JPH08201159A - 振動センサ取付装置 - Google Patents

振動センサ取付装置

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JPH08201159A
JPH08201159A JP3174995A JP3174995A JPH08201159A JP H08201159 A JPH08201159 A JP H08201159A JP 3174995 A JP3174995 A JP 3174995A JP 3174995 A JP3174995 A JP 3174995A JP H08201159 A JPH08201159 A JP H08201159A
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vibration sensor
sensor
vibration
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holder
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JP3174995A
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Inventor
Hisanori Fujimoto
尚紀 藤本
Katsuhisa Furuta
勝久 古田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 振動センサ1をセンサホルダー7下部のセン
サ保持部10内に納める。センサ保持部10の下面には
開口17があいており、開口17の周囲に係止爪18を
有している。振動センサ1はセンサ本体12の下面にや
や小径の接触部13を有し、上面にはウレタン等の弾性
体15が接着されている。接触部13はセンサホルダー
7の開口17から少し突出しており、センサ本体12と
接触部13の間の段部14が係止爪18によって遊動自
在に保持されている。センサホルダー7内には圧縮バネ
24によって付勢されたロッド20が納められており、
ロッド20下端のヘッド部25が振動センサ1の上面に
弾接している。 【効果】 振動センサのセンシング面が被測定物の表面
と平行でない場合も、振動センサを被測定物に押し当て
ると振動センサが傾き、振動センサのセンシング面と被
測定物とが密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動センサ取付装置に関
する。特に、接触式振動センサによる被測定物の繰り返
し自動測定において、振動センサを被測定物に着脱自在
に取り付けるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】一般に、生産工場において
は、製品出荷前に厳密な検査を行なうことによって、製
品の信頼性を維持している。特に、モータ、ポンプ、コ
ンプレッサ、エンジンやこれらを用いた製品(例えば、
テープレコーダー、ドライヤ、空気調和機、船外機、プ
リンタ、各種OA機器など)、あるいはこれらにより駆
動される製品(例えば、ギア、ローラ、軸受け、摺動機
構など)では、これらを試運転して異常の有無を判断
し、異常のある製品を排除している。
【0003】従来、このように試運転により製品検査
し、異常のある製品を判別するためには、動作時の音や
振動を検査員が耳で聞いたり、手で触れたりして検査を
行ない、正常/異常(正常か異常か)の判定を行なって
いたが、最近では、振動センサにより製品の振動を測定
して製品の正常/異常を判別する装置が開発されてい
る。
【0004】このように振動センサを用いて振動測定を
行なう場合には、接触式振動センサを被測定物へ固定す
る必要がある。振動センサを被固定物へ固定する方法と
しては、図示しないが、ねじにより振動センサを固定
する方法、接着剤により振動センサを固定する方法、
マグネットにより振動センサを取り付ける方法、ア
タッチメントを利用して手作業により振動センサを固定
する方法などが一般的である(例えば、実開昭55−1
6490号公報)。しかし、これらの振動センサ固定方
法にあっては、いずれも作業員の手作業により振動セン
サを被測定物に取り付けたり、取り外したりしなければ
ならず、振動センサを被測定物へ繰り返し自動で着脱す
るということは不可能であった。
【0005】このため、例えば特開平5−126627
号公報に開示された振動センサ取付装置では、エアシリ
ンダに取り付けられたアームに振動センサを固定し、エ
アシリンダを駆動することによって振動センサを上下動
させ、振動センサを被測定物に接触させたり、離間させ
たりしている。そして、その接触状態を保った状態で振
動測定を行なえるようにしている。
【0006】しかし、この振動センサ取付装置にあって
は、振動センサがアームに固定されていたので、被測定
物の表面が振動センサのセンシング面に対して平行でな
い場合には、振動センサを被測定物に接触させようとす
ると振動センサが傾いて振動センサのセンシング面と被
測定物の間に隙間が生じ、振動の検出感度が低下し、精
度良く振動測定を行なうことができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、遊動自在に保持された接触式の振動センサをガ
スシリンダ等の駆動装置の推力を利用して被測定物に押
し当てることにより、振動センサのセンシング面を常に
被測定物の表面に密着させられるようにし、振動の測定
精度を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による振動センサ
取付装置は、被測定物の振動を測定するための振動セン
サを被測定物に接触状態で取り付けるための装置であっ
て、ガスシリンダ等の駆動装置によって変位させられる
センサホルダーを備え、当該センサホルダー内に振動セ
ンサを遊動自在に納めていることを特徴としている。
【0009】このためには、例えば前記センサホルダー
に振動センサを露出させるための開口を設け、当該開口
の内周に振動センサを遊動自在に保持するための係止部
を設けるとよい。
【0010】また、前記振動センサと振動センサ周囲の
部分との間の少なくとも一部に弾性体を介在させてもよ
い。
【0011】また、上記振動センサ取付装置において
は、前記センサホルダー内にスプリング機構を設け、当
該スプリング機構により振動センサを弾性的に付勢する
のが好ましい。この場合、振動センサに弾性力を及ぼす
前記スプリング機構の端部を、略球面状に形成するとよ
い。また、前記スプリング機構のスプリング力を調整可
能にすることができる。
【0012】
【作用】本発明の振動センサ取付装置にあっては、ガス
シリンダ等の駆動装置でセンサホルダーを動かすと、振
動センサを被測定物に接触させて取り付けることがで
き、被測定物の振動測定を行なうことができる。逆に、
駆動装置でセンサホルダーを動かして振動センサを被測
定物から離間させると、振動センサを被測定物から取り
外すことができる。従って、振動センサを効率的に自動
で繰り返し着脱することができる。
【0013】しかも、振動センサはセンサホルダー内に
遊動自在に納められているので、被測定物が振動センサ
のセンシング面に対して平行でない場合でも、振動セン
サを被測定物に押し付けると、押し付け力によって振動
センサが傾き、振動センサのセンシング面が被測定物と
平行になって密着する。従って、振動センサの検出感度
が向上し、精度良く振動測定を行なうことができ、振動
センサ取付装置の信頼性が向上する。
【0014】さらに、センサホルダーの開口の内周に設
けた係止部で振動センサを遊動自在に保持すれば、振動
センサを挟んで締め付け固定する場合のように締め付け
誤差や締め付け過多によって振動センサが破損すること
がなくなる。また、振動センサの締め付け力の違い等に
よって振動センサへの振動の伝達効率が変化し、振動測
定の精度が変化することも防止できる。
【0015】また、前記振動センサと振動センサ周囲の
部分との間の少なくとも一部に弾性体を介在させておけ
ば、エアシリンダ等から振動センサに伝わる高周波振動
を弾性体で吸収することができるので、振動センサがこ
れらの振動ノイズを拾ってS/N比が低下するのを防止
できる。さらに、振動センサを被測定物に当接させると
きの衝撃を弾性体によって吸収することができ、振動セ
ンサや被測定物の傷や破損を防止することができる。
【0016】また、センサホルダー内にスプリング機構
を設けて振動センサを弾性的に付勢してあれば、振動セ
ンサを被測定物に当接させるときの衝撃をスプリング機
構の弾性によって吸収することができ、振動センサや被
測定物の傷や破損を防止することができる。
【0017】また、センサホルダー内にスプリング機構
を設けて振動センサを弾性的に付勢してあると、スプリ
ング機構の弾性力で振動センサを押し付ける力によっ
て、傾いた被測定物の表面に合わせてより確実に振動セ
ンサを傾かせることができる。さらに、スプリング機構
の振動センサに弾性力を及ぼす端部を略球面状に形成し
てあれば、略球面状の端部によって振動センサをより滑
らかに傾かせることができる。
【0018】また、スプリング機構のスプリング力を調
整可能にしてあれば、振動センサの被測定物への押し付
け圧が適正な圧力となるように調整することができる。
【0019】
【実施例】図1に示すものは接触式の振動センサ1を被
測定物2に着脱自在に取り付けるための振動センサ取付
装置Aであって、例えば工場のライン上で出荷製品やワ
ーク等の被測定物2の振動を検出し、その振動状態から
被測定物2の異常等を監視する検査システムのヘッド部
分などを構成するものである。
【0020】3はエアシリンダであって、エアシリンダ
3は平行な2本のシャフト4を有している。シャフト4
の下端部にはセンサホルダー取付治具5が固定されてお
り、センサホルダー取付治具5の一方端部はエアシリン
ダ3の側方へ突出している。このセンサホルダー取付治
具5の突出側端部にはボルト6によってセンサホルダー
7が着脱自在に取り付けられている。
【0021】1は例えばピエゾ素子のような振動センサ
であって、図3(a)に示すように、センサ本体12の
下面にはやや小径となった接触部13が設けられてお
り、センサ本体12と接触部13との間に段部14が形
成されている。振動センサ1の上面には、例えば接着剤
等によってウレタン樹脂その他の軟質合成樹脂やゴム、
発泡合成樹脂等の弾性材料からなる弾性体15が固着さ
れている。
【0022】図2はこのセンサホルダー7の構造を示す
一部破断した正面図である。センサホルダー7のケーシ
ング部分は、円筒状をしたホルダー本体8と、スペーサ
9を介してホルダー本体8の下面に取り付けられたセン
サ保持部10と、ホルダー本体8の上端部外周面に螺合
されたキャップ部11とから構成されている。振動セン
サ1は、センサ保持部10内の空間16に遊動自在に納
められており、接触部13がセンサ保持部10下面の開
口17から一部突出し、センサ保持部10の開口17の
内周縁の全周もしくは一部に設けられた係止爪18によ
って段部14が肩受けされ、振動センサ1がセンサ保持
部10から脱落しないよう遊動自在に保持されている。
また、係止爪18の先端面には、図3(b)に示すよう
に、振動センサ1が開口17内で傾動し易いよう傾斜1
9が施されている。
【0023】このように振動センサ1は、センサホルダ
ー7内に遊動自在ないし傾動自在に保持されているの
で、振動センサ1を挟み込んで締め付け固定する場合の
ように締め付け誤差や締め付け過多によって破損するこ
とがない。また、振動センサ1の締め付け力の違い等に
よって振動センサ1への振動の伝達効率が変化し、振動
測定の精度が変化することがない。
【0024】センサホルダー7のスプリング機構は、ケ
ーシング部分に納められたロッド20と、ロッド20下
端のヘッド部25と、圧縮バネ(コイルスプリング)2
4とからなる。軸状をしたロッド20はセンサホルダー
7のケーシング部分内に摺動自在に挿通されており、ロ
ッド20の摺動を円滑にするためロッド20はホルダー
本体8内に設けられたリニア軸受け21によってスライ
ド自在に保持されている。ロッド20の上端部はキャッ
プ部11の天面に開口された通孔22から外部に突出し
ており、ロッド20の上部に設けられた鍔部23とキャ
ップ部11内の天面との間に介挿された圧縮バネ24に
よりロッド20は下方へ向けて弾性的に付勢されてい
る。
【0025】また、ロッド20の下端にはロッド20よ
りも太径のヘッド部25が一体に設けられており、図3
(a)に示すように、ヘッド部25の下端面には半径R
の略球面状の曲面26が形成されている。このヘッド部
25の下端面の曲面26は、ロッド20と圧縮バネ24
によって振動センサ1側へ付勢され、弾性体15を介し
て振動センサ1の上面に弾接している。
【0026】このように振動センサ1の接触部13はセ
ンサ保持部10の開口17から若干突出しているが、外
力が加わると圧縮バネ24の弾性によりロッド20と共
に引っ込む。また、振動センサ1を上面でバックアップ
しているヘッド部25の下端面は略球面状の曲面26と
なっているので、振動センサ1に不均一な外力もしくは
傾かせるような外力が加わった場合には、振動センサ1
は外力に応じて滑らかに傾くことができる。
【0027】つぎに、振動センサ1により被測定物2の
振動を測定するため、上記振動センサ取付装置Aにより
振動センサ1を被測定物2に接触させる際の動作につい
て説明する。まず、図4(a)は振動センサ1が被測定
物2に接触していない時の状態を示す。このときにはエ
アシリンダ3のシャフト4が縮んでいてセンサホルダー
7は上方へ上昇しており、振動センサ1は係止爪18に
よって遊動自在に保持されている。ついで、エアシリン
ダ3を駆動してシャフト4を下方へ伸張させ、センサホ
ルダー7及び振動センサ1を被測定物2に向けて下降さ
せると、図4(b)に示すように、振動センサ1の接触
部13が被測定物2に接触する。さらにエアシリンダ3
のシャフト4が伸びると、被測定物2が振動センサ1を
押す力によってシャフト4が押上げられ、圧縮バネ24
が圧縮される。このため、圧縮された圧縮バネ24が元
の状態に伸張しようとする弾性反発力により、振動セン
サ1が被測定物2にしっかりと押し付けられる。このと
き振動センサ1は被測定物2に押されて係止爪18から
外れた状態となっている。このようにして一定の押し付
け圧で振動センサ1の接触部13を被測定物2に押圧さ
せた状態で被測定物2の振動測定を実施する。
【0028】こうしてエアシリンダ3を駆動して振動セ
ンサ1を被測定物2に接触させる時には、エアシリンダ
3の推力が強いために振動センサ1と被測定物2とが衝
突する衝撃で振動センサ1や被測定物2が変形したり破
損したりする恐れがあるが、この振動センサ取付装置A
では、振動センサ1と被測定物2とが衝突する際の衝撃
は、圧縮バネ24と弾性体15の各弾性によって吸収さ
れるので、振動センサ1や被測定物2が保護される。特
に、被測定物2である製品を保護することができ、ま
た、振動センサ1の寿命を長くすることができる。
【0029】また、振動センサ1とヘッド部25との間
に弾性体15を挟み込んでいるので、振動測定時にエア
シリンダ3やセンサホルダー7等から振動センサ1に高
周波振動が伝わり、振動センサ1がこれらの振動ノイズ
を拾って振動センサ1のS/N比が低下するのを防止で
きる。
【0030】また、ロッド20は摺動部分となっている
ので、振動センサ1に伝わる振動等によってロッド20
が摺動すると、こすれ振動が発生する恐れがあるが、ロ
ッド20をリニア軸受け21で支持しているのでロッド
20が滑らかに動き、こすれ振動が軽減されて振動セン
サ1のS/N比が向上する。
【0031】さらに、エアシリンダ3の推力のみによっ
て振動センサ1を被測定物2に押し付けるのでなく、圧
縮バネ24でエアシリンダ3の推力を吸収しながらその
弾発力で振動センサ1を被測定物2に圧接させているの
で、圧縮バネ24のバネ強さをあまり強過ぎないよう適
度な強さに調整すれば、被測定物2の振動を振動センサ
1の押し付け力によって阻害することがなく、精度よく
振動測定することが可能になる。さらに、振動センサ1
を直接被測定物2に接触させて振動を測定するので、振
動の検出感度が良好となり、測定精度も向上する。
【0032】上記のようにして振動測定が終了した後
は、エアシリンダ3のシャフト4を縮めて振動センサ1
を被測定物2から離間させる。
【0033】このようにエアシリンダ3の駆動により振
動センサ1を被測定物2に接触させることにより振動測
定可能な状態に振動センサ1を取り付けることができ、
また、振動センサ1を被測定物2から離すことにより振
動センサ1を取り外すことができるので、効率的に振動
センサ1の着脱を行なうことができ、被測定物2の振動
を自動で繰り返し測定することができる。特に、工場の
組み立てラインや検査ラインなどにおいて、手作業によ
る振動センサ1の着脱作業をなくして効率的に振動測定
を行なうことができる。しかも、このようにエアシリン
ダ3のシャフト4を一定ストロークで動かすようにすれ
ば、毎回一定の押し付け圧を得ることができるので、測
定毎のばらつきを小さくして測定精度を向上させること
ができる。
【0034】また、図5(a)は振動センサ1の接触部
13のセンシング面と被測定物2とが平行でなく、互い
に傾いている場合を示している。このような状態でエア
シリンダを駆動して振動センサを被測定物に接触させる
と、振動センサが固定されている振動センサ取付装置で
は、振動センサの接触部と被測定物との間に隙間が生
じ、振動測定の障害となる。しかし、この振動センサ取
付装置Aでは、振動センサ1とロッド20とを別体と
し、しかもロッド20先端のヘッド部25の振動センサ
1と対向する面を略円弧状の曲面26に形成しているの
で、振動センサ1に不均一な外力が加わった場合には、
振動センサ1は容易に傾くことができ、振動センサ1と
被測定物2とが平行でない場合にも、振動センサ1が傾
くことによって振動センサ1のセンシング面と被測定物
2とが平行となって面接触する。この結果、図5(b)
に示すように振動センサ1は被測定物2に完全密着し、
ヘッド部25から振動センサ1に加わって振動センサ1
を被測定物2に押圧する力も被測定物2の表面と垂直に
なる。
【0035】また、ホルダー本体8の上端部には雄ねじ
部27が設けられ、キャップ部11の内周面には雌ねじ
部28が設けられており、雄ねじ部27と雌ねじ部28
とを互いに螺合させているので、キャップ部11を回す
ことによって圧縮バネ24の長さを調整でき、圧縮バネ
24が振動センサ1を押す力が調整可能となり、振動セ
ンサ1と被測定物2が最適な接触圧となるように微調整
することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、被測定物と振動センサ
のセンシング面とが平行でない場合でも、振動センサが
傾いて振動センサのセンシング面が被測定物に密着す
る。従って、振動センサの検出感度が向上し、精度良く
振動測定を行なうことができ、振動センサ取付装置の信
頼性が向上する。
【0037】また、請求項2の実施態様にあっては、振
動センサの締め付け力の違い等によって振動センサへの
振動の伝達効率が変化し、振動測定の精度が変化するこ
とを防止できる。
【0038】また、請求項3の実施態様にあっては、エ
アシリンダ等から振動センサに伝わる高周波振動を弾性
体で吸収することができるので、振動センサがこれらの
振動ノイズを拾ってS/N比が低下するのを防止でき
る。さらに、振動センサを被測定物に当接させるときの
衝撃を弾性体によって吸収することができ、振動センサ
や被測定物の傷や破損を防止することができる。
【0039】また、請求項4〜6の実施態様によれば、
センサホルダー内にスプリング機構を設けて振動センサ
を弾性的に付勢してあれば、振動センサを被測定物に当
接させるときの衝撃をスプリング機構の弾性によって吸
収することができ、振動センサや被測定物の傷や破損を
防止することができる。さらに、センサホルダー内にス
プリング機構を設けて振動センサを弾性的に付勢してあ
ると、スプリング機構の弾性力で振動センサを押し付け
る力によって、傾いた被測定物の表面に合わせてより確
実に振動センサを傾かせることができる。
【0040】また、スプリング機構の振動センサに弾性
力を及ぼす端部を略球面状に形成してあれば、略球面状
の端部によって振動センサをより滑らかに傾かせること
ができる。
【0041】また、スプリング機構のスプリング力を調
整可能にしてあれば、振動センサの被測定物への押し付
け圧が適正な圧力となるように調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による振動センサ取付装置を
示す一部破断した正面図である。
【図2】同上のセンサホルダーの構造を示す一部破断し
た正面図である。
【図3】(a)はヘッド部と振動センサの接触状態を示
す正面図、(b)はセンサホルダーの一部破断した断面
図である。
【図4】(a)(b)は同上の振動センサ取付装置の動
作説明図である。
【図5】(a)(b)は同上の振動センサ取付装置の作
用説明図である。
【符号の説明】
1 振動センサ 2 被測定物 3 エアシリンダ 7 センサホルダー 10 センサ保持部 11 キャップ部 15 弾性体 18 係止爪 20 ロッド 21 リニア軸受け 24 圧縮バネ 25 ヘッド部 26 曲面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の振動を測定するための振動セ
    ンサを被測定物に接触状態で取り付けるための装置であ
    って、 ガスシリンダ等の駆動装置によって変位させられるセン
    サホルダーを備え、当該センサホルダー内に振動センサ
    を遊動自在に納めていることを特徴とする振動センサ取
    付装置。
  2. 【請求項2】 前記センサホルダーに振動センサを露出
    させるための開口を設け、当該開口の内周に振動センサ
    を遊動自在に保持するための係止部を設けた、請求項1
    に記載の振動センサ取付装置。
  3. 【請求項3】 前記振動センサと振動センサ周囲の部分
    との間の少なくとも一部に弾性体を介在させている、請
    求項1に記載の振動センサ取付装置。
  4. 【請求項4】 前記センサホルダー内にスプリング機構
    を設け、当該スプリング機構により振動センサを弾性的
    に付勢している、請求項1に記載の振動センサ取付装
    置。
  5. 【請求項5】 振動センサに弾性力を及ぼす前記スプリ
    ング機構の端部を、略球面状に形成した、請求項4に記
    載の振動センサ取付装置。
  6. 【請求項6】 前記スプリング機構のスプリング力を調
    整可能にした、請求項4に記載の振動センサ取付装置。
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