JPH07293364A - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ

Info

Publication number
JPH07293364A
JPH07293364A JP8906294A JP8906294A JPH07293364A JP H07293364 A JPH07293364 A JP H07293364A JP 8906294 A JP8906294 A JP 8906294A JP 8906294 A JP8906294 A JP 8906294A JP H07293364 A JPH07293364 A JP H07293364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
vapor
canister
throttle
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8906294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yoshida
俊夫 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP8906294A priority Critical patent/JPH07293364A/ja
Publication of JPH07293364A publication Critical patent/JPH07293364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油時以外におけるエンジンの長期停止中に
おいては大気導入ポートからのベーパの流出を防止し、
かつ給油時においては給油時間を短縮する。 【構成】 主吸着剤室5から副吸着剤室21への連通路
に常開の第1の絞り通気穴28と開閉弁33,40を備
えた第2の絞り通気穴29,29aを並設する。上記開
閉弁33,40を給油時に開作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンク等の燃料貯
留槽から発生する蒸発燃料を大気中へ放出させないよう
に処理するキャニスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車における燃料タンクから発
生する蒸発燃料(以下ベーパという)を処理するキャニ
スタとして図5に示すようなものがある。
【0003】図5において、101はキャニスタ本体
で、そのケーシング内は区画壁104により主室102
と副室103に分離され、これらの室には活性炭等から
なる主吸着剤層105と副吸着剤層106が形成されて
いる。107と108は主吸着剤層105の上下に配置
されたフィルタ、109と110は副吸着剤層106の
上下に配置されたフィルタである。111は第1拡散
室、112は第2拡散室、113は第3拡散室、114
は第4拡散室、115は第2拡散室と第3拡散室113
を連通する連通穴である。116は第3拡散室113と
副吸着剤層106とを連通する絞り通気穴である。
【0004】このように構成されたキャニスタにおい
て、エンジンの停止中においては、燃料タンク118内
で発生したベーパをベーパ通路117から主吸着剤層1
02に吸着補集し、エンジンの駆動により、スロットル
バルブ121を備えた吸気通路120内に発生する負圧
によって、上記主吸着剤層105に補集したベーパをバ
ージ通路119を通じて吸気通路120内に吸入する。
【0005】また、エンジンを長時間停止している間
に、主吸着剤層105に吸着補集したベーパが拡散した
場合には、そのベーパが第2拡散室112、連通穴11
5を通り第3拡散室113に入り、更に絞り通気穴11
6を通って副吸着剤層106に流入し、該副吸着剤層1
06でベーパが吸着補集され、空気が大気導入ポート1
22から大気へ排出するようになっている。
【0006】このようなキャニスタを備えた蒸発燃料処
理装置としては例えば特開平5−33734号公報の図
1に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のキャニスタ
においては、その絞り通気穴116が常時開口されてい
るため、その通気面積を小さく設定すると、主吸着剤層
105から副吸着剤層106への通気抵抗が大きくな
り、エンジンを長時間停止した場合における大気導入ポ
ート122からのベーパの大気への排出は防止できる
が、反面、給油時において燃料タンク118内で急速に
発生したベーパによる空気圧を絞り通気穴116を通じ
て大気導入ポート122から放出することが抑制される
ため、燃料タンク118内の空気圧が高くなって給油時
間が長くなり、更にこのように空気圧が高く、かつ給油
時間が長いことは、給油口から大気へ流出するベーパ量
も多くなる問題が生じる。
【0008】また、逆に、絞り通気穴116の通気面積
を大きく設定すると、主吸着剤層105から副吸着剤層
106への通気抵抗が小さくなり、給油時間が早くな
り、かつ給油口からのベーパの流出量が少なくなるが、
反面、エンジンを長時間停止した場合には、主吸着剤層
105で拡散したベーパの副吸着剤層106への流出量
が多くなり、強いては大気導入ポート122から大気へ
ベーパが放出される問題がある。この問題を解消するた
めには、副吸着剤層106を大きなものとする必要があ
り、キャニスタが大型化する。
【0009】そこで、本発明は、上記の問題を解決でき
るキャニスタを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためのもので、蒸発燃料を吸着するための吸着剤
(10,26)を各々内蔵した二つの室(5,21)
と、該両室(5,21)の一方の室(5)に開口して設
けられた蒸発燃料導入ポート(13)と、同じくその一
方の室に開口して設けられて上記吸着剤から離脱する離
脱燃料を導入するためのパージポート(16)と、他方
の室(21)に開口した大気導入ポート(32)と、上
記両室(5,21)を連通する連通路を設けたキャニス
タにおいて、上記連通路に、常開の第1の絞り通気穴
(28)と常閉の開閉弁(33,40)を備えた第2の
絞り通気穴(29,29a)とを並設し、上記開閉弁
(33,40)を給油時に開作動させるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0011】
【作用】燃料タンク(15)等の燃料貯留槽への給油時
以外は開閉弁(33,40)が閉作動し、常開の絞り通
気穴(28)のみ開口している。そのため、一方の室
(5)と他方の室(21)との連通路の通気抵抗が大き
くなる。したがって、一方の室(5)内の主吸着剤層
(10)に吸着されていたベーパをパージさせることな
く長時間放置した場合において、その主吸着剤層(1
0)に吸着されていたベーパが拡散した場合、そのベー
パの他方の室(21)への流出が抑制される。このこと
は、大気導入ポート(32)からのベーパ流出を抑制で
き、かつ、この抑制により他方の室(21)の副吸着剤
層(26)が小容量のものでよいことになる。
【0012】また、給油時には開閉弁(33,40)が
開作動し、常開の絞り通気穴(28)と開閉弁(33,
40)を有する絞り通気穴(29,29a)とにより両
室(5),(21)が連通され、その連通路の通気抵抗
が小さくなる。そのため、燃料タンク(15)等の燃料
貯留層内で発生したベーパを含む空気圧を上記の連通路
を通じて大気導入ポート(32)から速やかに排出でき
る。この時、ベーパは主に主吸着室(5)の主吸着剤層
(10)に吸着され、空気のみが大気導入ポート(3
2)から排出される。また、この時燃料貯留槽内のベー
パを含む空気圧が減少されて給油時間が短縮される。ま
た、このように空気圧が減少されることと給油時間が短
縮されることにより、給油口から大気へ排出されるベー
パ量が減少する。
【0013】
【実施例】次に本発明を自動車の燃料タンクの蒸発燃料
を吸着するキャニスタとして適用した実施例について説
明する。
【0014】図1及び図2は本発明の第1実施例を示
す。1はキャニスタ本体で、これを構成するケーシング
は、上下方向の筒状をなす主室2と、区画壁4によって
隣接された上下方向の筒状をなす副室3とを有してい
る。
【0015】主室2内は、主吸着剤室5と、その上下面
に配置した第1フィルタ6及び第2フィルタ7と、第1
フィルタ6の上部に設けた第1拡散室8と、第2フィル
タ7の下部に設けた第2拡散室9とで構成され、上記主
吸着剤室5内は、活性炭等からなる吸着剤を充てんして
なる主吸着剤層10になっている。
【0016】11,12は上下のフィルタ6,7を保持
する座金である。13は上記第1拡散室8に連通したベ
ーパ導入ポートで、その外端は図2に示すようにベーパ
通路14を通じて自動車に搭載された燃料タンク15の
気室部15aに連通している。
【0017】16は上記第1拡散室8に連通したパージ
ポートで、その外端は図2に示すようにパージ通路17
を通じてエンジンへの吸気通路18に開口する負圧ポー
ト19に連通している。20はスロットルバルブを示
す。
【0018】副室3内は、副吸着剤室21と、その下面
に配置した第3フィルタ22と、上面に配置した第4フ
ィルタ23と、第3フィルタ22の下部に設けた第3拡
散室24と、第4フィルタ23の上部に設けた第4拡散
室25とで構成され、上記副吸着剤室21内は、活性炭
等からなる吸着剤を充てんしてなる副吸着剤層26にな
っている。
【0019】27は、第3フィルタ22を支承すると共
に第3拡散室24を形成する区画板で、上記ケーシング
に固定されていると共に上記副吸着剤室21の下面の全
面、すなわち第3フィルタ22の下面の全面を覆う平板
状に形成され、その一部に、第1の絞り通気穴28と第
2の絞り通気穴29が夫々表裏方向に貫通形成されてい
る。
【0020】上記第1の絞り通気穴28の開口面積は、
給油時以外のエンジン停止状態で長期間放置した場合
に、主吸着剤層10に吸着されていたベーパが大気導入
ポート32から放出されることなく副吸着剤層26に吸
着補集される程度の開口面積に設定されている。
【0021】上記第2拡散室9と第3拡散室24は、上
記区画壁4の下端を欠除してなる連通穴30で連通して
いる。そして、この連通穴30と上記両絞り通気穴2
8,29とで連通路を構成している。
【0022】31は上記第4フィルタ23を保持する座
金である。32は上記第4拡散室25に連通した大気導
入ポートで、その外端は大気に開口している。
【0023】33は電磁弁からなる開閉弁で、上記第3
拡散室24部に配置されてケーシングの底壁に固設さ
れ、その弁部34が上記第2の絞り通気穴29に、これ
を開閉するように対向している。そして、該弁部34は
スプリング35によって常時第2の絞り通気穴29を閉
塞するように付勢され、コイル36に通電することによ
り弁部34が下動して第2の絞り通気穴29を開口する
常閉電磁弁になっている。
【0024】上記電磁弁からなる開閉弁33のコイル3
6は、図2に示すスイッチ37に接続されており、スイ
ッチ37のオン作動により、車両搭載バッテリ38の電
流がコイル36に流れ、開弁作動するようになってい
る。該スイッチ37は、燃料タンク15のフィラーチュ
ーブ15bにおけるフィラーキャップ39の着脱に関連
してオン、オフ作動するように設置され、給油時にフィ
ラーキャップ39をフィラーチューブ15bから外すと
オン作動し、嵌着するとオフ作動するようになってい
る。
【0025】次に本第1実施例の作用について説明す
る。燃料タンク15への燃料給油時以外は、フィラーキ
ャップ39がフィラーチューブ15bに嵌着されている
ので、スイッチ37がオフ作動し、開閉弁(電磁弁)3
3のコイル36へは通電されず、スプリング35の付勢
力によって弁部34が図1に示すように第2の絞り通気
穴29を閉塞している。
【0026】この状態において、エンジンの停止中に燃
料タンク15の気室部15a内にベーパが発生し、その
ベーパを含む空気圧が上昇すると、キャニスタ1におけ
る大気導入ポート32部の大気圧との差圧により、燃料
タンク15内のベーパは空気と共にベーパ通路14を通
じてキャニスタ1のベーパ導入ポート(タンクポート)
13から第1拡散室8内に流入拡散し、第1フィルタ6
を通過して主吸着剤室5に流入する。この流入によりベ
ーパは主吸着剤層10に吸着補集され、空気は大気導入
ポート32から流出する。
【0027】エンジンを駆動すると、吸気通路18内の
負圧が負圧ポート19からパージ通路17及びパージポ
ート16を通じて第1拡散室8に作用し、大気が大気導
入ポート32から導入されて副吸着剤層26、通気穴2
8、連通穴30を通り、主吸着剤層10内をパージポー
ト16方向へ流れる。そのため、その空気流により主吸
着剤層10に吸着されていたベーパは、主吸着剤層10
から離脱し吸気通路18へ吸引排出される。
【0028】エンジンを長時間停止している場合には、
主吸着剤層10に吸着されているベーパが拡散し、その
一部が連通穴30を通じて第3拡散室24に流入する
が、そのベーパは第1の絞り通気穴28からのみ副吸着
剤室21内へ流入してその副吸着剤層26に吸着され
る。このとき、第2の絞り通気穴29は閉塞されている
ため、第3拡散室24と副吸着剤室21間の通気抵抗は
大きい。そのため、副吸着剤室21へのベーパの流出量
は少なくなり、大気導入ポート32を通じてのベーパの
大気への流出量はなくなる。
【0029】次に、給油時において、燃料タンク15に
おけるフィラーキャップ39を取り外すと、スイッチ3
7がオン作動し、開閉弁(電磁弁)33のコイル36に
バッテリ38から通電される。この通電により弁部34
が吸引されて開弁作動し、第2の絞り通気穴29が開口
する。そのため、第3拡散室24と副吸着剤室21間
が、第1の絞り通気穴28と第2の絞り通気穴29とに
より連通され、その通気面積が上記給油時以外の場合よ
りも大きくなる。したがって、この第3拡散室24と副
吸着剤室21間の通気抵抗が減少し、その結果、ベーパ
導入ポート13から大気導入ポート32への空気の流れ
が良くなり、キャニスタ1内での通気抵抗が減少する。
【0030】このように通気抵抗が減少することは、給
油時における燃料タンク15内の昇圧を抑制し、給油時
間が短縮される。また、このように、燃料タンク内の昇
圧を抑制すると共に給油時間が短縮されることは給油時
におけるフィラーチューブから大気へ流出するベーパ量
も減少できる。
【0031】また、給油時に燃料タンク15内で発生し
たベーパはベーパ導入ポート13から主吸着剤層10に
流入して吸着補集される。図3は本発明の第2実施例を
示すもので、上記第1実施例の電磁弁による開閉弁33
の代りに圧力弁による開閉弁を使用したものである。
【0032】図3において40は圧力弁からなる開閉弁
を示し、上記第1実施例におけるキャニスタ1の第3拡
散室24部に位置して、ケーシングの底壁に固設されて
いる。
【0033】該開閉弁40は、そのケース内がダイアフ
ラム41により第1室42と第2室44に区画され、そ
の第1室42は連通穴43により上記第3拡散室24に
連通している。また、該第1室42には、上記第1実施
例において説明した区画板27と同様の区画板27aに
形成した第2の絞り通気穴29aが形成され、該第2の
絞り通気穴29aによって、第3フィルタ22を介して
第1室42と副吸着剤室21とが連通されている。
【0034】上記ダイアフラム41の中央上面には弁部
41aが一体形成され、該弁部41aが上記第2の絞り
通気穴29aと対向しており、ダイアフラム41の下動
により第2の絞り通気穴29aを開口し、上動により第
2の絞り通気穴29aを閉塞するようになっている。4
6はスプリングで、上記ダイアフラム41の弁部41a
を常時閉方向に付勢しており、その付勢力は第1室42
内の圧力が第2室44の圧力よりも高く、かつその差圧
が約30mmAqの圧力になるとその差圧によって弁部
41aが開作動するように設定されている。 上記第2
室44は図4に示すように、ポート45及び連通路47
を通じて燃料タンク15におけるフィラーキャップ39
の近傍のフィラーチューブ15b内に連通している。
【0035】その他の構造は上記第1実施例と同様であ
る。次に本第2実施例における作用を説明する。フィラ
ーキャップ39が嵌着されている給油時以外は、燃料タ
ンク15の気室部15a内の圧力と、フィラーチューブ
15b内の圧力はほぼ同等であるため、第3拡散室24
と連通している開閉弁40内における第1室42内の圧
力と、フィラーチューブ15bに連通した第2室44内
の圧力はほぼ同等である。そのため、スプリング46の
付勢力によって弁部41aが第2の絞り通気穴29aを
閉塞している。その結果、第3拡散室24と副吸着剤室
21は第1の絞り通気穴28のみで連通している。その
ため、給油時以外のエンジンを長時間停止している場合
は、上記第1実施例と同様に副吸着剤層26へのベーパ
の流出量は少なく、そのため大気へのベーパの流出もな
い。
【0036】次に給油時には、給油により燃料タンク1
5における気室部15a内のベーバ圧が急速に上昇す
る。このベーパ圧は、フィラーチューブ15bの大気側
開口部の隙間から大気へ若干流出し、また、ベーパ通路
14からキャニスタ1のパージポート16を通じて吸気
通路18内へ若干流出するが、この流出量よりも上記給
油による昇圧量が大きいため、その昇圧がキャニスタ1
の主吸着剤室5を通じて第3拡散室24内に大きな正圧
として作用する。
【0037】一方、フィラーチューブ15bにおけるフ
ィラーキャップ39の近傍の圧力は、フィラーキャップ
39が取外されていることにより大気圧に近い圧力とな
り、この圧力が連通路47を通じて開閉弁40の第2室
44内に作用する。そのため、第1室42内の高い正圧
と第2室44のほぼ大気圧に近い圧力との差圧により、
ダイアフラム41がスプリング46の付勢力に抗して下
動し、その弁部41aが開作動して第2の絞り通気穴2
9aが開口される。
【0038】そのため主吸着剤室5と副吸着剤室21間
が第1の絞り通気穴28と第2の絞り通気穴29aとに
より連通され、その通気面積が上記給油時以外の場合よ
りも大きくなる。したがって、主吸着剤室5と副吸着剤
室21間の通気抵抗が減少し、その結果、上記第1実施
例と同様にに、給油時における燃料タンク15内の昇圧
を抑制し、給油時間が短縮され、また、フィラーチュー
ブから大気へ流出するベーパ量も減少できる。
【0039】この第2実施例においては、上記第1実施
例のような電源が不要で、かつ簡易な構造により安価に
製造できる特長がある。尚、上記実施例は本発明を自動
車の燃料タンクから発生する蒸発燃料を処理するキャニ
スタとしての例を示したが、本発明のキャニスタは、自
動車の燃料タンク以外の燃料貯留槽から発生する蒸発燃
料を処理するキャニスタとして用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のようであるから本発明によれば、
給油時以外において、キャニスタの吸着剤に吸着補集さ
れたベーパをパージさせることなく放置した場合に、キ
ャニスタ内から大気導入ポートを通じて流出する空気を
抑制でき、大気導入ポートから流出するベーパ量を減少
できるとともに、大気導入ポートを有する他方の室の吸
着剤量を減少してキャニスタの小型化を図ることができ
る。
【0041】しかも、給油時には、燃料貯留槽内の圧力
を減少させて給油時間を短縮することができ、かつ、給
油口からのベーパの大気への流出量を減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示すキャニスタの縦断
面図。
【図2】 図1のキャニスタを用いた蒸発燃料処理装置
を示す図。
【図3】 本発明の第2実施例を示すキャニスタの要部
の断面図。
【図4】 図3のキャニスタを用いた蒸発燃料処理装置
を示す図。
【図5】 従来のキャニスタとその蒸発燃料処理装置を
示す図。
【符号の説明】
5,21…室 10,26…吸着剤層 13…蒸発燃料
導入ポート 16…パージポート 9,30,24…連
通路を構成する第2拡散室、連通穴、第3拡散室 28
…第1の絞り通気穴 29,29a…第2の絞り通気穴
32…大気導入ポート 33,40…開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発燃料を吸着するための吸着剤を各々
    内蔵した二つの室と、該両室の一方の室に開口して設け
    られた蒸発燃料導入ポートと、同じくその一方の室に開
    口して設けられて上記吸着剤から離脱する離脱燃料を導
    入するためのパージポートと、他方の室に開口した大気
    導入ポートと、上記両室を連通する連通路を設けたキャ
    ニスタにおいて、 上記連通路に、常開の第1の絞り通気穴と常閉の開閉弁
    を備えた第2の絞り通気穴とを並設し、上記開閉弁を給
    油時に開作動させるようにしたことを特徴とするキャニ
    スタ。
JP8906294A 1994-04-27 1994-04-27 キャニスタ Pending JPH07293364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8906294A JPH07293364A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 キャニスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8906294A JPH07293364A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 キャニスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07293364A true JPH07293364A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13960376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8906294A Pending JPH07293364A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 キャニスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07293364A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6047687A (en) * 1997-05-27 2000-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Canister
EP1496239A3 (en) * 2003-07-11 2007-10-31 Delphi Technologies, Inc. Canister of an evaporated fuel processing system
CN102828860A (zh) * 2011-06-16 2012-12-19 上海汽车集团股份有限公司 燃料蒸气临时存储装置总成、其燃料蒸气控制系统和方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6047687A (en) * 1997-05-27 2000-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Canister
EP1496239A3 (en) * 2003-07-11 2007-10-31 Delphi Technologies, Inc. Canister of an evaporated fuel processing system
CN102828860A (zh) * 2011-06-16 2012-12-19 上海汽车集团股份有限公司 燃料蒸气临时存储装置总成、其燃料蒸气控制系统和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3319108B2 (ja) 自動車用キャニスタ
JP5961026B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3111396B2 (ja) 蒸発燃料排出抑制装置
JP3465393B2 (ja) 内燃機関用蒸発燃料処理装置
JPH08230493A (ja) 車両用蒸発燃料処理装置
JP3264129B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPH08189423A (ja) 蒸発燃料放出抑制装置
JP3274084B2 (ja) キャニスタ
JP3705398B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPH0674107A (ja) 蒸発燃料処理装置
JPH07293364A (ja) キャニスタ
JPH09203353A (ja) 車両用キャニスタ
JP3262626B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3399429B2 (ja) 燃料タンクの蒸発ガス抑制装置
JPH07332171A (ja) キャニスタ
JPS6323379B2 (ja)
JPH051643Y2 (ja)
JPH0914060A (ja) エンジンのキャニスタ装置
JPH04121451A (ja) 蒸発燃料処理装置
JP3391209B2 (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JPH0625654Y2 (ja) チャコールキャニスタ
JPH08210530A (ja) キャニスタ
JPH0861162A (ja) 自動車用蒸発燃料制御装置
JPH0141891Y2 (ja)
JPH07180626A (ja) 蒸発燃料処理装置