JPH08177100A - 排水栓装置用レリース - Google Patents

排水栓装置用レリース

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JPH08177100A
JPH08177100A JP32039094A JP32039094A JPH08177100A JP H08177100 A JPH08177100 A JP H08177100A JP 32039094 A JP32039094 A JP 32039094A JP 32039094 A JP32039094 A JP 32039094A JP H08177100 A JPH08177100 A JP H08177100A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け用のナット等の接続部材をいちいち組
込み操作せずとも作動部と操作部とに亘って接続し、1
0mm程度の湾曲配設時においても軽い操作による円滑
な摺動性を恒久的に発揮し、外れたり切損することのな
い耐久性に優れた排水栓装置用のレリースを提供する。 【構成】 アウターチューブ11の外周面に遊嵌してその
鍔部11aに当接もしくは近接する回転案内用リング材21
がジョイント金具2、3に固定され、双方のジョイント
金具2、3はアウターチューブ11を接続した状態のまま
アウターチューブ11と無関係に回転可能となる。フッ素
系樹脂材からなる可撓性のアウターチューブ11のコアコ
イル1’と同等の優れた可撓性や、復元反力のない湾曲
配設時の順応性、難延性で急激な湾曲配設及び摺動スト
ロークの一定化を可能にし、安定した軽い力での良好な
摺動性を恒久的に発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽やカウンターの上
縁面に配設する操作部のプッシュ操作で浴槽、洗面器等
の排水口内に装備する排水栓機構(作動部)を作動させ
る遠隔操作用のレリース、更に詳しくはレリースの操作
部、作動部との連結部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排水栓装置用のレリース
は、その本体1を、図7に示すようにガイドコイル31に
シールド材41を介して合成樹脂製のアウターチューブ51
を被覆し、該ガイドコイル31内に金属材からなるコイル
状のコアコイル1’を摺動可能に挿通して形成されたA
者(プッシュ式)、図8に示すようにガイドコイル31に
合成樹脂製のアウターチューブ51を被覆し、ガイドコイ
ル31内に金属製の撚線からなるインナーワイヤー61を挿
通して形成したプル式のB者(プル式)、更には図9に
示すようにポリエチレンのライナー71に撚線型のシール
ド材41を介してポリエチレンのアウターチューブ51を被
覆し、ライナー71内に芯体を有する金属製の撚線からな
るインナーワイヤー81を挿通して形成したC者(プル・
プッシュ式)がある。A者はガイドコイル31、シールド
材41の両端部をジョイント金具2、3に挿入し、そのジ
ョイント金具2、3をそのガイドコイル31に加締固定し
て一体化した後、各々のジョイント金具2、3に渡って
アウターチューブ51を被層して作動部(図示せず)、操
作部(図示せず)とのジョイント金具2、3に連結さ
れ、またB者は、作動部(図示せず)、操作部(図示せ
ず)のジョイント金具2、3内に本体1の端部に軽く加
締固定する中加締金具1”を設け、その中加締金具1”
をジョイント金具2、3に加締固定して連結され、また
C号は作動部(図示せず)、操作部(図示せず)のジョ
イント金具2、3内に本体1の端部を挿入した後、その
ジョイント金具2、3を本体1の端部に軽く加締固定し
て連結されている。このような先行する排水栓装置用の
レリースは、その図10に示すようにジョイント金具
2、3を浴槽、カウンターの上縁面や洗面器に設けた操
作部Aと排水口に設けた作動部(開閉クラッチ機構)B
とに接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような先
行技術はジョイント金具2、3に対してレリースの本体
1が一体化された構造になっているため、操作部Aと、
排水口に設けた作動部Bとに接続するに際して、接続の
前段階として本体1に取付け用のナット600 等を挿設す
る組込作業を必要とし、部品点数の増大によるコストの
高騰は勿論のこと、組込忘れによって施工現場で接続不
能になる問題があった。また、A者はガイドコイル31に
ジョイント金具2、3を加締固定している関係でガイド
コイル31の加締固定部に切損応力が集中する構造になっ
ている。そのため、例えば図11に示すように排水栓装
置と共に浴槽Cに装着した状態でガイドューブ9を掴ん
で搬送した時等、レリースの本体1に引っ張り応力が生
じるとガイドコイル31が容易に切れてしまう虞れがあっ
た。更にB号、C号のように軽く加締固定したタイプで
は切損応力を生じない反面、軽い引っ張り力で本体1が
ジョイント金具2、3から簡単に外れてしまう問題があ
った。また、浴槽Cに装着した状態では、取付口7に、
作動部Bを有する排水筒8と下面を開放した支持部材38
とで浴槽の底面を挟持すると共にその支持部材38に浴槽
Cの上縁面c1に連絡する軟質合成樹脂製のガイドチュ
ーブ9の一端をチューブクリップ700 で挟持し、ガイド
チューブ9及び支持部材38を挿通して本体1を浴槽Cの
上縁面c1に設けた操作部Aと排水筒8内の作動部Bと
に亘って接続してあり、本体1の作動部B側の湾曲部1
aは支持部材38の開放部から下方に弓状に突出する形態
になっている。しかし、この浴槽搬送時に誤って把持し
てガイドチューブ9が変形したり、ガイドチューブ9が
支持部材38から外れて本体1に引っ張り力が作用すると
作動部Bと接続される本体1の付け根部分1a’が座屈
することがあった。更に、このような排水栓装置用のレ
リースで要求させるのは優れた屈曲性とその屈曲時のお
ける良好な摺動性である。近年、浴室、洗面室には例え
ば給湯機、ウヲシュレットと呼称される局部洗浄装置、
洗髪用のシャワー吐水具等様々な設備が内蔵され、それ
らに必要な給水、給湯配管はもとより、電気配線等が入
り組んだ状態で配設されることに起因して、必然的にレ
リースの本体の屈曲性もそれら配管、配線類を避けるこ
とから、10mm程度の湾曲配設が要求されること、ま
たその急激な屈曲時に老人、子供は勿論のこと身障者で
も軽い操作(3kg以下)で排水栓を開閉できるようにす
ることが、福祉対策を踏まえて今日の多様化する浴室、
洗面室に排水栓装置を設置する上で切望される開発事項
になっている。旧来、前記する先行技術A号のプッシュ
タイプのレリースは、アウターチューブ51焼き付け時に
シールド材41がガイドコイル31の線間隙への樹脂の進入
を阻止することで、アウターチューブ51とガイドコイル
31とが一体化して硬くなるのを回避してガイドコイル31
の可撓性を所定に維持する点、ガイドコイル31がコアコ
イル1’の摺動抵抗による延びを防止してコアコイル
1’の摺動ストロークをバラ付かないようにする点、コ
アコイル1’が撚線やロッドのように押動力によって座
屈が生じない点等で適切なものとされていた。しかし、
コアコイル1’とガイドコイル31との金属同士の摩擦を
避けることができず、摺動性が切望する程度まで円滑化
されずに金属微粉の影響も相俟って操作力が大きくな
り、ガイドコイル31、シールド材41、アウターチューブ
51の3者重合による強度アップによって切望する程度の
屈曲性を得ることができないのが現実であった。
【0004】本発明は、上記種々の従来事情に鑑みてな
されたもので、その目的とする処は、取付け用のナット
等の接続部材をいちいち組込み操作せずとも作動部と操
作部とに亘って接続することができ、しかも10mm程
度の湾曲配設時においても軽い操作による円滑な摺動性
を恒久的に発揮し、外れたり切損することのない耐久性
に優れた排水栓装置用のレリースを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、請求項1はフッ素系樹脂材で成
形した可撓性を有するアウターチューブ内に操作部から
の押動力を作動部に伝達する金属材からなるコイル状の
コアコイルを摺動可能に挿通させて本体を形成し、該ア
ウターチューブの両端に周設した鍔部を操作部、作動部
へのジョイント金具におけるレリース挿通孔回りに形成
した収容凹部に収容し、該収容凹部内の上記鍔部とアウ
ターチューブ外周面との間にアウターチューブに遊嵌す
る回転案内用リング材を介装し、前記ジョイント金具を
回転案内用リング材に固定したことを要旨とする。ま
た、請求項2は請求項1記載の回転案内用リング材端部
がアウターチューブの鍔部に当接もしくは近接する鋭利
形状になっていると更に有効である。また、請求項3は
請求項1または2記載の作動部側の回転案内用リング材
に一端を係止してアウターチューブの所望範囲に当接し
て巻回するスプリングを設けたことである。尚、フッ素
系樹脂材として四フッ化エチレン樹脂が好適である。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、下記の作用がある。 (請求項1)作動部、操作部への双方のジョイント金具
内にアウターチューブ先端の鍔部が挿入され、アウター
チューブの外周面に遊嵌して上記鍔部に当接もしくは近
接する回転案内用リング材がジョイント金具に固定され
ているため、双方のジョイント金具はアウターチューブ
を接続した状態のままアウターチューブと無関係に回転
可能となる。またフッ素系樹脂材からなる可撓性のアウ
ターチューブのコアコイルと同等の優れた可撓性や、復
元反力のない湾曲配設時の順応性、難延性で急激な湾曲
配設及び摺動ストロークの一定化を可能にし、且つ自己
潤滑性及び開閉の継続によって微量ずつコアコイルの摺
動抵抗で削られるアウターチューブの微粉が摺動時の潤
滑材となり、金属微粉や樹脂微粉のような摺動時の円滑
性を低くする要因を作り出さず、安定した軽い力での良
好な摺動性を恒久的に発揮する。更に、回転案内用リン
グ材の先端が鍔部に当接してアウターチューブの抜けを
防止する。 (請求項2)回転案内用リング材先端の鋭利部のアウタ
ーチューブの鍔部に対する線接触による少ない抵抗でジ
ョイント金具の円滑な回転を可能にし、且つ同鋭利部が
引っ張り方向に対して同鍔部に食い込んでアウターチュ
ーブの抜け強度を増加し、その線接触によって水気のア
ウターチューブ内への侵入も防止する。 (請求項3)作動部側の回転案内用リング材に一端を係
止してアウターチューブの所望範囲に巻回するスプリン
グがアウターチューブに対して空間(隙間)を有する場
合には引っ張り力や押し上げ力が作用するとその空間
(隙間)の存在によって座屈が容認されていまう。しか
しそのスプリングをアウターチューブに当接する関係に
しているため、座屈応力がスプリングの弾力性が良好に
吸収され、アウターチューブの座屈を確実に防止する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから下記
の利点がある。 (請求項1)作動部、操作部への双方のジョイント金具
をアウターチューブ両端部に回転可能に設けた構造であ
るから、操作部と排水口に設けた開閉クラッチ機構とに
接続するに際して、接続の前段階として取付け用のナッ
トを挿設する組込作業を行う必要なく、組込忘れによっ
て施工現場で接続不能になったり、コストが高騰する虞
れがない。しかも、回転可能でありながら回転案内用リ
ング材の先端が鍔部に当接してアウターチューブのジョ
イント金具からの抜けを防止するようになっているか
ら、作動部、操作部への接続等でアウターチューブに引
っ張り力が仮に作用してもジョイント金具を両端に有す
るレリース構造を維持し、外れたりすることがない。ま
た、アウターチューブをフッ素系樹脂材からなる可撓性
のあるものにした結果、そのコアコイルと同等の優れた
可撓性や、復元反力のない湾曲配設時の順応性、難延性
で急激な湾曲配設及び摺動ストロークの一定化を可能に
し、また自らの自己潤滑性の働き及びコアコイルの摺動
抵抗で削られるアウターチューブの微粉が摺動時の潤滑
材となって軽い力での円滑な摺動性を恒久的に発揮する
ことを見出だしたから、給湯機、ウヲシュレットと呼称
される局部洗浄装置、洗髪用のシャワー吐水具等様々な
設備の内蔵によって入り組んだ給水、給湯管、電気配線
の配設状態下で巧みにその障害を避けながら10mm程
度の曲率をもって湾曲配設されても老人、子供ばかりで
なく、身障者でも軽い(3kg以下)の操作力で所定の摺
動ストロークをもって常時摺動する耐久性に秀でた排水
栓装置用のレリースを提供することができた。 (請求項2)また、作動部、操作部への接続時には回転
案内用リング材がその先端の鋭利部でアウターチューブ
の鍔部に線接触しながら回転するようになるため、接続
作業も楽なばかりでなく、その同鋭利部が引っ張り方向
に対して同鍔部に食い込んでアウターチューブの抜けな
いように支持することになるから、接続時に比較的大き
な引っ張り力を受けてもアウターチューブがジョイント
金具から外れる虞れが全くなく、しかも線接触によって
水気のアウターチューブ内への侵入が防止されるため、
摺動抵抗を大きくして操作性を悪くする錆等をコアコイ
ルに発生させることもない。故に、10mm程度の曲率
をもって湾曲配設されていながら軽い(3kg以下)の操
作力で所定の摺動ストロークをもって常時摺動する耐久
性に秀でた著項を外的条件によって妨害されない排水栓
装置用のレリースを提供することができた。 (請求項3)しかも、作動部側の回転案内用リング材に
一端を係止してアウターチューブの所望範囲に当接して
巻回するスプリングを設けて作動部近傍の本体の湾曲形
状を保持するようにした結果、浴槽搬送時に誤って把持
してガイドチューブが変形したり、外れて本体に引っ張
り力が生じようなことがあってもスプリングの保形弾力
作用でその引っ張り力に抗して湾曲形状を保持するから
作動部と接続する本体の付け根部分が座屈する虞れがな
く、予め浴槽に装着した状態で搬送される排水栓装置用
レリースとしても好適なものを提供できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図4は排水栓装置用のレリースの第1実
施例を、また図5及び図6は同第2実施例を示してい
る。まず、第1実施例について説明すると、この第1実
施例は浴槽用の排水栓装置用レリースを示すもので、符
号1はレリースの本体、2、3はジョイント金具、Aは
操作部、Bは作動部である。
【0009】本体1は、平鋼線を線間隙がないようにコ
イル状としたコアコイル1’を四フッ化エチレン樹脂材
からなるアウターチューブ11に挿通させて形成され、そ
の両端部に回転案内用リング材21を介して操作部A、作
動部Bとのジョイント金具(下記では操作部側のジョイ
ント金具を第1ジョイント金具2、作動部側のジョイン
ト金具を第2ジョイント金具3と称する)2、3を連結
している。
【0010】アウタチューブ11の両端部には各々鍔部11
aが一体に周設され、その鍔部11aが第1、第2ジョイ
ント金具2、3に設けたレリース挿通孔12、13回りの収
容凹部22、23に遊嵌状に収容されている。
【0011】回転案内用リング材21は、図2、図3に示
すように上記鍔部11aとの対応面を同鍔部11aに接近も
しくは当接するように上記鍔部11a近傍のアウターチュ
ーブ11に遊外嵌してあり、且つ鍔部11aとの対応面を図
示するように鋭利形状にしている。この鋭利部21aは回
転案内用リング材21の上記鍔部11aとの対応先端面を尖
頭状にすることで形成されている。符号21b は第1、第
2ジョイント金具2、3の加締固定されるべく回転案内
用リング材に形成した環状段部である。
【0012】第1ジョイント金具2は、全長に亘ってレ
リース挿通孔12を開孔し、そのレリース挿通孔12回りに
前記アウターチューブ11の鍔部11a及び回転案内用リン
グ材21の一半部を収容する本体1側を開放した収容凹部
22を内部に確保する筒部32を突設し、その筒部32先端を
環状段部21bに加締固定してアウターチューブ11とは無
関係に回転案内用リング材21と共に回転するようになっ
ており、加締固定部とは他端側外面に雄螺子部42を周設
すると共に中途部に拡径部52を突設し、その拡径部52を
回転させて取付筒a1を螺合により連結している。
【0013】第2ジョイント金具3は、全長に亘ってレ
リース挿通孔13を開孔し、そのレリース挿通孔13回りに
前記アウターチューブ11の鍔部11a及び回転案内用リン
グ材21の一半部を収容する本体1側を開放した収容凹部
23を内部に確保する筒部53を突設し、更に作動部Bに螺
合する雄螺子部33を周設した構成になっている。
【0014】第2ジョイント金具3側の回転案内用リン
グ材21には図2に示すようにその環状段部21bよりも小
径とする係止段部21cを本体1側の端部に周設し、その
係止段部21cに一端を係止してアウターチューブ11の外
周面所望長さ範囲にそのコイル状線が全長に亘って当接
するスプリング4を巻装している。
【0015】取付筒a1は、第1ジョイント金具2の雄
螺子部42とは反対端に取付孔15を有する取付鍔部25を周
設し、雄螺子部42と対応する端部側内面に同雄螺子部42
に螺合する雌螺子部35を形成すると共に、内部に進入す
るコアコイル1’先端に反対端から挿入される操作棒a
2の一端を固着し、且つ内部に操作棒a2と第1ジョイ
ント金具2とに亘って戻りスプリング6を介設した構成
になっている。
【0016】これにより第1、第2ジョイント金具(第
1ジョイント金具は取付筒を有する)2、3と回転案内
用リング材21は本体1に連結された状態でアウターチュ
ーブ11に対して回転可能となり、また、取付け時等でア
ウターチューブ11に引っ張り力が生じても鍔部11aが回
転案内用リング材21の鋭利部21aに喰込むことから抜け
ず、連結状態を維持される。
【0017】浴槽Cは上縁面c1に開孔した吊持孔c2
に案内筒a3を吊持状に固定すると共に、浴槽底面に開
口した取付口7に排水口18を有する排水筒8を裏側から
同排水筒8に螺合される支持部材38とで挟持により取り
付け、更に案内筒a3底のガイド孔a3’と支持部材38
との間をガイドチューブ9とで連絡した構造にしてあ
る。
【0018】この浴槽Cに対して操作部Aと作動部Bと
を本体1と接続した状態で設けるその作業手順は、一端
に第1ジョイント金具2及び取付筒a1を、他端に第2
ジョイント金具3を各々備えた本体1を上記ガイド孔a
3’を利用してガイドチューブ9内を挿通すると共に、
第2ジョイント金具3の雄螺子部33を上記排水筒8から
浴槽C内に引き出した状態で周知構造のスラストロック
機構(図示せず)を内蔵したボックスbの底壁の雌螺子
部(図示せず)に回転によって螺着した後、排水筒8の
中途部に設けた2又または3又状の取付座28にそのボッ
クスbを取付け、取付鍔部25に開孔した取付孔15と案内
筒a3の底の孔(図示せず)とを一致するように取付筒
a1を回転させた後、取付鍔部25を案内筒a3の底にネ
ジ100 止めし、最後に操作棒a2に押しボタンa4を取
付ける。押しボタンa4を押動すると本体1のコアコイ
ル1’に伝達されてスラストロック機構によって支持軸
b1が上昇端で係止して栓蓋b2が排水口18を開放す
る。このように本体1が捩じれや抜けを起こすことなく
第1ジョイント金具2、第2ジョイント金具3を回転案
内用リング材21共々回転させながら操作部A、作動部B
を取付けながら互いを簡単に接続できる。
【0019】この時、図4に示すように作動部B側の本
体1部分は前記スプリング4を弾性変形させた状態で湾
曲形状になり、仮に浴槽搬送時等でガイドチューブ9を
把持したり、同ガイドチューブ9が地面に擦れて変形し
て作動部Bとの接続基端部に座屈応力が生じるようなこ
とがあってもスプリング4の弾性変形による剛性によっ
てその座屈応力に対抗し、アウターチューブ11が座屈す
ることがなくなる。
【0020】また、四フッ化エチレン樹脂材からなる可
撓性のアウターチューブ11のコアコイル1’と同等の優
れた可撓性や、復元反力のない湾曲配設時の順応性、難
延性で急激な湾曲配設(10mm程度の曲率)及び摺動
ストロークの一定化を可能にし、且つ自己潤滑性及び微
量ずつコアコイル1’の摺動抵抗で削られる微粉が摺動
時の潤滑材となり、金属微粉や樹脂微粉のような摺動時
の円滑性を低くする要因を作り出さず、安定した軽い力
(3kg以下)での良好な摺動性を恒久的に発揮すること
ができる。
【0021】次に第2実施例について説明すると、この
第2実施例は洗面器用の排水栓装置用のレリースを示す
もので、符号1はレリースの本体、2、3はジョイント
金具、Aは操作部、Bは作動部である。
【0022】本体1の断面構造及び操作部A、作動部B
へのジョイント金具2、3をその本体1に対して回転案
内用リング材21を介して連結する構造は前記第1実施例
と同様構造であるため、同一符号を付けて説明は省略す
る。
【0023】第1ジョイント金具2は、回転案内用リン
グ材21を加締固定しない他端側に雄螺子部42を備えてお
り、この雄螺子部42に螺合によって取付筒a5を連結し
ている。
【0024】この取付筒a5は、一端に押し孔10aを他
端側内面に第1ジョイント金具2の雄螺子部42に螺合す
る雌螺子部10b を形成すると共に、押し孔10aの口縁に
当接するレリース押さえ10cと第1ジョイント金具2と
間に戻りスプリング6を介設し、中途域外面に洗面器D
の上縁面d1に取付けた操作筒a6に螺合する外螺子部
10d を形成した構成になっている。
【0025】第2ジョイント金具3は、加締固定部から
レリース挿通孔13を有するガイド筒43を延設し、その先
端に作動部Bに螺合する雄螺子部33を周設した構成にな
っている。
【0026】従って、第1、第2ジョイント金具(第1
ジョイント金具は取付筒を有する)2、3と回転案内用
リング材21は本体1に連結された状態でアウターチュー
ブ11に対して回転可能となり、また、取付け時等でアウ
ターチューブ11に引っ張り力が生じても鍔部11aが回転
案内用リング材21の鋭利部21aに喰込むことから抜け
ず、連結状態を維持される。
【0027】洗面器Dは、図6に示すように内面中途部
に上下摺動可能な押しボタンa7を備えた雌螺子部a
6’付きの操作筒a6を裏面方向から捻子込むナット20
0 による挟持で上縁面d1に取付け、また裏面方向から
捻子込むナット200 による挟持で排水筒8をボール面に
開設した取付口7に取付け、その排水筒8をその軸芯に
沿って周知のスラストロック機構(図示せず)を内蔵す
るボックスbを固定した構造にしてある。
【0028】この洗面器Dに対して操作部Aと作動部B
とを本体1と接続した状態で設けるその作業手順は、施
工現場において第2ジョイント金具3を排水筒8に後接
続される排水管300 に開口した連絡口301 から挿入させ
てから第2ジョイント金具3の雄螺子部33を上記ボック
スb底に開孔した雌螺子孔(図示せず)に回転によって
接続し、第1ジョイント金具2に連結した取付筒a5の
外螺子部10dを操作筒a6に嵌合してその雌螺子部a
6’に回転によって接続する。操作筒a6内には押しボ
タンa7の押動力によって下降する押し棒8が摺動可能
に挿入されていて、その押し棒a8先端が前記押し孔10
aを介してレリース押さえ10cに自動的に当接するた
め、押しボタンa7の押動力がレリースに伝達されてス
ラストロック機構の支持軸b1に設けた栓蓋b2が上昇
し排水口18を開放する。連絡口301 の水密性の保持は、
本体1の中途部に嵌挿した鍔付きの環状パッキン302 を
排水管300 内面にあてがわれるスリーブ付きのボルト部
材303 のそのスリーブ303 a内に挿入し、そのスリーブ
303 aに本体1を挿通するナット部材400 を螺合させ、
それによる鍔部302 aの圧潰で行われる。最後に排水管
300 を袋ナット500 を利用して排水筒8下端に接続し、
取付けを完了する。
【0029】この第2実施例も前記第1実施例と同様に
第1ジョイント金具2、第2ジョイント金具3を回転案
内用リング材21共々回転させて操作部Aと作動部Bとに
簡単に接続でき、且つその操作部A、作動部Bを洗面器
Dの上縁面d1及び排水筒8取り付けることができる。
【0030】また、四フッ化エチレン樹脂材からなる可
撓性のアウターチューブ11のコアコイル1’と同等の優
れた可撓性、復元反力のない湾曲配設時の順応性、難延
性で急激な湾曲配設(10mm程度の曲率)及び摺動ス
トロークの一定化を可能にすること、自己潤滑性及び微
量ずつコアコイル1’の摺動抵抗で削られる微粉が摺動
時の潤滑材となることは前記第1実施例と同じであり、
軽い力(3kg以下)での良好な摺動性を恒久的に発揮す
る。
【0031】尚、第1、第2実施例共に回転案内用リン
グ材21のアウターチューブ11の鍔部11aとの対応面を鋭
利状としているが、請求項1ではその対応面をフラット
面とすることを包含する。また、第1、第2実施例共に
ジョイント金具2、3を金属をインサートした樹脂成形
品とすることも可能である。この場合には取付筒a1、
a5に対してネジ結合ではなく超音波溶着等で一体化す
ることができる。これによりコスト面で有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の排水栓装置用レリースの縦断面図
で中間省略して示す。
【図2】要部の部分拡大断面図で、第1ジョイント金具
との連結状態を示す。
【図3】要部の部分拡大断面図で、第2ジョイント金具
との連結状態を示す。
【図4】操作部と作動部とを接続する取付け状態を示す
縦断面図。
【図5】第1実施例の排水栓装置用レリースの縦断面図
で中間省略して示す。
【図6】操作部と作動部とを接続する取付け状態を示す
縦断面図。
【図7】従来のレリースとジョイント金具との連結状態
を示す部分拡大断面図。
【図8】他のレリースとジョイント金具との連結状態を
示す部分拡大断面図。
【図9】更に他のレリースとジョイント金具との連結状
態を示す部分拡大断面図。
【図10】従来のレリースの操作部と作動部との接続状
態を示す正面図で、一部切欠して示す。
【図11】レリースが座屈する状態を示す浴槽搬送時の
状態図。
【符号の説明】
1:本体 11:アウタ
ーチューブ A:操作部 B:作動部 1’:コアコイル 2:ジョイ
ント金具(第1ジョイント金具)
3:ジョイント金具(第2ジョイント金
具) 12、13:レリー
ス挿通孔 11a:鍔部(アウターチューブの鍔部) 22、23:収
容凹部 21:回転案内用リング材 21a:鋭利
部 4:スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素系樹脂材で成形した可撓性を有す
    るアウターチューブ内に操作部からの押動力を作動部に
    伝達する金属材からなるコイル状のコアコイルを摺動可
    能に挿通させて本体を形成し、該アウターチューブの両
    端に周設した鍔部を操作部、作動部へのジョイント金具
    のレリース挿通孔回りに形成した収容凹部に収容し、該
    収容凹部内の上記鍔部とアウターチューブ外周面との間
    にアウターチューブに遊嵌する回転案内用リング材を介
    装し、前記ジョイント金具を回転案内用リング材に固定
    したことを特徴とする排水栓装置用レリース。
  2. 【請求項2】 上記回転案内用リング材端部がアウター
    チューブの鍔部に当接もしくは近接する鋭利形状に形成
    してあることを特徴とする請求項1記載の排水栓装置用
    レリース。
  3. 【請求項3】 上記作動部側の回転案内用リング材に一
    端を係止してアウターチューブの所望範囲に当接して巻
    回するスプリングを設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の排水栓装置用のレリース。
  4. 【請求項4】 上記フッ素系樹脂材が四フッ化エチレン
    樹脂材であることを特徴とする請求項1乃至3記載の排
    水栓装置用レリース。
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