JP4015612B2 - 型枠パネルの出入り調整具 - Google Patents

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Description

本発明は、型枠パネルの隣接箇所において、隣接する型枠パネルを同一面に保持するための出入り調整具に関する。
鉄筋コンクリート構造体の壁部や基礎を構成する型枠は、通常、堰板となる型枠パネルを縦横方向に連設し、相対する型枠パネル同士をセパレータやフォームタイ等を組み合わせた緊結具で所定間隔に保持して構成される。併せて、型枠パネルの外側にバタ材等を当てがい、クランプで締結するなどして、打設されるコンクリートの圧力による型枠の変形を防止している。
本出願人は、特に基礎や擁壁、半地下構造物の壁部などの型枠工事において、図3に示すようなメタルフォーム(鋼板製パネル)を利用している。このメタルフォーム9は、平坦な鋼板からなる堰板91の裏面縁部に、縦方向には矩形断面の縦リブ92を設け、横方向にはリップ93を有する横リブ94を設けたものである。縦リブ92には、予めピン孔が形成されおり、U字状のクリップ95と一体化された連結ピン96を、隣接させたメタルフォーム9の両縦リブ92に挿通させて、クリップ96で両縦リブ92を挟み込むことにより横方向に連結している。
縦方向の支保については、図示は省略するが、メタルフォーム9の外側に単管等からなる縦バタを適宜間隔で当てがい、その外側に横バタを2本ずつ対にして当てがった後、先端がフック状になった締結ボルトを連結ピン96に引っ掛けて、この締結ボルトにクランプを締結することにより、横バタ及び縦バタをメタルフォーム9に圧接させて建ちや出入りを調整している。
しかしながら、このような支保構造では、縦バタや横バタが多数必要になって支保作業に手間がかかるとともに、連結ピンの位置にしか締結ボルトを取り付けられないので、メタルフォームの隣接箇所で面ずれが生じやすくなるという不都合がある。
この種のメタルフォームの面ずれを調整する金具類としては、特許文献1、2等にも、リブにフックボルトを係止し、クランプでバタ材を締め付けるようにしたものが開示されているが、メタルフォームのリブにリップが設けられていると、この種のフックボルトをリブに取り付けることができないという問題がある。
実開平5−47214号公報 特開平10−82174号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、リップを有するリブに対して任意の位置に容易に取り付けることができ、簡単な操作で確実に、隣接する型枠パネルの面ずれを調整することのできる、型枠パネルの出入り調整具を提供することにある。
上記した目的を達成するため、本発明の型枠パネルの出入り調整具は、堰板の縁部にリップ付きのリブが設けられてなる型枠パネルの隣接箇所に取り付けられる出入り調整具であって、パネル掛止具と楔具とからなり、パネル掛止具は、背板部と、背板部の両側縁部から張り出して対向する一対の掛止片とを備え、一方の掛止片が隣接する型枠パネルの一方のリップに掛止し、他方の掛止片が隣接する型枠パネルの他方のリップに掛止するように形成されてなり、楔具は、上記パネル掛止具を隣接する型枠パネルに掛止した状態で、型枠パネルのリップと掛止具の背板部との間に嵌挿されるように形成されたことを特徴とする。
この発明によれば、対をなす掛止片をそれぞれ隣接する型枠パネルのリップに掛止し、リップと背板部との間に楔具を嵌挿することによって、隣接する型枠パネルを、面ずれしないように揃えることができる。このパネル掛止具は、リップが設けられたリブの任意の位置に掛止することができるので、型枠パネルの出入り調整を容易に行うことができる。
パネル掛止具の形態としては、一方の掛止片が背板部の上半部から張り出し、他方の掛止片が背板部の下半部から張り出して、各掛止片には側方から見て互いに向き合うように開口する切欠部が設けられたものとするのが合理的である。
また、楔具の形態としては、略V字状の側面形状を有し、正面及び背面のうち少なくとも片面が幅方向にわたって平坦になるように形成されたものとするのが合理的である。
かかる形態であれば、パネル掛止具、楔具のいずれも、一枚の板片を折曲加工して容易に製作することができるので、製作費も安価になり、かつ使い勝手がよくて耐久性も得られる。
また、パネル掛止具の背板部の内側中央部分には、幅方向に延びる突条部が突設されて、型枠パネルと掛止具との間に楔具を嵌挿したときに、上記突条部が楔具の平坦面と当接するようになされるのが好ましい。このような構成を採用すれば、楔具の嵌挿によって作用する応力が、隣接する型枠パネルの両リップに対して均等に加わるので、隣接する型枠パネルの出入りを精度良く調整することができる。
上述のように構成される本発明の型枠パネルの出入り調整具は、バタ材を介さずに直接、型枠パネルの隣接箇所に取り付けることができ、その取り付け位置も任意に選択することができる。また、本発明の型枠パネルの出入り調整具は、型枠パネルのリップに掛止するパネル掛止具と、掛止したパネル掛止具の内側に嵌挿する楔具とによって構成されるので、着脱等の取り扱いが極めて簡単であり、ボルト・ナットの螺合など面倒な操作は要しない。
したがって、型枠の建て込み状態に応じて適宜の位置に必要なだけ、しかも迅速に配置することが可能になり、型枠パネルの出入り調整作業を格段に効率化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1〜図2は、本発明の型枠パネルの出入り調整金具の実施形態と、その使用状態を示す。例示の形態における型枠パネルは、図3に示したメタルフォーム9と同じもので、横リブ94にリップ93が設けられている。このメタルフォーム9の上下方向の隣接箇所に本発明の出入り調整具1を取り付けて、上下のリップ93を面一に保持することにより、メタルフォーム9の面ずれをなくそうとするものである。
出入り調整具1は、パネル掛止具2と楔具3とを対にして構成される。
パネル掛止具2は、例えば鋼板等を折曲加工して形成される部材で、正面視略矩形の背板部21と、背板部21の両側縁部から同方向に張り出して対向する一対の掛止片22とを備えている。例示の形態では、一方の掛止片22が背板部21の上半部から張り出し、他方の掛止片22が背板部21の下半部から張り出して、側方から見たとき、両掛止片22の間にはメタルフォールの横リブ94を2枚重ねた厚さよりもやや大きいクリアランスCが確保されるようになっている(図2参照)。
各掛止片22には、側方から見て互いに向き合うように切欠部23が形成されている。この切欠部23は、高さHがメタルフォーム9のリップ93の高さよりもやや大きく、奥行きDがリップ93の厚みに数mm程度の調整代を加えた寸法に設定されている。そして、一方の切欠部23が上段のリップ93に対して上方から、他方の切欠部23が下段のリップ93に対して下方から、それぞれ掛止される。切欠部23をリップ93に掛止する作業は、パネル掛止具2をリップ93に向かって捻るように回し掛けることで、容易に行うことができる。
パネル掛止具2がリップ93に掛止されると、リップ93と背板部21との間に楔具3が嵌挿される。楔具3は、略V字状の側面形状を有し、横幅がパネル掛止具2の背板部21の横幅よりもやや小さくなるように形成されている。例示の楔具3は、鋼板を上面視溝形に折曲加工して形成されたもので、正面(背板部21に当接する面)31が横幅方向にわたって平坦になり、両側縁部32がリップ93の表面に当接して、上下のリップ93を面一に揃えるように形成されている。さらに、例示の形態では、楔具3を嵌挿したときに作用する応力が上下のリップ93に対して均等に加わるように、パネル掛止具2の背板部21の内側中央部分に幅方向に延びる突条部24を突設して、この突条部24が楔具3の正面31と当接するようになされている。
こうして、隣接するメタルフォーム9の両リップ93に掛止したパネル掛止具2と、パネル掛止具2の内側に嵌挿する楔具3とによって、両リップ93の面を揃えることにより、隣接するメタルフォーム9の出入りを精度良く調整することができる。楔具3は、ハンマー等で軽く打込むだけで確実に嵌挿され、またその抜き取りも容易である。メタルフォーム9が左右方向に隣接する箇所において、メタルフォーム9の縦リブにリップが設けられていれば、パネル掛止具2の掛止方向や楔具3の嵌挿方向を90度回転させることにより、全く同様にして出入り調整を行うことができる。
なお、楔具3の形状ついては上記実施形態に限定されるものではなく、パネル掛止具2とリップ93との間に好適に嵌挿されうる形態であれば適宜変形可能である。また、楔具3の材質も鋼板に限定されるものではなく、例えば木材等によって形成することもできる。
本発明の実施形態に係る型枠パネルの出入り調整具と、その使用状態を示す斜視図である。 同じく、側面図である。 本発明が適用される型枠パネルの斜視図である。
符号の説明
1 出入り調整具
2 パネル掛止具
21 背板部
22 掛止片
23 切欠部
24 突条部
3 楔具
9 メタルフォーム(型枠パネル)
91 堰板
93 リップ
94 横リブ

Claims (4)

  1. 堰板の縁部にリップ付きのリブが設けられてなる型枠パネルの隣接箇所に取り付けられる出入り調整具であって、
    パネル掛止具と楔具とからなり、
    パネル掛止具は、背板部と、背板部の両側縁部から張り出して対向する一対の掛止片とを備え、一方の掛止片が隣接する型枠パネルの一方のリップに掛止し、他方の掛止片が隣接する型枠パネルの他方のリップに掛止するように形成されてなり、
    楔具は、上記パネル掛止具を隣接する型枠パネルに掛止した状態で、型枠パネルのリップと掛止具の背板部との間に嵌挿されるように形成されたことを特徴とする型枠パネルの出入り調整具。
  2. パネル掛止具は、一方の掛止片が背板部の上半部から張り出し、他方の掛止片が背板部の下半部から張り出して、各掛止片には側方から見て互いに向き合うように開口する切欠部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の型枠パネルの出入り調整具。
  3. 楔具は、略V字状の側面形状を有し、正面及び背面のうち少なくとも片面が幅方向にわたって平坦になるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の型枠パネルの出入り調整具。
  4. パネル掛止具の背板部の内側中央部分に、幅方向に延びる突条部が突設されて、型枠パネルと掛止具との間に楔具を嵌挿したときに、上記突条部が楔具の平坦面と当接するようになされたことを特徴とする請求項3に記載の型枠パネルの出入り調整具。
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