JP2002061348A - 軒樋カバー継手 - Google Patents

軒樋カバー継手

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JP2002061348A
JP2002061348A JP2000250458A JP2000250458A JP2002061348A JP 2002061348 A JP2002061348 A JP 2002061348A JP 2000250458 A JP2000250458 A JP 2000250458A JP 2000250458 A JP2000250458 A JP 2000250458A JP 2002061348 A JP2002061348 A JP 2002061348A
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Japan
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eaves gutter
gutter cover
joint member
cover member
inner joint
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JP2000250458A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kurita
真彦 栗田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒樋カバー部材を外観良く容易に接続するこ
とができ、接続強度も確保される軒樋カバー継手を提供
する。 【解決手段】 軒樋1の前側上端縁2と建物3の屋根先
4との間隔を覆う軒樋カバー部材5の端部を相互に接続
する軒樋カバー継手であって、隣接配置される軒樋カバ
ー部材5の両端部に跨がってその内側に嵌合される補強
用の内継手部材6と、同両端部に跨がってその外側に嵌
合され該両端部を前記内継手部材6とで挟持する表装用
の外継手部材7と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒樋の前側上端縁
と建物の屋根先との間隔に設けられて該間隔を覆う略帯
板状の軒樋カバー部材の端部を相互に接続する軒樋カバ
ー継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示す如く、軒樋1の前
側上端縁2と建物3の屋根先4との間隔に設けられて該
間隔を覆う略帯板状の軒樋カバー部材5は知られてい
る。この場合、軒樋1は軒先と一体感を有するような形
状に、すなわち、その前側壁の上部が後方斜め上方へと
傾斜するように形成されている。又、軒樋1は軒先前面
13に取着固定された樋取付具14で支持され、該樋取付具
14に立設一体化された支持片15の上端部分に軒樋カバー
部材5が嵌合保持されている。
【0003】そして、軒樋カバー部材5は略帯板状に形
成され、軒樋1の前側上端縁2と建物3の屋根先4との
間隔を覆うものであり、該屋根先4と同軒樋カバー部材
5と前記軒樋1の前側壁上部とが略同じ傾斜で一直線上
に配置されている。又、軒樋カバー部材5は前記一体感
を確保しながら軒樋1内に積雪や落葉等が入り込むこと
を防止するために設けられるもので、この場合、同軒樋
カバー部材5上を滑って積雪や落葉等は前方へと落下さ
れるが、雨水は支障なく同軒樋1内へと流下して集水さ
れる。
【0004】又、軒樋カバー部材5は長尺の略帯板状で
定尺のまま、或いは、施工現場において適宜長さに切断
されて使用されるもので、図7に示す如く、同軒樋カバ
ー部材5の端部5aが相互に軒樋カバー継手20によって接
続される。この場合、隣接配置される軒樋カバー部材5
の両端部5aに跨がってその外側に軒樋カバー継手20は嵌
合され、その際、該軒樋カバー継手20の前後両端縁部分
が同軒樋カバー部材5の前後両端縁部分に各々係止され
て容易に嵌合接続される。そして、軒樋カバー部材5の
両端部5aが軒樋カバー継手20で覆い隠され、外観意匠性
は良好なものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、軒樋カバー継手20が合成樹脂製で
軒樋カバー部材5の外側に嵌合されて取り付けられるも
のあり、該軒樋カバー部材5の外側表面に同軒樋カバー
継手20は厚く突出し、外観上の見栄えが良くないもので
あった。それなら、軒樋カバー継手20の厚みを薄く形成
すれば良いのであるが、そうすると、該軒樋カバー継手
20は強固でなくなり、接続強度が低下してしまう。
【0006】ここで、上記従来の技術とは逆に、軒樋カ
バー部材5の内側に嵌合される軒樋カバー継手(内側継
手)で接続する形態も考えられるが、この場合には、切
断された軒樋カバー部材5の端部5aが外側に露出するこ
とになるので、外観意匠性は良好なものとならない。
又、この外観意匠性を確保しようとすると、軒樋カバー
部材5の端部5aを正確に精度良く切断することが必要と
なり、施工に手間と熟練を要するものとなってしまう。
【0007】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、軒
樋カバー部材を外観良く容易に接続することができ、接
続強度も確保される軒樋カバー継手を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
軒樋カバー継手は、軒樋の前側上端縁と建物の屋根先と
の間隔に設けられて該間隔を覆う略帯板状の軒樋カバー
部材の端部を相互に接続するもので、隣接配置される軒
樋カバー部材の両端部に跨がってその内側に嵌合される
補強用の内継手部材と、同両端部に跨がってその外側に
嵌合され該両端部を前記内継手部材とで挟持する表装用
の外継手部材と、を備えている。
【0009】したがって、この場合、隣接配置される軒
樋カバー部材の両端部に跨がってその内側に補強用の内
継手部材を嵌合すると共に、その外側に表装用の外継手
部材を嵌合して、両者で同両端部を挟持するよう容易に
接続することができる。この場合、補強用の内継手部材
で接続強度は確保され、そのため、表装用の外継手部材
の厚みを薄くすることができて、該外継手部材で軒樋カ
バー部材の両端部及びその間の隙間は見栄え良く覆い隠
され、外観意匠性を良好にして接続することができる。
【0010】本発明の請求項2記載の軒樋カバー継手
は、上記請求項1記載の軒樋カバー継手において、外継
手部材を金属製薄板で形成したことを特徴としている。
【0011】したがって、この場合は特に、軒樋カバー
部材の外側に嵌合される外継手部材が金属製薄板で形成
されているので、該外継手部材は同軒樋カバー部材の外
側表面に厚く突出せず、しかも、金属製で強固であり、
外観意匠性が向上されると共に接続強度が高くなり、外
方からの衝撃に対しても強くなる。
【0012】本発明の請求項3記載の軒樋カバー継手
は、上記請求項1又は2記載の軒樋カバー継手におい
て、軒樋カバー部材の前後両端縁には裏側へ突出した耳
部が形成されていて、該両耳部の内側に係止される内係
合部を内継手部材の前後両端縁に形成し、同両耳部の外
側に係止される外係合部を外継手部材の前後両端縁に形
成したことを特徴としている。
【0013】したがって、この場合は特に、軒樋カバー
部材の前後両端縁に裏側へ突出した耳部が形成されてお
り、該両耳部の内側に内係合部を、同両耳部の外側に外
係合部を各々係止させることによって、内継手部材及び
外継手部材は相互にその前後両端縁で同軒樋カバー部材
に簡単且つ確実に係着されて取り付けられる。
【0014】本発明の請求項4記載の軒樋カバー継手
は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の軒樋カバ
ー継手において、内継手部材を軒樋カバー部材の長手方
向に開口した偏平略筒状に形成したことを特徴としてい
る。
【0015】したがって、この場合は特に、内継手部材
が軒樋カバー部材の長手方向に開口した偏平略筒状に形
成されているので、該内継手部材は弾性に富んだ形状と
なって、その衝撃吸収性が高められると共に、軒樋カバ
ー部材の内側に嵌合させ易いものとなる。
【0016】本発明の請求項5記載の軒樋カバー継手
は、上記請求項4記載の軒樋カバー継手において、内継
手部材の前後中程部位に筒方向で全長にわたって切り離
されたスリットを形成したことを特徴としている。
【0017】したがって、この場合は特に、内継手部材
の前後中程部位に筒方向で全長にわたって切り離された
スリットが形成されているので、該スリットの拡縮によ
って同内継手部材はより弾性変形し易くなり、その衝撃
吸収性及び嵌合容易性が更に向上される。
【0018】本発明の請求項6記載の軒樋カバー継手
は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の軒樋カバ
ー継手において、内継手部材と外継手部材とを前後いず
れか一方の端縁側で連設するよう一体に形成し、該連設
部位を折曲自在部としたことを特徴としている。
【0019】したがって、この場合は特に、内継手部材
と外継手部材とが前後いずれか一方の端縁側で連設する
よう一体に形成されているので、両者はバラバラになら
ず取り扱い易いものとなっており、しかも、前記連設部
位が折曲自在部となっているので、該折曲自在部で折曲
させながら同両者を軒樋カバー部材の内外に他方の端縁
側で開閉させるようにして容易に挟着させることができ
る。
【0020】本発明の請求項7記載の軒樋カバー継手
は、上記請求項6記載の軒樋カバー継手において、内継
手部材と外継手部材とを後端縁側で連設するよう一体に
形成したことを特徴としている。
【0021】したがって、この場合は特に、内継手部材
と外継手部材とが後端縁側で連設するよう一体に形成さ
れているので、両者を軒樋カバー部材の内外に前端縁側
で開閉させるようにして挟着させることができ、手前側
からの接続施工に最適なものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1〜
5に対応する一実施形態を示しており、該実施形態の軒
樋カバー継手は、軒樋1の前側上端縁2と建物3の屋根
先4との間隔に設けられて該間隔を覆う略帯板状の軒樋
カバー部材5の端部5aを相互に接続するものであって、
隣接配置される軒樋カバー部材5の両端部5aに跨がって
その内側に嵌合される補強用の内継手部材6と、同両端
部5aに跨がってその外側に嵌合され該両端部5aを前記内
継手部材6とで挟持する表装用の外継手部材7と、を備
えている。
【0023】該実施形態の軒樋カバー継手においては、
軒樋カバー部材5の前後両端縁に裏側へ突出した耳部8
が形成されていて、該両耳部8の内側に係止される内係
合部9を内継手部材6の前後両端縁に形成し、同両耳部
8の外側に係止される外係合部10を外継手部材7の前後
両端縁に形成している。又、内継手部材6は軒樋カバー
部材5の長手方向に開口した偏平略筒状に形成されてお
り、該内継手部材6の前後中程部位に筒方向で全長にわ
たって切り離されたスリット11が形成されている。そし
て、外継手部材7は金属製薄板で形成されている。
【0024】軒樋1は合成樹脂の押出成形品或いは薄肉
金属板がインサートされた合成樹脂成形品でなり、その
前壁部は後壁部よりも高く形成されている。又、軒樋1
は軒先と一体感を有するような形状に、すなわち、その
前側壁の上部が後方斜め上方へと傾斜するように形成さ
れている。又、軒樋1は軒先前面13に取着固定された樋
取付具14で支持され、該樋取付具14に立設一体化された
支持片15の上端部分に軒樋カバー部材5が嵌合保持され
ている。
【0025】この場合、図3に示す如く、支持片15の上
端部分には後方へ折曲した後係止片部16と前方へ切り起
こされた前係止片部17とが形成され、軒樋カバー部材5
の前後両耳部8の内側には係止溝部18が形成されてい
る。そして、前後の係止溝部18が後係止片部16及び前係
止片17部の先端部分に各々係止されることで、支持片15
の上端部分に軒樋カバー部材5は嵌合保持されている。
又、軒樋カバー部材5は合成樹脂の押出成形品或いは薄
肉金属板がインサートされた合成樹脂成形品でなり、そ
の前後両端縁には裏側へ突出した中空状の耳部8が一体
に形成され、該両耳部8の内側に前記係止溝部18は配設
されている。
【0026】そして、軒樋カバー部材5は略帯板状に形
成され、軒樋1の前側上端縁2と建物3の屋根先4との
間隔を覆うものであり、該屋根先4と同軒樋カバー部材
5と前記軒樋1の前側壁上部とが略同じ傾斜で一直線上
に配置されている。又、軒樋カバー部材5は前記一体感
を確保しながら軒樋1内に積雪や落葉等が入り込むこと
を防止するために設けられるもので、この場合、同軒樋
カバー部材5上を滑って積雪や落葉等は前方へと落下さ
れるが、雨水は支障なく同軒樋1内へと流下して集水さ
れる。
【0027】すなわち、前記両耳部8は裏側に突出して
いて軒樋カバー部材5の上側表面が平滑面となってお
り、該平滑面上を伝わって雨水は同軒樋カバー部材5の
前端縁側の隙間(開口巾12mm程度の隙間)から軒樋1内
へと流下して支障なく集水される。又、積雪や落葉等は
比較的大きな固まりで、軒樋カバー部材5の平滑な上側
表面から前記隙間を通り越して軒樋1の傾斜した前側壁
上部へと伝わり、該軒樋1の前方へと滑り落とされて除
去される。
【0028】又、軒樋カバー部材5は長尺の略帯板状で
定尺のまま、或いは、施工現場において適宜長さに切断
されて使用されるもので、図2に示す如く、同軒樋カバ
ー部材5の端部5aが相互に、内継手部材6と外継手部材
7とでなる軒樋カバー継手によって接続される。この場
合、隣接配置される軒樋カバー部材5の両端部5aに跨が
ってその外側に外継手部材7は嵌合され、その際、該外
継手部材7の前後両端縁部分が同軒樋カバー部材5の前
後両端縁部分に各々係止されて容易に嵌合接続される。
【0029】すなわち、外継手部材7は弾性に富んだ金
属製薄板、例えば、表面に着色が施されたステンレス薄
板でなり、その前後両端縁には外係合部10が配設され、
該外係合部10は前記軒樋カバー部材5の耳部8外側面に
沿った湾曲形状に形成されている。そして、外係合部10
の先端縁部分には外方へ湾曲S字状に折り返ったガイド
片部19が延設されており、該ガイド片部19を軒樋カバー
部材5の耳部8外側面に摺接させることで、該耳部8の
外側に同外係合部10をスムーズに係止させることができ
る。又、軒樋カバー部材5の両端部5aは外継手部材7で
覆い隠され、同両端部5aが正確に或いは精度良く切断さ
れていなくても、外観意匠性は良好なものとなる。
【0030】内継手部材7は合成樹脂、金属等で偏平略
筒状に形成され、該内継手部材7の前後両端縁にはその
上側縁部分に外方へ湾曲状に突出折曲した内係合部9が
配設形成されており、該両内係合部9は前記軒樋カバー
部材5の前後両耳部8内側の係止溝部18に各々係止され
る。又、内継手部材7の下側筒壁部にはスリット11が形
成され、該スリット11の拡縮によって同内継手部材7は
弾性変形し易いものであって、前記両内係合部9を楽に
軒樋カバー部材5の前後両係止溝部18に係止させること
ができる。
【0031】又、この場合、前記の如く、軒樋カバー部
材5の両端部5aに跨がってその内側に内継手部材6を嵌
合させた後に、同両端部5aに跨がってその外側に外継手
部材7を容易に嵌合させることができる。そして、軒樋
カバー継手で接続された部位は、内側の比較的厚肉の内
継手部材6で緩衝されながら補強され、外側の比較的薄
肉の外継手部材で体裁良く表装される。なお、内継手部
材6及び外継手部材7は軒樋カバー部材5に対し、その
内外に接着剤を介して嵌合固着されても良いものであ
る。
【0032】したがって、該実施形態の軒樋カバー継手
においては、隣接配置される軒樋カバー部材5の両端部
5aに跨がってその内側に補強用の内継手部材6を嵌合す
ると共に、その外側に表装用の外継手部材7を嵌合し
て、両者で同両端部5aを挟持するよう容易に接続するこ
とができる。この場合、補強用の内継手部材6で接続強
度は確保され、そのため、表装用の外継手部材7の厚み
を薄くすることができてこれにより、該外継手部材7で
軒樋カバー部材5の両端部5a及びその間の隙間は見栄え
良く覆い隠され、外観意匠性を良好にして接続すること
ができる。
【0033】又、該実施形態の軒樋カバー継手において
は、軒樋カバー部材5の外側に嵌合される外継手部材7
が金属製薄板で形成されているので、該外継手部材7は
同軒樋カバー部材5の外側表面に厚く突出せず、しか
も、金属製で強固であり、外観意匠性が向上されると共
に接続強度が高くなり、外方からの衝撃に対しても強い
ものとなっている。又、この場合、軒樋カバー部材5の
前後両端縁に裏側へ突出した耳部8が形成されており、
該両耳部8内側の係止溝部18に内係合部9を、同両耳部
8の外側に外係合部10を各々係止させることで、内継手
部材6及び外継手部材7は相互にその前後両端縁で同軒
樋カバー部材5に簡単且つ確実に係着されて取り付けら
れる。
【0034】更に、該実施形態の軒樋カバー継手におい
ては、内継手部材6が軒樋カバー部材5の長手方向に開
口した偏平略筒状に形成されているので、該内継手部材
6は弾性に富んだ形状となって、その衝撃吸収性が高め
られると共に、軒樋カバー部材5の内側に嵌合させ易い
ものとなる。しかも、この場合、内継手部材6の前後中
程部位に筒方向で全長にわたって切り離されたスリット
11が形成されているので、該スリット11の拡縮によって
同内継手部材6はより弾性変形し易くなり、その衝撃吸
収性及び嵌合容易性が更に向上される。
【0035】図4は、本発明の請求項1〜5に対応する
別の実施形態を示しており、該実施形態の軒樋カバー継
手においては、内継手部材7の上側筒壁部にスリット11
が形成されおり、該スリット11は下方から見え難く、同
内継手部材7の上側筒壁部が弾性変形し易くて、該上側
筒壁部の前後両端縁に形成される内係合部9は軒樋カバ
ー部材5の前後両耳部8内側の係止溝部18により楽に係
止される。なお、それ以外は、上記図1〜3に示した実
施形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同
様の作用効果が奏される。
【0036】図5は、本発明の請求項1〜3、6、7に
対応する更に別の実施形態を示しており、該実施形態の
軒樋カバー継手においては、内継手部材6と外継手部材
7とが後端縁側で連設するよう一体に形成され、該連設
部位を折曲自在部12としている。この場合、内継手部材
6が外継手部材7と同じ金属製薄板でなり、軒樋カバー
部材5の裏側形状に沿うよう折曲形成されて、同内継手
部材6及び外継手部材7はその後端縁側で連設されてい
る。又、外継手部材7の前端縁部分には外係合部10とこ
れに延設されたガイド片部19とが形成されており、該外
係合部10を手前側から容易に軒樋カバー部材5の耳部8
に着脱させることができる。
【0037】したがって、該実施形態の軒樋カバー継手
においては、内継手部材6と外継手部材7とが後端縁側
で連設するよう一体に形成されているので、両者はバラ
バラにならず取り扱い易いものとなっており、しかも、
前記連設部位が折曲自在部12となっているので、該折曲
自在部12で折曲させながら同両者を軒樋カバー部材5の
内外に前端縁側で開閉させるようにして容易に挟着させ
ることができる。
【0038】この場合、内継手部材6と外継手部材7と
は前端縁側で連設するよう一体に形成されても良いが、
該実施形態の軒樋カバー継手においては、両者が後端縁
側で連設するよう一体に形成されているので、該両者を
軒樋カバー部材5の内外に前端縁側で開閉させるように
して挟着させることができ、手前側からの接続施工に最
適なものとなっている。なお、それ以外は、上記図1〜
3に示した実施形態と同様に構成され、請求項4、5に
係る以外の作用効果が同上記実施形態におけると同様に
奏される。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の軒
樋カバー継手においては、内継手部材と外継手部材とで
軒樋カバー部材の両端部を挟持するよう容易に接続する
ことができ、内側の同内継手部材で補強されて接続強度
は確保され、そのため、外側の同外継手部材の厚みを薄
くすることができ、良好な外観意匠性に接続される。
【0040】又、本発明の請求項2記載の軒樋カバー継
手においては、特に、金属製薄板で形成された外継手部
材が軒樋カバー部材の外側表面に厚く突出せず、外観意
匠性は向上され、接続強度が高くなり、外方からの衝撃
に対しても強くなる。
【0041】又、本発明の請求項3記載の軒樋カバー継
手においては、特に、軒樋カバー部材の前後両端縁に裏
側へ突出した耳部が形成されており、該両耳部の内外で
の係止によって、内継手部材及び外継手部材は相互にそ
の前後両端縁で同軒樋カバー部材に簡単且つ確実に係着
されて取り付けられる。
【0042】又、本発明の請求項4記載の軒樋カバー継
手においては、特に、内継手部材が偏平略筒状で弾性に
富んだ形状となり、その衝撃吸収性は高く、軒樋カバー
部材の内側に嵌合させ易いものとなる。
【0043】又、本発明の請求項5記載の軒樋カバー継
手においては、特に、スリットの拡縮によって内継手部
材がより弾性変形し易くなり、その衝撃吸収性及び嵌合
容易性は更に向上される。
【0044】又、本発明の請求項6記載の軒樋カバー継
手においては、特に、内継手部材と外継手部材とが一体
となって取り扱い易いものとなり、両者を連設した折曲
自在部で折曲させながら開閉させるようにして容易に挟
着させることができる。
【0045】又、本発明の請求項7記載の軒樋カバー継
手においては、特に、内継手部材と外継手部材とを前端
縁側で開閉させるようにして挟着させることができ、手
前側からの接続施工に最適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である軒樋カバー継手の施
工状態を示す断面図。
【図2】同軒樋カバー継手の接続状態を示す分解斜視
図。
【図3】同実施形態における軒樋カバー部材の取付状態
を示す分解斜視図。
【図4】別の実施形態である軒樋カバー継手の接続状態
を示す分解斜視図。
【図5】更に別の実施形態である軒樋カバー継手の接続
過程を示し、(a)は接続途中の状態を示す断面図、
(b)は接続完了後の状態を示す断面図。
【図6】従来例である軒樋カバー部材の施工状態を示す
断面図。
【図7】同軒樋カバー部材の軒樋カバー継手による接続
状態を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 軒樋 2 前側上端縁 3 建物 4 屋根先 5 軒樋カバー部材 5a 端部 6 内継手部材 7 外継手部材 8 耳部 9 内係合部 10 外係合部 11 スリット 12 折曲自在部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒樋の前側上端縁と建物の屋根先との間
    隔に設けられて該間隔を覆う略帯板状の軒樋カバー部材
    の端部を相互に接続する軒樋カバー継手であって、隣接
    配置される軒樋カバー部材の両端部に跨がってその内側
    に嵌合される補強用の内継手部材と、同両端部に跨がっ
    てその外側に嵌合され該両端部を前記内継手部材とで挟
    持する表装用の外継手部材と、を備えた軒樋カバー継
    手。
  2. 【請求項2】 外継手部材を金属製薄板で形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の軒樋カバー継手。
  3. 【請求項3】 軒樋カバー部材の前後両端縁には裏側へ
    突出した耳部が形成されていて、該両耳部の内側に係止
    される内係合部を内継手部材の前後両端縁に形成し、同
    両耳部の外側に係止される外係合部を外継手部材の前後
    両端縁に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の軒樋カバー継手。
  4. 【請求項4】 内継手部材を軒樋カバー部材の長手方向
    に開口した偏平略筒状に形成したことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一つに記載の軒樋カバー継手。
  5. 【請求項5】 内継手部材の前後中程部位に筒方向で全
    長にわたって切り離されたスリットを形成したことを特
    徴とする請求項4記載の軒樋カバー継手。
  6. 【請求項6】 内継手部材と外継手部材とを前後いずれ
    か一方の端縁側で連設するよう一体に形成し、該連設部
    位を折曲自在部としたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一つに記載の軒樋カバー継手。
  7. 【請求項7】 内継手部材と外継手部材とを後端縁側で
    連設するよう一体に形成したことを特徴とする請求項6
    記載の軒樋カバー継手。
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