JPH08190Y2 - 自動車座席仕切り構造及び仕切り具 - Google Patents
自動車座席仕切り構造及び仕切り具Info
- Publication number
- JPH08190Y2 JPH08190Y2 JP1992065177U JP6517792U JPH08190Y2 JP H08190 Y2 JPH08190 Y2 JP H08190Y2 JP 1992065177 U JP1992065177 U JP 1992065177U JP 6517792 U JP6517792 U JP 6517792U JP H08190 Y2 JPH08190 Y2 JP H08190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- partition
- console box
- partition member
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本願考案は、前後２列の座席を有
する自動車、特にタクシーに用いるのに適した前後席の
仕切り構造及び仕切り具に関する。
する自動車、特にタクシーに用いるのに適した前後席の
仕切り構造及び仕切り具に関する。
【０００２】
【従来の技術】前後２列の座席を有する乗用自動車にお
いては、前列に單座シートからなる運転者席と助手席が
左右に設けられているのが一般的であり、このような車
両においては、両席の間に物入れ用のコンソールボック
スが設けられており、該コンソールボックスの高さは両
側のシートより少し高く、後端を後列席に向けている。
ところが、このコンソールボックスは、後列席の乗客に
とって高さや位置が足乗せ台とするのに都合がよい。こ
のため、特にタクシーにおいては、酔客がコンソールボ
ックス上に足を乗せることが多く、運転者席まで足を伸
ばしてくることもある。
いては、前列に單座シートからなる運転者席と助手席が
左右に設けられているのが一般的であり、このような車
両においては、両席の間に物入れ用のコンソールボック
スが設けられており、該コンソールボックスの高さは両
側のシートより少し高く、後端を後列席に向けている。
ところが、このコンソールボックスは、後列席の乗客に
とって高さや位置が足乗せ台とするのに都合がよい。こ
のため、特にタクシーにおいては、酔客がコンソールボ
ックス上に足を乗せることが多く、運転者席まで足を伸
ばしてくることもある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、後列席の乗
客がコンソールボックスに足を乗せるのを防止すること
を課題とする。
客がコンソールボックスに足を乗せるのを防止すること
を課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案における前記課題
の解決手段は、前後２列の座席を備え、前列の座席が中
央のコンソールボックスの両側の二つの單座シートから
なり、両單座シートの背もたれ間に空間を有する自動車
座席において、前記空間の下部を前後に仕切る仕切り部
材と該仕切り部材から下方に伸びる１対の脚部とで仕切
り具を形成し、該脚部をコンソールボックスに取付けた
ことを第１の特徴とする。また、前記手段に用いる仕切
り具を、１対の單座シート間の空間を塞ぐ仕切り部材
と、板幅方向を車長方向として仕切り部材の下部に取付
けた薄板状の一対の脚部と、を備えることとしたことを
第２の特徴とし、かつ前記仕切り部材が、上向きに開口
した物入れであることを第３の特徴とする。
の解決手段は、前後２列の座席を備え、前列の座席が中
央のコンソールボックスの両側の二つの單座シートから
なり、両單座シートの背もたれ間に空間を有する自動車
座席において、前記空間の下部を前後に仕切る仕切り部
材と該仕切り部材から下方に伸びる１対の脚部とで仕切
り具を形成し、該脚部をコンソールボックスに取付けた
ことを第１の特徴とする。また、前記手段に用いる仕切
り具を、１対の單座シート間の空間を塞ぐ仕切り部材
と、板幅方向を車長方向として仕切り部材の下部に取付
けた薄板状の一対の脚部と、を備えることとしたことを
第２の特徴とし、かつ前記仕切り部材が、上向きに開口
した物入れであることを第３の特徴とする。
【０００５】
【作用】本考案における前記第１の特徴によれば、後列
席側からコンソールボックス上に足を乗せる空間は無く
なり、足乗せが防止できる。また第２の特徴によれば、
固定脚が左右に撓み易く、車種によってコンソールボッ
クスの幅が異なっても容易に固定でき、第３の特徴によ
れば、仕切具をマガジンラックのような物入れとして利
用できる。
席側からコンソールボックス上に足を乗せる空間は無く
なり、足乗せが防止できる。また第２の特徴によれば、
固定脚が左右に撓み易く、車種によってコンソールボッ
クスの幅が異なっても容易に固定でき、第３の特徴によ
れば、仕切具をマガジンラックのような物入れとして利
用できる。
【０００６】
【実施例】以下、図面を参照に本考案の実施例を説明す
る。図１、２において１は通常の４輪自動車で、前列に
單座シートからなる運転者席２と助手席３が設けられ、
後列に複座シートからなる後座席４が設けられており、
各座席に背もたれ２ａ、３ａ、４ａが付設され、運転者
席２と助手席の間の空間６には、フロア５から立上がる
コンソールボックス７が設けられ、その上面に蓋７ａが
装着され、車種によっては後端に灰皿７ｂが設けられて
いる。
る。図１、２において１は通常の４輪自動車で、前列に
單座シートからなる運転者席２と助手席３が設けられ、
後列に複座シートからなる後座席４が設けられており、
各座席に背もたれ２ａ、３ａ、４ａが付設され、運転者
席２と助手席の間の空間６には、フロア５から立上がる
コンソールボックス７が設けられ、その上面に蓋７ａが
装着され、車種によっては後端に灰皿７ｂが設けられて
いる。
【０００７】本考案においては、前記空間６の下部の前
後を仕切るための仕切り具８が、コンソールボックス７
に固定される。該仕切り具８は、図３、４に示すように
上向きの開口９ａをもつ箱形でプラスチック製の仕切り
部材９と薄鉄板製の脚部１０からなり、該脚部１０は、
薄鉄板をコ字形に屈曲して形成し、その中間辺を仕切部
材９の下面に接着し両端辺を下向きに突出させたもの
で、下端の穴１０ａを通るねじ１１によってコンソール
ボックス７の両側面に固定される。固定位置は、両側の
背もたれ２ａ、３ａとほぼ同列とされ、灰皿７ｂと有す
るものにおいては、掃除に便利なように仕切り部材９の
下部に僅かの隙間９ｂを存在させるのが好ましい。
後を仕切るための仕切り具８が、コンソールボックス７
に固定される。該仕切り具８は、図３、４に示すように
上向きの開口９ａをもつ箱形でプラスチック製の仕切り
部材９と薄鉄板製の脚部１０からなり、該脚部１０は、
薄鉄板をコ字形に屈曲して形成し、その中間辺を仕切部
材９の下面に接着し両端辺を下向きに突出させたもの
で、下端の穴１０ａを通るねじ１１によってコンソール
ボックス７の両側面に固定される。固定位置は、両側の
背もたれ２ａ、３ａとほぼ同列とされ、灰皿７ｂと有す
るものにおいては、掃除に便利なように仕切り部材９の
下部に僅かの隙間９ｂを存在させるのが好ましい。
【０００８】前記脚部１０に厚さ１．５ｍｍ程度の鉄板
を用いると、板厚方向には可撓性があり、この可撓性に
よりコンソールボックスの幅に車種による若干の寸法差
があっても取付けが可能であるが、ねじ１１で固定後は
左右への撓みは少く、前後方向には高い剛性を保つ。図
中１２は仕切り部材９の上縁に嵌着した軟質材よりなる
緩衝用縁材、１３は開口９ａ内に入れた雑誌、１４は運
転用のハンドルを示す。
を用いると、板厚方向には可撓性があり、この可撓性に
よりコンソールボックスの幅に車種による若干の寸法差
があっても取付けが可能であるが、ねじ１１で固定後は
左右への撓みは少く、前後方向には高い剛性を保つ。図
中１２は仕切り部材９の上縁に嵌着した軟質材よりなる
緩衝用縁材、１３は開口９ａ内に入れた雑誌、１４は運
転用のハンドルを示す。
【０００９】以上により、コンソールボックス７の後部
上面は、仕切り部材９によって塞がれ、仕切り部材９の
上端は空間６の中間位置に達しているので、後座席から
足を乗せるのは不可能であり、特に開口９ａ内に雑誌１
３が入れてあると足を乗せたい気持ちになるのを未然に
防止できる。
上面は、仕切り部材９によって塞がれ、仕切り部材９の
上端は空間６の中間位置に達しているので、後座席から
足を乗せるのは不可能であり、特に開口９ａ内に雑誌１
３が入れてあると足を乗せたい気持ちになるのを未然に
防止できる。
【００１０】仕切り具８としては、前記実施例のものに
限定されることなく、仕切り部材９を板状としたもので
もよく、コンソールボックス７と一体に成形されたもの
であってもよい。
限定されることなく、仕切り部材９を板状としたもので
もよく、コンソールボックス７と一体に成形されたもの
であってもよい。
【００１１】
【考案の効果】以上のように本考案は、後列席からコン
ソールボックス上や運転手席まで足を伸ばすのを仕切り
具により防止でき、酔客等によって運転が妨害されるの
を防止できる効果を有し、女性運転手が多くなりつつあ
る現況ではその効果が著しい。また、仕切り具の上方に
は、背もたれ間の上部空間が残されているので、後列席
搭乗者の視界が狭くならない利点を有する。
ソールボックス上や運転手席まで足を伸ばすのを仕切り
具により防止でき、酔客等によって運転が妨害されるの
を防止できる効果を有し、女性運転手が多くなりつつあ
る現況ではその効果が著しい。また、仕切り具の上方に
は、背もたれ間の上部空間が残されているので、後列席
搭乗者の視界が狭くならない利点を有する。
【図１】 本考案の実施例の正面図
【図２】 同上平面図
【図３】 仕切り具の斜視図
【図４】 同上正面図
２ａ、３ａ 背もたれ ７ コンソールボック
ス ８ 仕切り具 ９ 仕切り部材 １０ 脚部
ス ８ 仕切り具 ９ 仕切り部材 １０ 脚部
Claims (3)
- 【請求項１】 前後２列の座席を備え、前列の座席が中
央のコンソールボックスの両側の二つの單座シートから
なり、両單座シートの背もたれ間に空間を有する自動車
座席において、前記空間の下部を前後に仕切る仕切り部
材と該仕切り部材から下方に伸びる１対の脚部とで仕切
り具を形成し、該脚部をコンソールボックスに取付けた
ことを特徴とする、自動車座席仕切り構造。 - 【請求項２】 １対の單座シート間の空間を塞ぐ仕切り
部材と、板幅方向を車長方向として仕切り部材の下部に
取付けた薄板状の一対の脚部と、を備えることを特徴と
する、自動車座席仕切り具。 - 【請求項３】 前記仕切り部材が、上向きに開口した物
入れであることを特徴とする、請求項２の仕切り具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992065177U JPH08190Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 自動車座席仕切り構造及び仕切り具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992065177U JPH08190Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 自動車座席仕切り構造及び仕切り具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627347U JPH0627347U (ja) | 1994-04-12 |
| JPH08190Y2 true JPH08190Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13279368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992065177U Expired - Lifetime JPH08190Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 自動車座席仕切り構造及び仕切り具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08190Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP1992065177U patent/JPH08190Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0627347U (ja) | 1994-04-12 |
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