JPH08189423A - 蒸発燃料放出抑制装置 - Google Patents

蒸発燃料放出抑制装置

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JPH08189423A
JPH08189423A JP6338346A JP33834694A JPH08189423A JP H08189423 A JPH08189423 A JP H08189423A JP 6338346 A JP6338346 A JP 6338346A JP 33834694 A JP33834694 A JP 33834694A JP H08189423 A JPH08189423 A JP H08189423A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク本体の上部と給油管の入口部との間を
結ぶ通路の本数を減らすことができる蒸発燃料放出抑制
装置を提供する。 【構成】 蒸発燃料放出抑制装置では、タンク本体１の
上部に第１蒸発燃料通路３の一端が接続されており、他
端は燃料タンクＴからの蒸発燃料を吸着するキャニスタ
Ｃに接続される。第１蒸発燃料通路３の途中には、給油
時に開弁する開閉弁Ｖが設けられている。第１蒸発燃料
通路３と開閉弁Ｖの背圧室１１との間には、第２蒸発燃
料通路２２が設けられており、第２蒸発燃料通路２２の
途中にはチェック弁２５が介在されている。チェック弁
２５はタンク本体１側の蒸発燃料圧が所定の開弁圧以上
となったときに開弁してタンク本体１側から給油管２の
入口部２ａ側に蒸発燃料を還流する。通常の給油時に燃
料タンクＴ内で発生した蒸発燃料は、第１蒸発燃料通路
３を介してキャニスタＣに導かれると共に、第２蒸発燃
料通路２２および圧力導入通路１５を介して給油管２の
入口部２ａに導かれる。蒸発燃料を還流する通路を１本
にしたので、通路の配置を簡単にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、給油時に燃料タンクか
らの蒸発燃料の放出を抑制する蒸発燃料放出抑制装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の蒸発燃料放出抑制装置と
して、本願出願人は先に以下に示すものを提案している
（特願平６−１５７１０５号）。図５は従来の蒸発燃料
放出抑制装置の構成を示す説明図である。蒸発燃料放出
抑制装置は、タンク本体ａからの蒸発燃料を吸着するキ
ャニスタｂ、タンク本体ａとキャニスタｂとの間を結ぶ
第１蒸発燃料通路ｃ、および給油管ｄの入口部とタンク
本体ａとの間を結ぶ第２蒸発燃料通路ｅを備える。この
蒸発燃料放出装置では、給油時に第２蒸発燃料通路ｅか
ら導かれる蒸発燃料によりタンク本体ａ内への新気の巻
き込みを抑え、多量の蒸発燃料がキャニスタｂに流れる
ことによるキャニスタｂの容量増大を回避しつつ、第２
蒸発燃料通路ｅの通気抵抗を第１蒸発燃料通路ｃより大
きく設定して第２蒸発燃料通路ｅの蒸発燃料量を抑える
ことにより蒸発燃料の外部放出を抑制する。
【０００３】また、第１蒸発燃料通路ｃを開弁する開閉
弁ｆの背圧室ｇには給油管ｄの入口部に繋がる圧力導入
通路ｈが設けられおり、これにより背圧室ｇを大気圧に
近い状態に保持する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蒸発燃料放出抑制装置では、タンク本体ａの上部と給油
管ｄの入口部との間を結ぶ通路が圧力導入通路ｈおよび
第２蒸発燃料通路ｅと２本設けられているので、通路の
本数が多くその配置が複雑となり、コスト面でも不利で
あった。
【０００５】そこで、本発明はタンク本体の上部と給油
管の入口部との間を結ぶ通路の本数を減らすことができ
る蒸発燃料放出抑制装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に係る蒸発燃料放出抑制装置は、
給油管を有する燃料タンクからの蒸発燃料を吸着するキ
ャニスタと、前記燃料タンクと前記キャニスタとの間を
結ぶ第１蒸発燃料通路と、該第１蒸発燃料通路に設けら
れ、前記第１蒸発燃料通路を介して前記燃料タンクに通
じる正圧室および圧力導入通路を介して給油管の入口部
と連通する背圧室を有し、前記正圧室と背圧室の差圧に
応じて第１蒸発燃料通路を開閉する開閉弁とを備えた蒸
発燃料放出抑制装置において、前記燃料タンクと、前記
背圧室または前記圧力導入通路とを連通する第２蒸発燃
料通路と、該第２蒸発燃料通路内を流れる蒸発燃料量を
制限する流量制限手段とを設けたことを特徴とする。
【０００７】請求項２に係る蒸発燃料放出抑制装置は、
請求項１に係る蒸発燃料放出抑制装置において前記流量
制限手段は、前記第２蒸発燃料通路内の圧力が所定値以
上になったときに開弁するチェック弁からなることを特
徴とする。
【０００８】請求項３に係る蒸発燃料放出抑制装置は、
請求項２に係る蒸発燃料放出抑制装置において前記開閉
弁は、前記正圧室が大気圧より第１所定圧高い圧力にあ
るとき、前記第１蒸発燃料通路を連通する正圧弁と、前
記正圧室が前記キャニスタ内の圧力より第２所定圧低い
圧力にあるとき前記第１蒸発燃料通路を連通する負圧弁
とを備えたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明の請求項１に係る蒸発燃料放出抑制装置
では、給油時に開閉弁が開弁し、燃料タンクからの蒸発
燃料は第１蒸発燃料通路を通ってキャニスタに吸着され
ると共に、背圧室または圧力導入通路と連通する第２蒸
発燃料通路を通って給油管の入口部に還流されるが、流
量制限手段により第２蒸発燃料通路を流れる蒸発燃料量
は制限される。
【００１０】請求項２に係る蒸発燃料放出抑制装置で
は、第２蒸発燃料通路内の圧力が所定値以上になったと
きにチェック弁は開弁し、蒸発燃料は第２蒸発燃料通路
を通って給油管の入口部に還流される。
【００１１】請求項３に係る蒸発燃料放出抑制装置で
は、開閉弁の正圧室が大気圧より第１所定圧高い圧力に
あるときに正圧弁が開弁し、燃料タンクからの蒸発燃料
は第１蒸発燃料通路を通ってキャニスタに吸着されると
共に、第２蒸発燃料通路を通って給油管の入口部に還流
される。
【００１２】また、正圧室がキャニスタ内の圧力より第
２所定圧低い圧力にあるとき、負圧弁が開弁してキャニ
スタ内の蒸発燃料は第１蒸発燃料通路を通って燃料タン
ク内に還流される。
【００１３】
【実施例】本発明の蒸発燃料放出抑制装置の実施例につ
いて説明する。
【００１４】［第１実施例］図１は第１実施例の蒸発燃
料放出抑制装置の構成を示す説明図である。燃料タンク
Ｔは、タンク本体１と該タンク本体１から斜め上向きに
延設される給油管２とを備え、給油管２の上端には拡径
した入口部２ａが設けられる。
【００１５】タンク本体１の上部には第１蒸発燃料通路
３の一端部が接続されており、また、後述する開閉弁Ｖ
を介して第１蒸発燃料通路３の他端部は燃料タンクＴか
らの蒸発燃料を吸着するキャニスタＣに接続される。
【００１６】第１蒸発燃料通路３のタンク本体１内への
接続部には、フロート室４とフロート５とから構成され
るフロート弁６が設けられており、フロート弁６はタン
ク本体１内の燃料液面が二点鎖線で示す最高レベルまで
達したときに閉弁状態となる。したがって、燃料タンク
Ｔへの給油時には開弁状態である。
【００１７】また、第１蒸発燃料通路３の途中には、前
述した開閉弁Ｖが設けられている。開閉弁Ｖのハウジン
グ８には、ダイヤフラム９の周縁部が挟持されており、
該ダイヤフラム９によりハウジング８内は第１蒸発燃料
通路３の燃料タンクＴに通じる正圧室１０と背圧室１１
とに区画される。背圧室１１内にはダイヤフラム９を正
圧室１０側に付勢するばね１２が収納される。背圧室１
１は、圧力導入通路１５を介して給油管２の入口部２ａ
に連通されている。一方、正圧室１０内にはダイヤフラ
ム９に連結される弁体１４が収納されており、該弁体１
４は第１蒸発燃料通路３のキャニスタＣ側に通じる導入
通路３ｂの弁孔１３を開閉する。
【００１８】給油管２の入口部２ａが閉じた状態では弁
体１４が弁孔１３を開く側にダイヤフラム９を変位させ
る差圧が正圧室１０および背圧室１１の間に生じること
はなく、開閉弁Ｖの閉弁状態が保持されるが、入口部２
ａを開いて給油ガンＧにより燃料タンクＴ内に燃料を給
油する際には、燃料タンクＴ内の圧力すなわち正圧室１
０の圧力増大に応じてダイヤフラム９が背圧室１１の容
積を縮小する側に変位し、それに応じて弁体１４が弁孔
１３を開くので、給油時には開弁状態となる。
【００１９】また、第１蒸発燃料通路３と開閉弁Ｖの背
圧室１１との間には、第２蒸発燃料通路２２が設けられ
ており、第２蒸発燃料通路２２は圧力導入通路１５に較
べて小径に形成されている。この第２蒸発燃料通路２２
にはチェック弁２５が設けられている。チェック弁２５
はタンク本体１側の蒸発燃料圧が所定の開弁圧以上とな
ったときに開弁し、タンク本体１側から給油管２の入口
部２ａ側への蒸発燃料の流通を許容する。このチェック
弁２５の開弁圧は開閉弁Ｖの開弁圧より僅かに高く設定
される。燃料タンクＴへの給油速度が遅いことに起因し
て開閉弁Ｖが開弁しない状態でチェック弁２５が開弁
し、第２蒸発燃料通路２２、背圧室１１および圧力導入
通路１５を経て蒸発燃料が大気に放出されるのを防止す
るためである。
【００２０】つぎに、本実施例の蒸発燃料放出抑制装置
における蒸発燃料の流れについて説明する。燃料タンク
Ｔへの給油ガンＧによる給油時には、フロート弁６、開
閉弁Ｖおよびチェック弁２５のいずれもが開弁する。
【００２１】したがって、燃料タンクＴ内で発生した蒸
発燃料は、第１蒸発燃料通路３を介してキャニスタＣに
導かれると共に、第２蒸発燃料通路２２、背圧室１１お
よび圧力導入通路１５を経て給油管２の入口部２ａに導
かれる。
【００２２】圧力導入通路１５から給油管２の入口部２
ａに導かれた蒸発燃料の多くはノズル１６からの燃料流
に同伴してタンク本体１内に還流する。しかも、第２蒸
発燃料通路２２にチェック弁２５を設けたこと、および
第２蒸発燃料通路２２を小径に形成したことにより、第
２蒸発燃料通路２２に導かれる蒸発燃料量は制限される
ので、圧力導入通路１５内を還流する蒸発燃料によって
開閉弁Ｖの背圧室１１内が大気圧より大きく高い圧力に
ずれて開閉弁Ｖが開弁しなくなることを防止すると共
に、給油管２から外部への蒸発燃料放出量を抑制するこ
とができる。
【００２３】以上示したように、本実施例の蒸発燃料放
出抑制装置によれば、開閉弁Ｖの背圧室１１および給油
管２の入口部２ａ間を結ぶ圧力導入通路１５に第２蒸発
燃料通路２２を合流させて蒸発燃料が還流するように通
路を配置したので、タンク本体１の上部と給油管２の入
口部２ａとの間を１本の圧力導入通路１５で賄うことが
でき、通路の配置を簡単にできると共に通路を１本減ら
したことでコストを低減できる。
【００２４】尚、給油管２の先端開口部は燃料タンクＴ
の底面近くに設けられており、タンク本体１内の蒸発燃
料が先端開口部から給油管２を通って大気に放出される
のを防止する。
【００２５】［第２実施例］つぎに、第２実施例の蒸発
燃料放出抑制装置について説明する。図２は第２実施例
の蒸発燃料放出抑制装置の構成を示す説明図である。同
一の構成要素については同一の番号を付して示す。
【００２６】本実施例の蒸発燃料放出抑制装置では、第
２蒸発燃料通路２２に設けられたチェック弁２５の出口
側の通路２２ｂは開閉弁Ｖ１の背圧室１１ではなく、圧
力導入通路１５の途中に導かれている。出口側の通路２
２ｂを含む第２蒸発燃料通路２２は前記第１実施例と同
様に圧力導入通路１５より小径に形成されている。
【００２７】かかる構成においても、前記第１実施例と
同様の効果を得ることができ、開閉弁Ｖ１の構造を簡単
にできる。
【００２８】［第３実施例］つぎに、第３実施例の蒸発
燃料放出抑制装置について説明する。図３は第３実施例
の蒸発燃料放出抑制装置における開閉弁の構造を示す断
面図である。
【００２９】開閉弁Ｖ２はタンク本体１の上部にガスケ
ット３２を介してボルト３５により取り付けられてい
る。タンク本体１に向かい合う開閉弁Ｖ２の底面には開
口部１０８ａが形成されており、開口部１０８ａはフロ
ート室１０６と対向する。
【００３０】本実施例の開閉弁Ｖ２は、前記第１および
第２実施例で示されたチェック弁２５と同様の機能を有
するチェック弁１２５を正圧室１１０と背圧室１１１と
の間の隔壁に設けている。
【００３１】即ち、正圧室１１０と背圧室１１１は、ハ
ウジング１０８に周縁部が挟持されたダイヤフラム１０
９およびチェック弁１２５によって区画される。背圧室
１１１にはばね１１２が設けられ、ダイヤフラム１０９
を導入通路１０３ｂ側に付勢する。
【００３２】開閉弁Ｖの正圧室１１０内には、第１蒸発
燃料通路の導入通路１０３ｂ、およびダイヤフラム１０
９に連結され該導入通路１０３ｂの弁孔１１３を開弁す
る弁体１１４が収納されている。また、正圧室１１０の
壁面にはチェック弁１２５の弁孔１２５ａが形成されて
おり、該弁孔１２５ａを開閉する弁体１２５ｂおよび該
弁体１２５ｂを付勢するばね１２５ｃを収納するばね室
は背圧室１１１側に設けられている。尚、弁孔１２５ａ
を形成する正圧室１１０の壁面からなる通路１２５ｄ
は、圧力導入通路１１５より小径に形成してもよい。
【００３３】かかる構造を有する開閉弁Ｖ２では、チェ
ック弁１２５の開弁圧は開閉弁Ｖ２の開弁圧より高く設
定されており、給油時にタンク本体１の蒸発燃料圧が所
定の開弁圧以上になったときに開弁してタンク本体１側
から給油管２の入口部２ａ側への蒸発燃料の流通を許容
する。
【００３４】本実施例の蒸発燃料放出抑制装置によれ
ば、前記第１実施例と同様の効果を挙げることができ、
通路の配置をより一層簡単にできる。
【００３５】［第４実施例］つぎに、第４実施例の蒸発
燃料放出抑制装置について説明する。図４は第４実施例
の蒸発燃料放出抑制装置における開閉弁の構造を示す断
面図である。
【００３６】本実施例の開閉弁Ｖ３は導入通路２０３ｂ
に二方向弁２０１を設けた構造に特徴があり、開閉弁お
よびチェック弁の構造については前記第３実施例と同様
であるので、ここでは、二方向弁２０１の構造について
詳述する。
【００３７】導入通路２０３ｂが設けられた正圧室２１
０はハウジング２０８に挟持されたダイヤフラム２０９
により大気室２１２と区画されており、大気室２１２は
大気に開放されている。二方向弁２０１は正圧弁２２６
と負圧弁２２８とからなり、導入通路２０３ｂに形成さ
れている。即ち、正圧弁２２６は導入通路２０３ｂの壁
面により形成される弁孔２２６ａ、ダイヤフラム２０９
に連結され弁孔２２６ａを開閉する弁体２２６ｂ、およ
びダイヤフラム２０９を正圧室２１０側に付勢するばね
２２６ｃから構成される。
【００３８】負圧弁２２８は導入通路２０３ｂの燃料タ
ンク側の端部に設けられている。負圧弁２２８は、導入
通路２０３ｂの壁面内側に形成された弁孔２２８ａ、正
圧室２１０に開放されたばね室に設けられ弁孔２２８ａ
を開閉する弁体２２８ｂおよび弁体２２８ｂを付勢する
ばね２２８ｃから構成される。
【００３９】給油時には正圧弁２２６、開閉弁Ｖ３、チ
ェック弁２２５のいずれもが開弁するが、このとき、チ
ェック弁２２５の開弁圧が開閉弁Ｖ３の開弁圧よりも高
く設定されているので、燃料タンクＴへの給油速度が遅
いことに起因して開閉弁Ｖ３が開弁しない状態でチェッ
ク弁が開いて圧力導入通路２１５を経て蒸発燃料が大気
に放出することは防止される。給油時以外のときに燃料
タンク内の圧力が大気圧より所定圧以上に高くなると正
圧弁２２６は開弁し、蒸発燃料が第１蒸発燃料通路の導
入通路２０３ｂを通ってキャニスタに吸着されて燃料タ
ンク内の圧力上昇は抑えられる。
【００４０】また、負圧弁２２８は燃料タンク内の圧力
がキャニスタ内の圧力より所定圧以上低下したときに開
弁し、キャニスタ内で発生する蒸発燃料が第１蒸発燃料
通路の導入通路２０３ｂを通って燃料タンク内に還流す
る。
【００４１】以上示したように、本実施例の蒸発燃料放
出抑制装置によれば、前記第１実施例と同様の効果を挙
げることができる他に、給油時以外のときにも開閉する
二方向弁２０１を開閉弁Ｖ３に一体に成形したことで、
キャニスタおよび燃料タンク間を結ぶ通路を簡単な配置
にできる。
【００４２】
【発明の効果】本発明の請求項１に係る蒸発燃料放出抑
制装置によれば、給油管を有する燃料タンクからの蒸発
燃料を吸着するキャニスタと、前記燃料タンクと前記キ
ャニスタとの間を結ぶ第１蒸発燃料通路と、該第１蒸発
燃料通路に設けられ、前記第１蒸発燃料通路を介して前
記燃料タンクに通じる正圧室および圧力導入通路を介し
て給油管の入口部と連通する背圧室を有し、前記正圧室
と背圧室の差圧に応じて第１蒸発燃料通路を開閉する開
閉弁とを備えた蒸発燃料放出抑制装置において、前記燃
料タンクと、前記背圧室または前記圧力導入通路とを連
通する第２蒸発燃料通路と、該第２蒸発燃料通路内を流
れる蒸発燃料量を制限する流量制限手段とを設けたの
で、燃料タンクの上部と給油管の入口部との間を結ぶ通
路の本数を減らすことができる。したがって、通路の配
置を簡単にでき、コストを低減できる。
【００４３】請求項２に係る蒸発燃料放出抑制装置によ
れば、前記流量制限手段は、前記第２蒸発燃料通路内の
圧力が所定値以上になったときに開弁するチェック弁か
らなるので、開閉弁の背圧室内が大気圧より高い圧力に
ずれて開閉弁が開弁しなくなることを防止できる。
【００４４】請求項３に係る蒸発燃料放出抑制装置によ
れば、前記開閉弁は、前記正圧室が大気圧より第１所定
圧高い圧力にあるとき、前記第１蒸発燃料通路を連通す
る正圧弁と、前記正圧室が前記キャニスタ内の圧力より
第２所定圧低い圧力にあるとき前記第１蒸発燃料通路を
連通する負圧弁とを備えたので、燃料タンクとキャニス
タとの間を結ぶ通路を含めた全体の通路の配置を極めて
簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の蒸発燃料放出抑制装置の構成を示
す説明図である。
【図２】第２実施例の蒸発燃料放出抑制装置の構成を示
す説明図である。
【図３】第３実施例の蒸発燃料放出抑制装置における開
閉弁の構造を示す断面図である。
【図４】第４実施例の蒸発燃料放出抑制装置における開
閉弁の構造を示す断面図である。
【図５】従来の蒸発燃料放出抑制装置の構成を示す説明
図である。
【符号の説明】
１ タンク本体 ２ 給油管 ３ 第１蒸発燃料通路 １０、１１０、２１０ 正圧室 １１、１１１、 背圧室 １５、１１５、２１５ 圧力導入通路 ２２ 第２蒸発燃料通路 ２５、１２５、２２５ チェック弁 Ｃ キャニスタ Ｖ、Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３ 開閉弁 Ｔ 燃料タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６０Ｋ 15/04 Ｆ０２Ｍ 37/00 ３０１ Ｇ (72)発明者 肥田野 耕一 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 原 武志 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 給油管を有する燃料タンクからの蒸発燃
    料を吸着するキャニスタと、 前記燃料タンクと前記キャニスタとの間を結ぶ第１蒸発
    燃料通路と、 該第１蒸発燃料通路に設けられ、前記第１蒸発燃料通路
    を介して前記燃料タンクに通じる正圧室および圧力導入
    通路を介して給油管の入口部と連通する背圧室を有し、
    前記正圧室と背圧室の差圧に応じて第１蒸発燃料通路を
    開閉する開閉弁とを備えた蒸発燃料放出抑制装置におい
    て、 前記燃料タンクと、前記背圧室または前記圧力導入通路
    とを連通する第２蒸発燃料通路と、 該第２蒸発燃料通路内を流れる蒸発燃料量を制限する流
    量制限手段とを設けたことを特徴とする蒸発燃料放出抑
    制装置。
  2. 【請求項２】 前記流量制限手段は、前記第２蒸発燃料
    通路内の圧力が所定値以上になったときに開弁するチェ
    ック弁からなることを特徴とする請求項１記載の蒸発燃
    料放出抑制装置。
  3. 【請求項３】 前記開閉弁は、前記正圧室が大気圧より
    第１所定圧高い圧力にあるとき、前記第１蒸発燃料通路
    を連通する正圧弁と、前記正圧室が前記キャニスタ内の
    圧力より第２所定圧低い圧力にあるとき前記第１蒸発燃
    料通路を連通する負圧弁とを備えたことを特徴とする請
    求項２記載の蒸発燃料放出抑制装置。
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