JPH08177181A - 軒樋継手 - Google Patents
軒樋継手Info
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- JPH08177181A JPH08177181A JP32412794A JP32412794A JPH08177181A JP H08177181 A JPH08177181 A JP H08177181A JP 32412794 A JP32412794 A JP 32412794A JP 32412794 A JP32412794 A JP 32412794A JP H08177181 A JPH08177181 A JP H08177181A
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- joint
- packing material
- joint body
- eaves gutter
- eaves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 防水パッキン材によって防水作用効果が確実
に奏され、この防水パッキン材の離脱が防止されると共
に同防水パッキン材が隠されて外観上も支障を来さない
軒樋継手を提供する。 【構成】 軒樋1の外周に嵌着されて軒樋1の端部同士
を接続する軒樋継手であって、継手本体2の接続端縁に
沿ってその内面3に欠除段部4が形成され、この欠除段
部4内に防水パッキン材5が収容保持され、この防水パ
ッキン材5の一部が継手本体2の内面3よりも高く突設
され、同欠除段部4の開放端縁に継手本体2の内面3よ
りも低いリブ片6が突設されている。
に奏され、この防水パッキン材の離脱が防止されると共
に同防水パッキン材が隠されて外観上も支障を来さない
軒樋継手を提供する。 【構成】 軒樋1の外周に嵌着されて軒樋1の端部同士
を接続する軒樋継手であって、継手本体2の接続端縁に
沿ってその内面3に欠除段部4が形成され、この欠除段
部4内に防水パッキン材5が収容保持され、この防水パ
ッキン材5の一部が継手本体2の内面3よりも高く突設
され、同欠除段部4の開放端縁に継手本体2の内面3よ
りも低いリブ片6が突設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒樋の外周に嵌着され
て軒樋の端部同士を接続する軒樋継手に関するものであ
る。
て軒樋の端部同士を接続する軒樋継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から図6、図7に示すように、軒樋
(イ)の外周に嵌着されて軒樋(イ)の端部同士を接続
する軒樋継手であって、継手本体(ロ)の接続端縁に沿
ってその内面に防水パッキン材(ハ)を付設してなる軒
樋継手は知られている。該軒樋継手においては、継手本
体(ロ)の両上縁に断面略コ字型に折曲した耳保持部が
形成され、該両耳保持部に軒樋(イ)の両上縁に形成さ
れる中空耳部(ニ)が係合保持される。又、防水パッキ
ン材(ハ)は軟質材にて帯状に形成され、その下部が継
手本体(ロ)の内面に形成される凹溝(ホ)内に収容保
持されて付設固定され、その上部が同継手本体(ロ)の
内面よりも高く突設されている。したがって、防水パッ
キン材(ハ)は凹溝(ホ)にて確実に固定され、軒樋
(イ)の外面と継手本体(ロ)の内面との間の外観上の
隙間も小さく抑えられて外観良好となり、しかも、該防
水パッキン材(ハ)の凹溝(ホ)内に収容保持された部
分をも含めた全体の弾性復元力によって、同防水パッキ
ン材(ハ)が軒樋(イ)の外面に確実に密着し、防水作
用効果が奏される。
(イ)の外周に嵌着されて軒樋(イ)の端部同士を接続
する軒樋継手であって、継手本体(ロ)の接続端縁に沿
ってその内面に防水パッキン材(ハ)を付設してなる軒
樋継手は知られている。該軒樋継手においては、継手本
体(ロ)の両上縁に断面略コ字型に折曲した耳保持部が
形成され、該両耳保持部に軒樋(イ)の両上縁に形成さ
れる中空耳部(ニ)が係合保持される。又、防水パッキ
ン材(ハ)は軟質材にて帯状に形成され、その下部が継
手本体(ロ)の内面に形成される凹溝(ホ)内に収容保
持されて付設固定され、その上部が同継手本体(ロ)の
内面よりも高く突設されている。したがって、防水パッ
キン材(ハ)は凹溝(ホ)にて確実に固定され、軒樋
(イ)の外面と継手本体(ロ)の内面との間の外観上の
隙間も小さく抑えられて外観良好となり、しかも、該防
水パッキン材(ハ)の凹溝(ホ)内に収容保持された部
分をも含めた全体の弾性復元力によって、同防水パッキ
ン材(ハ)が軒樋(イ)の外面に確実に密着し、防水作
用効果が奏される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、継手本体(ロ)の接続端縁に沿っ
た凹溝(ホ)の特に同接続端縁側の凸壁部(ヘ)の存在
によって、防水パッキン材(ハ)の厚み方向の変形量が
制限されるため、該防水パッキン材(ハ)は十分な弾性
復元力を発揮することができず、防水作用が不十分であ
った。又、同凸壁部(ヘ)を欠除してしまうことも考え
られるが、この場合には、軒樋(イ)の外面と継手本体
(ロ)の内面との間の隙間が大きく露出して外観が悪く
なるだけでなく、防水パッキン材(ハ)が軒樋(イ)の
経時的な伸縮変形等によって離脱し易くなるという問題
が発生する。
来の技術においては、継手本体(ロ)の接続端縁に沿っ
た凹溝(ホ)の特に同接続端縁側の凸壁部(ヘ)の存在
によって、防水パッキン材(ハ)の厚み方向の変形量が
制限されるため、該防水パッキン材(ハ)は十分な弾性
復元力を発揮することができず、防水作用が不十分であ
った。又、同凸壁部(ヘ)を欠除してしまうことも考え
られるが、この場合には、軒樋(イ)の外面と継手本体
(ロ)の内面との間の隙間が大きく露出して外観が悪く
なるだけでなく、防水パッキン材(ハ)が軒樋(イ)の
経時的な伸縮変形等によって離脱し易くなるという問題
が発生する。
【0004】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、防水パッキン材が十分な弾性復元力を発揮して軒樋
の外面に確実に密着し、防水作用効果が確実に奏され、
しかも、該防水パッキン材の離脱が防止されると共に同
防水パッキン材が隠されて外観上も支障を来さない軒樋
継手を提供することである。
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、防水パッキン材が十分な弾性復元力を発揮して軒樋
の外面に確実に密着し、防水作用効果が確実に奏され、
しかも、該防水パッキン材の離脱が防止されると共に同
防水パッキン材が隠されて外観上も支障を来さない軒樋
継手を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
軒樋継手は、軒樋の外周に嵌着されて軒樋の端部同士を
接続する軒樋継手であって、継手本体の接続端縁に沿っ
てその内面に欠除段部を形成し、該欠除段部内に防水パ
ッキン材を収容保持せしめ、該防水パッキン材の一部を
継手本体の内面よりも高く突設し、同欠除段部の開放端
縁に継手本体の内面よりも低いリブ片を突設してなるも
ので、この構成によって上記課題が解決された。
軒樋継手は、軒樋の外周に嵌着されて軒樋の端部同士を
接続する軒樋継手であって、継手本体の接続端縁に沿っ
てその内面に欠除段部を形成し、該欠除段部内に防水パ
ッキン材を収容保持せしめ、該防水パッキン材の一部を
継手本体の内面よりも高く突設し、同欠除段部の開放端
縁に継手本体の内面よりも低いリブ片を突設してなるも
ので、この構成によって上記課題が解決された。
【0006】本発明の請求項2記載の軒樋継手は、上記
請求項1記載の軒樋継手において、軒樋の内周に嵌着さ
れて継手本体とで軒樋の端部を挟持する内継手部材を具
備することを特徴とする。
請求項1記載の軒樋継手において、軒樋の内周に嵌着さ
れて継手本体とで軒樋の端部を挟持する内継手部材を具
備することを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3記載の軒樋継手は、上記
請求項1又は2記載の軒樋継手において、帯状軟質材の
表面に長手方向の凸条を一体に突設して防水パッキン材
を形成し、同凸条のみを継手本体の内面よりも高く突設
したことを特徴とする。
請求項1又は2記載の軒樋継手において、帯状軟質材の
表面に長手方向の凸条を一体に突設して防水パッキン材
を形成し、同凸条のみを継手本体の内面よりも高く突設
したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の軒樋継手においては、
軒樋の外周に嵌着されて軒樋の端部同士が接続され、こ
の場合に、継手本体の接続端縁に沿ってその内面に欠除
段部が形成され、該欠除段部内に防水パッキン材が収容
保持され、該防水パッキン材の一部が継手本体の内面よ
りも高く突設されているため、従来の凹溝に収容保持さ
れる場合に比して防水パッキン材の特に継手本体の接続
端部側での厚み方向の変形量が大きく確保され、該防水
パッキン材全体の弾性復元力が十分に発揮されて、同防
水パッキン材は軒樋の外面に効果的に密着し、防水作用
効果が確実に奏される。しかも、同欠除段部の開放端縁
に継手本体の内面よりも低いリブ片が突設されているた
め、前記防水作用効果に支障を来さない程度に軒樋の外
面と継手本体の内面との間の隙間が塞ぎ隠されて外観が
向上され、又、防水パッキン材の離脱も防止される。
軒樋の外周に嵌着されて軒樋の端部同士が接続され、こ
の場合に、継手本体の接続端縁に沿ってその内面に欠除
段部が形成され、該欠除段部内に防水パッキン材が収容
保持され、該防水パッキン材の一部が継手本体の内面よ
りも高く突設されているため、従来の凹溝に収容保持さ
れる場合に比して防水パッキン材の特に継手本体の接続
端部側での厚み方向の変形量が大きく確保され、該防水
パッキン材全体の弾性復元力が十分に発揮されて、同防
水パッキン材は軒樋の外面に効果的に密着し、防水作用
効果が確実に奏される。しかも、同欠除段部の開放端縁
に継手本体の内面よりも低いリブ片が突設されているた
め、前記防水作用効果に支障を来さない程度に軒樋の外
面と継手本体の内面との間の隙間が塞ぎ隠されて外観が
向上され、又、防水パッキン材の離脱も防止される。
【0009】本発明の請求項2記載の軒樋継手において
は、特に、軒樋の内周に嵌着されて継手本体とで軒樋の
端部を挟持する内継手部材が具備されているため、軒樋
の端部同士がより簡単且つ確実に挟持接続され、しか
も、上記作用効果がより効果的に奏される。
は、特に、軒樋の内周に嵌着されて継手本体とで軒樋の
端部を挟持する内継手部材が具備されているため、軒樋
の端部同士がより簡単且つ確実に挟持接続され、しか
も、上記作用効果がより効果的に奏される。
【0010】本発明の請求項3記載の軒樋継手において
は、特に、帯状軟質材の表面に長手方向の凸条が一体に
突設されて防水パッキン材が形成され、同凸条のみが継
手本体の内面よりも高く突設されているため、防水パッ
キン材が帯状軟質材の部分で欠除段部に確実に固定され
ると共に、同凸条の部分で軒樋の外面により効果的に密
着する。
は、特に、帯状軟質材の表面に長手方向の凸条が一体に
突設されて防水パッキン材が形成され、同凸条のみが継
手本体の内面よりも高く突設されているため、防水パッ
キン材が帯状軟質材の部分で欠除段部に確実に固定され
ると共に、同凸条の部分で軒樋の外面により効果的に密
着する。
【0011】
【実施例】図1、図2に示す軒樋継手は、本発明の一実
施例で、軒樋1の外周に嵌着されて軒樋1の端部同士を
接続するものであって、継手本体2の接続端縁に沿って
その内面3に欠除段部4を形成し、該欠除段部4内に防
水パッキン材5を収容保持せしめ、該防水パッキン材5
の一部を継手本体2の内面3よりも高く突設し、同欠除
段部4の開放端縁に継手本体2の内面3よりも低いリブ
片6を突設してなるものである。
施例で、軒樋1の外周に嵌着されて軒樋1の端部同士を
接続するものであって、継手本体2の接続端縁に沿って
その内面3に欠除段部4を形成し、該欠除段部4内に防
水パッキン材5を収容保持せしめ、該防水パッキン材5
の一部を継手本体2の内面3よりも高く突設し、同欠除
段部4の開放端縁に継手本体2の内面3よりも低いリブ
片6を突設してなるものである。
【0012】該実施例の軒樋継手においては、軒樋1の
内周に嵌着されて継手本体2とで軒樋1の端部を挟持す
る内継手部材7が具備されている。又、帯状軟質材8の
表面に長手方向の凸条9が一体に突設されて防水パッキ
ン材5が形成され、同凸条9のみが継手本体2の内面3
よりも高く突設されている。又、継手本体2の接続端部
とは反対側の防水パッキン材5よりも内側で軒樋1の外
面と同継手本体2の内面3とが接着剤14を介して接着結
合されている。
内周に嵌着されて継手本体2とで軒樋1の端部を挟持す
る内継手部材7が具備されている。又、帯状軟質材8の
表面に長手方向の凸条9が一体に突設されて防水パッキ
ン材5が形成され、同凸条9のみが継手本体2の内面3
よりも高く突設されている。又、継手本体2の接続端部
とは反対側の防水パッキン材5よりも内側で軒樋1の外
面と同継手本体2の内面3とが接着剤14を介して接着結
合されている。
【0013】軒樋1は継手本体2の内周及び内継手部材
7の外周に沿った形状で、合成樹脂にて一体に押出成形
されたり、合成樹脂内に金属製帯状芯材がインサートさ
れて押出成形されたりして形成される。該軒樋1の両上
縁には耳部(図示せず)が一体に形成されている。
7の外周に沿った形状で、合成樹脂にて一体に押出成形
されたり、合成樹脂内に金属製帯状芯材がインサートさ
れて押出成形されたりして形成される。該軒樋1の両上
縁には耳部(図示せず)が一体に形成されている。
【0014】継手本体2及び内継手部材7はいずれも合
成樹脂にて一体に射出成形され、継手本体2の両上縁に
は断面略コ字型に折曲した耳保持部10が形成されてい
る。該両耳保持部10に上記軒樋1の両上縁に形成される
耳部が係合保持される。両耳保持部10の内側先端縁の下
面には凹溝11が形成され、該両凹溝11に内継手部材7の
両上縁部13が各々係止されて、両軒樋1の端部を挟持す
る継手本体2と内継手部材7とが相互に嵌着結合され
る。
成樹脂にて一体に射出成形され、継手本体2の両上縁に
は断面略コ字型に折曲した耳保持部10が形成されてい
る。該両耳保持部10に上記軒樋1の両上縁に形成される
耳部が係合保持される。両耳保持部10の内側先端縁の下
面には凹溝11が形成され、該両凹溝11に内継手部材7の
両上縁部13が各々係止されて、両軒樋1の端部を挟持す
る継手本体2と内継手部材7とが相互に嵌着結合され
る。
【0015】内継手部材7にはその前壁部分と後壁部分
とを繋ぐ補強片部12が一体に架設されており、該補強片
部12は同内継手部材7の前後両壁部分を軒樋1の内面に
強固に押圧させる作用を有する。又、同補強片部12を持
って容易に内継手部材7を着脱或いは運搬することもで
きる。
とを繋ぐ補強片部12が一体に架設されており、該補強片
部12は同内継手部材7の前後両壁部分を軒樋1の内面に
強固に押圧させる作用を有する。又、同補強片部12を持
って容易に内継手部材7を着脱或いは運搬することもで
きる。
【0016】防水パッキン材5は軟質合成樹脂、ゴム等
で形成され、その帯状軟質材8の部分が継手本体2の内
面3に形成される欠除段部4に収容保持されて接着固定
されている。該防水パッキン材5の帯状軟質材8の表面
には、二条の凸条9が適宜間隔をあけて並設されてい
る。又、同防水パッキン材5を欠除段部4の開放端縁で
係止するリブ片6は、防水作用効果及び外観上で特に影
響の大きい継手本体2の底部分にのみ設けられている。
で形成され、その帯状軟質材8の部分が継手本体2の内
面3に形成される欠除段部4に収容保持されて接着固定
されている。該防水パッキン材5の帯状軟質材8の表面
には、二条の凸条9が適宜間隔をあけて並設されてい
る。又、同防水パッキン材5を欠除段部4の開放端縁で
係止するリブ片6は、防水作用効果及び外観上で特に影
響の大きい継手本体2の底部分にのみ設けられている。
【0017】したがって、該実施例の軒樋継手において
は、軒樋1の外周に嵌着されて軒樋1の端部同士が接続
される。この場合に、継手本体2の接続端縁に沿ってそ
の内面3に欠除段部4が形成され、該欠除段部4内に防
水パッキン材5が収容保持され、該防水パッキン材5の
一部である二条の凸条9が継手本体2の内面3よりも高
く突設されているため、従来の凹溝に収容保持される場
合に比して防水パッキン材5の特に継手本体2の接続端
部側での厚み方向の変形量が大きく確保され、該防水パ
ッキン材5全体の弾性復元力が十分に発揮されて、同防
水パッキン材5の二条の凸条9は軒樋1の外面に効果的
に密着し、防水作用効果が確実に奏される。しかも、同
欠除段部4の開放端縁に継手本体2の内面3よりも低い
リブ片6が突設されているため、前記防水作用効果に支
障を来さない程度に軒樋1の外面と継手本体2の内面3
との間の隙間が塞ぎ隠されて外観が向上され、又、防水
パッキン材5の離脱も防止される。
は、軒樋1の外周に嵌着されて軒樋1の端部同士が接続
される。この場合に、継手本体2の接続端縁に沿ってそ
の内面3に欠除段部4が形成され、該欠除段部4内に防
水パッキン材5が収容保持され、該防水パッキン材5の
一部である二条の凸条9が継手本体2の内面3よりも高
く突設されているため、従来の凹溝に収容保持される場
合に比して防水パッキン材5の特に継手本体2の接続端
部側での厚み方向の変形量が大きく確保され、該防水パ
ッキン材5全体の弾性復元力が十分に発揮されて、同防
水パッキン材5の二条の凸条9は軒樋1の外面に効果的
に密着し、防水作用効果が確実に奏される。しかも、同
欠除段部4の開放端縁に継手本体2の内面3よりも低い
リブ片6が突設されているため、前記防水作用効果に支
障を来さない程度に軒樋1の外面と継手本体2の内面3
との間の隙間が塞ぎ隠されて外観が向上され、又、防水
パッキン材5の離脱も防止される。
【0018】又、該実施例の軒樋継手においては、特
に、軒樋1の内周に嵌着されて継手本体2とで軒樋1の
端部を挟持する内継手部材7が具備されているため、軒
樋1の端部同士がより簡単且つ確実に挟持接続され、し
かも、上記作用効果がより効果的に奏される。又、帯状
軟質材8の表面に長手方向の凸条9が一体に突設されて
防水パッキン材5が形成され、同凸条9のみが継手本体
2の内面3よりも高く突設されているため、防水パッキ
ン材5が帯状軟質材8の部分で欠除段部4に確実に固定
されると共に、同凸条9の部分で軒樋1の外面により効
果的に隙間なく密着する。
に、軒樋1の内周に嵌着されて継手本体2とで軒樋1の
端部を挟持する内継手部材7が具備されているため、軒
樋1の端部同士がより簡単且つ確実に挟持接続され、し
かも、上記作用効果がより効果的に奏される。又、帯状
軟質材8の表面に長手方向の凸条9が一体に突設されて
防水パッキン材5が形成され、同凸条9のみが継手本体
2の内面3よりも高く突設されているため、防水パッキ
ン材5が帯状軟質材8の部分で欠除段部4に確実に固定
されると共に、同凸条9の部分で軒樋1の外面により効
果的に隙間なく密着する。
【0019】しかも、この場合、凸条9はその下側の帯
状軟質材8の部分をも含めた防水パッキン材5全体の弾
性力によって軒樋1の外面に確実に密着され、凸条9が
二条並設されて二重の防水作用効果が奏される。又、継
手本体2の接続端部とは反対の防水パッキン材5よりも
内側で軒樋1の外面と同継手本体2の内面とが接着剤14
を介して接着結合されており、したがって、継手本体2
と内継手部材7との挟持力によって十分に充填される接
着剤14の同継手本体2の接続端部からの漏出が同防水パ
ッキン材5によって防止され、施工仕上がり外観が向上
される。
状軟質材8の部分をも含めた防水パッキン材5全体の弾
性力によって軒樋1の外面に確実に密着され、凸条9が
二条並設されて二重の防水作用効果が奏される。又、継
手本体2の接続端部とは反対の防水パッキン材5よりも
内側で軒樋1の外面と同継手本体2の内面とが接着剤14
を介して接着結合されており、したがって、継手本体2
と内継手部材7との挟持力によって十分に充填される接
着剤14の同継手本体2の接続端部からの漏出が同防水パ
ッキン材5によって防止され、施工仕上がり外観が向上
される。
【0020】図3に示す軒樋継手は、本発明の別の実施
例で、該実施例の軒樋継手においては、継手本体2がそ
の中程部分で平面視略直角状に屈曲形成され、曲がりと
して接続施工されるものである。この場合、継手本体2
の両端部分にのみ防水パッキン材5及び軒樋1の端部を
介して内継手部材7が嵌着結合され、該内継手部材7は
同形状のものが二つ具備される。又、継手本体2の両耳
保持部10の内側先端縁には下方へ突出した折曲片部14が
垂設され、該両折曲片部14の内側に内継手部材7の両上
縁部13が各々係止されて、両軒樋1の端部を挟持する継
手本体2と内継手部材7とが相互に嵌着結合される。
又、同継手本体2の両接続端部付近の内面には周方向に
わたる凸リブ15が一体に突設され、該凸リブ15よりも接
続端部側に防水パッキン材5が付設されており、同凸リ
ブ15よりも内側にまで軒樋1の端部が入り込まないよう
になっている。又、内継手部材7に架設される補強片部
12の中程部分には、該補強片部12を持ち易くするために
巾狭部16が設けられている。なお、それ以外は上記実施
例と同様に構成されていて、該実施例の軒樋継手におい
ても、上記実施例と同様の作用効果が奏される。
例で、該実施例の軒樋継手においては、継手本体2がそ
の中程部分で平面視略直角状に屈曲形成され、曲がりと
して接続施工されるものである。この場合、継手本体2
の両端部分にのみ防水パッキン材5及び軒樋1の端部を
介して内継手部材7が嵌着結合され、該内継手部材7は
同形状のものが二つ具備される。又、継手本体2の両耳
保持部10の内側先端縁には下方へ突出した折曲片部14が
垂設され、該両折曲片部14の内側に内継手部材7の両上
縁部13が各々係止されて、両軒樋1の端部を挟持する継
手本体2と内継手部材7とが相互に嵌着結合される。
又、同継手本体2の両接続端部付近の内面には周方向に
わたる凸リブ15が一体に突設され、該凸リブ15よりも接
続端部側に防水パッキン材5が付設されており、同凸リ
ブ15よりも内側にまで軒樋1の端部が入り込まないよう
になっている。又、内継手部材7に架設される補強片部
12の中程部分には、該補強片部12を持ち易くするために
巾狭部16が設けられている。なお、それ以外は上記実施
例と同様に構成されていて、該実施例の軒樋継手におい
ても、上記実施例と同様の作用効果が奏される。
【0021】図4、図5に示す軒樋継手は、本発明の更
に別の実施例で、該実施例の軒樋継手においては、特
に、軒樋1及び継手本体2がいずれも前後対称形状に形
成されており、軒樋1の両上縁には中空耳部17が一体に
形成され、該両中空耳部17が継手本体2の両上縁に形成
される耳保持部10に係合保持される。又、同継手本体2
のみが軒樋1の端部外側に嵌着されて、内継手部材7を
使用せずに同軒樋1の端部同士が接続される。又、防水
パッキン材5を欠除段部4の開放端縁で係止するリブ片
6は継手本体2の周方向全長にわたって設けられてお
り、同防水パッキン材5の上面が湾曲面として膨出し、
該防水パッキン材5の湾曲面として膨出した部分のみが
継手本体2の内面3よりも高く突設されている。したが
って、該実施例の軒樋継手においても、継手本体2の接
続端縁に沿ってその内面3に欠除段部4が形成され、該
欠除段部4内に防水パッキン材5が収容保持され、該防
水パッキン材5の一部である二条の凸条9が継手本体2
の内面3よりも高く突設されているため、防水パッキン
材5の継手本体2の接続端部側での厚み方向の変形量が
大きく確保され、該防水パッキン材5全体の弾性復元力
が十分に発揮されて、同防水パッキン材5の二条の凸条
9は軒樋1の外面に効果的に密着し、防水作用効果が確
実に奏される。しかも、同欠除段部4の開放端縁に継手
本体2の内面3よりも低いリブ片6が突設されているた
め、前記防水作用効果に支障を来さない程度に軒樋1の
外面と継手本体2の内面3との間の隙間が塞ぎ隠されて
外観が向上され、又、防水パッキン材5の離脱も防止さ
れる。
に別の実施例で、該実施例の軒樋継手においては、特
に、軒樋1及び継手本体2がいずれも前後対称形状に形
成されており、軒樋1の両上縁には中空耳部17が一体に
形成され、該両中空耳部17が継手本体2の両上縁に形成
される耳保持部10に係合保持される。又、同継手本体2
のみが軒樋1の端部外側に嵌着されて、内継手部材7を
使用せずに同軒樋1の端部同士が接続される。又、防水
パッキン材5を欠除段部4の開放端縁で係止するリブ片
6は継手本体2の周方向全長にわたって設けられてお
り、同防水パッキン材5の上面が湾曲面として膨出し、
該防水パッキン材5の湾曲面として膨出した部分のみが
継手本体2の内面3よりも高く突設されている。したが
って、該実施例の軒樋継手においても、継手本体2の接
続端縁に沿ってその内面3に欠除段部4が形成され、該
欠除段部4内に防水パッキン材5が収容保持され、該防
水パッキン材5の一部である二条の凸条9が継手本体2
の内面3よりも高く突設されているため、防水パッキン
材5の継手本体2の接続端部側での厚み方向の変形量が
大きく確保され、該防水パッキン材5全体の弾性復元力
が十分に発揮されて、同防水パッキン材5の二条の凸条
9は軒樋1の外面に効果的に密着し、防水作用効果が確
実に奏される。しかも、同欠除段部4の開放端縁に継手
本体2の内面3よりも低いリブ片6が突設されているた
め、前記防水作用効果に支障を来さない程度に軒樋1の
外面と継手本体2の内面3との間の隙間が塞ぎ隠されて
外観が向上され、又、防水パッキン材5の離脱も防止さ
れる。
【0022】
【発明の効果】上述のように、本発明の請求項1記載の
軒樋継手においては、継手本体の接続端縁に沿ってその
内面に形成される欠除段部内に防水パッキン材が収容保
持されて、該防水パッキン材の一部が継手本体の内面よ
りも高く突設されており、防水パッキン材の継手本体の
接続端部側での厚み方向の変形量が大きく確保され、該
防水パッキン材全体の弾性復元力が十分に発揮されて、
同防水パッキン材は軒樋の外面に効果的に密着し、防水
作用効果が確実に奏される。しかも、同欠除段部の開放
端縁に継手本体の内面よりも低いリブ片が突設されてお
り、前記防水作用効果に支障を来さない程度に軒樋の外
面と継手本体の内面との間の隙間が塞ぎ隠されて外観が
向上され、又、防水パッキン材の離脱も防止される。
軒樋継手においては、継手本体の接続端縁に沿ってその
内面に形成される欠除段部内に防水パッキン材が収容保
持されて、該防水パッキン材の一部が継手本体の内面よ
りも高く突設されており、防水パッキン材の継手本体の
接続端部側での厚み方向の変形量が大きく確保され、該
防水パッキン材全体の弾性復元力が十分に発揮されて、
同防水パッキン材は軒樋の外面に効果的に密着し、防水
作用効果が確実に奏される。しかも、同欠除段部の開放
端縁に継手本体の内面よりも低いリブ片が突設されてお
り、前記防水作用効果に支障を来さない程度に軒樋の外
面と継手本体の内面との間の隙間が塞ぎ隠されて外観が
向上され、又、防水パッキン材の離脱も防止される。
【0023】又、本発明の請求項2記載の軒樋継手にお
いては、特に、軒樋の内周に嵌着されて継手本体とで軒
樋の端部を挟持する内継手部材が具備されており、軒樋
の端部同士がより簡単且つ確実に挟持接続され、しか
も、上記作用効果がより効果的に奏される。
いては、特に、軒樋の内周に嵌着されて継手本体とで軒
樋の端部を挟持する内継手部材が具備されており、軒樋
の端部同士がより簡単且つ確実に挟持接続され、しか
も、上記作用効果がより効果的に奏される。
【0024】又、本発明の請求項3記載の軒樋継手にお
いては、特に、帯状軟質材の表面に長手方向の凸条が一
体に突設されて防水パッキン材が形成され、同凸条のみ
が継手本体の内面よりも高く突設されており、防水パッ
キン材が帯状軟質材の部分で欠除段部に確実に固定され
ると共に、同凸条の部分で軒樋の外面により効果的に密
着する。
いては、特に、帯状軟質材の表面に長手方向の凸条が一
体に突設されて防水パッキン材が形成され、同凸条のみ
が継手本体の内面よりも高く突設されており、防水パッ
キン材が帯状軟質材の部分で欠除段部に確実に固定され
ると共に、同凸条の部分で軒樋の外面により効果的に密
着する。
【図1】本発明の一実施例である軒樋継手の軒樋接続状
態を示す要部断面図である。
態を示す要部断面図である。
【図2】同軒樋継手の分解斜視図である。
【図3】別の実施例である軒樋継手を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】更に別の実施例である軒樋継手の軒樋接続状態
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図5】同軒樋継手及び軒樋を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の従来例である軒樋継手及び軒樋を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図7】同従来例である軒樋継手の軒樋接続状態を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
1 軒樋 2 継手本体 3 内面 4 欠除段部 5 防水パッキン材 6 リブ片 7 内継手部材 8 帯状軟質材 9 凸条
Claims (3)
- 【請求項1】 軒樋の外周に嵌着されて軒樋の端部同士
を接続する軒樋継手であって、継手本体の接続端縁に沿
ってその内面に欠除段部を形成し、該欠除段部内に防水
パッキン材を収容保持せしめ、該防水パッキン材の一部
を継手本体の内面よりも高く突設し、同欠除段部の開放
端縁に継手本体の内面よりも低いリブ片を突設してなる
軒樋継手。 - 【請求項2】 軒樋の内周に嵌着されて継手本体とで軒
樋の端部を挟持する内継手部材を具備することを特徴と
する請求項1記載の軒樋継手。 - 【請求項3】 帯状軟質材の表面に長手方向の凸条を一
体に突設して防水パッキン材を形成し、同凸条のみを継
手本体の内面よりも高く突設したことを特徴とする請求
項1又は2記載の軒樋継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32412794A JPH08177181A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 軒樋継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32412794A JPH08177181A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 軒樋継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08177181A true JPH08177181A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18162454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32412794A Withdrawn JPH08177181A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 軒樋継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08177181A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007170068A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 軒樋継手 |
JP2007522392A (ja) * | 2004-02-02 | 2007-08-09 | テナリス・コネクシヨンズ・アクチエンゲゼルシヤフト | 筒状部材のためのねじ用保護器 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32412794A patent/JPH08177181A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007522392A (ja) * | 2004-02-02 | 2007-08-09 | テナリス・コネクシヨンズ・アクチエンゲゼルシヤフト | 筒状部材のためのねじ用保護器 |
JP2007170068A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 軒樋継手 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |