JP2689683B2 - 自動車のウエルトシール構造 - Google Patents

自動車のウエルトシール構造

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のドアに弾接するウエザストリップ
の内側に位置し、ドア開口縁に装着される自動車のウエ
ルトシール構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、第6図及び第7図に示すように、例えば、サ
ッシュレスドアDを採用した自動車においては、ドア開
口部1のうちドアウエストより上方では、ドアDのウイ
ンドウパネル2に弾接するウエザストリップ3を配設
し、ドア開口部1のうちドアウエストより下方ではドア
開口縁4に装着されるウエルトシールWを用い、このウ
エルトシールWにドアDに弾接する機能を持たせて車室
内外をシールするようにしている(例えば、特開昭58−
118415号公報参照)。
従来、このようなウエルトシールWの構造としては、
例えば、第8図乃至第10図に示すようなものがある。第
8図は第7図中ドアウエスト部(A部(B部も同様))
の状態を示してある。ウエルトシールWは、ドア開口部
1にリテーナ5を介して設けられたウエザストリップ3
の内側に位置するドア開口縁4に装着されるとともに、
該ウエザストリップ3の配設経路に並設される並設部6
及びウエザストリップ3の配設経路から分岐する露出部
7を有したウエルト本体8と、該ウエルト本体8の露出
部7に沿って付設され上記ドアDに弾接するシールリッ
プ9とを備えている。このシールリップ9は、ウエルト
本体8とウエザストリップ3との分岐点において切断さ
れ、その端末9aは潰されてウエルト本体8に沿ってい
る。
また、従来においては、第11図乃至第13図に示すよう
に、シールリップ9の端末9bを袋状に型成形してウエル
ト本体8に沿わせているものもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら、上述した従来のウエルトシール構造にあ
って、前者のシールリップ9の端末9aは、切断されてい
るので、その切り口が露出してしまい、ぶつ切れ感があ
るとともに、潰されていることから、見映えが悪く、そ
れだけ、ウエルト本体8とウエザストリップ3との分岐
点部の外観品質を低下させているという問題があった。
特に、一般にシールリップ9はゴムの地色になってお
り、ウエルト本体8は室内色に着色されていることか
ら、ゴムの地色部分が上記のように切断していたり潰さ
れていると目立ち易くなる。
また、後者のシールリップ9の端末9bは、袋状に形成
されているので、ぶつ切れ感は解消されているが、それ
でもその先端が見えることになるので、それだけ見映え
が悪くなっている。また、この端末は型成形されている
ので、型成形する分コスト高になっているという問題が
あった。
そこで、本発明の課題は、コスト高にならないように
ウエルト本体とウエザストリップとの分岐点部の外観品
質を向上させる点にある。
〔課題を解決するための手段〕 このような課題を解決するための本発明の技術的手段
は、ドア開口部に設けられドアに弾接するウエザストリ
ップの内側に位置するドア開口縁に装着されるととも
に、該ウエザストリップの配設経路に並設される並設部
及びウエザストリップの配設経路から分岐する露出部を
有したウエルト本体と、該ウエルト本体の露出部に沿っ
て付設され上記ドアに弾接するシールリップとを備えた
自動車のウエルトシール構造において、シールリップの
端末を、上記分岐する部位においてウエルト本体に対し
ドア開口部側に折曲するとともに、その先端部をウエル
ト本体の基端部と上記ウエザストリップの基端部との間
に介装したものである。
また、これに加えて本発明の技術的手段は、上記シー
ルリップの端末を、上記分岐する部位においてウエルト
本体に対しドア開口部側に折曲するとともに、その先端
部をウエルト本体の基端部と上記ウエザストリップの基
端部を保持するリテーナとの間に介装しかつアウタパネ
ルに突き当て、ウエルト本体の基端部とリテーナとの間
の空間部を塞いだものである。
〔作用〕
この手段によれば、ウエザストリップの配設経路とウ
エルト本体とが分岐する部位において、シールリップの
端末を、ウエルト本体に対してドア開口部側に折曲形成
し、その先端部をウエルト本体の基端部と上記ウエザス
トリップの基端部との間に介装するので、端末の先端部
が隠れて露出することがなくなる。また、シールリップ
の先端部をアウタパネルに突き当てたことから、ウエル
ト本体の基端部とリテーナとの間の空間部を塞ぎ、音の
侵入経路を遮断するようになる。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に係る自動
車のウエルトシール構造について詳細に説明する。
この実施例は、上述したと同様、サッシュレスドアを
採用した自動車に適用され、第6図及び第7図に示すよ
うに、この自動車においては、ドアウエストより上方に
位置するドア開口部1にはドアDのウインドウパネル2
に弾接するウエザストリップ3を配設し、ドアウエスト
より下方に位置するドア開口部1にはドア開口縁4に装
着されるウエルトシールWを用い、このウエルトシール
WにドアDに弾接する機能を持たせて車室内外をシール
するようにしている。
実施例に係るウエルトシールWは、第1図乃至第3図
に示すように、ウエルト本体8とシールリップ10とから
構成されている。ウエルト本体8は、ドア開口部1にリ
テーナ5を介して設けられたウエザストリップ3の内側
に位置するドア開口縁4に装着されている。ドア開口縁
4はアウタパネル11とインナパネル12との接合フランジ
で構成され、上記リテーナ5は、溶接等でアウタパネル
11に固着され、ウエザストリップ3の基端部3aを保持し
ている。上記ドア開口縁4とリテーナ5は、略ドアウエ
ストを境にして分岐している。即ち、ウエルト本体8
は、該ウエザストリップ3の配設経路に並設される並設
部6と、ウエザストリップ3の配設経路から分岐する露
出部7とを有している。
また、シールリップ10は、ゴム等の弾性部材で閉断面
形状に形成され、上記ドアDに弾接するように上記ウエ
ルト本体8の露出部7に沿って接着等により付設されて
いる。更に、シールリップ10は、ウエルト本体8とウエ
ザストリップ3との分岐点部において長手方向に対して
直角に切断されている。そして、シールリップ10の端末
10aは、ドア開口部1側に折曲させられてウエルト本体
8に対して斜めになって接着固定され、その先端部は、
潰されてウエルト本体8の基端部8aと上記ウエザストリ
ップ3の基端部3aを保持するリテーナ5との間に介装さ
れて、アウタパネル11に突き当てられ、ウエルト本体8
の基端部8aとリテーナ5との間の空間部Cを塞いでい
る。
従って、この実施例に係る自動車のウエルトシール構
造によれば、シールリップ10の端末10aは、ドア開口部
1側に折曲させられているので、その切り口が露出する
ことがなく、潰されている部分も隠れることになり、即
ち、ウエルト本体8とウエザストリップ3との分岐点部
においては、シールリップ10の折曲ラインが見え、ウエ
ルト本体8が徐々に見えてくるようになるので、ぶつ切
れ感が無くなって、見映えが良くなり、そのだけ、外観
品質の向上が図られる。
また、シールリップ10の端末10aの先端部は、ウエル
ト本体8の基端部8aとリテーナ5との間の空間部Cを塞
いでいるので、従来においてはこの空間部C(第9図及
び第12図)が音の侵入経路を形成していたが、塞がれる
ことからこの音の侵入岐路が遮断されることになり、そ
れだけ、遮音性が向上する。
尚、上記実施例において、シールリップ10の端末10a
の先端部は、上述した形状に限られるものではなく、例
えば、第4図及び第5図に示すように、シールリップ10
の長手方向に対して斜めにし、突出巾Lを一定(第4
図)にしたりするなど、空間部Cの形状等に合わせて適
宜の形状に形成して良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の自動車のウエルトシー
ト構造によれば、シールリップの端末を、型成形するこ
となく、ウエザストリップの配設経路とウエルト本体と
が分岐する部位において、ウエルト本体に対しドア開口
部側に折曲するとともに、ウエルト本体の基端部とウエ
ザストリップの基端部との間に介装したので、シールリ
ップの端末の先端が露出することがなく、そのため、ぶ
つ切れ感が無くなって、見映えが良くなり、それだけ、
外観品質の向上が図られる。更に、シールリップの端末
は特別に型成形しなくても良いので、それだけ、コスト
高にすることなく容易に外観品質を向上させることがで
きる。
また、シールリップの端末の先端部を、ウエルト本体
の基端部とウエザストリップの基端部を保持するリテー
ナとの間に介装しかつアウタパネルに突き当てることと
したので、シールリップの端末は、ウエルト本体の基端
部とリテーナとの間の空間部を塞ぐので、音の侵入経路
が遮断されることになり、それだけ、遮音性が向上する
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る自動車のウエルトシール
構造を示す要部斜視図、第2図は第1図中II−II線断面
図、第3図は第1図中III−III線断面図、第4図はシー
ルリップの端末の他の例を示す要部斜視図、第5図はシ
ールリップの端末の別の例を示す要部斜視図、第6図は
本発明が適用される自動車の一例を示す図、第7図はこ
の自動車におけるドアのシール部材の配置を示す図、第
8図は従来の自動車のウエルトシール構造の一例を示す
要部斜視図、第9図は第8図中IX−IX線断面図、第10図
は第8図中X−X線断面図、第11図は従来の自動車のウ
エルトシール構造の他の例を示す要部斜視図、第12図は
第11図中XII−XII線断面図、第13図は第11図中XIII−XI
II線断面図である。 1……ドア開口部 3……ウエザストリップ 4……ドア開口縁 5……リテーナ W……ウエルトシール 6……並設部 7……露出部 8……ウエルト本体 9,10……シールリップ 9a,9b,10a……端末

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア開口部に設けられドアに弾接するウエ
    ザストリップの内側に位置するドア開口縁に装着される
    とともに、該ウエザストリップの配設経路に並設される
    並設部及びウエザストリップの配設経路から分岐する露
    出部を有したウエルト本体と、該ウエルト本体の露出部
    に沿って付設され上記ドアに弾接するシールリップとを
    備えた自動車のウエルトシール構造において、 シールリップの端末を、上記分岐する部位においてウエ
    ルト本体に対しドア開口部側に折曲するとともに、その
    先端部をウエルト本体の基端部と上記ウエザストリップ
    の基端部との間に介装したことを特徴とする自動車のウ
    エルトシール構造。
  2. 【請求項2】ドア開口部に設けられドアに弾接するウエ
    ザストリップの内側に位置するドア開口縁に装着される
    とともに、該ウエザストリップの配設経路に並設される
    並設部及びウエザストリップの配設経路から分岐する露
    出部を有したウエルト本体と、該ウエルト本体の露出部
    に沿って付設され上記ドアに弾接するシールリップとを
    備えた自動車のウエルトシール構造において、 シールリップの端末を、上記分岐する部位においてウエ
    ルト本体に対しドア開口部側に折曲するとともに、その
    先端部をウエルト本体の基端部と上記ウエザストリップ
    の基端部を保持するリテーナとの間に介装しかつアウタ
    パネルに突き当て、ウエルト本体の基端部とリテーナと
    の間の空間部を塞いだことを特徴とする自動車のウエル
    トシール構造。
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