する。その後、上記の「停止」指令
信号が受信手段によって受信され、制御手段により停止
動作、すなわち親機ブラインドと同一タイミングにて停
止動作を行う。
【0018】次に、コントローラの送信手段から送信さ
れる「基準高さ設定」指令信号は、伝送路を介して親機
ブラインドに送信される。その親機ブラインドでは、信
号は受信手段によって受信され、そして制御手段により
解読されて子機ブラインドに「基準高さ設定」指令信号
を送信するとともに基準高さセット、すなわち現在の高
さを基準値にセットする。子機ブラインドでは、上記の
「基準高さ設定」指令信号が受信手段によって受信さ
れ、そして制御手段により解読されて現在の高さを基準
値にセットする。
【0019】また、コントローラの送信手段から送信さ
れる「上昇」指令信号は、伝送路を介して親機ブライン
ドに送信される。その親機ブラインドでは、信号は受信
手段によって受信され、そして制御手段により解読され
て送信手段から子機ブラインドに「上昇」指令信号を送
信するとともに定速度昇降制御された上昇動作を開始す
る。ブラインドが上限位置まで上昇すると上限報知手段
により上限位置であることが制御手段に報知され、送信
手段から子機ブラインドに「停止」指令信号を送信する
とともに停止動作を行う。
【0020】子機ブラインドでは、上記の「上昇」指令
信号が受信手段によって受信され、そして制御手段によ
り解読されて定速度昇降制御された上昇動作を開始、す
なわち親機ブラインドと同一タイミングにて上昇動作を
開始する。その後、上記の「停止」指令信号が受信手段
によって受信され、制御手段により停止動作、すなわち
親機ブラインドと同一タイミングにて停止動作を行う。
【0021】さらに、親機ブラインドは上昇および下降
動作開始時に送信手段から親機データ信号すなわち上昇
または下降の動作内容およびその時のブラインド高さデ
ータを子機ブラインドに送信する。子機ブラインドで
は、上記親機データ信号が受信手段によって受信され、
そして親機管理手段により親機ブラインドの動作状態お
よびブラインド高さデータがセットされるとともに定速
度昇降制御を前提に高さデータが更新されていく。そし
て、上記親機管理手段の高さデータが子機ブラインドの
高さになると上記親機管理手段の動作内容の動作が制御
手段により開始される。
【0022】本第2発明によれば、上記第1発明の作用
に加え、子機ブラインドは上昇および下降動作中に上限
位置報知手段または下限位置報知手段によりその位置に
なると制御手段に報知し、前記制御手段は停止動作を行
うとともにその停止位置をデータとする停止位置データ
を伝送路を介して親機ブラインドに送信する。
【0023】親機ブラインドでは、上記子機ブラインド
からの停止位置データを受信手段により受信するととも
にメモリする。そして、上昇および下降動作中に上記停
止位置データになれば送信手段から上昇または下降の動
作内容および上記停止位置データからなる親機データ信
号を子機ブラインドに送信する。
【0024】さらに、子機ブラインドは、上記親機デー
タ信号が受信手段によって受信され、制御手段により解
読されて上昇または下降動作が開始制御される。
【0025】
【実施例】図1は、本第1発明の電動開閉装置の一実施
例に係る電動ブラインドの構成を示す概略ブロック図で
ある。上記図1に基づいて、この実施例の構成について
説明する。電動ブラインドは、コントローラ1と、親機
ブラインド2と子機ブラインド3と通信線41、42と
を含む。
【0026】上記コントローラ1は、上記通信線41を
介して上記親機ブラインド2の動作及び親機ブラインド
2と上記通信線42とを介して上記子機ブラインド3の
動作とを制御するためのものである。そして、コントロ
ーラ1は、送信回路5と、この送信回路5に接続された
基準高さ設定スイッチ61と、上昇操作スイッチ62
と、下降操作スイッチ63および停止操作スイッチ64
から構成されている。
【0027】上記基準高さ設定スイッチ61は、親機ブ
ラインド2および子機ブラインド3のその時の下端高さ
を基準高さとしてセットさせるためのスイッチであり、
上記上昇操作スイッチ62、下降操作スイッチ63およ
び停止操作スイッチ64は、親機ブラインド2および子
機ブラインド3をそれぞれ上昇、下降または停止させる
ためのスイッチである。上記送信回路5は上記操作スイ
ッチ61、62、63、64から指令信号の入力があれ
ば、この指令信号を親機ブラインド2に与えるものであ
り、通信線41を介して親機ブラインド2に接続してい
る。
【0028】親機ブラインド2には、マイクロプロセッ
サ(以下MPUという)7が設けられている。上記MP
U7には、受信回路8、送信回路9、高さ検知部10、
上限スイッチ11、下限スイッチ12およびモータ制御
回路13が接続されている。上記受信回路8は通信線4
1を介してコントローラ1の送信回路5に接続され、上
記送信回路9は通信線42を介して子機ブラインド3に
接続されている。
【0029】受信回路8は、コントローラ1の送信回路
5から送信される指令信号を受信し、その信号をMPU
7に与えている。送信回路9は、MPU7からの信号を
増幅して、通信線42を介して子機ブラインド3に送信
する。上記高さ検知部10は、ブラインド下端の高さを
検知するものであり、ブラインド下端の高さに応じてパ
ルス信号を発生する高さエンコーダを含む。高さ検知部
10によって検知された位置データはMPU7に与えら
れる。上記上限スイッチ11はブラインド下端の高さが
上限位置であることを検知し、下限スイッチ12はブラ
インド下端の高さが下限位置であることを検知するもの
であり、上限スイッチ11及び下限スイッチ12からの
検知信号はMPU7に与えられる。上記モータ制御回路
13は、ブラインドを昇降させるモータ(図示せず)を
制御する回路であり、MPU7により高さ検知部10か
らの位置データを参照しながらブラインドが定速度昇降
するように制御される。
【0030】MPU7は、受信回路8からの入力信号を
分析し、入力信号が基準高さを設定する指令信号であれ
ば、MPU7はその指令内容の指令信号を送信回路9か
ら子機ブラインド3に送信するとともに、その時の親機
ブラインド下端の高さ(以下ブラインドの高さと言え
ば、ブラインド下端の高さを言う。)を基準値として図
示しないメモリに記憶する。入力信号が昇降の指令信号
であれば、その指令内容にその時のブラインドの高さデ
ータを追加した指令信号を送信回路9から子機ブライン
ド3に送信するとともに、モータ制御回路13を介して
モータ(図示せず)を動作させてブラインドを昇降す
る。入力信号が停止の指令信号であれば、その指令内容
の指令信号を送信回路9から子機ブラインド3に送信す
るとともに、モータ制御回路13を介してブラインドの
昇降を停止する。また、MPU7は、動作中には高さ検
知部10の高さエンコーダからのパルス信号を読み込
み、メモリに記憶している高さデータを更新するととも
に、パルス信号の入力周期が一定となるようにモータ制
御回路を制御し、ブラインドを定速度昇降する。また、
上昇動作中に上限スイッチ11より上限位置信号が入力
された時、および下降動作中に下限スイッチ12より下
限位置信号が入力された時は送信回路9から停止の指令
信号を子機ブラインド3に送信するとともにモータ制御
回路13を制御して昇降動作を停止する。
【0031】子機ブラインド3には、MPU14が設け
られ、このMPU14には、受信回路8a、高さ検知部
10a、上限スイッチ11a、下限スイッチ12a、モ
ータ制御回路13aおよび親機管理データ回路15が接
続されている。受信回路8aは通信線42を介して親機
ブラインド2の送信回路9に接続されている。
【0032】受信回路8aは、親機ブラインド2の送信
回路9から送信される指令信号を受信し、その信号をM
PU14に与えている。親機管理データ回路15は、M
PU14からの親機ブラインド2の状態データ、すなわ
ち動作モードおよび高さデータをメモリするとともに、
ブラインドの昇降開始制御および定速度昇降制御のため
にMPU14から参照される。
【0033】MPU14は、受信回路8aからの入力信
号を分析し、入力信号が基準高さを設定する指令信号で
あれば、MPU14はその時の高さを基準値として図示
しないメモリに記憶する。入力信号が昇降の指令信号で
あれば、その動作内容および親機のブラインドの高さを
示す高さデータを親機管理データ回路15に記憶する。
入力信号が停止の指令信号であれば、親機管理データ回
路15のデータを停止内容に更新し高さデータ更新を停
止する。また、MPU14は、動作中には高さ検知部1
0aの高さエンコーダからのパルス信号を読み込み、メ
モリに記憶している高さデータを更新する。さらに、M
PU14は、親機管理データ回路15を参照し、動作内
容データが昇降の時は高さデータが決められた定速度昇
降と同一となるように更新するとともに、上記高さデー
タと連動するようにブラインドを昇降開始または停止す
る。また、上昇動作中に上限スイッチ11aより上限位
置信号が入力された時、および下降動作中に下限スイッ
チ12aより下限位置信号が入力された時はモータ制御
回路13aを制御して昇降動作を停止する。
【0034】図2は図1に示す通信線41、42によっ
て伝送される信号の波形を示す図である。上記図2にお
いて、信号はバイナリコードからなるシリアル信号から
構成され、このシリアル信号には一定数のビットによっ
て定義された操作内容などが含まれている。なお、上記
図2に示す信号では、信号周期の大きさによって「1」
および「0」が表され、「1」に対応して2m秒が用い
られ、「0」に対応して4m秒が用いられているが、こ
れは一例にすぎない。すなわち、信号周期は上述のもの
に限定されず、信号周期によらず振幅の大小によって
「1」、「0」を表してもよく、また、その他の変調手
法を用いてもよい。
【0035】図3は図1に示す親機ブラインドの動作を
説明するためのフローチャートであり、図4は図1に示
す子機ブラインドのメインルーチンの動作を説明するた
めのフローチャートであり、図5は図1に示す子機ブラ
インドのサブルーチンの動作を説明するためのフローチ
ャートである。次に、図1ないし図5に基づいて、この
発明の一実施例の具体的動作について説明する。
【0036】まず、各ブラインドの基準高さを設定する
設定操作について説明する。コントローラ1の基準高さ
設定スイッチ61をオンにすると、コントローラ1の送
信回路5は図2に示すバイナリーコードからなる指令信
号を送信回路5から送出する。上記指令信号は通信線4
1を介して親機ブラインド2の受信回路8に入力され
る。この入力された信号は受信回路8から親機ブライン
ド2のMPU7に入力される。MPU7は、ステップS
1において指令信号があるか否かを判別し、有即ち指令
信号であれば、ステップS2に進んで指令信号の内容を
判定し、ステップS2において基準高さ設定の信号と判
別されゝば、ステップS3において入力信号である基準
高さ設定信号を送信回路9に与え、送信回路9から子機
ブラインド3へ同一信号を送出し、続いて、ステップS
4において基準高さセット処理すなわちメモリ(図示せ
ず)に記憶させている高さデータを基準値にセットし記
憶する。
【0037】親機ブラインド2の送信回路9から送出さ
れた基準高さ設定信号は、通信線42を介して子機ブラ
インド3の受信回路8aに入力される。入力信号は受信
回路8aから子機ブラインド3のMPU14に入力され
る。MPU14は、ステップS21において指令信号が
あるか否かを判別し、有即ち指令信号であれば、ステッ
プS22に進んで指令信号の内容を判別し、基準高さ設
定信号であることが判別されると、ステップS24に進
んで、基準高さセット処理すなわちメモリ(図示せず)
に記憶させている高さデータを基準値にセットし記憶す
る。このようにして、親機ブラインド2及び子機ブライ
ンド3において、その時のブラインド高さが基準値とし
てセットされる。
【0038】次に、親機ブラインド2及び子機ブライン
ド3を下降動作開始させる操作について説明する。コン
トローラ1の下降操作スイッチ63をオンにすると、コ
ントローラ1の送信回路5は、図2に示すバイナリーコ
ードからなる下降指令信号を送信回路5から送出する。
【0039】上記下降指令信号は通信線41を介して、
上記基準高さ設定信号と同様にして親機ブラインド2の
MPU7に入力される。MPU7は、ステップS1にお
いて指令信号があることを判別し、続くステップS2に
おいて下降操作と判別し、ステップS5において、子機
ブラインド3への指令信号送出処理すなわち下降操作内
容とともにその時の高さデータを追加した指令信号を送
信回路9に与え、送信回路9から子機ブラインド3へ送
出する。続いて、ステップS6において下降動作セット
処理すなわちモータ制御回路13を介してモータ(図示
せず)を駆動して下降動作を開始する。
【0040】親機ブラインド2の送信回路9から伝送さ
れた下降操作信号は、上記基準高さ設定信号と同様に子
機ブラインド3のMPU14に入力される。MPU14
は、ステップS21において指令信号があることを判別
し、続いてステップS22において下降操作信号である
と判別し、ステップS23において親機管理データセッ
ト処理すなわち親機管理データ回路15のデータを下降
動作および入力信号に含まれる高さデータ値に更新す
る。次に、ステップS25において親機管理データの動
作内容から下降と判別し、続くステップS29において
親機管理データの高さデータと子機ブラインド3の高さ
データを比較し、子機ブラインド高さが親機ブラインド
2の高さと同一または上側である時は下降動作セット処
理すなわちモータ制御回路13aを介してモータ(図示
せず)を駆動して下降動作を開始する。
【0041】しかし、ステップS29において、子機ブ
ラインド高さが親機高さよりも下側にある時は下降動作
はセットされない。そして、タイマ割り込みルーチンに
て定期的にステップS41において親機管理データをチ
ェックして下降動作と判別し、ステップS43において
親機ブラインド2の定速度下降動作による高さデータ更
新に一致させて、親機高さデータを更新させる。その結
果、親機ブラインド高さと子機ブラインド高さが一致し
た時にステップS29にて一致と判別し、下降動作セッ
ト処理が実行される。このようにして、コントローラ1
の下降操作により、親機ブラインド2は下降動作を開始
し、子機ブラインド3は親機ブラインド2の高さに一致
させて下降動作を開始する。
【0042】親機ブラインド2及び子機ブラインド3を
上昇動作開始させる操作についても、上記下降操作と同
様な動作が行われ、コントローラ1の上昇操作により、
親機ブラインド2は上昇動作を開始し、子機ブラインド
3は親機ブラインド2の高さに一致させて上昇動作を開
始する。
【0043】親機ブラインド及び子機ブラインド3を停
止動作させる操作については、上記下降操作と同様な処
理が行われ、親機ブラインド2ではステップS2におい
て、停止信号と判別されて、ステップS7にて停止信号
を子機ブラインド3へ送出するとともにステップS8に
おいて停止動作セット処理が行われる。子機ブラインド
3ではステップS22において操作信号と判別され、ス
テップS23において親機管理データ15のデータが停
止と更新され、ステップS25において停止と判別さ
れ、ステップS26にて停止動作セット処理が行われ
る。すなわち、コントローラ1の停止操作により、親機
ブラインド2および子機ブラインド3はただちに停止す
る。
【0044】次に、下降動作中の親機ブラインド2及び
子機ブラインド3の下限スイッチ12による停止動作に
ついて説明する。下降動作が行われている間は、親機ブ
ラインド2ではステップS9において、下降動作中と判
別し、ステップS13にて下限スイッチ12のチェック
が行われ、ブラインドが下限位置に達し、下限スイッチ
12がONしたときは、ステップS11に進んで、停止
指令信号を送信回路9に送出し、ステップS12におい
て停止動作セット処理すなわちモータ制御回路13を介
してモータ(図示せず)を停止させ下降動作を停止す
る。親機ブラインド2から送出された停止指令信号は、
上記下降指令信号と同様に子機ブラインド3のMPU1
4に入力されて、ステップS21において指令信号があ
ることを判別される。そして、ステップS22において
停止指令信号であると判別され、ステップS23におい
て親機管理データセット処理すなわち親機管理データ回
路15のデータを停止動作に更新する。次に、ステップ
S25において親機管理データの動作内容から停止と判
別し、続くステップS26において停止動作セット処理
すなわちモータ制御回路13を介してモータ(図示せ
ず)を停止させ下降動作を停止する。
【0045】しかし、子機ブラインド3においても、下
降動作が行われている間は、ステップS25において、
下降動作中と判別し、ステップS34にて下限スイッチ
12のチェックが行われ、下限位置に達し、下限スイッ
チ12aがONしたときは、ステップS33において停
止動作セット処理すなわちモータ制御回路13aを介し
てモータ(図示せず)を停止させ下降動作を停止する。
【0046】このようにして、親機ブラインド2および
子機ブラインド3は、下限位置になると停止する。親機
ブラインド2が下限位置になった場合は、停止信号を送
出して子機ブラインド3をも同時に停止する。
【0047】上昇動作中の親機ブラインド2及び子機ブ
ラインド3の上限スイッチ11による停止動作について
も、上記下降動作中の下限スイッチ12による停止動作
と同様な停止動作が行われる。すなわち、親機ブライン
ド2では、上限スイッチ11がONしたときは、ステッ
プS11にて停止指令信号を送信回路9に送出するとと
もにステップS12において停止動作セット処理を行い
上昇動作を停止する。子機ブラインド3では、上記親機
ブラインド2からの停止指令信号を受信し、上記下降動
作中における親機ブラインド2の下限スイッチ12がO
Nのときと同様の停止動作を行う。また、子機ブライン
ド3においても、親機ブラインド2と同様に下限スイッ
チ12aがONしたとき、ステップS33において停止
動作セット処理を行い上昇動作を停止する。
【0048】このようにして、親機ブラインド2および
子機ブラインド3は、上限位置になると停止する。親機
ブラインド2が上限位置になった場合は、停止信号を送
出して子機ブラインド3をも同時に停止する。
【0049】図6は、本第2発明の電動開閉装置の一実
施例に係る電動ブラインドの構成を示す概略ブロック図
である。次に、図6に基づいて、この実施例の構成につ
いて説明する。ただし、上記図1に示す実施例との異な
る部分のみとする。電動ブラインドは、図1と同一のコ
ントローラ1と、親機ブラインド21と、子機ブライン
ド31と、通信線41a、42a、および43とを含
む。
【0050】送信回路5は通信線41aを介して親機ブ
ラインド21に接続され、親機ブラインド21にはMP
U16が設けられ、図1と同様に、受信回路8b、送信
回路9b、高さ検知部10b、上限スイッチ11b、下
限スイッチ12b、モータ制御回路13bなどが接続さ
れている。ただし、受信回路8bはコントローラ1の送
信回路5だけでなく、子機ブラインド31の送信回路9
cにも通信線43を介して接続されている。そして、受
信回路8bは、コントローラ1の送信回路5から送信さ
れる信号とともに、子機ブラインド31から送信される
信号を受信し、その信号をMPU16に与えている。ま
た、MPU16は、上記図1に示す親機ブラインド2の
MPU7と同様に受信回路8bからの入力信号を分析
し、入力信号が基準高さを設定する指令信号、昇降ある
いは停止の指令信号であれば、上記図1と同様の処理を
行う。しかし、後述する子機ブラインド31からの位置
データ信号であれば、該位置データを図示しないメモリ
に記憶する。そして、昇降動作中にブラインド高さが該
位置データになると動作内容と該位置データとを内容と
する親機データ信号を送信回路9bから送出する。な
お、MPU16は、上記図1のMPU7と同様に高さ検
知部10bからの入力信号による高さデータ更新および
ブラインドの定速度昇降制御を、および上限スイッチ1
1bと下限スイッチ12bからの入力信号による停止動
作制御を行う。
【0051】子機ブラインド31は、MPU17が設け
られ、図1と同様の受信回路8c、送信回路9c、高さ
検知部10c、上限スイッチ11c、下限スイッチ12
c、モータ制御回路13cなどが接続されている。しか
し、図1における親機管理データ回路15は接続されず
に、新しく送信回路9cが接続されている。送信回路9
cは、MPU17からの信号を増幅して、通信線43を
介して親機ブラインド21の受信回路8bに送信する。
また、MPU17は、上記図1に示す子機ブラインド3
のMPU14と同様に受信回路8cからの入力信号を分
析し、入力信号が基準高さを設定する指令信号であれ
ば、上記図1と同様の処理を行う。しかし、昇降の指令
信号であれば、該指令信号に含まれる位置データをチェ
ックし、動作内容から昇降動作を開始する。また、停止
の指令信号であれば、即停止動作を行う。なお、MPU
17は、上記図1のMPU14と同様に高さ検知部10
cからの入力信号による高さデータ更新およびブライン
ドの定速度昇降制御を、および上限スイッチ11cと下
限スイッチ12cからの入力信号による停止動作制御を
行う。
【0052】図7は図6に示す親機ブラインド21の上
記図1に示す親機ブラインド2と異なる動作を説明する
ためのフロチャートであり、図8は図6に示す子機ブラ
インド31の上記図1に示す子機ブラインド3と異なる
動作を説明するためのフローチャートである。次に、図
6ないし図8に基づいて、この発明の他の実施例の上記
実施例と異なる具体的動作について説明する。
【0053】まず、子機ブラインド31の昇降動作中の
上限スイッチ11cおよび下限スイッチ12cによる停
止動作について説明する。下降動作が行われている間、
子機ブラインド31ではステップS80において、下降
動作中と判別し、ステップS84にて下限スイッチ12
cのチェックが行われ、ブラインドが下限位置に達し下
限スイッチ12cがONしたときは、ステップS82に
て停止動作セット処理するとともにその時の位置データ
を内容とする位置データ信号を送信回路9cから送出す
る。また、上昇動作が行われている間、子機ブラインド
31では上記下降動作時と同様に、ステップS81にお
いてブラインド上限位置に達し、上限スイッチ11cが
ONしたときは、ステップS82にて停止動作セット処
理とともにその時の位置データを内容とする位置データ
信号を送信回路9cから送出する。
【0054】次に、親機ブラインド21の子機ブライン
ド31からの受信信号処理について説明する。上記子機
ブラインド31の上限スイッチ11cおよび下限スイッ
チ12cにより停止した時に送信回路9cから送出され
た位置データ信号は通信線43を介して親機ブラインド
21の受信回路8bに入力する。該入力信号は受信回路
8bから親機ブラインド21のMPU16に入力され
る。MPU16は、ステップS61において位置データ
信号があることを判別し、続いてステップS62におい
て位置データを図示しないメモリに記憶する。そして、
親機ブラインド21の昇降動作時に、ステップS63に
おいて動作中と判別され、続くステップS64にて上記
のメモリに記憶している位置データとその時のブライン
ドの位置データとを比較し、一致時にはステップS65
においてその時の動作内容と該位置データとを含む指令
信号を送信回路9bから送出する。
【0055】次に、子機ブラインド31の受信信号処理
について説明する。
【0056】上記昇降動作中のブラインド高さとメモリ
している位置データとが一致した時に親機ブラインド2
1から送出された指令信号は通信線42aを介して子機
ブラインド31の受信回路8cに入力される。該入力信
号は受信回路8cから子機ブラインド31のMPU17
に入力される。MPU17は、ステップS71におい
て、指令信号があることを判別し、続いてステップS7
2において上昇あるいは下降と判別し、上昇時ならばス
テップS75、下降時ならばステップS77において指
令信号の位置データ値とブラインドの高さデータとを比
較し、一致すればステップS76あるいはステップS7
8にて上昇あるいは下降動作を開始する。なお、ここで
上昇時には指令信号の高さデータがブラインド高さより
も上側、あるいは下降時には下側の高さデータである時
も上昇あるいは下降動作を開始する。また、この場合、
本発明では高さ一致による動作開始と同様に定速度昇降
制御を行うため、親機ブラインド21と子機ブラインド
31とは異なる高さにて昇降することになり、上記上限
スイッチあるいは下限スイッチによる停止動作を経て再
びブラインド高さが一致することになる。しかし、ブラ
インド高さに差がある場合、一定の範囲で定速度制御を
可変として制御すればブラインド高さの差を小さくする
ことが可能である。
【0057】なお、上記図1に示す実施例と同様に、親
機ブラインド21の昇降動作開始時にも動作内容ととも
にその時のブラインド高さデータとを含む指令信号が子
機ブラインド31に送出されるが、上述のステップS7
5あるいはS77にて位置データの比較を行い、指令信
号に含まれる位置データが子機ブラインド高さよりも、
上昇時は下側あるいは下降時は上側である場合は、昇降
動作は開始されずに停止のままである。そして、上記の
ように停止時に送出しておいた位置データを含む指令信
号が入力されて昇降動作開始する。
【0058】このようにして、図1に構成を示す実施例
と同様に、コントローラ1の上昇あるいは下降操作によ
り、親機ブラインド21は上昇あるいは下降動作を開始
し、子機ブラインド31は親機ブラインド21の高さに
一致させて上昇あるいは下降動作を開始する。
【0059】図9は、親機ブラインド2,21と子機ブ
ラインド3、31とにおける定速度昇降制御のフローチ
ャートである。上記図9に基づいて親機ブラインド2,
21および子機ブラインド3、31における定速度昇降
制御を説明する。
【0060】上昇および下降動作を行っている間、高さ
検知部10,10a,10b,10cに含まれる高さエ
ンコーダからパルス信号が各MPU7、14、16、1
7に入力する。各MPU7、14、16、17において
は該信号のパルス入力毎に割り込みがかかるように設定
されている。また、各MPU7、14、16、17にお
いては該信号の周期をカウントするために周期タイマを
設定している。各MPU7、14、16、17は昇降動
作中に高さエンコーダからパルス信号が入力すると、ス
テップS91において動作中と判別し、続くステップS
92において周期タイマ値をチェックし、定速度昇降値
から決まるタイマ値からの差によりモータへの印加電圧
を変化させる。すなわち、妥当と判断される値ならば印
加電圧はそのままとし、大きい値すなわち周期が長い場
合は、ステップS93においてモータ印加電圧を一定量
大きくし、小さい値すなわち周期が短い場合は、ステッ
プS94においてモータ印加電圧を一定量小さくする。
そして、ステップS95において次のパルス入力までの
周期をカウントするように、周期タイマをクリアする。
以上の結果、モータは周期を一定値に近づける方向で駆
動することになる。なお、上記実施例では、基準高さ設
定操作を行う場合は既に親機ブラインド2,21と子機
ブラインド3,31との高さが一致しているものとして
説明しているが、高さが異なっている場合は、一般的に
ブラインド毎に設けられている個別コントローラにより
各ブラインドの高さを一致させるか、または一般的にコ
ントローラ1に設けられているブラインド1台を指定し
ての操作である個別指定操作により各ブラインドの高さ
を一致させることになる。
【0061】なお、上記実施例では、子機ブラインドを
1台としているが、複数の子機ブラインドとすることも
可能である。すなわち、通信線で親機ブラインドと子機
ブラインドとをそれぞれ接続すれば可能である。
【0062】また、上記実施例では、基準高さ設定をコ
ントローラからの操作により行うことになっているが、
親子機ブラインドの上限位置が同一である場合、上限ス
イッチによる上限位置にて各ブラインド毎に行うもので
あっても本発明を採用することが可能である。すなわ
ち、電源投入時に上限位置でない高さからの昇降時(基
準高さが設定されていない状態)においては親機の停止
時に子機ブラインドへの停止信号送出を禁止しておけ
ば、電源投入時に上昇操作を行えば上限位置にて各ブラ
インドの高さが一致するとともに基準高さ設定が行われ
る。そして、上記実施例の親機ブラインドの下降動作時
の下限位置で停止信号を送出させることだけでも子機ブ
ラインドとの下限位置を一致させることができる。ただ
し、この場合子機ブラインドの下限スイッチ12a,1
2cは、親機ブラインドの下限スイッチ12,12bよ
りも下側にしておく必要がある。
【0063】なお、上記実施例では、親機ブラインドか
ら子機ブラインドへの位置データは親機ブラインドの動
作開始時あるいは記憶している子機ブラインドの停止位
置データのみであるが、定期的に動作内容とともに位置
データを含む指令信号を子機ブラインドに送出するよう
にすれば、高さ検知部の高さエンコーダからのパルス信
号周期がブラインドの高さと一次関数の関係でない昇降
機構のブラインドであっても子機ブラインド側に親機ブ
ラインドとの位置データ比較表を持っておれば、適正な
サーボ制御を行えばブラインド高さを一致させての昇降
動作は可能である。なお、上記実施例では子機ブライン
ドの制御を親機ブラインドが管理・制御しているが、子
機ブラインドとコントローラとを通信線にて接続し、該
管理・制御機能をコントローラに持たせるようにするこ
とも可能である。
【0064】また、上記実施例では、開閉動作は開閉専
用のモータおよびモータ制御回路であることを前提と
し、開閉動作には触れていないが、本発明の昇降動作は
開閉動作とは矛盾していない。
【0065】
【発明の効果】本発明の電動開閉装置は以上のように構
成されたものであるので、「下降」操作のみの場合でも
親機ブラインドの下限位置における停止信号により親機
および子機ブラインドが停止するので子機ブラインドの
下限スイッチの調整位置が親機ブラインドよりも下側で
あれば、ずれていても子機ブラインドの高さが親機ブラ
インドと同じ高さで停止させることができる。
【0066】また、「上昇」操作のみの時には親機ブラ
インドの上限位置における停止信号により親機および子
機ブラインドが停止するので、子機ブラインドの上限位
置が親機ブラインドの上限位置よりも上側となる設置状
態あるいは大きなブラインドであっても子機ブラインド
の高さが親機ブラインドと同じ高さで停止させることが
できる。
【0067】さらに、上昇および下降の動作開始時ある
いは動作中に親機ブラインドから親機データが子機ブラ
インドに送信されるので、子機ブラインドの上限または
下限位置が親機ブラインドのそれよりも下側または上側
にあるような設置状態あるいは小さなブラインドであっ
ても、親機管理データあるいは停止している高さデータ
を親機ブラインドから受信することにより、親機ブライ
ンドの昇降時高さに一致させて上昇または下降動作を開
始することができる。すなわち、昇降可能範囲において
親機ブラインドと同一の高さを保ちながら昇降および停
止が可能となる。これらのことによって、下限スイッチ
の調整位置がずれていても、さらにはブラインドの大き
さが大きいあるいは小さくても「上昇」「下降」「停
止」の組み合わせ操作にてもブラインド高さを一致しな
がらの連動動作が可能となり、個別的動作を含む修正操
作なしに建物全体の美観を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本第1発明の電動開閉装置の一実施例に
係る電動ブラインドの構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図2】図2は図1に示す通信線によって伝送される信
号の波形を示す波形図である。
【図3】図3は図1に示す親機ブラインドの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図4】図4は図1に示す子機ブラインドのメインルー
チンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図5は図1に示す子機ブラインドのサブルーチ
ンの動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は本第2発明の電動開閉装置の一実施例に
係る電動ブラインドの構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図7】図7は図6に示す親機ブラインドの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図8】図8は図6に示す子機ブラインドの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】図9は図1および図6に示す親機および子機ブ
ラインドの定速度昇降制御動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 コントローラ 2、21 親機ブラインド 3、31 子機ブラインド 41、41a、42、42a、43 通信線 5 送信回路 61、62、63、64 各種操作スイッチ 7、14、16、17 MPU 8、8a、8b、8c 受信回路 9、9b、9c 送信回路 10、10a、10b、10c 高さ検知部 11、11a、11b、11c 上限スイッチ 12、12a、12b、12c 下限スイッチ 13、13a、13b、13c モータ制御回路 15 親機管理データ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機とからなる複数のブラインド
    と、前記複数のブラインドの動作を一括制御するための
    コントローラとを有し、前記コントローラと上記親機ブ
    ラインド間および上記親機ブラインドと子機ブラインド
    間を伝送路により接続された電動開閉装置であって、 上記コントローラは、上記伝送路を介して親機ブライン
    ドに対する、親機ブラインドおよび子機ブラインドの
    「上昇」、「下降」、「停止」および基準高さ設定の各
    指令を入力するための入力手段と、 上記各入力手段によって入力された指令信号を送信する
    ための第1送信手段とを備え、 一方、上記親機ブラインドは、上記伝送路を介して上記
    コントローラから伝送される指令信号を受信するための
    親機受信手段と、 親機ブラインド下端が上限位置に達したことを報知させ
    るための親機上限位置報知手段と、 親機ブラインド下端が下限位置に達したことを報知させ
    るための親機下限位置報知手段と、 親機ブラインド下端の高さを検知するための親機高さ検
    知部と、 上記指令信号中の基準高さ設定指令により、親機ブライ
    ンドの下端位置を上記親機高さ検知部によって検知し、
    基準値として設定するための親機基準高さ設定部と、 親機ブラインドの駆動用モータの制御を行うための親機
    モータ制御回路と、 上記伝送路を介して子機ブラインドに、上記親機受信手
    段が受信した上記指令信号並びに上記各報知手段および
    検知部等からの親機データ信号を送信するための親機送
    信手段と、 上記親機ブラインドが備える各種手段、検知部、回路等
    の制御手段および親機ブラインドが昇降中の定速度運転
    の制御手段並びにデータを記憶するための記憶手段を設
    けたマイクロコンピュータと、を備え、 上記子機ブラインドは、上記伝送路を介して親機ブライ
    ンドから伝送される上記指令信号および親機データ信号
    を受信するための子機受信手段と、 子機ブラインド下端が上限位置にあることを報知させる
    ための子機上限位置報知手段と、 子機ブラインド下端が下限位置にあることを報知させる
    ための子機下限位置報知手段と、 子機ブラインド下端の高さを検知するための子機高さ検
    知部と、 上記指令信号中の基準高さ設定指令により、子機ブライ
    ンドの下端位置を上記子機高さ検知部によって検知し、
    基準値として設定するための子機基準高さ設定部と、 子機ブラインドの駆動用モータの制御を行うための子機
    モータ制御回路と、 上記子機受信手段から受信される上記指令信号および上
    記親機データ信号から親機の動作モードおよび高さデー
    タを管理する親機管理手段と、 上記子機ブラインドが備える各種手段、検知部、回路お
    よび子機ブラインドの昇降中の定速度運転を制御するた
    めのマイクロコンピュータと、を備えたことを特徴とす
    る電動開閉装置。
  2. 【請求項2】 親機と子機とからなる複数のブラインド
    と、前記複数のブラインドの動作を一括制御するための
    コントローラとを有し、前記コントローラと上記親機ブ
    ラインド間および上記親機ブラインドと子機ブラインド
    間を伝送路により接続された電動開閉装置であって、 上記コントローラは、上記伝送路を介して親機ブライン
    ドに対する、親機ブラインドおよび子機ブラインドの
    「上昇」、「下降」、「停止」および基準高さ設定の各
    指令を入力するための入力手段と、 上記各入力手段によって入力された指令信号を送信する
    ための第1送信手段とを備え、 一方、上記親機ブラインドは、上記伝送路を介して上記
    コントローラから伝送される指令信号を受信するための
    親機受信手段と、 親機ブラインド下端が下限位置に達したことを報知させ
    るための親機下限位置報知手段と、 親機ブラインド下端が上限位置に達したことを報知させ
    るための親機上限位置報知手段と、 親機ブラインド下端の高さを検知するための親機高さ検
    知部と、 上記指令信号中の基準高さ設定指令により、親機ブライ
    ンドの下端位置を上記親機高さ検知部によって検知し、
    基準値として設定するための親機基準高さ設定部と、 親機ブラインドの駆動用モータの制御を行うための親機
    モータ制御回路と、 上記伝送路を介して子機ブラインドに、上記親機受信手
    段が受信した上記指令信号並びに上記各報知手段および
    検知部等からの親機データ信号を送信するための親機送
    信手段と、 上記親機ブラインドが備える各種手段、検知部、回路等
    の制御手段および親機ブラインドが昇降中の定速度運転
    の制御手段並びにデータを記憶するための記憶手段を設
    けたマイクロコンピュータと、を備え、 上記子機ブラインドは、上記伝送路を介して親機ブライ
    ンドから伝送される上記指令信号および親機データ信号
    を受信するための子機受信手段と、 子機ブラインド下端が下限位置にあることを報知させる
    ための子機下限位置報知手段と、 子機ブラインド下端が上限位置にあることを報知させる
    ための子機上限位置報知手段と、 子機ブラインド下端の高さを検知するための子機高さ検
    知部と、 上記指令信号中の基準高さ設定指令により、子機ブライ
    ンドの下端位置を上記子機高さ検知部によって検知し、
    基準値として設定するための子機基準高さ設定部と、 子機ブラインドの駆動用モータの制御を行うための子機
    モータ制御回路と、 上記伝送路を介して親機ブラインドに、上記子機下限位
    置報知手段および子機上限位置報知手段による子機ブラ
    インドの上昇または下降動作終了時に高さデータ信号を
    送信する子機送信手段と、 上記子機ブラインドが備える各種手段、検知部および回
    路を制御するためのマイクロコンピュータと、を備えた
    ことを特徴とする電動開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100227927B1 (ko) * 1997-06-02 1999-11-01 박홍관 전동식 브라인더의 제어장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100227927B1 (ko) * 1997-06-02 1999-11-01 박홍관 전동식 브라인더의 제어장치

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