JP2003301573A - 玄関庇 - Google Patents

玄関庇

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JP2003301573A
JP2003301573A JP2002108246A JP2002108246A JP2003301573A JP 2003301573 A JP2003301573 A JP 2003301573A JP 2002108246 A JP2002108246 A JP 2002108246A JP 2002108246 A JP2002108246 A JP 2002108246A JP 2003301573 A JP2003301573 A JP 2003301573A
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JP
Japan
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parapet
roof surface
surface material
roof
gutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002108246A
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English (en)
Inventor
Masataka Kawakubo
昌崇 川久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 玄関庇の中への雨水の侵入を防止すること。 【解決手段】 玄関庇10であって、屋根面材14の下
面に樋18を水密に一体化したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玄関庇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、玄関庇として、特開平8-209800に
記載の如く、屋根面材の先端縁に排水溝を設けたものが
ある。しかしながら、排水溝を屋根面材と別部材で構成
しており、排水溝からオーバーフローした雨水が庇の中
に侵入する虞がある。
【0003】また、排水溝を有しない玄関庇として、実
公昭57-23602に記載の如く、屋根面材の四周縁部を上方
に立上げ、屋根面材の全体で器を構成し、これを雨水溜
まりとするものがある。しかしながら、屋根面材の立上
げ部にパラペットを嵌合しており、この嵌合部から雨水
が庇の中に侵入する虞がある。
【0004】このように庇の中に雨水が侵入すると、庇
の内部に錆を生じたり、軒天から雨水が滴り落ちる不都
合を生ずる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、玄関
庇の中への雨水の侵入を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、屋根
面材の下面に樋を水密に一体化した玄関庇である。請求
項2の発明は、請求項1記載の発明において更に、前記
屋根面材に切欠いた孔の周囲で、該屋根面材の下面に、
水封材を介して、箱状の樋を固定したものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記屋根面材の外縁部にパラペットを水
密に一体化し、該パラペットの上端を屋根面より高くし
たものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て更に、前記屋根面材の外縁部に前記パラペットを取付
け、該屋根面材の外縁部でパラペットを取付けた部分に
コーキングを施したものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 玄関庇を構成する屋根面材の下面に樋を水密に一体化
した。従って、雨水が樋からオーバーフローしても、雨
水は樋の屋根面材への接続部から庇の中へ侵入すること
がない。
【0010】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 屋根面材に切欠いた孔の周囲に、水封材を介して、箱
状の樋を固定した。従って、屋根面材の下面に樋を確実
に水密に一体化できる。
【0011】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 屋根面材の外縁部にパラペットを水密に一体化し、し
かもパラペットの上端を屋根面より高くした。従って、
雨水が屋根面材とパラペットとの接続部から庇の中へ侵
入することを防止できるし、屋根面材の外縁部からパラ
ペットの前面への雨水の落下を抑制できる。
【0012】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 屋根面材の外縁部でパラペットを取付けた部分にコー
キングを施したから、屋根面材にパラペットを確実に水
密に一体化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は玄関庇を示す断面図、図2
は図1の樋一体化部分を示す断面図、図3は図1のパラ
ペット一体化部分を示し、(A)は斜視図、(B)は断
面図、図4は屋根面材の製作工程を示し、(A)は孔の
切欠き工程を示す斜視図、(B)は箱樋の成形工程を示
す斜視図、(C)は水封材の貼付け工程を示す斜視図、
(D)は箱樋の取付け工程を示す斜視図である。
【0014】玄関庇10は、図1に示す如く、建物1の
躯体に取付けた支持部材等に支持され、建物1の外壁か
ら張出し状に設けられる。
【0015】玄関庇10は、C形鋼等からなる外枠材1
1に屋根下地材12を架け渡し、屋根下地材12の上に
構造用合板13を介して屋根面材14を設ける。
【0016】玄関庇10は、外枠材11の下面に軒天1
5を設ける。軒天15は、屋根下地材12に取付けた木
桟16に支持される。軒天15の外壁との突合せ部には
回り縁17が設けられる。
【0017】玄関庇10は、屋根面材14の下り勾配端
の下面に樋18を水密に一体化し、樋18の下部に縦樋
19を水密に接続している。
【0018】樋18は、図2に示す如く、箱状をなし、
屋根面材14に切欠いた孔21の周囲で、屋根面材14
の下面に、ブチルテープ等の水封材22を介して固定さ
れる。樋18はフランジ状の留め付け代18Aを備え、
留め付け代18Aと屋根面材14との間に水封材22を
挟んで、該留め付け代18Aをリベット23により屋根
面材14に固定する。
【0019】玄関庇10は、図3に示す如く、屋根面材
14の外縁部にパラペット31を水密に一体化し、パラ
ペット31の上端を屋根面材14の屋根面より高くして
いる(図3のH)。外枠材11の上下のそれぞれに上下
の取付部材32、33を設ける。上取付部材32に屋根
面材14の外縁部に設けたL字状折曲部34と、パラペ
ット31の上端部に設けたL字状折曲部35を重ねた状
態で、それら3者をリベット36で固定する。下取付部
材33にパラペット31の下端部をリベット37で固定
する。
【0020】屋根面材14の外縁部でパラペット31を
取付けた、屋根面材14のL字状折曲部34とパラペッ
ト31のL字状折曲部35が互いに形成する凹所38に
はコーキング39が施される。尚、屋根面材14の外壁
との突合せ部にもコーキング40が施される。
【0021】屋根面材14は以下の如くに製作される。 (1)屋根面材14の一部を切欠き、長方形の孔21を設
ける(図4(A))。
【0022】(2)鋼板の折曲げ成形により、箱状の樋1
8を作り、樋18の縁に留め付け代18Aを形成する
(図4(B))。
【0023】(3)樋18の留め付け代18Aに水封材2
2を貼り付けておく(図4(C))。
【0024】(4)屋根面材14の裏面から、孔21の周
囲に、水封材22を介して樋18の留め付け代18Aを
密着させ、リベット23で固定する(図2、図4
(D))。
【0025】(5)屋根面材14の外縁部にリベット36
でパラペット31を固定し、その取付部にコーキング3
9を施す(図3)。
【0026】本実施形態によれば、以下の作用がある。 玄関庇10を構成する屋根面材14の下面に樋18を
水密に一体化した。従って、雨水が樋18からオーバー
フローしても、雨水は樋18の屋根面材14への接続部
から庇10の中へ侵入することがない。
【0027】屋根面材14に切欠いた孔21の周囲
に、水封材22を介して、箱状の樋18を固定した。従
って、屋根面材14の下面に樋18を確実に水密に一体
化できる。
【0028】屋根面材14の外縁部にパラペット31
を水密に一体化し、しかもパラペット31の上端を屋根
面より高くした。従って、雨水が屋根面材14とパラペ
ット31との接続部から庇10の中へ侵入することを防
止できるし、屋根面材14の外縁部からパラペット31
の前面への雨水の落下を抑制できる。
【0029】屋根面材14の外縁部でパラペット31
を取付けた部分にコーキング39を施したから、屋根面
材14にパラペット31を確実に水密に一体化できる。
しかも、屋根面材14の外壁との突合せ部にもコーキン
グ40を施したから、もし万一樋18が落葉などで詰ま
っても、玄関庇10の外側にオーバーフローさせること
ができ、庇10の中へ雨水が侵入することがない。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、玄関庇の
中への雨水の侵入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は玄関庇を示す断面図である。
【図2】図2は図1の樋一体化部分を示す断面図であ
る。
【図3】図3は図1のパラペット一体化部分を示し、
(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図4】図4は屋根面材の製作工程を示し、(A)は孔
の切欠き工程を示す斜視図、(B)は箱樋の成形工程を
示す斜視図、(C)は水封材の貼付け工程を示す斜視
図、(D)は箱樋の取付け工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 玄関庇 14 屋根面材 18 樋 21 孔 22 水封材 31 パラペット 39 コーキング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面材の下面に樋を水密に一体化した
    玄関庇。
  2. 【請求項2】 前記屋根面材に切欠いた孔の周囲で、該
    屋根面材の下面に、水封材を介して、箱状の樋を固定し
    た請求項1に記載の玄関庇。
  3. 【請求項3】 前記屋根面材の外縁部にパラペットを水
    密に一体化し、該パラペットの上端を屋根面より高くし
    た請求項1又は2に記載の玄関庇。
  4. 【請求項4】 前記屋根面材の外縁部に前記パラペット
    を取付け、該屋根面材の外縁部でパラペットを取付けた
    部分にコーキングを施した請求項3に記載の玄関庇。
JP2002108246A 2002-04-10 2002-04-10 玄関庇 Pending JP2003301573A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140527A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 Ykk Ap株式会社 庇ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015140527A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 Ykk Ap株式会社 庇ユニット

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