JP2001012031A - 軒樋の連結構造 - Google Patents

軒樋の連結構造

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JP2001012031A JP11185031A JP18503199A JP2001012031A JP 2001012031 A JP2001012031 A JP 2001012031A JP 11185031 A JP11185031 A JP 11185031A JP 18503199 A JP18503199 A JP 18503199A JP 2001012031 A JP2001012031 A JP 2001012031A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内継手のみを用いて連結部分からの水漏れを
無くすことができて、軒樋同士の連結部分の美観を向上
することのできる軒樋の連結構造を提供すること。 【解決手段】 軒樋本体1を、その前面板3、後面板
4、及び底面板2の内周面に内継手5の外周面を当接さ
せ連結する軒樋の連結構造である。内継手5を、前面板
3の内周面に当接する前側継手体6と後面板4の内周面
に当接する後側継手体7とに分割形成する。前側継手体
6、後側継手体7相互をその接合板6c,7cどうしが
押圧状態となるよう接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋の連結構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図7に示す如く後面板4、及
び底面板2を備え、その前面板3が略前方上方に屈曲す
る屈曲部Bを有する、建築物の屋根と一体感があって外
観の美しい軒樋本体Aが提案されている。すなわち、こ
の軒樋本体Aは、例えば鋼板のような金属板の両面に合
成樹脂材料を被覆して形成されて、前面板3が上方へい
くにつれて、屋根面と連続するよう後方に傾斜してお
り、また、前耳Dが、前面板上部Cの上端から、その上
面開口の巾寸法が内部の巾寸法より小さくなるように、
斜め下方に向け長手方向にわたって設けられている。
【0003】この場合、軒樋本体Aを長手方向に連結す
るときには、対となる一方の軒樋本体へ他方の軒樋本体
端部を差し込んで接着するか、あるいは、対となる軒樋
本体Aの端部同士を突き合わせ、図6に示すような、そ
の軒樋本体Aの内周面に略当接するよう例えば当接片G
を有する、合成樹脂材料製で所定長さの継手の内継手F
を上面開口から装着し、軒樋本体Aの内周面と内継手F
の外周面との間に接着剤を介装するとともに、軒樋本体
Aの外周面に略当接し、軒樋本体Aの前耳D及び後耳E
に係合する前耳係合部及び後耳係合部を有する外継手H
を、上記後面板4上端の後耳E及び前面板上部上端の前
耳Dを把持するようにして接着し連結していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来の
技術においては、軒樋本体内側の内継手が連結機能のみ
有して、その外周面と軒樋本体は全周にわたって密着し
ておらず、その連結部分から雨水が漏れることを防止す
るためには上記のような外継手が欠くことのできないも
のとなっていた。そのため、連結部分の外継手が大きく
露出することとなって外観の良くないものであった。と
ころで、軒樋後面と軒先の鼻板との隙間が狭い場合、上
記外継手を設けにくいこともあり、施工面からも改善が
要望されていた。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、内継手のみを用いて連結
部分からの水漏れを無くすことができて、軒樋同士の連
結部分の美観を向上することのできる軒樋の連結構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軒樋の連結構造にあっては、軒樋本体を、
その前面板、後面板、及び底面板の内周面に内継手の外
周面を当接させ連結する軒樋の連結構造であって、内継
手を、前面板の内周面に当接する前側継手体と後面板の
内周面に当接する後側継手体とに分割形成し、同前側継
手体、後側継手体相互をその接合板どうしが押圧状態と
なるよう接合させてなることを特徴としている。
【0007】これにより、前面板、後面板、及び底面板
を有する軒樋本体が、前面板の内周面に当接する前側継
手体と後面板の内周面に当接する後側継手体とに分割形
成された内継手を、その相互の、接合板どうしが押圧状
態となるよう接合されて外周面を軒樋本体の内周面に密
着させ連結される。
【0008】そして、上記前面板を、その略前方上方に
屈曲する屈曲部、同屈曲部の内周面には上向きの凸条を
設けて軒樋本体を形成し、前側継手体にはその前板に同
凸条に係合する下向きの係合溝を設けるのが好ましい。
【0009】この場合、その略前方上方に屈曲する屈曲
部、同屈曲部の内周面には上向きの凸条を有する軒樋本
体の前面板が、同凸条に係合する下向きの係合溝をその
前板に有する内継手の前側継手体が係合されて、外周面
が軒樋本体の内周面に密着される。
【0010】また、前記接合板の各接合面に凹凸嵌合部
を設けて形成するのが好ましい。
【0011】この場合、分割形成された内継手相互の、
凹凸嵌合部が設けられた接合板どうしが押圧されて一体
化されて、内継手の外周面が軒樋本体の内周面に密着さ
れる。
【0012】また、前面板、後面板の上部にそれぞれ内
方へ向けて突出する前耳、後耳と、その前耳、後耳に並
設される溝とを設けて形成し、前側継手体の前板上端、
後側継手体の後板上端を該溝に係合させるのが好まし
い。
【0013】この場合、前面板、後面板の上部にそれぞ
れ内方へ向けて突出する前耳、後耳と、その前耳、後耳
に並設される溝とを有する軒樋本体が、分割形成されて
その前側継手体の前板上端、後側継手体の後板上端を該
溝にそれぞれ係合させた、内継手の外周面を軒樋本体の
内周面に密着させ連結される。
【0014】また、上記前側継手体の前板上端及び後側
継手体の後板上端とともに軒樋本体の前耳、後耳をその
両端部にて狭持する耳押さえ材を、前側継手体及び後側
継手体の上部間にわたって付設させるのが好ましい。
【0015】この場合、軒樋本体は、その前耳、後耳
が、前側継手体の前板上端及び後側継手体の後板上端
と、その前側継手体及び後側継手体の上部間にわたって
設けられる耳押さえ材の両端部とによって狭持され連結
される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の請求項
1乃至4に対応する第1の実施の形態を示し、図5は、
本発明の請求項5に対応する第2の実施の形態を示して
いる。
【0017】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の軒樋の連結構造を示す側面断面図である。図2
は、同軒樋の連結構造の内継手を示す斜視図である。図
3は、同軒樋の連結構造の説明図である。図4は、同軒
樋の連結構造の他の実施例の説明図である。
【0018】この実施の形態の軒樋の連結構造は、軒樋
本体1を、その前面板3、後面板4、及び底面板2の内
周面に内継手5の外周面を当接させ連結する軒樋の連結
構造であって、内継手5を、前面板3の内周面に当接す
る前側継手体6と後面板4の内周面に当接する後側継手
体7とに分割形成し、同前側継手体6、後側継手体7相
互をその接合板6c,7cどうしが押圧状態となるよう
接合させてなる。
【0019】又、該実施の形態の軒樋の連結構造におい
ては、前面板3を、その略前方上方に屈曲する屈曲部3
a、同屈曲部3aの内周面には上向きの凸条3bを設け
て軒樋本体1を形成し、前側継手体6にはその前板6b
に同凸条3bに係合する下向きの係合溝6eを設けても
いる。又、該実施の形態の軒樋の連結構造においては、
前記接合板6c,7cの各接合面に凹凸嵌合部9を設け
て形成してもいる。又、該実施の形態の軒樋の連結構造
においては、前面板3、後面板4の上部にそれぞれ内方
へ向けて突出する前耳3c、後耳4aと、その前耳3
c、後耳4aに並設される溝3d、4bとを設けて形成
し、前側継手体6の前板6b上端、後側継手体7の後板
7b上端を該溝3d、4bに係合させてもいる。
【0020】詳しくは、軒樋本体1は、例えば図1に示
すような、上面開口を有する断面大略コ字状であって、
図2に示すような、所定長さの前側継手体6及び後側継
手体7を接合させた内継手5に、対となる軒樋本体1の
端部同士を突き合わせるように嵌合させ、その内周面と
内継手5の外周面である底板6a,7a、前板6b、後
板7bとの間に接着剤を介装して接着し連結される。
【0021】この軒樋本体1は、鋼板のような金属板の
両面に合成樹脂材料を被覆して押し出し成形にて形成さ
れ、前面板3が、底面板2前端から前方へいくように傾
斜し、屈曲部3aにて略前方上方に屈曲したのち前面板
上部が上方へいくにつれて、図示していない屋根面と連
続するよう、後方に傾斜し形成されている。また、この
前面板3上端には、前耳3cが斜め前方に向け垂下して
設けられ、この前耳3cと前面板3との間が溝3dとな
る。また、後面板4は、底面板2後端から上方へ向けて
立ち上がり、この後面板4上端には、後耳4aが前方へ
向け突設されて、その下方の溝4bとともに形成されて
いる。
【0022】屈曲部3aは、前面板3を流下する雨水の
水切りを行うためのものであり、他に意匠も兼ねるもの
で、この屈曲部3aの、内周面となるその水平部上面側
には、後述する内継手5との係合部となる凸条3bが連
設されている。なお、屈曲部3aは、上記によるもの以
外に、例えば階段状となるよう略前方上方に複数回屈曲
させて複数個設けても良い。また、この屈曲部3aの角
部には、水切りを確実に行うための垂下片を設けても良
い。
【0023】内継手5は、例えば合成樹脂材料製で、上
記軒樋本体1の底面板2、前面板3及び後面板4の内周
面にその外周面がそれぞれ沿うように、前側継手体6及
び後側継手体7が形成されて、接合され構成されてい
る。前側継手体6は、底板6a、前板6b及び接合板6
cを有しており、この場合、上記凸条3bに係合する下
向きの係合溝6eが、上記の前面板3に沿うよう形成さ
れる前板6bの屈曲部基端に設けられている。したがっ
て、図1に示すように、この係合溝6eに凸条3bが係
合されることにて、前面板3が前側に逃げることがなく
前板6bと前面板3との間が密着される。
【0024】後側継手体7は、底板7a、後板7b及び
接合板7cを有しており、この場合、図3に示すよう
に、接合板7cと上記接合板6cとが押圧状態となるよ
うにして後側継手体7が軒樋本体1内部に装着され接合
される。その結果、軒樋本体1の前面板3、後面板4の
内周面へ、内継手5の外周面である前板6b、後板7b
を容易に密着させて設けることができる。
【0025】上記前側継手体6及び後側継手体7の接合
板6c,7cの接合面となる外面には、この場合、互い
に嵌合するよう鋸刃状の凹凸嵌合部9が設けられてい
る。そのため、図3に示すようにして、軒樋本体1内部
に装着された後側継手体7は、確実に前側継手体6と接
合されてその内部から離脱するのが防止される。
【0026】また、上記前板6bの上端と後板7bの上
端には、突出片が設けられて軒樋本体1の前耳3c及び
後耳4aに並設されている溝3d,4bに係合するよう
になっており、対となる軒樋本体1の端部同士を突き合
わせるように嵌合させ装着することでその端部の僅かな
変形を修正させて、前板6bと前面板3との間、後板7
bと後面板4との間及び、底板6a,7aと底面板2と
の間を密着させることができる。この前側継手体6及び
後側継手体7は、押し出し成形後、所定長さに切断され
形成されているが、射出成型にても形成することができ
る。
【0027】なお、上記接合板6c,7cの上端と前板
6b、後板7bの上部との間には、軒樋本体1の前面板
3及び後面板4がそりなどにて変形したものであって
も、前板6b、後板7bをそれにより変形されることな
く所定位置とするための接続片6d,7dが、前板6
b、後板7bと略同一幅寸法にて一体に設けられてお
り、軒樋本体1をより美観良く連結することができる。
また、接続片6dの基端部には、前耳3cを上記突出片
とともに把持して位置決めする位置決め片6fが設けら
れており、突出片が溝3dから容易に離脱することがな
い。
【0028】上記の軒樋の連結構造においては、前面板
3、後面板4、及び底面板2を有する軒樋本体1へ、図
3に示すように、分割形成された内継手5の一方である
前面板3の内周面に当接する前側継手体6を装着された
後、後面板4の内周面に当接する他方の後側継手体7が
上方開口から挿入されて、その相互の、接合板6c,7
cどうしが押圧状態となるよう接合される。その結果、
内継手5の外周面を軒樋本体1の内周面に容易に密着さ
せ連結することができる。
【0029】このとき、軒樋本体1の、その内周面に上
向きの凸条3bをもった略前方上方に屈曲する屈曲部3
aを有する前面板3は、該凸条3bに係合する下向きの
係合溝6eをその前板6bに有する前側継手体6が係合
されて、その内継手5の外周面を軒樋本体1の内周面に
より確実に密着させることができる。また、分割形成さ
れた内継手5相互の、凹凸嵌合部9が設けられた接合板
6c,7cどうしが押圧されて一体化されるため、その
内部から離脱し難い状態にて、より安定状態に軒樋本体
1の内周面に密着される。さらに軒樋本体1の前面板
3、後面板4の上部には、それぞれ内方へ向けて突出す
る前耳3c、後耳4aと、その前耳3c、後耳4aに並
設される溝3d,4bとを有しており、分割形成された
前側継手体6の前板6b上端、後側継手体7の後板7b
上端を該溝3d,4bにそれぞれ係合させることにて、
軒樋本体1をその全内周面にわたって内継手5の外周面
に確実に密着させることができる。
【0030】したがって、以上説明した軒樋の連結構造
によると、前面板3、後面板4、及び底面板2を有する
軒樋本体1が、前面板3の内周面に当接する前側継手体
6と後面板4の内周面に当接する後側継手体7とに分割
形成された内継手5を、その相互の、接合板6c,7c
どうしが押圧状態となるよう接合されて外周面を軒樋本
体1の内周面に密着させ連結されるので、内継手5のみ
を用いて連結部分からの水漏れを無くすことができて、
軒樋同士の連結部分の美観を向上することができる。
【0031】そして、その略前方上方に屈曲する屈曲部
3a、同屈曲部3aの内周面には上向きの凸条3bを有
する軒樋本体1の前面板3が、同凸条3bに係合する下
向きの係合溝6eをその前板6bに有する内継手5の前
側継手体6が係合されて、外周面が軒樋本体1の内周面
に密着されるので、内継手5の外周面が軒樋本体1の内
周面により確実に密着される。また、分割形成された内
継手5相互の、凹凸嵌合部9,9が設けられた接合板6
c,7cどうしが押圧されて一体化されて、内継手5の
外周面が軒樋本体1の内周面にその内部から離脱し難い
状態にて密着されので、より安定状態に連結される。ま
た、前面板3、後面板4の上部にそれぞれ内方へ向けて
突出する前耳3c、後耳4aと、その前耳3c、後耳4
aに並設される溝3d,4bとを有する軒樋本体1が、
分割形成されてその前側継手体6の前板6b上端、後側
継手体7の後板7b上端を該溝3d,4bにそれぞれ係
合させた、内継手5の外周面を軒樋本体1の内周面に密
着させ連結されるされるので、確実に軒樋本体1の前面
板3、後面板4の上部を位置決め状態にて連結すること
ができ、以て、美観上良好である。
【0032】なお、本発明においては、図4(a)に示
す如く、略前方上方に屈曲する屈曲部3aを、上述した
階段状となるよう複数設けた軒樋本体1においては、1
つの屈曲部3a以外の他の屈曲部3aの内周面に、その
外周面が当接するように前側継手体10を設け、この前
側継手体10の内側の一面に後側継手体11の一面を当
接させ接合しても良い。また、図4(b)に示す如く、
複数の屈曲部3a,3aにわたって、その内周面に当接
するように前側継手体12を設け、この前側継手体12
の内側の一面に後側継手体13の一面を当接させ、この
前側継手体12と後側継手体13とを固着部14を介し
て着脱自在に固着し接合させても良い。
【0033】すなわち、この実施例による内継手5は、
その前側継手体10,12及び後側継手体11,13の
前板の形状を軒樋本体1の複雑な形状に合わせることな
く形成される。そして、前側継手体10,12を軒樋本
体1に装着した後、後側継手体11,13を容易に装着
し、その外周面を軒樋本体1に密接させることにより、
屈曲部3aを階段状となるよう複数設けた軒樋本体1に
おいて、内継手5自体を簡単に軒樋本体1に挿入できる
という効果を奏する。
【0034】[第2の実施の形態]図5は、第2の実施
の形態の軒樋の連結構造を示す側面断面図である。
【0035】この実施の形態の軒樋の連結構造は、内継
手の一部の構成のみが第1の実施の形態と異なるもの
で、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一で、
該実施の形態の軒樋の連結構造は、前側継手体6の前板
6b上端及び後側継手体7の後板7b上端とともに軒樋
本体1の前耳3c、後耳4aをその両端部にて狭持する
耳押さえ材8を、前側継手体6及び後側継手体7の上部
間にわたって付設させてなる。
【0036】このものの内継手5は、図5に示すよう
に、耳押さえ材8を有するとともに前述の接続片6d,
7dの基端部分には、後述する耳押さえ材8を前側継手
体6及び後側継手体7の上部間にわたって係止させるた
めの係止孔(図示せず)が所定位置に穿設されている。
【0037】耳押さえ材8は、例えば合成樹脂材料製
で、平面視略四角状に形成されている。この耳押さえ材
8は、両端部に、前記の前板6b及び後板7bの上端と
ともに軒樋本体1の前耳3c、後耳4aを狭持する狭持
片8a,8aが全巾にわたって突設され、この狭持片8
a,8aの略中央に、上記の係止孔に挿入されこの耳押
さえ材8を前側継手体6及び後側継手体7の上部間にわ
たって係止させる係止片8b,8bが、垂下させ設けら
れている。
【0038】軒樋本体1の前面板3及び後面板4がそり
などにて大きく変形したものにおいては、内継手5の前
側継手体6及び後側継手体7がそれにより接合が外れ
て、その結果、前板6b、後板7bの上端が溝3d,4
bから容易に離脱することが想定される。しかし、上記
の軒樋の連結構造においては、前述の如く前側継手体6
を装着された後、後側継手体7が上方開口から挿入され
て相互に押圧状態となるよう接合され、その後、耳押さ
え材8が、前側継手体6の前板6b及び後側継手体7の
後板7bの上端と、その前側継手体6及び後側継手体7
の上部間にわたって設けられる。したがって、軒樋本体
1の前耳3c、後耳4aが、耳押さえ材8の両端部の狭
持片8a,8aとによって狭持されて、より確実に連結
させることができる。
【0039】したがって、以上説明した軒樋の連結構造
によると、軒樋本体1は、その前耳3c、後耳4aが、
前側継手体6の前板6b上端及び後側継手体7の後板7
b上端と、その前側継手体6及び後側継手体7の上部間
にわたって設けられる耳押さえ材8の両端部とによって
狭持され連結されるので、軒樋本体1の前面板3及び後
面板4がそりなどにて著しく変形したものにおいてもよ
り確実に連結することができる。
【0040】なお、本発明は、上記に示されたもの以外
に、各種形態の軒樋本体及び内継手にて構成されるもの
を含むことは言うまでもない。また、例えば外継手を設
けるに際しても、その幅寸法を従来のものより細幅状に
形成しても良く、良好な外観とすることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の軒樋の連結構造は、上述の実施
態様の如く実施されて、前面板、後面板、及び底面板を
有する軒樋本体が、前面板の内周面に当接する前側継手
体と後面板の内周面に当接する後側継手体とに分割形成
された内継手を、その相互の、接合板どうしが押圧状態
となるよう接合されて外周面を軒樋本体の内周面に密着
させ連結されるので、内継手のみを用いて連結部分から
の水漏れを無くすことができて、軒樋同士の連結部分の
美観を向上することができる。
【0042】そして、その略前方上方に屈曲する屈曲
部、同屈曲部の内周面には上向きの凸条を有する軒樋本
体の前面板が、同凸条に係合する下向きの係合溝をその
前板に有する内継手の前側継手体が係合されて、外周面
が軒樋本体の内周面に密着されるので、内継手の外周面
が軒樋本体の内周面により確実に密着される。
【0043】また、分割形成された内継手相互の、凹凸
嵌合部が設けられた接合板どうしが押圧されて一体化さ
れて、内継手の外周面が軒樋本体の内周面に密着される
ので、より安定状態に連結される。
【0044】また、前面板、後面板の上部にそれぞれ内
方へ向けて突出する前耳、後耳と、その前耳、後耳に並
設される溝とを有する軒樋本体が、分割形成されてその
前側継手体の前板上端、後側継手体の後板上端を該溝に
それぞれ係合させた、内継手の外周面を軒樋本体の内周
面に密着させ連結されるので、確実に軒樋本体の前面
板、後面板の上部を位置決め状態にて連結するでき、以
て、美観上良好である。
【0045】また、軒樋本体は、その前耳、後耳が、前
側継手体の前板上端及び後側継手体の後板上端と、その
前側継手体及び後側継手体の上部間にわたって設けられ
る耳押さえ材の両端部とによって狭持され連結されるの
で、軒樋本体の前面板及び後面板がそりなどにて著しく
変形したものにおいてもより確実に連結することができ
る。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の軒樋の連結構造を
示す側面断面図である。
【図2】同軒樋の連結構造の内継手を示す斜視図であ
る。
【図3】同軒樋の連結構造の説明図である。
【図4】同軒樋の連結構造の他の実施例の説明図であ
る。
【図5】第2の実施の形態の軒樋の連結構造を示す側面
断面図である。
【図6】本発明の従来例である軒樋の連結構造を示す断
面図である。
【図7】同軒樋の連結構造の軒樋本体を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 軒樋本体 2 底面板 3 前面板 3a 屈曲部 3b 凸条 3c 前耳 3d 溝 4 後面板 4a 後耳 4b 溝 5 内継手 6 前側継手体 6b 前板 6c 接合板 6e 係合溝 7 後側継手体 7b 後板 7c 接合板 8 耳押さえ材 9 凹凸嵌合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋本体を、その前面板、後面板、及び
    底面板の内周面に内継手の外周面を当接させ連結する軒
    樋の連結構造であって、 内継手を、前面板の内周面に当接する前側継手体と後面
    板の内周面に当接する後側継手体とに分割形成し、同前
    側継手体、後側継手体相互をその接合板どうしが押圧状
    態となるよう接合させてなることを特徴とする軒樋の連
    結構造。
  2. 【請求項2】 前面板を、その略前方上方に屈曲する屈
    曲部、同屈曲部の内周面には上向きの凸条を設けて軒樋
    本体を形成し、前側継手体にはその前板に同凸条に係合
    する下向きの係合溝を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の軒樋の連結構造。
  3. 【請求項3】 前記接合板の各接合面に凹凸嵌合部を設
    けて形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の軒
    樋の連結構造。
  4. 【請求項4】 前面板、後面板の上部にそれぞれ内方へ
    向けて突出する前耳、後耳と、その前耳、後耳に並設さ
    れる溝とを設けて形成し、前側継手体の前板上端、後側
    継手体の後板上端を該溝に係合させてなることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一つの請求項記載の軒樋
    の連結構造。
  5. 【請求項5】 前側継手体の前板上端及び後側継手体の
    後板上端とともに軒樋本体の前耳、後耳をその両端部に
    て狭持する耳押さえ材を、前側継手体及び後側継手体の
    上部間にわたって付設させてなることを特徴とする請求
    項4記載の軒樋の連結構造。
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