JPH08185248A - 電源管理機構、電源管理方法、及び入出力装置用コントローラ - Google Patents

電源管理機構、電源管理方法、及び入出力装置用コントローラ

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JPH08185248A
JPH08185248A JP6311419A JP31141994A JPH08185248A JP H08185248 A JPH08185248 A JP H08185248A JP 6311419 A JP6311419 A JP 6311419A JP 31141994 A JP31141994 A JP 31141994A JP H08185248 A JPH08185248 A JP H08185248A
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JP6311419A
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Shigeru Yuzawa
茂 湯沢
Satoshi Karube
智 軽部
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International Business Machines Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パーソナル・コンピュータのスロットに装着さ
れたPCカードへの電力供給の安全を確保する。 【構成】情報処理装置の入出力バス10とデータ交換を
行なうためのインターフェース部において、交換するデ
ータの一部を一時保持するためのレジスタ部23と、入
出力装置に信号を送出するドライバ部25と、前記レジ
スタ部に書き込まれた内容に従って入出力装置と電源と
を結ぶ電力線の接続/切離し動作を行なう電源管理部3
0と、前記電力線上の過電流を検出する検出手段40を
含んでいる。前記レジスタ部は該検出結果を書き込むと
ともに、前記ドライバ部は該検出結果に応じて自己の出
力をオフにすることができる。PCカードへの電源供給
に異常を検出すると、PC本体側にも検出結果を通知で
きる。また、PCカードへの電源供給に異常を検出する
と、PCカードに信号を送出するためのドライバ部の出
力を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置本体とこ
れに装着された入出力装置との間での電力の供給状態を
管理するための電源管理機構、電源管理方法、及び入出
力装置用コントローラに係り、特にパーソナル・コンピ
ュータ(PC)のスロットに着脱可能に挿入されたPC
カードへの電力供給状態を管理するための電源管理機
構、電源管理方法、及び入出力装置用コントローラに関
する。更に詳しくは、本発明は、スロットに装着された
PCカードに電源を安全に供給するとともに、PCカー
ドの消費電力が異常(若しくは規格外の大消費量)の場
合であっても、PC本体側の電圧ダウンや回路の故障、
カード側のラッチ・アップ等を防止できる電源管理機
構、電源管理方法、及び入出力装置用コントローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】最近の技術革新によって、デスク・トッ
プ・タイプやラップ・トップ(若しくはノートブック)
・タイプのパーソナル・コンピュータ(PC)が普及し
てきた。
【0003】PCは、一般的には、小型若しくは携帯型
のため、出荷段階で標準装備されているハードウェア・
リソースには限りがある。そこで、ユーザは、PC本体
のポート/コネクタ類所望の入出力装置類を装着するこ
とによって、自分好みのシステムを構築するようになっ
ている。
【0004】いわゆるPCカードは、拡張可能なPCの
入出力装置類の代表例である。PCカードの物理的仕様
や電気的仕様は、PCMCIA(Personal Computer Me
moryCard International Association)やJEIDA
(Japan Electronic IndustryDevelopment Associatio
n:日本電子工業振興協会)が中心となって規格化を行
なっている。PCカードは、当初はメモリ・カード仕様
のみだったが、途中でI/Oカード仕様も規格に加わ
り、ファクシミリ・モデムやSCSI(Small Computer
System Interface)、ハード・ディスク、LANアダ
プタなど様々な種類のカードが市販されている。現在で
は、ほとんどのPCが、このようなPCカードを挿入す
るためのスロットを1つ又はそれ以上備えることによっ
て、ハードウェア・リソースの拡張性を確保している
(図10参照)。PCカードは、小型で交換容易である
という以外にも、PC本体の電源を投入したままで着脱
可能(いわゆる「活性挿抜」若しくは"Plug and Pla
y")という機能をサポートすることによって、その交換
性・拡張性を高めている。
【0005】図11には、PC本体と、PCMCIA/
JEIDAの仕様に準拠したPCカード60とを連絡す
るためのハードウェアの概観構成(従来例)100を示
してある。PCカード60は、機械的にはPCの拡張ス
ロット50に装着され、電気的にはPCMCIAコント
ローラ20を介してPC本体側の入出力バス10と連絡
している。ここで、入出力バス10とは、CPU(図示
しない)と各入出力装置の間でデータ交換を行なうため
の共通伝送路であり、例えばISA(ISAはIndustry
Standard Architectureの略)等のバス・アーキテクチ
ャに準拠している。
【0006】PCMCIAコントローラ20は、PC本
体とPCカード60との接続を可能にするためのコント
ローラ・チップである。データの流通という観点からみ
れば、PCMCIAコントローラ20は、PC本体側の
入出力バス10とはインターフェース部21を介して連
絡しており、また、PCカード60側とはドライバ部2
5及びレシーバ部26を介して連絡している。インター
フェース部21は、入出力バス10のアドレス信号、デ
ータ信号、コントロール信号と結ばれており(一般的に
は、アドレス信号はPC本体側からの一方向通信で、デ
ータ信号とコントロール信号は双方向通信である)、P
C本体とPCカード60との間の動作のタイミングを合
わせたり、データの表現形式を変換するようになってい
る。ドライバ部25は、コントロール信号が示す制御内
容に従ってPCカード60を駆動するための回路であ
り、インターフェース部21からアドレス信号、往路の
データ信号、コントロール信号を受け取って、PCカー
ド60側に送出している。ドライバ部25を、PCカー
ド60側に電流信号を送り出すための出力バッファのよ
うに模式化して把えることもできる。レシーバ部26
は、逆にPCカード60側からデータを受け取ってイン
ターフェース部21に渡すための回路であり、帰路のデ
ータ信号を中継している。レジスタ部23は、特定のデ
ータを一時的に格納するための回路であり、インターフ
ェース部21からアドレス信号やデータ信号の一部を入
力している。レジスタ部23は、PC本体側のコンフィ
ギュレーション用ソフトウェアが指定する値を書き込む
ためのアドレスやPCカード60の装着状況を書き込む
ためのアドレスの他、PCカード60への電力供給の有
無に関する指示(VCCビットとVPPビット)を書き込む
ためのアドレスを含んでいる(後述)。PC本体側は、
I/Oリード・サイクルでレジスタ部23の各アドレス
にアクセスすることができる。
【0007】PCMCIA/JEIDAの標準仕様によ
れば、PC本体側は、PCカード60に対してVCCとV
PPという電圧レベルが相違する2系統の電力線35,3
6を提供するように定められている。一般的には、電力
線35はPCカード60が通常のオペレーションに用い
るための基準電圧VCC(3.3V又は5V)を与えるた
めのものであり、また、電力線36は比較的高い電圧
(又はVCCの補助電力)を要するオプション的なアップ
グレード・オペレーションなどに用いるための電圧VPP
を与えるためのものである(例えば、フラッシュROM
などの不揮発性メモリを持つPCカードの場合、電源電
圧VPPは、不揮発性メモリの消去・書き込み動作のため
に用いられる)。PCカード60は、その仕様によっ
て、VCCのみを利用するものと、VCCとVPPの両方を用
いるものとがある。そして、PCMCIAコントローラ
20は、PC本体とPCカード60との間のデータ交換
を制御する以外にも、PC本体からPCカード60への
電力の供給も制御するようになっている。より具体的に
は、PCMCIAコントローラ20内の電源管理部(Po
wer Enabler)24と電源コントローラ(Power Control
ler)30が協働的に担っている。電源管理部24は、
レジスタ部23内のVCCビットとVPPビットを参照し
て、各ビットの設定又は解除に応じて各電力線35,3
6の接続/切離を指示するための制御信号VCC_En,V
PP_Enをイネーブル(Enable)し又はディスエーブル(d
isable)するようになっている。そして、電源コントロ
ーラ30内では、VCC_En,VPP_Enの出力に応じて各ス
イッチ31,32を開閉制御して、各電源電圧VCC、V
PPの供給/遮断を行なうようになっている。スイッチ3
1,32には、例えばPチャネル型MOS FET、あ
るいはバイポーラ・トランジスタを用いればよい。な
お、PCMCIAコントローラ20自体は、VCCやVPP
とは異なるシステム電源電圧VDDによって駆動されてい
る。
【0008】ところで、PCカード(特にPCMCIA
/JEIDAが標準化したPCカード)は、PC本体に
頻繁に装脱着されることを前提としており、現在既に多
数のメーカによりいろいろな種類のPCカードが市販さ
れている。ところが、PCカードに関する現在の標準仕
様では、PCカードの消費電力についてはほとんど全く
規定されていない。このため、PC本体側が用意してい
るPCカード用電源回路の供給能力を上回る大消費電力
のPCカードが存在し、且つ、このようなPCカードが
期せずしてスロット50に装着される場合がある。ま
た、PCカード内部の回路の異常により、電源がGND
にショートしている場合もある。さらには、PCカード
は、本来メモリ・カード仕様のみだったが、現在ではI
/Oカード仕様も規格に加わったため、ハード・ディス
ク・カード(いわゆるTypeIII)のように大消費電
力(異常でも規格外でもない)のカードが同じスロット
にいきなり装着される場合もある。このように装着され
たPCカードの消費電力が予期しない程大きい場合、P
C本体側のPCカード用電源回路を破壊したり、ひいて
はPC本体の電源回路やメモリの内容を破壊してデータ
を紛失してしまいかねない。
【0009】要するに、PCカードは、消費電力に関し
ては規定がなく、しかも内部の状態が一見して判断でき
ない訳である。にも拘らず、Plug and Playの構想によ
り活性挿抜される機会が多いので、PCカードに対する
電源保護対策は極めて重要といえる。
【0010】従来、PCカードへの電源を安全に供給す
るために、各電力線上には過電流保護用の回路が組み込
まれていた。図11の各電力線35,36上に直列的に
挿入されているヒューズ33,34がこれに該当する。
しかしながら、ヒューズによる過電流保護には以下のよ
うな問題点がある。
【0011】(1) PCMCIA用電源コントローラ30
に用いられるヒューズ33,34は、一般的には、基板
上に半田結合などによりアセンブルされるチップ型のも
のであり、切断しても交換(リプレース)が容易ではな
い。当然、一度ヒューズが切れてしまうと、該スロット
に正常なPCカードを入れても動作しない。
【0012】(2) ヒューズは一般的には応答速度が遅い
素子であり、切断までの一瞬にPCカードに過大な電流
が流れてしまう。このため、大電流がPCカード側に奪
われてPC本体側の電源電圧が低下してしまい、PC本
体の動作停止やメイン・メモリの内容破壊等を引き起こ
す可能性がある。
【0013】(3) PCカードが原因でヒューズが切断し
たがためにPCカードが動作しない場合であっても、P
CMCIA/JEIDAの規格上では、ユーザやPC本
体側にその原因を通知するようなインターフェースは用
意されていない。ユーザは異常を知り得ないから、異常
のあるPCカードを同一PCの他のスロットあるいは他
のPCのスロットに次々と挿入して動作確認を試みるこ
とが往々にしてある。Plug and Playを目的に掲げ、装
脱着を容易にしたPCカードならばなおさらである。し
たがって、動作確認の繰り返しによって、次々と他のP
Cカード・スロットのヒューズを切断し続けてしまう危
険も多い。また、PCカード側に電源が供給されていな
い状態でもPCMCIAコントローラのドライバ部はオ
ン状態のままであり、異常を知り得ないPC本体側はP
Cカードにアクセスを試みることになる。ところが、ト
ランジスタ等の回路素子は、駆動電圧の供給によって初
めて入力信号を適切にスイッチング動作できるが、駆動
電圧のない状態では動作しないので素子内又は素子間を
予期せぬ方向に電流が流れる可能性がある。この結果、
信号によっては大電流をシンク(sink)することもあ
り、ラッチ・アップ(Latch up)によりPCカードの内
部回路を破壊してしまう可能性もある。また、VCC側の
みヒューズが切断した場合、VPPのみによってPCカー
ドを駆動しようとすることになる。本来オプション的で
しかない電源電圧VPPのみの印加は、スペックに反する
とともにPCカードにとっては危険な状態である。
【0014】なお、PCカードの内臓ROMにカード属
性情報(CIS)の一部としてPCカードの消費電流の
情報を書き込んでおき、PC本体側から見えるようにす
る、という手法もある。しかしながら、該ROMを読み
出すためにはPCカードに一旦は電源電圧を投入しなけ
ればならず、完全なプロテクションにはならない。
【0015】以上を総括すれば、PCカードに電源異常
が存在する場合には、PC本体側がダメージを受ける前
に電源供給を停止するとともに、異常があるという情報
をPC本体のシステムに伝達できるようにすることが望
まれている訳である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、情報
処理装置本体とこれに装着された入出力装置との間での
電力の供給状態を管理するための電源管理機構、電源管
理方法、及び入出力装置用コントローラ優れたを提供す
ることにある。
【0017】本発明の更なる目的は、パーソナル・コン
ピュータ(PC)のスロットに装着されたPCカードへ
の電力供給状態を管理するための電源管理機構、電源管
理方法、及び入出力装置用コントローラを提供すること
にある。
【0018】本発明の更なる目的は、スロットに装着さ
れたPCカードに電源を安全に供給するとともに、PC
カードの消費電力が異常(若しくは規格外の大消費量)
の場合であっても、PC本体側の電圧ダウンや回路の故
障、カード側のラッチ・アップ等を防止できる電源管理
機構、電源管理方法、及び入出力装置用コントローラを
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、情報処理装置から着脱可能な入出力装置への電源の
供給を管理するための電源管理機構において、第1の電
圧レベルで電源を供給する第1の電力線と、第2の電圧
レベルで電源を供給する第2の電力線と、前記第1の電
力線上の過電流を検出する第1の検出器と、前記第2の
電力線上の過電流を検出する第2の検出器と、前記第1
及び第2の検出器の出力の論理和をとる論理和手段と、
前記論理和手段の出力に応じて前記第1の電力線の接続
/切離しを行なう第1のスイッチと、前記論理和手段の
出力に応じて前記第2の電力線の接続/切離しを行なう
第2のスイッチと、を含むことを特徴とする電源管理機
構である。
【0020】また、本発明の第2の側面は、情報処理装
置から着脱可能な入出力装置への電源の供給を管理する
ための電源管理機構において、第1の電圧レベルで電源
を供給する第1の電力線と、第2の電圧レベルで電源を
供給する第2の電力線と、前記第1の電力線上の過電流
を検出する第1の検出器と、前記第2の電力線上の過電
流を検出する第2の検出器と、前記第1及び第2の検出
器の出力の論理和をとる論理和手段と、前記論理和手段
の出力に応じて前記第1の電力線の接続/切離しを行な
う第1のスイッチと、前記論理和手段の出力に応じて前
記第2の電力線の接続/切離しを行なう第2のスイッチ
と、を含み、さらに前記論理手段は該出力を前記情報処
理装置にも通知することを特徴とする電源管理機構であ
る。
【0021】また、本発明の第3の側面は、情報処理装
置から着脱可能な入出力装置への電源の供給を管理する
ための電源管理機構において、第1の電圧レベルで電源
を供給する第1の電力線と、第2の電圧レベルで電源を
供給する第2の電力線と、前記第1の電力線に過電流が
流れると切断する第1のヒューズと、前記第2の電力線
に過電流が流れると切断する第2のヒューズと、前記第
1のヒューズの切断によってオン状態になる第1の検出
線と、前記第2のヒューズの切断によってオン状態にな
る第2の検出線と、前記第1又は第2の検出線のうち少
なくとも一方がオン状態になると前記情報処理装置に通
知を送る通知線とを含むことを特徴とする電源管理機構
である。
【0022】また、本発明の第4の側面は、情報処理装
置と着脱可能な入出力装置とを連絡するための入出力装
置用コントローラにおいて、前記情報処理装置内の入出
力バスとデータ交換を行なうためのインターフェース部
と、交換するデータの一部を一時保持するためのレジス
タ部と、前記入出力装置に信号を送出するドライバ部
と、前記レジスタ部に書き込まれた内容に従って入出力
装置と電源とを結ぶ電力線の接続/切離し動作を行なう
電源管理部と、前記電力線上の過電流を検出する検出手
段を含み、さらに、前記ドライバ部は該検出結果に応じ
て去勢されることを特徴とする入出力装置用コントロー
ラである。
【0023】また、本発明の第5の側面は、情報処理装
置と着脱可能な入出力装置とを連絡するための入出力装
置用コントローラにおいて、前記情報処理装置内の入出
力バスとデータ交換を行なうためのインターフェース部
と、交換するデータの一部を一時保持するためのレジス
タ部と、前記入出力装置に信号を送出するドライバ部
と、前記レジスタ部に書き込まれた内容に従って入出力
装置と電源とを結ぶ電力線の接続/切離し動作を行なう
電源管理部と、前記電力線上の過電流を検出する検出手
段を含み、さらに、前記レジスタ部は該検出結果を書き
込むフィールドを有するとともに、前記ドライバ部は該
検出結果に応じて去勢されることを特徴とする入出力装
置用コントローラである。
【0024】また、本発明の第6の側面は、情報処理装
置から着脱可能な入出力装置への電源供給を管理するた
めの電源管理方法において、該電源供給の異常の有無を
検出する段階と、該異常の検出に応じて前記入出力装置
への信号の送出を停止する段階とを含むことを特徴とす
る電源管理方法である。
【0025】また、本発明の第7の側面は、情報処理装
置から着脱可能な入出力装置への電源供給を管理するた
めの電源管理方法において、該電源供給の異常の有無を
検出する段階と、該異常の検出に応じて電源供給を停止
する段階と、該異常の検出に応じて前記入出力装置への
信号の送出を停止する段階と、該異常の検出を前記情報
処理装置に通知する段階とを含むことを特徴とする電源
管理方法である。
【0026】また、本発明の第8の側面は、情報処理装
置から着脱可能な入出力装置への電源供給を管理するた
めの電源管理方法において、前記入出力装置の前記情報
処理装置への装着に応答して電源供給を開始する段階
と、該電源供給の異常の有無を検出する段階と、該異常
の検出に応じて電源供給を停止する段階と、該異常の検
出に応じて前記入出力装置への信号の送出を停止する段
階と、該異常の検出を前記情報処理装置に通知する段階
と、少なくとも前記入出力装置が装着されている間は前
記入出力装置への電源供給の停止状態を保つ段階と、を
含むことを特徴とする電源管理方法である。
【0027】また、本発明の第9の側面は、情報処理装
置から着脱可能な入出力装置への電源の供給を管理する
ための電源管理機構において、第1の電圧レベルで電源
を供給する第1の電力線と、第2の電圧レベルで電源を
供給する第2の電力線と、前記第1の電力線上の過電流
を検出する第1の検出器と、前記第2の電力線上の過電
流を検出する第2の検出器と、前記第1及び第2の検出
器の出力の論理和をとる論理和手段と、前記第1の電力
線の接続/切離しを行なう第1のスイッチと、前記情報
処理装置からの指示によって前記第1のスイッチを付勢
するとともに前記論理和手段の出力に応じて前記第1の
スイッチを去勢し且つ前記情報処理装置から指示がある
までは去勢状態を保持する第1のオン/オフ制御手段
と、前記第2の電力線の接続/切離しを行なう第2のス
イッチと、前記情報処理装置からの指示によって前記第
2のスイッチを付勢するとともに前記論理和手段の出力
に応じて前記第2のスイッチを去勢し且つ前記情報処理
装置から指示があるまでは去勢状態を保持する第2のオ
ン/オフ制御手段と、を含むことを特徴とする電源管理
機構である。
【0028】また、本発明の第10の側面は、情報処理
装置から着脱可能な入出力装置への電源の供給を管理す
るための電源管理機構において、第1の電圧レベルで電
源を供給する第1の電力線と、第2の電圧レベルで電源
を供給する第2の電力線と、前記第1の電力線上の過電
流を検出する第1の検出器と、前記第2の電力線上の過
電流を検出する第2の検出器と、前記第1及び第2の検
出器の出力の論理和をとる論理和手段と、前記第1の電
力線の接続/切離しを行なう第1のスイッチと、前記情
報処理装置からの指示によって前記第1のスイッチを付
勢するとともに前記論理和手段の出力に応じて前記第1
のスイッチを去勢し且つ前記情報処理装置から指示があ
るまでは去勢状態を保持する第1のオン/オフ制御手段
と、前記第2の電力線の接続/切離しを行なう第2のス
イッチと、前記情報処理装置からの指示によって前記第
2のスイッチを付勢するとともに前記論理和手段の出力
に応じて前記第2のスイッチを去勢し且つ前記情報処理
装置から指示があるまでは去勢状態を保持する第2のオ
ン/オフ制御手段と、を含み、さらに前記論理手段は該
出力を前記情報処理装置にも通知することを特徴とする
電源管理機構。
【0029】また、本発明の第11の側面は、情報処理
装置と着脱可能な入出力装置とを連絡するための入出力
装置用コントローラにおいて、前記情報処理装置内の入
出力バスとデータ交換を行なうためのインターフェース
部と、交換するデータの一部を一時保持するためのレジ
スタ部と、前記入出力装置に信号を送出するドライバ部
と、前記レジスタ部に書き込まれた内容に従って入出力
装置と電源とを結ぶ電力線の接続/切離し動作を行なう
電源管理部と、前記電力線上の過電流を検出する検出手
段と、前記情報処理装置からの指示があるまでは該検出
結果を保持する保持手段を含み、さらに、前記ドライバ
部は前記保持手段の出力に応じて去勢されることを特徴
とする入出力装置用コントローラである。
【0030】また、本発明の第12の側面は、情報処理
装置と着脱可能な入出力装置とを連絡するための入出力
装置用コントローラにおいて、前記情報処理装置内の入
出力バスとデータ交換を行なうためのインターフェース
部と、交換するデータの一部を一時保持するためのレジ
スタ部と、前記入出力装置に信号を送出するドライバ部
と、前記レジスタ部に書き込まれた内容に従って入出力
装置と電源とを結ぶ電力線の接続/切離し動作を行なう
電源管理部と、前記電力線上の過電流を検出する検出手
段と、前記情報処理装置からの指示があるまでは該検出
結果を保持する保持手段を含み、さらに、前記レジスタ
部は該検出結果を書き込むフィールドを有するととも
に、前記ドライバ部は前記保持手段の出力に応じて去勢
されることを特徴とする入出力装置用コントローラであ
る。
【0031】しかして、本発明の第1、第2、第9及び
第10の側面によれば、各電力線上に過電流を検出する
ための回路(例えば電流を電圧に変換するための抵抗体
と電圧レベルを検出するためのアンプとの組合せ)を設
け、該検出回路の出力に基づいて電力線の接続/切離し
を行なうようにしたので、電源異常(大消費電力または
内部回路のGNDへの短絡等)のあるPCカードを装着
するや否や電源供給を瞬時にシャット・ダウンでき、P
C本体のシステム・ダウンやメイン・メモリの内容破壊
等を防ぐことができる。また、電力線の切離しにヒュー
ズを用いないので、その後素子を交換・修復する必要が
全くない。ユーザが動作確認のためPCカードを他のス
ロットに次々と装着していっても、同様の被害が繰り返
されることもない。
【0032】また、本発明の第3の側面によれば、PC
カードへの電力線の遮断にヒューズを用いてはいるが、
ヒューズの切断をPC本体側に通知できるので、故障に
よるダメージを最小限に食い止めることができる。
【0033】また、本発明の第1、第2、第3、第9及
び第10の側面によれば、VCCとVPPというPCMCI
Aで定められた2系統の電力線のうち基本電圧であるV
CCの方だけが遮断された場合であっても、VPP側の電力
線も遮断することができる、PCカードの不如意な破壊
を回避できる。
【0034】また、本発明の第2、第3、第5、第7、
第8、第10及び第12の側面によれば、PCカードへ
の電源供給に異常を検出すると、PC本体側にも検出結
果を通知できる。したがって、GUI(Graphical User
Interface)などを通じてユーザにも知らせることがで
きるので、無用の確認作業を行なわずに済む。
【0035】また、本発明の第4、第5、第6、第7、
第8、第11及び第12の側面によれば、PCカードへ
の電源供給に異常を検出すると、PCカードに信号(ア
ドレス、データ、コントロール信号など)を送出するた
めのドライバ部の出力を停止させるようにしたので、ラ
ッチ・アップ等によるPCカードの内部回路の破壊を未
然に防止することができる。
【0036】また、本発明の第8、第9、第10、第1
1及び第12の側面によれば、電源異常のあるPCカー
ドがカード・スロットに装着されている間は電力線の遮
断、及び/又はPCカードへのバス信号の出力停止状態
を保つことができる。したがって、異常のあるPCカー
ドがスロットに装着されたままであっても、電力線が電
源との接続と遮断を繰り返すことに伴う供給電流のリン
ギング現象を防止することができる。
【0037】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0038】
【実施例】本発明の実施例を以下のように項分けして説
明することにする。 A.第1の実施例のハードウェア構成 B.第2の実施例のハードウェア構成 C.本発明をインプリメントしたPCのシステム構成 D.本発明をインプリメントしたPCのオペレーション
【0039】A.第1の実施例のハードウェア構成 図1は、本発明の第1の実施例に係るPCMCIA P
Cカード用スロット部近傍100のハードウェア構成を
概略的に示している。同図中、図11と略同一の構成要
素については同一の参照番号を付しており、また、説明
に不要な箇所は便宜上捨象している。第1の実施例は、
図11に示す従来例とは3つの相違点を有する。以下、
これらについて詳解する。
【0040】第1の実施例と図11に示す従来例との相
違の第1点は、各電力線35,36上のヒューズ33,
34が取り除かれた代わりに過電流検出器(Over Curre
nt Detector)40が設けられた点である。過電流検出
器40は各電力線35,36に過電流が流れたことを検
出するためのものである。
【0041】図1に示すように、電力線35上には電流
を電圧に変換するための抵抗体41が直列的に挿入さ
れ、且つ該抵抗体41の両端は差動アンプ43の非反転
側及び反転側の各端子に入力している。差動アンプ43
は、検出すべき過電流値に対応する電圧レベルにしきい
値が設定されており、電力線35上に過電流が流れるこ
とによって付勢されるようになっている。同様に、電力
線36上には抵抗体42が直列接続され、該抵抗体42
の両端の電位差を差動アンプ44で検出するようになっ
ている。過電流検出器40は、アナログ素子で構成され
ているので、応答が速く、電源異常あるいは大消費電力
のPCカードがスロット50に装着されるや否や各電力
線35,36を電源VCC,VPPから遮断させることがで
きる。
【0042】第1の実施例と従来例との相違の第2点
は、上述した2つの過電流検出器40による検出結果を
電源コントローラ30にフィードバックしている点であ
る。
【0043】図1に示すように、差動アンプ43,44
の出力はともにORゲート39に入力している。ORゲ
ート39は、両入力の論理和を出力する素子であり、電
力線35,36の少なくとも一方で過電流が検出された
ることに応答して該出力OVS(Over Curreny Signa
l)が付勢されるようになっている。ORゲート39の
出力OVSは、スイッチ・オン/オフ制御部37,38
のそれぞれに入力されている。スイッチ・オン/オフ制
御部37は、ORゲート39の出力信号OCSの他に、
PCMCIAコントローラ20内の電源管理部24から
制御信号VCC_Enを入力しており、OCSのロー・レベ
ル(すなわち過電流未検出状態)とVCC_Enのハイ・レ
ベル(すなわち電力線35のイネーブル状態)の論理積
をスイッチ31のゲートに入れている。また、スイッチ
・オン/オフ制御部38は、ORゲート39の出力信号
OCSの他に、PCMCIAコントローラ20内の電源
管理部24から制御信号VPP_Enを入力しており、OC
Sのロー・レベル(すなわち過電流未検出状態)とVPP
_Enのハイ・レベル(すなわち電力線36のイネーブル
状態)の論理積をスイッチ32のゲートに入れている。
スイッチ31,32は、Pチャネル型MOS FETス
イッチであり、各オン/オフ制御部37,38の出力が
ハイ状態、すなわち電力線35,36がイネーブル状態
で且つ過電流未検出の間は電力線35,36を電源
CC,VPPに接続し、過電流が検出されたのに応答して
遮断するようになっている。電力線35,36の遮断
は、ヒューズのように素子の破壊によらず、トランジス
タ素子31,32の通常の動作によって実現されるの
で、[従来の技術]の項で述べたようなヒューズ等の素
子の交換作業の必要は全くない。当然、正常なPCカー
ドを挿入すれば、通常通り動作する。
【0044】上述では、説明の簡略化のため、スイッチ
・オン/オフ制御部37,38をANDゲートのような
単なる組合わせ回路として表現したが、実際には、内部
状態をラッチできる順序回路であるのが好ましい。より
具体的には、過電流を一旦検出すると、少なくとも別の
PCカードが挿入されるなどしてリセットされるまでは
各スイッチ31,32のオフ状態を維持できることが好
ましいのである。なぜならば、スイッチ31,32を遮
断すれば過電流が検出されなくなるので、ラッチできな
ければスイッチ31,32の開閉動作を際限なく繰り返
すことになり、この結果、各電力線35,36上には図
2に示すようなリンギング電流(すなわち差動アンプ4
3,44のしきい値を振幅の中心とした三角波状の電
流)が流れてしまうからである(リンギング電流は、P
Cカード60やスロット50の加熱破壊を引き起した
り、また、PC本体にとっては電力の浪費でしかな
い)。図3には、過電流の検出結果をラッチできる電源
コントローラ30の内部構成をより詳細に示してある。
同図において、オン/オフ制御部37はNANDゲート
37AとSRラッチ37Bとパルス発生器37Cとから
なり、また、オン/オフ制御部38はNANDゲート3
8AとSRラッチ38Bとパルス発生器38Cとからな
る。37と38の構成及び動作は略同一なので、以下3
7についてのみ説明する。電源管理部24からの信号V
CC_Enは、NANDゲート37Aに直接入力されている
とともに、パルス発生器37Cを介してSRラッチのS
端子に入力されている。SRラッチ37Bの出力Qは、
NANDゲート37Aの他方の端子に入力されている。
NANDゲート37Aは、2つの入力の論理積を反転す
る素子であり、その出力をスイッチ31のゲートに入れ
ている。パルス発生器37Cは、入力信号がハイ・レベ
ルになる度に1パルスを出力するようになっており、ま
た、SRラッチ37BはS端子に1パルスを受け取るこ
とによってその出力Qを設定(Set)すなわちハイ・レ
ベルにするようになっている(周知)。したがって、V
CC_Enがイネーブルになると、NANDゲート37Aの
両入力がともにハイ・レベルになるので、スイッチ31
はオン状態になる。一方、各電力線35,36の過電流
検出結果は、ORゲート39Aに入力され、パルス発生
器Bを介してSRラッチ37BのR端子に入力されてい
る。SRラッチ37BはR端子に1パルスを受け取るこ
とによってその出力Qを解除(Reset)する性質を持つ
(周知)。したがって、電力線35,36の少なくとも
一方で過電流が検出されると、パルス発生器39Bが1
パルスを出力し、SRラッチ37Bの出力Qがロー・レ
ベルに変わるので、VCC_EnがイネーブルのままでもA
NDゲート37Aの出力はハイ・レベルに変わる。その
結果、Pチャネル型MOS FETスイッチ31はオフ
になるとともにこの状態を維持する。
【0045】図4は、図3に示す電源コントローラ30
を用いた場合のスイッチ31のオン・オフ動作をチャー
ト化したものである。同図に示すように、VCC_Enがイ
ネーブル状態になったのに応答してS端子に1パルスが
入力され、SRラッチ37Bが設定され、この結果、ス
イッチ31もオン状態になる。一方、過電流が検出され
るとR端子に1パルスが入力され、SRラッチ37Bが
解除され、この結果、スイッチ31もオフされる。VCC
_Enがイネーブルのままであっても、過電流を一旦検出
するとスイッチ31はオフ状態を維持し続ける、という
ことを当業者であれば充分理解できるであろう。
【0046】第1の実施例と従来例との相違の第3点
は、上述した2つの過電流検出器40の出力をPCMC
IAコントローラ20にフィードバックしている点であ
る。より具体的には、ORゲート39の出力を、ドライ
バ部25とレジスタ部23の各々に入れている。
【0047】図5には、第1の実施例に係るPCMCI
Aコントローラ20の内部構成を、説明に必要な箇所だ
け抽出して示している。同図に示すように、電力線3
5,36の過電流検出結果であるORゲート39Aの出
力は、ラッチ39Cにも入力されている。ラッチ39C
は、ORゲート39Aからハイ・レベルを入力すると出
力OCSをハイ・レベルに保持できる順序回路であり、
例えばDラッチなどで実現できる。ラッチ39Cの出力
はレジスタ部23とドライバ部25に入力されている。
レジスタ部23は、信号OCSのハイ・レベルを受けて
所定の番地にOCSビットを書き込むようになっている
(後述)。また、ドライバ部25は、電流を送出するた
めのバッファと等価な回路であるが、該バッファのゲー
ト・コントロール端子にOCS信号を反転入力してい
る。したがって、過電流検出に伴うOCS信号のハイ・
レベル化に応答してドライバ部25はハイ・インピーダ
ンス(Hi−Z)状態になり、この結果、PCカード6
0へのバス信号の送出を停止することができる訳であ
る。
【0048】図6には、PCMCIAコントローラ20
内のレジスタ部23の内部構成の一部を図解してある。
同図において、k番地は、各電力線35,36の電力供
給の指示であるVCCビット,VPPビットを書き込むため
のインプット・レジスタである。また、m番地は、スロ
ット50にPCカードを装着した旨(Card Detect)を
書き込むためのアウトプット・レジスタである。また、
n番地は、過電流を検出した旨(OCSビット)を書き
込むためのアウトプット・レジスタであり、検出信号O
CSを入力している(前述)。レジスタ部23の構成
は、一般にはインテル182365SLを参考にして作
成するが、OCSビットの内容を書き込むためのアウト
プット・レジスタは本実施例にユニークな点である。P
C本体側は、通常のI/Oリード・サイクルでレジスタ
部23にアクセスすることができるので、n番地を読み
出すことによってPCカード60の電源異常を知ること
ができる訳である。なお、レジスタ部23はその他多数
のI/Oレジスタを含んでいるが、当業者には周知なの
でここでは言及しない。
【0049】B.第2の実施例のハードウェア構成 図7は、本発明の第2の実施例に係るPCMCIA P
Cカード用スロット部近傍100のハードウェア構成を
概略的に示している。同図中、図11と略同一の構成要
素については同一の参照番号を付しており、また、説明
に不要な箇所は便宜上捨象している。
【0050】第2の実施例は、過電流検出器40を持た
ない代わりに、従来例(図11)と同様にヒューズ3
1,32によって各電力線35,36それぞれの電源遮
断を行なっている。但し、ヒューズ31,32の遮断を
PCMCIAコントローラ20にフィードバックしてい
る点は従来例とは顕著に相違する、ということに留意さ
れたい。
【0051】図7において、Q1は、pnp型トランジ
スタであり、ヒューズ33の電源VCC側端子をエミッタ
に入れるとともに、ヒューズ33のPCカード60側端
子を抵抗R1を介してベースに入れている。ヒューズ3
3が連結している間はベースとエミッタは同じ電位なの
でQ1は去勢されている。ところが、電力線35に過電
流が流れてヒューズ33が一旦切断すると、ベース側が
PCカード60を負荷としてGNDにプル・ダウンされ
て、エミッタ側にバイアス電位VCCが印加するので、Q
1は付勢され以後オン状態を維持するようになってい
る。また、Q2は、同様にpnp型トランジスタであ
り、エミッタにヒューズ34の電源Vpp側端子を入れる
とともに、抵抗R2を介してベースにヒューズ34のP
Cカード60側端子を入れており、ヒューズ34が連結
している間はQ2は去勢されているが、ヒューズ34が
一旦切断するとQ2は付勢され以後オン状態を維持する
ようになっている。
【0052】トランジスタQ1とQ2のコレクタ端子
は、点Sにおいてオア結合しているとともに分岐して、
一端は抵抗R4を介してnpn型トランジスタQ3のベ
ースに入れられ、他端は抵抗R5を介してGNDにプル
・ダウンされている。Q3のエミッタはGNDにプル・
ダウンされ、また、Q3のコレクタには抵抗R3を介し
てシステム電源電圧VDDが印加されている。電力線3
5,36に正常な電流が流れてQ1及びQ2がともに去
勢されている間は、ベース電位がGNDレベルに保たれ
るのでQ3も去勢されるので、点Tはハイ・レベルを維
持する。一方、電力線35,36のうち少なくとも一方
に一旦過電流が流れると、Q1及び/又はQ2が付勢さ
れ、これに応答してベースに電流が流れるので、Q3は
付勢されて以後オン状態を維持し続ける。また、これに
伴って、Q3のコレクタからエミッタに電流が流れて点
Tはロー・レベルにドロップする。
【0053】Q3のコレクタ端子は、点Tで分岐してい
る。該分岐した信号線は、反転バッファBを介して、ヒ
ューズ33,34の切断を通知するための信号FBO
(FuseBlow Out)となる。信号FBOは、PCMCIA
コントローラ20内のレジスタ部23のn番地とドライ
バ部25のゲート・コントロール端子に入れられてい
る。ヒューズ33及び34の双方が連結している間はQ
3のコレクタの反転信号であるFBOはロー・レベルを
維持する。一方、ヒューズ33又は34のうち少なくと
も一方が一旦切断すると、FBOはハイ・レベルに転じ
且つ維持し続ける。これ以後、ドライバ部25は、ゲー
ト・コントロール端子に高電位が印加されてハイ・イン
ピーダンス状態になるので、バス信号を出力不能とな
る。また、レジスタ部23のn番地には、FBOのハイ
・レベルを受けて、電源が遮断された旨を示すOVSビ
ットが設定される。レジスタ部23とドライバ部25の
構成及び動作特性は、上述した第1の実施例と略同一で
ある。
【0054】なお、ヒューズ33,34の切断により信
号FBOはハイ・レベルを維持できるので、図6に示し
たようなラッチ39Cは必要ない。また、図7中の各抵
抗体R1,R1,R2,R3,R4及びR5は、電圧・電流変
換及び電流・電圧返還のための素子であり、1kΩ〜1
0kΩ程度の抵抗体でよい。
【0055】C.本発明をインプリメントしたPCのシ
ステム構成 図8は、本発明の第1又は第2の実施例に係るPCMC
IA PCカード用スロットをインプリメントしたPC
本体のシステム構成を概略的に示している。
【0056】下半分の層はハードウェア層であり、詳細
はA項又はB項に記載した通りである。なお、PCカー
ド60は、メモリ・カード仕様の他に、ファックス/モ
デム・カード,LANアダプタ・カード,HDDカー
ド,IR(赤外線通信)アダプタ・カードなどI/Oカ
ード仕様のものが存在する。また、PC本体は、PCカ
ードを装着するためのスロットを1又はそれ以上備えて
いる。
【0057】ソフトウェア層の最下層は、ソケット・サ
ービスである。ソケット・サービスは、PCMCIAコ
ントローラ20に直接アクセスして制御するためのファ
ンクション・コールを備えたPCカード制御用ソフトウ
ェアであり、より具体的には、PCカード・スロット5
0の状態の取得や、スロット50の状態が変化したとき
の割り込みレベルの再設定、PCカードのメモリやI/
OポートのPC本体側へのマッピングなどの機能を備え
ている。
【0058】カード・サービスは、ソケット・サービス
と上層のシステム・ソフトウェアとの間に介在するPC
カード制御用ソフトウェアであり、ソケット・サービス
に対してファンクション・コールを発行することができ
る。より具体的には、カード・サービスは、それぞれの
PCカードに割り当てたハードウェア・リソース(例え
ばPCカードが使用するメモリ空間やI/O空間、割り
込みレベルなど)のテーブルを持っており、PCカード
の着脱に応じて該ハードウェア・リソースを動的に再配
分する他、PCカードの着脱などのイベントを対応する
デバイス・ドライバやアプリケーション・プログラムに
通知することができる。
【0059】ハードウェア制御層は、システムの各ハー
ドウェアとの間でデータの交換を行なったり、上位のソ
フトウェア層が発行する一般的な性格の命令を各ハード
ウェアを操作可能なコードに変換して下層に渡したりす
るためのものである。ファックス/モデム,LANアダ
プタ,HDD,シリアルIR(赤外線通信)アダプタな
どの各カードを操作するための各デバイス・ドライバが
これに該当する。デバイス・ドライバは、カード・サー
ビスに対してハードウェア・リソースの割り当て実行な
どのファンクション・コールを発行することができる。
【0060】オペレーティング・システム(OS)は、
最上位層の各アプリケーション・プログラムの実行を統
制するための基本ソフトウェアであり、より具体的に
は、コマンド処理、メモリ管理、入出力管理、タスク管
理など、アプリケーション・プログラムを実行するため
のPCのリソース管理を行なうとともに、ユーザに対し
てシステム・コマンドやシステム・コールなどのインタ
ーフェース環境を提供するためのものである。例えばO
S/2(米IBM社の登録商標)やAIX(米IBM社
の登録商標)などがこれに該当する。なお、OSがデバ
イス・ドライバやカード・サービス、コンフィギュレー
ション用ソフトウェアを標準装備する場合もある。
【0061】最上位層は、アプリケーション・プログラ
ムであり、ユーザの意思によって補助記憶装置からメイ
ン・メモリにロードするものである。本発明の要旨とは
関連しないので詳細な説明は省略する。
【0062】D.本発明をインプリメントしたPCのオ
ペレーション ここまでは、本発明を具現するためのシステムのハード
ウェア及びソフトウェアの構成について説明してきたの
で、本項では、上記システム装置の動作とともに本発明
の作用について説明することにする。
【0063】図9は、本発明をインプリメントしたPC
本体にPCカードを装着した際のオペレーションをフロ
ーチャート化したものである。以下、各ステップについ
て詳解する。
【0064】スロット50にPCカード60を挿入する
と、ソケット・サービスがこれを検出して、カード・サ
ービスを経てデバイス・ドライバに通知される(ステッ
プS12)。
【0065】次いで、PC本体側(より具体的にはデバ
イス・ドライバ)は、レジスタ部23のk番地にVCC
ット,VPPビットを書き込むことによって、PCカード
60への電源投入を試みる(ステップS14)。電力線
35,36のうち少なくとも一方で過電流が検出され又
はヒューズが切断していればレジスタ部23にOVSビ
ットが設定される(前述)。ソケット・サービスは、I
/Oリード・サイクルで、レジスタ部23のn番地の内
容を読みに行き(ステップS16)、電力線35,36
への電源供給が正常かどうかを調べる(ステップS1
8)。
【0066】ステップS18における判断結果が肯定的
であれば、ソケット・サービスは、デバイス・ドライバ
のコンフィギュレーション用ソフトウェアからの要求を
受けて、PCカード60の属性情報(Card Information
Structure:CIS)を読み出す(ステップS20)。
次いで、カード・サービスは、CISに基づいて、PC
上のメモリ空間やI/O空間の領域、割り込みレベルを
PCカードに割り当てるなどして、PCのハードウェア
・リソースを動的に再配分する(ステップS22)。そ
の後、PCは通常のオペレーション状態に落ち着くこと
になる(ステップS24)。なお、CISとは、PCカ
ードの識別やアクセス速度、電気的仕様、コンフィギュ
レーションに関する情報からなり、例えばPCカード6
0が内蔵するROMに書き込まれている。
【0067】一方、ステップS18における判断結果が
否定的、すなわちレジスタ部23のn番地にOVSビッ
トが設定されていれば、ソケット・サービス、カード・
サービスを介してエラー情報としてOSに通知される。
OSはGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェー
ス)を通してエラーの内容をユーザに知らせるようにし
てもよい(ステップS28)。ユーザは、GUIから該
通知を受けることによって、他のスロットにPCカード
60の挿入を試みるなどの故障の再発を防止することが
できる。そして、PCカード60の導入を異常終了して
(Abort)、その後のPCカード60へのアクセスを禁
止するようにしてもよい(ステップS28)。
【0068】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0069】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
パーソナル・コンピュータ(PC)のスロットに装着さ
れたPCカードに電源を安全に供給するとともに、PC
カードの消費電力が異常(若しくは規格外の大消費量)
の場合であっても、PC本体側の電圧ダウンや回路の故
障、カード側のラッチ・アップ等を防止できる電源管理
機構、電源管理方法、及び入出力装置用コントローラを
提供することができる。
【0070】すなわち、本発明によれば、VCCとVPP
いうPCMCIAで定められた2系統の電力線のうち基
本電圧であるVCCの方だけが遮断された場合であって
も、VPP側の電力線も遮断するようにしたので、PCカ
ードの不如意な破壊を回避できる。
【0071】また、本発明によれば、PCカードへの電
源供給に異常を検出すると、PC本体側にも検出結果を
通知できる。したがって、GUI(Graphical User Int
erface)などを通じてユーザにも知らせることができる
ので、無用の確認作業を行なわずに済む。
【0072】また、本発明によれば、PCカードへの電
源供給に異常を検出すると、PCカードに信号(アドレ
ス、データ、コントロール信号など)を送出するための
ドライバ部の出力を停止させるようにしたので、ラッチ
・アップによるPCカードの内部回路の破壊を未然に防
止することができる。
【0073】また、本発明によれば、電源異常のあるP
Cカードがカード・スロットに装着されている間は電力
線の遮断、及び/又はPCカードへのバス信号の出力停
止状態を保つことができる。したがって、異常のあるP
Cカードがスロットに装着されたままであっても、電源
の供給と遮断を繰り返すことに伴う供給電流のリンギン
グ現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例に係るPCMC
IA PCカード用スロット部近傍のハードウェア構成
を概略的に示す図である。
【図2】図2は、過電流の検出結果を保持しない場合の
電力線35,36上を流れる電流のチャートを示す図で
ある。
【図3】図3は、本発明の第1の実施例で用いられる電
源コントローラ30の詳細な構成を示す図であり、より
具体的には、電力線35,36の遮断状態を保持できる
電源コントローラ30の内部構成を示す図である。
【図4】図4は、図3に示す電源コントローラ30を用
いた場合のスイッチ31のオン・オフ動作をチャート化
したものである。
【図5】図5は、第1の実施例に係るPCMCIAコン
トローラ20の内部構成を示す図である。
【図6】図6は、第1の実施例に係るPCMCIAコン
トローラ20内のレジスタ部23の構成を示す図であ
る。
【図7】図7は、本発明の第2の実施例に係るPCMC
IA PCカード用スロット部近傍のハードウェア構成
を概略的に示している。
【図8】図8は、本発明をインプリメントしたパーソナ
ル・コンピュータ(PC)のシステム構成を示す図であ
る。
【図9】図9は、本発明をインプリメントしたPCのオ
ペレーションをフローチャート化した図である。
【図10】図10は、ノートブック型コンピュータの本
体側面部にPCカード用スロットが設けられている様子
を示す図である。
【図11】図11は、PC本体と、PCMCIA/JE
IDAの仕様に準拠したPCカード60とを連絡するた
めのハードウェアの概観構成(従来例)100を示す図
である。
【符号の説明】
10…入出力バス、20…PCMCIAコントローラ、
21…インターフェース部、23…レジスタ部、24…
電源管理部、25…ドライバ部、26…レシーバ部、3
0…電源コントローラ、31,32…MOS FETス
イッチ、33,34…ヒューズ、35,36…電力線、
37,38…スイッチ・オン/オフ制御部、39…OR
ゲート、40…過電流検出器、41,42…抵抗体、4
3,44…差動アンプ、50…PCカード・スロット、
60…PCカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 軽部 智 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報処理装置から着脱可能な入出力装置へ
    の電源の供給を管理するための電源管理機構において、
    第1の電圧レベルで電源を供給する第1の電力線と、第
    2の電圧レベルで電源を供給する第2の電力線と、前記
    第1の電力線上の過電流を検出する第1の検出器と、前
    記第2の電力線上の過電流を検出する第2の検出器と、
    前記第1及び第2の検出器の出力の論理和をとる論理和
    手段と、前記論理和手段の出力に応じて前記第1の電力
    線の接続/切離しを行なう第1のスイッチと、前記論理
    和手段の出力に応じて前記第2の電力線の接続/切離し
    を行なう第2のスイッチと、を含むことを特徴とする電
    源管理機構。
  2. 【請求項2】情報処理装置から着脱可能な入出力装置へ
    の電源の供給を管理するための電源管理機構において、
    第1の電圧レベルで電源を供給する第1の電力線と、第
    2の電圧レベルで電源を供給する第2の電力線と、前記
    第1の電力線上の過電流を検出する第1の検出器と、前
    記第2の電力線上の過電流を検出する第2の検出器と、
    前記第1及び第2の検出器の出力の論理和をとる論理和
    手段と、前記論理和手段の出力に応じて前記第1の電力
    線の接続/切離しを行なう第1のスイッチと、前記論理
    和手段の出力に応じて前記第2の電力線の接続/切離し
    を行なう第2のスイッチと、を含み、さらに前記論理手
    段は該出力を前記情報処理装置にも通知することを特徴
    とする電源管理機構。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2のスイッチはMOS F
    ET又はバイポーラ・トランジスタで構成されることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の電源管理機構。
  4. 【請求項4】情報処理装置から着脱可能な入出力装置へ
    の電源の供給を管理するための電源管理機構において、
    第1の電圧レベルで電源を供給する第1の電力線と、第
    2の電圧レベルで電源を供給する第2の電力線と、前記
    第1の電力線に過電流が流れると切断する第1のヒュー
    ズと、前記第2の電力線に過電流が流れると切断する第
    2のヒューズと、前記第1のヒューズの切断によってオ
    ン状態になる第1の検出線と、前記第2のヒューズの切
    断によってオン状態になる第2の検出線と、前記第1又
    は第2の検出線のうち少なくとも一方がオン状態になる
    と前記情報処理装置に通知を送る通知線とを含むことを
    特徴とする電源管理機構。
  5. 【請求項5】前記着脱可能な入出力装置はPCMCIA
    /JEIDAの標準仕様に従うPCカードであることを
    特徴とする請求項1、2又は4に記載の電源管理機構。
  6. 【請求項6】情報処理装置と着脱可能な入出力装置とを
    連絡するための入出力装置用コントローラにおいて、前
    記情報処理装置内の入出力バスとデータ交換を行なうた
    めのインターフェース部と、交換するデータの一部を一
    時保持するためのレジスタ部と、前記入出力装置に信号
    を送出するドライバ部と、前記レジスタ部に書き込まれ
    た内容に従って入出力装置と電源とを結ぶ電力線の接続
    /切離し動作を行なう電源管理部と、前記電力線上の過
    電流を検出する検出手段を含み、さらに、前記ドライバ
    部は該検出結果に応じて去勢されることを特徴とする入
    出力装置用コントローラ。
  7. 【請求項7】情報処理装置と着脱可能な入出力装置とを
    連絡するための入出力装置用コントローラにおいて、前
    記情報処理装置内の入出力バスとデータ交換を行なうた
    めのインターフェース部と、交換するデータの一部を一
    時保持するためのレジスタ部と、前記入出力装置に信号
    を送出するドライバ部と、前記レジスタ部に書き込まれ
    た内容に従って入出力装置と電源とを結ぶ電力線の接続
    /切離し動作を行なう電源管理部と、前記電力線上の過
    電流を検出する検出手段を含み、さらに、前記レジスタ
    部は該検出結果を書き込むフィールドを有するととも
    に、前記ドライバ部は該検出結果に応じて去勢されるこ
    とを特徴とする入出力装置用コントローラ。
  8. 【請求項8】前記着脱可能な入出力装置はPCMCIA
    /JEIDAの標準仕様に従うPCカードであり、前記
    入出力装置用コントローラはPCMCIAコントローラ
    であることを特徴とする請求項6又は7に記載の入出力
    コントローラ。
  9. 【請求項9】前記ドライバ部はハイ・インピーダンス化
    することによって去勢されることを特徴とする請求項6
    又は7に記載の入出力コントローラ。
  10. 【請求項10】情報処理装置から着脱可能な入出力装置
    への電源の供給を管理するための電源管理方法におい
    て、該電源供給の異常の有無を検出する段階と、該異常
    の検出に応じて前記入出力装置への信号の送出を停止す
    る段階とを含むことを特徴とする電源管理方法。
  11. 【請求項11】情報処理装置から着脱可能な入出力装置
    への電源の供給を管理するための電源管理方法におい
    て、該電源供給の異常の有無を検出する段階と、該異常
    の検出に応じて電源供給を停止する段階と、該異常の検
    出に応じて前記入出力装置への信号の送出を停止する段
    階と、該異常の検出を前記情報処理装置に通知する段階
    とを含むことを特徴とする電源管理方法。
  12. 【請求項12】情報処理装置から着脱可能な入出力装置
    への電源の供給を管理するための電源管理方法におい
    て、前記入出力装置の前記情報処理装置への装着に応答
    して電源供給を開始する段階と、該電源供給の異常の有
    無を検出する段階と、該異常の検出に応じて電源供給を
    停止する段階と、該異常の検出に応じて前記入出力装置
    への信号の送出を停止する段階と、該異常の検出を前記
    情報処理装置に通知する段階と、少なくとも前記入出力
    装置が装着されている間は前記入出力装置への電源供給
    の停止状態を保つ段階と、を含むことを特徴とする電源
    管理方法。
  13. 【請求項13】情報処理装置から着脱可能な入出力装置
    への電源の供給を管理するための電源管理機構におい
    て、第1の電圧レベルで電源を供給する第1の電力線
    と、第2の電圧レベルで電源を供給する第2の電力線
    と、前記第1の電力線上の過電流を検出する第1の検出
    器と、前記第2の電力線上の過電流を検出する第2の検
    出器と、前記第1及び第2の検出器の出力の論理和をと
    る論理和手段と、前記第1の電力線の接続/切離しを行
    なう第1のスイッチと、前記情報処理装置からの指示に
    よって前記第1のスイッチを付勢するとともに前記論理
    和手段の出力に応じて前記第1のスイッチを去勢し且つ
    前記情報処理装置から指示があるまでは去勢状態を保持
    する第1のオン/オフ制御手段と、前記第2の電力線の
    接続/切離しを行なう第2のスイッチと、前記情報処理
    装置からの指示によって前記第2のスイッチを付勢する
    とともに前記論理和手段の出力に応じて前記第2のスイ
    ッチを去勢し且つ前記情報処理装置から指示があるまで
    は去勢状態を保持する第2のオン/オフ制御手段と、を
    含むことを特徴とする電源管理機構。
  14. 【請求項14】情報処理装置から着脱可能な入出力装置
    への電源の供給を管理するための電源管理機構におい
    て、第1の電圧レベルで電源を供給する第1の電力線
    と、第2の電圧レベルで電源を供給する第2の電力線
    と、前記第1の電力線上の過電流を検出する第1の検出
    器と、前記第2の電力線上の過電流を検出する第2の検
    出器と、前記第1及び第2の検出器の出力の論理和をと
    る論理和手段と、前記第1の電力線の接続/切離しを行
    なう第1のスイッチと、前記情報処理装置からの指示に
    よって前記第1のスイッチを付勢するとともに前記論理
    和手段の出力に応じて前記第1のスイッチを去勢し且つ
    前記情報処理装置から指示があるまでは去勢状態を保持
    する第1のオン/オフ制御手段と、前記第2の電力線の
    接続/切離しを行なう第2のスイッチと、前記情報処理
    装置からの指示によって前記第2のスイッチを付勢する
    とともに前記論理和手段の出力に応じて前記第2のスイ
    ッチを去勢し且つ前記情報処理装置から指示があるまで
    は去勢状態を保持する第2のオン/オフ制御手段と、を
    含み、さらに前記論理手段は該出力を前記情報処理装置
    にも通知することを特徴とする電源管理機構。
  15. 【請求項15】情報処理装置と着脱可能な入出力装置と
    を連絡するための入出力装置用コントローラにおいて、
    前記情報処理装置内の入出力バスとデータ交換を行なう
    ためのインターフェース部と、交換するデータの一部を
    一時保持するためのレジスタ部と、前記入出力装置に信
    号を送出するドライバ部と、前記レジスタ部に書き込ま
    れた内容に従って入出力装置と電源とを結ぶ電力線の接
    続/切離し動作を行なう電源管理部と、前記電力線上の
    過電流を検出する検出手段と、前記情報処理装置からの
    指示があるまでは該検出結果を保持する保持手段を含
    み、さらに、前記ドライバ部は前記保持手段の出力に応
    じて去勢されることを特徴とする入出力装置用コントロ
    ーラ。
  16. 【請求項16】情報処理装置と着脱可能な入出力装置と
    を連絡するための入出力装置用コントローラにおいて、
    前記情報処理装置内の入出力バスとデータ交換を行なう
    ためのインターフェース部と、交換するデータの一部を
    一時保持するためのレジスタ部と、前記入出力装置に信
    号を送出するドライバ部と、前記レジスタ部に書き込ま
    れた内容に従って入出力装置と電源とを結ぶ電力線の接
    続/切離し動作を行なう電源管理部と、前記電力線上の
    過電流を検出する検出手段と、前記情報処理装置からの
    指示があるまでは該検出結果を保持する保持手段を含
    み、さらに、前記レジスタ部は該検出結果を書き込むフ
    ィールドを有するとともに、前記ドライバ部は前記保持
    手段の出力に応じて去勢されることを特徴とする入出力
    装置用コントローラ。
  17. 【請求項17】前記着脱可能な入出力装置はPCMCI
    A/JEIDAの標準仕様に従うPCカードであり、前
    記入出力装置用コントローラはPCMCIAコントロー
    ラであることを特徴とする請求項15又は16に記載の
    入出力コントローラ。
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