JPH0631093B2 - 面状物体運搬具 - Google Patents

面状物体運搬具

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JPH0631093B2
JPH0631093B2 JP63288211A JP28821188A JPH0631093B2 JP H0631093 B2 JPH0631093 B2 JP H0631093B2 JP 63288211 A JP63288211 A JP 63288211A JP 28821188 A JP28821188 A JP 28821188A JP H0631093 B2 JPH0631093 B2 JP H0631093B2
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吉一 黒木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、壁パネルのような面状物体の運搬具に関す
る。
〔従来の技術〕
たとえば、建物の外壁用等の各種パネルは、工場で予め
作製されてトラックで建築現場まで運ばれ、そこで順次
立て込まれる。前記工場から現場までは、積層式にして
運搬するのでなく、パネル面が垂直に向くように立てて
運搬するのが有利である。すなわち、積層方式である
と、下にくるパネルに上側のパネルの自重が掛かり、ト
ラックが悪路にさしかかったとき等の衝撃でパネルが損
傷するが、立てて運搬するようにすると、パネルが1枚
づつで自立しているため、積層方式による場合のような
トラブルが発生しないようになるからである。しかも、
立てて運搬すると、現場において立て込みをするのに必
要なパネルを即時に取り出せて作業が能率的にもなる。
このような立て付け運搬方式をより効率的に1パックご
とに行なえるものとして、つぎの運搬具が開発された。
すなわち、ベースフレームと1対のサイドフレームから
なるパックタイプのものがそれである。前記ベースフレ
ームは、パネルの収容空間となる直方体空間の底面を構
成するものであって、外形状が矩形で一方向に長いもの
でなっており、その長手方向にパネルの長手方向が向く
ようにして、前記直方体空間内に同パネルがずれないよ
うに一定の間隔を置いて載せられるようになっている。
前記サイドフレームは、前記直方体空間の対向する側面
を構成するものであって、やはり、外形状が矩形になっ
ており、前記ベースフレームの長手方向の各端部から立
ち上がって互いに向かい合うようになっている。前記運
搬具には、運搬中にパネルが倒れないようにする手段が
必要である。そのためには、両サイドフレームの上端間
に両端固定式の倒れ止めバーをパネルの並列離間する間
隙内に挿入するようにして掛け渡すことが考えられる
が、パネルの両側面は必ずしも一様な平面とは限られな
いため、上記固定式のものであると、建築上必要な突出
部分を備えている場合等にその部分が倒れ止めバーに当
たることになって、パネルの出し入れに支障を来すこと
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記パネルは、建物1棟当り、たとえば、4
tトラックを平均3〜4台使って運搬されるが、空にな
った運搬具を同数のトラックを用いてそのまま工場へ回
送するのは、極めて無駄である。
このような事情に鑑みて、この発明の課題とするところ
は、回送時のトラック稼動数を大幅に削減できるように
することにある。
同時に、前記したような従来におけるパネルの倒れ止め
手段の有する問題を解消することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明にかかる
面状物体運搬具は、前記構成の運搬具において、前記サ
イドフレームは、前記ベースフレームに対し、折り畳み
可能に取付けられている。
また、面状物体の倒れ止め手段として、間隔をあけて並
んだ面状物体の互いの間に挿入されるようにして両サイ
ドフレーム間に着脱自在に掛け渡され緩衝機能のあるパ
ッドを側面に備えた倒れ止めバーを備えている。
請求項2記載の発明にかかる面状物体運搬具は、上記に
おいて、ベースフレームの複数個所には、両サイドフレ
ームが折り畳まれた運搬具が複数段積み重ねられる際に
上下の運搬具のものと互いに嵌まり合って上下方向の1
本の支柱となる脚が設けられている。
〔作 用〕
サイドフレームが、ベースフレームに対し、折り畳み可
能になっていると、箱状で大型であったものが薄くコン
パクトになり、多くの運搬具を積み重ね得るようにな
る。ベースフレームの複数個所に、両サイドフレームが
折り畳まれた運搬具が複数段積み重ねられる際に上下の
運搬具のものと互いに嵌まり合って上下方向の1本の支
柱となる脚が設けられていると、積層されて運搬される
運搬具がずれたりせず、積層に伴う上方からの荷重が下
方の運搬具に掛からないようになる。
また、運搬具上に間隔をあけて並べられた面状物体が、
互いの間に挿入されて両サイドフレーム間に掛け渡され
た倒れ止めバーで、面方向に倒れるのを阻止されるの
で、面状物体同士が接触して損傷したり変形したりする
のを確実に防止することができる。倒れ止めバーの側面
には、緩衝機能のあるパッドを設けているので、面状物
体が倒れ止めバーに接触しても傷つく心配はなく、運搬
中に発生する振動や衝撃をパッドの緩衝機能によって吸
収し、面状物体が振動や衝撃で傷むのを防ぐことができ
る。倒れ止めバーは、サイドフレームに対して着脱自在
であるから、面状物体の出し入れに邪魔であれば、その
ときだけ取り外しておくことができる。前記のようにサ
イドフレームを折り畳む際にも、倒れ止めバーを一旦取
り外せば、サイドフレームを内側に折り畳むことが可能
になる。取り外した倒れ止めバーは、折り畳んだサイド
フレームの上部に並べておくなどすれば、嵩ばることは
なく、コンパクトに収納しておける。
〔実施例〕
以下に、この発明を、その実施例をあらわす図面を参照
しつつ詳しく説明する。
第1図および第2図は、この発明にかかる面状物体運搬
具の一実施例を全体的にみてあらわしている。この運搬
具は、5P(5モジュール)用パネル(面状物体)を運
搬するためのものとされ、これらの図にみるように、前
記パネルの収容空間となる直方体空間の底面を構成する
ベースフレームAと、前記直方体空間の対向する側面を
構成する2つのサイドフレームB,Bとを備え、同サイ
ドフレームB,Bが前記ベースフレームAから立ち上が
るように同ベースフレームAに取付けられている。前記
ベースフレームAは、第3図にもみるように、短辺部材
1,1と長辺部材2,2を備えている。これらの部材
1,1,2,2には四角な断面形状のパイプが用いられ
て、上方からみて矩形に枠組みされているとともに、両
短辺部材1,1間には、長辺部材2,2と平行になるよ
うにして中間部材3,3が渡架されている。各中間部材
3も四角なパイプからなっている。同ベースフレームA
の底部には、前記長辺部材2,2の底面から下向きにh
程突出するようにして同じく四角なパイプからなる2本
の受け部材4,4が取付けられているとともに、これら
の受け部材4,4は、前記長辺部材2,2に直交して配
置されている。前記ベースフレームAの上面には、前記
短辺部材1に平行であって両端が前記長辺部材2,2に
載り掛かるようにして複数本の受体7…が互いに離間し
て配列されている。各受体7は、第4図にみるように、
コの字形の断面をした長い部材でその両端にストッパー
7a,7aが設けられているとともに、同受体7の底壁
には水抜き孔7b…が開けられている。各受体7の長手
方向の内側寸法はLとされており、同受体7には、同受
体7に底部一部が嵌まり込むようにしてそれぞれ2本の
底部ブロック8,8が前記長手方向に直列に並んで嵌め
込まれるようになっている。各底部ブロック8は、第5
図(a)にみる標準タイプのもので発泡樹脂材料からな
り、幅が前記受体7の内幅と同様であるが、全長は前記
受体7の内側寸法Lの1/2であるlとされ、その両端
部突片8a,8a間に溝8b…と突出部8c…が交互に
くるようになっている。前記各端部突片8aの同ブロッ
ク長手方向に対応する方向の長さはwであるととも
に、前記溝8b…は、壁パネル50の下端部(立込み金
具付のこともある)の幅にほぼ一致する共通溝幅w
なっており、前記突出部8c…の同ブロック長手方向に
対応する長さはwになっている。第6図にみるもの
は、同じく発泡樹脂材料からなるもので、前記壁パネル
50を嵌め込むことのできる溝9b…のほかに、窓用サ
ッシュ外付型の壁パネル51を嵌め込むことのできる溝
9b′を有する特殊な底部ブロック9をあらわしてい
る。前記溝9b′は、第5図にみる突出部8cの一部を
2点鎖線のように切り除くことで広く形成されたもので
ある。第7図にみるものは、前記壁パネル50を嵌める
ことのできる溝10b…のほかに、雨戸用サッシュ外付
型の壁パネル52をも一部に嵌め込むことのできる溝1
0b′を有する特殊な底部ブロック10をあらわしてい
る。前記溝10b′は、突出部10cの1つを2点鎖線
のように切り取ってこれに隣合う突出部10cの横サイ
ドに接着等により取付けられることで形成されたより幅
の広い溝になったものである。前記ベースフレームAの
4個所の角部外側にはコーナー部材15が配置され、同
コーナー部材15は、板材の折り曲げによりL字形に形
成されたもので、前記各角部のL字状の外側面に外方か
ら当て付けられて固定されている。これらコーナー部材
15…のベースフレームAの幅方向(両サイドフレーム
B,Bの直交する方向に直交する方向)に対向する板部
の各内側面には、第8図にみるように、L字形をした取
付ピース16が取付けられている。
ところで、各取付ピース16は、前記コーナー部材15
に離間して配置されているとともに、同取付ピース16
およびコーナー部材15の互いに対向する板部には、そ
れぞれ上下に位置するようにボルト通孔が設けられ、こ
れら通孔のうち下側のものには、前記各サイドフレーム
Bの両側下端部を回転し得るように止めるボルト(およ
びナット)17がそれぞれ通されているとともに、上側
のものには蝶ボルト18が外側からねじ込まれている。
同蝶ボルト18は、前記取付ピース16(あるいはサイ
ドフレームBの下端部)に溶接により取付けられた裏ナ
ット19にねじ込まれるようになっている。前記構成
は、各サイドフレームBを第1図のように直立させた状
態に固定されるためと、同サイドフレームBを第9図の
ように前記蝶ボルト18の緩められた状態でボルト17
を中心にして内向きに90度回転させて第10図のよう
に折り畳んだ状態を得るためのものである。また、前記
長辺部材2,2の外側面には、コの字形をした挿通ピー
ス5…が上方からみて4点配置になるように取付けら
れ、各ピース5には、その軸部6aが同ピース5に挿通
固定されるようにして脚6が配置されている。同脚6
は、下端が開口する基盤6bを前記軸部6aの下端に備
えてなっていて、それぞれ前記長辺部材2の底面から下
向きに前記h(hよりも小さくてもよい)程突出するよ
うになっている。これらの脚6…は、第10図にみるよ
うに、使用済みの運搬具が折り畳まれて積層状に重ね合
わされることで、工場に回送される場合に、上下に直列
に嵌まり合って運搬治具として機能するようになってい
る。
なお、前記取付ピース16…間には、第1図ないし第3
図にみるように、前記ベースフレームAの幅方向に伸び
るようにして第1水平バー34,34が横架されてい
て、前記ベースフレームAの長手方向に対向するように
なっている。各第1水平バー34の前記対向する側の面
には多数の側部受ピース34a…が突出しており、これ
らのピース34a…は、前記底部ブロック8,8の各溝
8bに嵌め込まれる壁パネル50(あるいは壁パネル5
1,52)の立ち上がる側端面下部に対向し得るよう前
記底部ブロック8,8の各溝8bの幅間中央に同列状に
くるように配列されている。これらピース34a…の先
端には、前記壁パネル50…を損傷なく受け止めるよう
にするため、プラスチック材料からなるキャップが被せ
られるようになっている。
前記各サイドフレームBは、第11図に詳しくみるよう
に、左右2本の支柱30,30と複数本の第1〜第3横
架バー31〜33および1本の第2水平バー35を備え
ている。前記各支柱30は四角なパイプよりなり、その
下端には前記ボルト17および蝶ボルト18をそれぞれ
通すためのボルト通孔36,37が上下に位置するよう
にして横貫通状に開けられている。これら支柱30…の
各上端には、前記ベースフレームAの幅方向外側面に位
置するように吊掛受具38が突出して取付けられてい
る。同受具38は、第12図にみるように、環状(ある
いはフック状)のものでなり、クレーンのフックに掛け
られるワイヤーロープやスリング等の吊掛手段に引っ掛
けられるようになっている。前記支柱30には、第11
図および第13図にみるように、補助支柱39が昇降し
得るように差し込まれている。同補助支柱39は、前記
支柱30に嵌まるように四角なパイプを用いてあって、
標準高さサイズの壁パネルであるときは、その上端に設
けられた止め片40(第14図参照)が支柱30の上端
面に当たるようにして同支柱30内に納まるようにされ
るが、壁パネルの高さが標準のものを上回るときは、同
支柱30に沿って摺動して伸ばされて内方の壁パネルを
ガードするようになっている。前記補助支柱39が伸び
た状態を保つようにするため、各支柱30の上端近くに
は、溶接ナット41が外付けされ、同ナット41を通し
て同補助支柱39に蝶ボルト42がねじ込まれるように
なっている。前記補助支柱39は必要でないときには取
り外しておくようにしてもよい。前記両支柱30,30
間の第2水平バー35は同支柱30,30のほぼ中間高
さに配置されており、同バー35の壁パネル50…側に
向く面には、前記第1水平バー34と同様の側部受ピー
ス35a…がそれぞれ前記ピース34a…と同列状でか
つ同じ突出量のもとに設けられている。この側部受ピー
ス35a…にも前記同様のキャップが被せられるように
なっている。前記第1横架バー31は、第1水平バー3
4と第2水平バー35間に、また、第2横架バー32
は、第2水平バー35のすぐ下側に、第3横架バー33
は、支柱30の上端より少し下方にそれぞれ配置されて
いる。これら横架バー31〜33の壁パネル50…側た
る内面と前記支柱30,30の同バー31〜33の高さ
に対応する内面には、多数のバー入れ45…が突出して
いる。これらのバー入れ45…は、小さいコの字形のピ
ースであって四角形で上下に貫通する孔を有していると
ともに、前記側部受ピース34a…,35a…間のほぼ
中間に位置している。これらのバー入れ45…は、上下
の関係においてすべて同列になるように配列されてい
る。同バー入れ45…の前記長手方向に対向する間の間
隔は、前記壁パネル50の長手方向の長さよりも長くな
っているとともに、同バー入れ45…の前記幅方向に配
列されたものの間隔は壁パネル50の厚さよりも少し大
きくなっている。これらのバー入れ45…の前記長手方
向に向かい合う両者間には、第15図にみるような倒れ
止めバー46…が上方からの差し込みにより横架される
ようになっている。各倒れ止めバー46は、長い桟部4
6aと、同桟部46aの両端から直角に同じ方向を向い
て突出していて前記長手方向に対向する1対のバー入れ
45,45に差し込まれる突起46b,46bを備えて
いるとともに、前記桟部46aの両側面には、発泡樹脂
材料からなるパッド47の複数個がビス止めされてい
る。前記倒れ止めバー46は、第1図および第2図にお
いては第1横架バー31のバー入れ45…のみに差し込
まれるようになっているが、他の横架バー31〜33に
設けられたバー入れ45…にも差し込み得るようになっ
ている。同倒れ止めバー46…は、前記支柱30,30
の間を通して縦向きに入れられて前記底部ブロック8の
溝8b…に下端部が嵌め込まれる壁パネル50…の立ち
上がった側部を受け止めて同パネル50…が倒れるのを
阻止するためのものであり、通常は、第16図にもみる
ように、各壁パネル50が運搬具内にセットされたのち
に上方から差し込まれるようにされる。そして、各壁パ
ネル50の両側面には、前記倒れ止めバー46,46の
パッド47…が弾性変形により緩衝機能をもって当て付
けられるようにされる。壁パネル50を運搬具から取り
出す際には先に倒れ止めバー46の方が抜かれる。これ
は、壁パネル50にガラリフード等の突出部分があった
りする場合にこれらが倒れ止めバー46に当たらないよ
うにするためである。最も上位に配置された第3横架バ
ー33には、第16図および第17図にみるように、補
助倒れ止め具48…が設けられている。各倒れ止め具4
8はロッドをU字形に曲げて形成されたもので、前記第
3横架バー33のバー入れ45…に同列状になるように
同バー33の外側面上部に配された支持パイプ49…に
その基部が支持されるようにして個別に回転し得るよう
に取付けられている。各補助倒れ止め具48は、前記回
転により、第3横架バー33の外部に垂れ下がった待機
状態(第17図参照)と、先端の2本のロッド48a,
48aが第3横架バー33の上面に平行に沿って運搬具
の内方に向いて水平に突き出した倒れ止め状態(第1図
および第16図参照)の2つの状態が得られるようにな
っている。各補助倒れ止め具48は、隣合う壁パネル5
0,50間に入り込むようにして倒れ止め機能をし、す
なわち、一方のロッド48aが隣合う一方の壁パネル5
0の対向する側の側面上端に、また、他方のロッド48
aは隣合う他方の壁パネル50の対向する側の側面上端
にそれぞれ受け止め可能に接するようになっている。同
補助倒れ止め具48…を運搬具の内方に向けて突出させ
るのは、前記倒れ止めバー46…を抜き取る前において
行なわれる。なお、第18図にみるように、運搬具にセ
ットされる壁パネルは5P用(1枚で5モジュール用)
あるいは4P用のものが一般的であるが、運搬具が5P
用である場合、(2P用+3P用)あるいは(1P用+
4P用)の各直列配置で5Pとされるようにして収容・
運搬されることもある。
前記のように、請求項1記載の発明にかかる面状物体運
搬具は、サイドフレームが、ベースフレームに対し、折
り畳み可能になっているので、箱状で大型であったもの
が薄くコンパクトになり、多くの運搬具を積み重ね得る
ようになる。請求項2記載の発明にかかる面状物体運搬
具は、ベースフレームの複数個所に、両サイドフレーム
が折り畳まれた運搬具が複数段積み重ねられる際に上下
の運搬具のものと互いに嵌まり合って上下方向の1本の
支柱となる脚が設けられているので、積層されて運搬さ
れる運搬具がずれたりせず、積層に伴う上方からの荷重
が下方の運搬具に掛からないようになる。
なお、前記短いパネルは同一列に複数枚収容されるほか
に、同一列にただ1枚だけ収容されるようなこともあ
る。運搬具から壁パネル50…を取り出すためクレーン
の吊り掛け手段に引っ掛ける場合、第2図にみるよう
に、横架バー32等を利用して足場67…を組んで安全
に作業できるようにする。同足場67…は、前記壁パネ
ル50を運搬具内に収容する前に同パネル50の上端に
ラチス梁等の梁部材68を先組みするような場合にも用
いられる。
〔発明の効果〕
請求項1および2記載の発明にかかる面状物体運搬具
は、以上のように構成されているため、回送時のトラッ
ク稼動数を大幅に削減できるようになる。
特に、前記した緩衝機能のあるパッドを備えた倒れ止め
バーが、間隔をあけて並べられた面状物体の間に挿入さ
れて、面状物体が面方向に倒れるのを防ぎ、面状物体同
士を確実に隔離した状態で安定して支持しておけるの
で、面状物体同士の衝突や接触で面状物体が損傷する問
題が解消できる。
しかも、この倒れ止めバーは、サイドフレームに対して
着脱自在に設けられているので、サイドフレームの折り
畳みの際には取り外すことができ、倒れ止めバーが折り
畳みの邪魔になることはない。面状物体の出し入れの際
にも、必要に応じて、倒れ止めバーを取り外すことがで
き、面状物体の保護機能を損なうことなく、取扱い作業
性を向上させることができる。
請求項2記載の発明にかかる面状物体運搬具によれば、
さらに、積層されて運搬される運搬具がずれたりせず、
積層に伴う上方からの荷重が下方の運搬具に掛からない
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる面状物体運搬具の一実施例を
あらわす全体斜視図、第2図は同運搬具に壁パネルが収
容された様子を同パネル抜き出し時においてあらわす斜
視図、第3図はベースフレームをあらわし、同図(a)は
その平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)は同図(a)
の右側面図、第4図は受体をあらわし、同図(a)はその
平面図、同図(b)はその正面図、同図(c)は同図(a)の右
側面図、第5図は標準型の底部ブロックをあらわし、同
図(a)はその正面図、同図(b)はその側面図、第6図は窓
用サッシュ外付型の壁パネルをも嵌め込むことのできる
特殊な底部ブロックをあらわし、同図(a)はその正面
図、同図(b)はその側面図、第7図は雨戸用サッシュ外
付型の壁パネルをも嵌め込むことのできる特殊ブロック
をあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)はその側面
図、第8図はベースフレームとサイドフレームの取付部
分をあらわし、同図(a)はその正面図、同図(b)はそれを
上方からみた横断面図、同図(c)は同図(a)の右側面図、
第9図は倒れ止めバーが取り外されて運搬具が折り畳ま
れる様子をあらわす斜視図、第10図はその折り畳みが
完了して複数段に積み重ねられた様子をあらわす斜視
図、第11図はサイドフレームの詳細をあらわし、同図
(a)はその正面図、同図(b)はその右側面図、同図(c)は
同図(a)の底面図、第12図は吊掛受具のみをあらわす
正面図、第13図は補助支柱が支柱に差し込まれている
様子をあらわす断面図、第14図は止め片をあらわす正
面図、第15図は倒れ止めバーをあらわし、同図(a)は
その正面図、同図(b)はその底面図、同図(c)は同図(a)
の右側面図、第16図は倒れ止めバーが差し込まれる様
子と倒れ止めバーが壁パネルの側面に当たっている様子
をあらわす斜視図、第17図は補助倒れ止め具が外側に
回転され垂下状態で待機している様子をあらわす正面
図、第18図は5P用パネルの他に短いパネルも収容さ
れる様子をあらわす平面図である。 A……ベースフレーム、B……サイドフレーム、6……
脚、17……ボルト(回転中心)、50,51,52…
…壁パネル(面状物体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状物体の収容空間となる直方体空間の底
    面を構成するベースフレームと、前記直方体空間の対向
    する側面を構成する2つのサイドフレームとを備え、同
    サイドフレームが前記ベースフレームから立ち上がるよ
    うに同ベースフレームに取付けられていて、それぞれの
    面を前記直方体空間の底面と対向2側面に直交させるよ
    うにして同直方体空間内に並列に離間して立てられた複
    数枚の面状物体が、互いの間に挿入されるようにして前
    記両サイドフレーム間に着脱自在に掛け渡され緩衝機能
    のあるパッドを側面に備えた倒れ止めバーによって支え
    られるようになっており、前記サイドフレームは、前記
    ベースフレームに対して、折り畳み可能に取付けられて
    いることを特徴とする面状物体運搬具。
  2. 【請求項2】ベースフレームの複数個所には、両サイド
    フレームが折り畳まれた運搬具が複数段積み重ねられる
    際に上下の運搬具のものと互いに嵌まり合って上下方向
    の1本の支柱となる脚が設けられている請求項1記載の
    面状物体運搬具。
JP63288211A 1988-11-15 1988-11-15 面状物体運搬具 Expired - Lifetime JPH0631093B2 (ja)

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