JP3684632B2 - 自動車用室内トリム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用室内トリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用室内トリムとしては、例えば図5及び図6(実開平1−154046号公報参照)に示すように、車体としてのドアインナパネル1の車室内3側の略全面に配設されたトリム本体5の表面側、即ち車室内3側に該トリム本体5の表面側の面5aとの間に適宜の空間7を有するプルハンドル部9を一体的に形成してなるアームレスト11が配設されてなる。
【0003】
該トリム本体5の下部には、該トリム本体5の表面側、即ち車室内3側に固設された上部が開放されたポケット13が配設されてなる。
【0004】
前記アームレスト11は、乗員の肘(図示省略)を保持可能なる面15aが形成されると共に前記プルハンドル部9の入り口9aが形成されてなるフィニッシャ15と、該フィニッシャ15を下側から支持してなるアームレスト本体17とよりなる。
【0005】
該アームレスト本体17の上端部17aは、断面U字状をなし且つ前記フィニッシャ15のプルハンドル部9と共に断面シェル状のグリップ部19が形成されてなる。
【0006】
前記ドアインナパネル1は、本願発明の車体として説明したが、本願発明の車体は、ドアインナパネル1に限らず左右二枚の、所謂ツードア車におけるサイドドアの後部に配されるサイドパネルでもよく、乗車した乗員の肘を保持可能なアームレスト本体17が支持されるものであればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、前記従来例によれば、小物をポケット13内に収納すれば、位置が下過ぎて取り出しづらく、車検証、地図帳などの大きなものと混在し、益々取り出しづらい。
【0008】
また、前記車検証、地図帳などの大きなものといっても、大きさに限度があり、前記アームレスト本体17のグリップ部19の下部のスペースが有効利用されていない。
【0009】
そこで、本発明は、以上のような点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、収納物を取り出し易く、落ちにくい自動車用室内トリムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記、課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体の車室内側に配設されたトリム本体の表面側に該トリム本体の表面側との間に適宜の空間を有するプルハンドル部を一体的に形成してなるアームレストが配設されてなる自動車用室内トリムにおいて、前記プルハンドル部の車室内側の面には、前記アームレストの表面側に貫通し且つ前記空間の底に保持された小物の出し入れを可能にした開口部を形成してなり、前記開口部前後端部よりも自動車の前後側には、前記空間の底に連接された隔壁が形成されてなることを特徴とする。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、前記プルハンドル部の入り口及び前記開口部の何れからでも小物の出し入れが可能であり、収納物を取り出し易いことになる。また、開口部よりも前後幅の大きなものでも保持できることになる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の自動車用室内トリムであって、前記開口部の少なくとも下端部は、前記空間側に向けて斜面をなす折曲げ部が形成されてなり、該折曲げ部の内面側には、リブが植設されてなることを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、前記プルハンドル部を握った場合、指に開口部の少なくとも下端部が干渉せず、握り易いと共に収納物が落ちにくいことになる。又、グリップ部を握る乗員の指で、折曲げ部に力が加わっても、該折曲げ部の内面側に植設されてなるリブでもって変形を防止するものである。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の自動車用室内トリムであって、前記開口部は、前後に長尺の閉ループ状に形成されてなることを特徴とする。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、横寸法が長くても、縦寸法が短いものなら、該開口部を介しての小物の出し入れが可能であり、収納物を取り出し易いことになる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動車用室内トリムであって、前記アームレストは、乗員の肘を保持可能なる面が形成されると共に前記プルハンドル部の入り口が形成されてなるフィニッシャと、該フィニッシャを下側から支持すると共に前記開口部が形成されてなるアームレスト本体とよりなり、該アームレスト本体の前記開口部の上端部は、断面U字状をなし前記フィニッシャのプルハンドル部と共に断面シェル状のクリップ部が形成されてなることを特徴とする。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、前記フィニッシャの入り口は、乗員の手を差し込むことによりグリップ部としての機能と、空間の底に下部を支持した小物の上部を保持する保持機能とを併せ持つものである。
【0018】
また、このグリップ部が断面シェル状をなすことにより、ドアを付勢力に抗して引っぱる大きな力に十分耐え得ることになる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用室内トリムであって、前記空間の底は、略水平をなし、前記トリム本体の表面に保持される手段のボスが該空間の底に近接して配設されてなることを特徴とする。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、前記ボスでもって、前記空間の底を保持するので、空間の底の強度が増し、空間の底の板厚を薄くでき、重量軽減が実現することになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0026】
図1乃至図4は、本発明の第1の実施形態に係る自動車用室内トリムを示している。
【0027】
即ち、自動車用室内トリムは、車体としてのドアインナパネル1の車室内3側の略全面に配設されたトリム本体5の表面側、即ち車室内3側に該トリム本体5の表面側の面5aとの間に適宜の空間7を有するプルハンドル部21を一体的に形成してなるアームレスト23が配設されてなる。
【0028】
該トリム本体5の下部には、該トリム本体5の表面側、即ち車室内3側に固設された上部が開放されたポケット13が配設されてなる。
【0029】
前記アームレスト23は、図2に示すように、乗員の肘(図示省略)を保持可能なる面25aが形成されるアームレストパッド25と、前記プルハンドル部21の入り口21aが形成されてなるフィニッシャ27と、該フィニッシャ27を下側から支持してなるアームレスト本体29とよりなる。
【0030】
前記プルハンドル部21の下部に位置し且つ前記アームレスト本体29の車室内3側の面29aには、前記アームレスト23の表面側に貫通し且つ前記空間7の底31に保持された小物としてのガム33などの出し入れを可能にした開口部35が形成されてなる。
【0031】
該アームレスト本体29の上端部29bは、断面U字状をなし且つ前記フィニッシャ27のプルハンドル部21と共に断面シェル状をなすグリップ部36が形成されてなる。
【0032】
前記開口部35は、図2に示すように、前後FRに250ミリ、上下UDに41ミリの長尺の閉ループ状に形成されてなる。
【0033】
前記開口部35の少なくとも下端部35aには、前記プルハンドル部21の空間7側に向けて斜面をなす折曲げ部が形成されてなる。
【0034】
前記折曲げ部37の内面側には、上下UDに延在されたリブ39が植設されてなる。
【0035】
前記グリップ部36の空間7の底31は、根元が1.5ミリ、抜き勾配が0.3度で略水平をなし、前記トリム本体5の表面5aに保持される手段としてのビス41が螺合されるボス43が該プルハンドル部21の底31に近接して配設されてなり、該ボス43の上下にリブ45,47が立設されてなる。
【0036】
該リブ45は、前記空間7の底31の裏面に直結されている。
【0037】
前記開口部35の前後端部35b,35cよりも自動車の前後FR側には、図4に示すように、前記空間7の底31に連設された隔壁49,51が夫々形成されてなる。
【0038】
以上の実施例の構成であるから、前記プルハンドル部21の入り口21a及び前記開口部35の何れからでも小物としてのガム33などの出し入れが可能であり、収納物、つまりガム33などを取り出し易いことになる。
【0039】
また、横寸法が長くても、縦寸法が短いものなら、該開口部35を介しての小物としてのガム33などの出し入れが可能であり、収納物、つまりガム33などを取り出し易いことになる。
【0040】
また、前記グリップ部36を握った場合、指53が開口部35の少なくとも下端部35aの折曲げ部37に干渉せず、握り易いと共に収納物、つまりガム33などが落ちにくいことになる。
【0041】
また、前記フィニッシャ27の入り口21aは、乗員の手55を差し込むことによりグリップ部36としての機能と、空間7の底31に下部を支持した小物としても比較的高さのある地図帳57などの上部を保持する保持機能とを併せ持つものである。
【0042】
また、このグリップ部36が断面シェル状をなすことにより、ドアを付勢力に抗して引っぱる大きな力に十分耐え得ることになる。
【0043】
また、グリップ部36を握る乗員の指53で、折曲げ部37に力が加わっても、該折曲げ部37の内面側に植設されてなるリブ39でもって変形を防止できるものである。
【0044】
また、前記ボス43でもって前記空間7の底31を保持するので、前記空間7の底31の強度が増し、前記空間7の底31の板厚を薄くでき、重量軽減が実現することになる。
【0045】
また、前記開口部35の前後端部35b,35cよりも自動車の前後FR側に夫々形成されてなる隔壁49,51位置であるので、前記空間7内に前後幅の大きなものでも保持できることになる。
【0046】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、前記プルハンドル部の入り口及び前記開口部の何れからでも小物の出し入れが可能であり、収納物を取り出し易いことになる。また、開口部よりも前後幅の大きなものでも保持できることになる。
【0047】
請求項2に記載の発明によれば、前記プルハンドル部を握った場合、指に開口部の少なくとも下端部が干渉せず、握り易いと共に収納物が落ちにくいことになる。又、グリップ部を握る乗員の指で、折曲げ部に力が加わっても、該折曲げ部の内面側に植設されてなるリブでもって変形を防止するものである。
【0048】
請求項3に記載の発明によれば、横寸法が長くても、縦寸法が短いものなら、該開口部を介しての小物の出し入れが可能であり、収納物を取り出し易いことになる。
【0049】
請求項4に記載の発明によれば、前記フィニッシャの入り口は、乗員の手を差し込むことによりグリップ部としての機能と、空間の底に下部を支持した小物の上部を保持する保持機能とを併せ持つものである。
【0050】
また、このグリップ部が断面シェル状をなすことにより、ドアを付勢力に抗して引っぱる大きな力に十分耐え得ることになる。
【0051】
請求項5に記載の発明によれば、前記ボスでもって、前記空間の底を保持するので、空間の底の強度が増し、空間の底の板厚を薄くでき、重量軽減が実現することになる。
【0054】
以上により、収納物を取り出し易く、落ちにくい自動車用室内トリムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる自動車用室内トリムの斜視説明図である。
【図2】図1の拡大正面説明図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面説明図である。
【図4】図1のB部の拡大斜視説明図である。
【図5】従来例の自動車用室内トリムの斜視説明図である。
【図6】図5のC−C線に沿う断面説明図である。
【符号の説明】
1 車体としてのドアインナパネル
3 ドアインナパネルの車室内側
5 トリム本体
5a トリム本体の表面側の面
7 空間
13 ポケット
21 プルハンドル部
21a プルハンドル部の入り口
23 アームレスト
25 アームレストパッド
27 フィニッシャ
29 アームレスト本体
29a アームレスト本体の車室内側の面
31 空間の底
33 小物としてのガムなど
35 開口部
35a 開口部の下端部
35b,35c 開口部の前後端部
36 グリップ部
37 折曲げ部
39 リブ
43 ボス
49,51 隔壁

Claims (5)

  1. 車体の車室内側に配設されたトリム本体の表面側に該トリム本体の表面側との間に適宜の空間を有するプルハンドル部を一体的に形成してなるアームレストが配設されてなる自動車用室内トリムにおいて、
    前記プルハンドル部の車室内側の面には、前記アームレストの表面側に貫通し且つ前記空間の底に保持された小物の出し入れを可能にした開口部を形成してなり、
    前記開口部前後端部よりも自動車の前後側には、前記空間の底に連接された隔壁が形成されてなることを特徴とする自動車用室内トリム。
  2. 請求項1記載の自動車用室内トリムであって、
    前記開口部の少なくとも下端部は、前記空間側に向けて斜面をなす折曲げ部が形成されてなり、該折曲げ部の内面側には、リブが植設されてなることを特徴とする自動車用室内トリム。
  3. 請求項1又は請求項2記載の自動車用室内トリムであって、
    前記開口部は、前後に長尺の閉ループ状に形成されてなることを特徴とする自動車用室内トリム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動車用室内トリムであって、
    前記アームレストは、乗員の肘を保持可能なる面が形成されると共に前記プルハンドル部の入り口が形成されてなるフィニッシャと、該フィニッシャを下側から支持すると共に前記開口部が形成されてなるアームレスト本体とよりなり、
    該アームレスト本体の前記開口部の上端部は、断面U字状をなし前記フィニッシャのプルハンドル部と共に断面シェル状のクリップ部が形成されてなることを特徴とする自動車用室内トリム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の自動車用室内トリムであって、
    前記空間の底は、略水平をなし、前記トリム本体の表面に保持される手段のボスが該空間の底に近接して配設されてなることを特徴とする自動車用室内トリム。
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