JP2001221719A - 自動車のパネルスイッチの検査 - Google Patents

自動車のパネルスイッチの検査

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JP2001221719A
JP2001221719A JP2000033824A JP2000033824A JP2001221719A JP 2001221719 A JP2001221719 A JP 2001221719A JP 2000033824 A JP2000033824 A JP 2000033824A JP 2000033824 A JP2000033824 A JP 2000033824A JP 2001221719 A JP2001221719 A JP 2001221719A
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Ryosuke Shioda
良祐 塩田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のパネルスイッチの感触検査を自動化
する。 【解決手段】 サーボモータM1 、M2 、M3 とそれが
駆動する三つのボールねじ1、2、3で構成される移動
機構に取り付けた測定子の保持体10とその測定子4の
間にロードセル5を挟持し、それでスイッチを押圧し、
その押圧力の押圧方向に沿う変化を示す波形データを、
良品のデータから作成された基準の波形のデータと比較
して良否を判定する。PCに、蓄積したデータから基準
波形を作成する機能を持たせれば、基準波形を更新して
判定精度を高めることができ、検査の順番を変えて行っ
たデータを検査位置毎に統計処理する機能を持たせて不
良品の発生傾向を把握することができる。ワークWの機
種毎の検査経路のデータを保管させ、併設したバーコー
ドリーダ54でワークWに貼付したバーコード55を解
読して機種を特定して移動機構に指示させて、多品種対
応可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車内のパネ
ルスイッチの押圧力の検査(感触検査)の自動検査装置
とそれによる検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車内にはオーディオ機器やナヴ
ィゲーションシステム等、種々の電装品が搭載されてお
り、それらのパネルスイッチは大半が押しボタンスイッ
チである。
【0003】押しボタンスイッチは、それを押して行く
と、その押圧力(スイッチ側からの反力)の押圧方向に
沿う変化として、図4に示すように、横軸に押圧体の押
圧方向の位置、あるいは時間をとり、縦軸に押圧力をと
ってグラフで表すと、図のような波形グラフが得られ
る。
【0004】押圧力は、押圧体がスイッチの表面に触れ
た直後から増加して行き、スイッチの接点が入り出し
て、ある位置で極大値を成して減少し、再び増加に転じ
て、以降、押圧動作がその下死点に至るまで増加し続け
る。
【0005】上記のような押圧力の変化を示す押しボタ
ンスイッチの動作確認は、スイッチが正常に動作するか
否か、すなわち、オン・オフが切り換わるか否かだけで
なく、押圧力の感触も検査する。この感触検査は現在は
人手で行われており、作業者が自分の指でスイッチを押
して検査している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人手に
よる方法では作業者の手先の感覚で良否を判断している
ので、作業者の違いによって、また、同じ作業者でも、
作業時の体調の違い等によって判定にバラツキが生じて
くる。そして、人手では検査漏れが発生する確率も高
い。
【0007】そこで、この発明の課題は、そのような人
手による検査の場合の検査結果のバラツキや検査漏れが
ないよう、上記パネルスイッチの感触検査(押圧力の検
査)を自動化することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記パネルスイッチを測定子で押圧し
て、それに取り付けた圧力センサで押圧力を測定し、そ
の押圧力の押圧方向の変化を波形で表したものを良品の
場合の基準波形と比較して良否を判定するようにし、そ
のための自動検査装置として、コンピュータで制御され
る移動機構によって任意の位置に移動可能となった上記
測定子の保持体に圧力センサを介在させて前記測定子を
取り付けて、前記圧力センサで測定したデータを前記コ
ンピュータで処理する構成のものとしたのである。
【0009】このような装置とその判定方法によれば、
圧力センサによって押圧力が電気的に検知されるので、
測定が客観的で正確なものとなり、再現性もよくバラツ
キがない。また、検査漏れのおそれもない。
【0010】その判定の際、上記基準波形を、複数の良
品について得られた波形データの中から抽出した上限の
波形と下限の波形とで形成した帯状のものとし、上記圧
力センサで測定して得られた波形データがその帯状の内
部に収まるか否かで良否を判定するようにすれば、基準
波形を一本の波形データとしたり、前記帯状の幅が狭か
ったりした場合のように、良品の許容範囲を小さくし過
ぎていたずらに歩留りを下げるといったことがない。
【0011】上記押圧力の押圧方向の変化に基づく良否
判定に加えて、上記パネルスイッチのオン・オフの切り
換わりのタイミングやスイッチの取り付け時の浮き沈み
を検知するための上記測定子の押圧方向の位置データも
良否判定の要素にすれば、検査の精度がさらに向上す
る。
【0012】その際、前記コンピュータに前記パネルの
機種毎のスイッチの位置データを保管させておき、その
位置データに基づいて、各機種のパネル毎に測定すべき
スイッチの位置を上記移動機構に指示するようにすれ
ば、多品種のワークに即座に対応できる。
【0013】そのワークの機種を特定するために、上記
パネルにその機種を特定するバーコードを設けるととも
に、上記コンピュータにバーコードリーダを併設し、そ
のバーコードリーダでパネルのバーコードを解読してそ
の機種を特定するようにすれば、機種の特定動作が自動
化されるとともに、機種を特定した際の信号を測定のス
タート信号として前記コンピュータに入力するようにす
れば、測定を自動的に開始させることができる。
【0014】また、上記測定子のパネルスイッチを押圧
する方向を上記移動機構の一の直進軸に一致させ、少な
くとも、その直進軸方向の移動をサーボモータで駆動す
るようにすることが好ましく、そのようにすれば、押し
動作を一定化できるので、再現性が高く、測定結果のバ
ラツキが抑制される。
【0015】上記各構成において、上記圧力センサとし
てロードセルを用いることが好ましく、ロードセルは上
記のようなパネルスイッチの押圧力の測定のように力が
徐々に変化していくような場合の変化を測定するのに適
している。圧力センサの他の例としては、例えば、ピエ
ゾ抵抗素子があるが、これは主に、衝撃荷重等の加速度
を測定するものであり、上記のように、徐々に変化して
いくような力の測定には適さない。
【0016】その際、上記測定子を上記保持体に対して
上下方向にスライド可能、かつ、その測定子と保持体と
が相対的に接近するように弾性体で付勢し、上記ロード
セルをその測定子と保持体の間に挟持して、前記弾性体
の付勢力によって常に予圧を与えるようにすることがで
き、そのようにすれば、ロードセルに偏荷重がかかるこ
とがなく、また、予圧がかかっているので、検査対象の
スイッチの特性が変わっても、押圧力が過不足なくロー
ドセルに伝わるので、バラツキのない安定した測定が行
なえる。
【0017】また、その際、上記ロードセルの起歪体の
軸心と、上記測定子の軸心と、上記測定子と保持体が前
記ロードセルを挟持する挟持中心とが一致するようにす
れば、ロードセルに偏荷重が加わるのを防ぐことがで
き、正確な測定が行なえる。ここで、「挟持中心」と
は、後出の実施形態の図1で示すように、四本のスライ
ド軸で互いにスライド可能となった上下の板でロードセ
ルを挟持する場合のその四本のスライド軸の配設位置が
形作る矩形の中心のように、そこに加わる力が全て垂直
方向に作用する位置のことを指す。
【0018】また、上記コンピュータが検査対象の各機
種の各検査位置毎に上記波形データを蓄積し、その中の
良品のデータから上限と下限の波形データを抽出して、
後の検査のための上記基準の波形データを作成する機能
を持たせることができ、そのようにすれば、基準の波形
データを更新していくことにより、それが緻密なものと
なり、より精度の高い良否判定を行うことができる。
【0019】さらに、上記コンピュータに上記各検査位
置の検査の順番を定めたデータ(以下、スケジュールデ
ータとも呼ぶ)を複数保管しておき、そのデータに基づ
いて、検査の順番を変えて測定したデータを各検査位置
毎に統計処理して不良の発生傾向を導き出すことができ
る。このことの意味は以下の通りである。
【0020】各検査対象のスイッチSは、同じ検査位置
のものであっても、それらを押圧する順番によって、測
定結果、すなわち、押圧力に違いが生じ、あるスケジュ
ールデータによって測定した場合には良品と判定された
ものでも、他のスケジュールデータで測定した場合には
不良と判定される場合がある。
【0021】この「検査の順番」によって、各スイッチ
の押圧力が異なるのは、図5(a)に示すように、隣接
するスイッチSが、押圧の際、互いに擦りあう程に接近
して配設されている場合であって、その隣接するスイッ
チSがそれぞれの押圧の際に擦り合う力がスイッチSを
動作させる真の押圧力に余分に作用することによる。
【0022】例えば、図中、横に並んだ5個のスイッチ
Sの内、真ん中の位置のスイッチSは、それを押圧する
際に、(b)に示すように、その両側のスイッチSが先
に押し込まれた状態にある場合と、(c)に示すよう
に、両側のスイッチSのいずれか一方が押された状態に
ある場合と、(d)に示すように、両側のスイッチSが
共に押されていない状態にある場合とではそれぞれ押圧
力が異なってくる。
【0023】両側のスイッチSが先に押し込まれている
(b)の場合であると、真ん中のスイッチSは、後者の
二つの場合に比べて最初の押圧力が小さく、(c)のよ
うに、いずれか一方が押された状態にある場合には、前
者のものに比べて、最初の押圧力が大きくなり、両側の
スイッチSが共に押されていない(d)の状態にある場
合には、両側のスイッチSと擦り合うので最初の押圧力
は最も大きくなり、三通りの場合でそれぞれ波形データ
が異なってくる。
【0024】従って、いく通りものスケジュールデータ
に基づいて検査した判定結果を各検査位置毎に統計処理
すれば、例えば、その処理内容の一つとして、各検査位
置の不良の発生率を把握することができる。
【0025】この発明の自動検査装置として、小型の検
査対象に対しては、上記保持体の移動機構として3軸直
角座標系ロボットを用いればコンパクトな装置を構成す
ることができ、大型の検査対象に対しては、自由度が6
以上の垂直多関節ロボットを用いれば、空間のあらゆる
方向にすみやかに移動できるので、作業効率の良い検査
が行なえる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。この実施形態では、検査対象のワークとして図
1に示すような、ダッシュボードに組み込まれるセンタ
クラスタWを採り挙げ、そこに配設されるオーディオ装
置等の押しボタンスイッチSの感触検査として、その押
圧力を測定して良否判定する。
【0027】検査装置は、図1に示すように、矩形のベ
ース板B上に、その上面(表面)に沿って図の矢印の方
向に直線移動するワークの載置テーブルTが取り付けら
れている。このテーブルTはベース板Bの内部に配設さ
れたサーボモータM1 とボールネジ1からなる駆動機構
で駆動される。
【0028】そのテーブルTの上方に、テーブルTの移
動方向に直交してボールねじ2が水平に配設されてい
る。この水平方向のボールねじ2の図示しないナットの
部分に垂直方向のボールねじ3が取り付けられており、
この垂直方向のボールねじ3の図示しないナットの部分
に測定子4とロードセル5がホルダ10を介して取り付
けられている。両ボールねじ2、3ともサーボモータM
2 、M3 で駆動される。このサーボモータM2 、M3
よび前記M1 が駆動する三つのボールねじ2、3、1で
構成される三軸直角座標系がこの実施形態におけるこの
発明の「移動機構」である。
【0029】こうして、測定子4とロードセル5は、そ
のホルダ10が前記水平方向と垂直方向のボールねじ
2、3に駆動されてその方向に移動するとともに、前記
ワークの載置テーブルTが水平方向のボールねじ2に直
角に移動することにより、ワークWに対して三次元のあ
らゆる位置に位置することができる。
【0030】この実施形態では、対象ワークWがセンタ
クラスタであり、その上に配列されたスイッチの押圧力
を測定するだけで、測定子4の移動は大きな自由度を必
要とすることがないので、この三軸直角座標系ような小
型の移動機構を用いることにより、装置をコンパクトに
まとめているのである。
【0031】次に、図2を参照して、その測定子4とロ
ードセル5のホルダ10に対する取り付け形態を説明す
る。図2はそのホルダ10の部分を拡大斜視図で示した
ものである。この実施形態のロードセル5はひずみゲー
ジ式で圧縮型のものを用いている。
【0032】ホルダ10は上下に平行に配設された上板
6aと下板6bとから成り、上板6aが前記移動機構の
垂直方向のボールねじ3の図示しないナットのブラケッ
トに固定されている。この上板6aにスライド機構を介
して下板6bが取り付けられており、その下板6bの下
面に検査対象のスイッチSに直接当接する測定子4が固
定されている。
【0033】そのスライド機構として、上板6aの表面
には、そこに定められた矩形の頂点の位置にブッシュ7
が固定されており、その四個のブッシュ7のそれぞれに
スライド軸8が嵌入されており、そのスライド軸8の下
端に前記下板6bが固定されている。スライド軸8の前
記上板6aから上方に突出した部分には、そのスライド
軸8上端に螺合した係止用ナット9nと上板6a上面と
の間にばね9sが組み込まれており、このばね9sによ
って下板6bは常に上板6aに向かう向きに付勢されて
いる。
【0034】そのような上板6aと下板6bの間にロー
ドセル5が挟持されており、ロードセル5は前記ばね9
sの付勢作用により、常に上板6aと下板6bで相対的
に圧縮されて与圧を受けている。ロードセル5に与圧を
与えておくことにより、下板6bに取り付けられた測定
子4がスイッチSを押圧する際の圧力変化が過不足無く
ロードセル5に伝わる。
【0035】また、このロードセル5の起歪体の中心軸
は前記四本のスライド軸8の配置位置が形成する前記矩
形の中心に一致し、かつ、前記測定子4の中心軸もこの
起歪体の中心軸に一致するように配設されている。従っ
て、スイッチSの押圧時、ロードセル5には偏荷重が掛
からず、測定が正確に行なえる。
【0036】ここまでがこの実施形態の検査装置の機械
的構成であるが、これを駆動するためのPCが前記移動
機構のサーボモータM1 、M2 、M3 に電気的に接続さ
れている。PCは各サーボモータM1 、M2 、M3 に指
令を出してボールねじ1、2、3を動作させ、測定子4
をスイッチSの真上に位置させ、その状態から垂直に下
降させてスイッチSを押圧させる。
【0037】また、PCには前記ロードセル5も電気的
に接続されており、測定子4がスイッチSを押圧した際
にロードセル5の起歪体に発生した歪み量が電気信号と
してPCに入力される。PCにはモニタ51とプリンタ
52とシーケンサ53が接続されており、ロードセル5
が検出した測定データや良否の判定結果をモニタ51に
表示し、必要に応じてプリンタ52にもその内容が打ち
出される。また、シーケンサ53は、PCから受信した
信号をもとに図示しない他の装置に信号を送って、それ
を動作させることができる。例えば、良否判定結果を知
らせる表示燈やスピーカ等である。
【0038】また、この実施形態のPCはワーク(セン
タクラスタ)Wの機種毎のスイッチの位置データを保管
しており、その位置データに基づいて、各機種毎に、測
定すべきスイッチの位置を上記移動機構に指示するよう
になっており、ワークの機種が変わっても、即座に対応
できる。この機種毎の位置データを増やすことにより、
多品種のワークに対応できる。
【0039】その機種を特定するために、この実施形態
では、このPCにバーコードリーダ54を接続してお
り、ワークのセンタクラスタWには、その側面にそれぞ
れの機種を示すバーコード55を貼り付けている。その
バーコード55をバーコードリーダ54で解読して各ワ
ークWの機種を特定するようにしている。
【0040】さらに、このバーコード55を解読してセ
ンタクラスタWの機種を特定した際の信号をスタート信
号として、装置を自動スタートさせるようになってい
る。以上のような装置を用いて、スイッチSの感触検査
は以下のように行なわれる。
【0041】先ず、作業者がワークのセンタクラスタW
を前記テーブルT上に載置して、図示しないストッパで
固定する。
【0042】次に、作業者が前記バーコードリーダ54
をセンタクラスタWのバーコード55に当てて、PCに
解読させて機種を特定させる。
【0043】そうすると、前記したように、このバーコ
ードリーダ54による機種の特定がスタート信号となっ
て、それがPCから前記駆動機構のサーボモータM1
2、M3 に送信され、測定が自動的に開始される。
【0044】先ず、前記テーブルTのボールねじ1と水
平方向のボールねじ2が作動して、原点位置にあった測
定子4とテーブルTが相対的に移動して、測定子4が最
初の検査対象のスイッチSの直上に位置するようにな
る。
【0045】続いて、垂直方向のボールねじ3が作動し
て、測定子4が下降して、スイッチSを押圧しつつ、所
定の下死点にまで到る。測定子4がスイッチSに当接し
てから下死点に至るまでの間、ロードセル5がその押圧
力を検知して、その電気信号がPCに送られる。
【0046】PC内では、前記したように、その送られ
てきた押圧力の測定値を測定子4の移動方向(垂直方向
の)に沿う変化として、波形データの形でコントローラ
に取り込み、出力装置であるモニタ51の画面に表示
し、プリンタ52でプリント用紙にも印字する。
【0047】そして、PC内には予め、各機種毎に良品
をもとにして作成された押圧力の基準波形が登録されて
おり、この基準波形と比較して良否が判定される。この
実施形態では、その基準波形を多数の良品のものの中か
ら一本だけ選んで基準の波形とするのではなく、図3に
示すように、良品として抽出された複数の波形の内の上
限のもの11と下限のもの12とで形成する帯状の波形
20を基準波形とし、得られた波形30がその基準波形
20の帯状の内部に収まるか否かで良否を判定してい
る。
【0048】また、この「押圧力の変化」とともに、
「スイッチのオン・オフの切り換わりのタイミング」に
ついても良否判定し、両判定要素がともに良品と判定さ
れた場合に最終的に良品と判定している。この「スイッ
チのオン・オフの切り換わりのタイミング」の判定の場
合も、図3に示すように、そのスイッチのオン位置につ
いて、基準の位置に対して許容範囲をもたせている。
【0049】このように良品を示す基準波形やタイミン
グの位置に幅を持たせることにより、良品の許容範囲を
小さくし過ぎていたずらに歩留りを下げるといったこと
を防いでいる。この判定結果もモニタ51やプリンタ5
2に出力される。
【0050】なお、この実施形態では採り挙げなかった
が、測定子の高さ方向の位置もデータに取り込み、それ
によって「スイッチの高さ」を検知して、それを良否の
判定要素とすることもできる。例えば、スイッチの押圧
部の高さが成形時に高く仕上がったような場合、あるい
は、パネル取り付け時に浮き上がった状態で取り付けら
れた場合等は、押圧力の変化の波形は、二点鎖線で示す
波形40のように、良品の場合と同じ形状を成すが、左
側にずれるので、この場合は、スイッチの高さが高い位
置にあり、成形不良または取り付け不良等と判定でき
る。これら三つを併せて判定するとさらに精度の高い検
査を行なうことができる。
【0051】これで、最初の検査対象のスイッチSの検
査が終了し、測定子4が上昇してスイッチSから離れる
が、離れた後、所定の高さまで上昇したところで、再
び、水平方向のボールねじ2とテーブルTが作動して測
定子4が二つ目の検査対象のスイッチSの直上まで移動
する。以降、これまでと同じ要領で、残りのスイッチS
の全てに対して順次検査が行なわれる。
【0052】この実施形態では三軸方向の移動を全てサ
ーボモータM1 、M2 、M3 の駆動によるボールねじ
1、2、3の動作で行なっているので、測定子4が所定
の検査位置の直上に正確に移動できるとともに、特に、
この装置で重要な動作であるところの各検査位置でのス
イッチSの押し動作(測定子4の下降動作)が一定化で
きるので、再現性の高い、バラツキのない検査が実現で
きる。
【0053】以上が、この実施形態の装置による検査の
基本的な流れであるが、この実施形態では、上記したよ
うに、単に押圧力を測定してその良否判定を行っている
だけではなく、その測定データ(押圧力の変化)とその
結果(良否判定)を検査位置毎に保管している。
【0054】先ず、先の検査で蓄積(保管)してきた測
定データについては、それをもとにして新たな基準波形
を作るようにしている。すなわち、基準波形を形作る上
限の波形と下限の波形を常に更新するようにすれば、検
査の回を重ねる毎に、基準波形が緻密なものとなってゆ
き、より精度の高い良否判定を行うことができる。
【0055】次に、良否判定結果については、次のよう
な扱い方をしている。この実施形態では、PCに各機種
毎のスイッチSの「検査の順番」を定めた複数のスケジ
ュールデータを保管している。
【0056】そして、PCがそのスケジュールデータに
基づいて、検査の順番を種々に変えて、複数回検査した
際に得られる測定結果(押圧力の変化)と判定結果のデ
ータを各検査位置毎に統計処理するようにしている。
【0057】これは、前記したように、各検査対象のス
イッチSは、同じ検査位置のものであっても、それらを
押圧する順番によって、測定結果、すなわち、押圧力に
違いが生じ、あるスケジュールデータの下で測定した場
合には良品と判定されたものでも、他のスケジュールデ
ータで測定した場合には不良と判定される場合があり、
上記統計処理により、この実施形態では各検査位置毎の
不良品の発生率を算出するようにしており、その内容が
即座に把握できるようになっている。
【0058】そのことにより、スイッチの組み付け上の
問題点(平行度等)や設計上の問題点(スイッチの成形
不良等)を検討することができる。
【0059】以上がこの実施形態の検査装置の構成とそ
れに基づく機能であり、この装置によれば、作業者が行
なう作業はワークWのテーブルT上へのセット(固定)
と、バーコードリーダ54をワークWのバーコード55
に当てるだけとなり、後は自動で精度の高い検査が行な
える。勿論、これらの作業も自動化が可能であり、完全
自動化することも可能である。
【0060】なお、この実施形態では、検査対象のワー
クWとしてセンタクラスタを採り挙げたが、例えば、こ
のセンタクラスタWが一体化されたパネル全体のような
大きなものがワークである場合には、測定子4とロード
セル5のホルダ10の移動機構として、あらゆる方向に
人間の手のように柔軟に移動できるように、自由度が6
以上の垂直多関節ロボットを用いることができる。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、P
Cで制御される移動機構に圧力センサを介在させて取り
付けた測定子で自動車の各種パネルスイッチを押圧し
て、その圧力センサで押圧力を測定して、その押圧力の
押圧方向の変化を波形で表したものを良品の場合の基準
波形と比較して良否を判定するようにしたので、押圧力
が電気的に検知され、測定が再現性よく正確に行なわ
れ、判定のバラツキや検査漏れのおそれがない。
【0062】その基準波形を、複数の良品について得ら
れた波形データの中から抽出した上限の波形と下限の波
形とで形成して許容範囲に幅を持たせれば、基準波形を
一本の波形データとしたり、その帯状の幅が狭かったり
した場合のように、いたずらに歩留りを下げるといった
ことがない。
【0063】押圧力の押圧方向の変化に基づく良否判定
に加えて、スイッチのオン・オフの切り換わりのタイミ
ングやスイッチの取り付け時の浮き沈みも良否判定の要
素にすれば、検査の精度がさらに向上する。
【0064】その際、PCにパネルの機種毎のスイッチ
の位置データを保管させておき、その位置データに基づ
いて、各機種のパネル毎に、測定すべきスイッチの位置
を上記移動機構に指示するようにすれば、多品種のワー
クに即座に対応できる。
【0065】そのワークの機種を特定するのに、パネル
に貼付した機種を特定するバーコードをPCに併設した
バーコードリーダで解読して機種を特定するようにすれ
ば、機種の特定動作が自動化されるとともに、機種を特
定した際の信号を測定のスタート信号として前記PCに
入力するようにすれば、測定を自動的に開始させること
もできる。
【0066】圧力センサとしてロードセルを用いれば、
ロードセルはパネルスイッチの押圧力の測定のように力
が徐々に変化していくような場合の変化を測定するのに
適しており、その際、ロードセルに偏荷重が掛からない
ようにし、互いに独立した二つの挟持体で挟持し、か
つ、その挟持体が互いに接近するように弾性体で付勢し
て、ロードセルに予圧を与えるようにすれば、検査対象
のスイッチの特性が変わっても、押圧力が過不足なくロ
ードセルに伝わるので、バラツキのない安定した測定が
行なえる。
【0067】PCが検査対象の各機種の各検査位置毎に
蓄積した上記波形データの良品のデータから上限と下限
の波形データを抽出して、後の検査のための基準の波形
データを作成する機能を持たせれば、それを更新して行
くことにより、より精度の高い良否判定が行える。
【0068】また、PCに各検査位置の検査の順番のデ
ータを保管させておき、そのデータに基づいて検査の順
番を変えて測定したデータを各検査位置毎に統計処理す
る機能を持たせれば、各検査位置での不良の発生率やそ
の傾向を即座に知ることができ、それに基づいて、スイ
ッチの設計上の問題点、組み付け上の問題点を検討する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態の装置構成を示す模式斜視図であ
る。
【図2】ロードセルおよび測定子とそれらのホルダの組
み付け状態を要部拡大図で示したものである。
【図3】基準波形のグラフとスイッチのオン・オフのタ
イミングを示すグラフである。
【図4】押しボタンスイッチの押圧力の変化を示すグラ
フである。
【図5】(a)から(d)にスイッチを押す順番によっ
て検査結果に違いがでることを示した模式図である。
【符号の説明】
1、2、3 ボールねじ 4 測定子 5 ロードセル 6a 上板 6b 下板 7 ブッシュ 8 スライド軸 9n ナット 9s バネ 10 ホルダ 20 基準波形 54 バーコードリーダ 55 バーコード M1 、M2 、M3 サーボモータ PC パーソナルコンピュータ S スイッチ T テーブル W ワーク(センタクラスタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 良祐 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 2F051 AA01 AB09 AC07 BA07 2G024 AD50 BA11 CA11 DA01 EA01 FA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のパネルスイッチの動作確認の検
    査方法であって、 上記パネルスイッチを測定子で押圧して、それに取り付
    けた圧力センサで押圧力を測定し、その押圧力の押圧方
    向の変化を波形で表したものを良品の場合の基準波形と
    比較して良否を判定することを特徴とする検査方法。
  2. 【請求項2】 上記基準波形を、複数の良品について得
    られた波形データの中から抽出した上限の波形と下限の
    波形とで形成した帯状のものとし、上記圧力センサで測
    定して得られた波形データがその帯状の内部に収まるか
    否かで良否を判定することを特徴とする請求項1に記載
    の検査方法。
  3. 【請求項3】 上記押圧力の押圧方向の変化に基づく良
    否判定に加えて、上記パネルスイッチのオン・オフの切
    り換わりのタイミングも同時に検出して良否判定の要素
    とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3の判定要素に加えて、上記測定
    子の押圧方向の位置データも同時に測定して良否判定の
    要素とすることを特徴とする検査方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の検査
    方法を実施するための装置であって、 コンピュータで制御される移動機構によって任意の位置
    に移動可能となった上記測定子の保持体に圧力センサを
    介在させて前記測定子が取り付けられており、前記圧力
    センサで測定したデータを前記コンピュータで処理する
    ようになっていることを特徴とする検査装置。
  6. 【請求項6】 上記コンピュータが上記パネルの機種毎
    のスイッチの位置データを保管しており、その位置デー
    タに基づいて、各機種のパネル毎に、測定すべきスイッ
    チの位置を上記移動機構に指示するようになっているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の検査装置。
  7. 【請求項7】 上記パネルにその機種を特定するバーコ
    ードを設け、上記コンピュータに併設したバーコードリ
    ーダでそのバーコードを解読して各パネルの機種を特定
    するようになっていることを特徴とする請求項5又は6
    に記載の検査装置。
  8. 【請求項8】 上記測定子のパネルスイッチを押圧する
    方向を上記移動機構の一の直進軸に一致させ、少なくと
    も、その直進軸方向の移動をサーボモータで駆動するよ
    うにしたことを特徴とする請求項5から7のいずれかに
    記載の検査装置。
  9. 【請求項9】 上記圧力センサとしてロードセルを用い
    たことを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の
    検査装置。
  10. 【請求項10】 上記測定子がその保持体に対して上下
    方向にスライド可能、かつ、両者が相対的に接近するよ
    うに弾性体で付勢されており、上記ロードセルがその測
    定子と保持体の間に挟持されていて、前記弾性体による
    付勢力によって常に予圧を受けていることを特徴とする
    請求項9に記載の検査装置。
  11. 【請求項11】 上記ロードセルの起歪体の軸心と、上
    記測定子の軸心と、上記測定子と保持体が前記ロードセ
    ルを挟持する挟持中心とが一致していることを特徴とす
    る請求項10に記載の検査装置。
  12. 【請求項12】 上記コンピュータが検査対象の各機種
    の各検査位置毎に上記波形データを蓄積し、その内の良
    品のデータから上限と下限の波形データを抽出して、後
    の検査のための上記基準の波形データを作成するように
    なっていることを特徴とする請求項5から11のいずれ
    かに記載の検査装置。
  13. 【請求項13】 上記コンピュータに検査対象の各検査
    位置の検査の順番のデータが保管されており、そのデー
    タに基づいて検査の順番を変えて測定した波形データお
    よび判定結果を各検査位置毎に統計処理して、その内容
    を保管するようになっていることを特徴とする請求項5
    から11のいずれかに記載の検査装置。
  14. 【請求項14】 上記移動機構が3軸直角座標系ロボッ
    トであることを特徴とする請求項5から13のいずれか
    に記載の検査装置。
  15. 【請求項15】 上記移動機構が自由度が6以上の垂直
    多関節ロボットであることを特徴とする請求項5から1
    3のいずれかに記載の検査装置。
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