JPH08188261A - 製品の海上輸送方法および輸送用ラック体 - Google Patents

製品の海上輸送方法および輸送用ラック体

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JPH08188261A
JPH08188261A JP7000702A JP70295A JPH08188261A JP H08188261 A JPH08188261 A JP H08188261A JP 7000702 A JP7000702 A JP 7000702A JP 70295 A JP70295 A JP 70295A JP H08188261 A JPH08188261 A JP H08188261A
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JP
Japan
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rack
rack body
racks
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connecting member
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JP7000702A
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Inventor
Takashi Ichimura
孝 市村
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JFE Logistics Corp
Original Assignee
Kawatetsu Logistics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の隣接して積み重ねられたラックの集合
物を、一つの安定したブロック化させることを技術的課
題とし、もって高い船積み効率と安全性とを維持した状
態で、船倉内を収納スペースとして有効活用すると共
に、ラックの安定した保定を簡単に達成することにあ
る。 【構成】 船倉20内に、製品Sを搭載した多数のラッ
クを、隙間なく隣接させると共に積重し、少なくとも最
上位の隣接したラック体1間を、両ラック体1間に掛け
渡し状に装着される連結部材により不動に連結固定する
ことにより、多数のラックを構造的に安定した一つのブ
ロック化して、大きな復元モーメントを発揮させて、多
数のラックの収納状態を充分に安定したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼、鋼矢板、フラ
ットバー、鋼管、鋼棒さらには帯状薄鋼板を巻回したコ
イル等の鋼製品を海上輸送する方法、およびその際に使
用するラックを構成するラック体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】H形鋼等の鋼製品を船舶によって海上輸
送する場合は、製品を2〜3本単位でクレーン等によっ
てハンドリングし、船倉にばら積みするのが一般であっ
た。
【0003】しかし、この方法では、作業能率が低く、
長時間、船を岸壁に係船する必要があり、また積み込ん
だ製品を船倉に保定するための危険な保定作業を行う必
要があると云う不都合があった。
【0004】また、製品の種類に応じて船積み順序が特
定され、これにより船の運航スケジュールを効率の悪い
ものとしなければならない場合が生じたり、製品の水揚
げ作業効率が劣悪となったり、輸送効率が極めて低くな
ると云う不都合があった。
【0005】この不都合を解消する従来技術である、本
出願人が先に出願した特願平3−353427号は、製
品を吊下げ搬送が容易なラックに搭載し、製品をラック
単位で取り扱うことにより、船積み作業効率の飛躍的な
向上と、保定作業の安全性の確保と、製品に荷重の掛か
らない状態での船倉内への積み重ね収納を可能にすると
云う優れた効果を発揮している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、船倉内における多数のラックの収納を、立設
したラック間に一定の間隔を設ける必要があり、このた
め容積の限られた船倉の収納スペースとして有効活用程
度が低いと云う問題があった。
【0007】また、船倉内に多数積み重ねられたラック
の保定は、両側のラックと船倉の壁面との間の突っ張り
と、隣合ったラック間の突っ張りとを必要とし、複数箇
所での突っ張り力の調整を必要とすると共に、同じ高さ
レベルのラックが、必ず船倉の両側壁面に近接して位置
する必要があると云う問題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、複数の隣接
して積み重ねられたラックの集合物を、一つの安定した
ブロック化させることを技術的課題とし、もって高い船
積み効率と安全性とを維持した状態で、船倉内を収納ス
ペースとして有効に活用すると共に、船倉内におけるラ
ックの安定した保定に簡単に達成することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の方法手段は、底梁部材の両側端に側梁部材を
立設し、この両側梁部材に、上端部に係合孔を有する懸
垂プレートを立設すると共に、積み重ね時に下位のラッ
ク体の懸垂プレートが下方から侵入係合する係合空間を
形成した少なくとも二つのラック体から成るラックに製
品を搭載し、この製品を搭載した多数のラックを船倉に
収納して輸送する海上輸送方法であること、製品を搭載
した多数のラックを、隙間なく隣接して並列配置すると
共に積み重ねること、この隙間なく並列配置されて積み
重ねられたラックの、少なくとも最上位に位置するラッ
クのラック体の隣接するもの同士を不動に連結するこ
と、にある。
【0010】また、上記技術的課題を解決する本発明の
構造手段は、底梁部材の両側端に側梁部材を立設するこ
と、この両側梁部材に、上端部に係合孔を有する懸垂プ
レートを立設すること、また両側梁部材に、積み重ね時
に下位のラック体の懸垂プレートが下方から侵入係合す
る係合空間を形成すること、さらに両側梁部材に、隣接
するラック体との間を不動に連結する連結部材を係合さ
せる支持部を設けること、にある。
【0011】支持部を、連結部材の直方体状ブロックと
なった基部が不動に嵌入する上面を開放した箱体の外側
側壁に、隣接するラック体の支持部に係合する係合部を
先端に横設し、基部から突設された連結部材の突設片が
侵入する切欠き部を形成して構成するのが良い。
【0012】または、一方側の側梁部材に設けた支持部
に、先端に係合部を横設した突設片を有する連結部材
を、この連結部材の基部で起倒回動可能に取付け、他方
側の側梁部材に設けた支持部の外側側壁に、隣接するラ
ック体に設けた連結部材の突設片が侵入する切欠き部を
形成して構成するのが良い。
【0013】両側梁部材の外側面を、隣接するラック体
との当接面を形成する上位の垂直部と、この垂直部下端
に連続して下端部付近まで延びた、内側にゆるく下降傾
斜したガイド部と、このガイド部の下端に連続して下端
部に形成された、略45°程度の急角度で内側に下降傾
斜した傾斜部とで構成し、両側梁部材の上端面の懸垂プ
レートに隣接した外側箇所に、外側面の傾斜部と同じ角
度で傾斜した内側斜面と、急角度で外側に傾斜した外側
斜面とを有する突部を突設した構造とするのが有効であ
る。
【0014】
【作用】少なくとも二つのラック体から構成されるラッ
クに搭載された複数の鋼製品を船積みするに際しては、
ラック体の懸垂プレートに形成された係合孔にワイヤを
玉掛けした後、または各懸垂プレートを係合孔により吊
下げ専用の吊下げ具に係合させた後、クレーン等で吊り
上げ、そのままの状態で船倉に順次積み込む。
【0015】上下に位置するラック体においては、下位
のラック体の懸垂プレートを上位のラック体の係合空間
に係合させた状態で、下位のラック体に上位のラック体
を搭載するので、ラック同士の搭載組付けは安定したも
のとなる。
【0016】船倉内へのラックの船積みは、上記したよ
うに、既に船倉内に船積みされて載置された下位のラッ
クに対して、吊下げ搬送されてきた上位のラックを、そ
の下降動作を利用して、そのまま下位のラック体の懸垂
プレートを上位のラック体の係合空間に侵入係合させれ
ば良く、それゆえラックの船積みのために作業員を船倉
内で作業させる必要は全くなく、せいぜい船倉外から下
位のラックに対する上位のラックの係合位置関係を監視
報告する程度で良い。
【0017】並列に隣合って船積みされたラックは、相
互間に隙間なく隣接して載置され、少なくとも最上位の
隣接したラック体間を不動に連結するので、この最上位
のラック体間を連結固定すること、隣接するラック体間
に隙間がないこと、上下のラック体間が懸垂プレートの
係合空間への係合により不動に固定されていること、船
倉床面と載置されたラック体との間には、大きな荷重の
作用により極めて大きな摩擦抵抗力が発生し、滑り変位
の発生する恐れが殆どないこと、等の理由により、船倉
内の製品を搭載した多数のラックの集合物は、ラック体
間、特に隣接する積重ラック体間が離反せず、常に隙間
なく隣接した状態を保持するので、その全体を一つの安
定したブロック化され、これにより船の激しい揺れに対
しても、荷崩れを起こすことなく、安定した格納状態を
維持する。
【0018】要するに、少なくとも最上位のラック体間
を不動に連結固定して一体化することにより、多数のラ
ックの集合物の大きな底辺を、大きな復元モーメントの
発生を有効に機能させ、もって安定した格納状態を維持
することができるのである。
【0019】製品を搭載した多数のラックを船倉内に積
み上げた状態にあっては、上位のラック体の係合空間に
下位のラック体の懸垂プレートが係合するので、上下に
位置するラック同士の組付きが強固となり、ラック体同
士の積重組付け姿勢が安定に維持され、また隣合ったラ
ックは、相互間に隙間を形成することなく隣接して並列
に配置される。
【0020】この状態で、少なくとも最上位に位置する
ラックのラック体の側梁部材に形成された支持部と、隣
接するラックのラック体の支持部とを連結部材で連結す
ることにより、隣接するラック体間を不動に連結固定す
る。
【0021】この連結部材による隣接するラック体間の
連結は、単品である治具としての連結部材を、隣接する
ラック体の支持部間に嵌め込み状に組付けても良いし、
一方のラック体の支持部に、ラック体の一部品として組
付けられている連結部材を、回動変位させて隣接するラ
ック体の支持部に係合させても良い。
【0022】連結部材が、単品の治具として、直方体状
のブロックとなった基部に、先端に係合部を横設した突
設片を突設して構成されている場合には、隣接した一方
のラック体の上面を開放した箱状の支持部に、この支持
部の外側側壁に形成した切欠き部に、連結部材の突設片
を侵入させた状態、すなわち支持部の外側側壁から突設
片を突出させた状態で、連結部材の基部を不動に嵌装
し、この嵌装により隣接したラック体の同一構造となっ
た支持部に、この支持部の外側側壁の切欠き部に突設片
の先端部を侵入させて、その係合部を外側側壁に係合さ
せる。
【0023】また、連結部材が、一方の支持部に起倒回
動可能に組付けられている場合は、連結部材を起立状態
から回動倒伏させて、突設片の先端の係合片を、隣接す
るラック体の支持部の外側側壁に係合させる。
【0024】この連結部材により隣接したラック体間の
連結固定に際して、ラック体に対する連結部材の不動な
組付きを確保する必要があるが、このラック体に対する
連結部材の不動組付きは、連結部材の基部を支持部に不
動にロックするのが良い。
【0025】船倉内におけるラックの隙間のない隣接載
置は、既に船倉内の定位置に載置されているラックのラ
ック体に対して、下降してくる上位のラックのラック体
を、この上位のラック体の傾斜部が下位のラック体の突
部の外側傾斜面に上方から対向する位置関係で下降させ
ることにより達成される。
【0026】すなわち、下降してきた上位のラック体
は、その傾斜部を下位のラック体の突部の外側傾斜面に
当接させることにより、その傾斜にガイドされて横動
し、ガイド部を下位のラック体の垂直部に接触させなが
ら下降し、そのまま垂直部を下位のラック体の垂直部に
接触させた状態である隙間なく隣接した状態で船倉床上
に載置することになる。
【0027】また、ラック体の積み重ねに際しては、上
位のラック体を、既に定位置に載置された下位のラック
体の懸垂プレートを、その係合空間に下方から侵入させ
ながら下降させてゆくと、その側梁部材が下位のラック
体の側梁部材上に搭載する直前に、傾斜部が下位のラッ
ク体の突部の内側傾斜面に当接し、この傾斜面にガイド
されて左右方向に正確に位置出しされた状態で上位のラ
ック体が下位のラック体上に搭載される。
【0028】
【実施例】図1ないし図3は、本発明方法の一実施例を
示すもので、船倉20内に、製品Sを搭載した多数のラ
ックが積重および隙間なく隣接配置された状態で格納さ
れており、最上位の隣接したラック体1間が連結部材8
により不動に連結固定されている。
【0029】図2に示すように、各ラック体1は、下位
のラック体1の懸垂プレート5を上位のラック体1の係
合空間4に係合させ、かつ上位のラック体1の傾斜部1
7に下位のラック体1の突部16を外側から当接させた
状態で積重しており、また隣接するラック体1同士は、
相互に側梁部材3の外側面の垂直部18を当接させるこ
とにより、隙間なく隣接した状態で並列に配列されてい
る。
【0030】このように、積重したラック体1は、懸垂
プレート5と係合空間4との係合および下位のラック体
1の突部16間と、上位のラック体1の下端部との係合
とによって、相互に横方向に変位不能に組付き、また積
重ラック体1群は、隙間なく隣接、すなわち当接した状
態で隣接し、上端間が連結部材8により不動に連結固定
されているので、隣接した積重ラック体1群が相互間を
離反させる方向に変位することがなく、これにより多数
のラックは船倉20内で一つの構造的に安定した大きな
ブロックを形成することになり、このブロックは大きな
座面積を有するので大きな復元モーメントを発揮し、も
って荷崩れのない、安定した格納状態を維持することに
なる。
【0031】なお、図示実施例では、最上位の隣接する
ラック体1間だけを連結部材8で不動に連結固定した
が、中間高さ位置の複数箇所で、隣接ラック体1間を連
結部材8で不動に連結固定し、多数のラックの集合物を
より強固にブロック化しても良いことは云うまでもな
い。
【0032】図4ないし図6は、本発明のラック体1の
構造の一実施例を示すもので、一対の形鋼を平行に結合
固定した底梁部材2の両端面に、この端面の両端から平
行に立設されることにより、間に下方に開放した係合空
間4を形成した柱片材の上部間を横梁材で結合した側梁
部材3を立設し、この側梁部材3の両柱片材の上部間
に、上部に係合孔6を開設した平板状の懸垂プレート5
を、やや内側に偏らせて立設し、横設された横梁材の中
央部に、外側側壁13中央に切欠き部14を形成した上
面を開放した直方体箱状の支持部7を設けて構成されて
いる。
【0033】両側梁部材3は、その外側面を、上位か
ら、隣接するラック体1との当接面を形成する垂直部1
8と、ゆるやかに斜め内下方に傾斜してラック体1を隣
接姿勢にガイドするガイド部19と、略45°程度の急
角度で斜め内下方に傾斜した下端部の傾斜部17とから
構成し、かつ懸垂プレート5の外側に位置する上端面箇
所に、傾斜部17と等しい傾斜角度で傾斜した内側傾斜
面を有する突部16を一体に設けている。
【0034】側梁部材3の外側面の下端部に位置する傾
斜部17は、ラックの船積みの際の下降時に、既に船倉
20の床面上に載置されているラック体1の突部16の
外側傾斜面に上方から当接することにより、このラック
体1の垂直部18に対するガイド部19の当接を無理な
く円滑に達成させ、もってラック体1同士の隙間のない
隣接配置操作の際の位置出し操作を容易なものとし、ま
たラック体1同士の積重組合せを、上位のラック体1の
傾斜部17が形成された下端部を、下位のラック体1の
側梁部材3上の突部16間に嵌入係合させ、もって正確
に位置出しした状態で不動なものとしている。
【0035】図7ないし図9は、図示実施例のラック体
1に組付け使用される連結部材7の一実施例を示すもの
で、支持部7にガタ付くことなく嵌入する直方体ブロッ
ク状の基部9と、この基部9に突設した状態で設けられ
た係合部10とから構成されており、係合部10は、棒
状の突設片12と、この突設片12の先端に横設された
直線棒状の係止片11とから構成され、突設片12は、
基部9が一方のラック体1の支持部7に嵌め込み固定さ
れた状態で、隣接した他方のラック体1の支持部7の切
欠き部14に嵌入し、この支持部7の外側側壁13に先
端の係止片11を係止させる(図8参照)長さとなって
いる。
【0036】この連結部材8は、図4ないし図6に示す
ように、通常は係止片11を上位に位置させた状態で支
持部7に嵌め込み組付けされており、必要時に、支持部
7に対する基部9の組付け姿勢を変更することにより、
隣接するラック体1間を不動に連結固定するが、必ずし
もラック体1に一体的に付帯させておく必要はなく、単
品状態で用意された連結部材8を必要箇所に組付けるよ
うにしても良い。
【0037】なお、連結部材8の基部9の側面に形成さ
れた止め穴15は、連結部材8を支持部7に不動に固定
するためのもので、支持部7の端壁に設けたチョウネジ
の先端をこの止め穴15に締め付けて押し入れることに
より、支持部7に対する連結部材8の不動な組付け固定
を達成する。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。船倉内に収納する多数の
ラックを、隙間なく隣接して配置するので、限られた船
倉の収納容積を収納空間として有効に作用させることが
でき、もって船倉の収納スペースとしての有効活用の程
度を飛躍的に高めることができる。
【0039】多数の積重および隣接配置されたラック
を、一つの大きな構造的に安定したブロック化させるこ
とができるので、転倒に対して大きい復元モーメントを
発揮させることができ、もって荷崩れのない極めて安定
した状態で船倉内への収納を達成維持することができ
る。
【0040】船倉内への多数のラックの収納は、隙間な
く隣接した状態で積重し、少なくとも最上位のラック体
間を連結固定するだけであるので、複数箇所での突っ張
り力の作用とか、突っ張り力の調整等が不要であり、も
って船倉内における多数のラックの保定作業が簡単でか
つ確実でそして安全となる。
【0041】隣接するラック体間の連結固定は、ラック
体に設けた支持部に対する連結部材の単純な嵌合および
係合により達成されるので、この連結固定のための構成
および操作が簡単で容易であり、もってラック体の構造
を簡単なものとすることができると共に、その取扱いが
容易となる。
【0042】ラック体の側梁部材の外面に、ガイド部お
よび傾斜部を設けた場合には、ラックの吊下げ下降動作
を利用してラック体同士を隙間なく隣接載置することが
容易となり、もってラックの船積み作業を簡単に精度良
く達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例を示す、船倉内における
多数のラックの積重配列形態を示す状態図。
【図2】本発明の積重および配列そして連結固定形態の
一実施例を示す、部分図。
【図3】図2に示した実施例の部分側面図。
【図4】本発明の一実施例を示す、全体正面図。
【図5】図4に示した実施例の側面図。
【図6】図4に示した実施例の平面図。
【図7】本発明における連結部材の一実施例を示す、全
体斜視図。
【図8】図7に示した実施例の連結固定状態を示す、部
分拡大縦断側面図。
【図9】図7に示した実施例の支持部に対する係合状態
を示す、部分拡大正面図。
【符号の説明】
1 ; ラック体 2 ; 底梁部材 3 ; 側梁部材 4 ; 係合空間 5 ; 懸垂プレート 6 ; 係合孔 7 ; 支持部 8 ; 連結部材 9 ; 基部 10; 係合部 11; 係止片 12; 突設片 13; 外側側壁 14; 切欠き部 15; 止め穴 16; 突部 17; 傾斜部 18; 垂直部 19; ガイド部 20; 船倉 S ; 製品
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66C 1/16 9528−3F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底梁部材(2) の両側端に側梁部材(3) を
    立設し、該両側梁部材(3) に、上端部に係合孔(6) を有
    する懸垂プレート(5) を立設すると共に、前記両側梁部
    材(3) に、積み重ね時に下位のラック体(1) の懸垂プレ
    ート(5) が下方から侵入係合する係合空間(4) を形成し
    た少なくとも二つのラック体(1) から成るラックに製品
    (S) を搭載し、該製品(S) を搭載した多数のラックを船
    倉(20)に収納して輸送する海上輸送方法であって、前記
    製品(S) を搭載した多数のラックを、隙間なく隣接して
    並列配置すると共に積み重ね、少なくとも最上位に位置
    する前記ラックのラック体(1) の隣接するもの同士を不
    動に連結する製品の海上輸送方法。
  2. 【請求項2】 底梁部材(2) の両側端に立設した側梁部
    材(3) に、上端部に係合孔(6) を有して立設された懸垂
    プレート(5) と、積み重ね時に下位のラック体(1) の懸
    垂プレート(5) が下方から侵入係合する係合空間(4)
    と、隣接するラック体(1) との間を不動に連結する連結
    部材(8) を係合させる支持部(7) と、を形成して成る輸
    送用ラック体。
  3. 【請求項3】 支持部(7) を、連結部材(8) の直方体状
    ブロックとなった基部(9) が不動に嵌入する上面を開放
    した箱体の外側側壁(13)に、隣接するラック体(1) の支
    持部(7) に係合する係合部(10)を先端に横設し、前記基
    部(9) から突設された前記連結部材(8) の突設片(12)が
    侵入する切欠き部(14)を形成して構成した請求項2に記
    載の輸送用ラック体。
  4. 【請求項4】 一方側の側梁部材(3) に設けた支持部
    (7) に、先端に係合部(10)を横設した突設片(12)を有す
    る連結部材(8) を、該連結部材(8) の基部(9)で起倒回
    動可能に取付け、他方側の側梁部材(3) に設けた支持部
    (7) の外側側壁(13)に、隣接するラック体(1) に設けた
    連結部材(8) の突設片(12)が侵入する切欠き部(14)を形
    成した請求項2に記載の輸送用ラック体。
  5. 【請求項5】 両側梁部材(3) の外側面を、隣接するラ
    ック体(1) との当接面を形成する上位の垂直部(18)と、
    該垂直部(18)下端に連続して下端部付近まで延びた、内
    側にゆるく下降傾斜したガイド部(19)と、該ガイド部(1
    9)の下端に連続して下端部に形成された、略45°程度
    の急角度で内側に下降傾斜した傾斜部(17)とで構成し、
    前記両側梁部材(3) の上端面の懸垂プレート(5) に隣接
    した外側箇所に、前記傾斜部(17)と同じ角度で傾斜した
    内側斜面と、急角度で外側に傾斜した外側斜面とを有す
    る突部(16)を突設した請求項2または3または4に記載
    の輸送用ラック体。
JP7000702A 1995-01-06 1995-01-06 製品の海上輸送方法および輸送用ラック体 Pending JPH08188261A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051717A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Nippon Steel Logistics Co Ltd バラ積み船舶の積載率向上方法

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JP2012051717A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Nippon Steel Logistics Co Ltd バラ積み船舶の積載率向上方法

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