JP2010216965A - 挙動測定装置及び挙動測定方法 - Google Patents

挙動測定装置及び挙動測定方法 Download PDF

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翼 梅岡
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謙司 丸中
Yusuke Matsumura
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Abstract

【課題】 スイッチの質感や操作感、あるいはスイッチの配設に関する歩留まりを向上させるのに必要な測定結果を効率よく抽出することができる挙動測定装置及び挙動測定方法を提供する。
【解決手段】 挙動測定装置1は、車両の剛性を維持するようにして、ピンプローブ20(40)と荷重付与部100と、荷重測定部60とを有する。荷重付与部100によって駆動されたピンプローブ20(40)は、スイッチ200を上方または側方から押圧する。荷重測定部60は、押圧されたスイッチ200が本来の予測可動領域から外れる位置に動いた変位量を測定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、挙動測定装置及び挙動測定方法であり、特に、車室内にて各種機器を操作するために設けられたスイッチの挙動を測定する挙動測定装置及び挙動測定方法に関する。
車両用の内装品、例えばインストゥルメントパネルには、エアコン調整スイッチ、リアガラス熱線スイッチなどが設けられている。
従来、スイッチの挙動測定は、検査員が実際にスイッチを押し、検査員の官能評価に基づいて、作動状況の良否判断や耐久性を検査することによって行われていた。また、スイッチの挙動測定は、操作を繰り返し行うため、専用の測定装置を用いて行われることもあった。例えば、従来の測定装置では、スイッチに加わる圧力を圧力センサで測定し、押圧する方向と位置を計測して良否を判定していた(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−221719 特開2007−309761
ところで、近年では、車室内装の品質向上の取組みの一環として、スイッチの質感や操作感、あるいはスイッチの配設に関する歩留まりの向上が取組まれている。
しかしながら、検査員によるスイッチの挙動測定では、検査員個々の官能評価に頼っていたため、検査結果にバラツキが生じてしまう恐れがあった。また、上記従来の測定装置を用いた場合であっても、スイッチを押圧する方向の圧力と変位量とを測定することが目的であったため、使用者がスイッチを操作する際に感ずる本来の予測可動領域以外の挙動、すなわち、スイッチのズレやガタつき、あるいはスイッチの配設状態の歩留まりを確認する目的での隙間精度等の測定には適していなかった。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、スイッチの質感や操作感、あるいはスイッチの配設に関する歩留まりを向上させるのに必要な測定結果を効率よく抽出することができる挙動測定装置及び挙動測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定装置であって、操作部材と接する位置に設けられた押圧子であって、操作部材を押圧する押圧子と、押圧子と連接するように設けられた荷重付与部であって、押圧子を介して操作部材に荷重を付与する荷重付与部と、車両に固定された固定部であって、押圧子と荷重付与部とが車両の剛性を維持するように固定された固定部と、荷重付与部によって押圧された操作部材の予測可動領域から外れる変位量を測定する変位量測定部であって、操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向への操作部材の変位量を測定する変位量測定部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、変位量測定部が設けられており、変位量測定部によって操作部材の挙動を測定する。具体的には、操作部材の予測可動領域から外れる位置への挙動、すなわち、操作者が操作部材を操作した時に感ずる本来の可動方向とは異なる方向への挙動、の変位量を測定する。つまり、変位量測定部は、操作部材のガタつきや傾き、あるいはうねりなどを感じさせる要因となる変位量等の操作部材の微細な挙動を細かく測定することができ、さらに、定量化することができる。また、操作部材の微細な挙動を細かく定量化することで、操作部材の質感やガタつき等を規格化し、操作部材の挙動における品質指標を構築することができる。また、車両に所定の剛性を維持した状態で配設された荷重付与部と押圧子とによって操作部材を押圧することにより、同一条件下での繰り返し測定が可能となるため、測定誤差を最小限に留めることができ、さらに、検査員の官能評価に頼ることなく、再現性のある検査結果を得ることができる。
上記第1の発明において、押圧子および荷重付与部のうち少なくともいずれか一方には位置調整部がさらに設けられ、位置調整部が操作されることによって、押圧子と操作部材の接触位置が調整されることを特徴とする。本発明によれば、位置調整部によって押圧子か荷重付与部の配設位置を調整することで操作部材の押圧位置を変える。具体的には、押圧子によって操作部材に加えられる力の作用点が変わることによって生ずる操作部材の挙動の変動を測定する。つまり、操作者が操作部材を操作する際に生ずる操作状況の変動として、例えば押しボタンスイッチの場合を例示すると、スイッチの押される位置(スイッチの中央や端等)や、スイッチの押される方向(垂直や斜め等)等に応じた測定を行うことができる。
上記第1の発明において、挙動測定装置には荷重測定部がさらに設けられ、荷重測定部は、荷重付与部によって押圧された操作部材への荷重を測定することを特徴とする。本発明によれば、荷重測定部によって操作部材に与えられた荷重を操作部材の挙動を示す指標の一つとすることができる。また、荷重を数値として定量化することで、操作部材に与えた荷重に対する操作部材の変位量を測定することができる。
上記第1の発明において、荷重測定部は、荷重測定部は、押圧子、荷重付与部および固定部の少なくともいずれか1つのなす剛性を維持する位置に固定されていることを特徴とする。また、上記第1の発明において、押圧子、荷重付与部および固定部の少なくともいずれか1つに生ずる歪みを力学的測定装置にて測定することによって操作部材への荷重を測定することを特徴とする。本発明によれば、押圧子による操作部材の測定時は、測定部材と、押圧子、荷重付与部、および固定部が同一の剛性体を形成している。また、荷重測定部は、押圧子と荷重付与部と固定部の少なくともいずれか1つに生ずる歪みを所定の力学的測定装置を用いて測定する。従って、上述の押圧子と荷重付与部と固定部のいずれか1つの歪みを測定すれば、測定部材に付与された荷重が測定できる。
上記第1の発明において、変位量測定部によって測定された変位量は、荷重測定部によって測定された荷重と関連付けて測定されることを特徴とする。本発明によれば、操作部材に与えた荷重と操作部材の変位量との相関関係を利用して操作部材の質感やガタつきなどを規格化して、操作部材の品質指標を構築することができる。
上記第1の発明において、固定部は、車両の少なくとも2点で支持するように固定されていることを特徴とする。本発明によれば、荷重測定部、押圧子、荷重付与部、および固定部を、車両に対して、最低限の支持部材を用いて強固に固定することができる。
上記第1の発明において、固定部には移動機構がさらに設けられ、移動機構は、変位量測定部を第1の方向に追従するよう回転自在に設けられていることを特徴とする。変位量測定部は、操作部材の挙動のうち、可動方向とは垂直をなす方向、すなわち、操作部材の上下左右への変位量を測定する。従って、操作部材に生ずる挙動を測定するには、一方向(例えば、上下方向のみ)への変位量を測定するだけでは不十分であり、左右方向への変位も測定する必要がある。本発明では、上述の課題を解決すべく、操作部材を上下、左右の少なくともいずれか一方を測定することが可能な回転機構を備えることにより、操作部材の水平面上の挙動を余すことなく測定することが可能となる。
上記第1の発明において、挙動測定装置には過負荷防止機構がさらに設けられ、過負荷防止機構は、荷重測定部によって測定された荷重が所定値を超えて付与された場合に、荷重付与を停止、もしくは低減することを特徴とする。本発明によれば、必要以上の荷重が操作部材に加わるのを防止して操作部材または装置自体の破損を防止することができる。
上記第1の発明において、過負荷防止機構には、押圧子および荷重付与部の少なくともいずれか一方に設けられた荷重減衰部であって、荷重付与部から押圧子を介して操作部材へかけられる荷重を所定値以下となるように減衰する荷重減衰部が備えられていることを特徴とする。
上記第1の発明において、荷重減衰部は、荷重付与部によって付与された過負荷を直動型のトルクリミッタによって減衰することを特徴とする。
上記第1の発明において、過負荷防止機構には報知制御装置がさらに設けられ、報知制御装置は、荷重測定部による測定結果が過負荷と判断される値となった場合に、荷重付与の過負荷状態を示す情報を使用者に報知することを特徴とする。本発明によれば、挙動測定装置に過負荷が掛かっていることを使用者に報知することができ、操作を中止するか否かの判断をさせることができる。
第2の発明は、車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定装置であって、操作部材の操作面と接する位置に設けられた押圧子であって、操作部材の可動方向に沿って操作部材を押圧する押圧子と、押圧子と連接するように設けられた荷重付与部であって、押圧子を介して操作部材の操作面に押圧力が付与されることによって操作部材の操作状態を再現する荷重付与部と、車両に固定された固定部であって、押圧子と荷重付与部とが車両の剛性を維持するように固定された固定部と、荷重付与部によって可動方向に押圧された操作部材の予測可動領域として設定されている閾値から外れる変位量を測定する変位量測定部であって、操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向と、第1の方向を軸とする回転方向をなす第2の方向と、の少なくともいずれか1方向への操作部材の変位量を測定する変位量測定部と、押圧子および荷重付与部の少なくともいずれか一方に設けられた荷重測定部であって、荷重付与部によって押圧された操作部材への荷重を測定する荷重測定部と、荷重付与部によって押圧された操作部材の可動方向をなす第3の方向への移動量を測定する移動量測定部と、の少なくともいずれか一方と、荷重付与部に設けられた移動機構であって、変位量測定部を第2の方向に追従するように回転させる移動機構と、を有し、変位量測定部によって測定された変位量は、荷重測定部によって測定された荷重および移動量測定部によって測定された移動量の少なくともいずれか一方に関連付けて測定されることを特徴とする。本発明によれば、操作部材を可動方向に押圧した場合の操作部材の挙動を操作部材の移動量や荷重量に関連付けて詳しく測定することができる。
上記第2の発明において、押圧子および荷重付与部のうち少なくともいずれか一方には位置調整部がさらに設けられ、位置調整部が操作されることによって、押圧子と操作部材の接触位置が調整されることを特徴とする。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方は、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との間の距離を直接計測することによって操作部材の変位量を測定することを特徴とする。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方にはギャップセンサが備えられ、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との間の距離をギャップセンサの静電容量変動に基づいて測定することを特徴とする。本発明によれば、静電容量を利用して操作部材の移動量を直接計測することができる。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方には渦電流式変位センサが備えられ、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との間の距離を渦電流式変位センサの抵抗値変動に基づいて測定することを特徴とする。本発明によれば、周囲の温度や磁場で影響を受ける静電容量や渦電流による距離の測定よりも、高い精度で操作部材の挙動を計測できる。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方にはレーザ変位計が備えられ、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との間の距離をレーザ変位計の反射光測定値変動に基づいて測定することを特徴とする。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方には光を照射する可動子と可動子から照射された光を読み取って数値化するスケーラとを有するエンコーダが備えられ、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との間の距離をエンコーダの計測結果に基づいて測定することを特徴とする。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方は、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、荷重付与部の駆動前後の測定基準位置の間の距離を計測することによって操作部材の変位量を測定することを特徴とする。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方には、2次元レーザ変位計が備えられ、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、荷重付与部の駆動前後の測定基準位置の間の距離を2次元レーザ変位計によって測定することを特徴とする。本発明によれば、レーザ光を利用して2次元で操作部材の挙動を直接計測できる。
上記第2の発明において、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方には、撮像装置が備えられ、変位量測定部および移動量測定部の少なくともいずれか一方と操作部材との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、荷重付与部の駆動前後の測定基準位置の間の距離を撮像装置によって撮像された画像を比較することによって測定することを特徴とする。本発明によれば、画像処理を利用して操作部材の移動量を算出することができる。
上記第2の発明において、測定基準位置が、3次元座標を用いて操作部材の変位量を測定することを特徴とする。本発明によれば、操作部材のガタつき、傾き、うねり等を含めた操作部材の挙動を3次元で測定することができる。
上記第2の発明において、押圧子は、略棒状に形成されていることを特徴とする。本発明によれば、例えば、操作部材が押しボタン式の場合は、操作部材を通常の使用状況に見立てて上から押す場合、略棒状に形成された押圧子を用いて操作部材の表面を押圧する。この際、押圧子が直線状の棒状に形成されていると、操作部材への押圧力が操作部材に対してダイレクトに反映させられるとともに、操作が安定的に行える。
第3の発明は、車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定装置であって、操作部材と隣接する枠体との間に先端を挿通するように設けられた押圧子であって、操作部材を可動方向とは垂直方向をなす第1の方向から押圧する押圧子と、押圧子の先端とは反対側の端部と連接するように設けられた荷重付与部であって、押圧子を介して操作部材に荷重を付与する荷重付与部と、車両に固定された固定部であって、押圧子と荷重付与部とが車両のなす剛体と近似の状態を形成するように固定された固定部と、荷重付与部によって第1の方向へ押圧された操作部材の変位量を測定する変位量測定部と、を有することを特徴とする。本発明によれば、操作部材の可動方向とは垂直をなす方向から荷重をかけた場合の操作部材の挙動を定量的に測定することができる。
上記第3の発明において、押圧子の先端は、操作部材を第1の方向から押圧する面を長手とする薄板状を呈することを特徴とする。本発明によれば、押圧子は、操作部材同士、もしくは操作部材と枠体との間に形成された隙間から挿入し、操作部材を側方から押圧する。この際、押圧子が操作部材や枠体と接触することなく操作部材を側方するには、押圧子が隙間に挿入できる厚みで、かつ、押圧作用に耐えられる程度の強度を有する必要がある。
上記第3の発明において、押圧子は、少なくともいずれかの側面視が略クランク形状を呈することを特徴とする。本発明によれば、直線的に形成された押圧子では操作し難い位置に配設された操作部材であっても、クランク形状で形成された押圧子が途中に存在する障害物を回避しながら操作部材を操作できる。
第4の発明は、車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定方法であって、操作部材と接する位置に押圧子を設ける第1のステップと、押圧子と連接するように設けられた荷重付与部によって、押圧子を介して操作部材に荷重を付与する第2のステップと、荷重付与部によって押圧された操作部材の予測可動領域から外れる変位量であって、操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向への操作部材の変位量を測定する第3のステップと、を有することを特徴とする。
第5の発明は、車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定方法であって、操作部材の操作面と接する位置に押圧子を設ける第1のステップと、押圧子と連接するように設けられた荷重付与部によって、押圧子を介して操作部材の操作面に荷重を付与する第2のステップと、押圧子および荷重付与部の少なくともいずれか一方に設けられた荷重測定部によって押圧された操作部材の荷重を測定する第3のステップと、荷重付与部によって可動方向に押圧された操作部材の予測可動領域として設定されている閾値から外れる変位量であって、操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向と、第1の方向を軸とする回転方向をなす第2の方向と、の少なくともいずれか1方向への操作部材の変位量を変位量測定部によって測定する第4のステップと、荷重付与部によって押圧された操作部材の可動方向をなす第3の方向への移動量を移動量測定部によって測定する第5のステップと、を有し、変位量測定部によって測定された変位量を荷重測定部によって測定された荷重および移動量測定部によって測定された移動量の少なくともいずれか一方に関連付けて測定することを特徴とする。
第6の発明は、車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定方法であって、操作部材と隣接する枠体との間に押圧子の先端を挿通する第1のステップと、押圧子の先端とは反対側の端部と連接するように設けられた荷重付与部によって、操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向から押圧子を介して操作部材に対して荷重を付与する第2のステップと、荷重付与部によって第1の方向へ押圧された操作部材の変位量を測定する第3のステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作部材のガタつきや傾き、あるいはうねりなどを感じさせる要因となる変位量等の操作部材の微細な挙動を細かく測定することができ、さらに、定量化することができる。また、操作部材の微細な挙動を細かく定量化することで、操作部材の質感やガタつき等を規格化し、操作部材の挙動における品質指標を構築することができる。また、車両に所定の剛性を維持した状態で配設された荷重付与部と押圧子とによって操作部材を押圧することにより、同一条件下での繰り返し測定が可能となるため、測定誤差を最小限に留めることができ、さらに、検査員の官能評価に頼ることなく、再現性のある検査結果を得ることができる。
本発明の実施形態における挙動測定装置の測定方法を説明するための図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置を車室内に固定している状態を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る挙動測定装置の要部を説明するための図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置のブロック図である。 ピンプローブを説明するための図である。 荷重測定部を説明するための図である。 スイッチの可動方向とは垂直方向に荷重を与えるピンプローブの変形例を示す図である。 スイッチの可動方向に荷重を与えるピンプローブの変形例を示す図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の過負荷防止機構を示した図である。 スイッチの挙動測定を説明するための図である。 荷重測定部での測定方法を説明するための図である。 変位量測定部の測定方法を説明するための図である。 表示部の表示画面を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の表示部で表示される画面を示した図である。 本発明の挙動測定処理のフローチャートである。 本発明の実施形態における挙動測定装置の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。 本発明の実施形態における挙動測定装置の変位量測定部および移動量測定部の支持機構を示す概念図である。
以下、発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施形態における挙動測定装置の測定方法を説明するための図である。同図(a)は、スイッチ200の可動方向Zに対して垂直な方向であるX方向に荷重を与えて変位量を測定する場合の測定状態を示す概念図である。同図(b)はスイッチ200の可動方向Zに荷重を与える場合の測定状態を示す図である。
図1に示すように、車室内のインストゥルメントパネル250には操作部材としての複数のスイッチ200が配置されている。ここでは、スイッチ200は、押しボタン式のスイッチを例に説明する。各スイッチ200と隣接する枠体、および各スイッチ間には隙間Gが存在する。押しボタンのストローク方向である可動方向をZ、可動方向Zとは垂直方向であって車両の上下方向をX、可動方向とは垂直方向であって車両の左右方向をYとし、X、Yを第1の方向、X,Y,Zのそれぞれを軸としてスイッチ200が回転する方向を第2の方向、Zを第3の方向とする。
挙動測定装置1には、押圧子としての挿入型ピンプローブ20、荷重測定部60、荷重付与部100が設けられている。図1(a)に示すように、挿入型ピンプローブ20の先端をスイッチ200と隣接する枠体との間もしくは隣接するスイッチ200との隙間Gに挿通させる。荷重付与部100によって、挿入型ピンプローブ20を介してスイッチ200に荷重を付与して、スイッチ200を可動方向Zとは垂直方向Xへ押圧する。荷重測定部60は、荷重付与部100によって押圧されたスイッチ200への荷重を測定する。垂直方向Yに荷重を与えて測定する場合には、挿入型ピンプローブ20と荷重測定部60の荷重付与部100への組み付けを90°回転させて、X方向に沿った隙間Gへ挿入型ピンプローブ20を挿入する。
スイッチ200の可動方向Zに荷重を与えて測定する場合には、図1(b)に示すように、挿入型ピンプローブ20に代えて非挿入型ピンプローブ40をセットし、スイッチ200の操作面と接する位置に配置する。
荷重付与部100によって、非挿入型ピンプローブ40を介してスイッチ200の操作面に押圧力を付与して、スイッチ200の可動方向Zにスイッチ200を押圧する。荷重測定部60は、荷重付与部100によって押圧されたスイッチ200への荷重を測定する。
図2は、本発明の実施形態における挙動測定装置を車室内に固定している状態を示す図であり、スイッチ200の可動方向Zに対して垂直方向Xに荷重を与えて測定する図1(a)に対応する。
図2に示すように、挙動測定装置1には、挿入型ピンプローブ20、荷重測定部60、変位量測定部70、固定部90、荷重付与部100が設けられている。挿入型ピンプローブ20の先端は、スイッチ200と隣接する枠体との隙間Gに挿通される。スイッチ200と荷重測定部60の間に配置された変位量測定部70は、スイッチ200の可動方向Zに対して垂直方向をなす第1の方向X,Yと、第1の方向X、Yを軸とする回転方向である第2の方向へのスイッチ200の変位量を測定する。また、図1(b)に示すように、スイッチ200の可動方向Zに荷重を付与する場合には、変位量測定部70は、荷重付与部100によって可動方向Zに押圧されたスイッチ200のZ方向への変位を測定する。さらに、通常スイッチ200のストロークとしてZ方向への可動が許容されている幅を、測定された変位から閾値として差し引いた値を変位量として用いる。これにより、スイッチ200の質感やガタつきを表す好適な指標とすることができる。
固定部90は、車両の少なくとも2点で支持するように固定され、アーム96を介して固定部90に連設された荷重付与部100が、車両の剛性と近似の状態を形成する。本実施態様においては、固定部90は、支柱91と、天井支持部92、フロア支持部93、アーム94、96、吸盤95及び測定部固定ベース97によって構成されている。
支柱91の両端に設けられた天井支持部92及びフロア支持部93は、車室内の天井251及びフロア252の2点に当接して支柱91を支持している。これにより、固定部90の剛性を車両の剛体と近似した状態に維持している。さらに、本実施態様においては、支柱91から車両水平方向に延びたアーム94の先端に吸盤95が設けられている。この吸盤95は、車室内のガラス253に吸着し、固定部90の安定をより確実なものとしている。
一方、支柱91に取付けられたアーム96の先端には、測定部固定ベース97が設けられ、さらに、測定部固定ベース97の上部には荷重付与部100が取付けられている。アーム96は、支柱91に固定される位置および測定部固定ベース97が取付けられている側の長さを調整できるように構成されている。つまり、アーム96は、位置調整部としての機能を有している。そのため、スイッチ200の位置に応じてアーム96の位置を調整することで、挿入型ピンプローブ20の先端を所望の位置に配置することができる。
次に、挙動測定装置1の要部について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る挙動測定装置の要部を説明するための図である。また、スイッチ200の可動方向Zに対して垂直方向をなすX方向に荷重を与えて測定する場合の例を示している。
図3に示すように、挙動測定装置1の要部は、挿入型ピンプローブ20、荷重測定部60、変位量測定部70、荷重付与部100、制御部110、入出力部120を有している。先端がスイッチ200と隣接する枠体との隙間Gに挿通される挿入型ピンプローブ20は、他端が荷重測定部60に接続される。荷重測定部60は、荷重付与部100によって押圧されたスイッチ200への荷重を測定する。この荷重測定部60は、挿入型ピンプローブ20を介してスイッチ200へ荷重が付与されたときに生ずる歪みを力学的測定装置にて測定する。例えば、荷重測定部60の内部に圧電素子を供えた歪みゲージ61を配置しておき、歪みゲージ61に加わる歪みに対応して出力される電圧を検出することによって荷重を測定する。
変位量測定部70は、スイッチ200の可動方向Zとは垂直方向をなす第1の方向X、第1の方向Xの回転方向をなす第2の方向へのスイッチ200の変位量を測定する。また、図1(b)に示すように、スイッチ200の可動方向に荷重を付与して測定する場合には、第3の方向Zへの変位量を測定する。変位量測定部70は、例えばレーザ変位計によって構成されている。また、変位量測定部70は、図2に示すように、荷重付与部100とは独立した状態で固定部90に回転自在に支持されており、挿入型ピンプローブ20および荷重測定部60、荷重付与部100の動作に影響されることなく、スイッチ200の変位量を測定することができる。
制御部110は、荷重測定部60と変位量測定部70に接続され、変位量測定部70によって測定された変位量と、荷重測定部60によって測定された荷重と関連付けて入出力部120へ出力する。さらに、入出力部120は、制御部110から受け取った変位量と荷重を関連づけて記憶し、処理を行う。これにより、変位量測定部70によって測定された変位量は、荷重測定部100によって測定された荷重と関連付けて測定される。
荷重付与部100は、挿入型ピンプローブ20を介してスイッチ200に荷重を付与する。この荷重付与部100は、傾き移動ステージ2、およびX軸移動ステージ4、Z軸移動ステージ6、Y軸移動ステージ8、θ軸移動ステージ10で構成される移動機構がベース14上に取付けられて構成されている。
傾き移動ステージ2は、挿入型ピンプローブ20の傾き角度を変化させる。傾き移動ステージ2には、荷重測定部60を取付ける取付けアダプタ12が固定されている。傾き移動ステージ2を移動させると、取付けアダプタ12の傾き角度がX-Z平面内で変化し、荷重測定部60に取付けられた挿入型ピンプローブ20の傾き角度が変化する。
X軸移動ステージ4は、傾き移動ステージ2をX方向に移動させることにより、挿入型ピンプローブ20をX方向(車両上下方向)に移動させる。X軸移動ステージ4は、連絡ベース13を介してZ軸移動ステージ6に固定されている。Z軸移動ステージ6は、挿入型ピンプローブ20をZ軸方向(車両前後方向)に移動させる。さらに、Z軸移動ステージ6はY軸移動ステージ8上に固定されており、Y軸移動ステージ8は、挿入型ピンプローブ20をY軸方向(車両左右方向)に移動させる。
θ軸移動ステージ10は、上記のX、Y、Z軸移動ステージを載せてθ軸方向(X-Y平面内の回転方向)に回転する。これにより、挿入型ピンプローブ20をθ軸方向に移動させる。ベース14には、θ軸移動ステージ10が固定されている。また、ベース14には、後述する固定部90へ取付けるための取付け部が設けられている。
また、各軸の移動ステージには、駆動用のマイクロゲージが備えられており、各マイクロゲージのノブを回転させることにより、各移動ステージを所定の方向へ移動させる。傾き移動ノブ3は、傾き移動ステージ2を移動させて、挿入型ピンプローブ20の傾き角度をZ−X平面内で変化させる。X軸移動ノブ5は、X軸移動ステージ4を移動させて、挿入型ピンプローブ20をX軸方向へ移動させる。Z軸移動ノブ7は、挿入型ピンプローブ20をZ軸方向へ移動させる。さらに、Y軸移動ノブ9は、Y軸移動ステージ8を移動させて、挿入型ピンプローブ20をY軸方向へ移動させ、θ軸移動ノブ11は、θ軸方向へ回転させる。
各マイクロメータは、各移動ステージの移動量を示すゲージを備えており、対応する移動ステージの移動量を測定することができる。操作者は、操作すべき方向の移動ノブを操作して、対応した移動ステージを移動させることにより、測定を行うことができる。
また、前述したように、固定部90のアーム96の取付け位置および長さを調整することにより、挿入型ピンプローブ20および荷重測定部60、荷重付与部100を、測定に好適な位置にセットし、その後、各マイクロメータを操作して、挿入型ピンプローブ20をスイッチ200の所定位置にセットする。これにより、様々な向きや角度で車室内に配設されるスイッチ200に対しても、所望の方向に所定の荷重を与えて測定を行うことができる。
本実施例では、0.01mm単位の精度で移動ステージの移動量を調整することができるマイクロメータを使用している。これにより、スイッチ200の操作面および、その側面の好適な測定位置を選択して挿入型ピンプローブ20または非挿入型ピンプローブ40をセットすることが可能である。
さらに、各マイクロメータの操作によってセットされる挿入型ピンプローブ20および40のセット位置の精度が高く、その再現性も良いことから、挿入型ピンプローブ20および非挿入型ピンプローブ40にて押圧される押圧位置を変えることによって生ずるスイッチ200の変位量を測定することができる。これにより、スイッチ200を操作する者が感じる質感やガタつきの押圧位置による違いを定量化することが可能となる。
上記の実施態様においては、使用者がマイクロメータのノブを操作することにより、荷重付与部100の各移動ステージを駆動してスイッチの挙動を測定する例を示したが、例えば、マイクロメータのノブにステッピングモータを取付け、コンピュータ制御により自動測定を実施する方法も可能である。
図4は、本発明の実施形態における挙動測定装置のブロック図である。図4に示すように、挙動測定装置1は、制御部110と入出力部120を備えている。制御部110には、歪みゲージ61、レーザ変位計70、ブザー84が接続されている。また、制御部110は、スイッチ移動計測ユニット112、歪み計測ユニット113及び制御ユニット111を備えている。制御ユニット111には、スイッチ移動計測ユニット112、歪み計測ユニット113、ブザー84、及び入出力部120が接続されている。
レーザ変位計70は、スイッチ移動計測ユニット112からのトリガを受けてスイッチ200の表面をスキャンし、スイッチ移動計測ユニット112へ形状データを出力する。歪みゲージ61は、荷重測定部60の変形によって生じる歪みに対応した起電力を歪み計測ユニット113へ出力する。
スイッチ移動計測ユニット112は、レーザ変位計70が出力する形状データを基準データと比較することにより、スイッチ200の変位量を算出する。この基準データとしては、挿入型ピンプローブ20または非挿入型ピンプローブ40が所定位置にセットされた状態で、入出力部120から送られた指示信号に基づいてスキャンされた形状データを使用する。また、測定基準位置としてスイッチ200の表面上の位置を設定しておき、荷重付与部100による荷重の付与前後の測定基準位置の変位を測定することが好ましい。本実施態様においては、スイッチ200の形状データからエッジを検出し、スイッチに荷重が与えられる前後で検出したエッジの移動距離に基づいて、スイッチ200の変位量を算出する。
歪み計測ユニット113は、歪みゲージ61から出力される起電力を荷重に変換する。この際、挿入型ピンプローブ20または非挿入型ピンプローブ40が所定位置にセットされた状態で、入出力部120から送られた指示信号に基づいて、歪みゲージ61が出力している起電力の値を基準起電力として設定することが好ましい。さらに、荷重付与後の起電力と基準起電力の比較に基づいて荷重を算出し、挿入型ピンプローブ20または非挿入型ピンプローブ40がスイッチ200に与えた荷重として出力する。
ブザー84は、スイッチ200に与える荷重が予め設定された最大荷重以上で有る場合に、音で操作者へ報知するために設けられている。報知制御装置としての制御部110は、荷重測定部60による測定結果が過負荷と判断される値となった場合に、荷重付与の過負荷状態を示す情報をブザー84や表示部130を介して使用者に報知する。すなわち、歪み計測ユニット113からの出力が最大荷重を超えた場合に、制御ユニット111は、ブザー84を駆動して操作者へ報知するか、入出力部120へ信号を送り表示部130に所定の表示を行う。
また、制御ユニット111は、歪み計測ユニット113が算出したスイッチ200に与えた荷重と、スイッチ移動計測ユニット112が算出したスイッチ200の変位量と、を関連付けて、入出力部120へ送信する。
入出力部120は、制御ユニット121、メモリ122、入力部123及び表示部130を有する。制御ユニット121は、メモリ122、入力部123、表示部130が接続されており、メモリ122に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する。
メモリ122には、制御部110を制御するプログラム及び操作者が入力部123により設定した各種設定情報等が記憶されている。また、制御ユニット111が送信したスイッチ200に与えた荷重、変位量等の測定結果が記憶される。入力部123は、操作者が各種設定を行うために設けられたものである。
表示部130は、制御部110で算出されたスイッチ200の変位量、スイッチ200に与えた荷重、及びスイッチ200のスイッチ特性関数等の測定結果を表示する。また、表示部130は、各種設定を行うための画面や、警告情報を行うための画面等を表示する。
次に、ピンプローブについて説明する。図5は、ピンプローブを説明するための図であり、同図(a)はスイッチの可動方向Zとは垂直方向Xに荷重を与える挿入型ピンプローブを示す図、同図(b)はスイッチの可動方向Zに荷重を与える非挿入型ピンプローブを示す図である。
図5(a)に示す挿入型ピンプローブ20は、スイッチの種類や測定状態に応じて最適な測定ができるように、長さの異なる3つの挿入型ピンプローブ20a、20b、20cが用意されている。挿入型ピンプローブ20a、20b、20cには、傾斜部21a、21b、21c、押圧部22a、22b、22c及び取付け孔23a、23b、23cがそれぞれ設けられている。
挿入型ピンプローブ20a、20b、20cは、スイッチ200を第1の方向Xから押圧する面を長手とする薄板状を呈する。挿入型ピンプローブ20a、20b、20cは、端には取付け孔23a、23b、23cが設けられている。取付け孔23a、23b、23cは、挿入型ピンプローブ20a、20b、20cを歪みゲージ61に取付けるための孔である。
挿入型ピンプローブ20a、20b、20cの先端には、押圧部22a、22b、22cが形成されている。押圧部22a、22b、22cは、スイッチ200と隣接する枠体の隙間Gに挿入され、スイッチ200の側面に当接して荷重を与える箇所である。押圧部22a、22b、22cの幅は、挿入型ピンプローブ20a、20b、20cの中心の幅よりも狭くなっており、スイッチ200の側面において所望の荷重付与位置を設定することができるよう構成されている。また、挿入型ピンプローブ20a、20b、20cに設けられた傾斜部21a、21b、21cは、スイッチ200に与えた荷重により生じる反作用の力を取付け孔23a、23b、23c側へ均一に伝える機能を有する。
また、図5(b)に示すように、スイッチの種類や測定状態に応じて最適な測定ができるように、長さの異なる2つの非挿入型ピンプローブ40a、40bが用意されている。非挿入型ピンプローブ40a、40bは略棒形状に形成されており、傾斜部41a、41b、押圧部42a、42b及び取付け部43a、43bが設けられている。
非挿入型ピンプローブ40a、40bは、円柱が組み合わさった形状を有し、一端には取付け部43a、43bが設けられている。取付け部43a、43bには非挿入型ピンプローブ40a、40bを歪みゲージ61に取付けるためのネジ孔が設けられている。取付け部43a、43b側の径は大きく構成されていて、スイッチ200に与えた荷重により生じる反作用の力を受け取り易い構成となっている。
非挿入型ピンプローブ40a、40bの先端には押圧部42aが設けられている。押圧部42a、42bは、スイッチ200の上面に当接して荷重を与える。押圧部22aの幅は、取付け部43a側の径よりも狭くなっていて、小さいスイッチ200でもスイッチ200の所定の位置に、例えばスイッチ200の右隅の位置に荷重を与えることができる。また、スイッチ200の操作面において、複数の測定位置を設定することができる。
また、非挿入型ピンプローブ40a、40bには押圧部42a、42bに近づくにつれて幅が狭くなる傾斜部41a、41bが設けられている。傾斜部41a、41bはスイッチ200に与えた荷重により生じる反作用の力を取付け部43a、43bへ均一に伝える機能を有する。
次に、荷重測定部について説明する。図6は、荷重測定部を説明するための図であり、同図(a)はスイッチ200の可動方向Zとは垂直方向Xに荷重を与える場合の荷重測定部を示す図、同図(b)はスイッチ200の可動方向Zに荷重を与える場合の荷重測定部を示す図である。
図6(a)及び(b)に示すように、荷重測定部60には、歪みゲージ61、ゲージ取付け部62、貫通孔63及び固定孔64が設けられている。荷重測定部60は、S字型の形状に形成されているため、挿入型ピンプローブ20、非挿入型ピンプローブ40がスイッチ200に与えた荷重に応じて、変形を起こしやすい構成となっている。
貫通孔63は、上方の2カ所に設けられている。この貫通孔63は、図3で示した取付けアダプタ12に荷重測定部60を取付けるための孔である。また、固定孔64が、下方側面に設けられている。この固定孔64は、挿入型ピンプローブ20又は連結部材52を取付けるための孔である。ゲージ取付け部62は、2つの孔と、2つの孔を連結する溝から構成されており、図中に示すように、この連結する溝に歪みゲージ61を挟み込んで支持する。
挿入型ピンプローブ20を荷重測定部60に取付けて測定を行う場合、図6(a)に示すように、固定孔64の位置が下方になるような配置で、取付けアダプタ12に取付ける。また、挿入型ピンプローブ20は、取付け孔23を固定孔64の孔に合わせ、合わせた孔に固定具51を挿入して荷重測定部60に固定する。
図6(b)に示す、非挿入型ピンプローブ40を荷重測定部60に取付ける際は、荷重測定部60の固定孔64が側方にくるようにして、取付けアダプタ12に荷重測定部60を取付ける。連結部材52のネジ部54を固定孔64に挿入して、連結部材52を荷重測定部60に固定する。次に、連結部材52のもう一方のネジ部53に取付け部43のネジ穴を螺合させて、非挿入型ピンプローブ40を連結部材52に固定する。
挿入型ピンプローブ20、非挿入型ピンプローブ40がスイッチ200に荷重を与えると、その荷重に相当する反作用力が荷重測定部60に伝わる。荷重測定部60は、伝わった反作用力に応じて変形する。荷重測定部60変形がゲージ取付け部62の幅の変化となって歪みゲージ61に伝わり起電力の変化が生じる。前述したように、歪みゲージ61の起電力の変化を制御部110が検知することで、スイッチ200に与えた荷重を測定することができる。
図7は、スイッチ200の可動方向Zとは垂直方向Xに荷重を与える挿入型ピンプローブの変形例を示す図である。図7(a)に示すように、基部21の一端には取付け部23が設けられており、他端には押圧部22が設けられている。基部21の取付け部23側は、大きな荷重を受けられるように幅が広い形状を持つ。基部21の中心付近は、スイッチ200に与えた荷重により生じる反作用の力を取付け部23側へ均一に伝えるように、押圧部22に近づくにつれて幅が狭くなっている。この構成によれば、押圧部22がスイッチ200と接触する面積が小さいので、スイッチ200の所望の位置に荷重を与えることができる。
図7(b)は、略直方体の形状を有する挿入型ピンプローブ24の例である。取付け部26は、押圧部25と同じ幅となっている。この挿入型ピンプローブ24は、部材の使用量が少なく形状がシンプルであるため、製造コストを抑えることができる。
図7(c)は、押圧部に向けて幅広形状を有する挿入型ピンプローブの例である。基部28の一端に取付け部30が設けられており、他端に押圧部29が設けられている。押圧部29は、押圧するスイッチ200に合わせた幅を有している。例えば、図7(a)に示す挿入型ピンプローブ20では、押圧部22の幅が狭いため、スイッチ200が回転してしまう恐れがあるような場合に、押圧部の幅を広げて安定した測定を行うために使用される。
図7(d)は、側面視が略クランク形状を呈する挿入型ピンプローブの例である。基部32は、押圧部33側にL字状の鍵形状を有しており、鍵形状の端部に押圧部33が設けられている。例えば、図中に示すように枠体230とスイッチ200の段差が大きく、図7(a)、(b)の挿入型ピンプローブ24では、枠体230が障害となって、スイッチ200と枠体230の間の隙間に押圧部を挿入できないような場合に有効である。
図8は、スイッチの可動方向Zに荷重を与える非挿入型ピンプローブの変形例を示す図である。図8(a)に示す非挿入型ピンプローブ40では、取付け部43付近が、大きな荷重を受けられるように幅が広くなっている。また、取付け部43には、連結部材52に取付けるためのネジ孔を有している。押圧部42は、スイッチ200周囲との接触を避けるように径を小さくしている。傾斜部41は、スイッチ200に与えた荷重により生じる反作用の力を取付け部43側へ均一に伝えるように、押圧部42に近づくにつれて幅を狭くしている。また、押圧部42がスイッチ200と接触する面積が小さいので、スイッチ200の所望の位置に荷重を与えることができる。
図8(b)は、略円柱の形状を有する非挿入型ピンプローブ44の例である。押圧部45は、スイッチ200周囲との接触を避けるように径を小さくしている。取付け部46は、押圧部45と同じ径となっていて、先端にはネジが切られている。そのため、図6(b)に示すような連結部材52等を用いることなく荷重測定部60に直接取付けることができる。この非挿入型ピンプローブ44は、部材の使用量が少なく形状がシンプルであるため、製造コストを抑えることができる。
図8(c)は少なくともいずれかの側面視が略クランク形状を呈する非挿入型ピンプローブ47の例である。取付け部50には、荷重測定部60に取付けるために固定具51が挿入される。基部48は鍵形状を有している。鍵形状の基部48の端部に押圧部49が設けられている。例えば、図中に示すように枠体230とスイッチ200の段差が大きく、図8(a)、(b)の非挿入型ピンプローブ40、44では、枠体230が障害となって、スイッチ200の枠体230側の端部を押圧できないような場合に有効である。
次に、挙動測定装置に設けられた過負荷防止機構について説明する。図9は、本発明の実施形態における挙動測定装置の過負荷防止機構を示した図であり、同図(a)は過負荷防止機構が通常状態の斜視図、同図(b)は過負荷防止機構が過負荷を検知して解放状態となった場合の斜視図である。
過負荷防止機構は、荷重測定部60によって測定された荷重が所定値を超えて付与された場合に、その荷重の付与を停止、もしくは低減するものである。過負荷防止機構には、荷重付与部100から非挿入型ピンプローブ40を介してスイッチ200へかけられる荷重を所定値以下となるように減衰する荷重減衰部としてのトルクリミッタ150が設けられている。このトルクリミッタ150は、直動型のトルクリミッタであって、荷重付与部100によって付与された所定値以上の過負荷を検出し減衰する。
図9(a)で示すように、非挿入型ピンプローブ40と、荷重測定部60との間にトルクリミッタ150と連結部材55が設けられている。トルクリミッタ150は、主軸取付け部151、固定部152、及び中空部153を有する。主軸取付け部151は、非挿入型ピンプローブ40の取付け部43の外周面を挟持して、非挿入型ピンプローブ40を保持している。固定部152は、連結部材55に固定されている。また、連結部材55は、取付けネジ部56により荷重測定部60に固定されている。中空部153は、トルクリミッタ150の内部に設けられ、非挿入型ピンプローブ40の取付け部43と略同じ内径を有する空洞である。
トルクリミッタ150は、予め設定した設定荷重を超える荷重がトルクリミッタ150にかかると、主軸取付け部151が取付け部43の外周面を挟持する力が失われ、取付け部43を解放する。すると、図9(b)に示すように、非挿入型ピンプローブ40は中空部153に入り、取付け部43が中空部153の底面に接触する。非挿入型ピンプローブ40が縮むため、荷重が抜けてスイッチ200にかかる過負荷を防止することができる。
次に、スイッチの挙動測定について説明する。図10は、スイッチの挙動測定を説明するための図であり、同図(a)はスイッチに与える荷重方向とスイッチの挙動方向を説明するための図、同図(b)はスイッチ200にY方向に荷重を与えたときのスイッチの変位量の測定を説明するための図、同図(c)はスイッチ200の可動方向Zに荷重を与えたときのスイッチの変位量の測定を説明するための図である。
図10(a)において、スイッチ200の可動方向をZ、可動方向Zとは垂直方向であって車両の上下方向をX、可動方向Zとは垂直方向であって車両の左右方向をY、X方向を軸とする回転方向をヨーイング方向215、可動方向Zを軸とする回転方向をローリング方向216、Y方向を軸とする回転方向をピッチング方向214として説明する。
挿入型ピンプローブ20をスイッチ200と隣接する枠体との隙間Gに挿入して、スイッチ200の可動方向Zとは垂直方向をなす方向X、Yに荷重211、212を与える。または、非挿入型ピンプローブ40をスイッチ200の表面に当接させてスイッチ200の可動方向Zに荷重213を与える。
挿入型ピンプローブ20によりスイッチ200にY方向から荷重211を与えると、スイッチ200は、Y方向に変位するとともに、ヨーイング方向215やローリング方向216にも変位する。同様に、スイッチ200にX方向から荷重212を与えると、スイッチ200は、X方向に変位するとともに、ピッチング方向214やローリング方向216にも変位する。また、非挿入型ピンプローブ40によりスイッチ200に可動方向Zから荷重213を与えると、スイッチ200は、可動方向Zに変位するとともに、ピッチング方向214やヨーイング方向215にも変位する。つまり、スイッチ200のフィーリング感を測定するには、スイッチ200の荷重によって変位した3次元方向の変位量の測定を行うことが必要となる。
図10(b)に示すように、スイッチ200のY方向の面のやや上部にY方向の荷重211が加わると、スイッチ200は、Y方向に変位するとともに、ヨーイング方向215の変位が生じる。そのため、スイッチ200のガタやヨーイング方向215の傾きによりスイッチ200と枠体の隙間Gが変化する。この隙間Gを変位量測定部70のレーザ照射位置220に設定し、スイッチ200と枠体の隙間Gの幅を2次元測定することで、Y方向の変位量と、ヨーイング方向215の変位量を計測することができる。
また、スイッチ200のY方向の面の中央からやや左右のいずれか側にY方向の荷重211が加わると、スイッチ200は、Y方向に変位するとともに、ローリング方向216の変位が生じる。そこで、スイッチ200と枠体とのX方向の隙間Gを変位量測定部70のレーザ照射位置220に設定し、スイッチ200と枠体とのX方向の隙間Gの幅を2次元測定することで、ローリング方向216の変位量を計測することができる。
図10(c)に示すように、スイッチ200の角に近い位置にスイッチ200の可動方向Zから荷重213が加わると、スイッチ200は、スイッチ200の可動方向Zに変位するとともに、ピッチング方向214やヨーイング方向215にも変位する。
そのため、スイッチ200のガタやピッチング方向214及びヨーイング方向215の傾きによりスイッチ200の4方の隙間Gが変化する。この4方の隙間Gに変位量測定部70のレーザ照射位置220を設定し、2つのレーザ変位計70で2次元測定することで、垂直方向の変位量、ピッチング方向214の変位量、及びヨーイング方向215の変位量を計測することができる。
図11は、荷重測定部での測定方法を説明するための図である。スイッチ200の可動方向Zとは垂直方向X、Yへの変位量を測定する際は、図11(a)に示すように、挿入型ピンプローブ20を、スイッチ200aと枠体との隙間Gaに挿入して、図中に示す矢印211の方向に荷重を加える。変位量測定部70は、スイッチ200aと挿入型ピンプローブ20が押圧する方向に隣接するスイッチ200b(または、枠体)との間の隙間Gbを中心として、挿入型ピンプローブ20が押圧する方向にレーザ照射位置220を設定する。さらに、レーザ照射位置220を図中の上下方向にスキャンさせることにより、隙間Gbの上下方向に渡って変位を測定する。
次に、スイッチ200の可動方向Zへの移動量を測定する際は、図11(b)に示すように、非挿入型ピンプローブ40を、スイッチ200aの垂直面(押下面)の角付近に接触させる。変位量測定部70は、非挿入型ピンプローブ40が当接した位置を中心として、スイッチ200aと、スイッチ200aに隣接したスイッチ200bとの間の隙間Gbを計測できるように、スイッチ200aの配列方向にレーザ照射位置220を設定する。この場合においても、レーザ照射位置220を図中の上下方向にスキャンさせることにより、隙間Gbの上下方向に渡って変位を測定する。
図11(c)は、同図(a)(b)で設定した変位量測定部70の2次元測定結果を示す。図中に示す測定線221は、スイッチ200aとスイッチ200bおよび隙間Gbの形状を示すデータである。測定線221のAの部分は、スイッチ200aの外形線を示し、測定線221のCの部分は、スイッチ200bの外形線を示している。従って、測定線221のBの部分がスイッチ200aとスイッチ200bの隙間Gbを示している。AとBの境界の上側の屈折点と、BとCの境界の上側の屈折点が、それぞれ、スイッチ200aと200bのエッジの位置に対応している。この測定を荷重付与の前後で実施することにより、各エッジの変位を検出することができる。さらに、レーザ照射位置220を図中の上下方向にスキャンさせることにより、隙間Gbの全体についてエッジの変位を検出することができる。このデータを、前述したように、入出力部120の制御ユニット121で処理して、スイッチ200aの押圧方向への変位量、およびヨーイング量、ローリング量を算出することができる。
図12は、変位量測定部の別の実施態様を説明するための図である。図中に示した例では、スイッチ200の可動方向Zに対して垂直方向X、Yへ荷重を付与する場合の例であるが、可動方向Zに対して荷重を付与する場合も、同じ態様で測定が行われる。
変位量測定部70には、2つのレーザ変位計70a、70bが備えられている。レーザ変位計70aは、スイッチ200のY方向の隙間Ga、Gbに交差して測定領域220aを測定するように、また、レーザ変位計70bはスイッチ200のX方向の隙間Gcに交差して測定領域220bを測定するように配置されている。挿入型ピンプローブ20は、スイッチ200dとスイッチ200eとの隙間Gaに挿入されスイッチ200eに接触した後、荷重付与部100によって荷重を付与され、スイッチ200eを変位させる。
レーザ変位計70aは、図11(c)において説明したように、測定領域220aに沿った各スイッチの形状データを取得し、制御部110のスイッチ移動ユニット112へ送付する。これにより、制御部110および入出力部120において、レーザ変位計70aから送られた形状データからスイッチ200eのエッジが検出され、挿入型ピンプローブ20によって付与された荷重によるエッジの変位量が計算される。さらに、測定領域220aがX方向にスキャンされることにより、X方向に沿ったスイッチ200eのエッジの変位量データが、入出力部120のメモリ122に蓄積される。レーザ変位計70bにおいても、同様な測定が行われてY方向に沿ったエッジの変位量データが計算され、メモリ122に蓄積される。
このように、レーザ変位計70a、70bにより、X-Y平面内の2次元測定が行われ、スイッチ200eのエッジ全体の変位が測定され、X、Y、Z方向および各軸を中心とした回転方向への変位が算出される。これによりスイッチ200eの変位を3次元で認識することができる。
次に、表示部130の表示例について説明する。図13は、表示部の表示画面の例を示した図である。表示部130は、制御部110で算出されたスイッチ200の移動量、スイッチ200に与えた荷重、及びスイッチ200のスイッチ特性関数等の測定結果を測定表示画面131に表示する。測定表示画面131には、計測内容表示部132、荷重表示部133、隙間距離表示部134及び特性表示部135が設けられている。
計測内容表示部132は、計測したスイッチ200を識別する記号や計測した項目を示す。荷重表示部133は、荷重測定部60及び歪みゲージ61で測定したスイッチ200に与えた荷重を表示する。変位量表示部134は、変位量測定部70で測定したスイッチ200の隙間G等の変位量を示す指標の測定値、または計算結果を表示する。特性表示部135は、測定結果をプロットすることにより、荷重と変位量の相関関係を表示する。図中に示した例では、荷重測定部60及び歪みゲージ61で測定した荷重と変位量測定部70で測定した隙間距離との関係を示した関数を表示している。また、測定表示画面131には、メインメニューを表示するメインメニューボタン136、同じ設定で再計測を行う再計測ボタン137、計測した測定結果を保存する保存ボタン138及び計測を終了する計測完了ボタン139が設けられている。
次に、所定以上の荷重が付与された場合を検知する過負荷防止部について説明する。図14(a)は、本発明の実施形態における挙動測定装置の表示部で表示される過負荷アラーム設定画面を示した図である。図14(b)は、本発明の実施形態における挙動測定装置の表示部で表示される測定画面を示した図である。
図14(a)に示すように、表示部130には過負荷アラーム設定画面140が表示されている。図13で示した測定表示画面131において、メインメニューボタン136を押して、選択メニューから過負荷アラーム設定を選択すると、過負荷アラーム設定画面140を表示部130に表示することができる。過負荷アラーム設定画面140には、最大荷重設定値表示部141、ブザー設定表示部142、メインメニューボタン136、OKボタン143,キャンセルボタン144が設けられている。
最大荷重設定値表示部141には、過負荷と判断する設定荷重が表示される。ブザー設定表示部142には、過負荷であると判断された際に、ブザーを鳴らすか否かの設定が表示される。操作者は、スイッチ200に与えることができる最大の荷重値を入力部123より入力する。入力された最大荷重値が最大荷重設定値表示部141に表示される。次に、操作者は、設定した最大荷重値以上になった場合に、ブザーを鳴らすか否かを入力部123より選択する。選択された内容がブザー設定表示部142に表示される。次に、操作者は、OKボタン143を押して過負荷設定を終了する。OKボタン143が押されると、入出力部120は、入力した設定値を制御部110へ送信する。制御部110は、新しく設定された設定値に基づいて、検出された荷重が設定値を超えた場合に、ブザーを鳴らすかを判断し表示部にアラームを表示する。また、入出力部120は、入力した設定値をメモリ122に記憶させる。キャンセル144が押されると、入出力部120で入力された内容がキャンセルされる。
図14(b)に示すように、測定中に過負荷アラーム設定画面140で設定した最大荷重設定値を超えた場合に、測定表示画面131の荷重表示部133に“WARNING”といった過負荷であることを示したアラーム145を表示する。また、過負荷アラーム設定画面140で、ブザーをONに設定した場合は、アラーム145を表示するとともに、ブザー84から警告音が鳴らされる。
このように、制御部110がスイッチ200への過負荷を防止するように制御することで、スイッチ200にかかる荷重が最大荷重設定値以上である場合に、過負荷であることを表示部130やブザー84によって操作者に報知して荷重を低減させ、スイッチ200の破損を防止することができる。また、挿入型ピンプローブ20、非挿入型ピンプローブ40、荷重測定部60及び各移動ステージで生じる恐れがある過負荷による変形や破損を防止することができる。
次に、挙動測定方法について説明する。図15は、本発明の挙動測定処理のフローチャートである。ステップS10において、スイッチ200の可動方向Zに対する垂直方向X又はYに荷重を付与するか否かを選択する。垂直方向X又はYに荷重付与を行う場合は、ステップS20へ移行し、垂直方向X又はYに荷重付与を行わない場合は、ステップS30へ移行する。
ステップS20においては、スイッチ200と隣接する枠体との隙間Gに挿入型ピンプローブ20の先端を挿通する。また、変位量測定部70のレーザ照射位置220は、図11(a)で示した位置に設定する。また、挿入型ピンプローブ20を移動させて、図11(a)で示したスイッチ200の所定の位置に挿入型ピンプローブ20を接触させる。さらに、入出力部120を操作して、歪みゲージ61の起電力を基準値として取込み、変位量測定部70により基準となる形状データを測定する。この処理が終了したら、ステップS50へ移行する。
ステップS30においては、可動方向Zに荷重付与を行うか否かを選択する。スイッチ200の可動方向の荷重付与を行う場合は、ステップS40へ移行し、スイッチ200の垂直方向の測定を行わない場合は、ステップS10へ戻る。
ステップS40において、非挿入型ピンプローブ40をスイッチ200の表面に接触させて、スイッチ200の操作面と接する位置に挿入型ピンプローブ20を設ける。また、変位量測定部70のレーザ照射位置220は、図11(b)で示した位置に設定する。また、非挿入型ピンプローブ40を移動させて、図11(b)で示したスイッチ200の所定の位置に非挿入型ピンプローブ40を接触させる。さらに、入出力部120を操作して、歪みゲージ61の起電力を基準値として取込み、変位量測定部70により基準となる形状データを測定する。この処理が終了したら、ステップS50へ移行する。
ステップS50では、荷重付与部100のノブを操作して荷重付与方向に対応する移動ステージを移動させ、挿入型ピンプローブ20、または非挿入型ピンプローブ40を介してスイッチ200に荷重を付与する。例えば、可動方向Zに対して垂直方向Xから荷重を付与する場合、ノブ5を操作してX軸移動ステージ4を移動させ挿入型ピンプローブ20を介してスイッチ200に対して荷重を付与する。また、可動方向Zに荷重を付与する場合、ノブ7を操作してZ軸移動ステージ6を移動させ挿入型ピンプローブ20を介してスイッチ200に対して荷重を付与する(図3参照)。この処理が終了したら、ステップS60へ移行する。
ステップS60では、荷重測定部60によって押圧されたスイッチ200の荷重を測定する。この処理において、荷重測定部60は、挿入型ピンプローブ20、非挿入型ピンプローブ40を介してスイッチ200に与えた荷重を歪みゲージ61で検知し、制御部110は、ステップS20またはS40で記憶した起電力の基準値に基づいて、歪みゲージ61が検知した歪み量を荷重に演算する処理を行う。この処理が終了したら、ステップS70へ移行する。
ステップS70において、ステップS60で測定した荷重が、最大荷重設定値以上であるか否かを判定する。この処理において、ステップS60で測定した荷重値が、図14(a)に示した表示部130の過負荷アラーム設定画面140にて設定した最大荷重設定値以上であるか否かを判定する。最大荷重設定値以上である場合は、ステップS80へ移行し、最大荷重設定値以上ではない場合は、ステップS90へ移行する。
ステップS80において、過負荷であることを警告する処理を行う。この処理において、制御部110は、図14(b)に示すように、表示部130の荷重表示部133に、過負荷であることを示すアラーム145を表示する。また、図14(a)に示した表示部130の過負荷アラーム設定画面140にて設定したブザーがONである場合は、ブザー84で警告音を鳴らす処理を行う。
ステップS90では、スイッチ200の変位量を測定する処理を行う。すなわち、変位測定部70によりスイッチ200の形状データを取得し、ステップS20またはS40において測定した基準データと比較することにより、変位量を算出する。この際、ステップS20が選択されている場合には、可動方向Zへの変位量は、算出されたデータがそのまま使用されるが、ステップS40が選択されている場合には、Z方向に設定されているスイッチのストローク分が差し引かれた算出データがZ方向の変位量として使用される。
ステップS100では、ステップS60の荷重測定及びステップS90の変位量測定の結果を関連づけて、測定結果を報知する処理を行う。この処理において、図14に例を示したように、スイッチ200の荷重に対するスイッチ200の変位量を示す特性グラフ、測定した荷重値及びスイッチ200の変位量またはそれに相当する指標である隙間Gの距離を表示部130の測定表示画面131に表示する。この処理が終了したら、ステップS110へ移行する。
ステップS110において、同じスイッチ200の位置で再計測を行うか否かを判定する。この処理において、図13に示した表示部130の測定表示画面131に表示した再計測ボタン137が押されたか否かを判定する。再計測を行う場合は、ステップS50へ移行し、再計測を行わない場合はステップS120へ移行する。前述したように、レーザ変位計70の測定領域をスキャンして測定する場合は、スキャンする方向へレーザ変位計70を所定量だけ移動させて、再測定を行う。
ステップS120において、測定した結果を保存するか否かを判定する。この処理において、図11に示した表示部130の測定表示画面131に表示した保存ボタン138が押されたか否かを判定する。保存を行う場合は、ステップS130へ移行し、保存を行わない場合は測定を終了する。
ステップS130において、測定結果を記録する処理を行う。この処理において、挙動測定装置1は、ステップS100で報知した測定結果を、入出力部120に予め設けられメモリ122に記憶する処理を行い、挙動測定を終了する。
上述した挙動測定処理を組み合わせて、1つのスイッチ200に対してX方向、Y方向、及びZ方向の3回の測定を行うことで、スイッチ200の表面に対する水平方向、垂直方向及び水平方向と垂直方向に対する3つの回転軸の計6軸の変位量をスイッチ200の移動量として測定することができる。この測定結果は、荷重に対するスイッチ200の3次元移動量としての特性を示しており、スイッチ200の質感やガタつきを定量的に計測したデータとすることができる。
上述した本発明の実施形態の変形例について、図16から図22に説明する。図16は、本発明の実施形態における挙動測定装置の変形例を示した図である。この変形例では、挿入型ピンプローブ20をモータ85によって移動させる場合の例を模式的に示している。また、非挿入型ピンプローブ40についても、同様に実施することができる。
この変形例では、入出力部120を兼ねたマイクロコンピュータを用いて、予め定められた挿入型ピンプローブ20の操作プログラムによってモータ85を制御し、スイッチ200に自動的に荷重を与えて測定を実施する。具体的な方法としては、荷重付与部100の各移動ステージを移動させるノブにステッピングモータを取付け、コンピュータ制御によりノブを回転させることにより、各ステージを移動させて荷重を付与する構成とする(図3参照)。
図17は、本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。図中に示すように、変位量測定部70としてギャップセンサ71が配置されている。一方、挿入型ピンプローブ20には、検出板72が取付けられている。ギャップセンサ71は静電容量型のセンサであり、検出板72との間の距離(ギャップ)を静電容量変動に基づいて測定する。例えば図中の配置において、モータ85を駆動して挿入型ピンプローブ20を移動させた場合、検出板72との距離をギャップセンサ71が検出し、挿入型ピンプローブ20の移動量、すなわちスイッチ200eの図中Y方向への変位量を直接測定することが可能となる。
一方、上記の変形例において、挿入型ピンプローブ40を使用してスイッチ200eの可動方向へ荷重を付与する場合には、ギャップセンサ71の配置を90°回転させてスイッチ200eの操作面に対向する位置に配置する。この場合、ギャップセンサ71は、スイッチ200eの可動方向への変位量を直接検出する。この際、スイッチ200eが金属であれば、検出板72を配置する必要がないが、合成樹脂等の非導電物質を材料とするものである場合には、非挿入型ピンプローブ40と連動して動く検出板72をギャップセンサ71に対向する位置に配置することが必要となる。
図18は、本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。図中に示すように、変位量測定部70として渦電流式変位センサ73が設けられている。挿入型ピンプローブ20には、検出板72が取付けられている。ギャップセンサ73は渦電流式変位センサであり、検出板74との間の距離(ギャップ)をインピーダンスの変化に基づいて測定する。すなわち、ギャップセンサ73の内部にあるコイルに高周波の電流を流して高周波磁界を発生させ、電磁誘導作用によって検出板74表面に過電流を発生させる。この状態で検出板74とギャップセンサ73の間の距離(ギャップ)が変化すると、ギャップセンサ73内部のセンサコイルが、インピーダンスの変化として距離の変化を検出する。
図18中の配置において、モータ85を駆動して挿入型ピンプローブ20を移動させた場合、検出板74との距離をギャップセンサ73が検出し、挿入型ピンプローブ20の移動量、すなわちスイッチ200eの図中Y方向への変位量を直接測定することが可能となる。
上記の変形例において、非挿入型ピンプローブ40を使用してスイッチ200eの可動方向へ荷重を付与する場合には、ギャップセンサ73の配置を90°回転させてスイッチ200eの操作面に対向する位置に配置する。この場合、ギャップセンサ71は、スイッチ200eの可動方向への変位量を直接検出する。この際、スイッチ200eが磁性金属であれば、検出板72を配置する必要がないが、非磁性金属または合成樹脂等の非導電物質を材料とするものである場合には、非挿入型ピンプローブ40と連動して動く検出板74をギャップセンサ73に対向する位置に配置することが必要となる。
図19は、本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。図19に示すように、変位量測定部70にはレーザ変位計75が備えられている。検出板76は、挿入型ピンプローブ20の上端に挿入型ピンプローブ20に垂直になるように配設する。レーザ変位計75は、検出板76に向けてレーザを投光し、検出板76により反射したレーザを受光する。受光した反射レーザの位置を測定し、測定した反射レーザの位置に基づいて、レーザ変位計75と検出板76との距離を算出する。
レーザ変位計75は、挿入型ピンプローブ20がスイッチ200eに接触した時に、受光した反射レーザの位置を測定して、レーザ変位計75と検出板76との距離を測定する。次に、レーザ変位計75は、挿入型ピンプローブ20によりスイッチ200eに荷重を与えた際に、受光した反射レーザの位置を測定して、レーザ変位計75と検出板76との距離を測定する。制御部110は、レーザ変位計75が測定した、レーザ変位計75と検出板76との距離の変化を算出して、スイッチ200eの移動量を測定する。尚、レーザ変位計75がレーザを照射する対象を検出板76としているが、挿入型ピンプローブ20又はモータ85にしてもよい。また、反射したレーザを用いるため、図17及び図18で示した変形例に必要な条件である検出板が金属でなくても、スイッチ200の移動量を測定することができる。
図20は、本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。変位量測定部70として可動子60から照射されたレーザ光を読み取って数値化するスケーラ77が備えられている。スケーラ77は、側面に所定間隔で設けられたスリットと各スリットに対応して内部に配置された受光素子を有しており、可動子60から照射されたレーザ光が透過したスリットを識別することができる。これにより、スリット間隔の精度でレーザ光の照射位置を検出することができる。
図20に示す変形例においては、挿入型ピンプローブ20には、可動子60が取付けられ、可動子60が照射するレーザ光のスポット(図示せず)は、スケーラ77の側面を照射するように配置される。図中の配置において、モータ85を駆動して挿入型ピンプローブ20を移動させた場合、可動子60から照射されるレーザ光の照射位置は、挿入型ピンプローブ20の移動に伴って、スケーラ77の側面に沿って移動する。したがって、挿入型ピンプローブ20の移動量、すなわちスイッチ200eの図中Y方向への変位量は、スケーラ77においてレーザ光のスポットの移動距離として直接検出される。さらに、検出された移動距離は、スケーラ77の内部に備えられたエンコーダにより符号化され、変位量データとして外部の制御装置、例えば入出力部120へ送られる。このように、スイッチ200の変位量をスケーラ77によって測定した場合には、周囲の温度や磁場で影響を受ける静電容量や渦電流による距離の測定よりも、高い精度で変位量を直接測定することができる。
また、非挿入型ピンプローブ40を使用してスイッチ200eの可動方向へ荷重を付与する場合には、非挿入型ピンプローブ40に可動子60を取付ける。スケーラ77は、90°回転させ、且つ、スリットを有する側面で可動子60からのレーザ光を受ける位置に配置する。この場合、荷重付与部100から可動方向Zへの荷重を受ける非挿入型ピンプローブ40の移動に伴い、レーザ光のスポットもスケーラ77の側面に沿ってZ方向へ移動する。これにより、スイッチ200eの可動方向への変位量を直接検出することができる。
図21は、本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した図である。図中に示す変形例は、挿入型ピンプローブ20により、可動方向Zに対して垂直なY方向に荷重を付与する例であるが、非挿入型ピンプローブ40により可動方向Zに荷重を付与する場合にも、以下の説明と同じ実施方法を適用することができる。図21(a)に示すように、この例では、スイッチ200eの移動量を画像処理によって測定する場合の例である。変位量測定部70には、撮像装置としてのカメラ78が備えられている。変位量測定部70とスイッチ200との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、荷重付与部100の駆動前後の測定基準位置の間の距離をカメラ78によって撮像された画像を比較することによって測定する。カメラ78は、スイッチ200eを撮像し、撮像したスイッチ200eの画像データを画像処理部160へ送る。
図21(b)は、画像処理部160の機能ブロックを示している。画像処理部160は、前処理部161,特徴抽出部162および判定出力部163を有する。前処理部161は、カメラ78から送られたスイッチ200の画像データを受け取り、照明補正、2値化、フィルタ処理、色補正処理等を行う。補正した補正画像データは、特徴抽出部162へ送られる。特徴抽出部162は、受け取った補正画像データからスイッチ200の形状を抽出するため、エリア判定処理やパターンマッチ具処理等を行う。
抽出された抽出画像データは、判定出力部163へ送られ、判定出力部163において、抽出した画像データが、正しいデータであるか否かを判定される。正しいデータと判定された場合には、スイッチ200の形状を示す形状情報及び位置情報が生成され、制御部110へ送られる。
図21(a)の変形例において、スイッチ200eの変位量を測定する場合には、荷重が与えられる前後で上記画像処理を行って、荷重が与えられる前後のスイッチ200eの形状情報及び位置情報を比較して変位量を求める。この際、スイッチ200eの表面のいずれかに測定基準位置を設定しておくことが好ましい。
例えば、画像処理において、エッジを検出するのは容易であるから、スイッチ200eの操作面の四隅に測定基準位置を設定するのが簡便である。図中のX、Y方向への変位を求める場合、荷重が付与される前の撮像画像において、測定基準点に対応する画像位置を撮像エリア内の座標に対応づけて記憶させておき、次に、荷重が付与された後の撮像画像から測定基準位置を抽出し、記憶させておいた最初の測定基準位置と比較することにより、X、Y方向への変位量を容易に算出できることは明らかである。
次に、スイッチ200eの可動方向Zへの変位を求める方法について説明する。Z方向への変位量は、カメラ78を移動させて所定の間隔をもった2点から撮像した画像を取得し、2つの画像データからスイッチ200eの立体データを作成することにより行う。この際、フィルタ処理やシェーディング補正等の画像処理を行うことで、スイッチ200の形状又は位置の精度を向上させる。すなわち、荷重付与の前後において、それぞれ立体データを作成し、それらの比較により、Z方向への変位を算出する。
図22は、本発明の実施形態における挙動測定装置の他の変形例を示した説明図である。図中に示す変形例は、挿入型ピンプローブ20により、可動方向Zに対して垂直なY方向に荷重を付与する例であるが、以下の説明は、非挿入型ピンプローブ40により可動方向Zに荷重を付与する場合にも適用することができる。
図22に示すように、この例では、スイッチ200の移動量を3次元測定機により測定する場合の例である。変位量測定部70には、3次元座標を用いてスイッチ200eの変位量を測定する3次元測定機79が設けられている。3次元測定機79は、変位量測定部70とスイッチ200との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、荷重付与部100の駆動前後の測定基準位置の間の距離を計測することによってスイッチ200の変位量を測定する。
3次元測定機79は、測定子80、固定部81を有する。測定子80は、スイッチ200の所定位置に接触させるものである。固定部81は、3次元測定機79を所定の原点に固定するものである。3次元測定機79は、X、Y、Z、θ軸の関節を持ち、且つ各軸の移動量を読み取る機構を有している。これにより、測定子80が指示する位置をX、Y、Zの3次元位置座標として表現することができる。
図22(b)に示すように、3次元測定機79は、測定子80をスイッチ200の各頂点に接触させると、X、Y、Z軸の仮想空間上に各頂点に対応する3次元の位置座標204a〜204dを与え、その位置座標を記憶する。次に、3次元測定機79は、荷重を与えた後のスイッチ200の各頂点に測定子80を接触させ、X、Y、Z軸の仮想空間上に各頂点に対応する3次元の位置座標204e〜204hを検出し、その位置座標204a〜204gを記憶する。制御部110は、荷重を与える前後で変位した各3次元の位置座標204a〜204hに基づいてスイッチ200の変位量を求める。
図23は、変位量測定部70の支持機構を模式的に示した図である。変位量測定部70は、固定部90のアーム96の先端部に固定され、荷重付与部100、荷重測定部60および挿入型ピンプローブ20,非挿入型ピンプローブ40とは独立している。また、変位測定部70は、アーム98を介してアーム96の先端に取付けられている。さらに、アーム98は、2箇所の自在ジョイント99a、99bを有し、変位測定部70を回転自在に支持している。
アーム98の先端には、変位測定部70をX-Y平面内で微動させるための移動ユニット151が取付けられている。これにより、前述したレーザ変位計70の測定領域をスキャンすることが可能となる。また、変位測定部70の代わりに、カメラ78を移動ユニット151に取付け、カメラ78を移動させながら撮像することで、3次元の立体データを取得することが可能となる。
また、図2では、挙動測定装置1を車両内へ固定するための固定部90を支柱91、天井支持部92、フロア支持部93及び吸盤95で構成していたが、これに限らず固定部90を三本の支持脚によって車室内のフロア252に支持される三脚で構成して、簡単に挙動測定装置1を設置できるようにしてもよい。
また、図2及び図3に示す例では、力学的測定装置を荷重付与部100に設けた場合の例について説明したが、荷重測定部60は、挿入型ピンプローブ20、荷重付与部100および固定部90の少なくともいずれか1つに生ずる歪みを力学的測定装置にて測定することによってスイッチ200への荷重を測定するものであれば良い。又、荷重測定部60は、挿入型ピンプローブ20、非挿入型ピンプローブ40、固定部90及び荷重付与部100の少なくともいずれか1つのなす剛性を維持する位置に固定されているのが好ましい。また、図9では、荷重減衰部としてのトルクリミッタ150を非挿入型ピンプローブ40と荷重測定部60の間に設けた場合の例について説明したが、荷重減衰部を、挿入型ピンプローブ20と荷重測定部60の間又は荷重付与部100に設けてもよい。図17から図22で示したモータ85の代わりに、ポンプやロボットアーム等のアクチュエータであってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲の概念を逸脱しない範囲で、上記実施の形態の構造に種々の変形や変更を施すことも可能である。例えば、記実施形態では、操作部材の例としてボタン式のスイッチを例にとって説明したが、本発明は、これに限定されることなく車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材であれば本発明を適用することができる。
1 挙動測定装置
2 傾き移動ステージ
3 傾き移動ノブ
4 X軸移動ステージ
5 X軸移動ノブ
6 Z軸移動ステージ
7 Z軸移動ノブ
8 Y軸移動ステージ
9 Y軸移動ノブ
10 θ軸移動ステージ
11 θ軸移動ノブ
20 挿入型ピンプローブ
40 非挿入型ピンプローブ
60 荷重測定部
61 歪みゲージ
70 変位量測定部(レーザ変位計)
90 固定部
100 荷重付与部
110 制御部
120 入出力部
130 表示部
200 スイッチ
G 隙間

Claims (30)

  1. 車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定装置であって、
    前記操作部材と接する位置に設けられた押圧子であって、当該操作部材を押圧する押圧子と、
    前記押圧子と連接するように設けられた荷重付与部であって、当該押圧子を介して前記操作部材に荷重を付与する荷重付与部と、
    前記車両に固定された固定部であって、前記押圧子と前記荷重付与部とが当該車両の剛性を維持するように固定された固定部と、
    前記荷重付与部によって押圧された前記操作部材の予測可動領域から外れる変位量を測定する変位量測定部であって、当該操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向への該操作部材の変位量を測定する変位量測定部と、
    を有することを特徴とする挙動測定装置。
  2. 前記押圧子および前記荷重付与部のうち少なくともいずれか一方には位置調整部がさらに設けられ、当該位置調整部が操作されることによって、当該押圧子と前記操作部材の接触位置が調整されることを特徴とする請求項1に記載の挙動測定装置。
  3. 前記挙動測定装置には荷重測定部がさらに設けられ、当該荷重測定部は、前記荷重付与部によって押圧された前記操作部材への荷重を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の挙動測定装置。
  4. 前記荷重測定部は、前記押圧子、前記荷重付与部および前記固定部の少なくともいずれか1つのなす剛性を維持する位置に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の挙動測定装置。
  5. 前記荷重測定部は、前記押圧子、前記荷重付与部および前記固定部の少なくともいずれか1つに生ずる歪みを力学的測定装置にて測定することによって前記操作部材への荷重を測定することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の挙動測定装置。
  6. 前記変位量測定部によって測定された変位量は、前記荷重測定部によって測定された荷重と関連付けて測定されることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の挙動測定装置。
  7. 前記固定部は、前記車両の少なくとも2点で支持するように固定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の挙動測定装置。
  8. 前記固定部には移動機構がさらに設けられ、当該移動機構は、前記変位量測定部を前記第1の方向に追従するよう回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の挙動測定装置。
  9. 前記挙動測定装置には過負荷防止機構がさらに設けられ、当該過負荷防止機構は、前記荷重測定部によって測定された荷重が所定値を超えて付与された場合に、当該荷重付与を停止、もしくは低減することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の挙動測定装置。
  10. 前記過負荷防止機構には、前記押圧子および前記荷重付与部の少なくともいずれか一方に設けられた荷重減衰部であって、当該荷重付与部から当該押圧子を介して前記操作部材へかけられる荷重を前記所定値以下となるように減衰する荷重減衰部が備えられていることを特徴とする請求項9に記載の挙動測定装置。
  11. 前記荷重減衰部は、前記荷重付与部によって付与された過負荷を直動型のトルクリミッタによって減衰することを特徴とする請求項10に記載の挙動測定装置。
  12. 前記過負荷防止機構には報知制御装置がさらに設けられ、当該報知制御装置は、前記荷重測定部による測定結果が過負荷と判断される値となった場合に、荷重付与の過負荷状態を示す情報を使用者に報知することを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の挙動測定装置。
  13. 車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定装置であって、
    前記操作部材の操作面と接する位置に設けられた押圧子であって、当該操作部材の可動方向に沿って該操作部材を押圧する押圧子と、
    前記押圧子と連接するように設けられた荷重付与部であって、当該押圧子を介して前記操作部材の操作面に押圧力が付与されることによって当該操作部材の操作状態を再現する荷重付与部と、
    前記車両に固定された固定部であって、前記押圧子と前記荷重付与部とが当該車両の剛性を維持するように固定された固定部と、
    前記荷重付与部によって可動方向に押圧された前記操作部材の可動方向から外れる方向の変位量を測定する変位量測定部であって、当該操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向と、当該第1の方向を軸とする回転方向をなす第2の方向と、の少なくともいずれか1方向への該操作部材の変位量を測定する変位量測定部と、
    前記押圧子および前記荷重付与部の少なくともいずれか一方に設けられた荷重測定部であって、前記荷重付与部によって押圧された前記操作部材への荷重を測定する荷重測定部と、当該荷重付与部によって押圧された当該操作部材の可動方向をなす第3の方向への移動量を測定する移動量測定部と、の少なくともいずれか一方と、
    前記荷重付与部に設けられた移動機構であって、前記変位量測定部を前記第2の方向に追従するように回転させる移動機構と、を有し、
    前記変位量測定部によって測定された変位量は、前記荷重測定部によって測定された荷重および前記移動量測定部によって測定された移動量の少なくともいずれか一方に関連付けて測定されることを特徴とする挙動測定装置。
  14. 前記押圧子および前記荷重付与部のうち少なくともいずれか一方には位置調整部がさらに設けられ、当該位置調整部が操作されることによって、当該押圧子と前記操作部材の接触位置が調整されることを特徴とする請求項13に記載の挙動測定装置。
  15. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方は、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との間の距離を直接計測することによって当該操作部材の変位量を測定することを特徴とする請求項13または14に記載の挙動測定装置。
  16. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方にはギャップセンサが備えられ、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との間の距離を当該ギャップセンサの静電容量変動に基づいて測定することを特徴とする請求項15に記載の挙動測定装置。
  17. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方には渦電流式変位センサが備えられ、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との間の距離を当該渦電流式変位センサの抵抗値変動に基づいて測定することを特徴とする請求項15に記載の挙動測定装置。
  18. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方にはレーザ変位計が備えられ、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との間の距離を当該レーザ変位計の反射光測定値変動に基づいて測定することを特徴とする請求項15に記載の挙動測定装置。
  19. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方には光を照射する可動子と当該可動子から照射された光を読み取って数値化するスケーラとを有するエンコーダが備えられ、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との間の距離を当該エンコーダの計測結果に基づいて測定することを特徴とする請求項15に記載の挙動測定装置。
  20. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方は、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、前記荷重付与部の駆動前後の当該測定基準位置の間の距離を計測することによって当該操作部材の変位量を測定することを特徴とする請求項13または14に記載の挙動測定装置。
  21. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方には、2次元レーザ変位計が備えられ、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、前記荷重付与部の駆動前後の当該測定基準位置の間の距離を当該2次元レーザ変位計によって測定することを特徴とする請求項20に記載の挙動測定装置。
  22. 前記変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方には、撮像装置が備えられ、当該変位量測定部および前記移動量測定部の少なくともいずれか一方と前記操作部材との各々に設けられた測定基準位置を設定しておき、前記荷重付与部の駆動前後の当該測定基準位置の間の距離を当該撮像装置によって撮像された画像を比較することによって測定することを特徴とする請求項20に記載の挙動測定装置。
  23. 前記測定基準位置が、3次元座標を用いて前記操作部材の変位量を測定することを特徴とする請求項20に記載の挙動測定装置。
  24. 前記押圧子は、略棒状に形成されていることを特徴とする請求項13から23のいずれかに記載の挙動測定装置。
  25. 車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定装置であって、
    前記操作部材と隣接する枠体との間に先端を挿通するように設けられた押圧子であって、当該操作部材を可動方向とは垂直方向をなす第1の方向から押圧する押圧子と、
    前記押圧子の先端とは反対側の端部と連接するように設けられた荷重付与部であって、当該押圧子を介して前記操作部材に荷重を付与する荷重付与部と、
    前記車両に固定された固定部であって、前記押圧子と前記荷重付与部とが当該車両のなす剛体と近似の状態を形成するように固定された固定部と、
    前記荷重付与部によって前記第1の方向へ押圧された前記操作部材の変位量を測定する変位量測定部と、
    を有することを特徴とする挙動測定装置。
  26. 前記押圧子の先端は、前記操作部材を前記第1の方向から押圧する面を長手とする薄板状を呈することを特徴とする請求項25に記載の挙動測定装置。
  27. 前記押圧子は、少なくともいずれかの側面視が略クランク形状を呈することを特徴とする請求項25または26に記載の挙動測定装置。
  28. 車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定方法であって、
    前記操作部材と接する位置に押圧子を設ける第1のステップと、
    前記押圧子と連接するように設けられた荷重付与部によって、当該押圧子を介して前記操作部材に荷重を付与する第2のステップと、
    前記荷重付与部によって押圧された前記操作部材の予測可動領域から外れる変位量であって、当該操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向への該操作部材の変位量を測定する第3のステップと、
    を有することを特徴とする挙動測定方法。
  29. 車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定方法であって、
    前記操作部材の操作面と接する位置に押圧子を設ける第1のステップと、
    前記押圧子と連接するように設けられた荷重付与部によって、当該押圧子を介して前記操作部材の操作面に荷重を付与する第2のステップと、
    前記押圧子および前記荷重付与部の少なくともいずれか一方に設けられた荷重測定部によって押圧された前記操作部材の荷重を測定する第3のステップと、
    前記荷重付与部によって可動方向に押圧された前記操作部材の予測可動領域として設定されている閾値から外れる変位量であって、当該操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向と、当該第1の方向を軸とする回転方向をなす第2の方向と、の少なくともいずれか1方向への該操作部材の変位量を変位量測定部によって測定する第4のステップと、
    前記荷重付与部によって押圧された前記操作部材の可動方向をなす第3の方向への移動量を移動量測定部によって測定する第5のステップと、
    を有し、
    前記変位量測定部によって測定された変位量を前記荷重測定部によって測定された荷重および前記移動量測定部によって測定された移動量の少なくともいずれか一方に関連付けて測定することを特徴とする挙動測定方法。
  30. 車両の各種機器を操作するために設けられた操作部材の操作時に生ずる挙動を測定する挙動測定方法であって、
    前記操作部材と隣接する枠体との間に押圧子の先端を挿通する第1のステップと、
    前記押圧子の先端とは反対側の端部と連接するように設けられた荷重付与部によって、前記操作部材の可動方向とは垂直方向をなす第1の方向から当該押圧子を介して当該操作部材に対して荷重を付与する第2のステップと、
    前記荷重付与部によって前記第1の方向へ押圧された前記操作部材の変位量を測定する第3のステップと、
    を有することを特徴とする挙動測定方法。
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