JP3897307B2 - 上下接合部用幕板の施工構造 - Google Patents

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Description

本発明は建物外壁における上下の外壁板の接合部に幕板を取り付けた幕板施工構造に関する。
外壁板を左右方向及び上下方向に接合して建物の外壁を構築することが行われる。各外壁板の左右方向の接合は、例えば、外壁板の両側縁による合決り接合により行われる。そして、1階部から2階部のように、外壁意匠が変化するような場所には、各外壁板の上下方向の接合に際し、上下の外壁板の端部同士を適宜の部材を介して接合した後、該接合部を覆うようにして、水平方向に延びる横長の幕板を取り付けることが行われている。図9は、そのような上下外壁板接合部の施工構造の一例を示す断面図である。この例では、下地材81に固定した縦胴縁84に対して、上下の外壁板A,Bを、その端部の間にハットジョイナー86を挟んだ状態で、釘92により留め付けている。そして、ハットジョイナー86の上からシーリング材87を充填し、その上から接合部を覆うように幕板210を釘93で固定している。幕板210の上端には、外壁板Aとの隙間を塞ぐようにシーリング材85を打設し、防水処理を行っている。このような施工構造では、上下外壁板A,Bの接合部が幕板210で覆われており、好ましい外観となる。
上下外壁板接合部を幕板で覆った施工構造の他の例として、水切部材を挟んで上下の外壁板を接合し、この接合部の上から図10に示すような取付部材120を用いて幕板を留め付けることも行われている(特許文献1参照)。図11は取付部材120を用いた施工構造の一例を示す断面図である。上下の外壁板A,Bの端部間に挟まれる水切部材40は、躯体側への固定面となる横長の固定部41と、その下端から斜め下方前方に延出する斜面部42と、その下端から下方に延びる前面部43とからなるものである。上側の外壁板Aと胴縁83との間に水切部材40の固定部41が挟まれ、かつ、下側の外壁板Bの表面側に水切部材40の前面部43が被さった状態で、外壁板A,Bおよび水切部材40が胴縁83に固定されている。このような構成の接合部においては、水切部材40の前面部43が外壁板Bの表面側に張り出しているので、図9に示したような、裏面が平坦面とされた通常の幕板は、水切部材40の上から留め付けることはできない。そこで、図10に示す取付部材120を用いることにより、水切部材40の上からでも幕板110を留め付けることができるようにしている。
取付部材120は、その上下の端部に係止片124,125を備えており、一方、幕板110は上縁に沿う下向き凸条114と、下縁に沿うU字溝115とを備えている。これら取付部材120および幕板110の取り付けに当たっては、まず、水切部材40の上から取付部材120を所定の間隔を置いて複数取り付ける。次に、幕板110のU字溝115を取付部材120の下方係止片125に下方から押し上げるようにして引っ掛けた姿勢とし、その姿勢から幕板110全体を取付部材120に向けて押し付ける。それにより、幕板110の下向き凸条114は、取付部材120の上方係止片124に衝接し、上方係止片124を下方に変位させながらさらに移動して、最後には上方係止片124を乗り越えて、図11に示される姿勢となり、安定した装着状態となる。
図12は、図10に示した取付部材120を用いた施工構造の他の例を示している。本実施例では、水切部材の形状が図11に示した水切部材40とは異なっている。この水切部材50は、横長の固定部51と、該固定部51に立設された上下2つの嵌合挟持部52、53を備えており、該上下の嵌合挟持部52、53に上下の外壁板A,Bの上下端部がそれぞれ嵌合挟持されている。上側の嵌合挟持部52の底部には水抜き孔54が設けてあり、外壁板Aを伝って流下する雨水は該水抜き孔54から外部に排出されるようになっている。このような水切部材50の上から取付部材120を固定した後、図11に示した施工構造と同様にして取付部材120に幕板110を取り付けている。
上記施工構造では、水切部材40,50を挟んで上下の外壁板A,Bを接合しているので、接合部に雨水等が浸入することはない。また、幕板110裏面と外壁板A,Bとの間に間隔が空けられているので、幕板110上端と外壁板Aとの間から雨水等が浸入しても、下方に流れ落ちて幕板110下端から外部に排出される。そのため、幕板110上端部にシーリング材を打設する必要はない。さらに、取付部材120を使用して幕板110を留め付けているため、幕板110表面に釘頭等が露出することはなく、好ましい外観となる。
特開2002−89008号公報
上記図9に示した施工構造では、幕板210表面に釘93の頭が露出してしまうので、幕板210を留め付けた後で、釘頭が目立たないように塗装を施す作業等が必要になり、施工に手間がかかる。また、幕板210の上端にシーリング材85が打設されているが、特に幕板210が窯業系のものである場合には、使用中にシーリング機能が低下したシーリング材85の打設部分から雨水が侵入して、幕板210内部に浸透し、幕板210自体の耐久性を低下させてしまう恐れがある。さらには、幕板210の裏側に侵入した雨水が、上下の外壁板A,Bの接合部に打設されたシーリング材87に浸潤して、該シーリング材87の剥離現象を招き、場合によっては屋内への漏水を引き起こすおそれもある。
図11や図12に示した施工構造では、幕板110の裏側に浸入した雨水等は、下側の外壁板Bの表面に付着して外壁板B上を流れ落ちるが、幕板110下端のU字溝115に滞留するおそれがある。雨水が外壁板B上を流れ落ちた場合には、雨垂れ状態で外壁板B表面が汚れる恐れがあり、また、雨水がU字溝115に滞留した場合には、雨水が幕板110内部に浸透して幕板110の耐久性を低下させる恐れがある。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、幕板裏側に浸入した雨水が外壁板に付着することなく確実に外部に排出され、かつ幕板の取り付けも容易に行うことができる上下接合部用幕板の施工構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明による上下接合部用幕板の施工構造は、第1の水切部材を介して接合された上下の外壁板の接合部を覆う状態で幕板が取り付けられている幕板施工構造であって、外壁板への固定面となる基板部と、該基板部の下端から表面側へ斜め下方に延びる斜面を有する水切部とからなる第2の水切部材が、接合部下側の外壁板に固定されており、該第2の水切部材は、前記基板部の少なくとも一部が幕板によって覆われ、前記水切部が幕板の下端から下方に突出した状態で固定されていることを特徴とする。
本発明において使用される幕板の留め付けにあたっては、幕板用の取付部材を使用してもよいし、取付部材を使用せずに釘等で直接外壁板に固定してもよい。また、上下の外壁板の端部間に挟まれる第1の水切部材としては、従来使用されているものと同様の任意のものを使用することができ、例えば上記図11や図12に示される水切部材40,50のような形状のものであってもよい。
本発明による外壁施工構造では、第1の水切部材を伝わり落ちてきた雨水等は第2の水切部材によって、外壁板に付着することなく幕板の外部に排出されるので、幕板の裏側に雨水が滞留したり、雨水が外壁板を伝わり落ちて雨垂れ状態で外壁板を汚したりするようなことはない。そのため、上下接合部の好ましい外観を長期に渡って維持することができる。なお、第2の水切部材は金属の押出し成形や鋼板の板金加工等により製造することができる。
好ましい態様において、前記第2の水切部材の基板部の上部が、前記第1の水切部材の下端部と外壁板との間に挿入されている。本態様においては、第1の水切部材を伝わり落ちてきた雨水等は、そのまま第2の水切部材の基板部を伝って、水切部により外部に排出されるので、雨水等をより確実に外部に排出することができる。
好ましい態様において、前記幕板は取付部材を介して外壁板に取り付けられており、該幕板および取付部材はそれぞれ係合部を備えていて、前記幕板を前記取付部材に対して押し付けることにより、係合部同士を係合して分離不可能にすることができるようになっている。本態様においては、取付部材を利用して幕板を取り付けているので、図9に示した施工構造のように釘頭が幕板表面に露出するようなことはなく、好ましい外観となる。また、幕板を取付部材に対して押し付けることにより、幕板を容易に取り付けることができる。取付部材は金属の押出し成形や鋼板の板金加工等により製造することができる。
好ましい態様において、前記幕板は、表面板部と、該表面板部の上下の側部から裏面側に延びる上板部および底板部とを備えており、前記幕板の係合部は、前記上板部および底板部の先端からそれぞれ斜めに延びる斜板部であって、各斜板部は前記表面板部裏面に近づく方向に延びており、一方、前記取付部材の係合部は、該取付部材の上下端に形成された凸条であり、前記幕板の各斜板部を、前記取付部材の各凸条に当接させた状態で、前記幕板を前記取付部材に対して押し付けることにより、斜板部が変形しながら凸条を乗り越えた後、元の形状に復帰して凸条に係合する。本態様における幕板および取付部材は簡単な形状とすることができ、製造が容易である。
好ましい態様において、前記幕板の底板部には複数の水抜き用の孔が設けられている。この態様においては、万が一雨水等が幕板の底板部上に流れ落ちた場合であっても、その雨水は底板部に設けられた孔から外部に排出されるので、より一層確実に雨水の滞留を防ぐことができる。
本発明によれば、上下外壁板接合部に浸入した雨水等は外壁板に付着することなく確実に外部に排出されるので、幕板の裏側に雨水が滞留したり、雨水が外壁板を伝わり落ちて雨垂れ状態で外壁板を汚したりするようなことはない。それにより、好ましい外観を保つことができ、また、雨水等の浸透により幕板や外壁板が劣化するようなこともない。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明による外壁施工構造に使用される幕板および取付部材、ならびに、当該施工構造において第2の水切部材として使用される水切部材の一実施の形態を示す斜視図であり、図2はこれら3つの部材を結合した状態を示している。
図1(a)に示す幕板10は、1枚の鋼板の折り曲げ加工によって形成されており、表面を意匠部とする表面板部11と、表面板部11の上下の側部を裏面側に折り曲げることにより形成された上板部12および底板部13とを備えている。そして、上板部12および底板部13の先端を内側に折り曲げることにより斜板部14,15が形成されている。斜板部14,15は、表面板部11の裏面に近づく方向に斜めに延びており、底板部15には、所定の間隔を置いて複数の水抜き用の孔16が設けられている。
図1(b)に示す取付部材20は、アルミの押出し成形により形成されており、上下の外壁板への固定面となる上下2つの平板状の基板部21,23と、これら基板部21,23を連結する連結部22とからなる。基板部21,23にはビス留め用の孔26,26が設けられている。連結部22は、上側の基板部21の下縁、および下側の基板部23の上縁からそれぞれ表面側に延びる水平部分22a,22cと、これら水平部分22a,22cの先端同士を繋ぐ平板状の垂直部分22bとからなる。このような形状により、取付部材20を外壁板A,Bに留め付けた際に、外壁板A,Bの間に挟まれた第1の水切部材の突出部分を連結部22の裏面側に収納することができるようになっている(図4から図8参照)。さらに、取付部材20は、上側の基板部21の上縁、および下側の基板部23の下縁からそれぞれ表面側に延びる板状部24,25を備えている。板状部24,25はその先端の縁部に沿って、外側に突出する凸条24a,25aを備えており、図2に示すように、幕板10の上下端の斜板部14,15を凸条24a,25aに係合させることができるようになっている。そして、係合した状態において、幕板10の下側の斜板部15の下端と、第2の水切部材30の基板部31との間に、水が流れ落ちることのできる隙間ができるように、幕板10および取付部材20の寸法が決められている。
図1(c)に示す水切部材30は、アルミの押出し成形により形成されており、外壁板への固定面となる基板部31と、該基板部の下端から表面側へ斜め下方に延びる斜面32aを有する水切部32とからなる。水切部32は、斜面32aの下端から垂直下方に延びる前面部32bをも備えている。また、取付部材20の下方の基板部23の上辺および下辺が当接されるべき位置に沿って、基板部31上に上下2本の直線状の隆起部35,35が設けられている。施工時には、図2に示すように、隆起部35,35の位置に合わせて取付部材20を取り付ければよく、取付部材20を容易に適切な位置に取り付けることができる。
次に、上記幕板10、取付部材20および水切部材30の、上下外壁板接合部への留め付け方法について説明する。ここでは、上下外壁板の端部間に挟まれる第1の水切部材として、図11に示した水切部材40を使用した場合を例にとって説明する。まず、図3に示すように、第1の水切部材40と外壁板Bとの間に第2の水切部材30の上部を挿入した状態で、第2の水切部材30を外壁板Bに対してビス91により固定する。次に、取付部材20を、その下側の基板部23が第2の水切部材の上下の隆起部35,35の間に配置されるようにして、第2の水切部材に当接する。その状態で、取付部材20の上下の基板部21,23に設けられたビス穴26,26を利用して、図示しないビスにより固定する。次に、取付部材20に対して幕板10を取り付ける。まず、幕板10の上下の斜板部14,15を取付部材20の凸条24a,25aに当接させる。その状態で、幕板10を取付部材20に対して押し付けることにより、斜板部14,15が変形しながら凸条24a,25aを乗り越えた後、元の形状に復帰し、図2に示すように、凸条24a,25aに係合された状態となる。このようにして幕板10と取付部材20とが結合され、留め付け作業が完了する。
次に、上記幕板10、取付部材20および水切部材30を用いた、上下外壁板接合部の幕板施工構造の様々な実施例について説明する。
図4は、本発明による幕板施工構造の一実施例を示す断面図である。建物の柱等構造躯体81に防水紙82を介して横胴縁83が固定されており、この横胴縁83に対して上下の外壁板A,Bが釘92を用いて留め付けられている。これら外壁板A,Bは第1の水切部材40Aを介して接合されている。第1の水切部材40Aは従来から使用されているものであり、建物躯体側への固定面となる固定部41と、固定部41の下端から斜め下方に延びる斜面部42と、斜面部42の下端から下方に延びる前面部43とからなる。そして、第1の水切部材40Aの固定部41の下部には段部41aが形成されており、この段部41aに上側の外壁板Aの下端を載置するとともに、前面部43を下側の外壁板Bの表面に被せた状態で、上下の外壁板A,Bが接合されている。このような接合部に対して、第2の水切部材30の基板部31の上部を、第1の水切部材40Aの前面部43と外壁板Bとの間に挿入し、以下、図3と共に説明した上記留め付け方法と同様の手順により、第2の水切部材30、取付部材20および幕板10を順に留め付けている。このような施工構造においては、第1の水切部材40Aを伝わり落ちてきた雨水は、そのまま第2の水切部材30の基板部31の表面を伝って、水切部32により外部に排出されるので、雨水を確実に外部に排出することができる。なお、図4に示した施工構造では外壁板A,Bを留め付ける胴縁として横胴縁83を使用しているが、図5に示すように、外壁板A,Bを縦胴縁84に留め付けた場合であっても、同様の施工構造とすることができる。
図6は、本発明による幕板施工構造の他の実施例を示す断面図であり、この例では、胴縁を使用せずに、上下接合部材を使用して上下外壁板を接合している。図に示される上下接合部材160は、上側の外壁板Aの下端を支持するスターター60と第1の水切部材40Bとからなり、スターター60は、躯体側への固定面となる固定部61と、固定部61の表面側に延出して外壁板Aの下端を支持する支持部62とを備えており、外壁板A,Bに挟まれた第1の水切部材40Bは、躯体側への固定面となる固定部41と、固定部41の下端から斜め下方に延びる斜面部42と、斜面部42の下端から下方に延びる前面部43とからなり、固定部41の下部には、スターター60の形状に合わせた段部41bが形成されている。スターターと水切部材はいずれも従来から上下接合部材として使用されているものである。施工にあたっては、第1の水切部材40Bの固定部41の上にスターター60の固定部61を重ね、かつ第1の水切部材40Bの段部41bの上にスタータ60の後方脚部を載置した状態で、スターター60の固定部61の上からビス93を構造躯体81にねじ込んで固定する。そして、図3と共に説明した上記取付方法と同様の手順により、第2の水切部材30、取付部材20および幕板10を取り付ける。このような施工構造においても、上記図4や図5に示した施工構造と同様に、幕板10裏側に浸入した雨水等を確実に外部に排出することができる。
図7は、本発明による幕板施工構造のさらに他の実施例を示す断面図である。本実施例では、第1の水切部材として、上述の図12に示した水切部材50を使用している。この水切部材50は嵌合挟持部53が下側の外壁板Bの上端部を嵌合挟持しているので、第2の水切部材30を固定するに当たって、その基板部31を嵌合挟持部53と外壁板Bとの間に挿入するのは困難である。そこで、本実施例では、図4から図6の施工構造において第1の水切部材40A,40Bと外壁板Bとの間に挿入されていた部分に相当する、第2の水切部材30の基板部31の上部を切除している。そして、切除後の基板部31の上端が、第1の水切部材50の嵌合挟持部53の下方に来るようにして、第2の水切部材30を固定し、さらに、嵌合挟持部53の下縁部および第2の水切部材30の上縁部を覆うようにして、防水テープ88を貼り付けている。取付部材20および幕板10については、図3と共に説明した上記留め付け方法と同様の手順により取り付けられている。このような施工構造としても、第1の水切部材50を伝わり落ちてきた雨水等は、第2の水切部材30の基板部31を伝って、水切部32により外部に排出されるので、雨水等を確実に外部に排出することができる。
図8は、本発明による幕板施工構造のさらに他の実施例を示す断面図である。本実施例では、上側の外壁板Aは縦胴縁84に留め付けられているのに対し、下側の外壁板Bは横胴縁83に対して左右接合用留め付け金具70を介して留め付けられており、上側の外壁板Aの表面と下側の外壁板Bの表面とで段差が生じている。そこで、この外壁表面における上下接合部段差に対応するため、取付部材20の取り付けにあたっては、上側の外壁板Aと取付部材20との間にスペーサ89を挟んでいる。また、スペーサ89と外壁板Aとの隙間に雨水等が浸入するのを防ぐため、スペーサ89の上部にシーリング材85を打設している。本発明による施工構造は、このようにして、上下の外壁板で留め付け態様が異なる接合部に対しても適用することが可能である。
以上、本発明による幕板施工構造の様々な実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限られるものではなく、他にも様々な施工態様とすることが可能である。また、幕板、取付部材および水切部材についても、上記実施例の他に様々な形状とすることが可能である。
本発明による幕板施工構造に使用される幕板、取付部材、および水切部材の一実施の形態を示す斜視図。 図1に示した各部材を結合した状態を示す斜視図。 図1に示した各部材の留め付け方法の説明に供する図。 図1に示した各部材を用いた幕板施工構造の一例を示す断面図。 図1に示した各部材を用いた幕板施工構造の他の例を示す断面図。 図1に示した各部材を用いた幕板施工構造のさらに他の例を示す断面図。 図1に示した各部材を用いた幕板施工構造のさらに他の例を示す断面図。 図1に示した各部材を用いた幕板施工構造のさらに他の例を示す断面図。 従来の幕板施工構造の一例を示す断面図。 従来の幕板施工構造に使用される取付部材を示す斜視図。 図10に示す取付部材を用いた幕板施工構造の一例を示す断面図。 図10に示す取付部材を用いた幕板施工構造の他の例を示す断面図。
符号の説明
10…幕板,11…表面板部,12…上板部,13…底板部,14…斜板部,15…斜板部,16…水抜き用の孔,20…取付部材,24a…凸条,25a…凸条,30…第2の水切部材,31…基板部,32…水切部,32a…斜面,40…第1の水切部材,A…外壁板,B…外壁板

Claims (5)

  1. 第1の水切部材を介して接合された上下の外壁板の接合部を覆う状態で幕板が取り付けられている幕板施工構造であって、
    外壁板への固定面となる基板部と、該基板部の下端から表面側へ斜め下方に延びる斜面を有する水切部とからなる第2の水切部材が、接合部下側の外壁板に固定されており、
    該第2の水切部材は、前記基板部の少なくとも一部が幕板によって覆われ、前記水切部が幕板の下端から下方に突出した状態で固定されていることを特徴とする幕板施工構造。
  2. 前記第2の水切部材の基板部の上部が、前記第1の水切部材の下端部と外壁板との間に挿入されていることを特徴とする請求項1記載の幕板施工構造。
  3. 前記幕板は取付部材を介して外壁板に取り付けられており、該幕板および取付部材はそれぞれ係合部を備えていて、前記幕板を前記取付部材に対して押し付けることにより、係合部同士を係合して分離不可能にすることができるようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の幕板施工構造。
  4. 前記幕板は、表面板部と、該表面板部の上下の側部から裏面側に延びる上板部および底板部とを備えており、
    前記幕板の係合部は、前記上板部および底板部の先端からそれぞれ斜めに延びる斜板部であって、各斜板部は前記表面板部裏面に近づく方向に延びており、
    一方、前記取付部材の係合部は、該取付部材の上下端に形成された凸条であり、
    前記幕板の各斜板部を、前記取付部材の各凸条に当接させた状態で、前記幕板を前記取付部材に対して押し付けることにより、斜板部が変形しながら凸条を乗り越えた後、元の形状に復帰して凸条に係合するようになっていることを特徴とする請求項3記載の幕板施工構造。
  5. 前記幕板の底板部には複数の水抜き用の孔が設けられていることを特徴とする請求項4記載の幕板施工構造。
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