JPH08185950A - フラットケーブルの筒状回転体への固定構造 - Google Patents

フラットケーブルの筒状回転体への固定構造

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JPH08185950A
JPH08185950A JP7000344A JP34495A JPH08185950A JP H08185950 A JPH08185950 A JP H08185950A JP 7000344 A JP7000344 A JP 7000344A JP 34495 A JP34495 A JP 34495A JP H08185950 A JPH08185950 A JP H08185950A
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flat cable
cover
groove
peripheral surface
rotating body
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JP7000344A
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Satoshi Ishikawa
聡 石川
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無接点電気信号伝達装置に使用するフラット
線の折曲部を筒状回転体の外周面に固定する簡単な構成
を提供して装置のコストを低減する。 【構成】 ロテータ1の外周面1aにフラット線2の収
容溝10とこの収容溝10を塞ぐカバー20とによって
フラット線2の折曲部3を固定するもので、収容溝10
はロテータ1の軸線1cに平行に形成し、収容溝10内
の軸線1cに平行な対向する側壁11,12には、それ
ぞれカバー20の係止手段13,14を設け、カバー2
0にはロテータ1の外周面1aと同じ曲率の外周面25
と収容溝10内の係止手段13,14に係合する被係止
手段23,24と、切欠21を設ける。フラット線2は
収容溝10内から切欠21を通じて外部に取り出され
る。この構成によりフラット線2の折曲部3が簡単、確
実に、且つ低コストでロテータ1に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフラットケーブルの筒状
回転体への固定構造に関し、特に、車両用操舵装置にお
けるハンドルのように、左右への回転数が有限回である
回転体と、このハンドルの回りに設けられた固定体との
間で、電気信号の受渡しを行うためのブラシレス電気信
号伝達装置に使用されるフラットケーブルの筒状回転体
への固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の電子制御化が進むにつ
れ、自動車の操舵装置におけるハンドル(ステアリング
・ホイール)にも電子制御のための各種スイッチやエア
バック等の電装品が設けられるようになっており、この
スイッチや電装品を電気配線によってステアリング・コ
ラム側に接続する必要がある。自動車のハンドルは複数
回左右に有限回だけ回転可能なように設定されているた
め、ハンドルの回転軸とステアリング・コラムとを電気
的に接続するためには、ハンドルの回転軸とステアリン
グ・コラムとの間にブラシを設けるか、あるいは、ハン
ドルの回転軸とステアリング・コラムとの間にハンドル
の回転に追従して動くことができる柔軟なケーブル、一
般には複数の導線を備えた可撓性のフレキシブル・フラ
ット・ケーブル(以後単にフラットケーブルという)を
設けなければならない。
【0003】しかしながら、ハンドルの回転軸とステア
リング・コラムとの間をブラシで電気的に接続する構成
は、ブラシが機械的に摺動する接点であるので信頼性の
上で問題がある。そこで、フラットケーブルを使用した
ブラシレスの電気信号伝達装置が提案されている。この
ブラシレス電気信号伝達装置では、フラットケーブルが
ハンドル軸に固定された回転部材(ロテータ)とステア
リング・コラム側に固定されたハウジングとの間に渦巻
き状態で、或いは、途中で折り返された反転渦巻き状態
で設けられており、ハンドル軸の回転に伴ってフラット
ケーブルがハウジングの中を移動するようになってい
る。
【0004】このようなブラシレス電気信号伝達装置で
は、ロテータとステアリング・コラム側に固定されたハ
ウジングとの間に巻かれた状態で収容されたフラットケ
ーブルは、ステアリング・ホイールに設けられた各種ス
イッチに接続するリード線、あるいは、ステアリング・
コラム側の回路に接続するリード線と接続する必要があ
る。このため、フラットケーブルはその一方の端部、或
いは両端部で90度に折り曲げられて、回転軸と平行な
方向に引き出される。
【0005】以上のようにフラットケーブルをその両端
部で90度折り曲げてブラシレス電気信号伝達装置から
引き出す構成は、例えば、特公平2−41150号公報
や特開平4−218286号公報に開示がある。
【0006】これら2つの公報にも開示があるが、従来
は、図6に示すように、フラットケーブル2を90度折
り曲げた折曲部3は、この折曲状態を固定するためにプ
ラスチック等の樹脂で作られた被覆部4によって覆われ
ていた。そして、この被覆部4がブラシレス電気信号伝
達装置の所定箇所に設けられた凹部に嵌め込まれてフラ
ットケーブルが装置の回転軸方向に取り出されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成された従来のブラシレス電気信号伝達装置に
示されるフラットケーブルの両端部に被覆部を作るため
には、フラットケーブルを90度折り曲げた状態でこれ
を射出型の中に置き、インサート成形を行う必要があ
り、工数がかかり、装置コストが高くなるという問題点
があった。
【0008】そこで、本発明は、自動車等のステアリン
グ部に取り付けられる電気信号伝達装置におけるフラッ
トケーブルの筒状回転体への固定において、フラットケ
ーブルの折曲部にインサート成形を施すことなく、しか
も工数をかけることなく、筒状回転体に簡単に固定する
ことができるフラットケーブルの筒状回転体への固定構
造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明のフラットケーブルの筒状回転体への固定構造
は、筒状の回転体の外周面にフラットケーブルが巻回さ
れ、このフラットケーブルの回転体側の端部は筒状の回
転体を貫通することなく直角に折り曲げられ、筒状の回
転体の軸線に平行な方向に取り出される場合のフラット
ケーブルの筒状回転体への固定構造であって、筒状回転
体の外周面に設けられたフラットケーブルの収容溝と、
このケーブルの収容溝を塞ぐカバーとから構成され、フ
ラットケーブルの収容溝は、筒状の回転体の軸線に平行
な方向に形成され、更に、この収容溝の筒状の回転体の
軸線に平行な方向の対向する側壁には、それぞれカバー
を係止するための係止手段が設けられて構成され、カバ
ーは、筒状回転体の外周面に延在する外周面を持つと共
に、フラットケーブルの収容溝に設けられた係止手段に
係合する被係止手段を備え、更に、このカバーの所定箇
所にはフラットケーブルを収容溝側に通すための切欠が
設けられて構成されることを特徴としている。
【0010】なお、フラットケーブルを収容溝側に通す
ためには、カバーに切欠を設ける他に、収容溝の側壁の
一方に、斜面が設けられていても良い。また、前記係止
手段は、前記収容溝の側壁の内周側に設けた係止溝と
し、前記被係止手段は、前記カバーの側部に形成され前
記係止溝に係合する係止爪としても良い。さらに、カバ
ーの内周面に収容溝内でのフラットケーブルの移動を防
止するための移動防止手段が設けられていても良い。
【0011】
【作用】本発明のフラットケーブルの筒状回転体への固
定構造によれば、フラットケーブルを筒状回転体に取り
付ける際に、フラットケーブルを直角に折り曲げてその
曲げた部分を筒状回転体の収容溝に嵌め込み、その上か
らカバーで覆うだけでフラットケーブルの端部が筒状回
転体の外周面に確実に固定できる。この結果、フラット
ケーブルの折曲部をモールド成形する必要がないので、
部品費用が安くなる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を用いて本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0013】図1(a)は本発明のフラットケーブルの
筒状回転体への固定構造の一実施例を示す組立斜視図で
ある。この実施例では、筒状回転体は、例えば、自動車
等のステアリング部に取り付けられるブラシレス電気信
号伝達装置において、フラットケーブルの一端が固定さ
れるロテータ1である。
【0014】ロテータ1は貫通穴1bを備えた中空の筒
状体であり、貫通穴1bは図示しないハンドル軸に取り
付けられる。このロテータ1の外周面1aにはフラット
ケーブル2が巻回されるようになっており、フラットケ
ーブル2は90度に折り曲げられた状態でロテータ1の
外周面1aに固定される。従って、ロテータ1の外周面
1aの一部にはこのフラットケーブル2の折曲部3を収
容するための収容溝10が設けられている。フラットケ
ーブルの収容溝10は、フラットケーブルの横幅wより
も広い幅Wを備えており、フラットケーブルの肉厚dの
2倍以上の深さDを持ってロテータ1の軸線1cに平行
な方向に、ロテータ1の外周面1aに同心状に形成され
ている。そして、この収容溝10のロテータの軸線1c
に平行な方向の対向する側壁11,12には係止手段を
構成する係止溝13,14が設けられている。
【0015】一方、ロテータ1の外周面1aに設けられ
たフラットケーブルの収容溝10を塞ぐカバー20は、
ロテータの外周面1aと同じ曲率を備えた外周面25を
持つと共に、フラットケーブルの収容溝10に設けられ
た係止溝13,14に係合する被係止手段を構成する係
止爪23,24を備えている。この実施例では、係止爪
24はカバー20の一端の全域に渡って設けられている
が、係止爪23はカバー20の他端の上側と下側にのみ
設けられている。この係止爪23,24の取付状態は図
1(b)に示される。そして、このカバー20の2つの
係止爪23の間の部分の端部には、フラットケーブル2
を収容溝10側に通すための切欠21が設けられてい
る。また、カバー20の内周面26には、収容溝10内
に収容されるフラットケーブル2の折曲部3の収容溝1
0内での移動を押さえるための移動防止手段として、複
数個の微小突起22が設けられている。なお、移動防止
手段としては、この微小突起22の代わりに突条であっ
ても良い。
【0016】図2(a)は図1(a)の収容溝10にフ
ラットケーブル2の折曲部3が収容され、その上からカ
バー20が取り付けられた状態のロテータ1の一部分を
拡大して示す平面図である。フラットケーブル2は収容
溝10内に90度折り曲げられた状態で収容され、その
上からカバー20が、係止爪23,24をそれぞれ係止
溝13,14に係合させた状態で取り付けられている。
カバー20は、収容溝10に取り付けられた状態でその
外周面25がロテータ1の外周面1aに一致するように
なっている。
【0017】フラットケーブル2はカバー20の切欠2
1を通じて収納溝10の内部から外部に取り出され、フ
ラットケーブル2の収容溝10内の折曲部3は、カバー
20の内周面26に突設された突起22によって収容溝
10内での移動が押さえられた状態で固定されている。
【0018】図2(b)は図2(a)に示すように収容
溝10にフラットケーブル2の折曲部3が収容されてそ
の上からカバー20を取り付けられた状態のロテータ1
の側面図である。フラットケーブル2は収容溝10内に
90度折り曲げられた状態で収容され、その上からカバ
ー20が、係止爪23,24をそれぞれ係止溝13,1
4に係合させた状態で取り付けられている。そして、フ
ラットケーブル2はカバー20の切欠21を通じて収納
溝10の内部から外部に取り出されている。
【0019】このように、以上説明した実施例では、フ
ラットケーブル2はロテータ1の貫通孔1b側に貫通す
ることなく直角に折り曲げられ、フラットケーブル2の
折曲部3にインサート成形を施すことなく、しかも工数
をかけることなく、フラットケーブル2の折曲部3をロ
テータ1に簡単にかつ確実に固定することができるの
で、部品費用が小さくなって、コストを抑えることがで
きる。
【0020】図3は図1のように構成された実施例のフ
ラットケーブルの筒状回転体への固定構造を採用したブ
ラシレス電気信号伝達装置50の一例の構成を示すもの
である。前述のフラットケーブルの筒状回転体への固定
構造は、ブラシレス電気信号伝達装置50のロテータ1
にフラットケーブル2を固定する部分に採用されてい
る。なお、この例では図1,図2で説明した部材と同じ
部材については同じ符号を付して説明する。
【0021】ブラシレス電気信号伝達装置50は図示し
ない自動車のハンドル軸に取り付けられてハンドル軸と
共に回転するロテータ1、ステアリング・コラム側に設
けられてこのロテータ1の外周面1aを挿通する穴41
を備えたアンダカバー53、ロテータ1の外周面1aの
外側に遊嵌されるエンドサポート52、エンドサポート
52の外側に取り付けられてアンダカバー53内に収容
されるフレキシブルケーブル2、およびアンダカバー5
3の上方部の開口を蓋するアッパカバー51とから構成
されている。
【0022】ブラシレス電気信号伝達装置50における
フラットケーブル2は、エンドサポート52を介してロ
テータ1の外周面1aの外側に巻かれた状態でアンダカ
バー53とアッパカバー51との間に形成される環状の
空間54内に収容されるものであり、その一端はロテー
タ1側に固定され、他端はアンダカバー53側に固定さ
れる。そして、フラットケーブル2のロテータ1側は9
0度に折り曲げられてロテータ1の外周面1aに形成さ
れたフラットケーブルの収容溝10に収容され、カバー
20によってロテータ1に固定される。
【0023】このように、前述の実施例のフラットケー
ブルの筒状回転体への固定構造は、ブラシレス電気信号
伝達装置50に有効に使用することができ、ブラシレス
電気信号伝達装置50の装置コストを低く抑えることに
寄与する。
【0024】図4は本発明のフラットケーブルの筒状回
転体への固定構造の別の実施例の構成を示す組立斜視図
である。この実施例においても、筒状回転体は前述の実
施例と同様に、自動車等のステアリング部に取り付けら
れるブラシレス電気信号伝達装置において、フラットケ
ーブルの一端が固定されるロテータ1である。
【0025】この実施例におけるロテータ1の収容溝1
0の構成およびカバー20の構成は、前述の実施例とほ
ぼ同じであるので、同じ構成部材には同じ符号を付して
その説明を省略し、構成上異なる部分についてのみ説明
する。
【0026】図4に示す実施例が図1,図2で説明した
実施例と異なる点は、収容溝10からのフラットケーブ
ル2の外部への取り出し方法だけである。すなわち、前
述の実施例では、収容溝10内に収容されたフラットケ
ーブル2は、カバー20の2つの係止爪23の間に設け
られた切欠21を通じて収納溝10の内部から外部に取
り出されている。
【0027】一方、この実施例では、フラットケーブル
2の収容溝10の、ロテータ1の軸線1cに平行な方向
の対向する側壁11の一部に、ロテータ1の外周面1a
から収容溝10側に傾斜する斜面15が設けられてい
る。この斜面15の傾きは、収容溝10にカバー20を
取り付けた時に、斜面15の収納溝10側の端部とカバ
ー20の内周面26との間にフラットケーブル2を収納
溝10に導くための開口が現れるような傾きとすれが良
い。そして、カバー20側には切欠を設ける必要はな
い。また、図示はしていないが、カバー20の内周面2
6に収容溝10内に収容されるフラットケーブル2の折
曲部3の収容溝10内での移動を押さえるための複数個
の微小突起22が設けられていることも同様である。
【0028】図5(a)は図4の収容溝10にフラット
ケーブル2の折曲部3が収容され、その上からカバー2
0が取り付けられた状態のロテータ1の一部分を拡大し
て示す平面図である。フラットケーブル2は収容溝10
内に90度折曲げられた状態で収容され、その上からカ
バー20が、係止爪23,24をそれぞれ係止溝13,
14に係合させた状態で取り付けられている。カバー2
0は、収容溝10に取り付けられた状態でその外周面2
5がロテータ1の外周面1aに一致するようになってい
る。フラットケーブル2はロテータ1の外周面1aに設
けられた斜面15を通じて収納溝10の内部から外部に
取り出され、フラットケーブル2の収容溝10内の折曲
部3は、カバー20の内周面26に突設された突起22
によって収容溝10内での移動が押さえられた状態で固
定されている。
【0029】図5(b)は図5(a)に示すように収容
溝10にフラットケーブル2の折曲部3が収容されてそ
の上からカバー20が取り付けられた状態のロテータ1
の側面図である。フラットケーブル2は収容溝10内に
90度折り曲げられた状態で収容され、その上からカバ
ー20が、係止爪23,24をそれぞれ係止溝13,1
4に係合させた状態で取り付けられている。そして、フ
ラットケーブル2はロテータ1の外周面1aの斜面15
を通じて収納溝10の内部から外部に取り出されてい
る。
【0030】この別の実施例でも、フラットケーブル2
の折曲部3にインサート成形を施すことなく、しかも工
数をかけることなく、フラットケーブル2の折曲部3を
ロテータ1に簡単にかつ確実に固定することができるの
で、部品費用が小さくなって、コストを抑えることがで
きる。
【0031】また、上述した係止手段13,14及びこ
の係止手段13,14と係合する被係止手段23,24
は、上述した実施例とは別の例として、前記収容溝10
及びカバー20に、係止突起(図示しない)あるいは係
止孔(図示しない)を相互に係止可能に設けておき、係
止突起を係止孔に係止することによって、ロテータ1に
形成されているフラットケーブル2の収容溝10にカバ
ー20を装着することができるように構成しても良い。
なお、この場合、フラットケーブル2の前記係止突起の
挿通部には、係止突起の挿通孔をあらかじめ設けておく
ことが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフラットケ
ーブルの筒状回転体への固定構造によれば、フラットケ
ーブルを筒状回転体を貫通させることなく90度折り曲
げ、その折曲部を筒状回転体に設けられた収容溝に挿入
してその上からカバーで塞げば、フラットケーブルが容
易に、しかも工数をかけることなく筒状回転体に確実に
取り付けることができるので、装置のコストを低く抑え
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のフラットケーブルの筒状回転
体への固定構造の一実施例を示す組立斜視図、(b)は
(a)におけるカバーを裏面側から見た斜視図である。
【図2】(a)は図1(a)の収容溝にフラットケーブ
ルの折曲げ部が収容され、その上からカバーが取り付け
られた状態のロテータの一部分を拡大して示す平面図、
(b)は(a)の状態のロテータの側面図である。
【図3】図1のフラットケーブルの筒状回転体への固定
構造を採用したブラシレス電気信号伝達装置の全体構成
を示す組立斜視図である。
【図4】本発明のフラットケーブルの筒状回転体への固
定構造の別の実施例を示す組立斜視図である。
【図5】(a)は図4の収容溝にフラットケーブルの折
曲部が収容され、その上からカバーが取り付けられた状
態のロテータの一部分を拡大して示す平面図、(b)は
(a)の状態のロテータの側面図である。
【図6】従来の電気信号伝達装置におけるフラットケー
ブルの折曲部の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ロテータ(筒状の回転体) 1a ロテータの外周面 1b 貫通穴 1c ロテータの軸線 2 フラットケーブル 3 折曲部 10 フラットケーブルの収容溝 11,12 側壁 13,14 係止溝(係止手段) 15 斜面 20 カバー 21 切欠 22 微小突起 23,24 係止爪(被係止手段) 25 カバーの外周面 26 カバーの内周面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】一方、この実施例では、フラットケーブル
2の収容溝10の、ロテータ1の軸線1cに平行な方向
の対向する側壁11の一部に、ロテータ1の外周面1a
から収容溝10側に傾斜する斜面15が設けられてい
る。この斜面15の傾きは、収容溝10にカバー20を
取り付けた時に、斜面15の収納溝10側の端部とカバ
ー20の内周面26との間にフラットケーブル2を収納
溝10に導くための開口が現れるような傾きとすれ
い。そして、カバー20側には切欠を設ける必要はな
い。また、図示はしていないが、カバー20の内周面2
6に収容溝10内に収容されるフラットケーブル2の折
曲部3の収容溝10内での移動を押さえるための複数個
の微小突起22が設けられていることも同様である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の回転体の外周面にフラットケーブ
    ルが巻回され、このフラットケーブルの回転体側の端部
    は前記筒状の回転体を貫通することなく直角に折り曲げ
    られ、前記筒状の回転体の軸線に平行な方向に取り出さ
    れる場合のフラットケーブルの筒状回転体への固定構造
    であって、 前記筒状回転体の外周面に設けられたフラットケーブル
    の収容溝と、このケーブルの収容溝を塞ぐカバーとから
    構成され、 前記フラットケーブルの収容溝は、前記筒状の回転体の
    軸線に平行な方向に形成され、更に、この収容溝の前記
    筒状の回転体の軸線に平行な方向の対向する側壁には、
    それぞれ前記カバーを係止するための係止手段が設けら
    れて構成され、 前記カバーは、前記筒状回転体の外周面に延在する外周
    面を持つと共に、前記フラットケーブルの収容溝に設け
    られた係止手段に係合する被係止手段を備え、更に、こ
    のカバーの所定箇所には前記フラットケーブルを前記収
    容溝側に通すための切欠が設けられて構成されることを
    特徴とするフラットケーブルの筒状回転体への固定構
    造。
  2. 【請求項2】 筒状の回転体の外周面にフラットケーブ
    ルが巻回され、このフラットケーブルの回転体側の端部
    は前記筒状の回転体を貫通することなく直角に折り曲げ
    られ、前記筒状の回転体の軸線に平行な方向に取り出さ
    れる場合のフラットケーブルの筒状回転体への固定構造
    であって、 前記筒状回転体の外周面に設けられたフラットケーブル
    の収容溝と、このケーブルの収容溝を塞ぐカバーとから
    構成され、 前記フラットケーブルの収容溝は、前記筒状の回転体の
    軸線に平行な方向に形成され、更に、この収容溝の前記
    筒状の回転体の軸線に平行な方向の対向する側壁には、
    それぞれ前記カバーを係止するための係止手段と、前記
    フラットケーブルを前記収容溝内に導くための斜面が設
    けられて構成され、 前記カバーは、前記筒状回転体の外周面に延在する外周
    面を持つと共に、前記フラットケーブルの収容溝に設け
    られた係止手段に係合する被係止手段を備えて構成され
    ることを特徴とするフラットケーブルの筒状回転体への
    固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のフラットケー
    ブルの筒状回転体への固定構造であって、前記係止手段
    が、前記収容溝の前記側壁の内周側に設けられた係止溝
    であり、また前記被係止手段が、前記カバーの側部に形
    成され前記係止溝に係合する係止爪であることを特徴と
    するもの。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のフラットケー
    ブルの筒状回転体への固定構造であって、前記カバーの
    内周面に前記収容溝内に収容されたフラットケーブルの
    収容溝内での移動を押えるための移動防止手段が設けら
    れていることを特徴とするもの。
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