JP3302199B2 - 自動車のコンソールボックス - Google Patents

自動車のコンソールボックス

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JP3302199B2
JP3302199B2 JP26626094A JP26626094A JP3302199B2 JP 3302199 B2 JP3302199 B2 JP 3302199B2 JP 26626094 A JP26626094 A JP 26626094A JP 26626094 A JP26626094 A JP 26626094A JP 3302199 B2 JP3302199 B2 JP 3302199B2
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JP
Japan
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console box
seat
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booklet
edge
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森  有一
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のコンソールボッ
クスに係り、特にドライバシートとアシスタントシート
の間に配設したコンソールボックスの外側壁をマガジン
ラックなどとしても利用できるようにして居住性の低下
をともなうことなくコンソールボックスの収納容積を実
質的に拡大できるようにしたコンソールボックスに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のコンソールボックスにお
いては、例えば図4に示したようにドライバシートaと
アシスタントシートbの間に配設したコンソールボック
スcにテーブル兼用のリッドdを取り付けてコンソール
ボックスcにテーブルとしての機能を与え、あるいは、
図示はしないがリッドの上面に緩衝材を取り付けてアー
ムレストを兼ねるようにしたものがある。
【0003】ところが、コンソールボックスcに収納で
きないような大型の冊子などを車室に持ち込んだ場合
は、リッドdの上面あるいはアシスタントシートbのシ
ートクッションを物置として利用せざるを得ないために
車室が雑然としてしまう。なお、このような事態を解消
すべくコンソールボックスcを大型化してその収納容積
を大きくした場合は、ドライバシートaとアシスタント
シートbの隔絶感が大きくなるとともに車室内の空間が
狭くなるために居住性が低下するという不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、コンソールボックスの外側
壁をマガジンラックなどとして有効利用できるようにし
て居住性の低下をともなうことなくコンソールボックス
の収納容積を実質的に拡大することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ドライバシートとアシスタントシートの間
に配設したコンソールボックスの外側壁の下端部をシー
ト側に向って張り出して受け部を構成している。そし
て、前記受け部の前縁および外側縁のみに立上り部を設
けるとともに、該立上り部の上縁を前記シートのシート
クッションの下面より下方に位置させたことを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】上記のように構成した自動車のコンソールボッ
クスにおいて、コンソールボックスの内部は従来同様の
物入れとして機能する。一方、コンソールボックスに収
納できない大型の冊子などをコンソールボックスの外側
壁に設けた受け部に載置してコンソールボックスの外側
壁にもたせ掛けることができるために、コンソールボッ
クスをマガジンラックとしても機能させることができ
る。
【0007】すなわち、受け部に載置した冊子などをコ
ンソールボックスの外側壁にもたせ掛け保持させること
ができるために、冊子などがシート側に倒れて散乱する
ことがない。また、側方への外力に対しては受け部の外
側縁に設けた立上り部が滑り止め作用をし、前方に向か
う外力に対しては受け部の前縁に設けた立上り部が滑り
止め作用をするために、自動車の停車時はもとより、走
行中およびキャブのチルトアップ時にも冊子などを受け
部に安定よく保持させることができる。さらに、受け部
の前縁および側縁のみに立上り部を形成することによ
り、該受け部の後縁を開放しているために、該受け部の
前後長さに拘束されることなく前後長の大きな冊子など
をも受け部に収容することができる。
【0008】従って、シートとコンソールボックスの間
の隙間が充分に広い場合は、上記のようにコンソールボ
ックス内に収納し切れない大型の冊子などを受け部に載
置収納してコンソールボックスをマガジンラックとして
機能させることができるために、居住性を犠牲にするこ
となくコンソールボックスの収納容積を実質的に拡大す
ることができる。なお、立上り部の上縁をシートクッシ
ョンの下面より下方に位置させているために、シートと
コンソールボックスの間隔が狭い場合にも受け部および
立上り部などがシートクッションと干渉するおそれがな
く、シートの居住性を犠牲にすることなく受け部による
収納容積を確保することができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明をキャブオーバ型トラックの運
転室に適用した実施例を示す概略斜視図、図2は図1の
A−A断面図、図3は図1のB−Bに断面図である。
【0010】これらの図において、図示しないシートト
ラックなどを介してフロアパネル1に取り付けたドライ
バシート2とアシスタントシート3の間にコンソールボ
ックス4を配設している。コンソールボックス4のアシ
スタントシート3側の外側壁の一部を下方に至るにつれ
て該シート3側に変位するように傾斜させて支持部5を
構成している。
【0011】また、支持部5の下端部をアシスタントシ
ート3のシートクッションより下方において該シート3
側に向って水平状に張り出して受け部6を構成してい
る。そして、上方に向かう立上り部7、8を受け部6の
前縁および外側縁に設けるとともに、この立上り部7、
8の上縁を図3に示したようにアシスタントシート3の
シートクッションの下面より下方に位置させることによ
り、アシスタントシート3との干渉をもたらすことなく
コンソールボックス4の外側壁の下端部表面に冊子など
の受け溝を構成するとともに、該ボックス4の外側壁の
下端の剛性を高くしている。
【0012】9はシフトレバー、10はパーキングブレ
ーキレバーであり、前記コンソールボックス4の上面に
前後一対のリッド11、12を設けることにより、これ
らのリッド11、12を開閉してコンソールボックス4
内に物を出し入れできるようにしている。なお、後部に
位置するリッド12の上面を平坦にしてその周縁を段付
状に膨出させることにより、このリッド12をテーブル
としても機能させるようにしている。
【0013】以上のように構成した自動車のコンソール
ボックスにおいて、リッド11、12を開閉することに
より、コンソールボックス4を従来同様の物入れとして
機能させることができる。また、コンソールボックス4
に収納できない大型の冊子などを車室に持ち込んだ場合
は、コンソールボックス4の外側壁に設けた受け部6に
載置して支持部5にもたせ掛ける。
【0014】このとき、支持部5は下方に至るに従って
アシスタントシート3側に変位する傾斜面で構成してい
るために、支持部5にもたせ掛けた冊子などがアシスタ
ントシート3側に倒れて散乱することがない。また、側
方への外力に対しては受け部6の外側縁に設けた立上り
部8が滑り止め作用をし、前方に向かう外力に対しては
受け部6の前縁に設けた立上り部7が滑り止め作用をす
る。
【0015】従って、自動車の停車中はもとより、走行
中およびキャブのチルトアップ時にも受け部6に載置し
た冊子などが滑り落ちることがなく、安定よく保持され
る。なお、受け部6の前縁及び該側縁に立上り部7、8
を設けているのみで上方を開放させているために、受け
部6に載置して支持部5にもたせ掛けた冊子などを容易
に取り出すことができる。
【0016】従って、例えば図3に二点鎖線で示したよ
うにコンソールボックス4から充分に離れた位置にアシ
スタントシート3を取り付けている場合は、コンソール
ボックス4に収納できない大型の冊子などを上記のよう
に受け部6に載置収納してコンソールボックス4をマガ
ジンラックとして機能させることができるために、居住
性を犠牲にすることなくコンソールボックス4の収納容
積を実質的に拡大することができる。
【0017】また、受け部6および立上り部7、8の上
をアシスタントシート3のシートクッションの下面よ
り下方に位置させている。従って、マガジンラックとし
て機能させる必要性がない場合、あるいは車室の関係か
らアシスタントシート3とコンソールボックス4の間隔
を大きくすることができない場合は、図3に一点鎖線で
示したように受け部6および立上り部7、8をシートク
ッションの下方に突入させてアシスタントシート3とコ
ンソールボックス4の間隔を小さくすることができる。
【0018】なお、実施例ではアシスタントシート3側
の外側壁に受け部6および立上り部7、8を設けている
が、ドライバシート2側の外側壁に設けることもでき
る。また、実施例ではコンソールボックス4の外側壁の
傾斜角度を中間部を境界として下方を緩やかにして支持
部5を構成することにより、受け部6に収容した冊子な
どの支持安定性をより高くするようにしているが、コン
ソールボックス4の外側壁をそのまま受け部5として機
能させて形状を簡素化することもできる。
【0019】さらに、実施例においては水平状に張り出
す受け部6を設け、この受け部6の前縁および外側縁に
立上り部7、8を設けて受け部6の収容容積を確保する
ようにしているが、斜め上方に向かう受け部もしくは断
面円弧状に湾曲する受け部を設けて立上り部と受け部を
兼用させることもできる。なお、本発明においては受け
部6の前縁および外側縁のみに立上り部7、8を設ける
ことにより、受け部6の後縁を開放しているために、
け部6の長さよりも大型の冊子などをも受け部6に収納
することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、従来は有効利用されていなかったコンソールボ
ックスの外側壁をマガジンラックなどとしても利用でき
るために、居住性の低下をともなうことなくコンソール
ボックスの収納容積を実質的に拡大することができる。
また、該側壁の下端部からシート側に張り出し形成した
受け部の前縁および外側縁に設けた立上り部の上縁をシ
ートのシートクッションの下面より下方に位置させてい
るために、シートとコンソールボックスの間隔が狭い場
合にも受け部および立上り部などがシートクッションと
干渉するおそれがなく、シートの居住性を犠牲にするこ
となく受け部による収納容積を確保することができる。
さらに、本発明においては受け部の前縁および外側縁の
みに立上り部を設けて該受け部の後縁を開放しているた
めに、受け部の長さを越える前後長を有する大型の冊子
などをも受け部に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をキャブオーバ型トラックの運転室に適
用した実施例を示す概略斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】従来の自動車のコンソールボックスの一例を示
す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 ドライバシート 3 アシスタントシート 4 コンソールボックス 5 支持部 6 受け部 7、8 立上り部 9 シフトレバー 10 パーキングブレーキレバー 11、12 リッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバシートとアシスタントシートの
    間に配設したコンソールボックスの外側壁の下端部を前
    記シート側に向って張り出して構成した受け部と、該受
    け部の前縁および外側縁のみに設けた立上り部を備え、
    該立上り部の上縁を前記シートのシートクッションの下
    面より下方に位置させたことを特徴とする自動車のコン
    ソールボックス。
JP26626094A 1994-10-05 1994-10-05 自動車のコンソールボックス Expired - Lifetime JP3302199B2 (ja)

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JPH08104178A JPH08104178A (ja) 1996-04-23
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JP6329524B2 (ja) 2015-11-18 2018-05-23 株式会社豊田自動織機 車両
JP7303652B2 (ja) * 2019-03-28 2023-07-05 日本車輌製造株式会社 車両

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