JPH08199707A - 建物突出部の取付部分の防火構造 - Google Patents

建物突出部の取付部分の防火構造

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JPH08199707A
JPH08199707A JP1048095A JP1048095A JPH08199707A JP H08199707 A JPH08199707 A JP H08199707A JP 1048095 A JP1048095 A JP 1048095A JP 1048095 A JP1048095 A JP 1048095A JP H08199707 A JPH08199707 A JP H08199707A
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JP
Japan
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building
fire
fireproof
mounting portion
resistant
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Withdrawn
Application number
JP1048095A
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English (en)
Inventor
Atsushi Saginoya
敦 鷺野谷
Hirochika Nakashiyouya
博規 中庄谷
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防火性を損なわずに、建物ユニットの生産性が
向上する建物突出部の取付部分の防火構造の提供。 【構成】ユニット式建物の軽量気泡コンクリート製の外
壁から突出するバルコニユニット10を取付ける取付部20
の防火構造を、取付部20に応じた面積を有するととも
に、軽量気泡コンクリートとは異なる防火サイディング
または珪酸カルシウム板からなる防火面材22を含んで構
成する。防火面材22で防火性が確保され、防火面材22が
外壁とは異なる材質であるため、軽量気泡コンクリート
製の外壁面材5の種類が減り、外壁面材5の製造効率が
損なわれないうえ、防火サイディングまたは珪酸カルシ
ウム板等の防火面材22は加工が容易なので、建物ユニッ
ト1の生産性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物突出部の取付部分
の防火構造に関し、ユニット式住宅等のユニット式建物
に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、予め工場で製造された複数の建
物ユニットを建築現場で相互に接合するユニット式建物
が利用されている。このようなユニット式建物によれ
ば、建物の内外装等の殆ど全ての作業が工場で行われる
ため、建築現場での作業が軽減され、短期間で建物を完
成することができる。ユニット式建物の外壁としては、
軽量気泡コンクーリート製の外壁面材で形成されるもの
があり、建物の形状や意匠等に応じて多種多様の軽量気
泡コンクーリート製の外壁面材が用意されている。建物
全体を軽量気泡コンクーリート製の外壁面材で覆えば、
建物の外観を高級なものとすることができるうえ、外壁
に防火性を付与できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物の外壁
には、当該外壁から突出する、庇、シャッターケース、
バルコニ、外廊下等の突出部が取付けられる。これらの
突出部は、取付強度を確保するため、建物の骨組みに取
付けられる。ここで、突出部を骨組みに直接取付ける
と、外壁部分に防火性のない部分が生じるので、突出部
を骨組みに取付けるための開口や切欠等の取付部分を備
えた外壁面材を製造し、このような外壁面材を利用する
ことにより、外壁部分の防火性を確保できる。しかし、
取付部分を備えた外壁面材を製造したのでは、通常の軽
量気泡コンクーリート製の外壁面材以外のものを製造す
ることとなり、製造すべき外壁面材の種類がどうしても
増大し、外壁面材の製造効率が損なわれ、ひいては、ユ
ニット式建物を構成する建物ユニットの生産性を悪化さ
せるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、防火性を損なわずに、建
物ユニットの生産性が向上する建物突出部の取付部分の
防火構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ユニット式建
物の軽量気泡コンクリート製の外壁から突出する突出部
を取付ける建物突出部の取付部分の防火構造であって、
当該取付部分に応じた面積を有するとともに、前記外壁
とは異なる材質の防火面材が備えられていることを特徴
とする。以上において、前記防火面材は、防火サイディ
ングまたは珪酸カルシウム板等の汎用の防火面材を採用
するのが好ましい。また、防火面材の面積が大きい場合
は、取付部分に応じた形状の下地フレームを介して防火
面材を建物に取付けることが望ましい。
【0006】
【作用】このような本発明では、突出部の取付部分に外
壁とは異なる材質の防火面材を設けるので、取付部分を
備えた外壁面材を製造する必要がなくなり、製造すべき
外壁面材の種類を増大させず、外壁面材の製造効率が損
なわれない。しかも、入手および加工の容易な防火サイ
ディングまたは珪酸カルシウム板等の防火面材が採用で
きるので、取付部分の製造が極めて容易に行えるので、
ユニット式建物を構成する建物ユニットの生産性が向上
される。また、防火サイディングまたは珪酸カルシウム
板等の防火面材でも充分な防火性が得られ、これにより
前記目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例に係る建物ユニット1が示
されている。この建物ユニット1は、六面体の骨組み2
を有するボックス状のものであり、図示しない他の建物
ユニットとともにユニット式住宅を構成している。建物
ユニット1の骨組み2は、四隅の柱3の上端部および下
端部にそれぞれ天井梁4Aおよび床梁4Bを接合したもので
ある。建物ユニット1の一側面には、軽量気泡コンクリ
ート製で形成されるとともに、窓サッシを取付けるため
の開口部5Aを有する外壁面材5が取付けられている。建
物ユニット1には、外壁面材5の図中下方に、建物の突
出部であるバルコニユニット10が取付けられる取付部分
である取付部20が設けられている。取付部20の両端は、
図中下方が段付にされ、この段付部分から建物ユニット
1の柱3に溶接されたブラケット6を露出させている。
ブラケット6は、バルコニユニット10をボルト接合する
ためのものである。ブラケット6には、図2にも示され
るように、ボルト7を挿通させる複数のボルト挿通孔6A
と、位置決ピン8を螺合させる複数のねじ孔6Bとが設け
られ、ボルト挿通孔6Aの裏側には、ボルト7と螺合する
ナット9が溶接されている。
【0008】バルコニユニット10は、図2の如く、断面
コ字形の鋼材11を四角形状に組んだ床フレーム12の端縁
に沿って手摺壁13を設けたものである。床フレーム12の
建物ユニット1側の端面の両端には、ブラケット6とボ
ルト接合するための接合部14が設けられている。接合部
14は、前述のボルト7を挿通させるボルト挿通孔14A
と、位置決ピン8を挿通させる位置決孔14B とが設けら
れている。ここで、バルコニユニット10は、ブラケット
6に螺合させた位置決ピン8をバルコニユニット10側の
位置決孔14B に挿通させた状態で、ボルト7を接合部14
のボルト挿通孔14A およびブラケット6のボルト挿通孔
6Aに挿通してナット9に螺合させることにより、建物ユ
ニット1に接合される。床フレーム12の上面には、床面
を構成するデッキプレート15や防水シート16等が敷かれ
ている。手摺壁13の頂部には、手摺笠木17を支持する支
柱18が立設けされている。
【0009】取付部20は、建物ユニット1の柱3に接合
される下地フレーム21と、この下地フレーム21の側面に
テックスビス等で取付けられた防火面材22と、取付部20
の屋外側の面を覆う複数枚のカバー面材23とを有するも
のである。下地フレーム21は、断面L字状の複数の鋼材
21A を取付部20の外形に応じて組んだものである。下地
フレーム21の両端は、上側が下側よりも長い段付状にさ
れ、段付の図中下側からブラケット6を屋外に露出させ
るようになっている。防火面材22は、市販の防火サイデ
ィングを切断あるいはつなぎ合わせて取付部20に応じた
面積としたものである。防火面材22の両端は、上側が下
側よりも長い段付状となるように、端部下方が切り欠か
れ、この切欠部分からブラケット6を屋外に露出させる
ようになっている。この防火面材22により、屋外側で生
じた火災が取付部20から室内側に延焼することを防止す
る防火構造が形成される。カバー面材23は、塩化ビニル
に被覆された鋼板から形成されたものである。カバー面
材23の端縁は、テックスビス等により防火面材22に固定
されている。カバー面材23および防火面材22との間に
は、カバー面材23の端縁に沿ってブチルゴム等からなる
防水テープ23A が介装されている。
【0010】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、軽量気泡コンクリート製の外
壁面材5とは異なる材質の防火面材22を備えた取付部20
により、外壁のバルコニユニット10の取付を取付ける部
分を形成したので、取付部分を有する外壁面材5を製造
する必要がなくなり、製造すべき外壁面材の種類が低減
され、外壁面材の製造効率、ひいては建物ユニット1の
生産性を向上できる。
【0011】また、防火面材22として、入手および加工
の容易な防火サイディングを採用したので、取付部20の
製造が極めて容易に行え、この点からも、建物ユニット
1の生産性を向上できる。
【0012】さらに、防火サイディングの防火面材22で
バルコニユニット10の取付部20全体を覆ったので、取付
部20の表面には充分な防火性が得られ、軽量気泡コンク
リート製の外壁面材5とともに、外壁部分における防火
性能を確保できる。また、防火面材22の裏面に下地フレ
ーム21を設けて補強したので、表側から防火面材22を押
しても撓むことがなく、取付部20の面積が広くても防火
面材22の破損を未然に防止できる。
【0013】以上、本発明について好適な実施例を挙げ
て説明したが、本発明は、この実施例に限られるもので
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改
良並びに設計の変更が可能である。例えば、突出部の取
付部分に設ける防火面材としては、防火サイディングに
限らず、珪酸カルシウム板でもよく、入手や加工の容易
な汎用の防火面材を適宜選択すればよい。
【0014】また、防火面材の裏側に取付けるフレーム
は、断面L字形状の鋼材に限らず、断面コ字形状の鋼材
等でもよく、フレームを構成する部材は、実施にあたり
適宜選択できる。なお、取付部分の面積が小さい等、フ
レームで補強する必要がないと思われる場合は、フレー
ムを省略してもよい。
【0015】さらに、突出部としては、バルコニユニッ
トに限らず、外廊下ユニットでもよく、あるいは、図4
および図5に示されるように、玄関等の庇10A およびシ
ャッターケース10B 等の比較的小さな突出物でもよい。
庇10A やシャッターケース10B を取付ける場合には、図
4および図5の如く、下地フレームを省略し、防火面材
22にボルト挿通孔22A を設け、天井梁4Aとの間に防火面
材22を介装した状態で、ボルト挿通孔22A に挿通したボ
ルト7で庇10Aやシャッターケース10B を接合すればよ
い。
【0016】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、防火性を
損なわずに、建物ユニットの生産性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】前記実施例を示す断面図。
【図3】前記実施例の取付部分を示す一部破断した斜視
図。
【図4】本発明の変形例を示す断面図。
【図5】本発明の異なる変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット 5 外壁を構成する軽量気泡コンクリート製の外壁面材 10 突出部であるバルコニユニット 10A 突出部である庇 10B 突出部であるシャッターケース 20 突出部の取付部分である取付部 21 下地フレーム 22 防火面材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット式建物の軽量気泡コンクリート製
    の外壁から突出する突出部を取付ける建物突出部の取付
    部分の防火構造であって、当該取付部分に応じた面積を
    有するとともに、前記外壁とは異なる材質の防火面材が
    備えられていることを特徴とする建物突出部の取付部分
    の防火構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の建物突出部の取付部分の
    防火構造において、前記防火面材は、防火サイディング
    であることを特徴とする建物突出部の取付部分の防火構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の建物突出部の取付部分の
    防火構造において、前記防火面材は、珪酸カルシウム板
    であることを特徴とする建物突出部の取付部分の防火構
    造。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれかに記
    載の建物突出部の取付部分の防火構造において、前記防
    火面材は、当該取付部分に応じた形状の下地フレームを
    介して建物に取付けられていることを特徴とする建物突
    出部の取付部分の防火構造。
JP1048095A 1995-01-26 1995-01-26 建物突出部の取付部分の防火構造 Withdrawn JPH08199707A (ja)

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JP1048095A JPH08199707A (ja) 1995-01-26 1995-01-26 建物突出部の取付部分の防火構造

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JP (1) JPH08199707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103981983A (zh) * 2014-04-15 2014-08-13 苏州金螳螂建筑装饰股份有限公司 多功能防火隔声条

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103981983A (zh) * 2014-04-15 2014-08-13 苏州金螳螂建筑装饰股份有限公司 多功能防火隔声条

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Effective date: 20020402