JPH08186658A - 情報ターミナル - Google Patents

情報ターミナル

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Publication number
JPH08186658A
JPH08186658A JP6327713A JP32771394A JPH08186658A JP H08186658 A JPH08186658 A JP H08186658A JP 6327713 A JP6327713 A JP 6327713A JP 32771394 A JP32771394 A JP 32771394A JP H08186658 A JPH08186658 A JP H08186658A
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JP
Japan
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signal
ringer
ringing tone
recording
cng
Prior art date
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Pending
Application number
JP6327713A
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English (en)
Inventor
Jun Kakizaki
純 柿崎
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画信号の送信か否かを問わず、着信した時点
で操作者が直ちに通話のための操作を行うことのできる
情報ターミナルを実現する。 【構成】 送信端末がダイヤルしリンガ信号が時刻t11
に自端末としての情報ターミナルに送られてくると、時
刻t12に回線が閉結される前のこの段階で通話の開始を
促すための着信表示が開始される。操作者が受話器をと
るとこの段階で通話が可能になる。受話器を取らなかっ
た場合には、時刻t12から時刻t13までにCNG信号が
検出されれば画信号の受信が開始される。CNG信号が
検出されなかった場合には通話のための呼び出し音の鳴
動が開始されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばファクシミリ装置
のように相手局から画像情報と通話情報を択一的に受信
することのできる情報ターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置の多くは電話機として
の機能と画像の送受信機能を有しており、受話器を取り
上げて相手側と通話を行うこともできれば、画像情報を
ファクシミリ信号として相手側に送ったり、ファクシミ
リ信号を相手側から受信してこれを記録することもでき
る。このようなファクシミリ装置等の情報ターミナルが
画像情報送受信専用のターミナルとして回線に接続され
ている場合には、受信するデータは他の情報ターミナル
からのファクシミリ信号等の画像情報に事実上限定され
る。したがって、着信があったら直ちにこれを画像情報
伝送用の信号として処理を行うことが可能である。
【0003】ところが、特に家庭用のファクシミリ装置
のように一般の電話機と兼用している場合には、通常の
電話機から通話情報が送られてくる場合もあるしファク
シミリ装置等の他の情報ターミナルから画像情報が伝送
されてくる場合もある。そこで情報ターミナルには、送
られてくる情報の種類を判別して自動的に切り替えを行
う自動切替モードが備えられている場合が多い。
【0004】従来のこのような情報ターミナルでは、相
手端末からリンガ信号が到来しても呼び出し音を鳴らさ
ず、このリンガ信号を一定回数検出した時点で自動的に
着信を行うようにしている。そして、送信側の端末が自
動ダイヤル時に送出する1100HzのCNG信号がこ
の相手端末から送られてくるかどうかを所定時間監視す
ることにしている。この所定時間内にCNG信号の検出
が行われた場合には、ファクシミリ等の画像情報が伝送
されるものとして情報ターミナルは画像情報の受信動作
に移行する。すなわち、相手端末が画像情報を送信して
きた場合には、呼び出し音が鳴ることなく画像情報の受
信が開始される。
【0005】一方、相手が電話をかけてきたような場合
には、CNG信号が送られてこないのでこの信号の検出
は行われない。したがって、前記した所定時間が経過し
た時点で情報ターミナルは呼び出し音を鳴動させる。操
作者がこれに気づいて受話器を取り上げることで通話が
可能になる。
【0006】図5は、従来のこのような情報ターミナル
の受信の様子を表わしたものである。同図(a)に示す
自動送信の場合には、時刻t1 に着信があり、これから
所定時間T1 が経過する時刻t2 までの間にCNG信号
が検出されると、この検出時点から画像情報の受信動作
が開始される。通信料金の方は時刻t1 を起算点として
計算が行われる。
【0007】同図(b)に示す電話の着信の場合には、
時刻t2 から情報ターミナル側で疑似的に作成した呼び
出し音が出力される。時刻t2 から時間T2 以内の時刻
3に操作者は受話器をとって音声応答を行うことがで
きる。受話器がとられず時間T2 が経過してしまった場
合には、情報ターミナル側がアンサー音を送信側に送出
して、受信側が不在であることを通知する。この場合に
も、時刻t1 から通信料金が計算されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の情報
ターミナルでは、着信した時刻t1 から時間T1 の間は
電話回線からのリンガ信号による呼び出し音の鳴動を行
わないようにしていた。着信を開始した時刻t1 から呼
び出し音を直ちに鳴動させるようにすると、操作者が電
話以外の場合にも受話器を取り上げてしまい、ファクシ
ミリ等の画像情報の自動切り替えを行うことができない
からである。しかしながら、この結果として相手側が通
話のために電話をかけてきたような場合に、操作者が電
話に応答するまでの時間が大きく遅延することになり、
相手を不必要に待たせてしまうという問題があった。ま
た、着信が行われて呼び出し音が出力されるまでの時間
も通話料金が計算されているので、経済的ではなかっ
た。
【0009】そこで本発明の目的は、画信号の送信か否
かを問わず、着信した時点で操作者が直ちに通話のため
の操作を行うことのできる情報ターミナルを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)画信号の受信時にその画像情報の記録を行う
記録手段と、(ロ)交換機側からリンガ信号が送られて
きたときこれを検出するリンガ信号検出手段と、(ハ)
このリンガ信号検出手段がリンガ信号を所定の複数回数
検出するまでリンガ信号が送られてきても呼び出し音を
出力しない状態とする呼び出し音出力制限手段と、
(ニ)リンガ信号が前記した所定の複数回数検出され呼
び出し音が出力される時点あるいは受話器が取り上げら
れた時点で回線を閉結する回線閉結手段と、(ホ)リン
ガ信号検出手段がリンガ信号を最初に検出した時点で着
信が行われた旨の表示を行う表示手段とを情報ターミナ
ルに具備させる。
【0011】すなわち請求項1記載の発明は、リンガ信
号が複数回数検出されるまで呼び出し音の出力も回線の
閉結も行わないようにした情報ターミナルに関するもの
で、最初のリンガ信号が検出された時点で表示手段に着
信が行われた旨の表示を行うことで、呼び出し音が出力
される前の段階で受話器を取り上げることができるよう
にし、通話についてはその場で直ちに開始できるように
した。
【0012】請求項2記載の発明では、(イ)画信号の
受信時にその画像情報の記録を行う記録手段と、(ロ)
交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
するリンガ信号検出手段と、(ハ)このリンガ信号検出
手段がリンガ信号を所定の複数回数検出するまでリンガ
信号が送られてきても呼び出し音を出力しない状態とす
る呼び出し音出力制限手段と、(ニ)リンガ信号が前記
した所定の複数回数検出され呼び出し音が出力される時
点あるいは受話器が取り上げられた時点で回線を閉結す
る回線閉結手段と、(ホ)リンガ信号検出手段がリンガ
信号を最初に検出した時点で着信が行われた旨の表示を
行う表示手段と、(ヘ)回線閉結手段が受話器の取り上
げによらず回線を閉結したとき所定の期間内に送信端末
側から自動的なダイヤリングが行われたことを示す所定
の周波数のCNG信号が送られてくるときこれを検出す
るCNG信号検出手段と、(ト)このCNG信号検出手
段がCNG信号の検出を行ったとき記録手段による画像
情報の記録に移行させる画信号受信記録手段とを情報タ
ーミナルに具備させる。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、請求項
1記載の発明にCNG信号検出手段と画信号受信記録手
段を付加し、回線閉結手段が受話器の取り上げによらず
回線を閉結したときにはCNG信号の検出動作を行い、
所定の期間内にCNG信号を検出した場合には、ファク
シミリ装置等から画信号が送られてきたものとして画像
情報の記録に自動的に移行させることにした。
【0014】請求項3記載の発明では、(イ)画信号の
受信時にその画像情報の記録を行う記録手段と、(ロ)
交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
するリンガ信号検出手段と、(ハ)このリンガ信号検出
手段がリンガ信号を所定の複数回数検出するまでリンガ
信号が送られてきても呼び出し音を出力しない状態とす
る呼び出し音出力制限手段と、(ニ)リンガ信号が前記
した所定の複数回数検出され呼び出し音が出力される時
点あるいは受話器が取り上げられた時点で回線を閉結す
る回線閉結手段と、(ホ)リンガ信号検出手段がリンガ
信号を最初に検出した時点で着信が行われた旨の表示を
行う表示手段と、(ヘ)回線閉結手段が受話器の取り上
げによらず回線を閉結したとき所定の期間内に送信端末
側から自動的なダイヤリングが行われたことを示す所定
の周波数のCNG信号が送られてくるときこれを検出す
るCNG信号検出手段と、(ト)このCNG信号検出手
段がCNG信号の検出を行ったとき記録手段による画像
情報の記録に移行させる画信号受信記録手段と、(チ)
CNG信号検出手段が前記した所定の期間内にCNG信
号の検出を行わなかったとき受話器が取り上げられるま
で呼び出し音を出力させる呼び出し音出力手段とを情報
ターミナルに具備させる。
【0015】すなわち請求項3記載の発明では、請求項
2記載の発明に呼び出し音出力手段を付加し、CNG信
号の検出が行われることなく所定の期間が経過したとき
には送信端末から画信号が送られてくるものではないと
判別して呼び出し音を出力させ、先の表示手段による表
示に加えて呼び出し音によって通話の開始のための操作
を促すようにした。
【0016】請求項4記載の発明では、(イ)画信号の
受信時にその画像情報の記録を行う記録手段と、(ロ)
交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
するリンガ信号検出手段と、(ハ)このリンガ信号検出
手段がリンガ信号を所定の複数回数検出するまでリンガ
信号が送られてきても呼び出し音を出力しない状態とす
る呼び出し音出力制限手段と、(ニ)リンガ信号が前記
した所定の複数回数検出され呼び出し音が出力される時
点あるいは受話器が取り上げられた時点で回線を閉結す
る回線閉結手段と、(ホ)リンガ信号検出手段がリンガ
信号を最初に検出した時点で着信が行われた旨の表示を
行う表示手段と、(ヘ)回線閉結手段が受話器の取り上
げによらず回線を閉結したとき所定の期間内に送信端末
側から自動的なダイヤリングが行われたことを示す所定
の周波数のCNG信号が送られてくるときこれを検出す
るCNG信号検出手段と、(ト)このCNG信号検出手
段がCNG信号の検出を行ったとき記録手段による画像
情報の記録に移行させる画信号受信記録手段と、(チ)
CNG信号検出手段が前記した所定の期間内にCNG信
号の検出を行わなかったときこれ以後の一定時間内に受
話器が取り上げられるまで呼び出し音を出力させる呼び
出し音出力手段と、(リ)この一定時間が経過したとき
送信端末側に通話ができない旨の音声メッセージを送出
する音声応答手段とを情報ターミナルに具備させる。
【0017】すなわち請求項4記載の発明では、請求項
3記載の発明に加えて音声応答手段を情報ターミナルに
付加させ、着信したものの操作者が不在である場合には
その旨の音声メッセージを送信端末に送出して通話作業
を終了させることにした。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載の発明における表示手段で文字と絵文字を使用
して視覚的に表示するようにした。これにより、電話が
かかってきたことを直観的に知ることができる。
【0019】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例における情報ター
ミナルの構成の概要を表わしたものである。この情報タ
ーミナルは、図示しない原稿の画像情報を電気信号に変
換するためのスキャナ11を備えている。スキャナ11
の読み取りによって得られた画信号12は符号化部13
に入力され所定の符号化が行われる。これは、読み取っ
た画像情報の相関を利用してデータ量を減少させるため
である。符号化された画信号14は、モデム(変復調装
置)15によって変調され、選択回路16を経て電話回
線17に送出され、電話回路網18を介して相手側の装
置に伝送されることになる。
【0021】相手端末から画信号が送られてくる場合に
は、モデム15によって復調された画信号21が復号化
部22に送られ、ここで元の画像情報に戻される。この
画像情報23がプリンタ24に送られて、図示しない記
録紙上に印字が行われることになる。
【0022】ところで、この情報ターミナルはトーン検
出部26と、リンガ検出部27とフック検出部28の各
検出部を備えている。トーン検出部26は電話回線17
から到来する特定周波数のトーン信号を検出する。相手
端末が1100Hz単一トーンのCNG信号を送出して
きた場合には、このトーン検出部26がこれを検出する
ことになる。情報ターミナル全体の制御を行う制御部3
1は、トーン検出部26に対して後に説明する所定のタ
イミングで検出を指示するようになっている。なお、制
御部31は図示しないがCPU(中央処理装置)、プロ
グラムを格納したROM、作業用メモリ等の回路素子で
構成されており、プログラムを実行することで情報ター
ミナルの各種制御を行うようになっている。なお、図1
で制御部31と接続された各ラインのうち実線は制御信
号の伝達される経路を示している。またこの図で破線は
音声信号やリンガ信号の伝達される経路を示している。
【0023】リンガ検出部27は、電話回線17から到
来するリンガ信号の検出を行う。フック検出部28は電
話機34の受話器(図示せず)のフック状態を検出す
る。前記した制御部31はトーン検出部26、モデム1
5、リンガ検出部27およびフック検出部28および操
作部35から得られる各情報に基づいて、スキャナ1
1、モデム15、選択回路16、プリンタ24、トーン
検出部26、疑似リングバックトーン発生部36および
疑似リンガ発生部37の制御を行う。
【0024】ここで、操作部35は液晶ディスプレイあ
るいはCRT等の表示デバイスを備えており、操作者に
対してこの情報ターミナルの動作状態を視覚的に表示す
るようになっている。また、疑似リングバックトーン発
生部36は疑似的なリングバックトーンとしての疑似リ
ングバックトーンを電話回線17に出力し、疑似リンガ
発生部37は電話回線17から到来するリンガ信号と同
等の疑似リンガ信号を発生するようになっている。な
お、電話機34はファクシミリ装置等に接続される一般
的な電話機である。トーン検出部26は、電話回線17
からの雑音や、疑似リングバックトーン発生部36から
出力される疑似リングバックトーンの回り込み等によっ
てトーン信号の誤検出が生じないよに、トーン信号の周
波数近傍の信号のみを通すフィルタを内蔵している。
【0025】このような構成の本実施例の情報ターミナ
ルは、待機状態で選択回路16を電話機34側に接続し
ている。この状態で制御部31はリンガ検出部27に対
してリンガ信号の検出を指示している。この情報ターミ
ナルに電話回線17からリンガ信号が送られてくると、
リンガ検出部27はこれを検出し制御部31に通知す
る。制御部31はこの通知を受けると操作部35に対し
て電話がかかってきたことの表示を指示することにな
る。
【0026】図2は、この指示による操作部の表示画面
の表示状態を示したものである。操作部35の表示画面
41には電話がかかってきた旨の表示が行われる。これ
は、相手端末からファクシミリ等の画信号が送られてき
たような場合にも表示される。しかしながら、他人から
折り返し電話がかかってくるような場合のように操作者
は時間帯や置かれている状況によって電話がかかってく
ることをある程度予見することができ、このような場合
には受話器をとることで、直ちに通話を行うことができ
る。また、ファクシミリ等の画信号の受信に比べて電話
で話すことが圧倒的に多いような場合には受話器をとる
ことで、直ちに通話を行うことができる確率が高い。
【0027】制御部31は、リンガ検出部27が最初に
リンガ信号の検出を行った後も、リンガ信号が所定の回
数連続して到来することを確認し、この後、選択回路1
6をモデム15側に切り替えて、トーン検出部26に対
してCNG信号の検出を指示する。これ以後は、送信端
末から送られてくる信号がモデム15およびトーン検出
部26に印加される。なお、リンガ信号が所定の回数連
続して検出されるまで回線の閉結を行わないことにした
のは、表示画面41による視覚的な表示をある程度継続
させるためである。
【0028】図3は、送信端末からファクシミリ等の画
信号が送信されてくる場合の画信号受信開始までの制御
の様子を表わしたものである。送信端末側が交換機に対
してダイヤル信号を送出すると(ステップS101)、
交換機は自端末に対してリンガを送出すると共に送信端
末に対してリングバックトーンを返送する(ステップS
102)。自端末はリンガ信号を検出して、図2に示し
たような着信表示を開始する。
【0029】リンガ信号は所定間隔で連続して送られて
くる(ステップS103、S104)。自端末はこの例
でリンガ信号を3回検出すると回線を閉結する(ステッ
プS106)。これ以後、自端末は送信端末に対して交
換機からリングバックトーンが送出されているかのよう
に擬似リングバックトーンを送信端末に対して送出する
(ステップS106)。自端末は送信端末から送られて
くるCNG信号を検出する状態となっており。ステップ
S107で送信端末からCNG信号が送られると、これ
を検出する。これにより、送信端末からファクシミリ等
の画信号が送信されてきたことが明らかになるので、自
端末は図2に示した着信表示を停止する。また、画信号
の受信を行うために、今まで送出していた擬似リングバ
ックトーン信号の送出を停止する。
【0030】この後、CED(被呼局識別信号)が自端
末から送出され、画信号の受信のための制御が開始され
る(ステップS108)。すなわち、次のステップS1
09でDIS(ディジタル識別)信号が送信端末に送出
され、送信端末からは通常の場合、ファクシミリの応答
信号としてのDCS(ディジタル命令)信号が送られて
くる(ステップS100)。そして、TCF(トレーニ
ッグチェック)信号が自端末に対して正常に受信された
ことが確認されると(ステップS111)、自端末から
CFR(受信準備確認)信号が送信端末に送出され(ス
テップS102)、これを基にして送信端末から画信号
が送られてくることになる(ステップS113)。この
とき、自端末としての情報ターミナルはプリンタ24に
対して記録動作を指示し、受信状態に移行する。
【0031】図4は、これに対して送信端末から電話が
かけられた場合の通話開始までの制御の様子を表わした
ものである。図3と同一制御の部分は同一のステップと
して表示し、この部分の説明を適宜省略する。
【0032】ステップS102でリンガ信号の検出が行
われた時刻t11から時間T11が経過した時刻t12に回線
が閉結される(ステップS105)。この後、自端末は
CNG信号の検出状態となる。この検出区間の長さを時
間T12とする。擬似リングバックトーン信号は、時刻t
12以後、自端末から繰り返し送出される(ステップS1
06、S207〜S209)。
【0033】図4に示した例では電話がかけられたの
で、時刻t12から時間T12が経過するまでCNG信号が
検出されない。そこで、自端末としての情報ターミナル
は画信号が送られてくるモードではないと判別し、時刻
13から疑似リンガ信号を電話器34に印加させて、呼
び出し音の鳴動を開始させる(ステップS209)。こ
の後も、操作者が受話器を取り上げるまで送信端末側に
は擬似リングバックトーン信号が送出され(ステップS
210)、自端末側では呼び出し音が鳴動する。時刻t
14に操作者が受話器を取り上げると(ステップS21
1)、呼び出し音の鳴動が停止し、送信端末との間で通
話が開始されることになる。
【0034】以上説明した実施例ではリンガ信号の検出
時に「受話器を取ってお話下さい。」という表示を視覚
的に行ったが、音声出力によって聴覚的に行ってもよい
し、これらを併用してもよい。また、図4では操作者が
呼び出し音に応答した場合を示したが、所定時間内に応
答しなかった場合には操作者が不在である旨のアンサー
音を送信端末に出力して通話のための制御を終了させる
ようにしてもよい。
【0035】なお、図4に示した例では呼び出し音が鳴
動した後に受話器を取り上げる場合を説明したが、着信
表示が開始してすぐに操作者が受話器を取り上げた場合
には、フック検出部28がこれを検出し、回線を閉結し
てステップS211における通話が開始されることにな
る。また、このときの送信端末がファクシミリ装置のよ
うな場合には、通常行われる通話から画信号の受信の切
り替え操作と同様の操作を行うことで画信号の受信に切
り替えることができるので、画信号の受信について問題
が生じるものではない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜請求項4
記載の発明によれば、リンガ信号が複数回数検出される
まで呼び出し音の出力も回線の閉結も行わないようにし
た情報ターミナルにおいて、最初のリンガ信号が検出さ
れた時点で表示手段に着信が行われた旨の表示を行うよ
うにしたので、呼び出し音が出力される前の段階で受話
器を取り上げることができ、通話についてはその場で直
ちに開始することができる。したがって、従来に比して
経済的な通話を実現することができる。また、呼び出し
音が出力されずに電話をとることができるので、電話が
かかってくる時刻がわかっているとき等には、呼び出し
音を気にすることなく通話を開始することができるとい
う利点もある。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、回線
閉結手段が受話器の取り上げによらず回線を閉結したと
きにはCNG信号の検出動作を行い、所定の期間内にC
NG信号を検出した場合には、ファクシミリ装置等から
画信号が送られてきたものとして画像情報の記録に自動
的に移行させることにしたので、ファクシミリ装置等か
ら画信号が送られてくるときには操作者が不在であって
も自動的にこれを受信することができる。
【0038】更に、請求項3記載の発明によれば、CN
G信号の検出が行われることなく所定の期間が経過した
ときには送信端末から画信号が送られてくるものではな
いと判別して呼び出し音を出力させ、先の表示手段によ
る表示に加えて呼び出し音によって通話の開始のための
操作を促すようにしたので、表示手段の表示に加えて通
話のための呼び出しが確実になる。
【0039】また、請求項4記載の発明によれば、着信
したものの操作者が不在である場合にはその旨の音声メ
ッセージを送信端末に送出することにしたので、不在時
の通話料金の無駄を削減することができる。
【0040】更に請求項5記載の発明では、表示手段で
文字と絵文字を使用して電話がかかったことを視覚的に
表示するようにした。これにより、電話がかかってきた
ときこれに直観的に反応することができ、応答時間を早
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報ターミナルの要
部の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の情報ターミナルの表示画面に表示さ
れる内容の一例を示す平面図である。
【図3】画信号が伝送されてくる場合の送信端末、交換
機および自端末としての情報ターミナルの制御の様子を
表わした説明図である。
【図4】電話がかけられた場合の送信端末、交換機およ
び自端末としての情報ターミナルの制御の様子を表わし
た説明図である。
【図5】従来提案された情報ターミナルの受信の様子を
表わしたタイミング図である。
【符号の説明】
16 選択回路 17 電話回線 18 電話回路網 26 トーン検出部 27 リンガ検出部 31 制御部 34 電話機 36 疑似リングバックトーン発生部 37 疑似リンガ発生部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画信号の受信時にその画像情報の記録を
    行う記録手段と、 交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
    するリンガ信号検出手段と、 このリンガ信号検出手段が前記リンガ信号を所定の複数
    回数検出するまで前記リンガ信号が送られてきても呼び
    出し音を出力しない状態とする呼び出し音出力制限手段
    と、 前記リンガ信号が前記所定の複数回数検出され呼び出し
    音が出力される時点あるいは受話器が取り上げられた時
    点で回線を閉結する回線閉結手段と、 前記リンガ信号検出手段が前記リンガ信号を最初に検出
    した時点で着信が行われた旨の表示を行う表示手段とを
    具備することを特徴とする情報ターミナル。
  2. 【請求項2】 画信号の受信時にその画像情報の記録を
    行う記録手段と、 交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
    するリンガ信号検出手段と、 このリンガ信号検出手段が前記リンガ信号を所定の複数
    回数検出するまで前記リンガ信号が送られてきても呼び
    出し音を出力しない状態とする呼び出し音出力制限手段
    と、 前記リンガ信号が前記所定の複数回数検出され呼び出し
    音が出力される時点あるいは受話器が取り上げられた時
    点で回線を閉結する回線閉結手段と、 前記リンガ信号検出手段が前記リンガ信号を最初に検出
    した時点で着信が行われた旨の表示を行う表示手段と、 前記回線閉結手段が受話器の取り上げによらず回線を閉
    結したとき所定の期間内に送信端末側から自動的なダイ
    ヤリングが行われたことを示す所定の周波数のCNG信
    号が送られてくるときこれを検出するCNG信号検出手
    段と、 このCNG信号検出手段がCNG信号の検出を行ったと
    き前記記録手段による画像情報の記録に移行させる画信
    号受信記録手段とを具備することを特徴とする情報ター
    ミナル。
  3. 【請求項3】 画信号の受信時にその画像情報の記録を
    行う記録手段と、 交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
    するリンガ信号検出手段と、 このリンガ信号検出手段が前記リンガ信号を所定の複数
    回数検出するまで前記リンガ信号が送られてきても呼び
    出し音を出力しない状態とする呼び出し音出力制限手段
    と、 前記リンガ信号が前記所定の複数回数検出され呼び出し
    音が出力される時点あるいは受話器が取り上げられた時
    点で回線を閉結する回線閉結手段と、 前記リンガ信号検出手段が前記リンガ信号を最初に検出
    した時点で着信が行われた旨の表示を行う表示手段と、 前記回線閉結手段が受話器の取り上げによらず回線を閉
    結したとき所定の期間内に送信端末側から自動的なダイ
    ヤリングが行われたことを示す所定の周波数のCNG信
    号が送られてくるときこれを検出するCNG信号検出手
    段と、 このCNG信号検出手段がCNG信号の検出を行ったと
    き前記記録手段による画像情報の記録に移行させる画信
    号受信記録手段と、 前記CNG信号検出手段が前記所定の期間内にCNG信
    号の検出を行わなかったとき受話器が取り上げられるま
    で呼び出し音を出力させる呼び出し音出力手段とを具備
    することを特徴とする情報ターミナル。
  4. 【請求項4】 画信号の受信時にその画像情報の記録を
    行う記録手段と、 交換機側からリンガ信号が送られてきたときこれを検出
    するリンガ信号検出手段と、 このリンガ信号検出手段が前記リンガ信号を所定の複数
    回数検出するまで前記リンガ信号が送られてきても呼び
    出し音を出力しない状態とする呼び出し音出力制限手段
    と、 前記リンガ信号が前記所定の複数回数検出され呼び出し
    音が出力される時点あるいは受話器が取り上げられた時
    点で回線を閉結する回線閉結手段と、 前記リンガ信号検出手段が前記リンガ信号を最初に検出
    した時点で着信が行われた旨の表示を行う表示手段と、 前記回線閉結手段が受話器の取り上げによらず回線を閉
    結したとき所定の期間内に送信端末側から自動的なダイ
    ヤリングが行われたことを示す所定の周波数のCNG信
    号が送られてくるときこれを検出するCNG信号検出手
    段と、 このCNG信号検出手段がCNG信号の検出を行ったと
    き前記記録手段による画像情報の記録に移行させる画信
    号受信記録手段と、 前記CNG信号検出手段が前記所定の期間内にCNG信
    号の検出を行わなかったときこれ以後の一定時間内に受
    話器が取り上げられるまで呼び出し音を出力させる呼び
    出し音出力手段と、 この一定時間が経過したとき前記送信端末側に通話がで
    きない旨の音声メッセージを送出する音声応答手段とを
    具備することを特徴とする情報ターミナル。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は文字と絵文字を使用して
    視覚的に表示することを特徴とする請求項1〜請求項4
    記載の情報ターミナル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10100234B2 (en) 2008-01-14 2018-10-16 Lg Chem, Ltd. Pressure-sensitive adhesive composition, protective film, polarizer and liquid crystal display comprising the same

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JPS62262557A (ja) * 1986-05-09 1987-11-14 Tamura Electric Works Ltd ボタン電話装置
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JPH0568118A (ja) * 1991-09-06 1993-03-19 Murata Mach Ltd 電話・フアクシミリ自動着信方法

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