JP2584484Y2 - コンテナ支持装置 - Google Patents

コンテナ支持装置

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JP2584484Y2
JP2584484Y2 JP1992031617U JP3161792U JP2584484Y2 JP 2584484 Y2 JP2584484 Y2 JP 2584484Y2 JP 1992031617 U JP1992031617 U JP 1992031617U JP 3161792 U JP3161792 U JP 3161792U JP 2584484 Y2 JP2584484 Y2 JP 2584484Y2
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JP
Japan
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container
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containers
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JP1992031617U
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JPH0582790U (ja
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和男 佐藤
博志 渡辺
斉 中井
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコンテナを積載して輸送
するコンテナ船で用いるコンテナ支持装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンテナを積載して輸送するコンテナ船
では、船倉内の相対する壁面に、コンテナのコーナ部を
ガイドするためにコンテナ1列毎にコンテナセルガイド
が鉛直方向に設けてあり、このセルガイド上端のエント
リーガイドからセルガイドに沿わせてコンテナを落し込
むことによりコンテナを積み重ねることができるように
してある。
【0003】上記コンテナには長尺(たとえば、40フ
ィート)のものや短尺(たとえば、20フィート)のも
のなどがあり、したがって、上記セルガイドは、通常、
コンテナの平面サイズに合わせて設けられ、長尺のコン
テナは専用の長尺コンテナ積載スペースに、又、短尺の
コンテナは専用の短尺コンテナ積載スペースにそれぞれ
積み重ねるようにするのが一般的であるが、積載状況に
応じて、長尺コンテナ積載スペースに短尺のコンテナを
積載したり、短尺のコンテナと長尺のコンテナを混載し
たりする場合もある。上記短尺のコンテナを長尺コンテ
ナ積載スペースに積載する場合は、図2(イ)(ロ)に
示す如く、立設された4本のセルガイド1で囲まれた長
尺コンテナ積載スペース2に、たとえば、長尺のコンテ
ナの1/2サイズである短尺のコンテナ3を長手方向に
沿い左右隣接するように並べて複数段に積み重ねること
になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した如
く、長尺コンテナ積載スペース2に短尺のコンテナ3を
並べて積載すると、隣接する左右のコンテナ3の対向す
るコーナ部にセルガイド1がないことから、図2(ロ)
において、二点鎖線で示す如く、船体の動揺によりコン
テナ3が横ずれしようとし、その横ずれしようとする力
をコンテナ自身の剛性で支えなければならない。
【0005】たとえば、このような積み方で3段積んだ
場合、3段目のコンテナ3は横ずれに対し2段目のコン
テナ3で支えられ、2段目のコンテナ3は1段目のコン
テナ3で支えられていることになる。よって、あまり多
段に積み重ねると、前述の理由で最下段付近のコンテナ
3が支えるべき荷重がコンテナ自身の剛性限界を超えて
危険である。したがって、積載段数が制限される問題が
ある。
【0006】詳述すると、たとえば、長尺のコンテナが
40フィートコンテナで、短尺のコンテナ3が40フィ
ートコンテナの1/2サイズの20フィートコンテナで
あったとしても、図2(イ)に示す如く、長尺コンテナ
積載スペース2に短尺のコンテナ3を積載した場合、最
下段のコンテナ3の対向する底面側コーナ部は横ずれ力
に対して床5に固定された拘束物4で支えられる。各コ
ンテナ3は、上面側コーナ部と底面側コーナ部がそれぞ
れ上下で嵌合する如く係合し得る構造になっていて、積
み重ねたときに水平方向の相対変位を拘束して上のコン
テナ3は下のコンテナ3で横方向に支えられるようにな
っている。しかし、多段に積み重ねると、この横荷重が
上下方向で累積されて最下段部付近のコンテナに大きな
横ずれを生じさせようとする荷重が働くおそれがある。
したがって、従来では、積載段数が制限される問題があ
った。
【0007】そこで、本考案は、長尺コンテナ積載スペ
ースに短尺のコンテナを多段に積載してもコンテナに横
ずれが発生しないようにすることができるようなコンテ
ナ支持装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、長尺コンテナの平面サイズに対応させて
形成した矩形の支持フレームを備え、且つ該支持フレー
ムのコーナ部と短尺のコンテナのコーナ部に対応する長
辺側中間部所要個所の上面と下面に、短尺のコンテナの
底面側コーナ部と上面側コーナ部に係合させるための突
起をそれぞれ設け、更に、上記支持フレームの長辺側中
間部所要個所の上下両面に、短尺のコンテナ複数段分の
長さとした補助セルガイドをそれぞれ上下方向に設け、
且つ上記支持フレーム下の補助セルガイドを、支持フレ
ーム下の短尺コンテナの積載段数と対応する長さに設定
した構成とする。
【0009】
【作用】長尺コンテナ用積載スペースに積み重ねる短尺
コンテナの中段部に支持フレームを介在させるようにす
ると、支持フレームの上下面部に位置する短尺コンテナ
の位置を突起によって拘束できることから、各段で発生
した水平方向の荷重が最上段部から最下段部まで累積さ
れることがなくなる。又、支持フレーム上下の長さの長
い補助セルガイドと突起との共働により短尺コンテナの
横ずれが抑えられる。更に、支持フレーム下の補助セル
ガイドの存在により、支持フレーム上のコンテナの重量
を支持フレーム下のコンテナに伝えないようにすること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0011】図1(イ)(ロ)は本考案の一実施例を示
すもので、40フィートコンテナの如き長尺のコンテナ
の専用となるセルガイド1に沿って昇降できるように、
長尺コンテナ積載スペース2の平面サイズに対応させ
て、長辺となる横ビーム7aと短辺となる縦ビーム7b
と斜材7cとからなる矩形の支持フレーム7を構成し、
且つ該支持フレーム7の上下両面には、20フィートコ
ンテナの如き短尺のコンテナ3を長手方向に2台並べた
ときの間隔に対応させて、各コーナ部と上記横ビーム7
aの中間部に、それぞれ短尺のコンテナ3の底面側コー
ナ部及び上面側コーナ部に係合させるための突起8を取
り付ける。この突起8の取付けは、固定式、着脱式、出
入式のいずれの方式でもよい。
【0012】又、上記支持フレーム7の中間部に設けた
上下の突起8に近接させて、短尺コンテナ3の複数段分
の長さとした長さの長い補助セルガイド6a,6bを、
横ずれ防止具として上下面に固設又は着脱自在に取り付
け、且つ支持フレーム7の下側の補助セルガイド6bの
長さを、支持フレーム7の下側での短尺コンテナ3の積
載段数(たとえば、4台)と対応する長さに設定する。
【0013】なお、上記支持フレーム7の四隅には、ク
レーンに装備させてあるコンテナスプレッダーで把持す
ることができるような金具(図示せず)が取り付けてあ
る。
【0014】上記構成とした本考案のコンテナ支持装置
は、図1(ロ)に示す如く、短尺のコンテナ3を長尺コ
ンテナ積載スペース2に左右並べて積み重ねる場合に用
いるようにする。すなわち、長尺のコンテナに対応させ
て立設された4本のセルガイド1で囲まれる長尺コンテ
ナ積載スペース2に、短尺のコンテナ3を左右に並べ
て、たとえば、4段積み重ねた後、最上段のコンテナ3
の上面部に支持フレーム7を配置する。この場合、上記
支持フレーム7は、長尺コンテナ用のセルガイド1に沿
わせて落し込むようにする。支持フレーム7を上方から
落し込むと、該支持フレーム7の下面側の各突起8が最
上段(4段目)に位置する2つの短尺コンテナ3の各上
面側コーナ部に係合させられることになる。
【0015】次に、支持フレーム7上に短尺のコンテナ
3を5段目として並べて積載する。この際、5段目の短
尺コンテナ3を支持フレーム7上に吊り降すと、支持フ
レーム7の上面側の各突起8が5段目の短尺コンテナ3
の各底面側コーナ部に係合させられる。以後は、短尺の
コンテナ3を6段目、7段目と続けて同様に積み重ねて
行き、状況に応じて長尺のコンテナを混載するようにし
てもよい。
【0016】上記の如くして短尺のコンテナ3を長尺コ
ンテナ積載スペース2に積載すると、4段目と5段目の
短尺コンテナ3は支持フレーム7によって、水平方向の
相対変位によるずれ力に対しては縁が切られた状態とな
る。したがって、従来の方式では、短尺のコンテナ3を
図1(ロ)の如く多段に積み重ねたとき、船体の動揺に
より各段で水平方向の荷重が累積されて大きな横ずれが
起きてしまうおそれがあったものが、本考案では、5段
目の短尺コンテナ3の各底面側コーナ部が支持フレーム
7の上面側の突起8と係合していて、5段目の短尺コン
テナ3の位置が支持フレーム7に拘束されているので、
たとえ、5〜7段目の間でずれが発生したとしても、そ
のずれが1〜4段目間のずれに累積されてしまうことは
ない。更に、上記4段目の短尺コンテナ3の各上面側コ
ーナ部も支持フレーム7の下面側の突起8と係合してい
てその位置が拘束されているので、1〜4段目に関して
もずれが発生し難い状態となる。したがって、最下段の
短尺コンテナ3に対して横ずれを引き起こす大きな水平
方向の荷重が累積されて負荷されてしまうようなことが
なくなり、横ずれを防止することができる。
【0017】又、上記支持フレーム7の上下において、
隣接する左右の短尺コンテナ3の対向する上、底面側コ
ーナ部の位置を長さの長い補助セルガイド6a,6bに
よって拘束することができるので、突起8の作用と相俟
ってコンテナ3の横ずれを更に確実に防止することがで
きる。
【0018】更に、上記支持フレーム7下の補助セルガ
イド6bの長さは、支持フレーム7下に積載してある短
尺コンテナ3の複数段数に対応させた長さに設定してあ
るため、支持フレーム7上に積載した短尺コンテナ3の
重量を支持フレーム7から補助セルガイド6bを介して
床5に伝えることができて、支持フレーム7の下側にあ
る短尺コンテナ3に負荷させてしまうことを防止し、最
下段のコンテナが荷重でつぶされることを防止すること
ができる。又、支持フレーム7上の補助セルガイド6a
の長さも長くしてあるため、支持フレーム7上への短尺
コンテナ3の積み重ね作業を容易に行うことができて、
安定した積載状態とすることができる利点がある。した
がって、積載段数を更に増やすことが可能となる。
【0019】上記においては、一例として短尺コンテナ
3の4段目と5段目の間に支持フレーム7を介在させる
ようにした場合を示したが、介在させる位置は任意に選
定できるものであり、これにより多段に積み重ねること
が可能となる。又、上記支持フレーム7は長尺のコンテ
ナの平面サイズと同じ大きさにしてあることから、使用
しないときは長尺のコンテナ上に載せておくことにより
格納状態とすることができて便利であり、この際、必要
に応じて各突起8を取り外したり、引込むようにしてお
くことにより格納が楽になる。
【0020】なお、突起8は、円柱状、角柱状、コーン
状等の形状を任意に選定し得ること、支持フレーム7は
ビーム構造に限らず板状の構造としてもよいこと、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案のコンテナ支持
装置によれば、長尺コンテナの平面サイズに対応させて
形成した矩形の支持フレームを備え、且つ該支持フレー
ムのコーナ部と短尺のコンテナのコーナ部に対応する長
辺側中間部所要個所の上面と下面に、短尺のコンテナの
底面側コーナ部と上面側コーナ部に係合させるための突
起をそれぞれ設け、更に、上記支持フレームの長辺側中
間部所要個所の上下両面に、短尺のコンテナ複数段分の
長さとした補助セルガイドをそれぞれ上下方向に設け、
且つ上記支持フレーム下の補助セルガイドを、支持フレ
ーム下の短尺コンテナの積載段数と対応する長さに設定
した構成としてあるので、長尺コンテナ積載スペースに
積載する短尺コンテナの上下方向中段部に支持フレーム
を介在配置することにより、該支持フレームの上下に位
置する短尺コンテナのコーナ部に突起をそれぞれ係合さ
せることができ、船の動揺等に基づく短尺コンテナ各段
における水平方向の荷重を最下段部まで累積させること
を防止できて、短尺コンテナの横ずれを防止することが
でき、したがって、積載段数に制限を受けることがなく
なり、又、支持フレーム上下の長さの長い補助セルガイ
ドが横ずれ防止具として機能することから、突起の作用
と共働して短尺コンテナの横ずれを更に確実に防止する
ことができ、更に、支持フレーム下の補助セルガイドに
より、支持フレーム上の短尺コンテナの重量を支持フレ
ーム下の短尺コンテナに直接負荷することなく床面へ伝
えることができるので、多段に積み重ねても安定した積
載状態とすることができる、等の優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンテナ支持装置の一実施例を示すも
ので、(イ)は斜視図、(ロ)は使用状態を示す概略図
である。
【図2】長尺コンテナ積載スペースに短尺コンテナを積
載する場合の一例図で、(イ)は概略側面図、(ロ)は
平面図である。
【符号の説明】
1 セルガイド 2 長尺コンテナ積載スペース 3 短尺のコンテナ 6a,6b 補助セルガイド 7 支持フレーム 7a 横ビーム(長辺) 8 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−88287(JP,A) 実開 昭56−28497(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 25/00 101 B65D 90/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺コンテナの平面サイズに対応させて
    形成した矩形の支持フレームを備え、且つ該支持フレー
    ムのコーナ部と短尺のコンテナのコーナ部に対応する長
    辺側中間部所要個所の上面と下面に、短尺のコンテナの
    底面側コーナ部と上面側コーナ部に係合させるための突
    起をそれぞれ設け、更に、上記支持フレームの長辺側中
    間部所要個所の上下両面に、短尺のコンテナ複数段分の
    長さとした補助セルガイドをそれぞれ上下方向に設け、
    且つ上記支持フレーム下の補助セルガイドを、支持フレ
    ーム下の短尺コンテナの積載段数と対応する長さに設定
    した構成を有することを特徴とするコンテナ支持装置。
JP1992031617U 1992-04-16 1992-04-16 コンテナ支持装置 Expired - Lifetime JP2584484Y2 (ja)

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JP1992031617U JP2584484Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 コンテナ支持装置

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JP1992031617U JP2584484Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 コンテナ支持装置

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JPH0582790U JPH0582790U (ja) 1993-11-09
JP2584484Y2 true JP2584484Y2 (ja) 1998-11-05

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ID=12336176

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4988287A (ja) * 1972-12-28 1974-08-23
JPS5628497U (ja) * 1979-08-11 1981-03-17

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JPH0582790U (ja) 1993-11-09

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