JPH08189185A - メッシュ枠板、コンクリート型枠材およびコンクリート打設型枠構築法 - Google Patents

メッシュ枠板、コンクリート型枠材およびコンクリート打設型枠構築法

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JPH08189185A
JPH08189185A JP6339480A JP33948094A JPH08189185A JP H08189185 A JPH08189185 A JP H08189185A JP 6339480 A JP6339480 A JP 6339480A JP 33948094 A JP33948094 A JP 33948094A JP H08189185 A JPH08189185 A JP H08189185A
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frame plate
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mesh frame
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実 木沢
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G9/00Forming or shuttering elements for general use
    • E04G9/02Forming boards or similar elements
    • E04G9/06Forming boards or similar elements the form surface being of metal
    • E04G9/065Forming boards or similar elements the form surface being of metal the form surface being of wire mesh

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト高にすることなくメッシュ枠板13の
強度アップを図り、コンクリート打設型枠59を組み立
て易くする。 【構成】 メッシュ枠板13の強化リブ11と強化リブ
11の間のメッシュ面14から折れ曲がって強化リブ1
1に続くメッシュ面14と強化リブ11との境界の稜線
15と、メッシュ面の側縁のメッシュ隙間16との間
に、スリットの痕跡のない無痕スペース17を強化リブ
11の長さ方向に連続形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】コンクリート型枠材には合板(所
謂コンパネ)が慣用されている。この合板はセパレータ
ーで固定し、主筋に沿って横長に並べ、それを倒れない
ように縦端太(所謂内端太)で外側から支え、その外側
に横端太(所謂外端太)を取り付けて縦端太の間を連結
してコンクリート打設型枠が形成される。
【0002】本発明は、この合板に代えてコンクリート
型枠材に使用されるメッシュ枠板と、そのメッシュ枠板
により構成されるコンクリート型枠材、そのメッシュ枠
板を使用して内端太(縦端太)を用いずにコンクリート
打設型枠を構築するコンクリート打設工法に関するもの
である。
【0003】
【従来の技術】従来使用されているメッシュ枠板は、図
33および図34に図示されるように、金属板に平行に
付けられた複数条のリブ11とリブ11の間の全面に、
リブ11の長さ方向に対して斜めに鎖線状に真っ直ぐに
スリットが続く複数条のスリット列を、その真っ直ぐに
続くスリットとスリットとの間のスペースをスリットの
長さよりも短くし、且つ、隣合うスリット列とスリット
列との相互間で一方のスリット列のスペースを他方のス
リット列のスペースとを隣合わせずに付けた金属板を、
各リブ11とリブ11の間を拡張して製造され、そのリ
ブ11とリブ11の拡張によってスリットによるメッシ
ュ隙間12を各リブ11とリブ11の間に形成される。
【0004】従来、メッシュ枠板13は、図37および
図39に図示されるように、それを合板と同様に横長に
して並べ、縦端太84で外側から支え、縦端太84の外
側を横端太58で押さえ、縦端太84と縦端太84の間
を連結してコンクリート打設型枠が形成される。その場
合メッシュ枠板13は、縦端太84にリブ11の頂部5
6が当接せずリブ11とリブ11の間のメッシュ面14
が当接するように、リブ11を内向きに、すなわち鉄筋
側に向けて使用されている。図39は、従来のコンクリ
ート打設工法において構築されたコンクリート打設型枠
を図示するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されているメ
ッシュ枠板13では、メッシュ隙間12を形成するスリ
ット83は、メッシュ面14からリブ11へと折れ曲が
って続くリブ11とメッシュ面14と稜線の間際まで付
けられており、図35および図36に図示されるよう
に、メッシュ面14の左右側縁のスリット83の先端は
リブ11に食い込んでいる。
【0006】そのようにスリット83がリブ11に食い
込んだメッシュ枠板13では、リブ11に曲げ荷重が作
用すると、その食い込んだスリット83の先端からリブ
11に亀裂82が発生し、メッシュ枠板13が折損し易
い弱いものとなる。そこでリブ11を、図34および図
35に図示されるが如きU字形ないしV字形断面形状に
ではなく、図38に図示されるようにM字形断面形状、
つまり、二重断面形状にすることが提案されている。
【0007】しかし、そのようにリブ11を二重断面形
状にすると、そのM字形リブの内側でUV字形ないしV
字形断面形状に折れ曲がった分だけメッシュ枠板13の
原料コストがアップすることになる。また、そのように
二重断面形状にすると加工工数が増えて加工コストもア
ップするので実用性を欠くものとなる。
【0008】そしてメッシュ枠板の端縁は不揃の切口が
あって取扱い中にケガをし易く危険であり、それを型枠
として組立した場合、メッシュ枠板のままでは1枚毎の
つなぎ目で折れ曲がりが生じ、通り精度がでない。メッ
シュ枠板の両端縁を補強しないと自立させることが出来
ない。単品のメッシュ枠板の幅を広げるためには莫大な
設備投資を要し、コストアップになり、メッシュ枠板を
輸送先で簡単にパネル化する必要があった。
【0009】
【発明の目的】そこで本発明は、メッシュ枠板13をコ
スト高にすることなく、強度的に優れたメッシュ枠板1
3を得、それによって内端太を用いずにコンクリート打
設型枠59を構築することを目的とする。本発明の他の
目的は、コンクリート打設型枠59を組み立て易いメッ
シュ枠板13を得ることである。本発明の他の目的は、
メッシュ枠板13を使用して打設されるコンクリート構
造物の実効断面積を増やし、コンクリートの欠損を少な
くすること、つまり断面性能をアップすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメッシュ枠
板(13)は、金属板に平行に付けられた複数条の強化
リブ(11)と強化リブ(11)の間の全面に、強化リ
ブ(11)の長さ方向に対して斜めに鎖線状に真っ直ぐ
にスリットが続く複数条のスリット列を、その真っ直ぐ
に続くスリットとスリットとの間のスペースをスリット
の長さよりも短くし、且つ、隣合うスリット列とスリッ
ト列との相互間で一方のスリット列のスペースを他方の
スリット列のスペースとを隣合わせずに付けた金属板
を、各強化リブ(11)と強化リブ(11)の間を拡張
してスリットによるメッシュ隙間(12)を各強化リブ
(11)と強化リブ(11)の間に形成してつくられ、
強化リブ(11)と強化リブ(11)の間のメッシュ面
(14)から折れ曲がって強化リブ(11)に続くメッ
シュ面(14)と強化リブ(11)との境界の稜線(1
5)と、メッシュ面の側縁のメッシュ隙間(16)との
間に、スリットの痕跡のない無痕スペース(17)が強
化リブ(11)の長さ方向に連続していることを特徴と
するものである。
【0011】この無痕スペース(17)の幅Wは、1m
m以上であり、メッシュ隙間の幅X以下であり、且つ、
強化リブの幅Y以下にする。強化リブ(11)の幅Yは
8mm以下にし、強化リブ(11)の高さHは幅Yの倍
数の16mm以上にするとよい。強化リブ(11)と強
化リブ(11)の間のメッシュ隙間(16)の数は、4
列(4つ目)、5列(5つ目)、6列(6つ目)、7列
(7つ目)等、適宜設定される。
【0012】メッシュ隙間(12・16)を縁取る連結
筋(86)と通し筋(87)との夾角αは、80〜89
°で好ましくはα=85°±1°とし、その夾角αに対
応する外角βを91〜100°(β=180°−α、好
ましくはβ=95°±1°)として、メッシュ隙間(1
6)の形状を菱形状の平行四辺形よりも長方形(矩形)
に近づける。連結筋(86)と通し筋(87)との夾角
αを90°にしてメッシュ隙間(16)の形状を長方形
(矩形)にすると、打設するコンクリートから受ける圧
力によってメッシュ枠板(13)に歪み(弛み)が生じ
て連結筋(86)と通し筋(87)との夾角αが変化す
るようなことがなくなり、メッシュ枠板(13)の形状
(寸法)が安定なものとなるが、メッシュ枠板(13)
には、それが歪んでコンクリートから受ける圧力を吸収
する若干の余裕も必要である。このため、連結筋(8
6)と通し筋(87)との夾角αは89°を80〜89
°で好ましくはα=85°±1°とし、打設するコンク
リートから受ける圧力によって夾角αが変化する余裕を
もたせる。
【0013】本発明に係るコンクリート型枠材(72)
は、その強化リブ(11)と強化リブ(11)の間のメ
ッシュ面(14)から折れ曲がって強化リブ(11)に
続くメッシュ面(14)と強化リブ(11)との境界の
稜線(15)と、メッシュ面の側縁のメッシュ隙間(1
6)との間に、スリットの痕跡のない無痕スペース(1
7)が強化リブ(11)の長さ方向に連続しているメッ
シュ枠板(13)の強化リブ(11)の長さ方向におけ
る端縁(18)に枠材(19)を取り付けたことを特徴
とするものである。
【0014】枠材(19)には形鋼(アングル)を使用
し、その型枠(19)の長さ方向に一定の間隔をおいて
孔(20)を連続して穿設し、平板な頭部(88)から
直立した軸部(89)の長さ方向に沿って複数個の凸部
(90)が突き出ているプラスチック製止め具(91)
の当該軸部(89)を、メッシュ隙間(12・16)を
通して当該孔(20)に差し込んで係合させ、その頭部
(88)によってメッシュ隙間(12・16)を縁取る
連結筋(86)と通し筋(87)を押さえてメッシュ枠
板(13)を枠材(19)に係止する。
【0015】メッシュ枠板(13)を枠材(19)に係
止する他の方法としては、枠材(19)の長さ方向に一
定の間隔をおいて穿設した孔(20)に、係止面(2
1)から突き出た突起(22)とを有する止め金物(2
3)の当該突起(22)を当該孔(20)に差し込んで
突き出し、その突き出た突起(22)をメッシュ隙間
(12)に差し込んで折り曲げてメッシュ枠板(13)
を枠材(19)に係止する。
【0016】他の方法としては、方向(94)が90度
以上方向が変わるスリット93で縁取られる舌片(2
4)を枠材(19)の長さ方向に一定の間隔をおいて連
続して刻設し、その舌片(24)を突き出してメッシュ
隙間(12)に差し込み、その突き出た先端を折り曲げ
てメッシュ枠板(13)を枠材(19)に係止する。そ
の場合、舌片(24)は、その先端を枠材(19)の幅
方向(枠材の長さ方向に対し直角となる方向)に向けて
刻設し、その舌片(24)を突き出してメッシュ隙間
(12)に差し込み、隣合う舌片(24)毎に交互に先
端の向きを上下に変えて折り曲げ、舌片(24)によっ
てメッシュ隙間(12・16)を縁取る連結筋(86)
を押さえてメッシュ枠板(13)を枠材(19)に係止
することが推奨される。
【0017】本発明に係るコンクリート打設型枠構築法
は、メッシュ枠板(13)を、強化リブ(11)の頂部
(56)を外側に向け、強化リブ(11)の長さ方向を
縦にし、メッシュ面(14)を向かい合わせにしてコン
クリート打設基盤(55)の上に2列に起立させ、セパ
レーター(57)を向き合うメッシュ枠板(13)とメ
ッシュ枠板(13)の間に架け渡してメッシュ隙間(1
2・16)から突き出し、横端太(58)を強化リブ
(11)の頂部(56)に当ててメッシュ枠板(13)
を外側から押さえ、メッシュ隙間(12・16)から突
き出たセパレーター(57)の先端を横端太(58)に
係止し、その向き合うメッシュ枠板(13)とメッシュ
枠板(13)の間にコンクリートを打ち込むスペース
(95)を形成することを特徴とするものである。
【0018】
【実施例】以下、図示する実施例により本発明を説明す
る。図2は本発明に係るメッシュ枠板13の平面図であ
り、図3は本発明に係るメッシュ枠板13の正面図であ
る。メッシュ枠板13は、金属板に平行に付けられた複
数条の強化リブ11と強化リブ11の間の全面に、強化
リブ11の長さ方向に対して斜めに鎖線状に真っ直ぐに
スリットが続く複数条のスリット列を、その真っ直ぐに
続くスリットとスリットとの間のスペースをスリットの
長さよりも短くし、且つ、隣合うスリット列とスリット
列との相互間で一方のスリット列のスペースを他方のス
リット列のスペースとを隣合わせずに付けた金属板を、
各強化リブ11と強化リブ11の間を拡張し、スリット
によるメッシュ隙間12を各強化リブ11と強化リブ1
1の間に形成してつくられる。
【0019】図4と図5に拡大して図示するように、本
発明に係るメッシュ枠板13では、強化リブ11と強化
リブ11の間のメッシュ面14から折れ曲がって強化リ
ブ11に続くメッシュ面14と強化リブ11との境界の
稜線15と、メッシュ面の側縁のメッシュ隙間16との
間に、スリットの痕跡のない無痕スペース17が強化リ
ブ11の長さ方向に連続している。
【0020】図6と図8および図9は、メッシュ枠板1
3を使用して組み立てられたコンクリート打設型枠59
を図示するものである。コンクリート打設基盤55の上
には、先ず、メッシュ枠板13を、強化リブ11の頂部
56を外側に向け、強化リブ11の長さ方向を縦にし、
メッシュ面14を向かい合わせて2列に立てる。次い
で、向き合うメッシュ枠板13とメッシュ枠板13の間
にセパレーター57を架け渡してメッシュ隙間16から
突き出し、横端太58を強化リブ11の頂部56に当て
てメッシュ枠板13を外側から押さえ、メッシュ隙間1
6から突き出たセパレーター57の先端を横端太58に
係止してコンクリート打設型枠59を組み立て、その向
き合うメッシュ枠板13とメッシュ枠板13の間にコン
クリートを打ち込むスペース95が形成される。
【0021】図7は、コンクリート打設型枠の要部側面
図であり、セパレーター57は立て上げるメッシュ枠板
13とメッシュ枠板13の間に配筋されたスターラップ
筋60に係止したセパクリップ61に挟み込み、その突
き出たセパレーター57の先端にメッシュ隙間12を通
してメッシュ枠板13を起立させるとよい。横端太58
は、それをセパレーター57に係止させ、そのセパレー
ター57に取り付けたフオームタイ本体96に楔62を
打ち込んで、横端太58をメッシュ枠板に圧着するよう
に取り付ける。図中、63は、メッシュ枠板13が倒れ
込まないように押さえる座金である。
【0022】図9は、コンクリート打込型枠59を吊り
上げて形成する場合を図示し、上主筋64の上部にはス
ターラップ筋60に結束されたボルト65とボルト66
が突き出ている。この突き出たボルト65とボルト66
の間にはアングル67が架け渡されており、そのアング
ル67にメッシュ枠板13が吊り上げられている。68
は、梁底仮付け用のメッシュ枠板である。この梁底仮付
け用のメッシュ枠板68は、桟木69に支えられ、番線
等70によって下主筋71に吊り上げて取り付けられ
る。
【0023】コンクリート打込型枠59を組み立てるに
は、図10に図示するように、メッシュ枠板13の強化
リブ11の長さ方向における端縁18にアングル等の枠
材19を取り付けておくとよい。図11と図12は、メ
ッシュ枠板13の端縁18にアングル(枠材)19を取
り付けたコンクリート型枠材72を図示し、枠材19に
は、その長さ方向に一定の間隔をおいて孔20が穿設さ
れている。23は、メッシュ枠板13に枠材19を取り
付ける止め金物23であり、係止面21と、その係止面
21から突き出た突起22とを主要部とするものであ
る。メッシュ枠板13に枠材19を取り付けるには、係
止面21から突き出た突起22を枠材19の孔20に差
し込み、その突き出た突起22をメッシュ枠板13のメ
ッシュ隙間12に差し込んで折り曲げる。
【0024】図13と図14は、メッシュ枠板13の端
縁18に枠材19を取り付ける他の方法を図示し、枠材
19には、方向94が90度以上方向が変わるスリット
(切り欠き)93で縁取られる舌片24が、その先端を
枠材19の幅方向(枠材の長さ方向に対し直角となる方
向)に向け、型枠19の長さ方向に一定の間隔をおいて
連続して刻設されている。それらの舌片24は、型枠1
9から直角に突き出されてメッシュ隙間12に差し込ま
れ、その突き出た先端を、隣合う舌片24毎に交互に上
下に向きを変えて折り曲げられており、それらの舌片2
4によってメッシュ隙間12・16を縁取る連結筋86
を押さえてメッシュ枠板13が枠材19に取り付けられ
ている。
【0025】その隣合う舌片24を交互に上下に先端の
向きを変えて折り曲げる過程において、舌片24を上向
きに折り曲げるときは連結筋86を吊り上げ加減に折り
曲げ、舌片24を下向きに折り曲げるときは連結筋86
を押し下げ加減に折り曲げることによって、枠材19に
対するメッシュ枠板13の上下の取付位置(レベル)が
調整され、そうすることによってメッシュ枠板13の端
縁18がメッシュ枠板13の長さ方向に一直線状に揃え
られる。
【0026】図15、図16、図17、図18、図19
および図20は、メッシュ枠板13の端縁18に枠材1
9を取り付ける他の方法を図示するものである。枠材1
9は、溝付きランナー26と幅決め材33と鉤溝付きラ
ンナー38と鉤状クリップ49とによって組み立てられ
ている。その過程において、鉤状クリップ49のメッシ
ュ枠板13への取付位置を上下調整し、それによって鉤
溝付きランナー38の高さを調整し、打設するコンクリ
ートの天端97のレベルが調整される。溝付きランナー
26には、メッシュ枠板13の強化リブ11の高さHに
相応する溝幅Lの溝25を有するC形鋼を使用すること
が出来る。
【0027】幅決め材33は、図16に図示するよう
に、矩形金属板27の向き合う2辺28・29にそれぞ
れ直角に入れた2筋の切り込みを入れ、その切り込みに
挟まれる部分を折り曲げてつくられる。その突き出した
舌片30と舌片31の間の空隙32は、それらの舌片3
0と舌片31の間に溝付きランナー26が密着して嵌合
し得る大きさにする。
【0028】鉤溝付きランナー38には、図18に図示
するように、メッシュ枠板13の強化リブ11の高さH
に相応する溝幅Mの溝37が、平板溝壁板34と鉤状溝
壁板35の間につけられている。鉤状溝壁板35の溝縁
36は90度以上折り曲げられて溝37の内に折り込ま
れて鉤状断面をなしている。平板溝壁板34は平板にな
っていて鉤状溝壁板35よりも高く突き出ている。
【0029】鉤状クリップ49には、図19に図示する
ように、鉤溝付きランナー38の平板溝壁材34と鉤状
溝壁材35の外面に密着して外嵌する大きさの嵌合溝3
9が、平板溝壁舌片40と鉤状溝壁舌片41の間につけ
られている。鉤状溝壁舌片41の先端縁42は、嵌合溝
39の内側に向けて90度以上折り曲げられていて鉤状
断面をなしている。その折り込まれた先端縁42と溝底
43の間には、上記鉤溝付きランナー38の鉤状溝壁板
35が嵌合するスペース44が形成されている。
【0030】平板溝壁舌片40は、平板になっていて鉤
状溝壁舌片41よりも長く突き出ている。平板溝壁舌片
40と折り込まれた鉤状溝壁舌片41の先端縁42との
間は、メッシュ枠板13の強化リブ11の高さHに相応
する幅Nの開口45になっている。平板溝壁舌片41の
溝底43から先端までの長さPは、上記鉤溝付きランナ
ー38の平板溝壁板35の高さQよりも長くなってい
る。その平板溝壁舌片41の平板溝壁板35の高さQよ
りも長く突き出た突出部分46には、その先端縁47か
ら続く切り欠48が形成されている。
【0031】これら溝付きランナー26と幅決め材33
と鉤溝付きランナー38と鉤状クリップ49とから成る
メッシュ枠固定金物は、先ず、舌片30と舌片31を上
向きにして幅決め材33をコンクリート打設基盤55に
釘打固定し、その舌片30と舌片31の間の空隙32に
溝付きランナー26を溝25を上向きにして嵌め込み、
次いで、メッシュ枠板13を溝25に嵌め込んで立て、
セパレーター57で仮止め係止する。次いで、メッシュ
枠板13の端縁に鉤溝付きランナー38の溝縁36を嵌
め合わせ、鉤溝付きランナー38に鉤状クリップ49を
嵌め込む。
【0032】その場合、鉤状溝壁舌片41の先端縁42
と溝底43の間のスペース44に鉤溝付きランナー38
の鉤状溝壁板35を嵌め、平板溝壁舌片40の切り欠4
6をセパレーター57に嵌め合わせる。横端太58は、
平板溝壁舌片40と共にメッシュ枠板13に取付固定す
る。横端太58には、図20に図示するように、平板な
溝底51を有し、溝53の長さ方向に長い長孔52が溝
53の長さ方向に一定の間隔をおいて溝底51に連続し
て穿設された有孔溝形鋼54を使用するとよい。
【0033】図21〜図25は、2種類の枠材19Aと
19Bを使用して構成したコンクリート型枠材72Aと
72Bによってコンクリート打設型枠59を2段に形成
する場合の実施例を図示するものであり、枠材19A・
19Bにはアングルが使用されている。舌片24は、2
等辺三角形の長さが2辺に相当する形のスリット93を
打ち抜いて形成されており、一方の枠材19Aでは舌片
24Aの先端が枠材の幅方向に向けられ、他方の枠材1
9Bの舌片24Bの先端が枠材の長さ方向に向けられて
いる(図22と図23)。
【0034】下段のコンクリート型枠材72Bは、舌片
24Aの先端が幅方向に向いた枠材19Aをメッシュ面
14に密着させ、枠材19Aの舌片24Aのない平板8
5を強化リブ11の上に被せてメッシュ枠板13の上側
の端縁18に取り付け、舌片24Bの先端が長さ方向に
向いた枠材19Bを強化リブの頂部56に密着させ枠材
19Bの舌片24Bのない平板85を強化リブの頂部5
6の外側に突き出してメッシュ枠板13の下側の端縁1
8に取り付けて形成されている。下側の枠材の平板85
は、コンクリート打設基盤55に釘打ち固定されている
(図21と図25)。
【0035】上段のコンクリート型枠材72Aは、舌片
24Aの先端が幅方向に向いた枠材19Aをメッシュ面
14に密着させてメッシュ枠板13の上下両端縁18・
18に取り付けて形成され、強化リブ13は上下の枠材
19A・19Aの舌片24Aのない平板85を平板85
の間に挟まれるようになっている。向き合うコンクリー
ト型枠材72Aと72Aの間は、セパレーター57で連
結されている(図21と図24)。
【0036】横端太58には有孔溝形網54が使用され
ている。枠材19には、先端が幅方向に向いた舌片24
Aと、先端が長さ方向に向いた舌片24Bとを刻設して
おくことも出来る。
【0037】図26は、図24に図示する上段のコンク
リート型枠材72Aで構成されるコンクリート打設型枠
を図示するものである。図27は、舌片24Aの先端が
幅方向に向いた枠材19Aをメッシュ面14に密着させ
てメッシュ枠板13の上端縁18に取り付けて形成され
たコンクリート型枠材72で構成されるコンクリート打
設型枠を図示するものである。
【0038】図28は、鉤溝付きランナー38をメッシ
ュ枠板13の上下両縁に嵌め合わせて形成されるコンク
リート型枠材72を図示するものである。コンクリート
打設型枠59は、下側の鉤付きランナー38をコンクリ
ート打設基盤55に釘打ち固定した幅決め材33の舌片
30と舌片31の間に嵌め込んで構成されている。コン
クリート型枠材72は、図29に図示するように、メッ
シュ枠板の端縁に桟木69を取り付けて形成することも
出来る。
【0039】図30と図31は、コンクリート型枠材7
2の他の実施例を図示するものである。メッシュ枠板1
3の取り付けには、平板な頭部88から直立した軸部8
9の長さ方向に沿って複数個のテーパーの付いた円錐形
凸部90が突き出ているプラスチック製のメッシュ枠板
止め具91が使用されている。軸部89の中心は空洞9
2になっている。枠材19には、その枠材19の長さ方
向に一定の間隔をおいて孔20が連続して穿設されてい
る。メッシュ枠板13は、メッシュ枠板止め具91の軸
部89を、メッシュ隙間12・16を通して当該孔20
に差し込んで密着嵌合させ、その頭部88によってメッ
シュ隙間12・16を縁取る連結筋86と通し筋87を
押さえてメッシュ枠板13を枠材19に係止されてい
る。メッシュ隙間12・16を縁取る連結筋86と通し
筋87との夾角αは85°±1°になっており、その夾
角αに対応する外角βは95°±1°でα+β=180
°となっている(図32)。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るメッシュ枠板13では、強
化リブ11と強化リブ11の間のメッシュ面14から折
れ曲がって強化リブ11に続くメッシュ面14と強化リ
ブ11との境界の稜線15と、メッシュ面の側縁のメッ
シュ隙間16との間に、スリットの痕跡のない無痕スペ
ース17が強化リブ11の長さ方向に連続している。こ
のため、強化リブ11に曲げ荷重が作用してもスリット
83の先端から強化リブ11に向けて亀裂が発生し難く
なる。よって、本発明によると、折損し難い強いメッシ
ュ枠板13が得られる。
【0041】本発明に係るコンクリート打設型枠59
は、メッシュ枠板13の強化リブ11の頂部56を外側
に向け、強化リブ11の長さ方向を縦にして構成され
る。このため、従来使用されていた縦端太84は不要に
なり、その分だけ型枠のコストが低減し、型枠の組立作
業効率も向上する。
【0042】そのようにメッシュ枠板13の強化リブ1
1の頂部56を外側に向けてコンクリート打設型枠59
を構成したので、強化リブ11のコンクリートへの食い
込みがなく、強化リブ11の高さ分だけコンクリートの
実効断面積が増え、コンクリートの断面性能がアップす
る。
【0043】そして、強化リブ11の長さ方向における
端縁18に枠材19を取り付けてメッシュ枠板13をパ
ネル化し、強化リブ11の長さ方向を縦にしてコンクリ
ート打設型枠59を組み立てることにしたので、コンク
リート打設基盤55の上にメッシュ枠板13が自立し易
く、この点でも型枠の組立作業効率が向上する。
【0044】かくして、従来のリブラスを使用した型枠
工事は、リブラスの剛性不足から内端太と外端太が不可
欠で、端太材の取付・解体に手間がかかったが、本発明
によると、内端太不用効率60%の端太材を省略できる
ため、作業効率(組立、解体)が大幅にアップする。
【0045】従来のリブ方向を横に使用するコンクリー
ト打設型枠構築法では、内端太の取付けの妨げにならな
いようリブの頂部をコンクリート側に向けていたので、
コンクリートの欠陥としてみられフカシによるコンクリ
ート数量を増やさなければならなかった。この点、本発
明によると、メッシュ枠板は内端太機能を持っており、
リブの頂部を外側に向けて横端太のみで取付けられるた
め、リブ跡として残る溝によるコンクリートの欠損がな
くなる。
【0046】また、従来のメッシュ枠板を使用したコン
クリート打設工法では、天端から縦端太が突出するので
ホース等の移動の邪魔になり、コンクリート打設作業が
やりにくいが、本発明によると、メッシュ枠板の天端が
枠材でカバーされて平坦になるので、作業器具や資材の
移動がスムーズにでき、安全作業になる。
【0047】更に、従来のメッシュ型枠では端太材等の
副資材を省くことができないので、梁背の低い地中梁や
基礎ではコストアップになっていた。この点で本発明に
よると、外端太だけでコンクリート打設型枠を組むこと
が出来、小規模の建築工事にも対応でき、本発明のメッ
シュ枠板が剛性に優れ、その天端面に桟木等の取り付け
が可能になり、メッシュ枠板の天端面に桟木等を取り付
けてコンクリート打設型枠のアンカーセットも可能にな
る。
【0048】尚、この明細書の特許請求の範囲の欄の記
載事項には、図面に表示した番号に対応する番号を付記
しているが、その付記した番号は、この明細書の内容を
理解し易くするためのものであり、その付記した番号に
よって、その付記された特許請求の範囲の欄の記載事項
が、図面の記載事項に限定されることを意味するもので
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠の
斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るメッシュ枠板の平面図で
ある。
【図3】本発明の実施例に係るメッシュ枠板の正面図で
ある。
【図4】本発明の実施例に係るメッシュ枠板の要部拡大
平面図である。
【図5】本発明の実施例に係るメッシュ枠板の要部拡大
側面図である。
【図6】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠の
正面図である。
【図7】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠の
要部側面図である。
【図8】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠の
側面図である。
【図9】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠の
側面図である。
【図10】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
平面図である。
【図11】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部平面図である。
【図12】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部断面正面図である。
【図13】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部平面図である。
【図14】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部断面正面図である。
【図15】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠
の側面図である。
【図16】本発明の実施例に係るメッシュ枠板固定金物
の幅決め材の斜視図である。
【図17】本発明の実施例に係るメッシュ枠板固定金物
の溝付きランナーの斜視図である。
【図18】本発明の実施例に係るメッシュ枠板固定金物
の鉤溝付きランナーの斜視図である。
【図19】本発明の実施例に係るメッシュ枠板固定金物
の鉤状クリップの斜視図である。
【図20】本発明の実施例に係るメッシュ枠板固定金物
の有孔溝形鋼の斜視図である。
【図21】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠
の断面図である。
【図22】本発明の実施例に係る枠材の斜視図である。
【図23】本発明の実施例に係る枠材の斜視図である。
【図24】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部断面側面図である。
【図25】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部断面側面図である。
【図26】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠
の断面図である。
【図27】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠
の断面図である。
【図28】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠
の断面図である。
【図29】本発明の実施例に係るコンクリート打設型枠
の断面図である。
【図30】本発明の実施例に係るメッシュ枠板止め具の
斜視図である。
【図31】本発明の実施例に係るコンクリート型枠材の
要部断面図である。
【図32】本発明の実施例に係るメッシュ枠板の拡大平
面図である。
【図33】従来技術に係るメッシュ枠板の平面図であ
る。
【図34】従来技術に係るメッシュ枠板の正面図であ
る。
【図35】従来技術に係るメッシュ枠板の要部拡大平面
図である。
【図36】従来技術に係るメッシュ枠板の要部拡大側面
図である。
【図37】従来技術に係るコンクリート打設型枠の正面
図である。
【図38】従来技術に係るメッシュ枠板の正面図であ
る。
【図39】従来技術に係るコンクリート打設型枠の斜視
図である。
【符号の説明】
11 強化リブ 12 メッシュ隙間 13 メッシュ枠板 14 メッシュ面 15 稜線 16 側縁のメッシュ隙間 17 無痕スペース 18 端縁 19 枠材 20 孔 21 係止面 22 突起 23 止め金物 24 舌片 25 溝 26 溝付きランナー 27 矩形金属板 28 辺 29 辺 30 舌片 31 舌片 32 空隙 33 幅決め材 34 平板溝壁板 35 鉤状溝壁板 36 溝縁 37 溝 38 鉤溝付きランナー 39 嵌合溝 40 平板溝壁舌片 41 鉤状溝壁舌片 42 先端縁 43 溝底 44 スペース 45 開口 46 突出部分 47 周縁 48 切り欠 49 鉤状クリップ 51 溝底 52 長孔 53 溝 54 有孔溝形鋼 55 コンクリート打設基盤 56 強化リブの頂部 57 セパレーター 58 横端太 59 コンクリート打設型枠 60 スターラップ筋 61 セパクリップ 62 フオームタイの楔 63 座金 64 上主筋 65 ボルト 66 ボルト 67 アングル 68 梁底仮付けメッシュ枠板 69 桟木 70 番線 71 下主筋 72 コンクリート型枠材 82 亀裂 83 スリット 84 縦端太 85 枠材の平板 86 連結筋 87 通し筋 88 頭部 89 軸部 90 凸部 91 止め具 92 空洞 93 スリット 94 方向 95 スペース 96 フオームタイ本体 97 天端 H 強化リブの高さ L 溝付きランナーの溝幅 M 鉤溝付きランナーの溝幅 N 鉤状クリップの開口の幅 P 平板溝壁舌片の長さ Q 平板溝壁板の高さ W 無痕スペースの幅 X メッシュ隙間の幅 Y 強化リブの幅

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板に平行に付けられた複数条の強化
    リブ(11)と強化リブ(11)の間の全面に、強化リ
    ブ(11)の長さ方向に対して斜めに鎖線状に真っ直ぐ
    にスリットが続く複数条のスリット列を、その真っ直ぐ
    に続くスリットとスリットとの間のスペースをスリット
    の長さよりも短くし、且つ、隣合うスリット列とスリッ
    ト列との相互間で一方のスリット列のスペースを他方の
    スリット列のスペースとを隣合わせずに付けた金属板
    を、各強化リブ(11)と強化リブ(11)の間を拡張
    してスリットによるメッシュ隙間(12)を各強化リブ
    (11)と強化リブ(11)の間に形成したメッシュ枠
    板(13)において、強化リブ(11)と強化リブ(1
    1)の間のメッシュ面(14)から折れ曲がって強化リ
    ブ(11)に続くメッシュ面(14)と強化リブ(1
    1)との境界の稜線(15)と、メッシュ面の側縁のメ
    ッシュ隙間(16)との間に、スリットの痕跡のない無
    痕スペース(17)が強化リブ(11)の長さ方向に連
    続していることを特徴とするメッシュ枠板。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載のメッシュ枠板(1
    3)において、メッシュ隙間(12・16)を縁取る連
    結筋(86)と通し筋(87)との夾角αが80〜89
    °であり、その夾角αに対応する外角βが91〜100
    °(β=180°−α)であることを特徴とする前掲請
    求項1に記載のメッシュ枠板。
  3. 【請求項3】 前掲請求項1に記載のメッシュ枠板(1
    3)において、無痕スペース(17)の幅Wが、1mm
    以上であり、強化リブの幅Y以下であることことを特徴
    とする前掲請求項1に記載のメッシュ枠板。
  4. 【請求項4】 前掲請求項1に記載のメッシュ枠板(1
    3)の強化リブ(11)の長さ方向における端縁(1
    8)に枠材(19)を取り付けたことを特徴とするコン
    クリート型枠材。
  5. 【請求項5】 前掲請求項4に記載のコンクリート型枠
    材(72)において、枠材(19)が形鋼であり、その
    枠材(19)の長さ方向に孔(20)が一定の間隔をお
    いて連続して穿設されており、平板な頭部(88)から
    直立した軸部(89)の長さ方向に沿って複数個の凸部
    (90)が突き出ているプラスチック製止め具(91)
    の当該軸部(89)を、メッシュ隙間(12・16)を
    通して当該孔(20)に差し込んで係合させ、その頭部
    (88)によってメッシュ隙間(12・16)を縁取る
    連結筋(86)と通し筋(87)を押さえてメッシュ枠
    板(13)を枠材(19)に係止したことを特徴とする
    前掲請求項4に記載のコンクリート型枠材。
  6. 【請求項6】 前掲請求項4に記載のコンクリート型枠
    材(72)において、枠材(19)が形鋼であり、その
    枠材(19)に付けられた方向(94)が90度以上が
    変わるスリット(93)に囲まれ、先端が枠材(19)
    の幅方向(枠材の長さ方向に対し直角となる方向)に向
    いた舌片(24)が枠材(19)の長さ方向に一定の間
    隔をおいて連続して刻設されており、その舌片(24)
    が突き出されてメッシュ隙間(12)に差し込まれ、各
    舌片(24)毎に先端の向きを変えて折り曲げ、舌片
    (24)によってメッシュ隙間(12・16)を縁取る
    連結筋(86)を押さえてメッシュ枠板(13)を枠材
    (19)に係止したことを特徴とする前掲請求項4に記
    載のコンクリート型枠材。
  7. 【請求項7】 前掲請求項1に記載のメッシュ枠板(1
    3)を、強化リブ(11)の頂部(56)を外側に向
    け、強化リブ(11)の長さ方向を縦にし、メッシュ面
    (14)を向かい合わせにしてコンクリート打設基盤
    (55)の上に2列に起立させ、セパレーター(57)
    を向き合うメッシュ枠板(13)とメッシュ枠板(1
    3)の間に架け渡してメッシュ隙間(16)から突き出
    し、横端太(58)を強化リブ(11)の頂部(56)
    に当ててメッシュ枠板(13)を外側から押さえ、メッ
    シュ隙間(16)から突き出たセパレーター(57)の
    先端を横端太(58)に係止し、その向き合うメッシュ
    枠板(13)とメッシュ枠板(13)の間にコンクリー
    ト打設スペース(95)を形成することを特徴とするコ
    ンクリート打設型枠構築法。
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